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カテゴリー [ 進撃の巨人 SS ]

  • エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」 [2018年11月06日]
  • リヴァイ「束の間の」 [2018年01月19日]
  • エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」 [2018年01月13日]
  • アニ「王様ゲーム、ねぇ」 [2018年01月07日]
  • エレン「支配」 [2018年01月06日]

エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:40:47.46 mUbrwuVk0
845年

エレン「アルミン!外の世界の話、聞かせてくれよ!」

アルミン「うん!外の世界にはね・・・そういえばミカサがいないね」

エレン「ああ、なんか母さんの手伝いするらしいーー



「巨人だ・・・・・・!」



エレン「母さん!?今瓦礫を持ち上げ・・・この手、誰の手なんだよ・・・母さーー


エレン「駆逐してやる・・・!一匹・・・残らーー


エレン「アルミン、内地に行くのか?」

アルミン「うん。お爺ちゃんの持っていた外の世界の本が国には必要だって憲兵団の人が」

エレン「そうか。でも、巨人を駆逐するために必要なら仕方ねえよなーー


エレン「アルミン・・・なんで内地に行ったのに巨人に食われたことになってんだよ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515501647
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:42:03.61 mUbrwuVk0

ウォールシーナ

エレン「絶対に突き止めてやる・・・アルミンの死の真相を・・・!」

憲兵A「しっかし酷えよな。ガキが壁外の本を持ってただけで死刑なんて」

憲兵B「仕方ねえよ。このご時世にそんなもん持ってたら壁内に影響がある訳ねぇ。あれが世に出回ったら壁の外に探検に出るなんて馬鹿が現れねえとも限らねえ」

憲兵A「でもあんな本嘘くせえよな」

憲兵B「でも、国のトップがあんなに躍起になってガキまで[ピーーー]んだから、案外あるんじゃねえの?“海”っていう塩水が」

憲兵A「わっかんねえよな」

エレン「・・・・・・」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:42:55.05 mUbrwuVk0

846年

盗賊A「・・・そしたら憲兵の一人がよぉ、鉄砲を俺に向けやがるんだがまた鈍間でな?鉄砲構えてる間に間を詰めてナイフでちょっと腹に傷をつけるだけで逃げ出したんだぜ?おかげで金庫ごとかっぱらってきてやったぜ。笑えるだろ?」

盗賊B「ほんっと内地の奴らはやわだよなあちょっと鍛え直してやるか。・・・ぁ?んだあのガキ」

エレン「・・・・・・なぁあんたら、俺も鍛えてくれよ」

盗賊A「あ?」

エレン「俺の利益は全部やるからさ、な?いいだろ?」

盗賊B「・・・面白えガキだが利益は望めねえな、どうします?」

リーダー「良いじゃねえか。こいつの目、憎悪に満ちてやがる」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:43:40.26 mUbrwuVk0

盗賊A「エレン、次行くぞ」

エレン「ああ」

盗賊A「あとエレン、もう盗んだもんは横流ししなくて良い」

エレン「は?」

盗賊B「俺たちはお前の事、仲間って認めたって事だよ」

エレン「あのなぁ、これでも憲兵数人を一人で相手にできるようにまではなったんだ。これでも戦い方を教えてくれたお前らには感謝してるんだぜ?」

盗賊A「エレン・・・」

盗賊B「ったく、じゃあ今度内地で美味い飯と酒奢れ。それでお前はもう自分の利益は自分のものだ。わかったな?」

エレン「・・・恩にきる」

リーダー「お前ら行くぞ!次のターゲットは憲兵団の家だ。確か今憲兵団の大多数はウォールローゼに派遣されてるらしい。それとお前ら・・・・・・今回も死ぬなよ」

盗賊A「毎回毎回死ぬなよって言いますけど、大丈夫っすよ。エレンも今じゃ俺とため張れるくらい出しな」

リーダー「それでも、お前らには死んで欲しくねえからな」

盗賊B「リーダー・・・わかってるよ」

エレン「リーダーは自分の心配でもしてろっての。でも、ありがとなーー
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:44:21.22 mUbrwuVk0

リーダー「くそっ!まさか俺たちを狙った罠だったとはな・・・お前ら!盗んだもんは捨てて逃げろ!」

エレン「リーダーは!?」

リーダー「お前らを守るのが、俺の仕事だ。・・・行け!振り向くな!」

エレン「嫌だよ!リーダーを置いて行くなんて!」

リーダー「・・・エレンを連れて行け」

盗賊B「・・・リーダー、俺は

リーダー「頼む」

盗賊B「・・・しょうがねえ野郎だ。行くぞ!エレン」ガバッ

エレン「おい!離せよ!」

エレン「(これじゃあまるで、あの時のままじゃねえか)」

カルラ『エレン、逃げて』

ハンネス『・・・すまねえ』

エレン「ぁ・・・・・・ああああああああああああああああああああああああああーー
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:44:57.29 mUbrwuVk0

盗賊A「だいぶ殺ったな、エレン・・・」

エレン「・・・なんとか生き残れたな。これでリーダーの最期の願いを叶えられた訳だ」

盗賊A「エレン・・・」

盗賊B「・・・エレン、話がある」

エレン「なんだよ」

盗賊B「さっきこいつと話したんだがよ、お前、調査兵団に入らねえか?」

エレン「・・・は?」

盗賊A「実はよ、俺達元々、憲兵団だったんだ」

盗賊B「それでさ。巨人がウォールマリアに穴開けた年に、確か・・・アルレルトっつう爺さんの持ってた本が憲兵団の元へ渡ったんだ」

エレン「アルレルト!?」

盗賊A「ん?知り合いか?」

エレン「・・・その爺さんの孫と親友だった。憲兵団に殺されたけど」

盗賊A「・・・そうか、悪い。話の続きだがその本を少し立ち読みしたんだが、凄くてな、だが団長はそれを処分するって言ったんだ」

盗賊B「それにリーダーが反対して、すると国は反逆罪としてリーダーを死刑にするって言ったんだ」

盗賊A「その本は国家機密レベルのものだっつって」

盗賊B「だから俺たちは、逃げ出した」

盗賊A「エレン、お前は調査兵団に入って、とにかく巨人を殺せ。そして、この世界の謎を、解き明かすんだーー
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:45:41.05 mUbrwuVk0
850年

エレン「・・・・・・」パチ

エレン「・・・夢か」

ライナー「おっ、起きたかエレン。お前、魘されてたぞ?」

エレン「・・・悪い。昔の夢を見てた」

ライナー「そっ・・・か。悪い事を聞いたな」

エレン「いや、いいよ」

エレン「(結局、あいつらが調査兵団に入れって言ったのは、既に憲兵団にアジトの場所が割れてて、俺を逃がすためだったんだよな)」

エレン「今日、解散式だな」


キース「では、成績上位者10名を発表する。

首席、エレン・イェーガー

2番、ライナー・ブラウン

3番、ベルトルト・フーバー

4番、アニ・レオンハート

5番、ジャン・キルシュタイン

6番、マルコ・ポッド

7番、コニー・スプリンガー

8番、サシャ・ブラウス

9番、クリスタ・レンズ

10番、ユミル、以上だ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:46:21.12 mUbrwuVk0

解散式の夜

ジャン「なぁエレン、お前調査兵団に行くんだよな?」

エレン「あぁ」

ジャン「なんでお前憲兵団に入らねえんだ?」

エレン「そうか、お前憲兵団志望だもんな。俺は巨人が憎い。だが、それと同じくらい憲兵団の人間が嫌いだ」

ジャン「なんでだよ」

エレン「憲兵団ってよお、ガキを見殺しにするんだぜ?」

ジャン「は?何言ってんだお前?」

エレン「なんでもねえよ。とりあえず、壁の外を馬で駆けてみたい、からかな」

ジャン「そうか。・・・って、騙されねえよ。なんで憲兵団が嫌いな理由をはぐらかすんだよ」

エレン「・・・言いたくねぇ」

ジャン「んだよつれねえなあ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:46:53.86 mUbrwuVk0



ジャン「あの巨人が・・・エレンだと・・・?」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:47:59.46 mUbrwuVk0



キース「あの大岩で、壁の穴を塞げるな?」



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:48:41.88 mUbrwuVk0



エルヴィン「第57回壁外調査を開始する!」



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:49:13.14 mUbrwuVk0

リヴァイ「お前は間違ってない。やりたきゃやれ」

エレン「・・・・・・」

リヴァイ「俺にはわかる。コイツは本物の化け物だ。「巨人の力」とは無関係にな」

リヴァイ「どんなに力で押さえようとも、どんな檻に閉じ込めようとしても、コイツの意識を服従させることは」

リヴァイ「誰にもできない」

リヴァイ「お前と俺達との判断の相違は経験則に基づくものだ」

リヴァイ「だがな・・・」

リヴァイ「そんなもんはアテにしなくていい。選べ・・・」

リヴァイ「自分を信じるか」

リヴァイ「俺やコイツら、調査兵団組織を信じるかだ」

リヴァイ「ーー俺にはわからない」

リヴァイ「ずっとそうだ・・・」

リヴァイ「自分の力を信じても・・・信頼に足る仲間の選択を信じても・・・・・・結果は誰にもわからなかった」

リヴァイ「だから・・・まぁせいぜい・・・」

リヴァイ「悔いが残らない方を自分で選べ」

エレン「・・・・・・」

ペトラ「エレン」

ペトラ「・・・信じてーー
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:49:47.31 mUbrwuVk0

エレン「俺は、本当にあの時、選択を間違ってはいなかったのか?なぁーーアニ」

アニ「そんな事知らないよ。でも私は、これからもエレンと一緒に入れると思うと、素直に・・・うれしかったよ」

エレン「そうか・・・もう、失わないんだな」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:50:27.47 mUbrwuVk0


ペトラ「・・・信じて」

エレン「・・・・・・」

エレン「そんなの」

リヴァイ「ん?」

エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」

エレン「だって、裏切りは必ず俺の味方ですから」

リヴァイ「お前・・・何を言って

エレン「俺はーー化け物ですよ」

エレン「ずっとそうです。リーダーが憲兵団を裏切ったから、今があるし、あいつらを裏切ったから、今の俺がいる」

エレン「もう・・・失いたくないんですよ」

エレン「リヴァイ兵長だって、刃が15センチのナイフで刺せば死にます」

エレン「裏切らないには、脆すぎた」

リヴァイ「・・・それがお前の出した、答えなんだな?」

エレン「はい」

リヴァイ「・・・俺はお前の人生は知らねえが、同情してやるよ」

エレン「ッ・・・!」

エレン「俺は・・・」ピカァァァ

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:51:07.43 mUbrwuVk0

エレン「ライナー、ベルトルト、アニ」

ライナー「・・・」

ベルトルト「エレン・・・」

アニ「・・・」

エレン「俺の前から、いなくならないでくれよ?」



end
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:01:25.84 mUbrwuVk0
いやめちゃくちゃいいやん。乙
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:04:11.72 mUbrwuVk0
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:12:22.86 mUbrwuVk0
おいやめろ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:13:36.17 mUbrwuVk0
ゆほるよんこをつね。ぬほんほむほんそんね
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:14:58.59 mUbrwuVk0
やめろって
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:15:30.26 mUbrwuVk0
自演じゃないですよ。

リヴァイ「束の間の」

1 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


ガタガタと廊下の窓が震えた。
外はどうやら風が強いらしい。窓の隙間から入る冷気が静かな兵舎内を冷やしていた。

そんな冷たい風が吹く外から振り下ろされる槌の音がする。
あれを「地獄の処刑人」と名付けたのはハンジだったか。そう思い、リヴァイは窓から見える壁に目を向けた。

巨人を掃討する為に作られた通称「地獄の処刑人」。エレンの硬質化能力で生み出されたそれらは幾つも壁に設置された。
その威力はすさまじく、来年の春か夏頃には壁の外にいる巨人共を消し去ってしまえるかもしれない。
調査兵士が幾人か掛かりで一体の巨人に向かい、犠牲を出して殺していた。それが今では……。

余計な感傷を振り払うかのようにリヴァイは軽く頭を振ると書類仕事をこなすために長い廊下を歩いていった。
2 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


後ろにある窓が風で揺すられる中、机に向かうハンジは頭を掻き毟りながら書類仕事をこなしている。ここ暫く調査兵団は忙しい。
それはそうだろう。ほとんどの調査兵は亡くなり、残っているのは幹部が2名と新兵が7名だ。それだけの人数、しかもほとんどが新兵という状況で職務をこなさなければならない。

業務は滞るばかりで遅々として進まない。そんな状況が始めの頃は続いた。駐屯兵団や憲兵団から応援を寄越されもしたが全てを賄うのはさすがに無理がある。幹部2人への負担は大きかった。
このところようやく新兵達が仕事を覚え、役に立つようになり少しは落ち着いた。

余裕が少し出来たからだろうか。何やら部下の様子がおかしいとハンジは思った。
そわそわとし、ちらちらとリヴァイや自分を見やる。しかし話しかけてはこない。業務の事だろうかと考えるがそれらはちゃんと聞きに来るので恐らく違うのだろう。
業務以外の事を聞きたいのかそわそわそわそわ。口を開きかけてはやっぱりまずいかというように口を閉ざす。

忙しかったので放置していたがさすがにそろそろ訊ねた方が良いのだろうか? とハンジは軽く首を捻った。
自分達が忙しいと知っている為何か聞きあぐねているのだろう。このままではずっとそのそわそわを見せつけられることになってしまう。
3 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M

そろそろそのそわそわを解消してもいい頃か。最近はだいぶ楽になったしな、と考えていると扉を叩く音がした。
入室の許可を出すとそっと扉が開かれた。


「失礼します。あの、ハンジ団長」

「なんだい? ジャン」


入ってきたのは生き残った新兵の一人ジャンだ。恐る恐るといった体でハンジに話しかけてきた。
ジャンの後ろのまだ閉じられていない扉の隙間は満員御礼の様子。何かで負けてジャンが聞く係にでもなったのだろうか。
少々微笑ましく思いながら笑顔でジャンと向きあった。


「その……」


―――― その時出されたジャン達の提案に、ハンジは面白がりながら乗っかった。ジャン達は一抹の不安を覚えながらもハンジの協力の申し出に感謝を述べた。
4 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


ドアの外の気配が騒がしい。
実際は物音などほとんどしていないがリヴァイはそう感じた。

1、2、3……7……いや8人か?

気配の数を数えてみればそこにいる連中が誰かすぐにわかった。団長まで何をしてやがるのかとリヴァイは少し呆れた。

そっと扉に近づき、いきなり開いてみると雪崩のようにひよっこ共が流れ込んできた。
予測できたことだが埃が大きく舞う。馬鹿なことをしたとリヴァイは舌を打った。


「いきなり開けるなんて酷いねぇ」


一人扉から離れて様子を窺っていたらしいハンジが肩をすくめながら揶揄る。


「扉にへばりついている方が悪い。何の用だ」

「この子たちがそろそろ夕飯を食べないのかってリヴァイを呼びに来たんだよ。たまに遅く来ることがあるだろ? 心配だったみたいだよ」


それだけの為に全員で来るのか? と疑問を持ったが倒れて重なっている部下を見やり「そうか」と言って彼らを跨いで食堂へと向かった。そこを掃除しておけと言い残して。
5 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


いつもの食堂でいつものように食事をする。違うのは喧騒だ。食事時にくればガヤガヤと騒がしく笑い声も響いていた。
今はそれがない。変わりに聞こえるのは槌が地へ落ちる音。そろそろそれも途絶えるはずだ。あの槌の仕事は朝から夕までと決まっている。

掃除を終えたのか終えていないのかわからないが存外早く部下達が戻ってきた。各々何故か食事も摂らず、そわそわとこちらの様子を窺っている。
リヴァイは奇妙に思ったが部下達の近くでにやにやとしているハンジが目に入り、見ぬふりをすることにした。

リヴァイが最後の一匙のスープを口に入れると遠巻きにしていた部下達が慌ただしく席を立った。
何事だろうかと思っていると、


「す、すいません! そこで少々お待ちいただけるでしょうか!?」


両手を胸のあたりで広げ、その場で待機するようジャンに言われる。よくはわからないが一先ず従うことにする。
何やら必死でリヴァイを引きとめる役を担っているらしい。この寒いのにジャンの額からは汗が浮かんでいる。

その状態のままちらりと厨房を見て、またリヴァイに視線を戻し、すぐに逸らす。それを幾度繰り返しただろうか。
ふわりと良い香りが鼻を掠めた。
6 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


「お待たせしました!」

「遅ぇよ!」


サシャが厨房から出てくると必死だったジャンが叫ぶように声を裏返しながら返事をした。


「ジャンに言ってません」

「俺も待ってたんだよ! なんで俺一人だ! みんなで行くこたねぇだろ!!」

「うるせぇぞ、ジャン」

「負けたのはジャンだろ」
7 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


サシャの後から出てきたコニーとフロックが畳みかける。何かで負けたジャンがリヴァイを引きとめる役を請け負っていたようだ。


「なんで俺ばっかり……ハンジさ、団長に日にちを確認しに行くのも俺だったのに……」


どうやら負けてばかりらしい。災難だなとリヴァイは少々ジャンに同情した。


「どうぞ、リヴァイ兵長」


満面の笑みでサシャがリヴァイの前にカップを置いた。
そこには紅茶がそそがれていた。
8 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


「これも……どうぞ」


いつの間にかひっそりとやってきたミカサがケーキをリヴァイの前に置いた。
それをサシャが今にもよだれを垂らしそうにしながら見ている。ミカサはそんなサシャを真顔で見つめ手を出さぬよう威嚇しているように見えた。


「ごめんよ、ジャン。一人にしちゃって。紅茶は僕が淹れてたものだから」

「アルミンはそれが役目だろ。あとサシャとミカサも役割が決まってたし。その他の連中だ!」

「わりっ。俺ケーキ見たかったし」


ジャンの文句にコニーはそう返す。ジャンはコニーに言っても無駄かと残り二人を睨むが……フロックは気まずい思いがあるのだろうし、エレンは……。
9 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


「ケーキか。子供の頃以来かもしれねぇな」

「カルラおばさんが作ってくれたこともある」

「ああ、あったねぇ。僕も食べたことあるよ」

「エレン! てめぇはここに残ってろよ!!」


気を遣おうとしたところに楽しげに会話を繰り広げる幼馴染三人を見てジャンは怒鳴った。


「いきなりなんだよ。ジャンの役目だろ」

「そうだが全員厨房に行く必要もねぇだろうが!」


ぎゃあぎゃあとエレンとジャンが騒ぐ様子を見てハンジは腹を抱えて大笑いをしている。
騒がしい、とリヴァイは思った。
10 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


「今日はリヴァイ兵長の……じゅるり、誕生日と聞いて、じゅるっですね」


時折よだれをすするように説明をし始めたサシャをリヴァイは眉間にシワを寄せて見やる。傍から見れば睨みつけているように、というか睨みつけている。


「サシャ、ケーキは私達の分も用意してある。落ち着いて」


サシャの様子にさすがに止めなければと思ったのかミカサが間に入ってきた。
ハンジは相変わらず笑い転げている。


「えっと、大きく祝うのは嫌かもしれないと思ったのでせめて紅茶とケーキをと思いまして用意しました。ケーキ、大丈夫でしたか?」

「……ああ、問題無い」


見かねたアルミンが変わって説明をする。それでようやくリヴァイはどういうことなのか知ることができた。
このところそわそわとしていたのもいきなり夕飯だと呼びに来たのもこの為だったのかと。
11 : ◆uSEt4QqJNo vrZuEj5M


「良かったです。リヴァイ兵長、お誕生日おめでとうございます」

「おめでとうございます! 兵長!」


アルミンを皮切りにサシャが後を追い、皆が口々に祝いの言葉を述べた。
ハンジは少し遠巻きに口許を綻ばせながらそれを眺めていた。


「ああ……ありがとう」


無表情に見えるがリヴァイは本当に有難く思い、礼を返した。
その辺りでサシャの限界が近づいたので皆にもケーキと紅茶が配られ、食堂は少しばかり騒がしく、暖かくなった。

結露で曇った窓からは白い雪がちらほらと落ちる様子がぼやけて見える。
食堂の喧騒を背に、薄ぼんやりとしたその雪を眺めながらリヴァイは紅茶を口にした。



エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:40:47.46 mUbrwuVk0
845年

エレン「アルミン!外の世界の話、聞かせてくれよ!」

アルミン「うん!外の世界にはね・・・そういえばミカサがいないね」

エレン「ああ、なんか母さんの手伝いするらしいーー



「巨人だ・・・・・・!」



エレン「母さん!?今瓦礫を持ち上げ・・・この手、誰の手なんだよ・・・母さーー


エレン「駆逐してやる・・・!一匹・・・残らーー


エレン「アルミン、内地に行くのか?」

アルミン「うん。お爺ちゃんの持っていた外の世界の本が国には必要だって憲兵団の人が」

エレン「そうか。でも、巨人を駆逐するために必要なら仕方ねえよなーー


エレン「アルミン・・・なんで内地に行ったのに巨人に食われたことになってんだよ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515501647
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:42:03.61 mUbrwuVk0

ウォールシーナ

エレン「絶対に突き止めてやる・・・アルミンの死の真相を・・・!」

憲兵A「しっかし酷えよな。ガキが壁外の本を持ってただけで死刑なんて」

憲兵B「仕方ねえよ。このご時世にそんなもん持ってたら壁内に影響がある訳ねぇ。あれが世に出回ったら壁の外に探検に出るなんて馬鹿が現れねえとも限らねえ」

憲兵A「でもあんな本嘘くせえよな」

憲兵B「でも、国のトップがあんなに躍起になってガキまで[ピーーー]んだから、案外あるんじゃねえの?“海”っていう塩水が」

憲兵A「わっかんねえよな」

エレン「・・・・・・」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:42:55.05 mUbrwuVk0

846年

盗賊A「・・・そしたら憲兵の一人がよぉ、鉄砲を俺に向けやがるんだがまた鈍間でな?鉄砲構えてる間に間を詰めてナイフでちょっと腹に傷をつけるだけで逃げ出したんだぜ?おかげで金庫ごとかっぱらってきてやったぜ。笑えるだろ?」

盗賊B「ほんっと内地の奴らはやわだよなあちょっと鍛え直してやるか。・・・ぁ?んだあのガキ」

エレン「・・・・・・なぁあんたら、俺も鍛えてくれよ」

盗賊A「あ?」

エレン「俺の利益は全部やるからさ、な?いいだろ?」

盗賊B「・・・面白えガキだが利益は望めねえな、どうします?」

リーダー「良いじゃねえか。こいつの目、憎悪に満ちてやがる」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:43:40.26 mUbrwuVk0

盗賊A「エレン、次行くぞ」

エレン「ああ」

盗賊A「あとエレン、もう盗んだもんは横流ししなくて良い」

エレン「は?」

盗賊B「俺たちはお前の事、仲間って認めたって事だよ」

エレン「あのなぁ、これでも憲兵数人を一人で相手にできるようにまではなったんだ。これでも戦い方を教えてくれたお前らには感謝してるんだぜ?」

盗賊A「エレン・・・」

盗賊B「ったく、じゃあ今度内地で美味い飯と酒奢れ。それでお前はもう自分の利益は自分のものだ。わかったな?」

エレン「・・・恩にきる」

リーダー「お前ら行くぞ!次のターゲットは憲兵団の家だ。確か今憲兵団の大多数はウォールローゼに派遣されてるらしい。それとお前ら・・・・・・今回も死ぬなよ」

盗賊A「毎回毎回死ぬなよって言いますけど、大丈夫っすよ。エレンも今じゃ俺とため張れるくらい出しな」

リーダー「それでも、お前らには死んで欲しくねえからな」

盗賊B「リーダー・・・わかってるよ」

エレン「リーダーは自分の心配でもしてろっての。でも、ありがとなーー
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:44:21.22 mUbrwuVk0

リーダー「くそっ!まさか俺たちを狙った罠だったとはな・・・お前ら!盗んだもんは捨てて逃げろ!」

エレン「リーダーは!?」

リーダー「お前らを守るのが、俺の仕事だ。・・・行け!振り向くな!」

エレン「嫌だよ!リーダーを置いて行くなんて!」

リーダー「・・・エレンを連れて行け」

盗賊B「・・・リーダー、俺は

リーダー「頼む」

盗賊B「・・・しょうがねえ野郎だ。行くぞ!エレン」ガバッ

エレン「おい!離せよ!」

エレン「(これじゃあまるで、あの時のままじゃねえか)」

カルラ『エレン、逃げて』

ハンネス『・・・すまねえ』

エレン「ぁ・・・・・・ああああああああああああああああああああああああああーー
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:44:57.29 mUbrwuVk0

盗賊A「だいぶ殺ったな、エレン・・・」

エレン「・・・なんとか生き残れたな。これでリーダーの最期の願いを叶えられた訳だ」

盗賊A「エレン・・・」

盗賊B「・・・エレン、話がある」

エレン「なんだよ」

盗賊B「さっきこいつと話したんだがよ、お前、調査兵団に入らねえか?」

エレン「・・・は?」

盗賊A「実はよ、俺達元々、憲兵団だったんだ」

盗賊B「それでさ。巨人がウォールマリアに穴開けた年に、確か・・・アルレルトっつう爺さんの持ってた本が憲兵団の元へ渡ったんだ」

エレン「アルレルト!?」

盗賊A「ん?知り合いか?」

エレン「・・・その爺さんの孫と親友だった。憲兵団に殺されたけど」

盗賊A「・・・そうか、悪い。話の続きだがその本を少し立ち読みしたんだが、凄くてな、だが団長はそれを処分するって言ったんだ」

盗賊B「それにリーダーが反対して、すると国は反逆罪としてリーダーを死刑にするって言ったんだ」

盗賊A「その本は国家機密レベルのものだっつって」

盗賊B「だから俺たちは、逃げ出した」

盗賊A「エレン、お前は調査兵団に入って、とにかく巨人を殺せ。そして、この世界の謎を、解き明かすんだーー
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:45:41.05 mUbrwuVk0
850年

エレン「・・・・・・」パチ

エレン「・・・夢か」

ライナー「おっ、起きたかエレン。お前、魘されてたぞ?」

エレン「・・・悪い。昔の夢を見てた」

ライナー「そっ・・・か。悪い事を聞いたな」

エレン「いや、いいよ」

エレン「(結局、あいつらが調査兵団に入れって言ったのは、既に憲兵団にアジトの場所が割れてて、俺を逃がすためだったんだよな)」

エレン「今日、解散式だな」


キース「では、成績上位者10名を発表する。

首席、エレン・イェーガー

2番、ライナー・ブラウン

3番、ベルトルト・フーバー

4番、アニ・レオンハート

5番、ジャン・キルシュタイン

6番、マルコ・ポッド

7番、コニー・スプリンガー

8番、サシャ・ブラウス

9番、クリスタ・レンズ

10番、ユミル、以上だ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:46:21.12 mUbrwuVk0

解散式の夜

ジャン「なぁエレン、お前調査兵団に行くんだよな?」

エレン「あぁ」

ジャン「なんでお前憲兵団に入らねえんだ?」

エレン「そうか、お前憲兵団志望だもんな。俺は巨人が憎い。だが、それと同じくらい憲兵団の人間が嫌いだ」

ジャン「なんでだよ」

エレン「憲兵団ってよお、ガキを見殺しにするんだぜ?」

ジャン「は?何言ってんだお前?」

エレン「なんでもねえよ。とりあえず、壁の外を馬で駆けてみたい、からかな」

ジャン「そうか。・・・って、騙されねえよ。なんで憲兵団が嫌いな理由をはぐらかすんだよ」

エレン「・・・言いたくねぇ」

ジャン「んだよつれねえなあ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:46:53.86 mUbrwuVk0



ジャン「あの巨人が・・・エレンだと・・・?」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:47:59.46 mUbrwuVk0



キース「あの大岩で、壁の穴を塞げるな?」



11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:48:41.88 mUbrwuVk0



エルヴィン「第57回壁外調査を開始する!」



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:49:13.14 mUbrwuVk0

リヴァイ「お前は間違ってない。やりたきゃやれ」

エレン「・・・・・・」

リヴァイ「俺にはわかる。コイツは本物の化け物だ。「巨人の力」とは無関係にな」

リヴァイ「どんなに力で押さえようとも、どんな檻に閉じ込めようとしても、コイツの意識を服従させることは」

リヴァイ「誰にもできない」

リヴァイ「お前と俺達との判断の相違は経験則に基づくものだ」

リヴァイ「だがな・・・」

リヴァイ「そんなもんはアテにしなくていい。選べ・・・」

リヴァイ「自分を信じるか」

リヴァイ「俺やコイツら、調査兵団組織を信じるかだ」

リヴァイ「ーー俺にはわからない」

リヴァイ「ずっとそうだ・・・」

リヴァイ「自分の力を信じても・・・信頼に足る仲間の選択を信じても・・・・・・結果は誰にもわからなかった」

リヴァイ「だから・・・まぁせいぜい・・・」

リヴァイ「悔いが残らない方を自分で選べ」

エレン「・・・・・・」

ペトラ「エレン」

ペトラ「・・・信じてーー
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:49:47.31 mUbrwuVk0

エレン「俺は、本当にあの時、選択を間違ってはいなかったのか?なぁーーアニ」

アニ「そんな事知らないよ。でも私は、これからもエレンと一緒に入れると思うと、素直に・・・うれしかったよ」

エレン「そうか・・・もう、失わないんだな」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:50:27.47 mUbrwuVk0


ペトラ「・・・信じて」

エレン「・・・・・・」

エレン「そんなの」

リヴァイ「ん?」

エレン「俺にだってわからないですよ、兵長」

エレン「だって、裏切りは必ず俺の味方ですから」

リヴァイ「お前・・・何を言って

エレン「俺はーー化け物ですよ」

エレン「ずっとそうです。リーダーが憲兵団を裏切ったから、今があるし、あいつらを裏切ったから、今の俺がいる」

エレン「もう・・・失いたくないんですよ」

エレン「リヴァイ兵長だって、刃が15センチのナイフで刺せば死にます」

エレン「裏切らないには、脆すぎた」

リヴァイ「・・・それがお前の出した、答えなんだな?」

エレン「はい」

リヴァイ「・・・俺はお前の人生は知らねえが、同情してやるよ」

エレン「ッ・・・!」

エレン「俺は・・・」ピカァァァ

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 21:51:07.43 mUbrwuVk0

エレン「ライナー、ベルトルト、アニ」

ライナー「・・・」

ベルトルト「エレン・・・」

アニ「・・・」

エレン「俺の前から、いなくならないでくれよ?」



end
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:01:25.84 mUbrwuVk0
いやめちゃくちゃいいやん。乙
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:04:11.72 mUbrwuVk0
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:12:22.86 mUbrwuVk0
おいやめろ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:13:36.17 mUbrwuVk0
ゆほるよんこをつね。ぬほんほむほんそんね
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:14:58.59 mUbrwuVk0
やめろって
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 22:15:30.26 mUbrwuVk0
自演じゃないですよ。

アニ「王様ゲーム、ねぇ」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 14:44:41.13 jW1qmt5a0
ジャン「ええー王様ゲームをやります。メンバーはこちらの10名、まず一人目!私馬面こと、ジャァァァァン!キルシュタイィィィン!」

ジャン「二人目は!本編の主人公、エレェェェェェン!イェェェェェg

エレン「長ぇ。メンバーは俺、アルミン、ミカサ、アニ、ジャン、コニー、サシャ、クリスタ、ユミル、ライナー、ベルトルトの11名でいいよな?」

アルミン「そうだね」

エレン「この11名で王様ゲームをします」

ジャン「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515131080
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 14:50:56.26 jW1qmt5a0
エレン「え?マルコ?確かに時系列的に言えば訓練兵時代でマルコは生きてるけど、影薄いからね。おっけー?はいでは始めます」

ミカサ「(これでエレンと・・・)」

ライナー「(これで女神クリスタと・・・)」

ペロスペロー「(これでアニと・・・ってペロスペロー??」

アニ「うるさい」

ペロスペロー「」

アニ「(これでエレンと・・・・・・くだらない)」/////

ユミル「クリスタマジ天使」

クリスタ「(ユミルマジでうざい。口には出さないけどね!てへっ☆)」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 14:55:09.06 jW1qmt5a0
一同「王様だーれだ!」

エレン「俺だ!」

ミカサ「エレン、私はさn

アニ「番号言うのはルール違反、だよねアルミン」

アルミン「だめだよミカサ」

ミカサ「チッ」

エレン「じゃあ3番と8番が年齢に見合わないディープキス!(ありがとよミカサ、番号教えてくれて)」ニヤッ

ミカサ「」

ミカサ「」

ライナー「お、俺が8番だ・・・」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 14:59:21.86 jW1qmt5a0
ミカサ「・・・ライナー、死んd

エレン「だめだぞミカサ、王様の命令は?」

ミカサ「・・・・・・エr

エレン「王様の命令は!」

ミカサ「・・・・・・絶対」

エレン「さぁ、ライナー!キスしたまえ!」

ライナー「悪いミカs

エレン「早く」フタリノアタマモツ

ミカライ「」ブチュ-

ミカライ「」

一同「ひでぇ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 15:06:01.34 jW1qmt5a0
ジャン「ミカサァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!???」

アルミン「二人とも放心状態だから適当に引かせて次行こうか」

一同「王様だーれだ!」

ユミル「お、私だ(きたーーー!これでクリスタと)」ゲヘゲヘ

クリスタ「気持ち悪(もーユミル!早く命令しなよ!)」

アルミン「クリスタ、言葉と心が逆になってるよ」

クリスタ「しまった!思わず本音が!」

ユミル「」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 15:13:34.76 jW1qmt5a0
ユミル「」

ユミル「」

ユミル「・・・・・・・・・・1番と7番がハイタッチ」シュン

一同「(・・・・・・命令がかわいい)」

アルミン「い、いぇーい」パチ

ライナー「」パチ

一同「王様だーれだ!」

ジャン「俺だ!」

ジャン「(今のミカサは放心状態、つまり無抵抗!何してもおっけーだよなぁ!ミカサは今うなだれているため、何番か確認可能、おっ!4番か)王様と4番がキス!」

ミカサ「エレン!助けて!」フッカツ

エレン「王様の命令は絶対なんだぜー」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 15:18:22.26 jW1qmt5a0
ジャン「(復活したか、でも抵抗するミカサに無理やりキスもまた乙)み、ミカサ!行くぞ!」

ミカサ「嫌だ!エレンの為のファーストキスを奪われたのに二回目までエレンじゃないなんて!しかもこの馬面が二回目なんて!嫌だ、お願い!助けて!」

エレン「ミカサ・・・」

ミカサ「エレン・・・」

エレン「王様の命令は絶対なんだよぉぉぉぉぉぉぉ」

ミカサ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ジャン「ミカサの罵倒、最高だ・・・」ビクンビクン

ミカサ「」

一同「王様だーれだ!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 15:25:43.67 jW1qmt5a0
アニ「私だね(やった!)」

アニ「じゃあ、王様と2番がキス(エレン恋!間違えた、エレン来い!)」

エレン「お、俺が2番だ」/////

アニ「来たァァァァァァァァァァァァ!!!!」

一同「・・・・・・」

アニ「」

エレン「い、いくぞ、アニ」/////

アニ「う、うん」/////

エレアニ「」チュ

エレアニ「」/////
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 15:53:45.30 jW1qmt5a0
ライナー「」(何あそこの二人だけ純愛したんだよ。殉愛しろよクソが)

一同「王様だーれだ!」

クリスタ「私だ!」

ライナー「」(結婚しよ)

クリスタ「じゃあ」

エレアニ「」イチャイチャキャッキャッウフフ

クリスタ「うーん、そうだなぁ」

ライナー「」(結婚しよ)

エレアニ「」イチャイチャバンゴウチラッ

クリスタ「(エレンは11番かぁ)じゃあ王様が11番の膝に座る!」

一同「」

エレアニ「」

エレン「・・・俺が11番だ・・・」

アニ「エレン・・・仕方ないよ。王様の命令は絶対、それが、宿命だよ・・・」

エレン「悪い・・・」

一同「(く、黒い!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 16:11:18.74 jW1qmt5a0
クリスタ「やったー!」ボフン

エレン「軽っ!(ミカサには悪い事したな)」

アニ「エレン?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エレン「わ、悪い。クリスタ、いつまで続ければいい?」

クリスタ「ゲームが終わるまで!(居心地いいなー)」

一同「王様だーれだ!」

アルミン「お、僕だね」

アルミン「じゃあ」

ゲスミン「1番が公開[田島「チ○コ破裂するっ!」]!」

一同「」

ミカサ「い」

ゲスミン「い?」

ミカサ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

エレン「ミカサ、王様の命令は、絶対だぜ」キリッ

ミカサ「いくゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」フッシャァァァァァ

エレン「ええ」ヒキッ

ジャン「ミカサァァァァァァァァァァァァ」ドピュルルルルルル

エレン「ええ」ヒキッ

クリスタ「うわぁ」/////(天使とは、ここで照れるもの!)

エレン「ひでぇな」ナデナデ

クリスタ「(こ、こいつ!天然ジゴロ!この天使の私がぁぁぁぁぁぁぁぁ堕とされるぅぅぅぅぅ!)」/////

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 16:20:26.86 jW1qmt5a0
アニ「むぅ」ムスッ

ルトトトル「(アニかわえええええええ!!!!てか出番久しぶりィィィィィィィィィィィィ!!!!」

アニ「うるさい」ドゴォォォ

ベロリンガ「」チ-ン

エレン「アルミンえげつねぇな・・・そういやサシャとコニーがいねぇな」

アルミン「ああ、それなら」

もわわわわーん

一同「王様だーれだ!」

一同「」ガヤガヤガヤガヤ

コニー「あれ?そういや俺今何したんだ?おしっこ行こっと」

もわわわわーん

アルミン「それ以降コニーは見ていないね」

エレン「じゃあサシャは?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 16:28:11.00 jW1qmt5a0
アルミン「ああ、サシャは」

もわわわわーん

一同「王様だーれだ!」

一同「」ガヤガヤガヤガヤ

サシャ「よく考えればこの確率でパァンを貰える確率は低いですね。食料庫でも漁りに行きましょう!」

もわわわわーん

アルミン「それ以降、僕はサシャを見ていないね」

エレン「そうか、じゃあ時間も時間だし次で最後にするか」

一同「王様だーれだ!」

アニ「王様ゲーム、ねぇ。よくできたもんだね。じゃあ最後に、王様は命令を三つにする」

一同「は?」

エレン「そんなのアリなのか?」

アルミン「ルール上、自身に命令を課すことは許されている。王様と何番が〜とかね。だからこれもアリだ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 16:36:32.04 jW1qmt5a0
アニ「じゃあ二つ目だね、二つ目は1番から10番まで誰が持っているか見せる」

一同「」アニニクジヲミセル

アニ「じゃあ三つ目は、ご、5番が王様に告白する」/////

アルミン「そうか、この為にアニは命令を増やし、エレンの番号を知った。そしてエレンに告白させる」

エレン「ご、5番は俺だ。じゃあアニ、こんな形になっちまったけどずっと好きでした!俺と付き合ってください!」

アニ「し、しょうがないね」/////

エレン「アニ・・・」

アニ「エレン・・・」

エレアニ「」チュ
14 :saga 2018/01/05(金) 16:43:50.54 jW1qmt5a0
こうして、今回行われた王様ゲームは幕を閉じた。

このゲームは104期訓練兵の成績上位者に大きく爪痕を残す。

エレンとアニは男女交際を始め、ミカサはエレン以外の男子二人と無理やりキスをさせられ、さらに公開[田島「チ○コ破裂するっ!」]をさせられ、自殺した。一方ジャンはミカサの死体の腕を回収し、毎日のように腐敗しつつある手で[田島「チ○コ破裂するっ!」]をしている。

そして僕は、

アルミン「ごめん!待った?」

ユミル「・・・待った。罰ゲームな」

アルミン「ば、罰ゲーム?」

ユミル「罰として、今日一日中手を繋ぐこと」

アルミン「はは!それじゃご褒美だね!」もうすぐエレンとアニも来ると思うけど」

エレン「悪い!遅れた」

アニ「ごめん」

アルミン「まあいいよ、それより早く行こう!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 16:49:52.89 jW1qmt5a0
アルミン「今日のダブルデート、楽しみにしてたんだ!」

僕は傷心のユミルを宥め、そのうちにどちらから告白するとも無く、交際を始めた。そして、ハンナとフランツに次ぐ公認カップルとして、エレンとアニ、僕とユミルが名乗りをあげる事となる。

あの王様ゲームが生んだ傷は決して浅くはない。だけど、王様ゲームが生んだのは傷だけではないのだ。

こうして、なんでもない今日を生きて行く。僕達らしい明日を生きて行く!僕の場合はユミルと一緒に!

そして王様ゲームは、またどこかで行われる。

ミーナ「王様ゲームしようよ!」



おわる

エレン「支配」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 19:09:39.16 F3nklvaK0
第104期訓練兵団解散式の一週間前

アルミン「あと一週間で解散式なのに、こんな大々的に訓練兵を集めるなんて、一体なんだろうね」

エレン「・・・さぁな。俺にはお前の名前をバカみたいな名前と称するスキンヘッドの教官の考えはわからない」

アルミン「あはは・・・それよりミカサは?」

エレン「・・・」

エレン「そう言えばいないな。あいつなら真っ先に駆けつけて来るのに」

アルミン「・・・・・・エレン?なぜ君は今、笑ってるの・・・?」

エレン「あ?笑ってなんか

キース「注目!!!!」

アルミン「教官だ」

エレン「・・・」

キース「来週貴様ら訓練兵は三つの兵団に別れる事になる。しかし、それを果たすことのできない者が一名いる。

この言葉の意味を理解できる者が何名いるかわからないが、よく聞け」

アルミン「(ミカサがいない事と関係があるのかな)」

エレン「・・・」

キース「今朝、ミカサ・アッカーマンの死体が馬小屋で発見された」

どよめく訓練所、僕はこの場にいないミカサとキース教官の言葉の意味が未だに合致しない。

ジャン「うそ・・・・・・だろ?」

ライナー「ミカ・・・・・・サが?」

エレン「・・・今、あのおっさん何つった?」

キース「静まれ!!!!貴様らが騒ぐのもわかる。だから今日は寮へ戻り、頭の整理を設け、二日後に、事件の詳細を発表する。

それと、現段階で判明している成績上位十名と、アルミン・アルレルトはこの場に残れ」

口々に心中を吐露しながら寮へ戻って行く訓練兵

エレン「・・・ぁ・・・ミカ・・・サ」ポロポロ

僕は隣にいるエレンの涙を見て、心にかかる霧が濃くなるのを直に感じる。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514110178
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 19:27:50.56 F3nklvaK0
教官室に集まったミカサを除く成績上位九名と僕はキース教官の後ろ姿を見て、その大きすぎる背中を目の当たりにする。

サシャ「なぜ、私は涙が流れないのでしょう?私は・・・仲間が死んでも涙を流せない程に

コニー「黙れ。お前だけじゃねえよ。巨人に喰われたのを見たわけでもねぇし、よりによってあのミカサだ。死んだなんて、未だに思えねぇよ」

サシャ「ジャンは、あんなに泣いているのに」

ジャン「なんだって・・・巨人以前に人が殺されてんだよ!!」グスッエッグ

アニ「・・・・・・」

ベルトルト「・・・まさかね」

ライナー「・・・あぁ」

マルコ「・・・おそらく、教官はミカサが殺されたと見ているんだろうね。それで

ジャン「なんでお前はそんなに冷静なんだよ!!!ミカサが死んだんだぞ!!!」

マルコ「ここで冷静にならなきゃ誰が冷静になるんだよ!!!君だけが悲しいわけじゃないんだぞ!!!」

ジャン「ぁ・・・・・・」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 19:47:58.89 F3nklvaK0
エレン「・・・・・・こんな時まで突っかかってくんなよ」

その時ジャンが見たエレンの姿は、くしゃくしゃな髪の毛に虚ろな目、そして、何か心の奥に感情を秘めた物を感じたと言う。

コニー「でも、なんで成績上位十名とアルミンが呼ばれてんだ?」

エレン「九名だろ・・・・・・多分、教官は訓練兵の中に犯人がいると睨んでる。でも、あのミカサだ。ミカサを[ピーーー]なんて出来っこない。

でも、俺ら成績上位なら、不意打ちでもすれば可能性はある。あー、言いたい事がまとまんねぇ、アルミン」

アルミン「エレンの言いたい事はこう言う事だろう?訓練兵の中で最もミカサを殺せる可能性の高い、ミカサに近いとでも言うべきかな。

それが君達九人だ。

僕が呼ばれた理由は、そうだな。自分で言うのは何だけど、座学一位の僕は犯人を捜す、と言うことかな?」

エレン「何れにせよ、訓練兵の中から容疑者を絞る前に、比較的交流のある成績上位の人から話を聞くのも悪いことじゃない。一石二鳥ってやつだ」

コニー「・・・エレンって頭良かったっけ?」ガチャ

扉が開くと、そこにはキース教官と憲兵2名に調査兵団のハンジ・ゾエ分隊長がいた。

アルミン「失礼ですが、そちらにいらっしゃるのはハンジ分隊長ですよね?なぜ調査兵団の方が此処へ?」

ハンジ「あぁ、私、頭良いからね。たまに内地で起こる殺人事件とか手伝ったりしてるんだ。アルミン・アルレルト訓練兵、話は聞いてるよ?君の考えを聞かせてもらいたい」

アルミン「・・・今の段階で、ですか?」

ハンジ「今の段階で、少ない情報で、だよ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 20:57:09.30 F3nklvaK0
アルミン「・・・わかりました。まず、昨日の時点で、ミカサとは、寝る前まで話をしていました。

ミカサの死体が発見されたのは、今朝と言っていましたね。

つまり、僕の知る限りで死亡時刻は、就寝前の午後10時から今朝、今朝を指すのは、教官が訓練兵を集める前、と言うことになりますから、午前8時以前、つまり、死亡時刻は午後10時から午前8時の間になります。

ここに、最後にミカサを確認したであろうミカサと同じ部屋の女子が確認した時刻から午前8時までがミカサの死亡時刻となり・・・・・・ま・・・す」ポロポロ

ハンジ「・・・辛かったね、ありがとう。今、アルミンが言った通り、私は殺人事件だと睨んでる。

そして、犯人はこの中にいると言うことも。

まず、凶器だけど、ミカサの頭部に鋭利な刃物でえぐられた跡が二箇所」

ジャン「ぅっ・・・ぐ」オエッ

エレン「・・・」

エレンの握られた拳からは血が数的垂れていた。部屋にはエレンの奥歯が砕かれる音が響く。

ハンジ「それに、腹部には同じ刃物と思われる刺し傷が15箇所見られた。これはもう、憎悪に近いものを感じる」

ライナー「許せねぇ」

アニ「・・・」

ハンジ「まぁ、凶器はブレードだよ。その傷跡に、一切躊躇がない。これは、快楽殺人者かミカサに相当恨みがあるようだね」

コニー「ミカサは、無口で無愛想だけど、人に恨みを買うようなやつじゃないってのは、俺たちが一番知ってます」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 10:23:25.85 jW1qmt5a0
憲兵「失礼します」コンコン

ハンジ「来たか」

憲兵「」ゴニョゴニョ

新たに入って来た憲兵がハンジさんに耳元で何かを伝えている。

ハンジ「今、ミカサの死亡時刻が判明した。死亡時刻は、血液の固まり具合と傷跡から見て、午前1時58分だそうだ。

今から、個人で事情聴取を行う。アルミン以外は部屋へ戻っていてくれ。ではまず、ミカサと親しいエレン、君からだ」

取調室

アルミン「エレン、遅いですね」

ハンジ「そうだね」

アルミン「・・・」

アルミン「分隊長は、なぜ僕を疑わないのでしょう?ミカサとは超大型巨人が出現する前から交流があります。だから疑わないのでしたら、エレンを容疑者に入れるのはおかしい」

ハンジ「身体能力的に無理でしょ。ミカサには刺し傷しかなかった。君はあんなにわかりやすい殺し方はしないだろ?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 10:56:33.53 jW1qmt5a0
アルミン「・・・ですが

エレン「失礼します」ガチャ

ハンジ「よく来たね。それでは事情聴取を始める。・・・アルミン、話はまた後で」

アルミン「・・・はい」

ハンジ「エレン、まず君には犯行時刻、つまり、午前2時ごろ、君は何をしていたかな?」

エレン「・・・夜中目が覚め、喉が渇いていたので水を飲もうと食堂へ行き、確認したのが一時でした。それから、目が冴えてしまったので、自主練をしていました。寝たのは午前3時程度だったかと」

ハンジ「それを証明する物、もしくは人物は?」

エレン「午前1時33分、時計を見てすぐに自主練をしていたであろうライナーとすれ違いましたが、犯行時刻でのアリバイはありません」

ハンジ「食堂は寮から少し離れてるもんね。目が冴えるのもわかるよ。今年は調査兵団志願者が多いからね。自主練かぁ。真面目だね」

アルミン「(エレンの演説が効いたからなぁ)」

ハンジ「まぁ、君は最初からあまり疑ってはいないけどね。ありがとう。次ライナーを読んで来てくれるかな?」

エレン「わかりました」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 10:54:19.27 fFt7UFfF0
ライナー「失礼します」ガチャ

ハンジ「入っていいよー」

ハンジ「では事情聴取を始めるよ」

ライナー「はい、俺は就寝時から四時間ほど自主練をしていました。その日は特に訓練が厳しかったようですが、俺は何文、怪我の療養期間だったもので、体が鈍ってしまうと思い、自主練していました」

ハンジ「誰かとすれ違ったのかはないかな?」

ライナー「はい、確か一時すぎだったか、よく見ていませんでしたが、食堂でエレンとすれ違いました。少し立ち話をしましたが、一緒に訓練をしようとは思いませんでしたね」

ハンジ「つまり、就寝時の22時から4時間、犯行時刻に眠りについたと」

ライナー「はい」

ハンジ「それを証明するものは?」

ライナー「エレンとすれ違ったっきりは」

ハンジ「ありがとう。では次にベルトルトを読んで来てくれるかな?」

ライナー「わかりました」



ハンジ「食堂から馬小屋まで歩いて1時間、走って40分程度、ライナーは時刻を正確には覚えていなかったようだけど、エレンは時刻をしっかり確認していた。

つまり、必然的にエレンとライナーは馬小屋まで走っても犯行時刻に間に合わない」

アルミン「ええ。ですがーー
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 11:07:13.51 fFt7UFfF0
ベルトルト「失礼します」ガチャ

ハンジ「うん、じゃあ早速だけど事情聴取を始めるーー

それからハンジさんはベルトルトを始め、コニー、ジャン、マルコ、アニ、サシャ、クリスタに事情聴取を行うも、皆口々に〜その日の訓練が厳しく〜と並べ、寝ていたと証言した。

ハンジ「君も昨日は寝ていたのかい?アルミン」

アルミン「はい、僕は標準より体力が満たないので、今も筋肉痛です。昨日は休んでいました」

ハンジ「そうか・・・成績上位陣から目星を外すべきか・・・いや」

ハンジ「やっぱり成績上位者に絞るべきだろうね」

アルミン「・・・そうですね」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 11:48:18.29 fFt7UFfF0
ハンジ「私はね、この事件を解散式までには解決したいと思う。協力してくれるね?」

アルミン「・・・はい」

ハンジ「・・・」

ハンジ「じゃあアルミンももう戻っていいよ」

アルミン「わかりました」



ハンジ「さーて。早速犯人を絞るかな」



翌日

アルミン「・・・・・・犯人は、エレンだと思います」

ハンジ「・・・そうか」

アルミン「はい。エレンは、日常からミカサには世話を焼かれていました。それは周りの人間から保護者と言われるまであります。

しかもミカサは強い。力があります。そう言われても仕方ないでしょう。ですが、それは見ていてあまり気持ちのいいものではありません。

エレンはかなり女子人気が高く、それに加えミカサの保護者のような行為は少々度が過ぎていると思われます」

ハンジ「と言うと?」

アルミン「それは、その、エレンの口にパンくずが付いていて、それを直接舐めとったり」

ハンジ「それは・・・見ていて不愉快かもしれないね」

アルミン「他にもエレンが話しかけた女子が怪我をする噂が広まり、それはミカサの仕業でした」

ハンジ「・・・・・・」

アルミン「しかしそれだと、距離を置くなどの対処をすればいい、ですが」

ハンジ「・・・続けて」

アルミン「僕は見てしまいました。ミカサの
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 11:49:38.96 fFt7UFfF0





アルミン「エレンへの異常なまでの、憎悪にも近い愛を」




14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:10:34.82 fFt7UFfF0
アルミン「見たと言うより感じた、と言った方が正しいでしょうか」

アルミン「ある日、あれはひどかったですね」



ミカサ「エレン、口にパンくずが付いてる」ペロ

エレン「・・・いい加減にしろよお前」

ミカサ「エレン、スープを飲まなければ」クチモトヘモッテイク

エレン「・・・」ベチャ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:37:57.04 fFt7UFfF0
ミカサ「ほら、食べないと」ベチャベチャ

エレン「・・・」ポタポタ

ミカサ「エレン、口を開けて」ベチャベチャ

エレン「・・・」ポタポタ

ミカサ「エレン、口を開けなきゃだめでしょ?」ベチャベチャ 

エレン「・・・」ポタポタ

ミカサ「エレン」ベチャベチャ

エレン「・・・」ポタポタ



アルミン「そして、ミカサはスープでびしょびしょのエレンと空のスープの皿を見てこう言ったんです」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:39:29.78 fFt7UFfF0





ミカサ・アルミン「どう?美味しかった?」







17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:44:49.62 fFt7UFfF0
アルミン「と」

ハンジ「・・・・・・」

アルミン「・・・意味、わかります?」

ハンジ「ホラーだね」

ハンジ「つまり、ミカサはエレンの事を自らの依存対象としか見ていない、と言う事だね」

アルミン「・・・はい。殺意を抱いてもおかしくないと」

ハンジ「あとはライナーだね」

アルミン「エレンのアリバイであるライナーとの接触、ですね」

ハンジ「それはライナーがエレンと共犯であれば問題ない」

アルミン「ライナーが共犯であれば、食堂で話していたと言うアリバイが崩れますからね」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:51:50.91 fFt7UFfF0
アルミン「ライナーは、正義を体現した様な性格をしています。頼れる兄貴分の様な」

アルミン「だからこそ、エレンを放っておけなかったのでしょう」



その事をエレンとライナーに聞くと、あっさりと犯行を認めた。

ライナーによると、エレンが馬小屋へ向かうのを見つけ、跡をつけると、ミカサを一心不乱にブレードで指しているところを見たと言う。

ライナーはその光景にエレンを咎めるか協力するか葛藤し、ライナーはエレンに付いた。

エレンはライナーの事件関与を一向に認めなかったが、殺害についてはミカサを殺したのは自分だ、と言う供述をした。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 13:06:16.85 fFt7UFfF0
アルミン「エレン・・・」

エレン「悪いなアルミン。でも俺は、一切ミカサを殺した事を後悔はしていないぞ!こんなに愉快な気分は巨人が来る前以来だ!」

アルミン「それでも、僕は君の親友だ。ちゃんと罪を償って、外の世界を見て回ろう。ミカサの分も」

エレン「・・・ミカサの分も世界を見る?なんだよそれ、それじゃまるで、この世界にミカサがいた方がいいみたいじゃないか!あんなやつこの世にいちゃいけないんだよ!あいつの性格はいずれ人類に影響を及ぼす!それだけあいつは強い!だから俺は、人の皮を被った化け物を駆逐したんだよアルミン!あいつは世界にいちゃいけない、巨人と同類のクズなんだよ!自己満足で依存するただのゴミだ!取り憑かれた身にもなれってんだよ!見たろ!あの時、俺にスープを飲ませようとする化け物の姿を!狂ってんだよあいつは!なぁ、アルミン!」

アルミン「それでも、どんな理由があっても、人を殺しちゃいけない」

エレン「だからあいつは人間じゃねえんだって!アルミン!」


僕は振り返らず、営倉を後にした。

ハンジ「しかし、エレンって座学の成績は悪いのによくこんな計画を考えたね」

アルミン「・・・エレンの“演説”で訓練兵を鼓舞し、自主練を促す、そして自主練が流行るようになりそこに厳しい訓練が行われるタイミングを図って、人がいない夜に犯行を決行する」

ハンジ「計画性だけで言えば完璧だね。証拠もない中、正直エレン達さえ認めなければ、営倉送りにする事すらなかっただろうに」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 13:14:24.35 fFt7UFfF0
アルミン「エレンにとって、ミカサを[ピーーー]事自体が目的で、それ以外どうでもよかったんじゃないでしょうか。巨人すらも」

ハンジ「・・・そうだね」

こうして、事件は幕を閉じる。しかし、この事件で104期の訓練兵はエレンを咎めるものは少なかった。

この事件は町でも大々的に公表された。名前は明かされなかったものの、事件、動機まで明確に表示されていた。これは異例だった。

壁内での殺人で世間はどよめいたが、それも第五十七回壁外調査によってかき消されることになる。でも、僕はこの事件を一生忘れない。忘れちゃいけないと思う。

エレン、解散式の一週間前の朝、君はなぜ笑い、君はなぜ、泣いたんだい?

エレン「ありがとな、ミカサ。殺されてくれて」



終わり
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 13:39:31.55 fFt7UFfF0
衝撃作ですねこれ。

でも面白い
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 15:08:24.54 fFt7UFfF0
衝撃やな
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