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カテゴリー [ ラブライブ! SS ]

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真姫「んー、暇ね……」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:21:26.45 M8SE/9rR0
真姫「暇ね……、どうしようかしら?」





安価下2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516940486
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:58:43.13 y2wgKCVt0
スクワットしよう
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 14:15:11.70 M8SE/9rR0
真姫「アイドルなんだから、笑顔で腕立て伏せ以外にもできないとね」

真姫「腕立て以外だと……」

真姫「スクワットとか?」

真姫「いち…に…いち…に…」

真姫「腕立てよりも楽ね」





安価下2
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:07:13.24 YL2YiXsb0
敢えて南家に
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:57:31.72 M8SE/9rR0
真姫「そういえば、あんまりことりと接点ってないのよね……」

真姫「よしっ!」


――――――――――――――

ことりの部屋



ことり「うーん、やっと終わったー」

ことり「やっとゆっくりできるよー♪」

真姫「来たわよことり!」バンッ!

ことり「え!? 真姫ちゃん!?」

ことり「どうしたの!?」

真姫「ことりのお母さんと話したら、部屋に入っていいって言われたから来たわ!」





安価下2

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 17:36:03.81 YJIYbELuO
敢えて親鳥と入れ替わり
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:47:02.47 M8SE/9rR0
理事長「真姫ちゃんいらっしゃい、これ飲み物とお菓子ね」

真姫「あ、ありがとうございます」

理事長「それじゃあゆっくり…っ!」ガッ!

真姫「危ない!」

バターンッ!

ことり「お母さん!真姫ちゃん!大丈夫!?」

理事長「ええ、全然大丈夫よことり」

真姫「ごめんなさい、つまづいてしまって……」

理事長「いえ、全然気になさらなくて……って!?」

理事長「なんで私がそこにいるのよ!」

真姫「!? 私がなんでいるの!?」

理事長「も、もしかして……」

真姫「私たち……」

真姫・理事長「入れ替わってる!?」

ことり「ええーーー!?」





安価下2

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:59:05.79 6qgxzLVe0
のんたんにお願い
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:36:54.78 M8SE/9rR0
理事長(真姫)「こういう時は希に電話よね!」

ことり「きっと希ちゃんなら何とかしてくれるよね!」

真姫(理事長)(希ちゃんって一体……)


理事長(真姫)「あ、もしもし希!?」

希『え!? 理事長!? なんで真姫ちゃんの電話から!?』

理事長(真姫)「よく聞いて希! 実はね……」

理事長(真姫)「私、真姫と理事長の心と体が入れ替わっちゃたのよ!」

希『な、なんだってー!? それは一大事やん!』

理事長(真姫)(流石希! 一発で信じてくれるわね!)

理事長(真姫)「そうなのよ!それで……」

希『……って、そんなこと起こるわけないやん!』

理事長(真姫)「は?」

希『まさかいつものイタズラの仕返しに理事長を協力させるとはなぁ』

理事長(真姫)(え?)

希『最初は驚いたけど、現実味がなさすぎやん!』

希『理事長も、もう真姫ちゃんの真似を辞めてください』

理事長(真姫)「……」プルプル

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃ!!!!!!」

希『ひっ!』

ことり・真姫(理事長)「!?」

理事長(真姫)「こっちはマジなのよ! そんなイタズラの仕返しに理事長に協力なんて頼むはずないでしょ!」

理事長(真姫)「ほんとに緊急事態なのよ!解決できる方法があるのか答えなさい!」

希『……マジ?』

理事長(真姫)「マジ!!!」

希『わ、わかった。とりあえず神田明神まで来て』

理事長(真姫)「了解!」

ことり(真姫ちゃんは絶対怒らせないようにしよう……)





安価下2

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:40:50.80 GBz/ZWvE0
せっかく来てもらってあれやけどのんたん普通の女子高生やもん、てへっ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:47:35.24 M8SE/9rR0
神田明神


理事長(真姫)「言われた通り来たけど……」

希「お疲れさん」

理事長(真姫)「これで何とかなるのね?」

希「はぁ〜……真姫ちゃん、ウチを誰だと思ってるん?」

理事長(真姫)「そ、そうよね」

ことり「では希ちゃん、お願いします!」

希「でな?」

理事長(真姫)「うん……」ゴクリ

希「……」

希「せっかく来てもらってあれやけど、のんたん普通の女子高生やもん、てへっ」

希「ここまでただただお疲れさまやん!」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃい!」ドガッ!

希「ぐえっ!」

希「な、なかなかの蹴りやん……」

希「ふっ、ウチが教えられることはもう……なにもないやん……」ガクッ

理事長(真姫)「これからどうするのよー!」





安価下2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:50:27.87 6qgxzLVe0
穂乃果に「元に戻れー!」って叫んでもらう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 14:44:21.00 es3/Eq510
穂乃果「みんなどうしたの?」

ことり「穂乃果ちゃん!」

理事長(真姫)(穂乃果……)

理事長(真姫)(そしてここは神田明神……状況は同じだわ!)

理事長(真姫)「ちょっとことり……」

ことり「どうしたの?」

理事長「……」耳打ち

ことり「えっ!? う、うんわかった、やってみるね」

ことり「穂乃果ちゃん。やって欲しいことがあって」

穂乃果「何?」

ことり「元に戻れーって叫んでほしいんだけど……」

穂乃果「元に戻れー?」

ことり「そう! 本当にそう思って叫んで欲しいの」

穂乃果「んーいいけど、なんで?」

ことり「理由は、その……」

穂乃果「理由は?」

ことり「理由はきかないで!」

ことり「おねがぁい!」

穂乃果「!?」

穂乃果「わ、わかった! 他ならぬことりちゃんのお願いだもんね!」

穂乃果「穂乃果精一杯叫ぶよ!」

ことり「ありがとう穂乃果ちゃん♪」

理事長(真姫)(これできっと……)

真姫(理事長)(元に戻れるのかしら?)

ことり(お願いっ!)

穂乃果「……」スーッ



穂乃果「元に戻れーーーーーーーー!!!!」



理事長「……」

真姫「……」

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長「……」

真姫「何? ことり」

ことり「や、やったー!」

理事長「心配かけたわね」

ことり「お母さーん!」ギュッ

穂乃果「一体何が何だか……」

希「スピリチュアルやん!」





安価下2
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 15:48:45.13 blDtfRw70
入れ替わりの影響で真姫はことりを我が子のように感じてしまう
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:34:26.11 es3/Eq510
ことり「よかったね真姫ちゃん!」

真姫「ええ」

真姫(ことりってこんなに愛らしかったかしら?)

真姫(元々かわいくはあったわ)

真姫(何なのかしらこの気持ち……)

ことり「ど、どうしたの真姫ちゃん!?」

真姫「ヴェ!?」

真姫(無意識のうちにことりを撫でてたわ)ナデナデ

真姫「ご、ごめんなさいすぐに…」

ことり「えへへ」

真姫「ことり?」

ことり「真姫ちゃんに撫でてもらうことなんてなかったからうれしいな♪」

真姫「//////」

真姫(ことりってこんなにかわいかったのね)





安価下2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:45:51.00 WuuHdAtF0
連れて帰る
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:03:59.62 es3/Eq510
真姫「それじゃあ帰るわよ、ことり」

ことり「そうだね」

真姫「ほら、私の家に行くわよ」

真姫「今日はお泊りって言ったわよね?」

ことり「え? そんなこと……」

真姫「それじゃあ、私たちは帰るので」

穂乃果「じゃあねー」

希「またねー」

理事長「ご迷惑をかけないようにね」

真姫「ほら、行くわよことり」

ことり「ま、待ってよ真姫ちゃん」

真姫「もう、ことりったら遅いんだから」

真姫「ほ、ほら」

ことり「?」

真姫「早くつかまりなさいよ///」

ことり「うん! 今日はよろしくね真姫ちゃん♪」






安価下2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:40:46.65 P9aPxU5O
南家に穂乃果と希が泊まる
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:17:02.88 es3/Eq510
南家

希「今日はご招待ありがとうございます」

穂乃果「私までありがとうございます」

理事長「いいのよ。それに、ご飯は大勢で食べた方がおいしいでしょ?」

理事長(ことりがいなくて少し寂しかったし……)

理事長「今日はすき焼きだから、思う存分食べてね」

穂乃果・希「わーい!」





安価下2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:29:30.16 tUG5pE9G0
一方西木野家では
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:30:08.40 WuuHdAtF0
↑にこが待ち構えていた
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:08:09.65 es3/Eq510
西木野家

真姫「ただいまー」

ことり「お邪魔します」

にこ「おかえり」

ことり「あ、にこちゃん」

真姫「え? にこちゃんが家にいるわけないでしょ?」

にこ「いやいるわよ」

真姫「そういる……」

真姫「ヴェェ!?」

真姫「なんでいるのよにこちゃん!?」

にこ「希に電話で呼ばれてね」

にこ「おもしろいものが見られるからって」

真姫(希ーー!)

にこ「おもしろいものって……」

にこ「ふーん、こういうことだったのね」

にこ「手を繋いで、へー」





安価下2
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:18:26.55 tUG5pE9G0
ことりは私の娘なのよ!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 01:10:56.23 88d6VnV0
にこ「ことりとはね、ファッションの話で気が合ったり、衣装のことで意見を出し合ったりしてるのよ!」

にこ「こんなに気が合い、話し合える仲……」

にこ「そう……」

にこ「ことりはもう私の娘のような存在も同然!」

にこ「そのことりを独り占めしようたってそうはいかないわ!!!」バッ

真姫「……」

真姫「……は?」

にこ「だから!」

ことり「もしかして、にこちゃんも一緒にお泊りしたい……ってこと?」

にこ「なっ!?」

真姫「あー、そういうことだったのね」

にこ「いやっ! まぁ……そういうことにしておいても、いいけど?」

真姫「しょうがないわね。いいわよにこちゃんも」

ことり「三人でお泊りだね!」

にこ「しょ、しょうがないわねー!///」






安価下3
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 07:35:44.29 QupXIXcW0
とりあえず3人でお風呂
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:50:12.43 Xa56FJgW0
にこ「三人入れる湯舟なんて……」

ことり「やっぱり真姫ちゃんの家って凄いね」

真姫「そう? 別にすごくもないでしょ?」

にこ「いや! チビ達ならともかく、女子高生三人が入れるってでかいから!」

ことり「あー、気持ちいい―♪」





安価下2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 11:32:33.07 m6H5uBXCO
南家でもお風呂
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:13:17.32 Xa56FJgW0
南家


理事長「穂乃果ちゃんとお風呂なんて久しぶりね」

穂乃果「そうですね」

穂乃果「幼稚園の頃以来ですもんね」

希「んー……」

穂乃果「どうしたの希ちゃ……ッ!?」

理事長「希さ……!?」

希「うまくホックが外れないんよ」

希「またサイズ変わっちゃったんかなぁ……」

穂乃果(希ちゃん、やっぱりすごい……///)

理事長(最近の高校生ってこんなに発育がいいのかしら……)





安価下2
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:20:04.26 QupXIXcW0
雪穂乱入
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:43:29.76 Xa56FJgW0
雪穂「お姉ちゃん! 間違って私の下着使ったでしょ!」ガチャ

希「きゃっ!?///」

穂乃果「ゆ、雪穂!?」

理事長「雪穂ちゃん!?」

雪穂「え、あ、す、すみません希さん!?///////」

希「あはは、今度からは気をつけてな///」

雪穂「本当にすみません……////」





安価下2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:51:49.04 m6H5uBXCO
驚いて滑って転んで頭をぶつけてどこかで見たことある光景が
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:19:47.68 Xa56FJgW0
希(ほんとにビックリしたなぁもぉ……)

希「それじゃお風呂に……」ズルッ

希「ぎゃっ!!」ズテーン!

穂乃果「希ちゃん!?」

理事長「完全に気を失っているわ……」

雪穂「あわわわ……」





安価下2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:55:46.93 QupXIXcW0
そのころ西木野家ではカレーを食べていた
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:39:22.14 Xa56FJgW0
西木野家


真姫「すごくおいしいわね!」

ことり「やっぱりにこちゃんのカレーはおいしいね」

にこ「当然でしょ!」

にこ「にこは料理もできる大銀河宇宙No.1アイドルなんだから!」

真姫「はいはい、そうね」

にこ「ちょっとー! 扱い雑!」


58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:43:53.92 Xa56FJgW0
真姫(今日も結局色々あったわね……)

真姫(また楽しい日々が続きますように……)

にこ「それじゃ、電気消すわよー」

ことり「うん、おやすみ真姫ちゃん、にこちゃん」

にこ「おやすみー」

真姫「おやすみ……ことり、にこちゃん……」





おわり
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:47:50.38 Xa56FJgW0
おまけ


南家


理事長「あら、寝ちゃったのね」

理事長「布団をかけてっと……」

理事長「今日は楽しかったわ、ありがとう」

理事長「おやすみ」





おまけおわり



真姫「んー、暇ね……」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:21:26.45 M8SE/9rR0
真姫「暇ね……、どうしようかしら?」





安価下2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516940486
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:58:43.13 y2wgKCVt0
スクワットしよう
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 14:15:11.70 M8SE/9rR0
真姫「アイドルなんだから、笑顔で腕立て伏せ以外にもできないとね」

真姫「腕立て以外だと……」

真姫「スクワットとか?」

真姫「いち…に…いち…に…」

真姫「腕立てよりも楽ね」





安価下2
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:07:13.24 YL2YiXsb0
敢えて南家に
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:57:31.72 M8SE/9rR0
真姫「そういえば、あんまりことりと接点ってないのよね……」

真姫「よしっ!」


――――――――――――――

ことりの部屋



ことり「うーん、やっと終わったー」

ことり「やっとゆっくりできるよー♪」

真姫「来たわよことり!」バンッ!

ことり「え!? 真姫ちゃん!?」

ことり「どうしたの!?」

真姫「ことりのお母さんと話したら、部屋に入っていいって言われたから来たわ!」





安価下2

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 17:36:03.81 YJIYbELuO
敢えて親鳥と入れ替わり
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:47:02.47 M8SE/9rR0
理事長「真姫ちゃんいらっしゃい、これ飲み物とお菓子ね」

真姫「あ、ありがとうございます」

理事長「それじゃあゆっくり…っ!」ガッ!

真姫「危ない!」

バターンッ!

ことり「お母さん!真姫ちゃん!大丈夫!?」

理事長「ええ、全然大丈夫よことり」

真姫「ごめんなさい、つまづいてしまって……」

理事長「いえ、全然気になさらなくて……って!?」

理事長「なんで私がそこにいるのよ!」

真姫「!? 私がなんでいるの!?」

理事長「も、もしかして……」

真姫「私たち……」

真姫・理事長「入れ替わってる!?」

ことり「ええーーー!?」





安価下2

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:59:05.79 6qgxzLVe0
のんたんにお願い
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:36:54.78 M8SE/9rR0
理事長(真姫)「こういう時は希に電話よね!」

ことり「きっと希ちゃんなら何とかしてくれるよね!」

真姫(理事長)(希ちゃんって一体……)


理事長(真姫)「あ、もしもし希!?」

希『え!? 理事長!? なんで真姫ちゃんの電話から!?』

理事長(真姫)「よく聞いて希! 実はね……」

理事長(真姫)「私、真姫と理事長の心と体が入れ替わっちゃたのよ!」

希『な、なんだってー!? それは一大事やん!』

理事長(真姫)(流石希! 一発で信じてくれるわね!)

理事長(真姫)「そうなのよ!それで……」

希『……って、そんなこと起こるわけないやん!』

理事長(真姫)「は?」

希『まさかいつものイタズラの仕返しに理事長を協力させるとはなぁ』

理事長(真姫)(え?)

希『最初は驚いたけど、現実味がなさすぎやん!』

希『理事長も、もう真姫ちゃんの真似を辞めてください』

理事長(真姫)「……」プルプル

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃ!!!!!!」

希『ひっ!』

ことり・真姫(理事長)「!?」

理事長(真姫)「こっちはマジなのよ! そんなイタズラの仕返しに理事長に協力なんて頼むはずないでしょ!」

理事長(真姫)「ほんとに緊急事態なのよ!解決できる方法があるのか答えなさい!」

希『……マジ?』

理事長(真姫)「マジ!!!」

希『わ、わかった。とりあえず神田明神まで来て』

理事長(真姫)「了解!」

ことり(真姫ちゃんは絶対怒らせないようにしよう……)





安価下2

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:40:50.80 GBz/ZWvE0
せっかく来てもらってあれやけどのんたん普通の女子高生やもん、てへっ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:47:35.24 M8SE/9rR0
神田明神


理事長(真姫)「言われた通り来たけど……」

希「お疲れさん」

理事長(真姫)「これで何とかなるのね?」

希「はぁ〜……真姫ちゃん、ウチを誰だと思ってるん?」

理事長(真姫)「そ、そうよね」

ことり「では希ちゃん、お願いします!」

希「でな?」

理事長(真姫)「うん……」ゴクリ

希「……」

希「せっかく来てもらってあれやけど、のんたん普通の女子高生やもん、てへっ」

希「ここまでただただお疲れさまやん!」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃい!」ドガッ!

希「ぐえっ!」

希「な、なかなかの蹴りやん……」

希「ふっ、ウチが教えられることはもう……なにもないやん……」ガクッ

理事長(真姫)「これからどうするのよー!」





安価下2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:50:27.87 6qgxzLVe0
穂乃果に「元に戻れー!」って叫んでもらう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 14:44:21.00 es3/Eq510
穂乃果「みんなどうしたの?」

ことり「穂乃果ちゃん!」

理事長(真姫)(穂乃果……)

理事長(真姫)(そしてここは神田明神……状況は同じだわ!)

理事長(真姫)「ちょっとことり……」

ことり「どうしたの?」

理事長「……」耳打ち

ことり「えっ!? う、うんわかった、やってみるね」

ことり「穂乃果ちゃん。やって欲しいことがあって」

穂乃果「何?」

ことり「元に戻れーって叫んでほしいんだけど……」

穂乃果「元に戻れー?」

ことり「そう! 本当にそう思って叫んで欲しいの」

穂乃果「んーいいけど、なんで?」

ことり「理由は、その……」

穂乃果「理由は?」

ことり「理由はきかないで!」

ことり「おねがぁい!」

穂乃果「!?」

穂乃果「わ、わかった! 他ならぬことりちゃんのお願いだもんね!」

穂乃果「穂乃果精一杯叫ぶよ!」

ことり「ありがとう穂乃果ちゃん♪」

理事長(真姫)(これできっと……)

真姫(理事長)(元に戻れるのかしら?)

ことり(お願いっ!)

穂乃果「……」スーッ



穂乃果「元に戻れーーーーーーーー!!!!」



理事長「……」

真姫「……」

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長「……」

真姫「何? ことり」

ことり「や、やったー!」

理事長「心配かけたわね」

ことり「お母さーん!」ギュッ

穂乃果「一体何が何だか……」

希「スピリチュアルやん!」





安価下2
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 15:48:45.13 blDtfRw70
入れ替わりの影響で真姫はことりを我が子のように感じてしまう
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:34:26.11 es3/Eq510
ことり「よかったね真姫ちゃん!」

真姫「ええ」

真姫(ことりってこんなに愛らしかったかしら?)

真姫(元々かわいくはあったわ)

真姫(何なのかしらこの気持ち……)

ことり「ど、どうしたの真姫ちゃん!?」

真姫「ヴェ!?」

真姫(無意識のうちにことりを撫でてたわ)ナデナデ

真姫「ご、ごめんなさいすぐに…」

ことり「えへへ」

真姫「ことり?」

ことり「真姫ちゃんに撫でてもらうことなんてなかったからうれしいな♪」

真姫「//////」

真姫(ことりってこんなにかわいかったのね)





安価下2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:45:51.00 WuuHdAtF0
連れて帰る
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:03:59.62 es3/Eq510
真姫「それじゃあ帰るわよ、ことり」

ことり「そうだね」

真姫「ほら、私の家に行くわよ」

真姫「今日はお泊りって言ったわよね?」

ことり「え? そんなこと……」

真姫「それじゃあ、私たちは帰るので」

穂乃果「じゃあねー」

希「またねー」

理事長「ご迷惑をかけないようにね」

真姫「ほら、行くわよことり」

ことり「ま、待ってよ真姫ちゃん」

真姫「もう、ことりったら遅いんだから」

真姫「ほ、ほら」

ことり「?」

真姫「早くつかまりなさいよ///」

ことり「うん! 今日はよろしくね真姫ちゃん♪」






安価下2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:40:46.65 P9aPxU5O
南家に穂乃果と希が泊まる
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:17:02.88 es3/Eq510
南家

希「今日はご招待ありがとうございます」

穂乃果「私までありがとうございます」

理事長「いいのよ。それに、ご飯は大勢で食べた方がおいしいでしょ?」

理事長(ことりがいなくて少し寂しかったし……)

理事長「今日はすき焼きだから、思う存分食べてね」

穂乃果・希「わーい!」





安価下2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:29:30.16 tUG5pE9G0
一方西木野家では
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:30:08.40 WuuHdAtF0
↑にこが待ち構えていた
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:08:09.65 es3/Eq510
西木野家

真姫「ただいまー」

ことり「お邪魔します」

にこ「おかえり」

ことり「あ、にこちゃん」

真姫「え? にこちゃんが家にいるわけないでしょ?」

にこ「いやいるわよ」

真姫「そういる……」

真姫「ヴェェ!?」

真姫「なんでいるのよにこちゃん!?」

にこ「希に電話で呼ばれてね」

にこ「おもしろいものが見られるからって」

真姫(希ーー!)

にこ「おもしろいものって……」

にこ「ふーん、こういうことだったのね」

にこ「手を繋いで、へー」





安価下2
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:18:26.55 tUG5pE9G0
ことりは私の娘なのよ!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 01:10:56.23 88d6VnV0
にこ「ことりとはね、ファッションの話で気が合ったり、衣装のことで意見を出し合ったりしてるのよ!」

にこ「こんなに気が合い、話し合える仲……」

にこ「そう……」

にこ「ことりはもう私の娘のような存在も同然!」

にこ「そのことりを独り占めしようたってそうはいかないわ!!!」バッ

真姫「……」

真姫「……は?」

にこ「だから!」

ことり「もしかして、にこちゃんも一緒にお泊りしたい……ってこと?」

にこ「なっ!?」

真姫「あー、そういうことだったのね」

にこ「いやっ! まぁ……そういうことにしておいても、いいけど?」

真姫「しょうがないわね。いいわよにこちゃんも」

ことり「三人でお泊りだね!」

にこ「しょ、しょうがないわねー!///」






安価下3
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 07:35:44.29 QupXIXcW0
とりあえず3人でお風呂
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:50:12.43 Xa56FJgW0
にこ「三人入れる湯舟なんて……」

ことり「やっぱり真姫ちゃんの家って凄いね」

真姫「そう? 別にすごくもないでしょ?」

にこ「いや! チビ達ならともかく、女子高生三人が入れるってでかいから!」

ことり「あー、気持ちいい―♪」





安価下2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 11:32:33.07 m6H5uBXCO
南家でもお風呂
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:13:17.32 Xa56FJgW0
南家


理事長「穂乃果ちゃんとお風呂なんて久しぶりね」

穂乃果「そうですね」

穂乃果「幼稚園の頃以来ですもんね」

希「んー……」

穂乃果「どうしたの希ちゃ……ッ!?」

理事長「希さ……!?」

希「うまくホックが外れないんよ」

希「またサイズ変わっちゃったんかなぁ……」

穂乃果(希ちゃん、やっぱりすごい……///)

理事長(最近の高校生ってこんなに発育がいいのかしら……)





安価下2
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:20:04.26 QupXIXcW0
雪穂乱入
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:43:29.76 Xa56FJgW0
雪穂「お姉ちゃん! 間違って私の下着使ったでしょ!」ガチャ

希「きゃっ!?///」

穂乃果「ゆ、雪穂!?」

理事長「雪穂ちゃん!?」

雪穂「え、あ、す、すみません希さん!?///////」

希「あはは、今度からは気をつけてな///」

雪穂「本当にすみません……////」





安価下2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:51:49.04 m6H5uBXCO
驚いて滑って転んで頭をぶつけてどこかで見たことある光景が
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:19:47.68 Xa56FJgW0
希(ほんとにビックリしたなぁもぉ……)

希「それじゃお風呂に……」ズルッ

希「ぎゃっ!!」ズテーン!

穂乃果「希ちゃん!?」

理事長「完全に気を失っているわ……」

雪穂「あわわわ……」





安価下2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:55:46.93 QupXIXcW0
そのころ西木野家ではカレーを食べていた
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:39:22.14 Xa56FJgW0
西木野家


真姫「すごくおいしいわね!」

ことり「やっぱりにこちゃんのカレーはおいしいね」

にこ「当然でしょ!」

にこ「にこは料理もできる大銀河宇宙No.1アイドルなんだから!」

真姫「はいはい、そうね」

にこ「ちょっとー! 扱い雑!」


58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:43:53.92 Xa56FJgW0
真姫(今日も結局色々あったわね……)

真姫(また楽しい日々が続きますように……)

にこ「それじゃ、電気消すわよー」

ことり「うん、おやすみ真姫ちゃん、にこちゃん」

にこ「おやすみー」

真姫「おやすみ……ことり、にこちゃん……」





おわり
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:47:50.38 Xa56FJgW0
おまけ


南家


理事長「あら、寝ちゃったのね」

理事長「布団をかけてっと……」

理事長「今日は楽しかったわ、ありがとう」

理事長「おやすみ」





おまけおわり



曜「果南ちゃんの部屋からパンツ持ってきた」鞠莉「マジか」

1 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:43:30.08 ts70iwhm0
曜「ついでに同じ柄のブラも持ってきたよ」

鞠莉「かなりエロい下着じゃない。それ本当に果南のものなの?」

曜「果南ちゃんの部屋のタンスの中から持ってきたから間違いないよ!」

鞠莉「命知らずねぇ……大丈夫なの?」

曜「大丈夫大丈夫、代わりに私のパンツ置いてきたから」

鞠莉「バカ曜だww」

曜「でも、これは流石にヤバイかな?」

鞠莉「んー……最悪、3分の4殺しで勘弁してもらえるんじゃない?」

曜「死んでる死んでるwww」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518947009
2 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:45:09.19 ts70iwhm0
曜「鞠莉ちゃんにはパンツかブラ、特別に好きな方を選ばせてあげましょう」

鞠莉「そう? それじゃあ――」



果南「………っ(曜の真後ろ)」ゴゴゴゴゴ



鞠莉「っっっっ!!!!?」ビクンッ!!

曜「どうしたの? 顔が真っ青だよ?」

鞠莉「え、いや、私はどっちも要らないかなぁー。あははは……」ダラダラ

曜「そう? じゃあ、私がどっちも使うね」
3 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:46:24.13 ts70iwhm0
鞠莉「つ、使う?」

曜「―――私ね、一度でいいから下着を被ってみたかったんだ」

鞠莉「変態仮面みたいに?」

曜「変態仮面みたいに」


果南「………(絶句)」


鞠莉「ま、まあwいいんじゃないwwせっかくだからその夢、叶えちゃいなさいよwww」

曜「でも……これをやったら、人としての尊厳を失ってしまう気がするんだよね」

鞠莉「じゃあ、やめるの?」

曜「やめない!!」

鞠莉「でしょうねwww」

4 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:49:32.38 ts70iwhm0
曜「じゃあ……被るね」ドキドキ

果南「………」

鞠莉(だ……駄目だwまだ笑っちゃ……堪えなきゃ……wwww)





曜「―――ふぅ(顔面にパンツ、頭にブラジャー)」





果南「」

鞠莉「あひゃひゃひゃwww」
5 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:50:12.19 ts70iwhm0
鞠莉「ふっwwwい、今どんな気持ち?www」

曜「何だろう……こうして被ってみると、妙に落ち着くんだ。安心感というか、私はこうあるべきだという確信に満ちた安らぎのようなものを感じるよ……」

鞠莉「安らぎwww」

曜「鞠莉ちゃんも被ってみなよ。そうすれば分かるよ」

鞠莉「遠慮しておくわww流石に本人の目の前ではねwww」

曜「は?」

鞠莉「う・し・ろ♪」

曜「後ろ?」クルッ



果南「やっほ」ニコニコ



曜「」

鞠莉「プッwwあはははははwww」バンバン
6 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:51:08.51 ts70iwhm0
果南「私の部屋に見覚えのないパンツがあったから来てみれば……随分と楽しそうなことをしているじゃん?」

曜「ち、違う! こ、これは誤解、誤解なんだ!!!(顔面にパンツ、頭にブラジャー)」

果南「その恰好でどんな言い訳をするのさ」

鞠莉「逆に気になるわね」

果南「さて……覚悟は出来ているかなん?」ゴゴゴゴゴ

曜「え、いや、待って、その……」
7 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:52:16.50 ts70iwhm0
曜「――あ、ああ、いいよ、やってやろうじゃねぇか!!! かかかか掛かってこいよ、オラァ!!!」ガタガタガタ

鞠莉「逆切れwww」

果南「……」スッ

曜「か、果南さん? どうして携帯を?」

果南「警察に連絡するんだよ。このド変態を引き取ってもr」

曜「お願いしますそれだけは勘弁して下さい何でもしますから」

果南「何でも……ねぇ」ニタァ

曜「あ、やべっ」

鞠莉「もっとも言ってはいけないことを言ってしまったわね」

曜「…う、うぅ……」ガタガタ
8 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:54:48.99 ts70iwhm0
果南「じゃあ、下を全部脱ごうか」

鞠莉「ほう」

曜「えー、果南ちゃんのエッチ〜///」

果南「言っとくけど、下半身の“ソレ”を少しでも変化させたら、渡辺家は曜の代で途絶えることになるから気を付けてね」

曜「」ゾワッ

鞠莉「果南の二つ名が“内浦のバーサーカー”から“内浦のナッツクラッカー”になるわけね」

果南「鞠莉、その二つ名については、後で詳しく聞かせてもらうから」

鞠莉「」

9 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:55:29.52 ts70iwhm0
果南「ほら、早く脱ぎなよ」

曜「し、仕方ないなぁ」ヌギヌギ

果南「………」ジーッ

曜「な、なにさ///」


果南「……ふっwww」

曜「あ゛あ゛!!?」ガーン

鞠莉「〜〜〜〜っっっwww」バンバン

10 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:57:11.95 ts70iwhm0
果南「ネットで知ったんだけどさ、炭酸水トレーニングって知ってる?」

曜「何それ?」

鞠莉「ああ、あれね。炭酸水に“アレ”を根元まで突っ込んで鍛えるってやつ」

曜「ふぅ〜ん……それをやればいいの?」

果南「そうだよ」

鞠莉「果南……あなたも中々えげつないわね」
11 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:58:15.61 ts70iwhm0
曜「えっ……痛いやつなの?」

鞠莉「そりゃ、相当痛いわよ」

曜「昔やった、下の毛を染めたときのあれより?」

鞠莉「ええ」

曜「この前やった、先っちょにタ○ガー○ーム塗り付けたやつよりも?」

鞠莉「それに匹敵するか、それ以上なのは間違いないわね」

曜「ええ……マジか」ブルブル

果南「あんた達……もうちょっと大切に扱いなよ……」

曜「で、でもさ、炭酸水なんてすぐに用意出来ないで―――」

鞠莉「おや? 偶然にも鞄の中にキンキンに冷えた“ウィ○キン○ン ジンジャーエール”と保温性に優れたタンブラーが入っていたわ」

曜「用意がいいな、おい!?」



―――ドボドボドボ



鞠莉「かなり並々と入れたわね」

果南「長さ的にも、そこまで必要ないか」

曜「やかましい」
12 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 18:59:36.80 ts70iwhm0
果南「準備出来たよ。ほら、やってよ」

曜「いや、でもさ、床に置いたコップに突っ込める器用さが……」

果南「へぇ……最近、フローリングの床に擦りつけてハァハァするのに夢中な曜さんが出来ないとおっしゃいますか?」

曜「なななな、なんで知ってるのさ///!!!?」

果南「鞠莉から聞いた」

鞠莉「てへぺろ♪」

曜「小原アアァァァ!!!!」

13 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 19:00:49.50 ts70iwhm0
果南「やらないって言うなら、その姿を晒して社会的に抹殺するけど、いいの?」

曜「くっ、分かったよ、やりますよ……」

鞠莉「絵面がwwwパンツとブラジャー被ったまま、下半身丸出しで四つん這いとか……www」

曜「う、うぅ……ヤバイ、めっちゃ怖い」プルプル

果南「早く、炭酸が抜けちゃうよ」

曜「この炭酸の強さはご存知ですよね!?」

果南「ごちゃごちゃうるさい。鞠莉、お願い」

鞠莉「承知」ドンッ

曜「ぐへっ!?」ズボッ

曜「っっっ!!!!」
14 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 19:01:28.22 ts70iwhm0



曜(炭酸水の中に入れた瞬間、これまでの人生で味わった事の無い激痛に襲われた)

曜(突き刺すような痛み、まるで無数の蜂に一斉に刺されているような感覚だったよ)

曜(今すぐにでも逃れたかったが、鞠莉ちゃんに背中を押さえつけられていて抜け出せない)

曜(余りの激痛に、私の意識は徐々に遠のいていった)

曜(そして、薄れゆく意識の中、私は確かに聞いてしまったのだ―――)



15 :◆ddl1yAxPyU 2018/02/18(日) 19:02:31.63 ts70iwhm0
鞠莉『ねえ、曜が持ってきた下着なんだけど……あれ、果南のじゃないわよね?』

果南『うん、あれはお婆ちゃんのだよ。なんか紛れ込んでいたみたいだね』

鞠莉『フッwwwじゃあ、曜はwww』

果南『哀れだねぇ……』

鞠莉『曜、ドンマイ♪』





おわり
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:40:32.61 cbG5y72SO
生えてたみたいだな

凛「決めた!凛、不良になるね!」花陽「フリョウニナッチャウノォォ!?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:18:38.70 nFxHvuRk0
花陽「けど凛ちゃんがなりたいと思ったことなんだもんね…花陽、全力で応援するね!」

凛「ありがとにゃー!」

花陽「私もサポートするからね。頑張って不良になってね」

凛「うん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518571118
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:21:40.26 nFxHvuRk0
希「ふーん。それで不良になろうと?」


凛「うん!希ちゃんもみたことある?学校の先生が…でね、教え子たちがみんな問題児で気がつけばいつもみんなで走ってる学園ドラマがあるんだよ!」


希「みたことあるよ。ごく…なんとかせん?みたいな」


凛「うん!ごく…なんとかせん?みたいな!」



希「そっか…凛ちゃんが不良に」

凛「うん!凛が不良に!希ちゃんも応援してくれる?」


希「凛ちゃんがやりたいことを見つけたんだよね?応援しないわけないやん?」


凛「希ちゃん大好きにゃー!ありがとー!」
希「凛ちゃん、頑張ってね」


凛「うん!とりあえず不良っぽくみんなを睨むにゃー」


凛「むむむむむっー」ぷくぅ


希「わー、凛ちゃんこわーい」


凛「本当に!?凛、ちょっとは不良に近づいたかな?」


希「うん。近づいたんじゃないかな」


凛「やったー!凛、不良に少し近づけたにゃー!」


凛「うん!この調子だと不良になりすぎて明日にはのーもあくらいだね!」


希「けど…困ったね」


凛「えっ…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:25:10.74 nFxHvuRk0
希「う、ううん!なんでもないんやけど…えっと」


凛「水臭いよ希ちゃん!悩んでることがあったらなんでも言って欲しいな…ねっ?」


希「凛ちゃん…ありがと」



凛「ねぇ、教えて…どうかしたの?それとも…凛、希ちゃんに何かしちゃった?」


希「ううん。そんなんじゃなくて…ひとつ心配なことがあってね」


凛「…心配?なにが心配なの?」


希「花陽ちゃんのことなんやけど…」


凛「えぇっ!?かよちんがどーしたの!」


希「うん。凛ちゃんが不良になるってことは…花陽ちゃんが悪い不良に捕まるやん?」


凛「えぇっ!?凛が不良になるとかよちんが悪い不良に捕まっちゃうの?」


希「うん。だって、ドラマとかでもあるんじゃないかな?不良の幼馴染が隣の高校の悪い不良に捕まるシーン」


凛「!!」



凛「ほんとだ、かよちんは幼馴染だし捕まるかもしれない…」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:27:01.08 nFxHvuRk0
希「凛ちゃんは不良だから怖くないかもしれないけど、不良じゃない花陽ちゃんは凛ちゃん以外の不良の子達に囲まれたら…」


凛「ダレカタスケテェ…だ、だめだ!凛、不良になれないにゃ!」


希「えっ?どうして?」


凛「かよちんを危険な目にわすなんて絶対だめ!この世で1番やっちゃいけないことだよ!」


希「そうなんや…じゃあ、凛ちゃんは不良以外のものになった方がいいかもね?」


凛「うん!凛、不良以外のものになることにするにゃー」


希「うんっ。そうやな」にこにこ


カツ、カツ、カツ…


絵里「…」ガシッ

希「ん?」


絵里「ナイスハッスルよ、希」グッ!


希「(にこっ)」


凛「?」


凛「あっ、そうだ!凛、不良をやめることをかよちんに伝えてくるね!」


ダッダッダッダッダッ…


希「後輩が間違った道を進もうとしてたら正してあげるのが先輩の役目やん?」


絵里「えぇ、全くその通りだわ」
希「うんっ」


花陽「あれー?凛ちゃんはどこだろ…もっと不良になるために3年生の教室の前をウロウロするって言ってたからてっきりここにいると…」


絵里「花陽、どうかしたの?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:30:02.39 nFxHvuRk0
花陽「うん!あのね、凛ちゃんが不良になるって言ったからどんな事をすれば不良になれるか調べたの。それを教えに来て…」


希「そうなんや。けど、一足違いやったね。凛ちゃん、不良になるのをやめるって花陽ちゃんに伝えるために1年生の教室に向かっていったよ」


花陽「ピャア!?って…えぇ!凛ちゃん、不良になるのをやめたの?」


希「うん。やめたって」
絵里「やめたみたいよ」


花陽「そんなぁ…けどどうして?あんなに不良になりたがってたのに…明日にはのーもあらりいだってすごく張り切ってたし」


絵里「花陽が隣の高校の不良に捕まるからよ」


花陽「えぇっ!」

希「幼馴染って捕らえられるやん?」


花陽「そっか…私は幼馴染だから不良に捕まっちゃうんだ」


絵里「そう。捕まってしまうの」


花陽「うっ…うぅ、私のせいで凛ちゃんが不良になれないんだ…。私が…私が隣の高校の不良に捕まるばっかりに」


希「元気出して。ね?」にこっ


絵里「そうよ。そもそも不良になんてならない方がい…」


花陽「わかった!」

絵里「い…えぇ?」



花陽「私が捕まらないように努力すれば凛ちゃんが不良になれるよ!」


希「!!!」

絵里「…」


花陽「私、凛ちゃんのために捕まらないよう努力する!だから凛ちゃんに安心して不良になってねって伝えてくるね」


希「いや…えっと」


絵里「そう、なら急がないと」にこっ

希「えっ…ちょっとエリチ!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:35:09.85 nFxHvuRk0
花陽「うん!急いで凛ちゃんに伝えてくる!」


絵里「えぇ。けど…困ったわね」

花陽「えっ、どうして?」


絵里「猫よ」

花陽「ねこ?」

希「ねこ…?」



絵里「ほら、不良ってよく捨て猫を助けるでしょ?」


花陽「えっ?」


希「助けるね」


花陽「えぇっ?そうなの?」


絵里「えぇ。助けるわ」
花陽「助けるんだ…」


絵里「そう。助ける…けれど凛は…」


希「あっ、ねこアレルギーや」


絵里「そう」


花陽「と、いうことはつまり…凛ちゃんが不良になって捨て猫を助けちゃうと、くしゃみが止まらなくなる!」


絵里「そうなの…」

花陽「あっ…あわわ」


絵里「アレルギーを甘く見てはいけないわ。」

希「そうやね…甘く見ちゃダメやね」


花陽「アレルギー…」


花陽「私が隣の高校の不良に捕まらないように気をつけたら凛ちゃんは不良になれる。けど、それだと凛ちゃんが猫アレルギーを発症しちゃう」


花陽「私が隣の高校の不良に捕まらないばっかりに凛ちゃんのくしゃみが止まらなくなったら私…ぐすんぐすん」


絵里「アレルギーで苦しむ凛と、その凛の姿をみて悲しむ花陽…どちらの姿も私には耐えられない!」

希「うちもエリチと同じ気持ちやね」


絵里「大切な…大好きな後輩だから…」


花陽「絵里ちゃん、希ちゃん…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:39:38.30 nFxHvuRk0
花陽「私はどうすればいいのかな…凛ちゃんや絵里ちゃんや希ちゃんのためになにができるんだろ…」


絵里「答えは1つ。そうでしょ?」


花陽「うん!私が捕まらないようにすると凛ちゃんがアレルギーを起こしちゃうから、不良に捕まらないように気をつけるのをやめるね」にこっ



希「グッジョブ!」

絵里「(グイッ)」


花陽「?」


花陽「猫アレルギーで可哀想な思いをするりんちゃんをみたくない…」


絵里「そうね。私も見たくな…いいえ、ちょっと待って」


花陽「あっ、そっか…。けどそうすると凛ちゃんが不良になれない…」


絵里「そうね…」しゅん
希「そうやね…」しゅん


花陽「どうすれば…」


凛「その話はもういいにゃ!」


花陽「あっ、凛ちゃん!」


凛「凛、間違ってた…かよちんが危険な目にあうくらいなら不良になんてならない!」


花陽「凛ちゃん…けど、私は私のせいで凛ちゃんが不良になれないのが悔しい…」


凛「えっ…」


花陽「でもね、私が隣の高校の不良の子達に捕まらないようにしたらりんちゃんは不良になれる。けど、猫アレルギーの凛ちゃんを苦しめちゃう…」


凛「ね、猫アレルギー…?」
花陽「うん。不良は捨て猫を助けるでしょ?そうするとアレルギーが出ちゃうって…」

凛「あっ…そっか。不良は猫を助けちゃうにゃー」
花陽「うん…助けちゃうの」


凛「けどかよちん、凛のことを考えてくれてるんだね?」


花陽「当たり前だよ!だって、私は…私は…」


花陽「あれ…待って」
凛「ん?どーしたの?」


花陽「私も不良になればいいんだ…」ぼそっ


凛「にゃ?」


絵里「えぇっ!?」
希「ちょっ、花陽ちゃん!!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:47:02.35 nFxHvuRk0
花陽「私も凛ちゃんと一緒に不良になればいいんだよ!」


凛「本当にゃ…かよちんが不良になれば幼馴染のかよちんが隣の高校の不良に捕まることもない」


花陽「それに、捨て猫は不良である私が責任を持って飼い主さんをみつけるよ!これで凛ちゃんの猫アレルギー問題も解決だね」


のぞえり「!!!」


凛「この手があったにゃ!」
花陽「この手があったね!凛ちゃん!」


凛「じゃあかよちん…凛と一緒に不良になってくれますか?」

花陽「うん!もちろんっ!」


凛「かよちーん!!!」
花陽「ふふっ、なーに?りんちゃーん」


希「エリチ…」

絵里「まずいわ…このままでは私たちの愛する後輩が不良になってしまう」


希「バスケ部に襲いかかって泣きながら崩れ落ちバスケがしたいですと呟き…」


絵里「湘南を爆走したのち、グレートティーチャーに…なんとか…なんとか止めないと」


にこ「何?ここは三年生の廊下よ」



りんぱな「にこちゃん!」
絵里「にこ!」

希「にこっち!」
にこ「えっ?ちょっ、なに?」



凛「あのね、にこちゃん!凛とかよちんは不良になったんだよ」

花陽「うんっ!」


絵里「そう、このままでは凛と花陽が不良に…」

希「にこっち!」


にこ「不良?ふーん。まぁがんばんなさい」

りんぱな「うん!」


絵里「ちょっとにこ!」
希「にこっち…」


にこ「けど…困ったわ…」

のぞえり「んっ…?」


凛「えっ…」

花陽「なにが困ったの?」


にこ「…えぇ。真姫ちゃんのことよ」


のぞえり「!!!」


りんぱな「真姫ちゃん?」

凛「真姫ちゃんがどーしたの?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:50:42.65 nFxHvuRk0
にこ「ほら、真姫ちゃんは優等生だしお金持ち…それに、お父さんがお医者さんでしょ?」


花陽「う、うん…」

凛「それがどうしたの?凛とかよちんは不良になっても今まで通り真姫ちゃんとお友達だよ!」


にこ「それが問題なのよ!」

凛「えぇっ!!」


にこ「不良と仲良くすることで家庭は荒れ、真姫ちゃんはご両親に歯向い…なんやらかんやらあって離婚し、路頭に迷った真姫ちゃんのお父さんは医師免許剥奪よ」


りんぱな「!!!」

にこ「真姫ちゃんっ…ぬぁんて可愛そうなの!!」ぐすぐす


絵里「にこ!」

希「さすがにこっちや!」

にこ「ふっふっ。そーでしょそーでしょ」


海未「それだけではありません!」

凛「海未ちゃん!」
花陽「ドッカラデテキタノォォォ!?」


海未「穂乃果は和菓子屋の娘。不良の後輩と仲良くしているところを見られお店の評判は落ち経営は悪化。お店を畳むことになるでしょう。そして、なんやらかんやらで離婚することになります」


凛「そんなぁぁ!」

花陽「穂乃果ちゃんちのお饅頭が食べられなくなっちゃうの?」


海未「はい。それに、ことりのお母様は理事長」

花陽「あっ!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:55:04.12 nFxHvuRk0
にこ「不良の子達と仲良くしてるなんて教育委員会のえらいメガネの人に知られちゃったらどーなるのよぉぉ!!」

海未「理事長の席を降ろされ…なんやらかんやらあり離婚します」


にこ「するわね」
海未「しますね」


花陽「するんだ…」しゅん
凛「しちゃうんだ…」しゅん

絵里「するわね」
希「間違いなくしちゃうね」


凛「ど、どうなるにゃ…」ぶるぶる

花陽「凛ちゃん…」ぶるぶる


絵里「あっ!それに…希は巫女さん…」

りんぱな「!!」

希「あっ…不良の二人と仲良くしてることが知られたら…」

花陽「ひぃぃっ!!!」


絵里「巫女をやめさせられ、なんやらかんやらありご両親は離婚」


凛「!!」


にこ「海未のご家族も怒るんじゃない?」

海未「はい…母は私と口を聞いてくれなくなるでしょう。そしてなんやらかんやらあり離婚…」


花陽「!!」



絵里「そうね。私には可愛い妹の亜里沙それに…にこには…ううっ…ぐすっ」

にこ「うちには…ひっ、ぐすっ…まだまだ育ち盛りのこころとここあと虎太郎がいるっていうのにぃぃぃ!!」


海未「捕まりますね」
希「なんやらかんやらで捕まるね」

花陽「ツカマッチャウノォォォ!、」


にこ「そーよ!私の可愛い妹と弟が隣の高校の不良たちに捕まるぅぅぅ!!!」


絵里「亜里沙ぁぁぁ!!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 10:59:56.06 nFxHvuRk0
花陽「ど、どうしよう…」ぶるぶる


凛「凛たちが不良になることでみんなに迷惑をかけてしまうにゃ…」ぶるぶる



花陽「それじゃあ…私たちの気持ちは一緒だよね…凛ちゃん」にこっ


凛「うん!」


凛「凛と!」
花陽「花陽は!」



りんぱな「永遠に不良にならないことを誓います!」



絵里「そうね。とりあえず…」


絵里「あなた達は日本一の高校生になりなさい」


りんぱな「うん!」


凛「なんの日本一の高校生になろうかな…そうだ!かよちん、凛と一緒に考えてくれないかにゃ?」


花陽「うん!じゃあ私のも一緒に考えてね」


凛「もちろん!」

花陽「じゃあ一年生の廊下に戻るね」



凛「お邪魔しました!」

花陽「うん!じゃあ放課後ね」にこっ

絵里「えぇ、放課後に」にこっ


・・・・・。


絵里「ナイスハッスルだったわ。にこ、海未」

希「うん、さすがやね」

にこ「あったりまえよ!私を誰だと思ってるの?」

海未「二人が素直ないい子でよかったです」

希「そうやね」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 11:03:09.06 nFxHvuRk0
絵里「一体どんな日本一の高校生になるのかしら」

にこ「日本一のアイドルの座は譲らないわよ!」


ピロンッ


海未「ん?ことりからです…。」
にこ「なに?どーしたの?」


海未「えっと…。ま、まさか…」

絵里「どうしたの?」


にこ「なに?一体どう…ぬぁんですって!!」

絵里「そう…」


希「今度は穂乃果ちゃん…やね」







穂乃果「どう!カバンをこうやって持つと不良にみえる?」


ことり「うんっ!みえるみえる!」

真姫「みえるんじゃない?」


穂乃果「やっぱり?よぉぉし!穂乃果も、あのドラマみたい今日から不良になるよ!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 11:05:44.17 nFxHvuRk0
ことり「うんっ!頑張ってね、穂乃果ちゃん。けど…」

穂乃果「けど?」


真姫「私たちは大丈夫だけど、凛と花陽は怖がるんじゃない?」


穂乃果「えぇっ!」


ことり「うん。私もそう思う…不良になったら、今みたいにお話ししてくれなくなると思うな」


穂乃果「そうなの!?」


ことり「2人のことだから子鹿みたいにビクビク怖がりながら話しかけてくるよ。高坂さん…おはようございます…って」


真姫「それならマシよ。むしろ話しかけてもらえるかどうか」


ことり「凛ちゃんと花陽ちゃんが可愛そうだよぉ…」

真姫「…」


穂乃果「うーんじゃあ…穂乃果、不良になるのやめる」


ことり「うんっ!そうだね!やめちゃおー!」

穂乃果「うん!やめちゃおー!」


ことり「はぁ…よかった」

真姫「はぁ…何よこれ。こんな遠回しなやり方じゃなくてバカじゃないの?ってハッキリ言えばいいじゃない」


ことり「はっきり否定しちゃえば反発して逆効果だって絵里ちゃんが」

真姫「確かに不良ってそういうものだけど…はぁ」


ことり「ふぅ…これで穂乃果ちゃんの不良問題も解決だねっ!」


穂乃果「うん!」


真姫「くだらない」

おしまい
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 11:06:15.04 nFxHvuRk0
ありがとうございました
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 15:33:05.47 FAvl6Vz8O
ほっこりした乙

穂乃果「穂乃果の物語?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 23:18:11.03 oUiFmg1a0
穂乃果「ここは?」

ここは貴女が今まで辿って来た道のりだよ。

穂乃果「私が辿って来た道のり?」

そう。だから、ほら?道はまだ続いているでしょ?

穂乃果「本当だ。ん?道がいっぱいあるけど…」

そりゃあ、そうだよ。人生ってのは選択の連続だからね。今までだってそうだったでしょ?

穂乃果「はい。それが間違ってなかったのかって聞かれたらまだ分からないけど」

だろうね。現に今だって君は迷ってるだろうし。いつだって悩んでる。

穂乃果「え?うん?そうかな?悩んでるかなぁ?」

選択は間違えてはいけない。そんな事は子供にでもわかる事だしね。

穂乃果「あの…お姉さん…誰?」

あはは。まあ、いずれ分かるよ。

穂乃果「いや、今教えて下さいよ」

あはは。じゃあ、一緒に散歩しながら話そうか。

穂乃果「あっ、はい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517926690
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 23:30:09.47 oUiFmg1a0
さて、では行こう。

穂乃果「あれ?さっきまで目の前が別れ道になっていたのに一本道になってる」

それはそうだよ。ここは君の人生のスタート地点だからね。

穂乃果「私が産まれたって事ですか?」

そう。君は○○年の8月3日に高坂家の長女として誕生したんだ。ほら?見てご覧?

穂乃果「え?」

赤ん坊『オギャーオギャー』

穂乃果母『ほら?見て…貴方に似てとっても元気…』

赤ん坊『オギャーオギャー』

穂乃果母『ふふっ。きっと…私は…この瞬間の為に今日まで生きて来たんだわ』

穂乃果「これは…」

君はこんなにも愛されて産まれて来たんだね。この時、君は泣いていたけど周りにいた皆んながどれだけ笑顔だったかは計り知れないな。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 23:45:16.02 oUiFmg1a0
穂乃果「そっか。私…知らなかったかも」

だろうね。自分の産まれた瞬間になんか立ち会えないしね。さて、ここから暫くは一本道が続くね。

穂乃果「うん」

ここから見える景色の殆どが君と君の家族の幸せな光景ばかりだ。君は元気いっぱいだったんだね。よく笑ってよく泣いて。喋り出すのも早かったみたいだね。

穂乃果「そうだったんだ」

そして、君が産まれてから2年前後かな?

穂乃果「雪穂?」

そう。君に妹が出来るんだ。

穂乃果母『ほら、お姉ちゃんですよ〜』

雪穂『キャッキャッ』

穂乃果『あはっ』

穂乃果母『ふふっ。雪穂ちゃんはお姉ちゃんが大好きだって』

穂乃果『?』

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 23:52:51.85 oUiFmg1a0
穂乃果「雪穂…。あんなに可愛かったんだ」

それじゃあ、今は可愛くないみたいだよ?

穂乃果「いやぁ、そんな事はないですけど」

ほら?小さい頃の雪穂ちゃんは君の後ばっからくっついて歩いてたみたいだね。

穂乃果「あ、でも…なんか覚えてるかも…どこに行くにも雪穂が付いて来て…一時期それが嫌で雪穂をまいたら迷子になっちゃって…」

そうだね。そんな事もあったね。

穂乃果「はい。思い出しました」

さて、暫く歩くとここで…。

穂乃果「ここで?」

ここで君は人生の宝物を見つける。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 00:00:28.65 0nfojpGT0
穂乃果「宝物…」

海未とことり。

穂乃果「あ〜」

ことり『お〜い。穂乃果ちゃ〜ん』

穂乃果『ことりちゃん!』

ことり『何して遊ぼうか?』

穂乃果『鬼ごっこ!皆んなもいいでしょ?』

海未『……』

この後、君が海未ちゃんに声を掛けたんだったね?

穂乃果「そうそう。あの時の海未ちゃんって恥ずかしがり屋で自分から仲間に入れてって言えなかったんだよ。本人は否定してるけど」

穂乃果『見〜つけた!次、あなたが鬼ね』

海未『……』

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 00:09:11.82 0nfojpGT0
それから、小学校に入学して…

穂乃果「あっ、校門の前で写真撮ったの覚えてる!お父さんスーツだ!あはは〜」

そ、そうだね。一年生の学芸会では君は主役の王子様を演じたんだったね。

穂乃果「あ〜そうだ。なんでお姫様じゃないんだろ?」

運動会や遠足、修学旅行と楽しい事は沢山あったね。

穂乃果「うん。懐かしいなぁ」

卒業式。いつも泣き虫だった君は遂に泣かなかったんだよね?

穂乃果「まあ…ね」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 00:27:30.43 0nfojpGT0
中学、高校受験、そして入学。

穂乃果「お〜、どれも懐かしい。しかし、いつもことりちゃんと海未ちゃんと一緒にいるなぁ」

そうだね。高校に入学しても尚君達は一緒だもんね。

さて、高校二年生の春。君の人生を語る上で欠かせないある出来事が始まるんだったよね?

穂乃果『見て見て。アイドル!』

ことり『え?』

海未『何です?急に』

穂乃果『私、考えたんだ』

穂乃果「まだ、μ’sを始める前の私達…」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 11:35:22.01 0nfojpGT0
ちょっと先に進もうか。

穂乃果「あっ!真姫ちゃんだ!」

そう。真姫ちゃんと出会ったのもこの時だ。

穂乃果「真姫ちゃんのピアノ…やっぱり好きだなぁ」

おっと。どうやらここから道が二手に分かれみたいだね。

穂乃果「分かれ道?」

うん。ファーストライブの時だ。

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 11:51:25.41 0nfojpGT0
穂乃果『……』

海未『穂乃果…』

ことり『穂乃果ちゃん…』

穂乃果「ファーストライブ…お客さん居なかったんだったね」

この時、やめる事だって出来たはずだけど君は続ける事を選んだ。

穂乃果「もし、続けなたかったら…」

解散していたかもしれないね。

穂乃果「そっか。それにあの時は花陽ちゃんが来てくれたんだったよね」

実は花陽ちゃんだけじゃなかったんだよ。

穂乃果「え?あっ、後は絵里ちゃん?」

ふふっ。さあ?後は誰が見に来ていたんだろうね?

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 12:05:01.51 0nfojpGT0
穂乃果「え?教えてくれないの?後…凛ちゃんも居たっけ…」

さあ、進もう。お世辞にも成功とは言えなかったファーストライブだったけど君は続ける道を選択した。

穂乃果「うん」

その選択が新たな仲間を…

穂乃果「花陽ちゃん達だ!」

うん。西木野真姫、小泉花陽、星空凛の三人だね。

もし、君がファーストライブを諦めていたら…あそこでμ’sを諦めていたら彼女達の人生も全然違ったかもしれない。

穂乃果「そうかなぁ?」

μ’sに入って小泉花陽は本当の意味での強さを持ったし星空凛も殻を破る事が出来た。西木野真姫は心の底で一番欲しかった物が手に入ったんじゃないかな?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 12:37:20.90 0nfojpGT0
穂乃果「う〜ん。あの三人なら心配ないけどなぁ」

矢澤にこは三年生になって夢を諦めかけていた。

にこ『こんな事で押し切れると思ってるの?』

穂乃果『押し切る?私は相談しているだけです。音ノ木坂アイドル研究部7人で歌う、次の曲を』

にこ『……厳しいわよ?』

『はいっ』

絢瀬絵里とは何度も衝突したよね?

穂乃果「した!今じゃ考えられないくらい絵里ちゃん尖ってたし」

自分を見失っていた彼女に君は手を差し伸べた。

穂乃果『生徒会長。いや、絵里先輩お願いがあります』

絵里『何?練習ならさっき言った』

穂乃果『絵里先輩。μ’sに入って下さい』

絵里『……』

穂乃果『一緒に歌って欲しいです。スクールアイドルとして』
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 14:20:50.51 0nfojpGT0
彼女は君の手に救われた。

穂乃果「…うん」

東條希にしたって君達の登場は大きな望みだった。

穂乃果「え?希ちゃんも?」

そう。彼女はあまり表には出さないけどね。

君は迷い悩みながらも進んだ結果、仲間も増え廃校も阻止出来、全てが順風満帆に進んで行った。

穂乃果「いや…そんな事は…」

後はラブライブだけ。君はとにかくのめり込んで行った。そうする事が正しいと思い込んでいたんだ。

その結果が学園祭でのライブ。

穂乃果「うん」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 14:37:27.90 0nfojpGT0
ドサッ

穂乃果『……』

海未『穂乃果っ』

絵里『凄い熱…』

穂乃果「……」

絵里『ラブライブには出場しません…』

穂乃果『え?』

絵里『ランキングにはもうμ’s名前はないわ…』

ラブライブの辞退。さらに畳み掛ける様に発覚することりの留学の件。

海未『突然ですが、ことりが留学することになりました。2週間後に日本を発ちます』

ことり『前から服飾の勉強したいって思ってて…ごめんね、もっと早く話そうと思っていたんだけど…』

穂乃果『どうして言ってくれなかったの?』
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 19:15:38.42 0nfojpGT0
そして君はついにスクールアイドルをやめると宣言する。

穂乃果『スクールアイドルやめます』

パシィィン

海未『あなたがそんな人だとは思いませんでした』

穂乃果「我ながら…痛そう」

痛かっただろうね〜。体も心も。

君の選んだら選択により目標もなくなり親友からも見放され君の心はズタボロだ。

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 21:25:07.32 0nfojpGT0
どう?改めて見ると?

穂乃果「ん〜…どうって聞かれてもなぁ…。もっと上手くやれたんじゃないかな?あはは…」

かもね。この後、君は再びスクールアイドルをやる事を決意してことりを引き止めに行くんだ。

穂乃果「うん。海未ちゃんや他のみんなに支えられて」

そう。それが歩んで来た道の途中で君が手に入れた物だ。

確かに君はもっと上手くやれたかもしれない。失敗しないで進めたかもしれない。でも、それじゃあ手に入らない物もある。

穂乃果「え?それじゃあ、なんか失敗した方が良いみたい…」

それは違うよ。誰だって出来る事なら失敗したくはないだろう。

穂乃果「え?意味が分からないんですけど…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 21:49:21.80 0nfojpGT0
さあ、行こうか。

穂乃果「って、え〜?教えてくれないんですか?」

ふふっ。おっと…

穂乃果「また、分かれ道だ…」

ラブライブに参加するかしないかを決めた時だね。この時君は過去の失敗から参加する事に消極的だったんだよね?

穂乃果「うん。また、周りが見えなくなっちゃうかなって…」

自分の気持ちに嘘をついてね。

穂乃果「あはは。すぐに撤回したけどね」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 22:09:13.02 0nfojpGT0
その結果、最終予選を勝ち抜き。

穂乃果「あっ、私達がSnow halation歌ってる。こうやって見るの初めてだなぁ。動画では見てるんだけど」

また一つ壁にぶつかる。

穂乃果「解散…」

そう。君達は解散するのか?このまま続けていくのか?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 22:32:27.85 0nfojpGT0
穂乃果「解散するよ」

知ってる。

穂乃果「え〜」

続けていくという選択肢もあったのに君達はμ’sを自分達だけで終わらせる事にした。

穂乃果「うん」

そっか。ほら?見てご覧?

穂乃果「え?うわぁ。道がいっぱい」

そう。ラブライブに優勝してμ’sは終わりにしたかもしれない。
けど、君の物語が終わった訳じゃない。

穂乃果「……うん。知ってるよ」

あはは。君らしいなぁ。


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 22:35:14.75 0nfojpGT0
穂乃果「ん?私は何をしてたんだっけ?」

穂乃果ーー?

穂乃果「あっ!?そうだ!お昼何食べようか悩んでたんだ」


穂乃果「う〜ん。どっちにしよう。悩むなぁ」

おわり

絵里「ふぁ~…眠い」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 21:49:02.73 wZdMu0Gg0
絵里「あ〜…眠い。眠すぎるわ」

亜里沙「昨日何時に寝たの?」

絵里「2時…」

亜里沙「どうしてそんな時間まで起きてたの?」

絵里「ちょっと…授業の予習復習をしてたら夢中になっちゃって」

亜里沙「ふ〜ん。そうなんだ」

絵里「そうなのよ。さて…」

亜里沙「洗い物は私がやるからお姉ちゃんは休んでて」

絵里「そう?」

亜里沙「うん。お風呂に入る前に寝ちゃダメだよ?」

絵里「ええ。ありがと、亜里沙」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517402941
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 21:52:18.97 wZdMu0Gg0
絵里「しかし…本当に眠いわ」

ピンポーン

絵里「このままだと寝てしまう」

ピンポーン

絵里「その前にお風呂に…」

ピンポーン

絵里「ん?あっ…いけない。ぼーっとしてたわ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 22:07:56.50 wZdMu0Gg0
絵里「はい…」

ガチャ

凛「や!」

希「やぁ!」

穂乃果「やぁぁぁ!」

絵里「あなた達…」

凛「絵里ちゃん、遊びに来たよ」

絵里「えっと…あの…約束したっけ?」

穂乃果「してないよ?」

絵里「そうよね?あの…いつも言ってるわよね?」

凛「でも、来ちゃったにゃ」

絵里「来ないで…」

穂乃果「ええ?酷い…」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 22:26:28.05 wZdMu0Gg0
希「なんか…えりちテンション低い?」

穂乃果「確かに…。今日のエリチカテンション低いね。大丈夫?何か嫌な事あった?」

絵里「あの…エリチカ今日は眠いのよ」

凛「え?眠いの〜?何で?」

穂乃果「まだ8時前だよ?」

凛「何でそんなに眠いの?凛達こんなに元気なのに」

絵里「昨日…寝たのが遅かったのよ」

希「え?何してたん?」

絵里「勉強してたら夢中になっちゃって…」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 22:38:49.62 wZdMu0Gg0
穂乃果「え?…本当に?」

凛「なんか嘘っぽいにゃ」

絵里「どうして…」

穂乃果「だっ…ねえ?」

凛「勉強に夢中になって夜更かしするなんてあり得ないにゃ。そんな人この世に存在しないよ」

絵里「あなた達の常識で語らないで…。って言うか…いつも思うけど…あなた達は何でそんなに元気なの?練習だってあったのに」

希「いやぁ…昨日寝るの早かったし」

穂乃果「それに日中だって結構寝てるもんね」

凛「うん」

絵里「真面目に授業受けてれば日中は起きてるはずだけど…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 22:48:19.41 wZdMu0Gg0
凛「まあ…そうなんだけど」

絵里「とりあえず…私はもう寝たいから」

穂乃果「え〜8時前なのにぃ。海未ちゃんだって最近は10時過ぎまで起きてるよ」

絵里「知らないわよ」

希「ん〜困ったなぁ。そしたらウチ等の有り余った元気はどうすればええの?」

絵里「それこそ知らないわよ。走りにでも言ってくれば?」

凛「絵里ちゃん冷たいにゃ」

絵里「あの…本当に…もう…眠いから。お願いだから許して」

希「なんかウチ等悪者みたいやん」

穂乃果「そこまで言うならわかったよ」

絵里「え?」

穂乃果「取り敢えず絵里ちゃんは寝てなよ」

絵里「分かってくれたの?」

穂乃果「穂乃果達は亜里沙ちゃんと遊んでるから起きたら遊ぼ!」

絵里「え?」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 23:15:51.87 wZdMu0Gg0
01
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 23:28:07.50 wZdMu0Gg0
絵里「さてと…どうやら大人しく帰してくれそうにないわね」

希「分かってるやん。さあて、何をして遊ぼうか?」

穂乃果「穂乃果達から逃げられると思ったら大間違いだよ」

凛「大人しく観念する事をお勧めするにゃ」

絵里「あなた達…台詞が悪役っぽいわよ?」

穂乃果「え?それは嫌だな」

絵里「……じゃあ」だっ

希「あっ!逃げた」

凛「逃さないにゃ」バッ

絵里「くっ。凛…流石μ’s一の俊足を誇るだけはあるわね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 23:37:37.54 wZdMu0Gg0
絵里「だけど…」

希「ふふっ、えりち。逃さんよ」

絵里「なっ、いつの間に」

穂乃果「絵里ちゃんは穂乃果達を舐め過ぎだよ」

絵里「……」

穂乃果「校内で穂乃果達はこう呼ばれているんだよ。音ノ木の伝説の三人とね」

凛「驚いたかにゃ!」

絵里「初めて聞いたんだけど。何よそれ」

穂乃果「穂乃果と凛ちゃんと希ちゃんの実力を称した呼び名だよ。ね?」

希「いや…それウチは入ってないけど」

穂乃果「嘘?え?違うの?」

希「それってあれやろ?ウチやなくてにこっちやろ?」

穂乃果「え?そうなの?」

希「うん。一部の人間が穂乃果ちゃん達三人の事を総称して伝説の三人と呼んでるんやって。まあ、理由は聞かない方がえけと思うよ」

穂乃果「え?何それ?」

凛「意味わからないにゃ」

希「まあ…とにかく。ウチはちゃうから。な?えりち?」

シーン

希「あれ?えりち?」

穂乃果「あっ!また逃げられた」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 18:34:35.89 M/n1AhgnO
伝説っていうか三バ………
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 18:45:56.42 maEp6C+C0
02
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 18:48:40.11 maEp6C+C0
絵里「さて、帰ろうかしら」

ガチャ

希「いらない何も〜」

凛「捨ててしまおう〜」

穂乃果「君を探し彷徨うマイソウル〜」

絵里「それ、B’zだから」

穂乃果「おお!流石絵里ちゃん」

凛「凛達が欲しいツッコミと一語一句違わないにゃ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 20:41:43.88 maEp6C+C0
絵里「何よそれ。くだらない事言ってないの。さっさと帰りなさい」

穂乃果「帰るよ?絵里ちゃんのお家にね」

絵里「何でそうなるのよ」

凛「そんなの絵里ちゃんと遊ぶために決まってるにゃ」

絵里「はあ…付き合ってられない」

希「付き合ってもらうに決まってるやん」

絵里「勝手なこと言わないで。それじゃあ…」

穂乃果「逃さない。逃さないよ。くらえぇぇ。穂乃果の彷徨える蒼い弾丸を」

ガシッ

絵里「だから…それは…B’zでしょうがぁぁぁ。離しなさい」

穂乃果「くっ…やだぁぁぁ」

凛「はぁぁぁ。凛の野生のエナジーを解放するにゃぁぁぁぁ」

ガシッ

絵里「くっ…凛まで…離しなさいってば」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 20:59:33.21 1I6+iNOSO
穂乃果「希ちゃん。早く。希ちゃんも早くしてぇ」

希「いや…ウチももうやってるよ」

凛「何言ってるにゃ。早くするにゃ」

穂乃果「絵里ちゃん思ったより力強いよ」

絵里「変な事言わないでっ!」

希「やってるよ。ウチのミエナイチカラをくらぇぇ」

絵里「だから…それもどれもB’zよ!だぁぁ」

穂乃果「うわっ」

凛「にゃあ」

絵里「これ以上あなた達の茶番に付き合わさないで」

穂乃果「茶番?茶番じゃないよ。穂乃果達は本当だよ。穂乃果達のソウルを…穂乃果達のウルトラソウルを舐めないでよ」

希「そうや!ウチ等のギリギリチョップをくらうといいやん」

絵里「だから…なんでB’zに拘ってるのよ」

凛「そうにゃ。秩序のない絵里ちゃんにドロップキックにゃぁぁぁ」

絵里「それはB’zでも何でもない。もう、本当に帰るから」

ガチャ

穂乃果「いや、穂乃果達は諦めない」

絵里「はあ…もう、意味がわからない。まさにBAD
Communicationね」

バタン
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:00:52.15 1I6+iNOSO
03
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:09:13.69 1I6+iNOSO
ガチャ

穂乃果「絵里ちゃーん」

ことり「あっ!?穂乃果ちゃん!!」

希「この部屋にいるのはわかってるんよ!」

凛「今日は絵里ちゃん家で遊ぶにゃ。…あれ?絵里ちゃんは?ことりちゃんだけ?」

ことり「うん。私一人だけだよ?」

穂乃果「あれ?おかしいなぁ。確かに絵里ちゃんがこの部屋に入っていくのを目撃したんだけどなぁ」

ことり「え?ずっとこの部屋に居たけど…」

凛「来てない?」

ことり「うん」

穂乃果「おっかしいなぁ」

ことり「見間違いじゃないのかな?」

穂乃果「いや…そうかな?じゃあ、どこに行ったんだろ?」

ことり「う〜ん…ごめんね?私は力になれそうにないかな」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:17:06.55 1I6+iNOSO
穂乃果「そっか」

凛「ことりちゃんは何してるの?」

ことり「真姫ちゃんがオススメの小説を貸してくれるって言うから待ってるの」

希「へえ。真姫ちゃんとことりちゃんが?珍しい組み合わせやね」

穂乃果「確かに」

ことり「え〜そんな事ないよ。穂乃果ちゃん達はどうして絵里ちゃんを探してるの?」

穂乃果「ほら?明日祝日で学校休みだから絵里ちゃん家に遊びに行こうかと思った。練習も午後からだしね。ことりちゃんも来ない?」

ことり「え?あっ、ごめん。私は今日はちょっと…」

穂乃果「そっかぁ。じゃあ、また四人かな?」

凛「今日ならかよちん来るかもしれないよ?」

希「そうなん?」

凛「うん。今日はかよちんの好きなテレビやってないはずだもん」

穂乃果「じゃあ、花陽ちゃんも誘おうか」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:22:04.32 1I6+iNOSO
ことり「あの…」

穂乃果「何?」

ことり「えっと…その…絵里ちゃん家に遊びに行く事を絵里ちゃんは知ってるの?」

穂乃果「え?何で?」

ことり「いや…深い意味はないんだけど」

凛「言おうとしたんだけど絵里ちゃんが逃げちゃって」

ことり「そ、そうなんだ。とい言う事は絵里ちゃん家に遊びに行く事は確定してないんだよね?」

穂乃果「いや〜してるよ〜。ね?」

希「うん。えりちなんか基本押しに弱いから大丈夫なんよ」

凛「そうそう。何だかんだ遊んでくれるにゃ。押しに弱いから」

ことり「そ、そうかな?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:26:38.26 1I6+iNOSO
穂乃果「そうだよ」

希「後はえりちの前で怖い話でもしておけばええんよ。エリチカ怖くて一人で眠れないとか言いだすから。な?」

凛「うん。絵里ちゃんは容易いにゃ」

ことり「そ、そんな事はないと思うよ?」

穂乃果「そんな事あるんだよ。ほんと、可愛い子だよ。絵里ちゃんは」

ことり「え〜…」

穂乃果「さっ、絵里ちゃんを探しに行こうか?」

ガチャ

希「そうやね」

凛「ことりちゃん。お邪魔したにゃ〜」

バタン

ことり「う、うん」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:30:06.57 1I6+iNOSO
ことり「あの〜…」

絵里「行ったみたいね」

ことり「絵里ちゃん…」

絵里「匿ってくれてありがと。それじゃあ、私も行くわね」

ことり「う、うん」

ガチャ バタン

ことり「行っちゃった…」

ガチャ

真姫「お待たせ」

ことり「あっ、真姫ちゃん…」

真姫「なんか今…絵里が怖い顔して出てったけど…何かあったの?」

ことり「多分…穂乃果ちゃん達を探しに…」

真姫「へ?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:03:39.26 1I6+iNOSO
04
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:14:50.14 1I6+iNOSO
希「で、後ろの方からコツン…コツン…って足音がするんよ」

穂乃果「う、うん」

凛「それで?」

絵里「…」

希「バッと背後を確認すると誰もいない。あれ?気のせいだったのかな?まあ、いいや。早く帰ろう…って」

穂乃果「分かった!前を向いたらお化けがいるんだ」

凛「ありがちだにゃ」

希「ううん。お化けはいないんよ。ホッと安心して歩き始めようとしたその時…ガシッと。足を掴まれて…」

絵里「きゃああああああ」

穂乃果「うわぁぁぁ。ビックリしたぁ」

凛「にゃぁぁぁ。絵里ちゃん…急に叫ばないで欲しいにゃ」

希「あっ!ごめん。えりちの方まで聞こえてた?」

絵里「はあ…はあ…わ、わざとでしょ」

希「ちゃうよぉ。な?」

凛「うん。って言うか絵里ちゃんのせいで最後まで聞けなかったにゃ」

絵里「知らないわよ…そんなの。って言うか全然問題ない」

希「そっか。まあ、ええか。さっ、ウチらはもう帰ろうか?」

絵里「え?」




28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:21:51.74 1I6+iNOSO
希「あれれ?どしたん?」

穂乃果「あっ!もしかして怖くて一人じゃ帰れなくなったとか?」

絵里「くっ…」

凛「仕方ないにゃ〜。一緒に帰ってあげようか?」

絵里「あなた達…そう言う事…。こないだ言ってた事を実行したってわけね」

希「え?なんの事?全然わからんなぁ」

絵里「あのねぇ…とぼけたって無駄よ」

穂乃果「まあまあ、絵里ちゃん。穂乃果達が一緒に帰ってあげるから。絵里ちゃん家中まで」

絵里「そう。でも…大丈夫だから。別に来てくれなくても大丈夫」

希「え?嘘やろ?怖いやろ?」

絵里「家に亜里沙が居るから大丈夫です」

希「うわぁ〜開き直っとるなぁ」

絵里「別にいいじゃない」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:25:27.27 1I6+iNOSO
穂乃果「あれ?でも、亜里沙ちゃん今日は穂乃果ん家に泊まりに来るって言ってた様な気がするけど」

絵里「え?」

穂乃果「うん。言ってたよ。雪穂が二人で勉強するって言ってたもん。信じられない〜って思ったの覚えてるから」

絵里「嘘…」

希「えりち」

絵里「…」

希「どうする?」ニヤニヤ

凛「行ってあげようか?」ニヤニヤ

穂乃果「穂乃果達は全然構わないよ?」ニヤニヤ

絵里「くっ…け、結構よ」

凛「え?」

穂乃果「嘘?」

希「これは予想外や」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:29:14.82 1I6+iNOSO
絵里「大丈夫だから。別に…大丈夫だから」

希「いや…全然大丈夫そうには見えんけど?」

凛「なんか凛達が凄い悪い事したみたいだよね」

穂乃果「確かに…罪悪感が…」

絵里「ち、ちょうどいい機会だったわ。いつまでも怖いのが苦手なんて。克服するいいチャンス…うん」

希「と言いつつ涙目やん」

絵里「…」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 23:36:51.80 1I6+iNOSO
穂乃果「絵里ちゃん…もう…悪かったよ。本当に…」

絵里「いや…大丈夫だから…大丈夫…」

穂乃果「絵里ちゃんの家に泊まりに行かせてよ。もう、泣かせる様な事はしないから」

絵里「…一つだけ…約束守って」

穂乃果「怖い話は絶対にしません。悪ふざけもしないし。勉強の邪魔もなるべくしません」

絵里「そんな事じゃ泣かないわよ。怒るけど」

穂乃果「じゃあ…」

絵里「1分でもいいから…私より長く起きていて。もう…一人じゃ…寝れそうにないから…」

穂乃果「絵里ちゃん…」

凛「決してしないよ」

希「約束する」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 00:18:25.42 hMjUkAMkO
たかが寝るタイミングの話なのに重いわw
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 18:10:34.63 fYKnZ+lJ0
いいよねめぞん一刻
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 22:01:59.21 VIH6nBbsO
カァー カァー

絵里「あら?もうこんな時間なのね。もう帰ろうかしら。うん、カラスが鳴くからかーえろ。なんてね。うふふ」

穂乃果「絵里ちゃん…一人で何言ってるの?」

凛「大丈夫?」

絵里「げっ…あなた達…」

希「いい医者紹介しようか?まだ、医師免許は持ってないけど知り合いにいるから。イミワカンナイって言われそうやけど」

絵里「いえ…結構よ。さっきまでそのお医者さんも居たから」

穂乃果「え?そうなの?何してたの?」

絵里「勉強を教えてあげてたのよ」

凛「え?そうなの?教えて貰ってたんじゃなくて?」

絵里「そう。なくて。教えてあげてたの」

凛「へ〜意外だにゃ〜」

絵里「あのね…自分でこんな事言いたくないけど…私そこそこ勉強出来るから」

穂乃果「まあ…よく勉強してるもんね」

凛「元生徒会長だしね」

穂乃果「凛ちゃん…あのね…言葉は選んだ方が良いと思うよ」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 22:21:30.58 VIH6nBbsO
絵里「で?何?わざわざ休日に図書室まで来て」

希「遊ぼうと思って」

穂乃果「絵里ちゃん家に行ったんだけど。誰もいないからさ」

絵里「あのさ…せめて連絡しようよ…」

穂乃果「え?」

希「えりち…喋り方変わってるよ?」

絵里「喋り方も変わるわよ。あなた達を相手にしてると」

穂乃果「酷い言い様だなぁ。あっちこっち探したんだよ?二階のホームとか路地裏の窓とか。気づいたらこんな時間だよ」

絵里「どこ探してるのよ…」

希「いや、実際結構探したんよ?」

凛「凄い疲れたにゃ」

絵里「だから…連絡すればいいじゃない」

穂乃果「じゃあ、連絡すれば遊んでくれた?」

凛「そうだよ。絵里ちゃん絶対に遊んでくれないんだから」

希「そうや、そうや。えりちが遊んでくれる時は自分が寂しい時だけや。ウチ等はえりちにとって都合のいい女や」

絵里「ば、馬鹿っ!?」

穂乃果「馬鹿?酷い」

絵里「大きな声で変な事言わないで。って言うかここ図書室だから…」


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 22:33:11.17 VIH6nBbsO
穂乃果「じゃあさ、絵里ちゃん…耳貸して?」

絵里「な、何よ?」

穂乃果「フゥー」

絵里「ヒャアア」

ゴチン

穂乃果「痛ぁぁぁぁ。嘘?え?嘘?友達にゲンコツされたの初めて」

希「って言うかゲンコツされてる女子高生見るの初めてや」

凛「凛、今度真姫ちゃんにやってみよう」

絵里「何するのよ!変な声出てたじゃない」

穂乃果「だって…素直に耳を出すから…」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 22:49:42.98 VIH6nBbsO
絵里「もう、知らない。帰る」

穂乃果「嘘でしょ?あれだけでそんなに怒るの?冗談だよ?」

絵里「あなた達は冗談が過ぎるのよ」

希「まあまあ、えりち。そんなに怒らんと…ワシワ…」

ガシッ

絵里「今…何しようとした?」

希「え?いや…ちょっと戯れようとしただけやん?」

凛「嘘?希ちょんのワシワシMAXが…止められたにゃ」

絵里「希?あなたね…そんな事ばかりしてると…」

希「な、何?脅迫する気なの?」

絵里「あなたの普段の行いを動画で撮影して親御さんに送るわよ?」

希「や、やめて。それだけは…本当にやめて。お願いします」

凛「希ちゃん…喋り方が変わってるにゃ…」

穂乃果「これ…相当怒ってるよ」

凛「穂乃果ちゃんのせいにゃ」

穂乃果「だって…まさか、あんなに怒るとは思わないし…」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 23:11:16.12 VIH6nBbsO
絵里「さあ?どうする?希…?」

穂乃果「あー、でも少し良かった。怒りが全部希ちゃんの方にいってる」

凛「穂乃果ちゃん、見損なったにゃ」

穂乃果「だって、怖いんだもん。絵里ちゃんが怒ると実は海未ちゃんより怖い説が確立されたよ」

絵里「穂乃果…。安心しなさい。次はあなただから…」

穂乃果「え?次?次って何?穂乃果既にゲンコツ貰ってるんだけど」

希「う、ウチ等…何されるの?」

穂乃果「ヤダヤダヤダ。絶対にやだ。希ちゃん犠牲になって。じゃなかったらせめて凛ちゃんも怒られて」

凛「何でそうなるの?意味わからないにゃ。凛が怒られる必要性を感じないにゃ」



44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 23:18:36.29 VIH6nBbsO
絵里「希…。覚悟しなさい…」

希「嫌やぁぁぁぁ」

ガララ

海未「あなた達…何を騒いでいるのですか?」

絵里「えっ?」

穂乃果「海未ちゃん!?何で?」

海未「さっきまで、絵里と真姫と勉強していてたのですが忘れ物をしてしまって。そんな事はどうでもいいです。ここは図書室ですよ?絵里まで一緒になって…何しいるのです」

絵里「ち、違うの」

海未「言い訳は後で聞きます」

希「た、助かった」

穂乃果「良かった…」

凛「海未ちゃんのお説教ならまだ耐えられるもんね」

ほのりん「うん」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 23:35:08.55 VIH6nBbsO
絵里「来たわね…三馬鹿…」

穂乃果「酷いよ、絵里ちゃん。にこちゃんだって一緒懸命やってるんだよ」

凛「それを絵里ちゃん…言い過ぎだよ」

にこ「いい?あんた達…よく聞きなさい。三馬鹿って複数形だから…」

穂乃果「え?それってどういう事?」

凛「まさかと思うけど…」

にこ「そのまさかよ。あんた達も含まれてるのよ。それを踏まえて言わせて貰うわ。誰が三馬鹿よ」

凛「そうにゃ、そうにゃ。何で凛が入っているにゃ」

穂乃果「穂乃果も入ったつもりはないからっ!!」

絵里「いや…希から連絡が来てたのよ。これから三馬鹿が向かうって」

穂乃果「ええ?希ちゃんが?」

凛「本当の敵は味方みたいな顔をしてたにゃ」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 23:48:32.23 VIH6nBbsO
にこ「希がとかどうでもいいのよ。この、スペシャルプリティラブニーにこちゃんを捕まえて馬鹿ってどういう事よ」

凛「あっ!テレビの取材してる!」

にこ「え?嘘?やばっ……ニコッ!!」

凛「嘘だよ」

絵里「そう言う所よ…」

にこ「はぁ?」

穂乃果「アイドルモードのにこちゃん久し振りに見た様な気がする」

にこ「くっ…何なのよ。あんた達。無理矢理連れて来られたと思ったら挙句馬鹿呼ばわりって」

穂乃果「いや…別に穂乃果達が言い出した訳じゃないし」

凛「怒るなら希ちゃんに怒って欲しいにゃ」

にこ「あんた達ね…仮にも歳上が怒ってるんだからそれ相応の態度をしなさいよ」

穂乃果「怖がれって事?」

にこ「そこまでは言ってないけど…」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/02(金) 23:59:12.50 VIH6nBbsO
絵里「ねえ?これ以上茶番を繰り広げるなら帰っていいかしら?」

穂乃果「ダメだよ。絵里ちゃん家に遊びに行くんだから」

凛「何帰ろうとしてるにゃ」

絵里「何で自分の家に帰るのに怒られなきゃならないのよ」

穂乃果「とりあえず…いい?にこちゃんは今日は希ちゃんの代わりなんだからね」

凛「頼むにゃ」

にこ「何よ、代わりって。何をすればいいのよ」

穂乃果「いけ!にこちゃん!まきつく攻撃」

にこ「よしっ!覚悟しなさい!って何で私が行かなきゃならないのよ」

穂乃果「ええ?やらないの?」

にこ「仮にやるとして…どうやってやるのよ?まきつくってどうやってやればいいのよ!」

穂乃果「それは…」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 00:06:51.07 SqkXzbAyO
凛「じゃあいいよ。凛がやるにゃ」

穂乃果「そんな…穂乃果がやるよ」

絵里「…」

にこ「いや…絵里。あんた待ちだから!あんたがやらなきゃ私がいけないでしょうが」

絵里「にこ…」

にこ「何よ?」

絵里「あなた…芸人を目指してるの?」

にこ「違うわよぉぉ。でもあの流れならそうするでしょ?お決まりの流れでしょうがぁぁぁ」

絵里「そんな事言われても…私、お笑い芸人じゃないし。難しいわよ」

にこ「一番分かりやすい奴でしょうぉぉぉぉ」

絵里「そうなの?」

穂乃果「そうだよ」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 00:11:14.40 SqkXzbAyO
穂乃果「じゃあ、とりあえずにこちゃん。ハッパカッター」

凛「つるのむちにゃ」

にこ「いや、だからやらないから。何?あんた達の中で私はくさタイプのイメージなの?」

凛「いやぁ…」

ほのえり「じゃあ、わた…」

絵里「あっ…」

穂乃果「被った…」

凛「これは恥ずかしい奴にゃ」

にこ「何なのよあんた達。グダクダじゃない」

52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 00:15:15.88 SqkXzbAyO
穂乃果「いやぁ…にこちゃんと違ってプロのお笑い芸人じゃないし」

にこ「にこだってプロのお笑いじゃないから。アイドルだから」

凛「確かに…プロのお笑いの人達に失礼だよね」

にこ「そうだけど。言い方…」

穂乃果「そんな事言われても〜ね?」

凛「うん」

にこ「あんた達ねぇ…」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 00:23:38.21 SqkXzbAyO
ガチャ

真姫「にこちゃんいる?」

にこ「いい加減にしなさいよ?いつも、いつも。私が怒らないと思ってぇ」

真姫「え?え?」

にこ「限度があるでしょ!限度が!ちょっとくらい生意気なのはいいけどね」

真姫「ご、ごめんなさい…」

にこ「え?ま、真姫?」

真姫「そんなつもりじゃなくて…ただ…素直に話せなくて…つい憎まれ口を…ダメだって分かってたんだけど…ただ、ごめんなさい」ダッ

にこ「え?何?何で…」

凛「ああ…真姫ちゃん…泣いてたにゃ…。追いかけるにゃー」
ダッ
穂乃果「嘘っ!?ま、真姫ちゃーーん」ダッ

にこ「ど、どうしてこうなるの?」

絵里「あの…取り敢えず…追いかけなきゃ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:00:26.23 SqkXzbAyO
07
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:09:56.68 SqkXzbAyO
ガチャ

穂乃果「絵里ちゃーーーん!!!」

シーン

穂乃果「あれ?」

凛「絵里ちゃん居ない?」

穂乃果「うん。居ないの。確かに部室に入った様な気がしたんだけどな」

希「えりちどころか誰も居ないやん」

穂乃果「誰かしら居るかなとは思ったんだけどね」

凛「意外と隠れてたりして」

穂乃果「まさか。この部室って隠れる様な所はないし」

凛「あのダンボールの中とか?」

希「ダンボールの中はにこっちの私物がはいってるんやないの?」

穂乃果「それにいくら何でもダンボールの中には隠れないよ。こんな狭い所入らないでしょ」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:15:29.28 SqkXzbAyO
凛「確かに…そうだね〜」

穂乃果「うん」

絵里(そのまさかだったりして…)

希「まあ、あれやない?ここで待ってればえりちも帰ってくるやろ」

穂乃果「だね。待ってようか」

凛「そうするにゃ」

絵里(ええ?嘘でしょ?早く出てってよ。この中狭くてキツイんだけど)

凛「今日帰ったら何する?」

穂乃果「ぷよぷよやろうよ!」

希「え〜穂乃果ちゃん弱いやろ?」

穂乃果「そんな事ないよ。穂乃果パズルゲームめっちゃ得意!テトリスとかインベーダーとか大得意だよ」

絵里(テトリスか…私、ダンボールの中で膝抱えて隠れて…それこそテトリスみたいになってるわ。インベーダーはパズルゲームじゃないし…)
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:25:58.02 SqkXzbAyO
希「ぷよぷよやなくて桃鉄やろうよ」

穂乃果「やだよ。だってさ、最後の方皆んな機嫌悪くなるじゃん。だって、前に穂乃果ん家でやったの覚えてる?皆んなで」

凛「やったっけ?」

希「あ〜、あったなぁ。その時凛ちゃんは漫画読んでたからなぁ。えりちが最後の方で一位からビリになった時やろ?」

穂乃果「そうそう」

希「あの時のことりちゃんの戦略はえげつなかったなぁ」

穂乃果「ね?びっくりしたよね?ずっと、ビリなのにニコニコしながらやってるなと思ってたのにね」

希「あの時思ったなぁ。ことりちゃんっていつもふわふわしてる感じやけど意外と食わせ者やなぁって。あの時、半ベソかいてたもんなぁ」

穂乃果「ね。もう嫌とか言って花陽ちゃんに代わってもらってたもんね。まあ、気持ちは分かるけどね。穂乃果もゲームで負けて泣くタイプだったから」

絵里(やめて。ゲームで負けて半ベソかいた黒歴史を掘り返さないで。まだ私の中で消化しきってないんだから)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:40:04.33 SqkXzbAyO
希「なあ…本当にえりちって面白いよなぁ」

穂乃果「まあ、そうだね」

絵里(はあ?何ですって)

希「これも全部μ’sのお陰かなぁ。ウチとえりちは本当にμ’sに入って大正解やったわ」

絵里(希…)

希「まあ、でもな。えりちって最近丸くなった様に見えるかもしれんけど」

穂乃果「うん」

希「実は高一の頃から割とあんな感じなんよ。仲良くなると隙が見えると言うか…割とおっちょこちょいやん?」

穂乃果「うん」

絵里(穂乃果には言われたくない)

希「それにえりちって体調に勘定が左右されがちって言うかな」

凛「え?何それ」

絵里(ちょっと、待ってよ。その話は…)
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 01:49:29.20 SqkXzbAyO
希「高2の頃に熱出した時にお見舞い行ったんよ。そしたら、いつものキリッとした感じやなくて子供みたいにな…」

絵里(と、止めなきゃ)

ピキッ

絵里(うっ…あ、足が…)

ズボッ

穂乃果「え?何?って…うわぁぁぁぁ」

凛「だ、ダンボールから手と足が生えたにゃぁぁぁぁ」

絵里(し、しまったぁぁぁ。足がつって思わず…)

穂乃果「希ちゃん…スピリチュアルパワーで…退治してよ…」

凛「怖いにゃ〜」

希「中に誰か入ってるんやろ?」

穂乃果「あ、開けてみる?」

希「そうやな。不審者やったら…せーので逃げるんや」

パカッ

絵里「………」

希「えりち…?」

凛「な、何してるの?」

絵里「いや…あの…」

穂乃果「こ、来ないで…」

絵里「違うのよ」

穂乃果「うわぁぁぁぁ」

凛「にゃぁぁぁぁ」

絵里「ちょっとぉぉぉぉ」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 10:16:12.28 SqkXzbAyO
08
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 10:23:35.89 SqkXzbAyO
ザー ザー

絵里「フッ…雨か…。こんな雨じゃ外を出歩くのが嫌になるのも頷けるわね。でも…私は違うのよね。だって、お気に入りの傘が使えるんですもの」

穂乃果「絵里ちゃん一人で何言ってるの?」

絵里「なっ!?ほ、穂乃果…」

凛「凛達もいるにゃ」

希「えりち…。ああ言うのは心の中だけで留めておこうな?誰が聞いてるか分からんよ?」

絵里「……っ」カァァァァ

穂乃果「でも、絵里ちゃんって意外と詩人なんだね。結構心にグッと来たよ」

絵里「え?そ、そう?」

穂乃果「うん」


66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 10:59:10.52 SqkXzbAyO
凛「穂乃果ちゃん…本気でそう思ったの?」

穂乃果「え?うん。割と本気でいい事言うなと思った。そんな雨の楽しみ方があったとは目から鱗だよ」

希「そっか。穂乃果ちゃんもそっち側の人間なんやなぁ」

絵里「な、何よ。希だって夜空とか見上げて意味深な事呟いたりするじゃない」

希「なっ!?ウチは一人の時に呟いたりしないやん。だから、セーフや」

絵里「何よ、セーフって。同じよ。しかも、よく聞いたらそんな大した事言ってないし」

希「そ、そんな事ないわ。えりちよりはマシや。なんや、お気に入りの傘が使えるんですものって。そりゃ、使えるやろ。雨降ってるんやから」

絵里「な、何ですって。そんな事言ったら希だってこないだ…」

希「あー、知らん知らん」

凛「どっちもどっちにゃ」

絵里「なっ…」

希「凛ちゃん…」

絵里「や、やめましょうか。これ以上は」

希「そうやな。お互いの傷口を抉るだけやし」





68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 11:11:48.17 SqkXzbAyO
絵里「…で?何?何の用なの?」

凛「これから絵里ちゃん家に遊びに行くんだけどね」

絵里「あのね、凛?そんな当たり前の様に私の家の来客と予定を勝手に決めないでくれない?」

凛「え?じゃあ、絵里ちゃん家には急な来客とかないの?」

絵里「いや…あるけど。分かるわよね?あなたが言ってる事は屁理屈だって…分かるわよね?」

凛「まあ…こう見えて16年も生きてるから…」

絵里「そう…。じゃあ、どうしてあなた達は連絡と言うものをしないの?」

穂乃果「サプライズ的な?」

絵里「そんなサプライズいらない」

希「え〜、女の子はサプライズに弱いって聞いたんやけどなぁ」

絵里「大丈夫。サプライズは将来別の人にやって貰うから」

希「え?予定あるの?」

絵里「まだ…ないけど…」

希「じゃあ、まだ分からんやん。今の内にウチ等がやっといた方がええんやない」

穂乃果「確かに」

絵里「よくない。余計なお世話だから」

希「頑固やなぁ」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 11:23:24.04 SqkXzbAyO
絵里「とにかく…」

穂乃果「ふっ…こうなったは力尽くでいかせて貰うしかないようだね」

凛「観念するにゃ」

希「そうやな。ウチ等だんだん悪役みたいになってくな」

絵里「な、何よ」

バサッ

穂乃果「穂むらカリバー」

希「ドラゴン殺し」

凛「魔剣。リンリンリンガベー」

絵里「あなた達馬鹿なの!!!!!」

穂乃果「馬鹿じゃないよ」

絵里「馬鹿でしょ。この雨の中どうして傘を閉じるのよ。ビショビショじゃない」

穂乃果「それは…絵里ちゃん、お風呂貸して」

希「ウチは最初からそうするつもりやった!」

絵里「何でそうなるのよ。もう…早く傘を差しなさい…」

穂乃果「あっ!絵里ちゃん。車…」

ブォォォォォン バシャーーーーン

絵里「え?」

ビチャァァ

絵里「……」

穂乃果「傘差しててもビッショリだね」

凛「皆んなでお風呂入る?」

絵里「もう嫌…」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:19:59.92 SqkXzbAyO
09
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:29:04.18 SqkXzbAyO
絵里「ランラランララン〜。あら?穂乃果、希、凛じゃない。何やってるのかしら?」

穂乃果「はあ…」

絵里「穂〜乃果。何してるの?」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「元気がないなぁ。どうしたの?」

凛「絵里ちゃんはいつも元気だね。羨ましいにゃ」

希「ホンマやな…」

絵里「何よ。三人して辛気臭い顔しちゃって〜。そんな顔してるとコチョコチョして無理矢理笑わせちゃうぞ〜」

穂乃果「いや…いいっす。そう言うのマジでいいっす」

凛「本当に今そんなテンションじゃないんで」

絵里「そう?何があったの…」

希「思い出したくない」

絵里「何よそれ」

73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:39:23.20 SqkXzbAyO
穂乃果「って言うか絵里ちゃんこそ何でそんなにテンション高いの?」

絵里「え?私?えっとね〜何故でしょう〜?」

穂乃果「いや…本当にそう言うのいいから」

絵里「そう。じゃあ、今晩ウチに来ればその答えが分かるわよ」

希「いや、今日はやめとくわ」

絵里「ええ?嘘?私、あなた達の分も用意しちゃったのよ」

凛「そんな事言ったて今日は遊ぶテンションじゃないにゃ」

絵里「そうかも知れないけど。夜になれば…」

穂乃果「いや、夜になってもダメだと思う。うん。今日はダメだよ」

絵里「そんな事言わずに。ね?」

凛「絵里ちゃんしつこいにゃ」

絵里「だって…。とにかく、今日は待ってるから。学校終わったら来るのよ?」

穂乃果「え?」

絵里「さーてと。後は花陽と海未に声かけるだけね。ふんふふんふふ〜ん」

穂乃果「何で絵里ちゃんあんなにテンション高いんだろ…」

凛「本当、絵里ちゃんの性格って羨ましいにゃ」

希「ホントやな」


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 21:33:55.40 SqkXzbAyO
10

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 21:42:24.14 SqkXzbAyO
絵里「じゃあ、私はここで…」

絵里「さて、今日は帰ってゴロゴロしちゃおうかしら。たまにはいいわよね。最近、亜里沙も家事覚えて来たし。うふふ」

穂乃果「絵里ちゃーーん」

絵里「穂乃果…」

穂乃果「絵里ちゃん、あのね」

絵里「私の家ならダメよ?今日は帰ってからやる事があるんだから」

穂乃果「違うよ。そんなんじゃないよ」

絵里「じゃあ…何?」

希「えりち…穂乃果ちゃん…」

凛「追いついたにゃ」

絵里「凛?希?」

穂乃果「いや〜絵里ちゃん。実はね。一緒に行きたい所があるんだよ」

絵里「行きたい所?今から?」

穂乃果「うん」

希「穂乃果ちゃん。ウチは止めたからな?」

絵里「え?何よ?変な所に連れて行くつもり?」

穂乃果「違うよ。GOHANYAに行こうよ」

絵里「GOHANYA?GOHANYAって穂乃果と花陽がよく行く…」

穂乃果「そうそう。そのGOHANYA!」

絵里「ん〜…どうしようかな…」

穂乃果「ねぇ。行こうよ」

絵里「まあ、今日はいいわよ」

希「はあ…ウチは知らんからな」

絵里「え?何?GOHANYAに行くだけでしょ?」



78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 21:49:00.70 SqkXzbAyO
穂乃果「そうそう。そう言う事」

絵里「だったら別に…」

凛「大食いチャレンジに挑戦するんだって」

絵里「は?」

穂乃果「二人までなら参加可能だからさ。絵里ちゃんと穂乃果でチャレンジしようよ」

希「ウチは止めたからね?後で文句言わんでよ?」

穂乃果「大丈夫!」

希「その台詞。何回聞いたんやろ」

穂乃果「いや〜花陽ちゃんは今日はダメだって言うし。海未ちゃんには多分怒られるでしょ?ことりちゃんも無理だろうしさ。真姫ちゃんだってリスくらいの食欲でしょ?」

絵里「それで私?」

穂乃果「うん。二人で伝説残そうよ」

絵里「いや…無理じゃない?」

希「そうやろ?ウチも何度も止めてるのに懲りずに挑戦するんよ」

穂乃果「大丈夫。今日は二人でチャレンジだから。二人なら余裕だって」

希「はあ…穂乃果ちゃんは学習能力がないんやろうか…」

穂乃果「じゃあ、絵里ちゃん。行こうか!」

絵里「いや…待って。私は…」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 05:53:36.43 2yjmQI5jO
11
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 05:58:04.40 2yjmQI5jO
絵里「はあ…もうこんな時間じゃない…。外も真っ暗…。どうしてこんな時間になるまで気がつかなかったのかしら…。集中し過ぎるのも考えものね」

絵里「まあ…でも、こう言う時って大抵穂乃果達が待ち構えてるのよね。うん」

ガサゴソ

絵里「ひいっ。な、何の音?」

コンカラコン

絵里「何?誰か居るの?穂乃果?希?凛?」

シーン

絵里「居ないの?いつもみたいに待ち構えてるんじゃないの?」

シーン
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 06:02:21.06 2yjmQI5jO
絵里「はあ…怖い。ねえ?いるんでしょ?」

チョイチョイ

絵里「え?」

バッ

絵里「誰も居ない…。今確かに肩を…」

シーン

絵里「い、いや…ほ、穂乃果達がいるんでしょ?ねえ?」

シーン

絵里「や、やめてよ。ねえ?出て来て頂戴」

チョイチョイ

絵里「また…」

バッ

絵里「そんな…」

シーン

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 06:06:20.37 2yjmQI5jO
絵里「ねえ、穂乃果?希?凛?趣味悪いわよ。いるんでしょ?」

穂乃果「呼んだ?」

絵里「え?穂乃果…」

穂乃果「何?」

凛「絵里ちゃん何してるにゃ〜」

希「今から帰りなん?」

絵里「良かった。やっぱりあなた達のイタズラだったのね?」

希「は?何の話し?」

チョイチョイ

絵里「え?」

バッ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 06:10:22.69 2yjmQI5jO
変なおじさん「………」

絵里「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」

警官「どうしました?」

絵里「この人変なです」

警官「何だキミは?」

変なおじさん「何だキミはってか?そうです。私が変なおじさんです。変なおじさんたら変なおじさん。変なおじさんだから変なおじさん。ダッフンダ」

バリーーーーン
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 06:13:07.32 2yjmQI5jO
絵里「って言う夢を見たの」

穂乃果「そ、そうなんだ」

にこ「どんな夢よ…」

絵里「思い出したら怖くって。お願い。今日全員で泊まりに来て」

穂乃果「え?まあ…いいけど…」

絵里「じゃあ、早く帰りましょう」














ガサゴソ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 06:13:45.63 2yjmQI5jO

梨子「もうすぐバレンタインですね」鞠莉「ええ」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 13:56:04.17 WFIkTzSKO

梨子「誰かにあげるんですか?」

鞠莉「みんなにはちゃーんと用意するわよ?マリーの愛情たーっぷりのSo sweetなチョコレートを♪」

梨子「じゃなくて」

鞠莉「What?」

梨子「それは友チョコですよね?」

鞠莉「私はみんな本命よ♪」

梨子「そういうのはいいです」

鞠莉「あ、はい」

梨子「本命チョコを誰かに渡すんですか?って訊いてます」

鞠莉「……へ?」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:10:57.16 WFIkTzSKO

梨子「果南ちゃんか、ダイヤさんに渡すんですか?」

鞠莉「果南とダイヤ?んー……昔から普通に渡してたし、本命とは違う……かな?」

梨子「そもそも本命はいるんですか?」

鞠莉「みんなが本命♪」

梨子「いるんですか?いないんですか?」ズイッ

鞠莉「いないですっ」

梨子「ふぅ……。まあ、いないならいいです」

鞠莉「?」

梨子「まどろっこしいことは無しでいきましょう。鞠莉さん、鞠莉さんの本命を私にください」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:18:46.95 WFIkTzSKO

鞠莉「ストレートすぎない?」

梨子「グダグダやり取りするのは不毛じゃありませんか?」

鞠莉「え、ゴメン。わりと混乱してる」

梨子「ストレートなのにですか」

鞠莉「ド直球だからこそだと思うけど。え?チョコが食べたいって話?」

梨子「それなら自分で買います」

鞠莉「私のチョコが食べたいって話?」

梨子「本命チョコが欲しいって話です」

鞠莉「私の?」

梨子「鞠莉さんの」

鞠莉「で、梨子が受け取るの?」

梨子「はい」

鞠莉「……………………え、告白しろって言ってる?」

梨子「告白してほしいって希望です」

鞠莉「……………………LIKE?」

梨子「LOVEですけど?」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:42:26.99 WFIkTzSKO

梨子「そもそも本命が欲しいって言ってるんだから察してくださいよ」

鞠莉「うん。わからないのは言葉の意味じゃなくて梨子の行動なんだけど。……え?梨子って私のこと好きなの?」

梨子「そうですよ?」

鞠莉「むしろこれもう告白されてない?」

梨子「してないです。というより、しないです」

鞠莉「ホントに意味がわからないんだけど」

梨子「鞠莉さんから告白してほしいんです」

鞠莉「私から?」

梨子「告白はするよりされたい派なので」

鞠莉「なに?壁に頭でもぶつけたの?」

梨子「仮に私が鞠莉さんに告白したら、少なからずフラれる可能性だってあるわけです」

鞠莉「少なからず、ってところはスルーなのね」

梨子「その点、鞠莉さんが告白してきてくれれば、鞠莉さんのことが大好きな私が断る理由は無いわけじゃないですか」

鞠莉「率直に言うと?」

梨子「告白する勇気がありません……///」

鞠莉「これだけストレートに思いぶつけておいて!!?」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:46:53.15 WFIkTzSKO

梨子「それとこれとは別の話です」

鞠莉「普通にイコールよ。普通に。好きです、付き合ってください……って言えばいいだけじゃない」

梨子「言ったら付き合ってくれるんですか?」

鞠莉「たぶん悩むけど」

梨子「ですよね。というわけで、バレンタインの日に本命チョコを渡して告白してきてください」

鞠莉「それってつまり、梨子のことを好きになれってことでしょ?」

梨子「そうですけど?」

鞠莉「いきなりこんな話されて、うんわかった♪とはならなくない?」

梨子「それはまあ、ちゃんとわかってます。なので……」

鞠莉「?」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:59:52.17 WFIkTzSKO

|壁ドォン!

鞠莉「!!?///」

梨子「バレンタインまで、まだ一週間以上あるんですよ」

鞠莉「わ、わかってるけど……あの……」

梨子「これからバレンタインまで、全力で鞠莉さんを誘惑します。もしもそれまでに好きになってもらえなかったら、この片想いはおしまいにします」

鞠莉「ゆ、誘惑って……」

梨子「鞠莉」耳元ボソッ

鞠莉「っ!!//////」ゾクッ

梨子「待ってますから、チョコレート」

鞠莉「ぁ……///」

スッ

梨子「ということなので、これからバレンタインまで覚悟してください。私はいつでも堕とすつもりでいますから」ウィンク

スタスタ……

鞠莉「あっ……り、梨子……」

ピタッ……

梨子「あ、そうだ」

鞠莉「?」

クルッ……

梨子「私はちゃんと本命を用意しますから」

唇チョンッ

鞠莉「!!」ドキンッ!

梨子「とびきり甘いのを……楽しみにしていてくださいね」ニコッ

スタスタ……

鞠莉「……………………とびきり……って//////」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 16:01:49.17 WFIkTzSKO

鞠莉「ギルティすぎるよ……//////」カァァァァ



おわり。
もうすぐバレンタインデー。

真姫「んー、暇ね……」


1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:21:26.45 M8SE/9rR0
真姫「暇ね……、どうしようかしら?」





安価下2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516940486
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 13:58:43.13 y2wgKCVt0
スクワットしよう
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 14:15:11.70 M8SE/9rR0
真姫「アイドルなんだから、笑顔で腕立て伏せ以外にもできないとね」

真姫「腕立て以外だと……」

真姫「スクワットとか?」

真姫「いち…に…いち…に…」

真姫「腕立てよりも楽ね」





安価下2
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:07:13.24 YL2YiXsb0
敢えて南家に
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 15:57:31.72 M8SE/9rR0
真姫「そういえば、あんまりことりと接点ってないのよね……」

真姫「よしっ!」


――――――――――――――

ことりの部屋



ことり「うーん、やっと終わったー」

ことり「やっとゆっくりできるよー♪」

真姫「来たわよことり!」バンッ!

ことり「え!? 真姫ちゃん!?」

ことり「どうしたの!?」

真姫「ことりのお母さんと話したら、部屋に入っていいって言われたから来たわ!」





安価下2

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 17:36:03.81 YJIYbELuO
敢えて親鳥と入れ替わり
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:47:02.47 M8SE/9rR0
理事長「真姫ちゃんいらっしゃい、これ飲み物とお菓子ね」

真姫「あ、ありがとうございます」

理事長「それじゃあゆっくり…っ!」ガッ!

真姫「危ない!」

バターンッ!

ことり「お母さん!真姫ちゃん!大丈夫!?」

理事長「ええ、全然大丈夫よことり」

真姫「ごめんなさい、つまづいてしまって……」

理事長「いえ、全然気になさらなくて……って!?」

理事長「なんで私がそこにいるのよ!」

真姫「!? 私がなんでいるの!?」

理事長「も、もしかして……」

真姫「私たち……」

真姫・理事長「入れ替わってる!?」

ことり「ええーーー!?」





安価下2

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 19:59:05.79 6qgxzLVe0
のんたんにお願い
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:36:54.78 M8SE/9rR0
理事長(真姫)「こういう時は希に電話よね!」

ことり「きっと希ちゃんなら何とかしてくれるよね!」

真姫(理事長)(希ちゃんって一体……)


理事長(真姫)「あ、もしもし希!?」

希『え!? 理事長!? なんで真姫ちゃんの電話から!?』

理事長(真姫)「よく聞いて希! 実はね……」

理事長(真姫)「私、真姫と理事長の心と体が入れ替わっちゃたのよ!」

希『な、なんだってー!? それは一大事やん!』

理事長(真姫)(流石希! 一発で信じてくれるわね!)

理事長(真姫)「そうなのよ!それで……」

希『……って、そんなこと起こるわけないやん!』

理事長(真姫)「は?」

希『まさかいつものイタズラの仕返しに理事長を協力させるとはなぁ』

理事長(真姫)(え?)

希『最初は驚いたけど、現実味がなさすぎやん!』

希『理事長も、もう真姫ちゃんの真似を辞めてください』

理事長(真姫)「……」プルプル

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃ!!!!!!」

希『ひっ!』

ことり・真姫(理事長)「!?」

理事長(真姫)「こっちはマジなのよ! そんなイタズラの仕返しに理事長に協力なんて頼むはずないでしょ!」

理事長(真姫)「ほんとに緊急事態なのよ!解決できる方法があるのか答えなさい!」

希『……マジ?』

理事長(真姫)「マジ!!!」

希『わ、わかった。とりあえず神田明神まで来て』

理事長(真姫)「了解!」

ことり(真姫ちゃんは絶対怒らせないようにしよう……)





安価下2

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:40:50.80 GBz/ZWvE0
せっかく来てもらってあれやけどのんたん普通の女子高生やもん、てへっ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:47:35.24 M8SE/9rR0
神田明神


理事長(真姫)「言われた通り来たけど……」

希「お疲れさん」

理事長(真姫)「これで何とかなるのね?」

希「はぁ〜……真姫ちゃん、ウチを誰だと思ってるん?」

理事長(真姫)「そ、そうよね」

ことり「では希ちゃん、お願いします!」

希「でな?」

理事長(真姫)「うん……」ゴクリ

希「……」

希「せっかく来てもらってあれやけど、のんたん普通の女子高生やもん、てへっ」

希「ここまでただただお疲れさまやん!」

理事長(真姫)「希ぃぃぃぃぃい!」ドガッ!

希「ぐえっ!」

希「な、なかなかの蹴りやん……」

希「ふっ、ウチが教えられることはもう……なにもないやん……」ガクッ

理事長(真姫)「これからどうするのよー!」





安価下2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 22:50:27.87 6qgxzLVe0
穂乃果に「元に戻れー!」って叫んでもらう
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 14:44:21.00 es3/Eq510
穂乃果「みんなどうしたの?」

ことり「穂乃果ちゃん!」

理事長(真姫)(穂乃果……)

理事長(真姫)(そしてここは神田明神……状況は同じだわ!)

理事長(真姫)「ちょっとことり……」

ことり「どうしたの?」

理事長「……」耳打ち

ことり「えっ!? う、うんわかった、やってみるね」

ことり「穂乃果ちゃん。やって欲しいことがあって」

穂乃果「何?」

ことり「元に戻れーって叫んでほしいんだけど……」

穂乃果「元に戻れー?」

ことり「そう! 本当にそう思って叫んで欲しいの」

穂乃果「んーいいけど、なんで?」

ことり「理由は、その……」

穂乃果「理由は?」

ことり「理由はきかないで!」

ことり「おねがぁい!」

穂乃果「!?」

穂乃果「わ、わかった! 他ならぬことりちゃんのお願いだもんね!」

穂乃果「穂乃果精一杯叫ぶよ!」

ことり「ありがとう穂乃果ちゃん♪」

理事長(真姫)(これできっと……)

真姫(理事長)(元に戻れるのかしら?)

ことり(お願いっ!)

穂乃果「……」スーッ



穂乃果「元に戻れーーーーーーーー!!!!」



理事長「……」

真姫「……」

ことり「ま、真姫ちゃん?」

理事長「……」

真姫「何? ことり」

ことり「や、やったー!」

理事長「心配かけたわね」

ことり「お母さーん!」ギュッ

穂乃果「一体何が何だか……」

希「スピリチュアルやん!」





安価下2
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 15:48:45.13 blDtfRw70
入れ替わりの影響で真姫はことりを我が子のように感じてしまう
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:34:26.11 es3/Eq510
ことり「よかったね真姫ちゃん!」

真姫「ええ」

真姫(ことりってこんなに愛らしかったかしら?)

真姫(元々かわいくはあったわ)

真姫(何なのかしらこの気持ち……)

ことり「ど、どうしたの真姫ちゃん!?」

真姫「ヴェ!?」

真姫(無意識のうちにことりを撫でてたわ)ナデナデ

真姫「ご、ごめんなさいすぐに…」

ことり「えへへ」

真姫「ことり?」

ことり「真姫ちゃんに撫でてもらうことなんてなかったからうれしいな♪」

真姫「//////」

真姫(ことりってこんなにかわいかったのね)





安価下2
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 16:45:51.00 WuuHdAtF0
連れて帰る
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:03:59.62 es3/Eq510
真姫「それじゃあ帰るわよ、ことり」

ことり「そうだね」

真姫「ほら、私の家に行くわよ」

真姫「今日はお泊りって言ったわよね?」

ことり「え? そんなこと……」

真姫「それじゃあ、私たちは帰るので」

穂乃果「じゃあねー」

希「またねー」

理事長「ご迷惑をかけないようにね」

真姫「ほら、行くわよことり」

ことり「ま、待ってよ真姫ちゃん」

真姫「もう、ことりったら遅いんだから」

真姫「ほ、ほら」

ことり「?」

真姫「早くつかまりなさいよ///」

ことり「うん! 今日はよろしくね真姫ちゃん♪」






安価下2
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 20:40:46.65 P9aPxU5O
南家に穂乃果と希が泊まる
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:17:02.88 es3/Eq510
南家

希「今日はご招待ありがとうございます」

穂乃果「私までありがとうございます」

理事長「いいのよ。それに、ご飯は大勢で食べた方がおいしいでしょ?」

理事長(ことりがいなくて少し寂しかったし……)

理事長「今日はすき焼きだから、思う存分食べてね」

穂乃果・希「わーい!」





安価下2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:29:30.16 tUG5pE9G0
一方西木野家では
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 21:30:08.40 WuuHdAtF0
↑にこが待ち構えていた
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:08:09.65 es3/Eq510
西木野家

真姫「ただいまー」

ことり「お邪魔します」

にこ「おかえり」

ことり「あ、にこちゃん」

真姫「え? にこちゃんが家にいるわけないでしょ?」

にこ「いやいるわよ」

真姫「そういる……」

真姫「ヴェェ!?」

真姫「なんでいるのよにこちゃん!?」

にこ「希に電話で呼ばれてね」

にこ「おもしろいものが見られるからって」

真姫(希ーー!)

にこ「おもしろいものって……」

にこ「ふーん、こういうことだったのね」

にこ「手を繋いで、へー」





安価下2
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/27(土) 22:18:26.55 tUG5pE9G0
ことりは私の娘なのよ!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 01:10:56.23 88d6VnV0
にこ「ことりとはね、ファッションの話で気が合ったり、衣装のことで意見を出し合ったりしてるのよ!」

にこ「こんなに気が合い、話し合える仲……」

にこ「そう……」

にこ「ことりはもう私の娘のような存在も同然!」

にこ「そのことりを独り占めしようたってそうはいかないわ!!!」バッ

真姫「……」

真姫「……は?」

にこ「だから!」

ことり「もしかして、にこちゃんも一緒にお泊りしたい……ってこと?」

にこ「なっ!?」

真姫「あー、そういうことだったのね」

にこ「いやっ! まぁ……そういうことにしておいても、いいけど?」

真姫「しょうがないわね。いいわよにこちゃんも」

ことり「三人でお泊りだね!」

にこ「しょ、しょうがないわねー!///」






安価下3
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 07:35:44.29 QupXIXcW0
とりあえず3人でお風呂
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:50:12.43 Xa56FJgW0
にこ「三人入れる湯舟なんて……」

ことり「やっぱり真姫ちゃんの家って凄いね」

真姫「そう? 別にすごくもないでしょ?」

にこ「いや! チビ達ならともかく、女子高生三人が入れるってでかいから!」

ことり「あー、気持ちいい―♪」





安価下2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 11:32:33.07 m6H5uBXCO
南家でもお風呂
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:13:17.32 Xa56FJgW0
南家


理事長「穂乃果ちゃんとお風呂なんて久しぶりね」

穂乃果「そうですね」

穂乃果「幼稚園の頃以来ですもんね」

希「んー……」

穂乃果「どうしたの希ちゃ……ッ!?」

理事長「希さ……!?」

希「うまくホックが外れないんよ」

希「またサイズ変わっちゃったんかなぁ……」

穂乃果(希ちゃん、やっぱりすごい……///)

理事長(最近の高校生ってこんなに発育がいいのかしら……)





安価下2
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:20:04.26 QupXIXcW0
雪穂乱入
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:43:29.76 Xa56FJgW0
雪穂「お姉ちゃん! 間違って私の下着使ったでしょ!」ガチャ

希「きゃっ!?///」

穂乃果「ゆ、雪穂!?」

理事長「雪穂ちゃん!?」

雪穂「え、あ、す、すみません希さん!?///////」

希「あはは、今度からは気をつけてな///」

雪穂「本当にすみません……////」





安価下2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:51:49.04 m6H5uBXCO
驚いて滑って転んで頭をぶつけてどこかで見たことある光景が
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:19:47.68 Xa56FJgW0
希(ほんとにビックリしたなぁもぉ……)

希「それじゃお風呂に……」ズルッ

希「ぎゃっ!!」ズテーン!

穂乃果「希ちゃん!?」

理事長「完全に気を失っているわ……」

雪穂「あわわわ……」





安価下2
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 13:55:46.93 QupXIXcW0
そのころ西木野家ではカレーを食べていた
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:39:22.14 Xa56FJgW0
西木野家


真姫「すごくおいしいわね!」

ことり「やっぱりにこちゃんのカレーはおいしいね」

にこ「当然でしょ!」

にこ「にこは料理もできる大銀河宇宙No.1アイドルなんだから!」

真姫「はいはい、そうね」

にこ「ちょっとー! 扱い雑!」


58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:43:53.92 Xa56FJgW0
真姫(今日も結局色々あったわね……)

真姫(また楽しい日々が続きますように……)

にこ「それじゃ、電気消すわよー」

ことり「うん、おやすみ真姫ちゃん、にこちゃん」

にこ「おやすみー」

真姫「おやすみ……ことり、にこちゃん……」





おわり
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 16:47:50.38 Xa56FJgW0
おまけ


南家


理事長「あら、寝ちゃったのね」

理事長「布団をかけてっと……」

理事長「今日は楽しかったわ、ありがとう」

理事長「おやすみ」





おまけおわり



絵里「体育倉庫に閉じ込められた」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 21:45:43.68 2VkRKkgiO
絵里「どうするのよ?」

凛「どうするって言われても…」

穂乃果「穂乃果が教えて欲しいくらいだよ」

絵里「まさか…あなた達二人と閉じ込められるとは…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516625143
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 21:56:42.51 2VkRKkgiO
〜30分前〜

絵里「よいしょっと」

穂乃果「絵里ちゃ〜ん」

凛「何やってるの〜」

絵里「あら?穂乃果、凛」

穂乃果「それ…何運んでるの?」

絵里「え?ああ…先生に頼まれてね。体育倉庫に片付けに」

凛「へ〜。昼休みなのに大変だね」

絵里「まあね。あなた達は何してたの?」

穂乃果「お昼にしようかなと思ってさ。中庭に行こうとしたら凛ちゃんと会って」

凛「凛もお昼にしようとしてたんだ。真姫ちゃんが今日は部室で食べようって言うから今から行く所だったんだ」

絵里「そうだったの?」

穂乃果「うん。絵里ちゃんはお昼食べたの?」

絵里「まだだけど…」

穂乃果「じゃあさ、今日は穂乃果達と一緒に食べようよ」

凛「え〜凛も一緒に食べたいなぁ」

穂乃果「この際今日は皆んなで部室で食べちゃう?」

凛「あっ!それがいいにゃ」

絵里「ふふっ。じゃあ、これ運んだらね」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 21:59:13.15 2VkRKkgiO
穂乃果「じゃあ、手伝うよ」

凛「凛も手伝うにゃ」

絵里「いいの?お昼休みが短くなっちゃうわよ?」

穂乃果「別にいいよ。どうせ午後は数学からだし」

絵里「どう言うことよ…それ…」

穂乃果「まあまあ、体育倉庫だよね?よーし、運ぶぞ〜」

凛「テンション上がるにゃ〜」

絵里「テンション上がるだ…」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:04:27.62 2VkRKkgiO
絵里「そして、倉庫に閉じ込められると…」

穂乃果「まさかだよね〜」

凛「ね〜、こんな事って本当にあるんだね」

穂乃果「ね?漫画見たい」

絵里「閉じ込められたって言うのに随分と楽しそうね…。まさか、あなた達のイタズラじゃ…」

穂乃果「ええ?違うよ」

凛「手伝ったのに疑われるの?」

絵里「そ、そうね。悪かったわ」

穂乃果「まあ、そのうち誰かしら開けてくれるよ」

凛「そうだよ。昼休みなんだし」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:09:37.90 2VkRKkgiO
絵里「はあ…そうね。心配してもしかたないし」

穂乃果「そうだよ。夏じゃなくて良かったと思わなきゃ」

グゥ〜

穂乃果「あはは…お腹空いたね」

絵里「お昼食べてないものね」

凛「凛、お弁当持ってるにゃ」

穂乃果「穂乃果も持ってるよ。ここで食べる?」

凛「なんか新鮮だね」

穂乃果「絵里ちゃんは…持ってきてないの?」

絵里「私のは教室に置きっ放しなの」

穂乃果「あっ、じゃあちょうど良かったかも」

絵里「え?」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:15:04.58 2VkRKkgiO
穂乃果「実はさ、今日お弁当が三つあるんだよ」

絵里「三つ?どうして?」

穂乃果「どうしてかと言うと。今日は穂乃果の当番だから」

凛「穂乃果ちゃんの当番?」

穂乃果「そう!ことりちゃんと海未ちゃんとお弁当作りっこしようって話になって。昨日は海未ちゃんが作ってきてくれて一昨日はことりちゃんが作ってきてくれたから今日は穂乃果の番だったんだよ」

絵里「へ〜、あなた達そんな事してたの?」

穂乃果「普段はしないよ?今週だけだけ」

凛「穂乃果ちゃん、お弁当なんて作れるの?」

穂乃果「うん。こう見えて和菓子屋の娘だよ?」

絵里「それは関係あるのかしら?」

穂乃果「あるよ。取り敢えずさ、ここでお昼にしようよ。絵里ちゃん食べていいから」

絵里「じゃあ…頂こうかしら」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:21:37.46 2VkRKkgiO
穂乃果「ちょっと待っててね。はい。食べていいよ」

絵里「ありがと。まさか、穂乃果の手作り弁当を食べる日が来るとはね」

凛「絵里ちゃんいいなぁ〜」

穂乃果「凛ちゃんも食べていいよ?」

凛「でも、凛は持ってきてるから」

穂乃果「じゃあ、食べれたら食べなよ」

凛「うん」

絵里「ハラショー!美味しそうじゃない。気合い入ってるわね」

穂乃果「でしょ?ねえねえ、卵焼き食べてみて?」

絵里「ええ…パクっ。ん〜、美味しい!」

穂乃果「でしょ?前に作った時も海未ちゃんに褒められたんだよ!今日も海未ちゃんが喜ぶかなと思った作ったの」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:26:08.09 2VkRKkgiO
絵里「そう。海未が…」

穂乃果「うん。海未ちゃんにも食べて欲しかったなぁ」

絵里「ねえ?って事は…海未とことりはお弁当持ってきてないのよね?」

穂乃果「だろうね」

絵里「待ってるんじゃないの?」

穂乃果「え?」

絵里「穂乃果のお弁当…。待っているんじゃ…」

穂乃果「あっ…で、でもまだ一つ残ってるし」

キーンコーンカーンコーン

凛「海未ちゃんとことりちゃんお昼抜きかな?」

絵里「そうなるわね。って言うか昼休み終わっちゃったけど…」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:40:08.36 2VkRKkgiO
穂乃果「本当だ…。授業始まっちゃうね」

絵里「そ、そうね。ど、どうしましょう」

凛「絵里ちゃん。落ち着いた方がいいよ」

絵里「そうだけど」

穂乃果「焦っても別に助かる訳じゃないし。気楽に行こうよ」

凛「そうだよ。そのうち誰来るから」

絵里「こう言う時羨ましいわ。あなた達のそう言う性格」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 22:47:38.24 2VkRKkgiO
〜一時間後〜

絵里「あれから一時間…」

穂乃果「誰かぁぁぁぁ。助けてぇぇぇぇ」ドンドンドン

凛「凛達閉じ込められてるにゃぁぁぁ」ドンドンドン

絵里「ちょっと、二人とも…落ち着きなさい」

穂乃果「無理だよ。もう一時間も閉じ込めれてるんだよ?」

凛「この後も誰も来なかったらどうするにゃ。凛達死んじゃうにゃぁぁぁ」

絵里「まだ一時間じゃない。この後体育の授業だってあるかもしれないし。部活の時間になればバスケ部とかバレー部が開けに来るわよ」

穂乃果「来なかったらどうするのさぁぁぁ」

凛「そうにゃ。そうにゃ。絵里ちゃん気楽に考え過ぎにゃ」

絵里「あなた達…さっきと言ってる事が逆じゃない…」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 07:44:52.89 rBgeEcIOO
凛「羨ましいしいにゃ。こんな状況で落ち着いてられる絵里が羨ましいにゃぁぁぁ」

絵里「そんな騒いでも体力を消耗するだけでしょ?」

穂乃果「グスッ。うぅ…グスッ。来世では絶対に体育倉庫に閉じ込められない様にする。グスッ…ついでに勉強も得意になる」

絵里「今世で頑張りなさいよ。ほら、泣かないの」

穂乃果「だってぇ。このままじゃ穂乃果達…」

凛「凛聞いた事あるにゃ。イジメられてた女子高生が体育倉庫に閉じ込められてそのまま助けられず夏休みを迎えて…」

穂乃果「そ、それって」

絵里「ば、バカね…そんな事あるわけないでしょ?新聞沙汰よ」

凛「こ、怖いにゃ」

穂乃果「凛ちゃんが自分で話し出したんじゃん」

凛「しょうがないじゃん。思い出しちゃったんだもん」

穂乃果「自分の中で留めておいてよ!」

絵里「やめなさい。喧嘩はやめなさい。こんな状況で喧嘩してどうするの?」

穂乃果「だって」

絵里「私達三人しかいないのよ?仲良くやらなきゃ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 21:48:38.06 ZLCK9/9SO
穂乃果「うん。そだね」

凛「絵里ちゃんの言う通りにゃ…。ごめんね、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ううん。穂乃果も…ごめん」

絵里「ふふっ、落ち着いた?」

凛「うん」

穂乃果「やっぱり…流石絵里ちゃんだよ」

絵里「ふふっ」

ガタン

穂乃果「え?」

凛「な、なんの音?」

絵里「さ、さあ?」

穂乃果「あっちの方から音がしたよね?」

凛「う、うん」

ガタガタ

絵里「い、いやぁぁぁぁぁ」

穂乃果「え、絵里ちゃん…落ち着いて」

ガタガタ

凛「な、何かいるにゃ」

絵里「いやぁぁぁぁ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 21:53:28.78 ZLCK9/9SO
「ん…んん…何よ…うるさいわね…」

穂乃果「え?今の声…」

絵里「いやぁぁぁぁぁ」

凛「絵里ちゃん落ち着くにゃぁぁぁぁ」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「ん?穂乃果?」

凛「え?にこちゃん?どうして?」

絵里「いやぁぁぁぁぁ」

穂乃果「絵里ちゃん落ち着いて。にこちゃんだよ」

絵里「いやぁぁぁ…え?にこ?」

にこ「ちょっと…どう言うことよ?」

穂乃果「いや、こっちが聞きたいよ。どうして、にこちゃんがこんな所にいるの?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 22:11:16.43 ZLCK9/9SO
にこ「えっと…確か…体育の授業の片付けをしてて…」

穂乃果「閉じ込められたの?」

にこ「違う…えっと…そうだわ。足を滑らせて頭を打ったのよ」

凛「え?それで気絶してたの?」

絵里「それって軽い事件よ?」

にこ「いや…気絶してたって言うか。昨日寝不足で…」

穂乃果「寝てたの?」

絵里「信じられない」

凛「どう言う神経してればそうなるの?」

にこ「仕方ないじゃない。私だって色々あるのよ。って言うかあんた達こそ何してるのよ」

穂乃果「まあ…色々あって。閉じ込められちゃったんだよ」

にこ「どうしてそうなるのよ」

絵里「私達が聞きたいくらいよ」

にこ「体育倉庫に閉じ込められる人間とか本当にいるのね。初めて聞いわ。馬鹿ね」

穂乃果「いや…にこちゃんも閉じ込められてるんだよ?」

にこ「は?」

穂乃果「だから、にこちゃんも閉じ込められてるんだからね」

にこ「いやいや…え?」

凛「当たり前にゃ。凛達と一緒にいるんだから」

にこ「た、確かに…」

穂乃果「もう、かれこれ一時間は閉じ込められてるんだよ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 22:24:50.87 ZLCK9/9SO
にこ「ちょっとぉぉぉぉ。誰かぁぁぁぁ。開けてぇぇぇぇ」ドンドン

穂乃果「に、にこちゃん、落ち着いて」

凛「静かにするにゃ」

絵里「余計な体力が消耗するわよ」

にこ「バカなの?この状況で落ち着いてられる訳ないでしょ!閉じ込められてるのよ?このままずっと助けが来なかったら…」

絵里「そんな事あり得ないから。授業とか部活で絶対に開けるから」

にこ「た、確かに…」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「あっ、またチャイムが鳴った」

凛「もう五時限目かにゃ〜」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 22:34:42.70 ZLCK9/9SO
にこ「え?もう五時限目なの?」

穂乃果「だと思うよ?穂乃果達が閉じ込められたのお昼休みだもん」

にこ「え?もう二時間くらい経つの?」

穂乃果「うん」

凛「にこちゃんっていつから居たの?」

にこ「え?体育の授業が二時限目だったから…」

穂乃果「え?そんなに?」

凛「その間ずっと寝てたの?」

にこ「そ、そうよ。悪い?」

絵里「悪いって言うか…。だいたい寝不足って昨日何してたのよ?」

にこ「別に…いいじゃない」

穂乃果「え?なんで隠すの?」

にこ「別に隠してる訳じゃ」

絵里「何?やましい事でもあるの?」

にこ「違うわよ」

絵里「じゃあ、何で隠すのよ」

にこ「別に」

絵里「怪しい…」

にこ「昨日はママの帰りが遅かったから家の事とかやってたのよ。虎太郎も中々寝付いてくれなくって」

絵里「え?あっ…そうなの…」

にこ「そうよ」

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 22:46:48.30 ZLCK9/9SO
穂乃果「にこちゃん…偉い…」

絵里「ご、ごめんなさい。にこの事だからてっきり遅くまでネットでも見てたのかと」

凛「ね。凛もそう思った」

にこ「なんでよ!」

穂乃果「取り敢えず…お弁当食べる?お腹空いてるでしょ?」

にこ「何であるのよ?」

穂乃果「まあ…食べなよ。それでにこちゃんのお腹が満たされるならことりちゃんも本望だと思うよ」

にこ「は?どういう事よ?」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:04:14.67 ZLCK9/9SO
にこ「結構美味しいじゃない」

穂乃果「でしょ?美味しいでしょ?」

にこ「まあ…まだまだ、私の足元にも及ばないけどね。星三つって所かしら」

絵里「それって満点よ?」

にこ「え?」

凛「今頃みんな授業受けてるのかなぁ」

にこ「欠席扱いかしら?」

穂乃果「訳を言えば…ダメかな?」

絵里「あーーーっ!?」

穂乃果「え?何?」

にこ「どうしたのよ?」

絵里「しまった。今日五時限目の終わりにノートを集めて職員室に持って行くように言われてるんだったわ」

穂乃果「え?絵里ちゃんが?」

凛「絵里ちゃんって雑用係なの?」

絵里「違うわよ。今日日直なのよ。はあ…頼まれてたのに」

にこ「仕方ないじゃない。誰か代わりにやってくれてるわよ」

絵里「だといいんだけど…希に連絡しとこうかしら」

にこ「どうやってするのよ」

穂乃果「携帯貸そうか?穂乃果持ってるよ?」

絵里「本当?助かるわ」

穂乃果「ちょっと待ってね。スクールバックの中に入ってるから」

絵里「そっか。お弁当が三つもあったからスクールバックに入れて運んでたのね」

穂乃果「うん。そうなんだよね。ラッキー、ラッキー。はい、携帯。ロックしてないから」

絵里「ありがとう。えっと…希…希っと」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:21:20.24 ZLCK9/9SO
にこ「東條でしょ?な行じゃなくてた行よ」

絵里「あっ、そうか」

穂乃果「いや、希ちゃんはのんたんで登録してあるから」

絵里「あっ、そうなの?」

穂乃果「うん」

にこ「何で?」

穂乃果「さあ?」

凛「ねえ?絵里ちゃん」

絵里「何?」

凛「あのさ」

絵里「ちょっと待ってて。今希に連絡するから。自分のスマホじゃないと使い方がイマイチ…」

にこ「そんなに変わらないでしょ?」

穂乃果「穂乃果がやろうか?」

凛「ねえってば」

絵里「凛。ちょっと待って。あっ!?」

にこ「何?」

絵里「電池が…」

穂乃果「え?電池切れ?」

絵里「ええ…」

にこ「早くない?まだ夕方にもなってないのよ?」

穂乃果「昨日充電しなかったから…」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:24:24.18 ZLCK9/9SO
絵里「なんてタイミングの悪い」

にこ「大丈夫よ。誰か代わりにやってくれるわよ」

穂乃果「そうだよ。絵里ちゃんは心配性だなぁ」

絵里「う〜ん…そうね」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:34:38.07 01YunZOno
電話あるならさ・・・って遅かったか
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 05:16:32.73 ddyCYr1PO
凛「……」

穂乃果「ん?凛ちゃん?どうしたの?」

にこ「何よ?その顔は?」

絵里「どこか具合でも悪いの?」

凛「……何でもないにゃ〜」

穂乃果「え?何それ?」

にこ「本当、あんたはいつも楽しそうで良いわよね」

絵里「そこが凛の良い所なのよ」

凛「……」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:26:28.00 ddyCYr1PO
にこ「さて…どうするのよ?」

絵里「そうね。今五時限目って事は…後一時間もすれば…」

凛「後一時間かぁ…」

穂乃果「長いね…」

にこ「何もないものね。ここ…」

凛「何か面白いものないかな?」

穂乃果「体育倉庫だから暇つぶしになるものあるかもしれないね」

絵里「コラッ!散らかしちゃダメよ?」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:31:12.14 ddyCYr1PO
凛「あっ!これ何だっけ?」

穂乃果「え?何これ?」

にこ「羽?何?」

絵里「あ〜これは…インディアカで使うインディアカボールよ」

穂乃果「インディアカ?」

にこ「全然ボールに見えないけど」

凛「これは?」

絵里「それはクリケットのバットじゃない?」

にこ「クリケット?」

穂乃果「なんか聞いた事ある様なない様…」

絵里「インディアカもクリケットも日本じゃマイナーだものね」

にこ「なんでそんな物が音ノ木坂にあるのよ…」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:34:31.67 ddyCYr1PO
凛「あっ!?」

にこ「今度は何よ?」

穂乃果「珍しい物あった?」

凛「うん…」

絵里「どれ?」

凛「なんかお札が貼ってあるにゃ…」

絵里「え?いっ…イヤァァァァ」

にこ「う、うるさっ」

穂乃果「凛ちゃん…見なかった事にしよう」

凛「そうだね」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:42:48.78 ddyCYr1PO
絵里「グスッ…もう嫌ぁ」

穂乃果「絵里ちゃん…大丈夫だよ。きっと、あれだよ。呪いとかじゃないよ。うん、おしゃれかなんか?インテリア的な?」

にこ「インテリアって…」

凛「こういう時は気にしたら負けにゃ」

絵里「もう…ぶっちゃけ言うけど…」

穂乃果「うん」

絵里「私…ああ言うの苦手なの。怖いの」

穂乃果「うん。知ってる」

にこ「今更なんだけど」

絵里「大嫌いなの…お化けとか」

凛「好きな人のが珍しいよ?」

絵里「強がってるけど…今も正直怖いのよ」

にこ「強がれてないわよ?はあ…仕方ないわね。じゃあ、楽しい話でもして気を紛らわせましょうよ」




41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:48:21.78 ddyCYr1PO
穂乃果「昨日のテレビ見た?お笑いのやつ」

にこ「見た見た!面白かったわよね」

凛「凛見たにゃ」

絵里「私も見たわ」

穂乃果「凄かったよね?」

凛「うん。どうしてああ言う風になるんだろうね?」

にこ「プロだからじゃない?」

絵里「でも…」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:53:30.24 ddyCYr1PO
〜一時間後〜

穂乃果「でさ、海未ちゃんたら新作のポエムが出来る度に穂乃果とことりちゃんに見せに来てさ〜」

にこ「プッ、なによそれ。海未ってポエマーだったの?」

凛「その時の海未ちゃんに会ってみたいにゃ」

穂乃果「そうなの。海未ちゃんってポエマーだったの。詩集作ってたんだから。でも、そのお陰でμ’sの曲が出来てるんだけどね」

絵里「海未はどんな詩を作ってたの?」

穂乃果「えっと…海の詩が多かったよ。海未ちゃんだけに」

にこ「あはは、そのままじゃない」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 21:58:40.15 ddyCYr1PO
〜二時間後〜

キーンコーンカーンコーン

にこ「ねえ?もうとっくに授業終わってるわよね?」

凛「誰も来ないね」

絵里「おかしいわね。部活で使うと思うんだけど…」

穂乃果「あっ!」

にこ「何よ?」

穂乃果「部活ないのかな?」

絵里「そんな事ないでしょ」

穂乃果「でもさぁ…誰も来ないのっておかしくない?」

絵里「も、もうちょっと待ってれば誰か来るわよ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 22:11:24.97 ddyCYr1PO
〜三時間後〜

にこ「ちょっと…誰も来ないじゃない。どうなってんのよ。ねえ?おかしいでしょ?」

凛「そんなの知らないにゃ。凛が聞きたいにゃ」

穂乃果「絵里ちゃんさぁ」

絵里「何…?」

穂乃果「絵里ちゃんのタイプってどんな人?」

絵里「え?何よ急に」

穂乃果「穂乃果の好きなタイプ聞きたい?」

絵里「ええ…」

穂乃果「この体育倉庫から穂乃果を助け出してくれる王子様みたいな人」

絵里「ああ…私もそうだわ。お城に幽閉されたプリンセスの気分よ。運命の王子様はいつ助けに来てくれるのかしら…」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 22:30:01.12 ddyCYr1PO
にこ「何馬鹿な事言ってるのよ。王子様が現れたら問題でしょう。アイドルなのよ?」

絵里「ここに閉じ込められてる方が問題よ」

穂乃果「そうだよ。にこちゃん気がつかないの?多分もう部活の人達来ないよ……どうしよう。今日って出れないかもしれないじゃん。無理無理無理。絶対に無理。今日みたいドラマあったのに」

にこ「ドラマなんかどうだっていいのよ」

穂乃果「よくないよ」

絵里「もう、やめなさいって言ってるでしょ。どうして喧嘩するのよ。やめてよ」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 22:38:30.26 ddyCYr1PO
にこ「あ〜もう。どうして閉じ込められなくちゃいけないのよ。意味わからない」

穂乃果「そんなの皆んな一緒だよ」

絵里「だから、やめなさいって」

凛「あーーーー、もう嫌にゃーーーー。どうして開かないのぉぉぉぉ」

ガラガラ

凛「あれ?」

絵里「え?」

穂乃果「へ?」

にこ「は?」

凛「開いた…」

穂乃果「嘘…」


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 22:52:55.22 ddyCYr1PO
希「やっぱりここに居たんやな」

にこ「希…」

穂乃果「希ちゃん…希ちゃんが開けてくれたの?」

希「扉に小石が挟まってたんよ」

絵里「え?でも、どうしてここが?」

希「四人が行方不明だって言うから皆んなで探してたんよ。そしたら、窓から人影が見えて」

穂乃果「え?窓から?」

希「うん。窓から」

にこ「なるほど。窓から…」

希「うん。窓から」

絵里「窓から。って事は…」

希「ウチが来なくても窓から出れたんやない?」

穂乃果「あ、あはは…ええ?」

にこ「これじゃあ、まるで馬鹿みたいじゃない」

絵里「どうして気がつかなかったのかしら…私とした事が…」

凛「まあ、出れたんだし良しとするにゃ」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/24(水) 22:56:27.41 ddyCYr1PO

理亞「いよいよ今日はエンカの日ね!」

1 :◆a0QjmZe4ibsw 2018/01/25(木) 01:04:11.54 UutZj9yA0
理亞(いよいよTwitterのフォロワーさんと会えるのね。集合場所は秋葉原駅って言われてるけど、ここでいいのかな?エンカって初めてだからよくわからないな...。どんな話しようかな。DMしてみよう)

かづのこ:今秋葉原駅に着きました〜

Ayase:わかりました(∩´∀`)∩

理亞「あ、それらしい人がいた...!すいません、Ayaseさんですか?」

絵里「あ...!Ayaseです!かづのこさんですか?」

理亞「はい、かづのこです!初めまして!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516809851
2 :◆a0QjmZe4ibsw 2018/01/25(木) 01:04:36.08 UutZj9yA0
絵里「こちらこそ!」

理亞(綺麗な人だなぁ...大学生ぐらいかな?)

絵里「じゃあ早速東京観光に行きましょうか!」

理亞「はい!......え?」

絵里「ん?」

理亞「あ、いやぁ...エンカって初めてで、会って話すだけだと思ってたものでして...」

絵里「あ〜、なるほどね!でもせっかく来てくれたんだし、どこか行きましょうよ!」
3 :◆a0QjmZe4ibsw 2018/01/25(木) 01:05:13.78 UutZj9yA0
理亞「はい!まずはどこに行くんですか?」

絵里「じゃあ...私の学校の近くの神社から」

理亞「神田明神ですね!」

絵里「あら、知ってるのね!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:06:12.79 UutZj9yA0
〜神田明神〜

絵里「着いたわ!ここが私が通ってる音ノ木坂学院の近くの神田明神よ」

理亞「わぁ...ずっとテレビで見てました...すごいです!」

絵里「お参りに行きましょ!」

理亞(ご縁がありますようにってことで、5円玉を...)

理亞「Ayaseさん何をお願いしたんですか?」

絵里「私?いろんな人と出会えますようにってお願いしといたわ!かづのこさんは?」

理亞「私、学校でスクールアイドルやってるので、優勝できますように!ってお願いしました」

絵里「あら、奇遇ね!私も高校生のときはスクールアイドルやってたのよ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:06:38.67 UutZj9yA0
理亞「そうなんですか!?」

絵里「ほら、ここにみんなで描いた絵馬があるでしょう?」

理亞「本当だ、みなさん絵が上手ですね...!」

絵里「それで、結果は優勝したのよ?」

理亞「さ、流石です...!」

絵里「ほら、この階段。私たち高校生の頃ここを思いっきりダッシュで往復してたのよ」

理亞「ハードですね...」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:07:11.48 UutZj9yA0
絵里「走ってみる?」

理亞「じゃあ、1回やってみます...」

絵里「無理はしないでね〜」

理亞「大丈夫です、特訓になるので...」スタスタ


理亞「はぁ、はぁ...すごいですね...!」

絵里「結構疲れるでしょ。じゃあ、次はメイド喫茶で少し休みましょうか」

理亞(メ、メイド喫茶!?『萌え萌えキュンッ♡』とかやるの!?)

理亞「メイド喫茶って、あの...」

絵里「そういうのじゃないわ。店員さんがメイド服着て接客するだけ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:07:44.46 UutZj9yA0
理亞「なるほど、そういう感じなんですね.........あ、やば...」

絵里「ここの喫茶店でいいかしら...あら?かづのこさん?」

理亞(............やってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!会って終わりかと思ってたから、財布の中に350円しか入ってない!!!!!!)

絵里「かづのこさん?財布漁って...どうかしたの?顔真っ青よ?」

理亞(やばいやばいやばい!!!)

絵里「何か大事な物落としちゃったの?」

理亞「......すいません、財布の中身...350円しかありませんでした...」

絵里「あ〜...なるほどねぇ...」

理亞「本当申し訳ないです...」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:08:29.98 UutZj9yA0
絵里「せっかくのエンカだもの、そんな暗い顔しないで...?」

理亞「でも...」

絵里「大丈夫、私がおごってあげるから!」

理亞「...え?いいんですか?」

絵里「好きなもの頼んでいいからね!」

理亞「あ、ありがとうございます...」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:08:58.48 UutZj9yA0
〜メイド喫茶〜

理亞「えっと...じゃあ、とりあえず、オレンジジュースをください」

絵里「私も同じのください!」


店員「お待たせしました〜」

理亞「Ayaseさんって、ずっと秋葉原に住んでるんですか?」

絵里「ずっとではないわ。幼稚園の頃はロシアに住んでたわ」

理亞「どうなんですか...」

理亞(道理で見た目がこんなに美しいわけだ...)

絵里「私はロシア人のクォーターなのよ」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:09:28.75 UutZj9yA0
理亞「すごく、お綺麗ですね...」

絵里「えっ!?あ、ありがとう...///」


絵里「そろそろ12時だし、そろそろお昼食べに行きましょうか!」

理亞「いいですね」

絵里「サイゼリヤでどうかしら?」

理亞「わ、わかりました...」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:09:54.40 UutZj9yA0
〜サイゼリヤ〜

理亞「混んでますね...」

絵里「そうねぇ...本当食べたいもの頼んでいいわよ」

理亞(でも、できるだけ安いの選ばないとね...よし、これにしよう)

絵里「ミラノ風ドリアくださ〜い、」

理亞「あ、カルボナーラください...」

絵里「あとドリンクバー2つ!」

店員「ご注文ありがとうございます!」


絵里「かづのこさん、高校生活どんな感じ?」

理亞「すごく...楽しいです。沼津にライバルのスクールアイドルがいるんです」

絵里「そうなのね!」ベラベラ


絵里「あ、いろいろ話してたら1時間も経っちゃってたわ!お会計しましょう!」

理亞「本当ありがとうございます...!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:10:34.93 UutZj9yA0
理亞(Ayaseさんってすごく優しい。全部おごってくれたし、お金をこれしか持って来なくても何も怒らないで慰めてくれた...。なんだろう、とてもいい人だなぁ。すごくドキドキするなぁ...!)

絵里「そろそろ時間的に東京観光は終わりかしら。暗くなっちゃうものね。ところで...帰りの電車賃はある?」

理亞「はい、交通費は大丈夫です!」

絵里「じゃあ、またいつか会えるときね!今日はありがとう。楽しかったわ!」

理亞「こちらこそ楽しかったです!」

理亞(あ...次会ったときお金返さないと!)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:12:01.02 UutZj9yA0
〜その日の夜〜

理亞(Ayaseさん、すごく綺麗な人だったなぁ...大学生ぐらいだよね?気になるからPeingで聞いてみようかな?普通に聞いたら怪しいけど匿名だから大丈夫だよね...?)

【年齢はどれくらいですか?】

Ayase:具体的には言えないけど、30代です!

理亞「......................................え?」

理亞(嘘でしょ!?!?!?!?!?!?あんなに若く見えたのに!?Ayaseさん、めちゃくちゃ大先輩だった!!失礼なことしてないよね!?大丈夫だよね!?)

理亞(っていうか私、何でこんなにAyaseさんのこと気にしてるんだろう...?この気持ち、まさか...)

理亞(Ayaseさん、すごくいい人だった...!また近いうちに会いたいな。もう今から楽しみ...////)

理亞「さて、今日はもう寝よう...」








理亞「Ayaseさんのことで頭がいっぱいで寝れない...///」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:13:38.35 UutZj9yA0
終わり。

私が初めてエンカしたときの失敗談(お財布の中身を確認せずバッグに投げ入れたら350円程しか入ってなかったこと)をおごってもらった申し訳なさと感謝の気持ちからSSにしてみました。
結論から言うと作者はドアホ。
エンカするときは行く前にきちんと財布の中身を確認しましょう! 以上!!!

少女「ねぇ、良かったら一緒にやらない?」花陽「はい、喜んで!!」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:20:01.59 is+yeKna0
小さい頃よく近所にある公園へ遊びに行っていた。
その公園には滑り台にブランコ、アスレティックと遊具がほかの公園と比べ少し多かった。
ある日、普段と同じ時間帯に公園へ向かい、足を踏み入れようとすると滑り台に少女がいるのが目に入った。
ここの公園は普段人がいないため、少し緊張が走ったが気にせずにブランコへと向かう。
その時、少女が私の方へ来て話しかけてきた。

少女「ねぇ、良かったら一緒にやらない?」

花陽「何するの?」

少女「色々?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:21:13.18 is+yeKna0
すみません。
訂正 少女「色々?」
   少女「色々!!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:24:16.03 is+yeKna0
少女はそう笑顔で答える。
それから毎日私はその少女と遊ぶようになった。
お互い名前どころか年齢すら知らない関係、
でも不思議と悪い気はしなかった。
そして一年が経つ頃、私は小学校へ入学した。
いつも通り公園へ行くと少女は悲しそうな顔をして私に話を切り出した。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:25:10.17 is+yeKna0
少女「私、引っ越すことになったんだ」

花陽「え?」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:26:51.58 is+yeKna0
時間が止まるとはこう言う事なんだろうと思い知る。
一年もの間、一緒にいたせいかいつも一緒にいるのが当たり前のように
感じていた。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:27:59.98 is+yeKna0
少女「ごめんね」

花陽「ううん、今までありがとう」

少女「良かったらこれ、貰ってくれない?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:32:02.70 is+yeKna0
少女が差し伸べた掌の中には折り鶴が一羽、優雅にその羽を広げていた。
その姿はとても美しく、到底折り鶴とは思えなかった。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:35:21.63 is+yeKna0
花陽「こんなに綺麗な折り鶴貰えないよ」

少女「君に貰ってほしいんだ」

少女「それにほら、お揃いだよ!!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:37:32.00 is+yeKna0
そう言いながら少女は差し伸べた掌とは
別の手を前に出し広げる。
そこには、さっきとは色の違うもので折られた鶴がいた。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:38:26.88 is+yeKna0
少女「いつか大きくなった時、これを目印にまた会おうね」

花陽「うん!!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:39:54.26 is+yeKna0
その次の日、公園に立ち寄ってみたが少女はいなかった。
それでも、心は繋がっている様に思えた。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:41:07.29 is+yeKna0
ここからは後日談的なものを上げます。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:46:26.07 is+yeKna0
あれから、九年もの年月が経った。
私は小学校に入学後、僅か二年で東京へ引っ越した。
東京の小学校に転入した時は不安で胸が一杯だったけど、
そこで知り合った凛ちゃんという友達ができ中々充実した日々を送れた。
そして今日から私は高校生だ。
入学先は音ノ木坂学院を選んだ。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:50:07.16 is+yeKna0
説明会が終わり、校舎内を見て回る。
既に、部活勧誘をしており校舎の中には沢山のポスターが張られてある。
その中でも『スクールアイドル部』と書かれたものに目が行く。
昔からアイドルが大好きだったので興味があった。
暫く見ていると後ろから肩をたたかれた。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:57:14.35 is+yeKna0
穂乃果「興味あるの?」

そう聞いてきた人は、茶髪で元気そうなのが印象的だった。
ふと、その人が背負っているバッグに付いているものが目に入る。
それは、私のバッグに付いているものとは色違いであり、
いつの日かに交わした約束の『証』であった。

穂乃果「ねぇ、良かったら一緒にやらない?」
   『ねぇ、良かったら一緒にやらない?』

初めて出会った時と変わりない笑顔でそう問いかけられる。
すると、昔の思い出、楽しかった日々を思い出し涙が頬を伝う。
そして笑顔で私はこう答えた。

花陽「はい、喜んで!!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/18(木) 21:59:33.32 is+yeKna0
以上で終わりです。
ここまで読んでくれた方々どうもありがとうございました。

穂乃果「独楽当てをするよ♪」海未「負けませんよ!」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 23:56:49.89 /a+D61Hu0
―ーー公園―ーー

穂乃果「みんな!独楽を持って来た?」

海未「ええ!」

にこ「持って来たわよ!」

真姫「持って来たわ」

凛「これが凛の独楽にゃ!!」

花陽「持って来たよ」

穂乃果「うん♪みんな独楽を持って来てるね!」

海未「では、独楽当てのルールですが、地面に描かれた丸線の中にお互いに独楽を投げます」

海未「丸線の中でお互いの独楽をぶつけ合って、線の中から独楽がはじかれたり、独楽の回転が止まったりすれば失格となります。これを独楽が最後の一つになるまで続けていきます」

海未「そして最後まで丸線の中で回り続けた一つの独楽が優勝です」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 23:57:20.12 /a+D61Hu0
にこ「ルールは、わかったわ。んで、優勝賞品は何?確か賞品が出るって聞いたけど?」

穂乃果「賞品についてだけど……。その前に皆、お菓子を持って来たかな?」

真姫「持って来たわよ。高級チョコレートだけど」

凛「凛は、ラーメンスナックにゃ♪」

花陽「私は、お煎餅」

にこ「にこは、にこにー特製の手作りクッキーよ!」

海未「私は、カステラです」

穂乃果「穂乃果は、ほむまんだよ♪」

穂乃果「実はね、皆が持って来てくれたお菓子は、優勝賞品になるんだ♪」

穂乃果「最後まで独楽が回っていた人は、皆のお菓子を総取りする事が出来るんだよ♪」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 23:59:08.76 /a+D61Hu0
穂乃果「どうかな?皆!凄く気合いが入って来ない!?」

にこ「優勝者は、皆のお菓子を総取りね……。面白そうじゃないの!」

凛「お菓子は、凛が全部もらうにゃ〜〜♪」

真姫「(にこちゃんの手作りクッキーは、私がもらうんだから!)」

花陽「が、頑張ります!」

海未「(ほむまんは、絶対に手に入れたいですね……)」

穂乃果「じゃあ、皆!さっそく独楽当てゲームを始めるよ!」

にこ「……」チラッ

まきりんぱな「「「……」」」コクッ

穂乃果「海未ちゃん!最後の二人になったら、正々堂々全力で戦おうね!」

穂乃果「ええ!その為にも、お互いに生き残れるよう頑張りましょう!」

穂乃果「うん!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 23:59:34.75 /a+D61Hu0
にこ「はやく始めましょう?」

穂乃果「うん!わかった!」

海未「では皆さん、丸線の中に独楽を投げて下さい!」

穂乃果「ほっ!」(独楽を投げる)

海未「はぁっ!」(独楽を投げる)

にこ「よっと!」(独楽を投げる)

真姫「えい!」(独楽を投げる)

凛「にゃ!」(独楽を投げる)

花陽「ピャー!」(独楽を投げる)

にこ「よし!にこにー作戦開始よ!!」クワッ

まきりんぱな「「「うん!(にゃ!)」」」

ほのうみ「「!?」」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:00:32.82 B76xjsTM0
穂乃果「わわ!にこちゃん達の独楽が、穂乃果達の独楽ばかり狙ってくるよ!?」

海未「こ、これは……」汗

にこ独楽「」ガッ(うみ独楽に攻撃)

まき独楽「」ガッ(うみ独楽に攻撃)

うみ独楽「」ガッ(攻撃に耐えてる)

りん独楽「」ガッ(ほの独楽に攻撃)

ぱな独楽「」ガッ(ほの独楽に攻撃)

ほの独楽「」ガッ(攻撃に耐えてる)

穂乃果「ちょっと、にこちゃん!?これ、どう言うこと!?」汗

にこ「ふっふっふっ……!この勝負が始まる前から、にこ達は手を組んでいたのよ!!」

真姫「穂乃果と海未は、特に厄介だからね……。私達が生き残れるようにする為に、お互いに手を組んだのよ」カミノケクルクル

凛「これで凛達が生き残れるにゃ〜〜!」

花陽「え〜〜と、ごめんね?穂乃果ちゃん。海未ちゃん」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:07:14.98 B76xjsTM0
穂乃果「そんなのあり〜〜〜〜!!」泣

海未「ふむ。悪くない作戦ですね……」

穂乃果「海未ちゃん、感心してる場合じゃ無いよ!?」

海未「まぁ、確かにそうですね」

海未「この状況を打破するには……、穂乃果!」

穂乃果「!」

海未「私と手を組みましょう!」

穂乃果「うん!」

にこ「そんな事をさせるわけないでしょう!?」

にこ独楽「」ガガガ(うみ独楽に攻撃)

真姫「はやく脱落しなさいよ!」

まき独楽「」ガッ(うみ独楽に攻撃)

海未「申し訳ありませんが、穂乃果のところへ行かせてもらいますよ!はあっ!」

うみ独楽「」ヒュッ(にこ独楽をジャンプで飛び越える)


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:08:07.77 B76xjsTM0
にこ「な!?」汗

真姫「ジャンプをするなんてイミワカンナイ!!」

凛「穂乃果ちゃん!覚悟するにゃ〜〜!」

りん独楽「」ガッガッ(ほの独楽に攻撃)

花陽「ピャー!!」

ぱな独楽「」ガッ(ほの独楽に攻撃)

穂乃果「う〜〜」ポロポロ

ほの独楽「」ガッ(りんぱな独楽に何とか反撃)

花陽「穂乃果ちゃん!ごめんね!えーい!!」

ぱな独楽「」キュイィィ(勢いよくほの独楽に突進)

海未「穂乃果をやらせません!」

うみ独楽「」ガガガ ガキンッ(ぱな独楽を弾き飛ばす)

花陽「ピャーー!?」汗

ぱな独楽「」(リタイア)


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:10:00.38 B76xjsTM0
凛「かよちん!?」

穂乃果「さあ!反撃開始だよ!」

凛「う〜〜!かよちんの仇にゃ〜〜!!」

にこ「凛!加勢するわ!」

海未「させません!」

うみ独楽「」ガッガガ(にこまき独楽に攻撃)

にこ独楽「」(攻撃を受けてる)

まき独楽「」(攻撃を受けてる)

にこ「にごぉ〜〜〜〜!!?」汗

真姫「ヴエェェェェェ!!!」汗


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:10:29.80 B76xjsTM0
凛「勝負にゃ!穂乃果ちゃん!!」

穂乃果「望むところだよ!凛ちゃん!!」

ほの独楽「」ガガ(りん独楽に攻撃)

りん独楽「」ガンッ(ほの独楽に攻撃)

凛「にこちゃん達に加勢するためにも、穂乃果ちゃんを一気に倒すにゃ!!」クワッ

穂乃果「!!」

凛「必殺!サンダークロ―ーーー!!」

りん独楽「」ザシュッザシュッ(ほの独楽に攻撃)

ほの独楽「」(攻撃を受けてる)

穂乃果「うぐっ!何てパワー……。凄いよ!凛ちゃん!!」

凛「これで、止めにゃ!!サンダークロ―ー!!!」

りん独楽「」バチバチ(必殺技発動)

穂乃果「そうはいかないよ!凛ちゃん!!」

ほの独楽「」ピョンッ(ジャンプで必殺技を回避)


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:11:28.89 B76xjsTM0
凛「避けられたぁっ!?」汗

穂乃果「穂乃果の必殺!!オレンジダイナマイト!!!」

ほの独楽「」ゴオォ(必殺技発動)

凛「あ、ああ……。ほ、穂乃果ちゃんの独楽が赤く燃えて……」ガクブル

花陽「凛ちゃん!!」

凛「!」

凛「そうにゃ!凛はかよちんの為にも勝たなくちゃいけないにゃ!!」

凛「だから凛は、逃げないよ!全力で穂乃果ちゃんにぶつかるにゃ!!」

凛「かよちん!力を貸して!必殺!サンダークロ―ー!!」

ほのりん「「いっけえぇぇぇぇぇ!!!」」

ほの独楽「」ゴゴゴ(りん独楽に攻撃)

りん独楽「」ズバズバ(ほの独楽に攻撃)

穂乃果「穂乃果は、海未ちゃんと約束をしたんだ!お互い生き残ったら、正々堂々全力で戦おうって!!」

穂乃果「だから!穂乃果は、絶対に負けられない!!!」

穂乃果「バースト!!!」

凛「にゃ!?穂乃果ちゃんの独楽のパワーが上がっ……」汗

ほの独楽「」ドガーン(りん独楽を吹き飛ばす)

凛「そんな!?凛の独楽が丸線の外に飛ばされたにゃ!!?」汗

りん独楽「」(リタイア)


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:18:55.13 B76xjsTM0
凛「負けちゃったにゃ……」

花陽「凛ちゃん……」

凛「かよちん……」

花陽「頑張ったね……」モッギュー

凛「!か、かよち〜〜ん……」ポロポロ

にこ「くっ!凛までもが負けたのね……」

真姫「もう容赦は、しないわよ!?海未!穂乃果!!」

海未「全力で来なさい!真姫!にこ!!」

真姫「奥の手を出すわ!」

真姫「いくわよ!必殺!クリムゾンニードル!!」

まき独楽「」ズドド(細く赤いエネルギー弾を飛ばす)


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:19:42.54 B76xjsTM0
海未「見切った!!」キラッ

うみ独楽「」スッスッ(必殺技を回避)

真姫「くっ!そん……な!!?」汗

海未「今度はこちらの番です!!」

海未「ラブアロートルネード!!!」

うみ独楽「」ズゴゴゴ(まき独楽に攻撃)

まき独楽「」(攻撃を受けてる)

真姫「うう……」汗

海未「これで止めです!」

真姫「今よ!にこちゃん!!」

海未「!!」

にこ「必殺!にこにーストライク!!」

にこ独楽「」ズドーン(うみ独楽に攻撃)

海未「うぐっ!?しまった!!」

うみ独楽「」ヨロヨロ(攻撃を受けて弱る)


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:20:46.14 B76xjsTM0
海未「まさか、真姫が囮だったとは……」

真姫「海未に勝つためには、これしか無かったのよ……」

海未「くっ……!」汗

真姫「にこちゃん!」

にこ「!」

真姫「囮役をやったんだから約束どおり、にこちゃんが勝った時、にこちゃん特性クッキーを私が貰うからね!」

にこ「わかってるわよ!約束はちゃんと守るわ!!」

にこ「さあ!止めよ!海未!!」

海未「!」

穂乃果「海未ちゃ〜〜ん!!」

海未「!?」

にこまき「「!?」」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:21:49.73 B76xjsTM0
穂乃果「オレンジ……ダイナマ―ーイト!!!」

ほの独楽「」ドッゴーン(必殺技発動)

にこ「(速い!?防御が間に合わ……)」

真姫「にこちゃん!」

まき独楽「」ヨロヨロ(にこ独楽を庇う)

にこ「!?」

穂乃果「な!?」

ほの独楽「」ドガーン(まき独楽を吹き飛ばす)

まき独楽「」(リタイア)

海未「真姫の独楽がにこの独楽をかばった!?」汗

真姫「にこちゃん……、後は任せたわ……」

にこ「真姫……」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:22:27.35 B76xjsTM0
穂乃果「海未ちゃん!大丈夫!?」

うみ独楽「」ヨロヨロ

海未「余り大丈夫では、無いですね……」

にこ「穂乃果ぁぁぁ!!あんたを絶対に許さない!!」

穂乃果「!?」

にこ「これは、花陽の分!」

にこ独楽「」ガッ(ほの独楽に攻撃)

ほの独楽「」(攻撃を受けてる)

穂乃果「うっ!」汗

にこ「次は、凛の分!!」

にこ独楽「」ガガッ(ほの独楽に攻撃)

ほの独楽「」(攻撃を受けてる)

穂乃果「うう……」ジワッ

にこ「最後は、真姫の分よぉぉぉぉぉ!!!」

にこ独楽「」ガッガガガッ(ほの独楽に攻撃)

ほの独楽「」(攻撃を受けてる)

穂乃果「う〜〜……」ポロポロ


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:28:06.11 B76xjsTM0
にこ「これで!終わりよ!!」

海未「ラブアロートルネード!!」

うみ独楽「」ガッガッ(にこ独楽に攻撃)

にこ独楽「」(攻撃を受けてる)

にこ「まだこんな力があると言うの!?」汗

海未「穂乃果!今です!」

にこ「この!さっさと倒れなさい!」

にこ独楽「」ガッ(うみ独楽を吹き飛ばす)

うみ独楽「」(リタイア)

海未「後は頼みます……、穂乃果……」

穂乃果「海未ちゃん……」

にこ「今度こそ、これで終わりよ!覚悟しなさい!穂乃果!!」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:28:34.26 B76xjsTM0
穂乃果「穂乃果は負けられない!海未ちゃんの分まで、穂乃果は戦うんだ!!」

にこ「必殺!にこにーストライク!!」

穂乃果「海未ちゃん!必殺技を借りるよ!!海未ちゃんの必殺技と穂乃果の必殺技を合体した超必殺!!!」

穂乃果「ラブアローダイナマイト!!!」

ほの独楽「」ガガガ(にこ独楽に攻撃)

にこ独楽「」ガガガ(ほの独楽に攻撃)

真姫「頑張って―ー!にこちゃ―ーん!!」

凛「頑張るにゃ!にこちゃん!!」

花陽「頑張って〜〜!にこちゃ〜〜ん!!」

にこ「凛や花陽、そして真姫の為にも……。にこは絶対に勝つ!!」

穂乃果「穂乃果だって同じだよ!海未ちゃんが力を貸してくれたから穂乃果はここまで生き残れたんだ!海未ちゃんの為にも絶対に勝つよ!!」

海未「穂乃果!ファイトですよ!!」


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:29:45.74 B76xjsTM0
穂乃果「はあぁぁぁぁぁ!!!」

にこ「にごぉぉぉぉぉ!!!」

ほの独楽「」ガガガ(にこ独楽に攻撃)

にこ独楽「」(攻撃を受けている)

にこ「くっ……、さっきの海未の攻撃でパワーが……」汗

穂乃果「今だ!バースト!!!」

ほの独楽「」ドッカーン(にこ独楽を弾く)

にこ「なっ!!?」

にこ独楽「」(リタイア)

にこ「ま、負けた……にこぉ……」汗

真姫「にこちゃん……」

穂乃果「やったあぁぁぁ!!」

海未「おめでとうございます!穂乃果!!」

凛「にゃ〜〜、穂乃果ちゃんがお菓子総取りにゃ〜〜」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:30:16.87 B76xjsTM0
穂乃果「ねえ!みんなでお菓子を食べようよ!!」

にこまき「「!」」

りんぱな「「!」」

海未「穂乃果が勝ち取ったお菓子なのに、私達も食べてよろしいのですか?」

穂乃果「うん♪」

穂乃果「こんなに楽しく独楽で遊べたのもみんなのおかげだもん!だから、これは穂乃果からのお礼だよ!」

海未「ふふ、穂乃果らしいですね」

にこ「お菓子総取りの話は何だったのよ……」

真姫「(にこちゃんの手作りクッキーが食べられる!)」

凛「凛達もお菓子が食べられるにゃ♪やったね!かよちん♪」

花陽「うん♪」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 00:31:25.65 B76xjsTM0
真姫「(にこちゃんの手作りクッキー……、美味しいわ……)」モグモグ

にこ「真姫!あんた、にこのクッキーを食べ過ぎよ!?皆の分も残しておきなさいよ!!」

真姫「ムリヨ……」

にこ「おい!」

にこ「全く……。うまっ!?」モグモグ

にこ「真姫ちゃんのチョコ美味しいわ……」

凛「かよちんのお煎餅美味しいにゃ〜〜」モグモグ

花陽「凛ちゃんのラーメンスナックとっても美味しいよ♪」モグモグ

穂乃果「いや〜〜、勝ち取ったカステラはうまい!」モグモグ

海未「ほむまんはやっぱり美味しいです♪」モグモグ

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「?」

穂乃果「今回は海未ちゃんと独楽勝負が出来なかったけど……。またいつか、穂乃果と独楽勝負しよ?」

海未「ええ、私もいつか穂乃果と全力で独楽勝負がしたいです!」

穂乃果「その時が来たら、穂乃果は絶対に負けないよ?」

海未「私も負けませんよ?穂乃果!」






おわり
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 01:22:35.40 QXe7zgXA0
乙!

【ラブライブ】真姫「その罪は何色か」【仮面ライダーW】

1 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 20:46:45.24 1DeH9Ig60
更新不定期・遅め。
台詞地の文混合。
短め。

前作あり。
【ラブライブ】凛「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510213255/

以上のことが大丈夫な方はぜひお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512647204
2 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:00:48.10 1DeH9Ig60
『復讐者A/やがて怪物という名の雨』
3 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:07:12.63 1DeH9Ig60
ーーーーーー




しん、と。
静まり返った部屋。

季節はまだ夏で、外は恐らく太陽がジリジリと照りつけるように射していることでしょう。

けれど、この部屋のなかは熱を忘れたように冷たい。
それはここに貴女がいないからでしょう。

貴女がいないこの部屋は妙に広くて、どこか無機質で冷たい印象を受けてしまいます。




「………………」




誰もいない虚空を見つめながら、私は思い出していました。



2ヶ月前のこと。
あの、雨の日の出来事を。




ーーーーーー
5 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:24:39.37 1DeH9Ig60
ーーーーーー




海未「…………ん」



まぶたを閉じていても感じる光。
ぼんやりする頭で考えます。

あぁ、もう朝なのですね。

昨晩は遅くまで、課題のレポートをしていたこともあり、どうもいまいち覚醒できていませんね。



海未「…………あと……5分……」



そう呟いて、腕で目元を覆います。
……穂乃果が見ていたら、笑われそうな光景。

と、そこで、




「……クスクス」




笑い声。

人を笑うなんて……穂乃果は本当に失礼ですね。
まだ眠気の覚めない頭で考えーー!



海未「っ!!」バッ



飛び起きました。
それと同時に笑い声の主の方を見ました。



「グッスリ、だったね♪」

海未「うっ……」

「海未ちゃんにしては珍しいかも、ふふっ♪」

海未「……す、すみません。みっともないところを見せてしまいましたね」



ばつが悪く、目をそらします。

……が、まぁ、そうですね。
朝なのですから、ちゃんと言っておかないといけませんね。

反らしていた視線を正し、彼女の顔を見ます。
そして、




海未「おはようございます、ことり」

ことり「うん♪ おはよ、海未ちゃん」



6 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:31:48.42 1DeH9Ig60
朝の挨拶を交わすと、彼女もにこりと微笑んでおはようを返してくれました。

……それだけならいいのですが……。



ことり「海未ちゃん、かわいいっ」

海未「うっ、や、やめてくださいっ!」

ことり「あと……5分……だって♪」



と、私の真似をすることり。

こういう一面を見れるのは、ことりだけなんだよねぇ……。
うふふ♪

さらに、そう続けます。
かなりのご機嫌な様子……。



海未「はぁ……」



穂乃果に見られたら笑われる。

そう考えてましたけど、どうやらことりの方がもっと厄介なようです。
それに最近気づきました。
7 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:36:52.69 1DeH9Ig60
そう。
最近です。
つい2ヶ月前……高校を卒業するまでは、ことりがこんなに厄介だなんて微塵も思いませんでした。

ことりのこんな一面を知ったのはーー




ことり「って、そろそろ朝ごはんにしよっか?」

海未「あっ、もしかして……」

ことり「? どうかした?」

海未「い、いえ。また、作ってもらって……悪いなと思いまして……」

ことり「クスクス♪」



な、なぜ笑うのです?

ことりにそう尋ねます。
返ってきたのは、いつも通りの答え。




ことり「気にしなくていいんだよ? ことりがしたいからしてるだけ♪」




そう言って、またにこりと微笑むことり。

…………本当に、厄介です。
まったく敵う気がしませんよ。



海未「……ありがとうございます」

ことり「どういたしまして」



海未「それでは、今日も一緒に朝食をいただきましょうか」

ことり「うんっ!」




ーーーーーー
8 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:39:01.79 1DeH9Ig60
ーーーーーー



朝食を二人で。



それが2ヶ月前。
つまり、この4月から一緒にルームシェアをし始めた私とことりの日課でした。



ーーーーーー
9 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:43:30.83 1DeH9Ig60
ーーーーーー



ことり「海未ちゃん!」

海未「はい? なんですか、ことり?」



朝食の後。
朝のニュース番組を観ている時に、ことりに声をかけられました。

どうしたのでしょう?
やけにご機嫌な気がするのですが……。

そう思ってたのが、ことりに伝わったようで、



ことり「えへへ」



ことりはさらに破顔します。
本当に上機嫌ですね。



ことり「あのね! 海未ちゃん!」

海未「はい?」

ことり「実は……」




ことり「穂乃果ちゃんと連絡とれたの!」

海未「!!」


10 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:49:24.56 1DeH9Ig60


海未「本当ですか!?」

ことり「うんっ」



ことりに聞き返すと、どうやら私の聞き間違いではないようで、ことりはこくりと頷きます。


高坂穂乃果。
私たちの幼馴染で、親友と呼べるほどには親しい友人……いえ、どちらかというと家族に近いかもしれませんね。

とにかく、そんな彼女に連絡がついたとのことでした。

……なるほど。
それでことりが上機嫌なのですね。
……それで?



ことり「近々帰ってくるから、よければことりたちの顔みたいって!」

海未「そう、ですか」

ことり「もちろんあうよねっ!」

海未「まぁ、そうですね……」



そうですか。
穂乃果が……。
11 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 21:52:56.57 1DeH9Ig60


ことり「……海未ちゃん?」

海未「はい?」

ことり「うれしくないの……?」

海未「え……?」

ことり「そんな顔してたよ」

海未「…………」



嬉しくない、訳ではありません。
穂乃果が無事で、しかも、近々会えるというのならば、私だって嬉しいです。
ですが……。




海未「…………喧嘩、していましたから」




ポツリ。
言葉がもれました。
12 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 22:01:35.48 1DeH9Ig60
高校卒業後。
ことりは海外の服飾系の学校へ進学することが決まりました。

そのことには私も穂乃果も大賛成で。
ことりと離れ離れになることは、確かに寂しかった。
ですが、ことりが決めたことならば、私たち幼馴染が応援しないはずはありませんからね。


とにかく、ことりも私も、そして、穂乃果も進学先が決まっていました。
そして、向こうの学校が始まる9月まで、3人でルームシェアをすることになっていたのですが…………。





ことり「…………あっ、そ、そうだよねっ」

海未「っ、あ、いえ」

ことり「ごめん、なさい……」



ことりの声に、現実に引き戻されました。
目の前には、シュンとした表情のことり。

って!



海未「す、すみません、ことりっ! 別に、嬉しくないわけではないんです! ただ、どんな顔をして会えばいいか分からなくなってしまってるだけで!!」



慌てて、言い訳を口にしました。

そう!
別に嬉しくないわけではなくて、ただ上手く仲直りできるか心配なだけで!

さらに、そう続けます。
13 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 22:13:03.05 1DeH9Ig60
慌てていた私がおかしかったでしょうか。
ことりはふと、



ことり「ふふっ」



笑いました。



海未「こ、ことり?」

ことり「あっ、ごめんね!」



別に、バカにした訳じゃなくて!
そう補足してから、ことりはこう続けました。



ことり「きっと、だいじょうぶだよ」

ことり「だって」



ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんだもん♪」




穂乃果と私だから。

あまりに根拠としては弱い理由。
だから、大丈夫だと言うことり。

……………………まぁ。




海未「ふふっ」

海未「そうかもしれませんね」




なんとなく。
そんな気もします。

きっと、私たちは喧嘩をしても、また何事もなかったかのように戻れるでしょう。
今までがそうであったように。

……勿論、お説教は必要でしょうけれどね。
14 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 22:20:12.71 1DeH9Ig60

海未「……ことり」

ことり「なぁに?」

海未「ありがとうございます」

ことり「ううん」



よし!
ことりのおかげで、少し吹っ切れました!

って、そうでした。
私のせいで話が途中になってしまっていましたね。



海未「それで、ことり。穂乃果はいつ頃こちらへ?」

ことり「あっ、うん! 明後日だって!」

海未「あ、明後日!?」



また随分と急な……。

いや、まぁ。
確かにそういうところも穂乃果らしいといえば、穂乃果らしいんですが……。
それにしても、急すぎるでしょう……。



海未「えぇと、それで、こちらへ直接?」

ことり「あ、そうじゃなくて。なんだか用があるみたいで」

海未「どこで集合するということでしょうか?」

ことり「うん、えっとね……」



ことりはスマートフォンに目を落とし、なにやら穂乃果からの連絡を確認しているようです。
少しして、顔をあげたことりは言いました。



ことり「えっと」

ことり「お隣の市のシンボル……」




ことり「『風都タワーの下に集合!』……だって」




ーーーーーー
15 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/07(木) 22:20:49.58 1DeH9Ig60
本日はここまで。
またお付き合いいただけると幸いです。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/08(金) 01:49:59.87 WOFgOIpX0
にこ→凛→海未
このスレタイ順はむn
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/08(金) 02:16:19.23 j5S3uI8Wo
つまらない
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/08(金) 07:09:47.27 GXFGm3+OO
おつ!
2年生の過去編か
てかAって
19 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/08(金) 19:28:15.64 HLr6i8f+0
本日少しだけ更新します。
25 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/08(金) 21:17:52.17 HLr6i8f+0
ーーーーーー




私と穂乃果は、ベンチで話をしました。

私の大学のこと。
μ'sのメンバーの今の話。
ことりとのルームシェアでの話。
そして、穂乃果の旅した先での出来事など。

どの話題をとっても、内容は中々に濃いものでした。
穂乃果が旅立ってから、まだ2ヶ月しか経ってないんですけどね。
それでも、やはり離れていればそれだけ話したいことも多くて……。

ことりが待ち合わせの時間から少し遅れたことも、ことりが到着した時に気づいたくらいですからね。



……………………。



えぇ。
ことりの言う通りだったわけです。



私と穂乃果だから。



心配することは何もありませんでしたね。




ーーーーーー
26 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/08(金) 21:23:33.45 HLr6i8f+0






…………いえ。
だから、心配するべきは私と穂乃果ではなかったのです。



今はただ後悔するばかり。



あの時、私が気づけていたら。
時間に遅れるなんていう貴女らしくないミスの原因に気付けていたのなら。




私は貴女を守れたのでしょうか?




可能性の話をするのは好きではありません。
けれど、そう思わずにはいられない。

つまり、私は貴女に甘えていたのです。
貴女ならば何があっても、と。




そんなはずはないのに……。




ーーーーーー
27 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/08(金) 21:24:09.31 HLr6i8f+0
本日はここまで。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 23:08:29.30 1gbrnCE80
追いついた
にこのは知ってたが凛のもあって今回のやつなんだな
前のも面白かったからがんばって
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 21:52:01.06 WMYidhKiO
待ってた!
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 01:44:44.77 jmj4twOwO
ゴミスレ
31 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 19:42:30.95 Zx1JoXq80
本日更新します。
32 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 20:59:25.51 Zx1JoXq80
ーーーーーー



ことり「おまたせ……」



穂乃果「ことりちゃん!! ひさしぶりぃぃ!!」

ことり「わぷっ、ほ、ほのかちゃん」



久しぶりの再会だからでしょう。
妙にハイテンションな穂乃果がことりに抱きつきました。



海未「穂乃果、ことりが苦しそうですよ」

穂乃果「あっ、ごめんっ」

ことり「う、ううん、だいじょうぶだよっ」



嬉しくてつい。
なんて言って、頬をかく穂乃果。

まったく……。



ことり「あ、その、ごめんね、遅れちゃって」

海未「大丈夫ですよ。その間に……」

穂乃果「? なに? 穂乃果の顔見て」

海未「ふふっ、なんでもありません」

穂乃果「えー!!」



本当にことりの言った通りになりましたね。
33 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 21:03:09.30 Zx1JoXq80


海未「無事、仲直りできました」

ことり「そっか、よかった」

海未「はい!」



小声でのやりとり。
穂乃果に聞かれたら……恥ずかしいですから。



穂乃果「むー」



と、拗ねてしまってますね。

まったく子供なんですから。
仕方ありません。



海未「ほら、穂乃果」

穂乃果「?」

海未「行きましょう」

穂乃果「! うん!!」




ことり「………………」

ことり「…………っ」ズキッ



ーーーーーーーーー
34 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 21:05:17.88 Zx1JoXq80
ーーーーーー
35 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 21:21:40.81 Zx1JoXq80
ーーーーーー



エコの街とはよく言ったもので。
風都には、シンボルである風都タワー以外にも街の至るところに風車がありました。
そして、立地の都合なのか風が止むことがないようです。

というのは、



穂乃果「ーーなんだって!」

海未「興味深いですね」

穂乃果「でしょ!」



たった今、得意気に話す穂乃果の受け売りです。


どうやらこの2ヶ月間。
穂乃果は様々な場所へ赴き、歌を歌っていたようでした。
流石に日本国内ではありましたが、話を聞いただけでも、3県くらいは行っているようで……。

……まったく。
毎度のことながら、そのバイタリティには驚かされますね。



穂乃果「それじゃあ、今度はこっち!」

海未「って、穂乃果!」



どんどん私たちの先を歩く穂乃果。

仕方ないですね。
そう、呟きながらもたぶん顔は笑っているのでしょう。

ふと後ろを見ます。
ことりもきっと困っているだろうな、そう思って。



ことり「…………」



…………ことり?

どこかことりの様子のおかしい。
そういえば、さっき、穂乃果と再会したときもそうでした。
朝はあんなに、穂乃果に会えるのを嬉しそうにしてたのに……。



海未「ことり?」

ことり「…………」

海未「ことり!」

ことり「っ、あ、えっ……どうかした? 海未ちゃん?」

海未「…………どうかした……は」



こちらの台詞です。

ことりの言葉にそう返します。
やはり、変です。
36 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 21:31:03.52 Zx1JoXq80


ことり「えっと…………」

海未「…………」



うつむくことり。
目を合わせようとしません。

少しだけ嫌な予感。
だからーー



海未「ことーー」




ことり「なんでもないよっ」




なにかありました?

そう尋ねようとした私の言葉を遮るように、ことりはそう言いました。
にこりと笑って。



海未「…………ですがーー」

ことり「ちょっと疲れちゃってるだけだよ。ほら、穂乃果ちゃんパワフルだから」

海未「…………」

ことり「って、海未ちゃん!」

海未「え?」




ことり「いつのまにか穂乃果ちゃんいないよっ!?」

海未「は!?」



37 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/16(土) 21:35:05.68 Zx1JoXq80
振り返ると、確かに穂乃果の姿形はどこにも見えず。



海未「あー! もう! これだから穂乃果は!」

ことり「携帯……穂乃果ちゃん、ホテルに置いてきたって……」

海未「仕方ありませんね。探しましょう」

ことり「え、えっと……二手に別れよっか……」

海未「?」

ことり「ほ、ほらっ! もしかしたら、穂乃果ちゃんが戻ってくるかもしれないから。ことりと海未ちゃんは携帯あるから、連絡とれるしっ」

海未「…………そうですね。ではーー」



見つけたら連絡を取り合いましょう!

それだけを告げて、私は穂乃果が向かったと思われる方向へ歩を進めました。
ことりを残して。

ことりの様子は気にはなりましたが、幸いルームシェアをしているのですから。
夜だって話を聞くことはできますしね。

今はまず、




海未「大きな迷子を探さなくてはーー」



42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 09:54:52.34 iMsdtN4cO
ことりちゃんヤバない…
43 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:27:07.80 zyxiwmN+0
更新します。
44 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:32:57.74 zyxiwmN+0
ーーーーーー



海未「…………はぁぁぁ」



どうにか穂乃果を見つけた私でしたが、思わずため息を吐きます。
それも、大きなものを。



穂乃果「……しょ、しょうがないじゃん!」



テンション上がっちゃったんだもん!

そう言って、穂乃果は膨れました。
まぁ、気持ちはわかりますが……。



海未「…………はぁ」

穂乃果「うー! また!」



とにかく、穂乃果も見つかったことですし。
……えぇと。
45 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:36:31.32 zyxiwmN+0

海未「…………はて」

穂乃果「どーかしたー?」



膨れながらもそう尋ねてくる穂乃果。
いちいち気にしていては際限がありませんから、それには普通に応答することにします。



海未「ことりからの連絡がないんです」

穂乃果「ことりちゃんから?」

海未「はい」



穂乃果を見つけてくるので、ことりは落ち合える場所を探してもらえませんか。
そんな旨のことを送ったのですが……。



穂乃果「まだ見てないとか?」

海未「いいえ。既読はついていますから、見てはいるはずなんですが」



おかしいですね。
そう言って、携帯の画面をもう一度ーー




ーー ポツリッ ーー



海未「あっ」



携帯の画面に、水滴が一粒。
空を見上げると、嫌な雲が空を覆っていました。
46 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:45:12.07 zyxiwmN+0


海未「……やはり降ってきてしまいましたか」

穂乃果「えー! 天気予報は雨じゃなかったのに!」

海未「まぁ、そういうときもあるでしょう」

穂乃果「……雨やめ……って叫んだら……」

海未「止めなさい」



なんて、冗談を言ってる場合ではありませんね。
このままではずぶ濡れです。

ことりからの返信はないですが、仕方ありません。



海未「穂乃果!」

穂乃果「なに?」



いつの間にか膨れっ面も止めていた穂乃果は、首をかしげました。



海未「近くにあることりが好きそうなお店を探してもらえますか?」

穂乃果「うん! 了解だよ!」



ことりが好きそうな、と言ったのは、少し思うところがあったから。

ことりを待たせてしまったことへのお詫びと、ことりの気晴らし。
なぜかことりの様子が変でしたからね。
こういうときは、好きなものを眺めたりして元気を出してもらうのが一番です!

そこで雨宿りがてら、ことりを待ちましょう。



穂乃果はすぐにことり好みの……つまり、私にとっては可愛すぎる喫茶店を見つけてくれました。
その場所の名前と住所を、メッセージで送信し、私たちもそこへ急ぎました。



ーーーーーー
47 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:50:59.85 zyxiwmN+0
〜〜〜〜〜〜



ことり「穂乃果ちゃん……」



ポツリと呟いたはずの声が、その場所一杯に広がった。
コツコツと、頼りなさげな屋根に落ちる雨の音も予想以上に響き渡っていた。

キョロキョロと辺りを見渡して……あっ。



ことり「穂乃果ちゃんっ」

「……………………」



姿を見つけて、駆け寄る。
そこにいたのは……え?



穂乃果「」

ことり「う、うそ…………え、え?」



この場に座り込む。
だ、だって……え、え……?
なんで、穂乃果ちゃん……っ?



穂乃果「」ゴロッ

ことり「ひっ……」



力なく横たわる。
まるで、




『死んでしまったみたい』




ことり「っ」

48 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 12:56:53.20 zyxiwmN+0
声に振り返る。
そこにはーー



ことり「か、かい、ぶ……っ」

『えぇ』



怪物がいた。

ボロボロのローブで体は見えない。
だけど、フードの下にあった……ううん、そこには顔がなかった。

フードの中には、真っ青に光るふたつの目。

それだけで、目の前の存在が人間じゃないってことはわかってしまった。



ことり「ほ、ほのかちゃんはっ」



けれど、ことりはその怪物に怯えるよりも先に、それを聞いていた。
今は、穂乃果ちゃんが!



『……フフフ』

ことり「な、なんで笑ってるの……っ」

『目の前のそれを見て、まだ聞くのかしら?』




『穂乃果ちゃんはどうしちゃったの……って』




クスリ、と。
怪物は笑う。
それが意味するのは、




『高坂穂乃果はもう死んでるわ』



49 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:05:00.19 zyxiwmN+0

ことり「っ、う、うそ……っ」

『じゃないわよ』



見なさい。

そう言って、怪物はことりの前の穂乃果ちゃんを指差した。



『死斑が現れて、顎関節の硬直が始まっている』

『つまり、死後二時間が経過してるわ』

『心臓は勿論、脳も内臓も』

『全ての生命維持機能が停止している』



まるで、物の状態を並べるように。
怪物は言葉を続ける。

って、



ことり「やめ、て……」

『…………なんで?』

ことり「ほのかちゃんを……そんな風に言うの……やめてよぉ……」

『穂乃果ちゃんを……フフッ、何を言っているのかしら?』




『それはもうただの『高坂穂乃果だったもの』よ』




ことり「いや、いやっ……」




ーー ドクッ ーー



50 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:07:44.31 zyxiwmN+0
吐き気がする。
嫌だ、いやだよっ。
そんなのうそだよ……っ!



『嘘じゃないわ』

『目の前にいるでしょう?』



違う、ほのかちゃんじゃない!
うそだっ!



『確かにそうね』

『目の前のそれはもう『高坂穂乃果』じゃない』



いや、やめて。
ちがう、うそ。



ーー ドクッ ーー




『…………フフ』

『そろそろいいかしら』




ーー カチャッ ーー



51 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:14:07.22 zyxiwmN+0
怪物が近づいてくる。
そして、



ーー グイッ ーー



袖をまくられる。
そこにはあの痣があった。

ただ、前に見たときよりも大きくなっていた。




『……綺麗ね』




ポツリと呟いたのが聞こえた。
怪物の声。
ノイズがかかったみたいな声が、震えてるのがわかった。

きれい……?
なにが……。



『絶望に反応して……『コネクター』が成長しているわ』

『やはりあの方の言った通り』



ことり「ほのか、ちゃ……」



もう、わけがわからないよ。

なんで、ほのかちゃんはどこにいったの?
なんで、ことりはこんなところにいるの?
なんで、この怪物は私をみているの?
なんで




ことり「うみちゃん……」



52 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:18:15.29 zyxiwmN+0


『……………………フフ』



怪物が笑った。

なんで?
なんでわらうの?



『うみちゃん……』

『それは『園田海未』のこと?』



ことり「え……」



なんで怪物が海未ちゃんの名前を知ってるの?

混乱した頭で考える。
でも、その答えはわかんない。

けど、その思考は怪物に中断される。





『…………ねぇ』

『…………ことり』






ことり「…………………………え……?」




怪物に名前を呼ばれた。
53 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:24:33.99 zyxiwmN+0
かいぶつ?
あれ?
なんで、その声……?



『……ことり、ひとつ教えて差し上げます』

『穂乃果を殺したのはーー』




『貴女の目の前にいる怪物です』




それは、なんとなくわかってた。
でも、それを認めたらほのかちゃんが死んじゃったって認めちゃうから……。



『その顔は分かっていたという表情ですね』

ことり「っ、ほのかちゃんはっ」

『死にました』

ことり「っ」

『殺されたのですよ。貴女の目の前にいるーー』




怪物がフードを取る。
今まで光っていた青色の光は消え、そのかわりに怪物の素顔が見えた。
そこにあったのは、




ことり「う、み……ちゃ…………」

海未『そうです』



目の前の海未ちゃんはにこりと笑う。
そして、こう言いました。






海未『私が穂乃果を殺しました』






悲鳴が聞こえた。
自分の悲鳴が。

そして、ことりの意識は、消えた。




〜〜〜〜〜〜
54 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:31:08.21 zyxiwmN+0
ーーーーーー




海未「っ」

穂乃果「海未ちゃん?」



どうかした?

喫茶店でメニューを見ていた私の体が跳ねました。
そんな私を見て、聞かれます。

えぇと……。
そんなの私が知りたいですよ。
なぜか嫌な感じがしただけで……。




ーー prprpr ーー




海未「っ」

穂乃果「海未ちゃんの携帯?」

海未「そ、そのようです……」



携帯の音が鳴りました。
って、マナーモードにするのを忘れていましたね。

周りには幸い誰もいないようですが……。
喫茶店の店員さんに、一礼だけしてから席を外します。



穂乃果「穂乃果も行く?」



そう聞かれましたが断り、ひとり、店の外へと出ました。
55 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:36:47.50 zyxiwmN+0
店外へ出て、携帯の画面を確認しました。
って



海未「花陽?」



画面に出ていたのは、小泉花陽の文字。

なんのようでしょう?
急に予想外の人物から電話がかかってきたことに驚きつつも、通話ボタンを押しました。




海未「もしもし、お久しぶりです」

『あ、うん! 久しぶり、海未ちゃん』



電話の向こうの声は確かに花陽でした。

2ヶ月ぶりでしょうか。
声の調子からも変わっていないことが分かり、少し落ち着きました。


どうですか?
最近のアイドル研究部は?


そんなことも聞いてみようと思ったのですが、




『今、海未ちゃん、ことりちゃんと一緒!?』




電話口から響いた声に驚き、聞くタイミングを逃してしまいました。
56 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:41:14.80 zyxiwmN+0



海未「え、えぇと……そうですね。出かけているという意味では一緒ですよ」



突然の大声でしたが、なんとかそう答えます。
花陽がそんな声を出すなんて珍しいですね。
なにか……



『今は!?』

海未「え?」

『今は一緒にいるの!?』

海未「……えぇと」



花陽の質問に混乱しつつも答えます。
それを聞いた花陽は、




『っ、今、ネットで!』

海未「はい? ネット?」




『ことりちゃんが風都の廃工場に向かったのを見たって情報があって!!』

『そこ、不良の溜まり場だってことも言ってる人いて!!』



57 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:46:08.47 zyxiwmN+0
理解は、できませんでした。
いきなりのことすぎて。

けれど、



海未「花陽!」

海未「それはどこですか!!」



反射的にそう言っていた。



『風見埠頭2番地だって……』

海未「分かりました! すぐ向かいます!」

『で、でも、危ないって……!』

海未「大丈夫です! 不良程度相手にもなりませんっ!!」



それだけを言って、電話を切りました。
そして、すぐに体が動く。




ーー バタンッ ーー




海未「穂乃果!」

穂乃果「ふほ!? ふ、ふみひゃーー」

海未「ここのお勘定お願いします!!」

穂乃果「ーーゴクンっ! え、ちょ、ちょっと!?」




海未「ことりが危ないかもしれないんです!」




穂乃果「!」
58 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:50:45.46 zyxiwmN+0
海未「穂乃果はここでーー」

穂乃果「マスター! ここに置いとくね! お釣りはいらないよ!!」バンッ



待っていてください。

私がそれを言う前に、穂乃果はテーブルに五千円札を叩きつけて。




穂乃果「行こう! 海未ちゃん!」

海未「っ、はい!」



二人で店を出ました。

雨はまだ止む気配を見せず。
私の体に冷たく刺さっていて。
体が冷えていく感覚と、嫌な予感を抱えながら、私は走った。



間に合ってくださいっ!



ーーーーーー
59 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 13:51:15.08 zyxiwmN+0
一旦ここまで。
60 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 19:36:27.69 2Akf5wqO0
もう少ししたら更新します。
61 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 20:07:45.87 2Akf5wqO0
ーーーーーー
62 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 20:08:54.38 2Akf5wqO0
ーーーーーー
63 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 20:15:20.13 2Akf5wqO0
ーーーーーー



海未ちゃんが花陽ちゃんから教えてもらったと言う場所。
風見埠頭2番地。
そこは確かに廃工場で、いかにもってところだった。



穂乃果「海未ちゃん……」

海未「えぇ」



小さな声で声を掛け合う。
すっと手を伸ばしたのは海未ちゃんの意思表示だ。

穂乃果は後ろに。
私が前に行きます。

声にしなくてもそう言ったのが分かった。
穂乃果もコクリと頷く。



穂乃果「…………」

海未「…………」



落ちていた鉄の棒を海未ちゃんも持ってる。
確かに、海未ちゃんは強い。
たぶん不良3、4人くらいなら大丈夫だと思う。

……でも、もしそれ以上だったら?
その時はーー



穂乃果「後ろは、任せて」

海未「……はい」



それだけ告げて、穂乃果たちは中へ入った。





海未「ことり!!」

穂乃果「ことりちゃんっ!」



70 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 20:52:16.49 2Akf5wqO0
化け物はそれを掲げた。
そして、告げた。




『このドーパントは生まれ落ちる』

『…………人間を捨て、新たなるドーパントへと生まれ変わるっ!!』

『フフフ……アハハハハッッ!!』




海未「っ」

穂乃果「…………っ、うみ、ちゃん」



逃げよう!
逃げて、早く警察に!

そう言うために、海未ちゃんの袖を握った。



海未「……………………っ」

穂乃果「うみ、ちゃん…………ねぇ」

海未「穂乃果…………あの化け物の言葉…………聞きましたか……」

穂乃果「……え」




海未「…………あの卵は……人間だと……」




穂乃果「っ」
71 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 20:54:50.89 2Akf5wqO0
え、え……?
いや、ううん。
海未ちゃん、なに言ってるの?



海未「…………最後にひとつ確認をさせてもらってもよろしいですか」

『………………なぁに? うみちゃん?』



やめてよ。
待って、ちがうよ!
ちがうからっ!
だからーー






海未「それは…………『南ことり』ですか」




『ええ、そうよぉぉぉ』




72 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:00:27.43 2Akf5wqO0




海未「はぁァァァァっ!!!」




ーー ガァァァンッ ーー




気づけば、海未ちゃんは化け物に殴りかかっていた。



海未「っ、はぁっ! アァぁっ!!」



ーー ガンッ ーー



ーー ガァァンッ ーー



何度も、何度も。
鉄の棒で殴りかかる海未ちゃん。

でも、化け物は



『は、フフフ……』



笑いながらそれを受け止めていた。
まったく、効いて、ない……。



海未「ことりをっ!!」ガンッ

海未「返せッ!!!」ガァンッ



殴り続ける。

殴って、殴って。
殴って、殴って……。





ーー カランッ ーー




それでも、




海未「はっ、はぁ……はぁ……」

『フフ……』




なにもなかった。
化け物は平然と立っていた。
73 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:03:11.25 2Akf5wqO0



穂乃果「うみ、ちゃん……」



穂乃果は、ただ海未ちゃんの名前を呼ぶしかできない。
一歩も、動けない。




海未「はぁ……ことりを……返せ……っ」

『……気丈なのね』

海未「っ!」




ーー ガンッ ーー




鉄の棒が化け物の顔に。
それでも、




『フフフ……痛いわよ、うみちゃん?』




笑っていた。
74 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:06:50.67 2Akf5wqO0




ーー ドクンッ ーー




『…………あら?』

海未「……は、ことりを……はぁ……」ガンッ

『…………そう。この子もなの…………フフフ……』

海未「返せ……」ガンッ




ーー ガシッ ーー




穂乃果「っ、うみちゃん!」

海未「っ」



海未ちゃんが握っている鉄の棒。
それを化け物が握り返してきた。



海未ちゃんも殺されちゃうっ!!



そう思っても、動けない。

っ、動いて!
うごいてよっ!!
75 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:07:26.36 2Akf5wqO0






ーーーーーー カランッ ーーーーーー





76 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:11:25.10 2Akf5wqO0

穂乃果「………………え……?」



予想外のこと。
化け物は、なにかを投げた。

小さな、USBメモリのようなもの。

それを海未ちゃんの足元に投げた。



海未「は……はぁ……」

『拾うといいわ』

海未「なに、を……」

『私を倒したいのでしょう?』

海未「はぁ……はぁ……」

『…………いえ』





『殺したいのでしょう?』





海未「…………」

穂乃果「……うみ、ちゃん?」



化け物の問いに、海未ちゃんは答えない。

きっと疲れてて……答えられないだけ、だよね。
きっとそうだ。
77 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:16:23.23 2Akf5wqO0

『私にも分かるわ』

『私も『あの方』を失って……殺した相手をこの手で殺したいと思って、今まで生きてきたのだもの』

海未「………………」

『フフフ……』




『拾いなさい』

『それは、貴女を強くしてくれるもの』

『私と同じ化け物にしてくれるもの』



海未「………………」

穂乃果「海未ちゃん……だ、ダメだよっ」




『貴女が私を殺したいと思うのならばーー』

『ーーそれを使いなさい』





海未「……………………」



ーー スッ ーー





穂乃果「海未ちゃんっ! ダメぇぇーー
78 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:17:18.83 2Akf5wqO0
ーーーーーー








『アームズ』









ーーーーーー
82 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:27:57.74 2Akf5wqO0
そう、よね。
一番辛いのは、理事長に決まってる。



にこ「っ、ことり……」



拳を握る。
爪が、食い込んでるのが分かっても、そうしなくてはいられない。

その場にいなかったことが……悔しい……。




穂乃果「…………理事長。ううん、ことりちゃんのお母さん」

理事長「っ」

穂乃果「穂乃果はなにもできませんでした。ただ、見てるだけで……幼馴染失格です」

理事長「そんなことーー」



ーーない。
そう言おうとした、理事長の言葉を遮って、穂乃果は続ける。





穂乃果「でも、必ず助けます」



83 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:31:37.25 2Akf5wqO0




穂乃果「そのために、穂乃果は……」



にこ「!」

凛「っ!」




穂乃果と目が合う。

そうよ。
確かにその時はいなかった。
いても、きっと、穂乃果と同じで、なにもできなかった。

けど、今は違うわ!
にこはーー






穂乃果「『仮面ライダー』を見つけたんです」

穂乃果「穂乃果たちが絶対に助けます!」




ーーーーーー
84 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:32:36.13 2Akf5wqO0
ーーーーーー
85 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:35:50.95 2Akf5wqO0
ーーーーーー




ポツ、ポツ、と。
雨の音が聞こえてきます。

不快な音。




海未「…………ことり」





必ず助けます。
だから、





海未「待っていてください」








ーーーーーー To be continued ーーーーーー
86 :◆6cZRMaO/G6 2017/12/17(日) 21:43:55.32 2Akf5wqO0
以上で
『海未「私の罪を」』完結になります。

レスをくださった方
読んでくださった方
稚拙な文章・表現にお付き合いいただき、ありがとうございました。

以下過去作等です。
よろしければどうぞ。

前々作
【ラブライブ】にこ「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500978922/
前作
【ラブライブ】凛「さぁ、お前の罪を数えろ!」【仮面ライダーW】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510213255/

過去作
真姫「マキマキ超会議?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430039332/
【ラブライブ】千歌「テニスをしよう!!」【サンシャイン】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490169182/

前回、次は百合ものと言っていたのにも関わらず書きました。
すみませんでした。
次作は何になるか未定ですが、またお付き合いいただけると幸いです。
では、また。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:45:15.60 sSTDMGYMO


海未ちゃんの「それは…………『南ことり』ですか」の後『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』って来るかと思った
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 22:46:12.21 c3TJtckvO

今回重いな
あとエックってWに出てきてないよね
>>1のオリジナル?
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 08:42:22.84 wZiTaDiuO
>>88
ハイパーバトルDVDに出てきた親子丼ドーパントが持ってたメモリが『エッグ・チキンメモリ』
二つの記憶(エッグの記憶とチキンの記憶)が入ってるらしい
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 11:23:36.87 JpcJ3UAOO
>>89ありがとう
そんなのがあるのか
はじめて知ったわ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/29(金) 21:29:51.60 mDRHVOv1o
乙乙
続き期待

穂乃果「仲間をかばってやられるやつやりたい」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:26:54.06 6Dzjucdz0
ドラマとかでよくあるやつをやります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515774413
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:27:23.13 6Dzjucdz0
穂乃果「やろうよ!」

海未「何を言い出すんですか突然」

穂乃果「だってカッコイイじゃん!憧れるじゃん!」

ことり「穂乃果ちゃん,流石にいきなりは……」

花陽「私もちょっと……」

凛「でも,面白そうにゃ!」

真姫「凛まで何言ってるのよ」

にこ「そうよ!今日はこれから練習でしょ!」

希「まあまあ,穂乃果ちゃんはこうなったら聞かないやん?」

絵里「希まで……」

穂乃果「よーし!いくよー!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:28:04.63 6Dzjucdz0
〜ほのうみの場合〜


海未「あなたが敵のボスですか」

「ほう,よくぞここまで辿り着いたな」

穂乃果「海未ちゃん気をつけて……今までの敵とは明らかに雰囲気が違うよ」

海未「安心してください穂乃果.あなたは私が守ります」

「1人で私に勝つつもりか?」

海未「あなた程度,私1人で十分です」

穂乃果「海未ちゃん,穂乃果も援護するね」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:29:10.36 6Dzjucdz0
海未「ありがとうございます.でも無理はしないでください」

「さあ,いつでもかかってくるがいい」

海未「それでは遠慮なく……いざ―――「ピカッ!!」

海未(なっ!目くらまし!)

海未(これでは視界が!)

「フハハハハ!死ね!」ズシャ

穂乃果「海未ちゃん!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:29:56.56 6Dzjucdz0
海未「くっ!」

海未(……ん?)

海未(切られてない?)

海未「やっと視界が戻ってきました……え?」

海未「……穂乃果?」

穂乃果「ははは……海未ちゃん油断しすぎだよ」

海未「そんな……どうして」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:30:38.73 6Dzjucdz0
穂乃果「私,いつも海未ちゃんに頼ってばかりだったからさ……」

穂乃果「1回くらい海未ちゃんの役に立ちたくて……」

海未「何を言ってるのですか!私は!私はっ……!」

海未「いつだってあなたに助けられてっ……!あなたといるのが楽しくてっ……!」

穂乃果「えへへ……嬉しいな」

穂乃果「海未ちゃん……勝ってね――――」バタン

海未「穂乃果?!穂乃果!!」

海未「嘘だと言ってください!穂乃果!!」ユサユサ

海未「穂乃果ーーーーーーー!!!!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:31:13.25 6Dzjucdz0
――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
―――――
―――


ことり「うぅ……穂乃果ちゃん」グスグス

凛「泣かせてくれるにゃ……」

希「よし!次はうちらや!いくでえりち!」

絵里「え?私もやるの?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:31:58.60 6Dzjucdz0
〜のぞえりの場合〜


絵里「ふう……やっとここまできたわね」

希「そうやね,もうすぐここから出られる」

絵里「最後まで気を抜かないようにしましょ」

希「わかってるって.きっとそろそろ出口が……あ!」

希「見てえりち!向こうに明かりが見える!」

希「あそこから外に出られるんや!」ダッ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:32:53.62 6Dzjucdz0
絵里「ちょっ!希!待ちなさい!」

希(やっと……やっとや!)

希(やっとここから出られ「バタン!」……え?」

希(なんで床に穴が……)

希(あかん止まれない……落ちる!)グッ

絵里「希!」バッ

希「え」グワン
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:33:36.83 6Dzjucdz0
希(なんで……なんでえりちがそこにいるん?)

希(だって……落ちたのはうちで……)

絵里「……」パクパク

希(なに?何て言ってるの?)

絵里「……」パクパク

希(なに?聞こえないよ)

希(待って……待ってよえりち)

絵里「ノゾミ……イキテ」ニコッ

ヒューーーー

希「えりちーーーーーーーーー!!!!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:34:06.72 6Dzjucdz0
――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
―――――
―――

海未「絵里……あなたって人は……」シクシク

にこ「なかなかやるじゃない……」

凛「よーし!次は凛とかよちんね!」

花陽「が,頑張ります!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:35:21.41 6Dzjucdz0
〜りんぱなの場合〜


凛「痛っ!」

花陽「凛ちゃん!大丈夫?!」

凛「うん……でも,足をやられちゃった」

花陽「……凛ちゃんはここで待ってて」

花陽「あとは私がやる」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:36:00.54 6Dzjucdz0
凛「ダメだよかよちん……あと3人もいるんだよ?」

花陽「大丈夫.私だってやれる」

花陽「いつまでも凛ちゃんに守ってもらうわけにはいかないから」

凛「でも……でも!」

花陽「凛ちゃん,私を信じて?」

凛「信じてるけど!でも!」

花陽「ありがとう凛ちゃん」ニコッ

花陽「……行ってくるね」ダッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:37:08.37 6Dzjucdz0
凛「かよちん!」

凛(待って……待ってよ……)

花陽「やあっ!ていっ!」ザシュ

凛(凛……まだ……)

花陽「きゃあっ!くっ!」グサッ

凛(かよちんと……やりたいこと……)

花陽「とりゃあっ!うっ」ドンッ

凛(いっぱい……あるのに……)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:37:49.69 6Dzjucdz0
花陽「私は……負けない!」

花陽「私が凛ちゃんを!守るんだーーー!!」パァン ズシャッ ドカッ スパッ

凛「かよちーーーん!!」

花陽「……」

花陽「……ふう」クルッ

花陽「凛ちゃん……私,やったよ?」

凛「かよちん!!」ズルズル
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:38:18.69 6Dzjucdz0
花陽「私,1人で倒せたよ?」

凛「かよちん!!」ズルズル

花陽「凛ちゃんのこと,守れたよ?」

凛「かよちん!!」ズルズル

花陽「これで私も……凛ちゃんの隣に立てたかなあ……」ドサッ

凛「かよちん!嫌だよ!!」

花陽「凛ちゃん……ごめんね……」

凛「かよちん!嘘だよね?!かよちん!!」

凛「かよちーーーーーーーん!!!!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:39:03.23 6Dzjucdz0
――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
―――――
―――


絵里「花陽……強くなったわね……」ウウッ

穂乃果「感動しちゃったよ……」

にこ「次は私の演技力を見せてあげるわ!真姫ちゃん!」

真姫「ヴェェェェ!私?!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:40:13.42 6Dzjucdz0
〜にこまきの場合〜


真姫「囲まれたわね……」

にこ「やだ〜にこ〜怖い〜」キャピ

真姫「気持ち悪い」

にこ「ぬわんでよ!……はあ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:41:07.68 6Dzjucdz0
にこ「やるしかないわね」

真姫「ええ,やっちゃいましょ」

にこ「後ろは任せたわよ」

真姫「そっちこそ」

にこ「……さあ,行くわよ!」ダッ

キンキンッ ズシャッ カンカンッ―――――――――
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:42:01.27 6Dzjucdz0
真姫「……終わったわね」

にこ「ええ……なんとかね」

真姫「流石に疲れたわ」

にこ「私もよ.早く帰りましょ」

真姫「そうね,早くお風呂に「パァン!」……え?」

にこ「……ふう,危なかったわね」ギュッ

真姫「に,にこちゃん?!なに急に抱きついてるのよ!!///」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:42:49.30 6Dzjucdz0
真姫「それよりも!まだ敵の生き残りが!」

にこ「大丈夫よ.もうやったわ」

真姫「そう……じゃあ離してよ!///」

にこ「いいからいいから……ねえ真姫ちゃん?」

真姫「なによ?」

にこ「にこね,真姫ちゃんのこと好きよ?」

真姫「ヴェェェェ急に何言ってんのよ!」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:43:37.62 6Dzjucdz0
真姫「……わ,私も好きよ///」

にこ「やったあ♪これで両想いにこ〜♪」

真姫「そ,そうね///」

にこ「……真姫ちゃん?真姫ちゃんも抱きしめて?」

真姫「うぅ……こう?///」ギュッ

にこ「ふふっ温かい」

にこ「……ねえ真姫ちゃん?」

真姫「今度は何よ?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:44:43.49 6Dzjucdz0
にこ「にこね,真姫ちゃんといられて幸せだったよ?」

真姫「わ,私もよ///」

にこ「だからね,これからは別の誰かを幸せにしてあげて?」

真姫「なに意味わからないことを――「ドサッ」……え?」

真姫「にこちゃん?どうしたのよ……ってすごい血じゃない!どうしたのよ!!」

真姫「まさか……私をかばって撃たれたの?」

真姫「ちょっとにこちゃん!しっかりしなさいよ!!」

にこ「真姫ちゃん……約束して?」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:45:26.60 6Dzjucdz0
にこ「他の誰かを……愛してあげて?」

真姫「嫌よ!私が好きなのはにこちゃんだけよ!!」

真姫「私はにこちゃんを幸せにするの!私のことも……にこちゃんが幸せにしてよ……」グスッ

にこ「ふふっ真姫ちゃんは最後までわがままにこ」

にこ「……真姫」

にこ「……幸せになりなさい」スッ

真姫「嫌!にこちゃん!!目を開けて!!」

真姫「にこちゃーーーーん!!!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:46:02.91 6Dzjucdz0
――――――――――――――
―――――――――――
――――――――
―――――
―――


凛「にこちゃん……そこまで真姫ちゃんのことを……」グズグズ

希「やっぱり大好きなんやね……」

穂乃果「でも,ことりちゃんだけ残っちゃったね」

ことり「大丈夫!相手は見つけてきたから!」

8人「え?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:46:43.87 6Dzjucdz0
〜こと??の場合〜


??「お疲れさま,ことり」テクテク

ことり「ありがとう!○○!」テクテク

??「いいライブだったわ」テクテク

ことり「えへへ〜みんな頑張ったから」テクテク

??「みんなのおかげで廃校を免れることができたわ」テクテク
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:47:14.64 6Dzjucdz0
ことり「私たちだけじゃないよ.○○や学校のみんなのおかげ」テクテク

??(そうね……私たちが今まで積み上げてきたものは無駄じゃなかった)

??(これからも……私たちが立ち止まらない限り道は続く―――「キキーッ」……ん?」

パンパンッ パンパンパンッ

??(くっ!)ガバッ

ことり「な,なにやってるの?!」

ことり「理事長!!」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:47:55.00 6Dzjucdz0
理事長「ぐうっ!くっ!」

理事長「あああ!!!」パンパンッ

「ぐあっ」 「くそっ」キキーッ

理事長「はあ……はあ……」

理事長「何よ……結構当たるじゃない……」

ことり「り,理事長?」ブルブル
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:49:03.65 6Dzjucdz0
理事長「なんて声出してるのよ……ことり」ハアハア

ことり「だって……だって!」

理事長「私は……音ノ木坂学院理事長……南飛鳥よ……」ハアハア

理事長「このくらいなんてことはないわ」ハアハア

ことり「そんな……私なんかのために……」

理事長「生徒を守るのは私の仕事よ……」ハアハア
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:49:47.09 6Dzjucdz0
ことり「でも!」

理事長「いいから行くわよ!」

理事長「みんなが……待ってるのよ」

理事長「それに……」

理事長(やっとわかったのよ)

理事長(私たちにはたどり着く場所なんて要らない)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:50:35.02 6Dzjucdz0
理事長(ただ進み続けるだけでいい)

理事長(止まらない限り……道は……続く……)

キボウノハナー

理事長(私は止まらないから……)

理事長(あななたちが止まらない限り……その先に私はいるわ!)ドサッ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:51:14.64 6Dzjucdz0


理事長(だから……止まるんじゃないわよ……)





終わり
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 01:51:50.81 6Dzjucdz0
読んでくださった方ありがとうございます

理事長の名前は適当です

海未「私の服が…地味?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:56:30.43 z3WzQ5rGO
穂乃果「でさぁ、明日は日曜日だし。練習は休みだし」

希「そうやね。えりちん家でも行く?」

凛「それがいいにゃ」

絵里「ダメよ。私は明日用事があるんだから」

穂乃果「穂乃果達と遊ぶ約束でしょ?」

絵里「違う」

にこ「またやってるわね。毎日楽しそうで羨ましいわ」

海未「にこも毎日楽しそうですよ?」

にこ「そう?」

海未「はい」

にこ「所で海未?」

海未「何ですか?」

にこ「今日の練習着…どうしたの?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515671790
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 21:02:12.44 z3WzQ5rGO
海未「へ?練習着ですか?」

にこ「いや…いつもと違うから」

海未「ああ…いつものは乾かなかったので…」

にこ「ふ〜ん……」

海未「それがどうかしました?」

にこ「まあ…別に。練習着だから地味でもいいんだけど」

海未「?」

にこ「もうちょっとお洒落に気を使ったら?一応アイドルなんだし」

海未「え?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 21:11:18.83 z3WzQ5rGO
海未「にこ…それはどう言う…」

にこ「あ〜別に…」

絵里「さあ、練習再開するわよ」

穂乃果「よーし。頑張るぞ〜」

凛「テンション上がるにゃ〜」

にこ「さてと。やりますか」

海未「に、にこ… 」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 21:19:06.91 z3WzQ5rGO
にこ『お洒落に気を使ったら?』

海未(そんな風に思われていたなんて…)

絵里「さあ、ペアになって」

海未「………」

ことり「海未ちゃん?」

海未「………」

ことり「おーい?海未ちゃん?」

海未(私だって…。私だって年頃の女の子なんです。そんな事言われたら…)

穂乃果「どうしたの?」

ことり「なんか海未ちゃんがボーッとしてて」

穂乃果「海未ちゃ〜ん?」

海未(傷つきます…)

穂乃果「ダメだ。完全にボーッとしてる」

ことり「どうしたんだろう?」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 21:29:21.63 z3WzQ5rGO
穂乃果「じゃあ、また明日〜」

絵里「明日は遊ばないから」

穂乃果「え〜」

希「えりちのいけず〜」

凛「絵里ちゃんのケチ〜」

海未(練習中ことりが心配そうに私の事を見ていました。やはり今日の練習着はおかしかったのでしょうか?)

絵里「ケチって何よ…」

海未(しかし、落ち込んでいても仕方ありません。そうです。むしろ、ここで気がつく事が出来てよかったです。だって改善出来るじゃないですか。そうですよ!)

ことり「海未ちゃん?さっきまで浮かない顔をしてたのに。急に元気に…」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 21:56:43.43 z3WzQ5rGO
ワイワイ ガヤガヤ

海未「さて、服を売っているお店がいっぱいありますが…」

ワイワイガヤガヤ

海未「どこのお店に入ればいいのでしょうか?こう言う時一人だと心細いですが…昨日の事を気にしてるとも思われたくないのも事実…。仕方ありません。取り敢えず、あそこのお店に入ってみましょう」

店員「いらっしゃいませ」

海未「やはり、お洒落な雰囲気ですね…あっ、この服…」

店員「その服可愛いですよね」

海未「え?あっ、は、はい」

店員「良かったら試着してみて下さい」

海未「いえ…でも…まだ買うと決まった訳では…」

店員「大丈夫ですよ〜。そちらでしたらインナーは…ペラペラ」

海未「あ、あの…」

店員「これを差し色に使って〜」

海未「も、申し訳ありません」ダッ

店員「あっ、お客様〜」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:13:26.80 z3WzQ5rGO
海未「はあ…はあ…緊張して…思わず逃げてしまいました。せっかく気を遣って頂いたのに…物凄く悪い事をしてしまいました」

海未「どうしましょう?他のお店に行きましょうか?」

店員「いらっしゃいませー」

海未(話しかけないでください。話しかけないでください。話しかけないでください)

店員「……」

海未「ホッ…。さてと…どの服が良いのでしょうか?この服なんて…おヘソが丸出しになってしまいますよね。お腹が冷えてしまいそう」

ガチャ

海未「あっ、これ可愛いです。これがいいです……え?40000円……」

ガチャ

海未「この服は…破廉恥です。恥ずかしいです。セクシーですが私にはとても…」

ガチャ

海未「これは…ことりや花陽が来たら可愛いのでしょうが…私には…でも、私がこれを来たら」

にこ『こないだは地味なんか言ってごめんね〜』

穂乃果『海未ちゃん凄い可愛いね。見直したよ』

海未「や、やめて下さいよ〜」

子供「お母さん。あのお姉ちゃん一人なのに楽しそうだね」

母親「しっ」

海未「……」カァァァ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:45:45.43 z3WzQ5rGO
「もう、静かにしなさい」

「だって〜」

海未「ん?何やら向こうの方が騒がしいですね」

絵里「だから言ったでしょ?あなた達が勝手について来たんだからね」

穂乃果「そうだけどさぁ」

凛「クレープ食べたいにゃ〜」

絵里「だったら三人で食べて来たらいいじゃない。私はここで服を見てるから」

穂乃果「やだよ。一緒に行こうよ」

絵里「何で?意味わからない」

凛「だって絵里ちゃんがいた方が色んな種類のクレープを食べれるにゃ」

絵里「そう言う事。だったら後でにして」

穂乃果「えーーー」

凛「後って何分?」

絵里「そう言う事言うなら後でも言ってあげないから…」

凛「ごめんなさい。嘘です」

絵里「全く」

穂乃果「あれ?そう言えば希ちゃんは?」

絵里「あれ?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:51:42.85 z3WzQ5rGO
海未「そんな…穂乃果達も来ていたなんて」

絵里「もう、どこに行っちゃったのかしら?」

海未「どうしましょう。いっその事穂乃果達と合流するか…でも、昨日の事を知られるのは恥ずかしいですし。まあ、言わなければバレないとは思いますが…」

穂乃果「ね〜、希ちゃん探しに行こうよぉ」

絵里「えー、私は服見たいのに」

凛「早くするにゃ〜」

絵里「ええ〜」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 07:45:27.65 y5zhsHPlO
穂乃果「ん?」

絵里「どうしたの?」

穂乃果「あっちの方に…」

絵里「何かあった?」

穂乃果「海未ちゃんらしい人のシルエットが…」

凛「どこ?」

穂乃果「あっちだよ…」

凛「居ないにゃ」

穂乃果「あれ〜?」

絵里「気のせいじゃないの?」

穂乃果「だよね。海未ちゃん今日は用事あるって昨日別れ際に言ってたもん」

絵里「じゃあ、人違いよ」

穂乃果「ん〜そうか。穂乃果が海未ちゃんを見間違うなんて…。園田検定受け直さなきゃ」

凛「何それ?穂乃果ちゃん何級なの?」

穂乃果「特級だよ」

凛「え〜凄いにゃ」

絵里「もう。変な事言い出して…」

凛「絵里ちゃん持ってないから悔しいんだにゃ」

絵里「な、何言ってるのよ。私だって特級よ」






海未「危うく見つかる所でした。…この店を出ましょう」




14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 08:25:23.14 Q6psKN3ZO
こいつら全員私服ダサいよね
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 08:39:00.63 6RAD61A1O
あれは衣装だから
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:58:50.50 V3tKAM6iO
店員「いらっしゃいませ」

海未「ふぅ。慌てて入ってしまいましたが…」

店員「何かお探しですか?」

海未「い、いえ…」

店員「取り敢えずお店に入っちゃいました的な感じですか〜?」

海未「は、はい。すいません」

店員「そうなんですね。ふむふむ。お客さんすっごい可愛いので〜小悪魔系ファッションなんてどうかな〜」

海未「小悪魔?」

店員「はい」

海未(小悪魔?悪魔ですか?悪魔って私の知ってるあの悪魔ですか?お笑い芸人みたいになっちゃわないですか?)

店員「あれ?小悪魔系はあまりピンと来ない感じですか?」

海未「え?あっ、あの…すいません」

店員「う〜ん。いっその事裏原系にしちゃうとか…」

海未「ウラハラ?」

店員「それとも…キレカジとか…」

海未「キレカジ?」

店員「でも、お客さんの顔立ちだと…コンサバなんか凄い似合いそう!」

海未「こ、コンサバ?」

店員「はい。どうですか?」

海未「あ、あの…もうちょっと色々見てから…」

店員「そうですか。じゃあ、何かありましたらお声掛け下さい」

海未「は、はい」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:04:54.36 V3tKAM6iO
海未「はあ…どうして、こんなにも声を掛けられるのでしょうか。そんなに困ってる様に見えてるとか…。それにしても、色々ね種類の服がありますが…」

カチャ

海未「これなんて。物凄くお洒落で私にはとても着こなす事が出来そうにないです」

カチャ

海未「これに至ってはどうやって着ればいいのでしょうか?」


海未「はあ…。お洒落って難しいです。皆んなの私服が和服ならこんなに悩まなくても良いのに…」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:16:39.26 V3tKAM6iO
ことり「わ〜このお洋服可愛い〜」

にこ「え?そうかしら?」

ことり「可愛いよ。ね?」

花陽「え?う、うん。そうだね」

にこ「確かに良いかもしれないけど。今日はあくまでも衣装の参考を探しに来たわけでことりの好きな服を探しに来た訳じゃないでしょ?」

ことり「うん。分かってるよ。でも、このお洋服にこちゃんに凄く似合うと思うの」

にこ「え?そ、そうかしら?」

ことり「そうだよ。ね?花陽ちゃんもそう思うよね?」

花陽「う、うん。可愛いね」

ことり「だよね?」

にこ「そ、そう?だったら…どうしよう?前にバイトで貯めた貯金を切り崩して買っちゃおうかしら…」

ことり「あー、このお洋服も可愛いよ」

にこ「え?ってこれは子供服じゃない。にこは子供じゃないから」

ことり「違うよ。こころちゃんとここあちゃんが着たら凄く可愛いと思うの」

にこ「あっ、そういうこと」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:21:22.75 V3tKAM6iO
海未「まさか…。ことり達まで…」


にこ「よし!私のは今度買えば良いわ。こころとここあに買って行ってあげましょ。あっ、でも…そうすると虎太郎の分も」

ことり「あれ?」

にこ「今度は何?」

ことり「海未ちゃん?」

花陽「え?海未ちゃん?」

ことり「今、海未ちゃんが居たような…」

にこ「え?どこに?」

花陽「どこにも居ないよ?」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:35:00.13 V3tKAM6iO
ことり「おかしいなぁ。今確かに海未ちゃんっぽい人が」

にこ「見間違いでしょ。海未がこんな所にいる訳ないじゃない」

ことり「もしかしたら、お洒落に目覚めたのかもしれないよ」

にこ「見間違いよ」

ことり「そうかなぁ。海未ちゃん検定特級なんだけどなぁ」

にこ「なによそれ」

ことり「うふふ。海未ちゃんの検定試験だよ」

にこ「穂乃果みたいな事言って。あんたも結構冗談好きね」

ことり「えへへ」

グゥ〜

にこ「な、何?」

ことり「花陽ちゃん?」

花陽「は、恥ずかしいです」カァァァ

にこ「何?お腹空いたの?」

花陽「う、うん」カァァァ

にこ「仕方ないないわね」

ことり「じゃあ、さっきのクレープ屋さん行こう?私も食べたかったんだ」

花陽「うん!!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:43:21.04 V3tKAM6iO
海未「ふぅ。花陽のお陰で見つからずに済みました。それにしても、穂乃果と言いことりと言い勘が鋭いと言うか…思わずマネキンの陰に隠れてしまいましたが…ん?」

………。

海未「そうです!マネキンの着ている服をそのまま真似して買えば良いじゃないですか!そうすれば失敗する事もないですよ
!名案です」

店員「あっ、こちらの服気になっちゃった感じですか?」

海未「え?あっ、はい」

店員「良かったら試着しますか?」

海未「はい」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 22:57:07.51 V3tKAM6iO
〜試着室〜

海未「ふふっ。最初からこうすれば良かったんですね。マネキンが着ている服なら失敗する事もないですもんね。しかし、この様な服は初めて着ますね。ちょっとだけ恥ずかしいかな…」

店員「お客様?サイズはどうですか?」

海未「ピッタリです」

店員「着替え終わったら声を掛けて下さい」

海未「あっ、終わりました」

シャー

海未「どうでしょうか?」希「どうですか?」

海未「え?」希「え?」

店員「とってもお似合いですよ」

海未「希…」希「海未ちゃん…」



凛「まさか、かよちん達も来るとは思わなかったにゃ〜」

花陽「そうだねぇ」

にこ「で?あんたは一人で何をしてたのよ?」

真姫「別になんだっていいでしょ?」

にこ「聞くぐらい良いじゃない。もしかして、寂しかったとか?だったら最初から一緒に来たいって」

真姫「にこちゃん達来てるの知らなかったわよ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 23:07:11.34 V3tKAM6iO
穂乃果「あれ?あそこにいるのって…」

絵里「あっ、希!?あんな所に居た」

ことり「あれ?一緒にいるの…海未ちゃん?」

穂乃果「やっぱり海未ちゃん来てたんだよ!見間違いじゃなかったんだ。おーい」

海未「穂乃果…」

穂乃果「海未ちゃんも服を買いに来たの?」

海未「いや…あの…」

にこ「何よ?もしかして昨日の事気にしてたの?」

絵里「昨日の事?」

海未「いや…」

にこ「それにしてもその格好…。それってもしかして…いまさら森ガール?」

海未「森ガール?」

にこ「そうでしょ?森ガールでしょ?なんでいまさら森ガールなのか知らないけど」

海未「その………変ですか?ことり?花陽?」

ことり「え?いや…」

花陽「か、可愛いと思うけど…」

海未「けど?」

花陽「あの…」

絵里「なんでこの二人なの?」

ことり「あの…一緒に選ぼう?」

海未「………お願いします」









26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 23:12:12.64 V3tKAM6iO
絵里「で?希は急に居なくなって何してるのよ?」

希「あ〜ウチも海未ちゃんと同じ?」

絵里「で?その格好は?」

希「えっと…カジュアル系でせめてみようかなって。変かな?」

絵里「ふ〜ん。良いんじゃない?可愛いわよ」

希「そう?」

絵里「うん」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 23:25:16.38 V3tKAM6iO
穂乃果「いやぁ、こんな事なら最初から皆んなで来ればよかったねぇ」

絵里「結果的にね」

にこ「それにしても、海未が昨日にこが言った事を気にしてたなんてね。最初から素直に一緒に選んでってお願いすればよかったのよ」

海未「だって恥ずかしいじゃないですか」

真姫「にこちゃんがデリカシーなさすぎなのよ」

にこ「はあ?そんな事ないわよ」

花陽「でも良かったね。可愛いお洋服を買えて」

海未「はい。良かったです」

にこ「ところで海未?」

海未「はい?」

にこ「練習着はあのままなの?」

海未「あっ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 23:26:49.67 V3tKAM6iO

花陽「ラプンツェル」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:39:58.39 FiZ/lC/0
初版グリム童話のお話をラブライブに当てはめたssです

セリフはオリジナルですが内容は原作に沿っています

ちなみに某ディ○ニー映画の原作にあたるお話です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515602398
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:41:11.05 FiZ/lC/0
ことり「海未ちゃん!!海未ちゃん!!」

海未「どうしたのですか?そんなに嬉しそうな顔して」

ことり「あのね……その……」

海未「なんですか?ご飯の準備をしたいのですが」

ことり「……できちゃったみたい///」

海未「できた?なにがですか?」

ことり「ことりと海未ちゃんの……赤ちゃん///」

海未「」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:42:30.44 FiZ/lC/0
海未「ほ,ほほほ本当ですかっっ?!?!」

海未「本当に私たちのこどもが?!」

ことり「うん///さっき確認してきたの///」

海未「あぁ……ついに!私たちの念願が叶いました!今日はお祝いです!」

ことり「もう///大げさだよ海未ちゃん///」

海未「何を言うのですか!これほど嬉しいことはありません!」

海未「さあ!何でも食べたいものを言ってください!今日は奮発しますよ!」

ことり「……本当に何でもいいの?」

海未「もちろんです!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:43:26.73 FiZ/lC/0
ことり「……ラプンツェル」

海未「はい?」

ことり「裏の庭にラプンツェルが植えてあるでしょ?ことり,それが食べたい」

海未「……すみませんことり,それだけは無理です」

ことり「え〜海未ちゃん何でもって言ったのに……」

海未「あの庭は妖精のもので,誰にも立ち入ることは許されていません」

海未「ことりだって知っているではありませんか」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:44:21.94 FiZ/lC/0
ことり「うん……ごめんね?困らせちゃって」

海未「いえ……私の方こそ望みを叶えられず申し訳ないです」

ことり「大丈夫!それより美味しいもの食べよ?ラプンツェルはもういいから」

海未「そうですね!ではすぐに支度します!」

ことり「えへへ〜楽しみだな〜♪」

海未「ことりは座って待っていてくださいね.その……お腹に赤ちゃんがいるのですから///」

ことり「うん///待ってるね///」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:45:29.56 FiZ/lC/0
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ことり(はあ……ラプンツェル食べたいな)

海未「ああ,ことり……こんなにやせ細ってしまって……」

海未「何か悩みでもあるのですか?どうしても言ってはいただけませんか?」

ことり(言えるわけないよ……)

海未「私では,頼りにならないでしょうか……」グスッ

ことり(でも言わないと,海未ちゃんが……)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:46:07.27 FiZ/lC/0
ことり「あのね?海未ちゃん」

海未「!!はい!!何でしょうか?!」

ことり「ことりね,ラプンツェルが食べたいの」

海未「……裏の庭のですか」

ことり「うん……ごめん,忘れて」

海未「……いえ,わかりました.今から取ってきます」

ことり「ダメだよ海未ちゃん……妖精さんに怒られちゃう……」

海未「ことりの命には代えられません!待っていてください!」ガチャ バタン

ことり「海未ちゃん……ありがとう……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:46:42.42 FiZ/lC/0
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海未「ことり!取ってきました!」ガチャ

ことり「海未ちゃん!無事でよかった……!」

海未「幸いにも妖精とは出会いませんでした」

海未「今すぐこれでサラダを作ります!待っていてください!」

ことり「うん!」

トントントントン―――――
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:49:03.89 FiZ/lC/0
海未「できました!どうぞ食べてください!」

ことり「海未ちゃんっ……!ありがとう……!」パクパク

ことり「美味しい……美味しいよ海未ちゃん……」グスッ

海未「よかったっ……!これでことりが元気にっ……!」グスッ

ことり「もう,海未ちゃんは泣き虫だなあ」クス

海未「ことりには言われたくありません!」グスッ

ことり「それもそうだね……あ,もう無くなっちゃった」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:49:38.49 FiZ/lC/0
海未「ええっ!もう全部食べたのですか?!あんなにいっぱいあったのに?!」

ことり「だって……美味しかったんだもん///」

海未「では,明日また取ってきますね」フフッ

ことり「でも,今度こそ怒られちゃうよ?」

海未「今日だって誰もいなかったのですから,明日もきっと大丈夫です!」

ことり「もう……気をつけてね?」

海未「はい!任せてください!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:51:13.61 FiZ/lC/0
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海未(くっ,なんで今日に限って)ハァハァ

にこ「出てきなさい.そこに隠れているのはわかっているわよ」

海未(逃げられそうにはありませんね……仕方ありません)

海未「あなたがここの主ですか?」

にこ「そうよ,私は妖精のにこ.にこにーと呼ぶがいいわ」

海未「それではにこ,あなたにお願いがあります」

にこ「にこにーよ!……まあいいわ,なに?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:52:35.65 FiZ/lC/0
海未「あなたの庭のラプンツェルを分けていただきたいのです」

にこ「そういえば,昨日も庭に誰かが入った形跡があったわね.それもあんた?」

海未「はい,申し訳ありません」

にこ「なんでそんなに欲しいのよ.大したもんでもないのに」

海未「ことりがっ!……妻がどうしても食べたいというのです」

海未「こどもを宿してからどんどんやせ細っていって……」グスッ

にこ「はあ……わかったわ.好きなだけ持っていっていいわよ」

海未「っ!!本当ですか?!」

にこ「ええ,ただし条件があるわ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:53:11.56 FiZ/lC/0
海未「何でも聞きます!言ってください!!」

にこ「こどもが生まれたら,私によこしなさい」

海未「っ!そ,それは……」

にこ「嫌ならいいわ.今すぐ立ち去りなさい」

海未(せっかく授かったこどもを渡すわけには……しかし,そうしないとことりが……)

にこ「どうするの?渡す?帰る?」

海未「……わかりました,こどもは渡します.ですからラプンツェルを!」

にこ「賢明な判断ね.いいわ,好きなだけ持っていきなさい」

海未「ありがとうございます!」ダッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:54:27.09 FiZ/lC/0
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海未(ついにこの日が来てしまいました)

海未(ことりは泣き喚いて大変でしたが,これもあなたのためなのです……わかってください)

海未「にこ!こどもを連れてきました!」

にこ「やっと来たわね.さあ,こっちによこしなさい」

海未(……やはり渡すしかないのでしょうか)

にこ「ちょっと,早くしなさいよ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:55:53.52 FiZ/lC/0
海未「……わかりました」スッ

にこ「可愛いじゃない」ヒョイ

にこ「さて,もうあんたに用はないわ.さっさと帰りなさい」

海未(ごめんなさい……ごめんなさい……)

海未(さようなら……私たちの赤ちゃん)トボトボ

にこ「……やっと行ったわね」

にこ「これからはにこがあんたの親よ」

にこ「あなたの名前は……そうね……」

にこ「花陽……あなたは花陽よ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:57:54.70 FiZ/lC/0
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にこ「花陽!髪を垂らしてちょうだい!」

「はーい!ちょっと待ってね!」スルスル

にこ「よいしょ,よいしょ……ふう」

花陽「おかえり!にこちゃん!」

にこ「ただいま花陽.今ご飯を作るわね」

花陽「うん!楽しみにしてるね!」

キョウノゴハンハナニ?デキテカラノオタノシミヨ――――




凛「どうしよう……あの塔からちらっと見えた女の子,すっごく可愛かったにゃ……」

凛「凛,好きになっちゃったかも……///」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:58:42.80 FiZ/lC/0
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凛「またこの塔に来ちゃった……」

凛「どうにかしてあの子に会いたいな」

凛(そういえば,この前誰かが髪を垂らしてもらってたよね)

凛(あれを真似すれば!そうと決まれば早速!)

凛「花陽!髪を垂らしてちょうだい!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:00:11.21 FiZ/lC/0
「はーい!今垂らすね!」スルスル

凛(ほんとにきた!これを登れば!)ヨイショヨイショ

花陽「おかえり!にこちゃ――ぴゃあ!」

花陽「にこちゃんじゃない?!あなた誰?!」

凛「はじめまして!凛は凛だよ!」

花陽「凛ちゃん?凛ちゃんはどうしてここに?」

凛「花陽ちゃんに会いたくて……迷惑だったかな?」ウルウル

花陽(かわいい)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:01:30.72 FiZ/lC/0
花陽「そ,そんなことないよ!私も嬉しい!」

凛「にゃー!かよちん大好きにゃー!」ハグッ

花陽「か,かよちん?!」ピャア

凛「うん!花陽ちゃんだからかよちん!……ダメ?」ウルウル

花陽(なんだこの天使)

花陽「そんなことないよ!よろしくね!凛ちゃん!」

凛「うん!こちらこそよろしくね!かよちん!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:04:34.86 FiZ/lC/0
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花陽「ねえにこちゃん,なんか最近服がきつくなっちゃったんだけど……」

にこ「ご飯の食べ過ぎじゃないの?でも,そんなに太ったようにはみえないわね」

花陽「いや,その……胸のあたりが///」

にこ「あんたケンカ売ってんの?!はったおすわよ!!」

花陽「ご,ごめん!そんなつもりじゃ……」

にこ「最近あんたといるとイライラするわね……あんた,もう出ていきなさい」

花陽「そ,そんな!いきなり!」

にこ「うるさい!……その髪は置いていきなさい,切ってあげるわ」グイッ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:05:30.24 FiZ/lC/0
花陽「やめて!痛いよにこちゃん!」

にこ「おとなしくしなさい!……よいしょっと!」ジョキン

花陽「うぅ……」

にこ「やっと切れたわね,さっさと出ていきなさい」

花陽「で,でも!」

にこ「早くしないと,次はその胸の脂肪を切り落とすわよ」

花陽「……わかった……今までありがとう」

にこ「さあ行った行った!」

花陽「ばいばい,にこちゃん……」トボトボ
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:06:34.86 FiZ/lC/0
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凛(最近来れてなかったけど,久しぶりに時間がとれたにゃ!)

凛(えへへ〜かよちん元気かな〜?)

凛「花陽!髪を垂らしてちょうだい!」

スルスル

凛「あれ,返事がない?」

凛「でも髪は垂れてきたし,風邪でも引いたのかな?」ヨイショ ヨイショ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:07:32.67 FiZ/lC/0
凛「かーよちーん!久しぶ―――「来たわね」

凛「にゃ?!誰?!」

にこ「私は花陽の親のにこよ.にこにーと呼んでちょうだい」

凛「かよちんのお母さん?!それにしては小さいような……あ!かよちんはどこ?」

にこ「どこ見て言ってんのよ!!ったく,花陽はもうここにはいないわ」

凛「え,なんで……」

にこ「追い出したのよ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:09:27.21 FiZ/lC/0
凛「なんで?!お母さんなのに!!」

にこ「あんたには関係ないわ.今頃は生きてるかどうか」

凛「そんな……かよちん……」フラッ

にこ「ちょっ!危ない!」

凛「かよちんがいないなら……生きてても意味ないにゃ……」スッ

にこ「あっ!……まあ,にこには関係ないことよ」

ヒューーーーーードン!!!
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:10:04.00 FiZ/lC/0
凛「うぅ……」

凛「あれ,生きてる……」

凛「でも,目が見えなくなっちゃった……」

凛「かよちん……凛は信じないから……」フラフラ

凛「かよちん……かよちん……」テクテク
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:11:03.16 FiZ/lC/0
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――――
――

凛(あれからどれくらい経ったのかな)

凛(かよちん全然見つからないにゃ……まあ目は見えないんだけど)

凛(やっぱり死んじゃったのかな)グスッ

凛「そろそろ凛も限界が―――「凛ちゃん?」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:13:32.91 FiZ/lC/0
凛「……かよちん?」

花陽「凛ちゃん?!凛ちゃんだよね?!どうしたの?!そんなにボロボロになって?!」

凛「かよちんどこ?凛,目が見えなくて」

花陽「目が見えないの?!しっかりして!凛ちゃん!」ダキッ

凛「あっ……ふふ,かよちんあったかいにゃ〜」

花陽「凛ちゃん……なんでこんなことに……」ポロポロ

凛「かよちん泣いてるの?凛の顔が濡れちゃうよ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:15:06.05 FiZ/lC/0
花陽「うぅ……グスッ凛ちゃん……」ポロポロ

凛「ははは……もう凛びちゃびちゃになっ―――あれ?」

凛「見える……見えるよかよちん!凛,目が見える!」

花陽「!!凛ちゃんっ……!よかったっ……!!本当によかったっ……!」グスッ

凛「かよちーん!かよちんかよちんかよちーーん!!」

花陽「凛ちゃん!凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃん!」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:15:49.84 FiZ/lC/0
凛「かよちん,全然変わってないね」

花陽「凛ちゃんも変わらないよ!あのときの可愛い凛ちゃんのまま!」

凛「そんなふうに言われると照れるよ///」

花陽「これからはずっと一緒にいようね?」

凛「うん!ずーーーっと一緒にゃ!」



終わり
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:16:56.01 FiZ/lC/0
以上です

今後も定期的にラブライブ×グリム童話のssを書くつもりです

読んでくださった方ありがとうございました

ことり「海未ちゃんってことりの事好きだよね?」 海未「……ん?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:52:13.67 uQr3pCeNO

ことり「違うの?」

海未「いえ……勿論好きですよ?」

ことり「幼なじみとして?」

海未「ええ」

ことり「うーん、ことりが言ってるのはそういう事じゃなくってね……」

海未「違います?」

ことり「ちょっと違うかも……」

海未「そうですか……難しいですね」

ことり「ねえねえ、海未ちゃんはことりのどんな所が好き?」

海未「いつも優しくニコニコとしている所です」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515163933
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:53:01.89 uQr3pCeNO

ことり「そんなにニコニコしてるかなぁ?」

海未「していますよ?少なくとも、私が見ることりはいつも笑顔ですが……」

ことり「嘘っ!?」バッ

海未「ことり?」

ことり(あーもう……ことり、普通に接してるつもりだったのに顔に出ちゃってたんだぁ///)カアァ

ことり「う、ううん!なんでもないのよ、なんでも!うん、あははー……はぁ」

海未「どうしたんですかいきなり……」

ことり「あ、あのね海未ちゃん!」

海未「はい」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:53:58.94 uQr3pCeNO

ことり「ことりだってね?そんなにいっつもニコニコ笑ってるわけじゃないんだよ?怒ったりもするでしょ?」

海未「まあ、流石に怒ったところを見たことがない訳ではありませんが」

ことり「でしょでしょ?海未ちゃんにだって怒るもんね!」

海未「私がことりに怒られたことなんてありましたっけ……?」

ことり「怒るよ?こらぁー!なにするのぉー!とかって」

海未「あぁ……それ、怒ってたんですね」

ことり「海未ちゃん……ことりだってホントに怒っちゃうよ?」

海未「す、すみません!出来ればいつもの優しいことりのままでお願いします」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:54:31.63 uQr3pCeNO

ことり「ふふっ、ほらね!ことりだって怒ることあるんだからっ♪」ニコッ

海未「はぁ……一瞬本当に怒ったのかと……」

ことり「他には他には!」

海未「他?」

ことり「ことりの好きなところ!」

海未「何故そんなに好きな所ばかり聞きたがるのです……」

ことり「ことりのこと、嫌い?」

海未「いいえ、好きですよ」

ことり「そ、それともことりの駄目な所聞いた方がいい?」

海未「ご心配なく、そんな所ありませんよ」ニコッ
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:55:35.42 uQr3pCeNO

ことり「じゃあ、海未ちゃんさえよければ教えて欲しいなぁ」

海未「他にことりの……あっ。や、でも……やめておきましょうか」

ことり「え!?何でやめちゃうの!?」

海未「えーと、ですね……はは……」

ことり「?」

海未「まあ、その単純に……恥ずかしいと言いますか……///」

ことり「恥ずかしいの?」

海未「私の勝手な思い込みかも知れませんし……とてもではありませんけど……」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:56:02.60 uQr3pCeNO

ことり「言ってよぉ!そんなに言われると気になって仕方ないもん!」

海未「……た、確かにここまできて言わないのは少し卑怯ですね。あの、笑わないでくださいね?」

ことり「うん、笑わないよっ」

海未「さっきの回答と少し似た所があるんですけど……」

ことり「ニコニコしてる所が可愛いって言うの?」

海未「それです。で、そのことりの笑顔何ですけど……私の思い違いでなければ、私に向けられる笑顔は他のものよりも可愛いのではないかと……思いましてー、ですね……」

ことり「……う、海未ちゃ///」カアァ

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:56:35.78 uQr3pCeNO

海未「……やはり私の思い違いです!忘れて下さい!」ペコリ

ことり「思い違いじゃないよ!」

海未「えっ?」

ことり「ひゃっ!?」

海未「ことり、今のは……」

ことり「もぉ、海未ちゃんのばかぁ……///」

海未「あぁ……すみません……///」

ことうみ「//////」

――――――
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:57:12.62 uQr3pCeNO
数分後


海未「そ、それであの……先程のは一体」

ことり「ことりは!」

海未「!」ビクッ

ことり「ことりは海未ちゃんの前では確かに特別な笑顔を見せているかもしれません!///」

海未「あ、はい」

ことり「それはなんでだと思いますか!?海未ちゃんお答え下さい!///」

海未「えっ!?私が答えるのですか!?」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:57:44.90 uQr3pCeNO

ことり「ことりはもう今にも倒れそうなのっ///」

海未「ことりは、その……わ、私の事を好いてくれているのですよね?」

ことり「どれくらい?」

海未「どれくらい!?その、ほ、穂乃果よりもですか?」

ことり「もっと!」

海未「もっと!?み、μ'sよりも……とか?」

ことり「まだまだ!」

海未「まだ!?な、無いとは思いますけどことりのご両親よりも……」

ことり「まだ足りないよぉ!」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:58:25.86 uQr3pCeNO

海未「えぇ……すみません、どれぐらいなのでしょう……」

ことり「もうっ……これぐらいだよっ!」ダキッ

海未「ちょっと!?こ、ことり!?」

ことり「ことりは海未ちゃんのことを……とっても!」ギュッ

海未「ひゃっ……///」

ことり「とってもとってもとっても!もう言葉じゃ言い表せないぐらいで……だからこうやって抱き締めるぐらいでしか、気持ちを伝えられないけど……」

海未「……」

ことり「伝わってるかな、ことりの気持ち……なんて言っても無理かぁ。ちょっといきなり過ぎるもんね」アハハ

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:59:02.66 uQr3pCeNO

海未「は、果たしてそうでしょうか?」

ことり「え?」

海未「ことり、少し離れて頂いても構いませんか?」

ことり「あ、うん。ごめんなさい……」パッ

海未「ありがとうございます。ことりに抱き着かれたままでは私もまともに会話が出来そうにありませんので」

ことり「海未ちゃんは凄く恥ずかしがり屋さんだもんね」クスッ

海未「ええ、その通りです」フフッ

ことり「でもね、ことりはそんな恥ずかしがり屋さんな海未ちゃんも――」

ピトッ
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:59:36.94 uQr3pCeNO

ことり「む」

海未「そこまでです。まずは私にお話させてください」

ことり「」コクコク

海未「私に気持ちが伝わらないかもしれない、ことりはそう言いました。……そんな訳ないでしょう」ハァ…

海未「まあ、最初は分かりませんでしたけど。本当に幼馴染みとしての話かと思っていましたので、そこについては謝罪させて下さい」

ことり「大丈夫、海未ちゃんって超が付くほどの鈍感さんでもあるもん」

海未「それは言わなくてもいいのでは?」

ことり「えへへ、ごめんね♪」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:00:47.44 8QS6AGpqO

海未「……話を戻しますね。あれだけの行動を起こされて、何とも思わない程私も鈍感ではありません。何となくですが、察しは付きました」

ことり「むー、この場から逃げたくなってきちゃった」

海未「なりません。まだ居てください」

ことり「はぁい」

海未「正直言うと私だって一目散に逃げ出したいです。しかし、それではことりにあまりに失礼です」

ことり「海未ちゃんは優しいね、そういう所も……まあ言わないけど」エヘヘ

海未「ふふっ。ことり」

ことり「なあに?」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:01:17.93 8QS6AGpqO

海未「私はことりの事が好きです。これは嘘偽りの無い事実です。です――」

ことり「ですが、この好きという気持ちがことりの言っているものと同じものなのかどうか、私にはまだ分かりません。でしょ?」

海未「全く……貴方という人は本当に」ハァ…

ことり「わかるの。海未ちゃんのことなら何でも、だって好きだもん」

海未「今さらりと言いましたね……」

ことり「我慢出来なくなっちゃった。許してね?」

海未「別にとやかく言うつもりはありませんよ」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:01:58.12 8QS6AGpqO

ことり「今はね、ことりは海未ちゃんの後ろから海未ちゃんに向かって手を伸ばしてるだけだけど……いつか、そんな日が来るかなんてわかんないけど」スッ

ことり「いつか……そんなことりの手を取って、海未ちゃんの隣を歩かせてほしいな」ギュッ

海未「……いつになるかなんて、私にもわかりませんよ」ギュッ

ことり「それだけは最初からわかってますっ♪」

海未「ことり……はぁ、その間におばさんになっても知りませんからね?」

ことり「その時は海未ちゃんだっておばさんだよ?」

海未「……」

海未「あー、もう負けです!私の負けです!」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:02:31.76 8QS6AGpqO

ことり「わっ、海未ちゃん怒っちゃった」

海未「先に言っておきます!ずっと待っていてください、いつか必ずお迎えに上がります!おばさん、例えお婆さんになったとしても!私の『好き』が『愛してる』になるまで……絶対に誰のことりにもならないで下さい!」

ことり「海未ちゃん大胆///……嬉しいなぁ、ことりはずっと待ってますっ」エヘヘ

海未「はぁ、はぁ……あ、ありがとうございます……」

ことり「でもいいの?海未ちゃんだってこれから先好きな人が――」

ドサッ

ことり「ふぇ?う、海未ちゃん!?」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:02:57.39 8QS6AGpqO

海未「さ、先程の告白にて私の身体中の力を全て使い果たしました……後は頼みます、ことり……」

ことり「そ、そんなこと言われても〜!」

海未「あ、すみません……意識を失う前に一つ……」

ことり「な、なに?」



海未「私、一度決めた事は曲げません。頑固者ですし、園田家の娘……ですからね……」ニコッ

ことり「海未ちゃん……///」キュン

海未「では今度こそ」バタッ

ことり「海未ちゃああああぁん!!!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:03:23.18 8QS6AGpqO
おわり

にこ「初詣に行く」

1 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:07:20.40 Gx6mGVwm0
にこ「ふわぁ〜」

ここあ「あっ、お姉ちゃん!」

にこ「おはよー」

こころ「お姉さま。あけましておめでとうございます」

こころ「おっめでとぅ!」

虎太朗「めでとー」

にこ「はい。おめでとう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514808440
2 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:08:27.04 Gx6mGVwm0
ここあ「お姉ちゃん、寝すぎ」

こころ「仕方ありませんわ。お姉さまは、おそくまでお仕事をしていたのだから」

虎太朗「おつかれー」

にこ「あぁ、うん。大丈夫、大丈夫。お姉ちゃんは平気だから!」

にこ(ほんとは結構疲れたけど)

こころ「さすが、お姉さまですわ!」
3 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:09:05.12 Gx6mGVwm0
にこ「ところでママは?」

ここあ「出かけた」

にこ「行き先は?」

こころ「おともだちの方と会うみたいです」

にこ「ふーん」

クイッ、クイッ

にこ「ん?」

虎太朗「あそびにいこー」

にこ「遊びにって、何処へ?」

虎太朗「どこでもー」
4 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:09:42.04 Gx6mGVwm0
にこ「何処でもいいのかぁ……こころ達は、どっか行きたい?」

こころ「そうですね……」

ここあ「んー」

ピコーン♪

ここあ「あっ、じゃあ! 初詣いこ!」

にこ「あれ、まだ行ってないの?」

こころ「お姉さまが寝てらっしゃたので、まだ行ってません」

虎太朗「ぐっすりー」

にこ(あぁ、待っててくれたのね)
5 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:10:13.95 Gx6mGVwm0
にこ「よーし、じゃあ初詣行こっか」

三人「わーい」

にこ「急いで仕度するわよ」

三人「はーい」

にこ「それじゃあ……始め!」

三人「おー!」

にこ(ふふっ、相変わらず元気ね)
6 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:11:09.11 Gx6mGVwm0


 
ここあ「はぇ〜」

ワイワイ、ガヤガヤ

こころ「人がたっくさんいますわぁ」

虎太朗「いっぱぁ〜い」

にこ「これだけ人が多いんだから、はぐれないようお姉ちゃんの側にいなさい」

三人「りょーかい」
7 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:11:35.74 Gx6mGVwm0
にこ「にしても、すごい行列ね」

こころ「お姉さまは、さっきまでここでバイトしてらしたのですよね?」

にこ「そうよ。ほら、あそこの女の人……巫女っていうんだけど、あの格好をして仕事してたのよ」

こころ「すごいです!」

ここあ「かっこいい!」

虎太朗「みたかったぁ」

にこ「機会があれば見せてあげるわよ」

三人「やったぁ」

にこ「機会があれば、ね」

にこ(あるのかしら?)
8 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:12:01.10 Gx6mGVwm0
こころ「それでは、おまいりしましょう」

にこ「列の最後尾は、っと」

ここあ「あそこだよ」

にこ「うわぁ……」

虎太朗「なが〜い」

にこ「これ、時間かかりそうね」

こころ「でも、しかたないです」

ここあ「並ばないと」

虎太朗「がまん〜」
9 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:12:32.27 Gx6mGVwm0
にこ「とは言っても」

にこ(これだけの人の多さ)

ワイワイ、ガヤガヤ

にこ(この子達が迷子になったら洒落にならないわね)

虎太朗「ならぶ〜」

ここあ「あっ、まて虎太朗」

こころ「勝手にいっちゃダメ!」

虎太朗「は〜い」

にこ(はて……どうする?)


 
10 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:13:30.07 Gx6mGVwm0

 

 
「おっ、にこっちやん」

 

 
11 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:14:23.36 Gx6mGVwm0
にこ(ん?)

にこ「の、希!」

希「お参りか?」

にこ「そうよ。妹と弟も一緒だけど」

希「そっかぁ」

にこ「あんたは一人?」

希「いんや。一人やなくて……」

 
絵里「相変わらず人が多いわねぇ」

 
希「おっ、えりち。こっちやこっち」
12 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:15:11.26 Gx6mGVwm0
絵里「あら、にこじゃない」

にこ「希は絵里と一緒に来たのね」

希「そう」

絵里「偶然ね。にこも参拝でしょ」

にこ「そうよ。まぁでも、私は……」

こころ「あー!」

ここあ「前にウチにきた」

虎太朗「ばっくだんさー」

希「『元』が付くけどね」

絵里「妹さんや弟さんも一緒なのね」

にこ「お姉ちゃんですから」
13 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:15:38.13 Gx6mGVwm0
希「なぁ、ここで会ったのも何かの縁やし、一緒に参拝しよか」

こころ「はい」

ここあ「いいよ」

虎太朗「いい〜」

にこ「いいの?」

絵里「別に構わないわよ」

希「こんなに人が多いと、にこっちも妹さん達の面倒見るの大変そうやし」

絵里「役割分担ってことで、どう?」

にこ「えぇ、お願いするわ」

希「よし! 決まりやね」
14 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:16:13.64 Gx6mGVwm0


 
にこ「なかなか動かないわね」

虎太朗「つかれた〜」

にこ「もうちょっとの辛抱よ」

虎太朗「う〜ん」

にこ「そっちは大丈……って、あれ? 希と絵里は?」

虎太朗「うしろ〜」

にこ「あっ、ほんとだ」
15 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:16:42.76 Gx6mGVwm0
ここあ「お姉ちゃんたちの方が早くない?」

希「ほんまやなぁ」

ここあ「なんとか追いつけない?」

希「ウチのスピリチュアルを持ってしても、無理やなぁ」

ここあ「スピリチュアルって?」

希「スピリチュアルはスピリチュアルや。そりゃもう、スピリチュアルよ」

ここあ「よくわかんな〜い」

希「いつか分かる日がくると思うわ」

ここあ「へぇー」
16 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:19:18.53 Gx6mGVwm0
こころ「お姉さまたちと、どんどん差が付きますね」

絵里「本当にね」

こころ「いつ頃、追いつくのでしょうか?」

絵里「分からないわね、こころちゃん」

こころ「言うな! とは言わせませんわ」

絵里「う、うん……」

警備員「はい。入場規制の為、少々お待ちください」

こころ「運がありませんね」

絵里(お祓いしてもらおうかしら)
17 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:19:44.59 Gx6mGVwm0


 
にこ「やっと本殿ね」

虎太朗「と〜ちゃ〜く」

にこ「はい。これ、お賽銭」

虎太朗「ごえ〜ん」

にこ「ご縁があるようにってね」

虎太朗「は〜い」

にこ「入れれる?」

虎太朗「だいじょ〜ぶ〜」
18 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:20:10.41 Gx6mGVwm0
にこ「じゃあ」

虎太朗「ほい」

チャリーン

パンパン

にこ「……」

虎太朗「……」

にこ「……」

虎太朗「……」

にこ「……」

虎太朗「ねぇ」

にこ「何?」

虎太朗「おしっこ」

にこ「!!!」
19 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:20:38.06 Gx6mGVwm0
希「もうすぐやね」

ここあ「あっ、お姉ちゃんと虎太朗だ!」

希「ほんまや」

希(慌ててどないしたんやろ)

希「あっ、せや」

ここあ「どうしたの?」

希「お賽銭あげるわ」

ここあ「ふむ……って、五円玉?」

希「そうや」
20 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:21:19.05 Gx6mGVwm0
ここあ「五円玉ならもってるよ」

希「チッチッチィ〜、甘いなぁ」

ここあ「何が?」

希「それはスピリチュアルな五円玉や」

ここあ「ふつーの五円玉とちがうの?」

希「スピリチュアルやから、五円以上の力が籠ってるんよ」

ここあ「まじっ!?」

希「どんな願いもイチコロやで」

ここあ「すげー!!」

 
希(ウチは子供相手に何やってるんやろ……)
21 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:21:54.87 Gx6mGVwm0
絵里「もう少しね」

こころ「あっ、お姉さまと虎太朗です!」

絵里「ほんと、なんか急いでるみたいだけど」

絵里(トイレに入ってったわね)

こころ「そういえば、絵里さんは何をお願いするのです?」

絵里「願いごとかぁ、特に決めてないわねぇ」

こころ「わたしはもう決まってます!」

絵里「なになに、教えて」

こころ「ナイショです」

警備員「すいません。入場規制の為、しばらくお待ちください」

こころ「今日は厄日ですね」

絵里「そうね……」

22 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:22:25.89 Gx6mGVwm0


 
にこ「はぁー、疲れた!」

虎太朗「すっきり〜」

にこ「虎太朗。ちゃんと手洗った?」

虎太朗「あらった〜」

にこ「はい。ハンカチ」

虎太朗「ん」

フキフキ

虎太朗「はい」
23 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:22:53.62 Gx6mGVwm0
希「おまたせ」

にこ「あぁ、そっちも終わったのね」

ここあ「お姉ちゃん」

にこ「ここあ。いい子にしてた?」

ここあ「うん!」

希「お行儀よくしてたで」

にこ「そう」

ここあ「お姉ちゃん、スピリチュアルな五円玉って知ってる?」

にこ「は?」
24 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:24:17.09 Gx6mGVwm0
ここあ「なんでも、五円以上の力があるからどんな願いもイチコロなんだって!」

虎太朗「すげぇ〜」

にこ「そ、そう……」

希「な、なんや……」

にこ「妹に変なこと吹き込むんじゃない!?」

希「いや、うん……なんか、悪いなとは思う」

にこ「だいたい、そんな謳い文句に引っ掛かる人間なんている?」

希「いるんちゃう……えりち、とか」

にこ「絵里……あり得そうだからやめて」
25 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:25:12.24 Gx6mGVwm0
絵里「おまたせ」

ここあ「あっ、こころ」

こころ「遅くなりましたわ」

にこ「ちゃんといい子にしてた?」

こころ「もちろんです!」

絵里「もういい子、いい子。驚くくらいいい子だったわよ」

こころ「ほめられました!」

にこ「良かったわね」
26 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:26:08.29 Gx6mGVwm0
ここあ「ねぇねぇ、おみくじやろ!」

こころ「いいですわね!」

虎太朗「やろ〜」

希「せやな、やろか」

絵里「そうね。私も今年の運勢、占っておきたいし」

にこ「あんた、そういうのに気にするんだ」

絵里「希といるとね」

にこ「まぁ、確かに」

希「んー?」
27 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:26:34.18 Gx6mGVwm0
にこ「あっ、後さ」

絵里「ん?」

にこ「どんな願いもイチコロ、スピリチュアルな五円玉があったらどう思う?」

絵里「そんなのあるの!?」

にこ「……」

絵里「ちょーだい、ちょーだい!」

にこ(ダメだこりゃ)

にこ「絵里」

 
にこ「そんなものはない」

絵里「えっ」

にこ「ない」

絵里「えっ」

 

 

 

 
絵里「えっ」
28 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:27:01.08 Gx6mGVwm0


 
希「みんな、おみくじ買ったね」

にこ「買ったわよ」

こころ「わたしも」

ここあ「買った!」

虎太朗「ぼくも」

絵里「大吉、来い!」

希「よっしゃ、開けるよ」

 

 
希「せーの!」
29 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:27:48.07 Gx6mGVwm0
にこ「どう?」

こころ「吉です」

ここあ「大吉だよ!」

虎太朗「ちゅ〜きち〜」

にこ「私は小吉。そっちは?」

希「ウチもにこっちと同じ小吉。えりちは?」

絵里「……」

希「えりち?」

絵里「……う」

にこ「はい?」

 
絵里「凶……」
30 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:28:40.59 Gx6mGVwm0
にこ「……」

希「……」

絵里「ついてない……」

ここあ「でもでも、おみくじが全てじゃないよ」

こころ「そうです。この紙切れで、わたしたちの運命が決まるわけじゃありませんし!」

虎太朗「そ〜ゆ〜こと〜」

絵里「みんなぁ……」

にこ「まぁ、そうよね。おみくじ一枚で運命が決まるなんてアホらしいこと」

希「なんやったら、えりちの為にスピリチュアルグッズを……」

にこ「やめんか!?」
31 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:29:23.78 Gx6mGVwm0
希「ほな、ウチらはここで」

にこ「今日はありがとね」

希「いえいえ」

絵里「それじゃーねー」

希「また新学期になぁ」

にこ「えぇ」

ここあ「さよならー」

こころ「またいつかー」

虎太朗「ばい〜」

 
にこ「んじゃ、私らも帰りますか」

三人「はーい」
32 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:29:51.86 Gx6mGVwm0


 
ここあ「ねーねー、おねーちゃん」

にこ「何?」

ここあ「お姉ちゃんは、なにをお願いしたの?」

こころ「わたしも訊きたいです」

虎太朗「ぼくも〜」

にこ「普通に家内安全とか、みんなが健やかにとかよ」

ここあ「夢がないなぁ」
33 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:30:43.15 Gx6mGVwm0
にこ「じゃあ、みんなはどんなお願いしたのよ」

こころ「えっとですね。お姉さまがアイドルになれますように、と」

にこ「私のことお願いしたの?」

こころ「はい!」

にこ「普通は自分のことをお願いするものなのに」

こころ「お姉さまのしあわせが、わたしたちのしあわせです!」

にこ「もう、この娘ってば」
34 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:31:15.42 Gx6mGVwm0
ここあ「はいはいはーい!」

にこ「ど、どうしたの?」

ここあ「わたしはね。お姉ちゃんがね、あの……あれ、なんだっけ踊るやつ」

虎太朗「らぶらいぶ〜」

ここあ「そう、それ! それに優勝するようにお願いした」

虎太朗「ぼくもした〜」

にこ「二人とも……」

ここあ「スピリチュアルコインでお願いしたから、優勝間違いなし!」

にこ「いや、あれは……」

にこ(まぁでも、いっか)
35 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:31:45.72 Gx6mGVwm0
にこ「よーし、お姉ちゃんとμ'sのみんなが優勝するところ、あんた達に見せてあげるから楽しみにしてなさい!」

三人「うん!」

にこ「んじゃ、帰って晩御飯よ」

ここあ「今日のごはんは」

こころ「おせちの残りです」

虎太朗「おしょ〜がつ〜」

四人「いぇーい」

 

 

 
正月早々から

私達、矢澤家は大にぎわい

にしても――

希のアレは効き目あるのかしら?

効果は疑問である――

 

 
おしまい
36 :◆EYCPv30nrA 2018/01/01(月) 21:36:28.71 Gx6mGVwm0
✖虎太朗
○虎太郎

更新中に気づいたが時すでに遅しでした
ので、今回は「虎太朗」表記で
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 22:23:09.95 BYnWwkcX0

【ラブライブ】梨子「必レズ仕事人」

2 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 20:30:03.46 uKkEQ20AO
ーーーーーー



浦の星女学院生徒会長。
黒澤ダイヤ。



成績優秀。
容姿端麗。
絵に描いたような優等生であり、その上、地元内浦の名士の家の長女でもある。

完璧超人。
彼女を一言で表すならば、それが相応しいだろう。


当然のことながら。
彼女は、生徒会長の職務も完璧にこなす。
そんな彼女の仕事のひとつに、生徒の悩みの解決がある。



浦の星女学院生徒会が設置した目安箱。
通称「片付けてね☆BOX」。



日々、生徒からの要望で満たされるその箱は、校内に1ヶ所と、生徒会室内にもう1ヶ所設置されている。
その内容は、非常に多岐に渡る。
蛍光灯の交換から生徒間のトラブルに至るまで、彼女は回答していくのである。

しかし、生徒会長と言えど、一生徒。
彼女には、荷が重い依頼も中には存在する。

だが、黒澤ダイヤは挫けない。

どんな無理難題であろうと、彼女は解決するのである。
砕けないその心をもって。
その名、金剛石のごとく。



今回は彼女の仕事ぶりを、この『片付けてね☆BOX』への回答の様子と共に見ていこう。




ーーーーーー
3 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 20:35:13.00 uKkEQ20AO
CASE1



ダイヤ「さて、それでは今日も片付けてしまいましょうか」

ダイヤ「それにしても……今日は一段と、多いですわね……」

ダイヤ「……まぁ、休み明けですからね……えぇと」ガサゴソ



ダイヤ「これ、ですわ!」



ダイヤ「さて、それでは本日最初のお悩みは……」

4 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 20:47:55.90 uKkEQ20AO
ーーーーーー


『生徒会長さんへ』

『お忙しい中、ごめんなさい』

『生徒会長にこんなこと相談するのは……本当はダメだと思うんですけど』


ーーーーーー



ダイヤ「いいえ。どんなに忙しくても、生徒会長とは生徒のためにあるのです」

ダイヤ「わたくしでよければ、いくらでも相談に乗りますよ」

ダイヤ「……それで、相談というのは……」



ーーーーーー


『実は、好きな人ができたんです!』

『しかも、その学院の先輩に……』

『友達にはこんなこと話せなくて……』


ーーーーーー



ダイヤ「……好きな人」

ダイヤ「投稿者も学院の生徒ですから、女性同士、ということですか」

ダイヤ「これは確かに、安易には話せませんね」

ダイヤ「……それで、わたくしに……責任重大ですわ」



ーーーーーー


『こんなの普通じゃないことは分かっています』

『けど!』

『私はどうしても先輩のことが好きなんです!』

『でも、先輩にこんなことを言ったら……』



『私は一体どうしたらいいでしょうか?』



ーーーーーー



ダイヤ「………………」

ダイヤ「…………」スッ

5 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 20:55:16.34 uKkEQ20AO
ーーーーーー


『前略 投稿者様』

『貴女の相談、確かに読ませていただきました』

『女性同士の恋愛』

『それは確かに、辛いものでしょう』

『先輩にどう思われるか、友達にもどう思われるか』

『きっと貴女の心の内には、ここでは書き切れないほどの不安や恐怖があることでしょう』

『けれど』



『やはり貴女の心に素直になるのがよろしいかと思います』



『そのまま黙っていても始まりませんし、何も解決しません』

『確かに不安は大きく、足がすくむこともあるでしょう』

『ですが』



『大好きなものを大好きだと言えないのは、とても辛いことですよ』



『ですから、まずは自分の心に聞いてみて』

『もし、何かわたくしで力になれることがありましたら、いつでも仰ってください』

『貴女の悩みが解決しますことを願って』

『黒澤ダイヤ』



ーーーーーー
6 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 20:57:03.38 uKkEQ20AO

ダイヤ「……ふぅ」コトッ

ダイヤ「こんなところ、でしょうか」

ダイヤ「ふふっ」

ダイヤ「その恋が叶うことを願っていますわ」



ダイヤ「さて、お次は……」ガサゴソ


7 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:03:44.68 uKkEQ20AO
ーーーーーー


『こんにちは! ダイヤさん!』

『生徒会のお仕事お疲れ様です!』


ーーーーーー



ダイヤ「はい。ありがとうございます」

ダイヤ「……って、わたくしを名前呼び……?」

ダイヤ「クラスの方でしょうか?」

ダイヤ「っ」ブンブン

ダイヤ「いえ! ここではあくまで匿名ですから、余計な詮索はいけませんわ!」

ダイヤ「…………ふぅ、さて」



ーーーーーー


『突然ですが、私の最近の悩みを聞いてください』

『その悩みのせいで、毎日七時間しか寝れません』


ーーーーーー



ダイヤ「…………えぇと」

ダイヤ「まぁ、世間一般では十分だとは思いますが……」



ーーーーーー


『それどころか、夢の中にまで、それが付きまとってくるんですよ!』

『いやぁ、困っちゃいますよねぇ、ふへへへ』


ーーーーーー



ダイヤ「…………こほん、それで、その悩みというのは…………」


8 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:04:54.38 uKkEQ20AO
ーーーーーー


『そう!』

『私の悩み、それはっ!!』




『幼馴染みが可愛すぎるんです!』




ーーーーーー
9 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:22:12.56 uKkEQ20AO

ダイヤ「」

ダイヤ「はっ!」

ダイヤ「いや、これは、あれですよね。幼馴染みが可愛いから変な殿方に捕まらないか心配だ、とか……」



ーーーーーー



『まず、子犬のように戯れてくるその無邪気さ!!』



『練習終わりだと、汗の香りでんもぉ、最高だヨーソロなぁぁっ!!!』



『何度それで昇天かけたことか……』

『まさに天使!』

『私たちを天へと導く天使だね!』

『しかし、その実態はーー』



『それとは反比例するようにたわわに実ったその身体っ!!』

『小悪魔ボディィィィィっ!!』



『カァァァッ、もうあれですよね!?』

『これは誘ってるんですよね!?』

『一緒に魚たちのパーティー楽しんじゃっていいんですよね!?』



ーーーーーー




ダイヤ「やベェですわっ!!」

ダイヤ「変態ですわ!!」



ダイヤ「……ま、まさかこんな危険人物が……」

ダイヤ「この変態の幼馴染みが心配ですが……」

ダイヤ「……一体どこの誰なのでしょうか」

ダイヤ「学院の生徒……案外わたくしの近くにいたりして……」ブルッ

ダイヤ「は、ははは、まさか、そんなわけ……っ」

ダイヤ「……ん? まだ、続きが……」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 21:31:05.13 6+amVLAjo
曜ちゃん…
11 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:33:56.90 uKkEQ20AO
ーーーーーー


『でも、彼女は危うさもあってね』

『ほら』

『いっつも普通だ普通だって、自分のこと卑下してさ』



『たぶん、私のせいなんだけどね』



『私、昔から要領ばっかりよくて』

『たぶんそれで嫌だなって思われちゃったのかも……』


ーーーーーー



ダイヤ「あっ、なんだかシリアスな雰囲気になりましたわね」

ダイヤ「……ふむ、もしかしたら、こちらが本当の悩みというものでしょうか」



ーーーーーー


『と、そう思ってたのはちょっと前までの話』

『幼馴染み……まぁ、かりに千歌ちゃんとするけど』



『千歌ちゃんは私を嫌ってなんかいなかった!』

『むしろ、終バスもないのに、私に会いに来てくれるレベルで愛されてる!』



『もう、これは相思相愛!』

『ふへへへ……ヨーソロなぁ』

『あぁ、また二人でステップ練習したいなぁ、『夜の』ステップ練習したいなぁ』


ーーーーーー



ダイヤ「」


12 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:40:37.57 uKkEQ20AO
ーーーーーー



『「あんっ、youちゃん、ダメだよぉ……///」』

『フフフッ、そんなこと言って……こんな時間にまで、私のこと考えて来ちゃうくらい、私のこと……』イケボ

『「っ……は、はずかしいよ……」』

『まったく、千歌ちゃんはいやらしい娘だね』イケボ

『甘い声で、甘く熟したその身体で』イケボ

『私を誘惑してくるなんて』イケボ

『「……っ、そんなことっ///」』

『フフフッ、口ではそう言ってても、身体は正直だよ』

『「ひゃぁんっ///」』



『…………千歌ちゃん、欲しいんでしょ?』

『「うんっ、ちか、youちゃんがほしいよぉ……///」』



『フフフッ』

『……いいよ、新しいステップじゃなくてさ』



『二人で新しい世界を作ろう』イケボ



『「youちゃんっ、抱いてっ!!」』




『カァァァ、ヨーソロなぁぁぁっ!!』



『あ、というわけで』

『幼馴染みが可愛すぎるから、毎日困ってるんだ!』

『どうしたらいいかな、ダイヤさん?』



ーーーーーー



ダイヤ「……………………」

ダイヤ「…………」スッ
13 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:41:47.62 uKkEQ20AO
ーーーーーー




『通報しました』




『黒澤ダイヤ』




ーーーーーー
14 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:46:57.88 uKkEQ20AO
ーーーーーー



その数日後。
Aqoursメンバーの渡辺曜が数日間、学校に出席をしないという出来事が発生した。

この事が今回のCASEと関係するかは謎である。

しかし、渡辺曜がいない数日間は、高海千歌の私物がなくなる事件は激減したという。



こうして、また一件。
生徒の悩みを解決した仕事人、黒澤ダイヤ。

彼女の仕事はまだまだ終わらない。



続く。



ーーーーーー
15 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/12(日) 21:49:29.94 uKkEQ20AO
本日はここまで。
前回がガチ百合だったので、その反動だと思います。
ひどいです。

許せる方はお付き合いいただけると幸いです。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:15:36.29 RdcATrZO
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 22:18:46.04 RdcATrZO
渡辺ェ……
そういや
この人ソルゲジャーの人か
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/12(日) 23:42:50.34 N1uLpeVe0


許せるッ!続けたまえ…
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 03:59:26.55 q1f1qHkXo
ヨーソロなぁぁぁ!
20 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 18:39:30.79 onGG6x44O
本日少しだけ更新予定。
21 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 18:53:59.78 onGG6x44O
CASE2



ダイヤ「前回はあまり消化できませんでしたからね」

ダイヤ「今日は、ドンドン解決していきましょう」

ダイヤ「まずは……」ガサゴソ



ダイヤ「これ、ですわね」



ダイヤ「……ふむ。前回とは違い、怪しい雰囲気もありません」

ダイヤ「むしろ、可愛らしい封筒に入っていますから、まぁ、大丈夫でしょう」

ダイヤ「さて……」
22 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:01:03.49 onGG6x44O
ーーーーーー


『おねえちゃんへ』

『おしごと、おつかれさまです』

『ルビィです』


ーーーーーー



ダイヤ「って、あら。ルビィから?」

ダイヤ「ふふっ、まったくあの子は……」

ダイヤ「匿名の意味を理解しているのでしょうか?」

ダイヤ「ま、妹とは言え、ルビィも浦の星の生徒ですからね」

ダイヤ「困り事があるなら、聞きましょう」



ーーーーーー


『えっと、おねえちゃん、いつもいそがしいから……』

『いつ、読んでもいいからね?』


ーーーーーー



ダイヤ「はいはい。分かりましたわ」フフッ

ダイヤ「それで、ルビィはなぜここに投書を?」



ーーーーーー


『それでね?』

『ルビィ、おねえちゃんに聞いてほしいことがあるんだ』

『それはね』




『友だちに黒魔法をかけられてるの』




ーーーーーー



ダイヤ「は?」


23 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:11:13.37 onGG6x44O
ーーーーーー


『あ、ちがうよ!』

『善子ちゃんじゃないよ! ちがうからね!』

『ぜったいぜったいちがうよ!』


ーーーーーー



ダイヤ「……………………」

ダイヤ「…………まぁ」

ダイヤ「とりあえず読み進めましょう」



ーーーーーー


『えっと、そのね……かりにY子ちゃんって呼ぶけど……』

『Y子ちゃんはね、ルビィのお友だちで……とっても仲よしなんだ』

『休み時間ははなまるちゃんとY子ちゃんとおしゃべりしたり、お昼休みはいっしょにお昼ごはん食べたりするんだ』

『とっても大切なお友だちだよ』


ーーーーーー



ダイヤ「まぁ、はい」

ダイヤ「色々と突っ込み所は多いですが、いいでしょう。ルビィが友達と仲良くしていることは分かります」


ーーーーーー


『でも、そのY子ちゃんは変わった趣味があって』

『Y子ちゃんはね』



『堕天使になりきることがあるの』



『それで、たまに黒魔法をかけてくるんだ』



ーーーーーー
24 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:17:42.52 onGG6x44O

ダイヤ「話がずいぶん飛びましたわね」

ダイヤ「いや、あの子のことですから、まぁ、よくあることではありますけど」

ダイヤ「それで、どんな……く、黒魔法?を……?」



ーーーーーー



『えっと』

『ルビィの中のうちなるジンカク?を呼び覚ます黒魔法だったかな?』

『たしかーー』



『ーールビッチを覚醒させるって』



ーーーーーー



ダイヤ「…………?」ハテ

ダイヤ「…………」スマホポチポチ

ダイヤ「…………」ポチポチ



ダイヤ「っ///」ボンッ


ダイヤ「破廉恥ですわっ!!!!」バンッ



ダイヤ「な、ななな、なんですか、これはっ///」

ダイヤ「る、ルビィが、このようなことを言うなんて……っ!!」

ダイヤ「っ、今すぐ返事を書かなくてはっ!!」



ーー ハラリ ーー



ダイヤ「って、あら?」

ダイヤ「この如何にも、善子さんが使いそうな真っ黒な封筒……」

ダイヤ「…………」ガサゴソ
25 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:20:45.72 onGG6x44O
ーーーーーー



『友達に黒魔法をかけたら、実現しちゃったの!?』

『助けて、ダイヤさんっ!!』



ーーーーーー



ダイヤ「…………え?」

ダイヤ「っ」ガサゴソ



ダイヤ「……っ!!」



ダイヤ「も、もう1通……さっきのルビィ封筒と同じ封筒が……」ブルブル

ダイヤ「……くっ!」



ダイヤ「ええい!!」バッ



26 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:27:49.77 onGG6x44O
ーーーーーー



『さいきん、Y子ちゃんとよくあそぶんだけどね』



『Y子ちゃん、すぐクタクタになっちゃうんだぁ?』



『おねがい、もうやめてって、真っ赤な顔で、トロトロになっちゃってるの?』

『えへへ♪』

『うーん』

『どうやったら、Y子ちゃんをもっとた〜〜っぷりかわいがれるかなぁ?』



『ねぇ、おねえちゃぁ♪』

『おうちにかえったら、ルビィにおしえてください』

『もちろん……』




『か・ら・だ・で?』




ーーーーーー
27 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:30:27.84 onGG6x44O
ーーーーーー



『さいきん、Y子ちゃんとよくあそぶんだけどね』



『Y子ちゃん、すぐクタクタになっちゃうんだぁ』



『おねがい、もうやめてって、真っ赤な顔で、トロトロになっちゃってるの?』

『えへへ♪』

『うーん』

『どうやったら、Y子ちゃんをもっとた〜〜っぷりかわいがれるかなぁ?』



『ねぇ、おねえちゃぁ♪』

『おうちにかえったら、できの悪いルビィにおしえてください』

『もちろん……』




『か・ら・だ・で?』




ーーーーーー
28 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:31:29.61 onGG6x44O

ダイヤ「」

ダイヤ「」

ダイヤ「」

ダイヤ「」スッ
29 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:32:22.80 onGG6x44O
ーーーーーー




『勿論ですわ』




『黒澤ダイヤ』




ーーーーーー
30 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:39:13.79 onGG6x44O
ーーーーーー



週末。
Aqoursメンバー黒澤ルビィと黒澤ダイヤは練習に姿を現さなかった。

この事と今回のCASEとの関連は、未だ解明されていない。

ただ、余談ではあるが。
この数日後、津島善子の家には、一粒五千円の高級苺と海外限定のチョコレートが送られてきたそうである。



こうして、また一件。
生徒の悩みを解決した仕事人、黒澤ダイヤ。

彼女の仕事は続く。
悩める生徒がそこにいる限り。



続く。



ーーーーーー
31 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/13(月) 19:56:06.61 onGG6x44O
短いですが今日はここまで。
レス感謝です。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/13(月) 22:29:44.25 ij+NxzG6o
ダイヤちゃん…
おつおつ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 11:47:02.79 QE0BZcPQo
|c||;^.- ^||


|c||^.- ^||✌
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/14(火) 21:06:24.28 T97Rs80O
【朗報】ダイヤさんやっぱりシスコンだった
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 08:41:20.76 2Nk/tb+SO
ヨーソロなぁ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/15(水) 14:41:37.87 pkPFrsHEo
|c||^.-^||
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/16(木) 03:33:45.67 Ra2po092O
|c||^.- ^||続きあくなさい
38 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 19:56:13.17 H0oo56rO
本日更新予定。
39 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:17:39.24 H0oo56rO
CASE3



ルビィ「じゃあ、がんばってね! おねえちゃぁ♪」

ダイヤ「ええ」



ーー バタンッ ーー



ダイヤ「…………ふぅ」ツヤツヤ

ダイヤ「仕事を進めてしまいましょう」ツヤツヤ

ダイヤ「…………」

ダイヤ「『片付けてね☆BOX』の中身も、少しずつではありますが、減ってきましたね」

ダイヤ「まぁ、元々そこまで大変な学校でもありませんから……」



ダイヤ「さぁ、本日は……」ガサゴソ

40 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:25:20.32 H0oo56rO
ーーーーーー


『お仕事お疲れ様』

『いつも皆のためにたくさん働いてくれてありがと』

『でも、あんまり無理しちゃダメだよ?』


ーーーーーー



ダイヤ「はい。ありがとうございます」

ダイヤ「フフッ、こうやって労っていただけると、嬉しいですわね」

ダイヤ「勿論! そう言われたくてしていることではありませんけれど」



ーーーーーー


『と、そう言って早々で悪いんだけど……』

『私も相談があるんだ。聞いてもらってもいいかな?』

『疲れてる時は、読まなくてもいいからね』


ーーーーーー



ダイヤ「いいえ! わたくしはこの浦の星生徒会長ですもの!」

ダイヤ「浦の星の生徒が困っているのならば、聞かないわけには参りません!!」



ダイヤ「その相談、お受けしますわ!」ババンッ


41 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:31:19.60 H0oo56rO
ーーーーーー


『……………………』

『…………いいかな?』

『ここまで読んでくれたってことは、乗ってくれるんだね』

『ありがと、ダイヤ』


ーーーーーー



ダイヤ「お任せください」

ダイヤ「それで、相談というのは……」



ーーーーーー



『相談……うん』

『えっと、少し恥ずかしいことだから……』

『その……』



『誰にも言わないでよ……///』



ーーーーーー



ダイヤ「勿論ですわ!」

ダイヤ「投書の内容は投稿者の方にしかわからない方法で回答しますからね」

ダイヤ「…………匿名なのに、どうやって回答しているのかは触れてはいけませんよ?」



ーーーーーー



『ま、ダイヤだからね』

『その辺は信用してるよ』

『…………それで、実はさーー』
42 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:32:39.93 H0oo56rO




『最近、どうしても倒せない敵が現れたんだ』




ーーーーーー



ダイヤ「はい?」


43 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:43:22.72 H0oo56rO

ダイヤ「敵……?」

ダイヤ「えぇと……なんでしょう?」



ダイヤ「……ああ! ゲームの話ですか!」ポンッ



ダイヤ「そう言えば、善子さん辺りもよくそんな話をしていますね」

ダイヤ「なるほど。倒せない敵、ですか」

ダイヤ「……残念ながら、そういったことはわたくしよりも善子さんに聞いた方がーー」



ーーーーーー


『え?』

『あ、ゲームの話じゃないよ?』

『現実の話』

『はは、流石にこんなところにゲームの話を投書したりしないってば!』

『いやぁ、自分でも精進が足りないなぁとは思うんだけどね』

『それにしても、まさかーー』



『ーー私の真空飛び膝蹴りを受けても倒れないなんてね』



ーーーーーー


ダイヤ「!?」


ーーーーーー



『その上、ツームストンパイルドライバーを受けても起き上がってくるんだよね』

『うーん?』

『思いっきり大理石の床に叩きつけてやったんだけどなぁ』



ーーーーーー



ダイヤ「!?!?!?」


44 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:53:24.00 H0oo56rO
ーーーーーー


『いや、私もね?』

『流石に、自分がこの世で1番強いとか、そんな大それたことは考えないよ?』

『私もただの女子高生だからねぇ』


ーーーーーー


ダイヤ「いえ、あの……そもそも、やっていることが……完全に人としてアウトなのですが」


ーーーーーー



『せいぜい山から降りてきた冬眠明けの熊を撃退できる程度の強さだよ』



ーーーーーー



ダイヤ「( ; ゜Д゜)」

ダイヤ「いやいやいやいや」

ダイヤ「人としてアウトというか」



ダイヤ「人外ですわっ!!!!」



ダイヤ「冬眠明けの熊って!?」

ダイヤ「かなり狂暴なやつですわよね!?」



ーーーーーー


『いやぁ、お恥ずかしい』

『あの時は体も乾いてたからね。撃退で精一杯だったんだよ』

『水の中ならセイウチを拳圧で吹き飛ばすのだって、朝飯前なんだけどさ!』



ーーーーーー



ダイヤ「」

ダイヤ「え? 浦の星にこんな危険人物がいたんですか?」

ダイヤ「何者ですか、この方は……」
45 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 20:58:44.36 H0oo56rO
ーーーーーー


『あぁ、ごめんごめん』

『本題から逸れたね』

『とにかく、最近現れたその人が中々の強敵なんだ』

『地面を軽く割る程度の突きなら、庭掃除ようの竹ボウキでいなされちゃうし』

『そこで、ダイヤに相談!』




『どうやったら、この人を倒せるかな?』




『あ、顎揺らしたり間接技とか絞め技の類いも効果はなかったよ』

『一応参考までに』


ーーーーーー



ダイヤ「………………」

ダイヤ「…………」スッ

46 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:00:49.84 H0oo56rO
ーーーーーー



『い、色仕掛けとかどうでしようか』




『黒澤ダイヤ』



ーーーーーー
47 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:02:30.58 H0oo56rO
ーーーーーー



ダイヤ「ふぅ、完璧な回答ですわね」ニッコリ

ダイヤ「さて、次は……」



ダイヤ「ん? この字は見覚えが…………っていうか、これ、鞠莉さんからですわね」



ダイヤ「えぇと……?」ガサゴソ

48 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:05:42.35 H0oo56rO
ーーーーーー



『最近、ウチのメイドと果南のせいで、Gardenと大理石の床が穴だらけになるんだけど』

『どうしたらいいかしら(´・ω・`)』



ーーーーーー
49 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:06:45.42 H0oo56rO

ダイヤ「……………………」

ダイヤ「…………」

ダイヤ「……」スッ
50 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:08:13.78 H0oo56rO
ーーーーーー



『い、色仕掛けとかどうでしようか』




『黒澤ダイヤ』



ーーーーーー
51 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:24:13.98 H0oo56rO
ーーーーーー



翌週月曜日。
Aqoursメンバー松浦果南と小原鞠莉が腕を組んで登校するところを、複数の学院生に目撃されている。

この事は、恐らく今回のCASEと何らかの関係があると思われるが、その詳細は明らかとなってはいない。

同時期に、毎晩小原家から聞こえてきた爆音が全く聞こえなくなったらしいが、それとの関連も未だに解明されてはいない。



こうして、また一件。
生徒の悩みを解決した仕事人、黒澤ダイヤ。

彼女の仕事は終わる気配がない。
彼女の救いを求める者は数多く残されているようである。



続く。



ーーーーーー
52 :◆6cZRMaO/G6 2017/02/16(木) 21:25:59.37 H0oo56rO
今日はここまで。
こんなアホなスレなのに……。
レス感謝です。

ダイヤ「──とある寶石の誕生日。」

2 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:49:35.79 O2RiTAsto
私、黒澤ルビィはお姉ちゃん──ダイヤお姉ちゃんが大好きです。

お姉ちゃんは、おっちょこちょいでちんちくりんなルビィと違って、いっつも背筋を伸ばしてキリっとしていて。

元網元である黒澤家の跡継ぎに相応しくて、ルビィにはよくわかんない行事とか会合にも顔を出していて。

更に学校では生徒会長もやっています。

昔から、皆に頼られている、もちろんルビィも頼りにしている、誰よりもかっこいい自慢のお姉ちゃんなんだぁ。

だからね、出来ないルビィもルビィなりに思うところがあって……。





    *    *    *
3 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:50:51.16 O2RiTAsto




花丸「ルビィちゃん、明後日のことなんだけど……」


梨子ちゃんのお誕生会の帰り道、花丸ちゃんが声を掛けてきた。


ルビィ「明後日?」

花丸「えーっと……その」


明後日って何かあったっけ……? えーっと……


ルビィ「あ」


そっか、明後日って


ルビィ「明後日は……ルビィも何かしようかな」

花丸「え?」

ルビィ「だって、お姉ちゃんだって、この日は毎年忙しそうにしてるし……」

花丸「い、いや、そうじゃなくてね」

ルビィ「うぅん、いいの、花丸ちゃん」


我が家では


ルビィ「──そういうものだから。」





    *    *    *





網元──昔、漁師町には漁師さんたちの道具を管理する、漁師さんたちの……元締め? リーダーみたいなお家がありました。

それが網元です。

今でこそルビィのお家の前には駐車場があったり、観光案内所があったりするけど、本当に網元さんが漁師さんたちを取り仕切っていた時代には、ここ内浦では

このお家──黒澤家から、皆で地引網を持って漁に繰り出していたそうです。

えーっと……前お姉ちゃんから聞いたんだけど……朱印状?

たぶん、そんな感じの賞状……なのかな? 徳川幕府からのお墨付きでここ漁師町を任されていた、貴族……? あ、日本だと豪族……だっけ?

って言われるほど、すごい家系みたいで。

その名残で網元制度がなくなった今でも、大きな影響力を持ったお家の一つとして、ここ内浦を取り仕切っています。

そういう歴史を踏まえた上で、子供の頃からお姉ちゃんから言われてきたこと


ダイヤ『黒澤の娘たるもの、いつも毅然と振舞うのですよ、ルビィ』


毅然と振舞う……って言われてもピンと来ないけど、要はお姉ちゃんみたいにしっかりしていなさいってことだよね。

だから、ルビィは尊敬するお姉ちゃんに追いつこうといつも必死です。……必死にやっても、要領の悪いルビィには全然追いつけそうにないんだけど。

でも、だからこそ、ルビィに出来る範囲のことはちゃんとやらなきゃって思うんだ。

お姉ちゃんにばっかり、大変な思いさせて、ルビィだけが楽しいのは……ちょっと気が引けちゃう。

だから、毎年、この日は……ルビィは何かを頑張ろうとするんだ。



4 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:51:22.32 O2RiTAsto

    *    *    *





善子「……」


自宅に帰ってから、シャワーを浴びて、自室に戻るとスマホの履歴に見慣れない着信履歴が大量にあった。

──いや、見慣れないってのは少し語弊があるんだけど……


善子「ついに近代化の波がここまで……? いや、これは罠と見た方が……」


私がそんなことを呟きながら携帯の画面をスクロールしていると

その着信履歴と同じ発信先が表示されると共に、好きなロックバンドのデスボイスが耳を劈いた。


善子「──!?!!? うっさいわよ!!?」


自分で設定した着信音に逆ギレしながら、電話に出る。


花丸『ずらー?! ご、ごめんなさい!?』


すると開幕、発信先のずら丸から謝罪された。


善子「何よ今さっき会ってたのに、この着信履歴……。ヤンデレにでも目覚めたの?」

花丸『やんでれ……?』

善子「……なんでもない。……それでどうしたのよ? あんたが自分から電話掛けてくるなんて、珍しいじゃない」

花丸『あ、うん……えっと、らいん? ってやつでいつも善子ちゃんがやってるみたいに、皆でお話するやつがよくわからなくて……』

善子「……? 普通にAqoursのグループ画面に無料通話って──」


言いかけて思い出す。そういえばずら丸の携帯ガラケーだった。


善子「あんたの携帯じゃ出来ないわ」

花丸『え!? そ、そこをなんとかお願いずら!!』

善子「いや、私に言われても困るんだけど……。何か皆と相談したいことでもあるの?」

花丸『あ、うん……えっとね。誕生日会の相談なんだけど……』


ずら丸の言葉に私は顔を顰めた。


善子「誕生日会って今終わったところじゃないの」

花丸『あ、いや……梨子さんの誕生日会の話じゃなくてね』

善子「……? じゃあ、誰のよ」

花丸『えっと、ルビィちゃんの』

善子「いつ?」

花丸『明後日』

善子「……」

花丸『……』

善子「……は?」


ルビィ、アサッテ、タンジョウビ

そんなカタコトな単語が脳内を流れていく。
5 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:52:25.40 O2RiTAsto

善子「……ルビィアサッテタンジョウビ?」


というか思わず、そのままカタコトで電話口に問い掛けてしまった。


花丸『うん』

善子「……初めて聞いたんだけど」

花丸『マルも善子ちゃんに言ったのは初めてだよ』

善子「……」

花丸『……?』

善子「ずら丸」

花丸『なに?』

善子「──どうして、そういうこともっと早くに言わないのよっっっ!!!!!」


思わず電話に向かって叫んでしまった。


花丸『ずらぁっ!!? ご、ごめんなさいっ!!?』

善子「って言うか、そんなに直近なら今日一緒に祝えばよかったじゃない!? Aqoursのメンバー誰も知らなかったの!?」

花丸『あ、えっとね……相談したかったのは、そのことで……』

善子「……そのこと? どういう意味よ」

花丸『……あのね──』


私はここでずら丸が言った言葉に耳を疑った。


花丸『──マル、ルビィちゃんのお誕生日……お祝いできたことないんだ。』





    *    *    *





私はさっきまでしていた、ずら丸との通話を反芻しながら、考える。

あのずら丸がルビィの誕生日を祝ったことがない。

そんなシチュエーション、逆に考えたことがなかった。

……というか。


善子「何で誰も知らないのよ?」


自分で言っていて、それが疑問だった。

そもそも、スクールが頭に付くとは言え私たちはアイドルなのだ。

誕生日くらいプロフィールに書くし、そのプロフィールもスクールが頭に付くからこそ自分たちで作る。

もちろんAqoursにも公式プロフィールというものが存在するし、それに関するHP上での大半の作業をやっているのは他でもない私だ。


善子「……そういえば、プロフィールのページって大半はルビィが編集してたっけ」


あとはマリーも自分のページは自分で更新してたけど……

なんか、ダイヤに注意されて、直されてたっけ。


善子「……ああ、思い出した」
6 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:54:20.44 O2RiTAsto

私がPV編集作業に追われてるときに


────────
──────
────
──


ルビィ『善子ちゃん、手伝えることってある?』

善子『え? あーうん、ルビィってパソコン結構使えるわよね』

ルビィ『あ、うん、たぶん』

善子『なら、AqoursのHPの編集とか出来る? ある程度はもうヨハネのプロフィールでテンプレート組んであるから……それ真似て出来る?』

ルビィ『うん、わかった! やってみる』


──
────
──────
────────


善子「なんか、その流れでHP作るのは任せちゃったんだっけ……」


カチカチとPCをいじりながら、Aqoursのルビィのプロフィールページを開く。

……確かに誕生日欄には9月21日。明後日の日付が書いてあった。


善子「確認は……したけど、徹夜でPV仕上げてほぼ死に体だったから、最終確認はダイヤにお願いしたような……」


どうせ、一番最後に文句付けてくるのもダイヤだし……。

そんなことを考えていたら、LINEの通話が飛んで来た。

Aqoursからガラケー組をマイナスしたメンバーLINEからだ。


善子「はい、こちらヨハネ」

千歌『あ、善子ちゃん?』

善子「ヨハネ」

花丸『あ、善子ちゃん、聞こえてるー?』

善子「……」

果南『緊急会議って何?』

鞠莉『今日はもう、マリー疲れちゃったんだけど……』

曜『鞠莉ちゃん、結構はしゃいでたもんね……』

梨子『大事な用事……なのかな? 花丸ちゃんがそこにいるし』

千歌『あ、梨子ちゃん手振ってる! おーい!』

花丸『電話しながら手を振るなんて未来ずらー!』

果南『どっちかというと未来感、減ってるような……』


とりあえず、さっきのずら丸との通話をしているときに、一番近くの会議通話が使える人の家に行ってもらった方が早いと思って、千歌の家に向かって貰った。

千歌に簡単な事情は私から予め話しておいたから、千歌の家にずら丸が今さっき到着したから、通話がかかってきたのだろう。
7 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:55:15.86 O2RiTAsto

鞠莉『それで? なんの用事かしら』

善子「ああ、えっと……ルビィの誕生日って、誰か知ってる?」

果南『えーっと……あ、言われてみれば明後日じゃん』

梨子『え!? ルビィちゃんと私ってそんなに誕生日近かったの?』

千歌『私はさっき善子ちゃんから聞いたんだけど……そうらしいね』

曜『……私も初耳かな』

鞠莉『ははーん……なんとなーく話が見えてきたかな……』


どうやらこの口振りからすると、果南とマリーは知っていたらしい。


善子「単刀直入に言うと、ルビィのお祝いをしたいみたいなんだけど……ずら丸が」


なんとなく、自分もと言うのは恥ずかしかったのでずら丸に擦り付けておく。


鞠莉『なるほどねぇー……』

果南『黒澤家はちょっと特殊なんだよね……』

曜『特殊?』

千歌『すぺしゃる!』

鞠莉『No! 発音が違いマース! Specialよ!』

梨子『話戻して貰っていいかな……?』


リリーがツッコミを入れる。いちいち、脱線しないと喋れないのかしら?


善子「何が特殊なの?」

鞠莉『そもそもダイヤもなんだけど……あの家は誕生日にお祝いする習慣がないのよ』

曜『……そんな家あるの?』


ある意味、一般家庭の曜らしい反応。反面千歌は


千歌『あーまあ……大々的にお祝いは出来ない家とかはあるよね』


そう言って言葉を濁している。


果南『千歌の家なんかはまさしくそうだしね。丁度繁忙期にぶつかるし。』

千歌『うん。おめでとうくらいは言ってくれるけどね。』

果南『私も鞠莉が来るまではお祝いこそしてもらっても、パーティみたいなことはなかったかな。島暮らしで他に友達も住んでなかったし。』


なるほど。誕生日に祝うと言っても家庭によって、それぞれ違う。

言われてみれば確かにそりゃそうか、とも思う。


花丸『その中でも黒澤家は特に異質ずら……』

梨子『異質って……どれくらい?』

鞠莉『そもそも誕生日がメデタイことだって、知らなかったレベルよ』

善子「……は?」


思わず、ポカンとする。
8 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:56:14.57 O2RiTAsto

果南『……まあ、善子の反応は正常だと思う』

花丸『むしろ、ダイヤさんに関してはかなり忙しいタイミングだから……』

善子「……ちなみにダイヤの誕生日っていつなの?」

鞠莉『1月1日よ』

曜『元日じゃん!』

千歌『ダイヤさんの元日……絶対忙しい……』

鞠莉『家庭のホーシン? ……みたいなのもあるんだろうけど、そのせいでVery Hardな日ってイメージがダイヤの中で強いみたいなのよね……』

果南『最近になってようやく、世間とのズレがわかってきたみたいで、他の人のお祝いとかは真面目に祝ってくれるようになったんだけど……』

梨子『……あれ? じゃあ、ダイヤさんのお誕生日も』

果南『まあ、お祝いらしいお祝いをしてあげられたことはないかな。どっちにしろ三箇日どころか、冬休み中はほとんど時間取れないし、メールするくらいだよ』

善子「参考までに、ダイヤはそのメールにどんな反応してくるの?」

果南『ありがとうございます。ってメールが返って来る』


……うわ、ダイヤっぽい。


鞠莉『わたしがいない間もダイヤ、そんな感じだったのね』

果南『どこかの誰かのお陰で自然と話す機会もなかったしね』

鞠莉『む……それはその……Sorry...』

果南『冗談だって』

鞠莉『もう! 果南!』


とにかく、状況はわかった。

……あれ? でも


善子「なら、普通に祝えばよくない?」

千歌『……どゆこと?』

曜『いや、私もそう思ったかな。家の方針はどうあれ、誕生日のお祝いは普通にしてくれるってことは、世間一般では誕生日はめでたいことだって言うのは今はわかってるんでしょ?』

梨子『……千歌ちゃん、花丸ちゃん、どうしたの?』


リリーが突然、千歌と花丸を名指しする。……ああ、そういえばベランダ越しに見てるんだっけ。


花丸『特殊なお家だと、それがためらわれる気持ちはわからなくもないずら……』

千歌『めでたいなーって思っても、祝われて嬉しいなーって思っても、家族が忙しそうにしてるとなんか申し訳なくなっちゃうんだよね……』


二人して、そんな心中を吐露する。頭でも抱えながら言ってたのかしら?


曜『……そういうものなのかな』

鞠莉『さぁ? マリーは毎年パパがダイダイテキにお祝いしてくれるし♪』

善子「スケールでかそうね……」


客船貸しきってパーティとかしてそう……。
9 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/20(水) 23:58:31.81 O2RiTAsto

善子「……ちょっと待って、これ話まとめるとルビィは別に誕生日にお祝いされたくないってだけじゃないの?」

千歌『いや、そういう家の子でも、お祝いしてもらったら普通に嬉しいよ?』

果南『ダイヤも別にお祝いされたくないみたいじゃないしね。前に聞いたら、時間があるならやってくれたら嬉しいとは思う、って言ってたよ』

鞠莉『へぇー……あのダイヤが……。人間変われば変わるものね。』

善子「いや、だからそれなら普通にお祝いすればいいじゃない」

花丸『問題はそこずら!』

善子「……どこ?」


全く話が見えない。


花丸『問題は……ルビィちゃん自身が、誕生日にお祝いされちゃいけないって思ってることなんだよ……』


……なるほど。

やっとピンと来た。


梨子『ダイヤさんが毎年誕生日は忙しく動き回ってるのに、自分だけ祝われるのはよくないって思ってるってこと?』


リリーが代弁してくれた。


曜『でも、内心誕生日にお祝いして貰える人を羨ましいと思ってるんじゃないか……と』

善子「……まあ、確かにルビィは自分からそういうこと言い出せないタイプかもしれないわね。」

花丸『マルの目から見たらだけど……そうなのかなって……。今日のパーティもルビィちゃん少し羨ましそうだった。』

梨子『こんなに直近だったら……尚更かもね。……悪いことしちゃったかな。』

善子「リリーの問題じゃなくて、ルビィの問題だから、リリーが気にすることじゃないわよ」

梨子『よっちゃん……ありがと』

善子「べ、別に……事実を言っただけだし……」


ただ、自分で言ったとおり、これはルビィの問題だ。ルビィの気持ちの問題。

周りがどうこう出来る話なんだろうか?


花丸『……マルはお祝いしてあげたい。マルの我侭なのかもしれないけど……』

千歌『花丸ちゃん……』

花丸『ルビィちゃんは自分のこと過小評価しすぎだよ……。ダイヤさんがお祝い出来ないから、ルビィちゃんはお祝いされちゃいけないなんて、変だと思う。』

鞠莉『まあ、確かにちょっと極端よねぇ……』


状況を整理してみる。

・ダイヤとルビィは祝われることに慣れていない。

・ダイヤとルビィは祝われたいとは思っている。

・現実的な忙しさの問題でダイヤが祝えないため、ルビィは祝われるのが後ろめたい。

・でも、私たちは出来ることならルビィをお祝いしたい。


曜『ねぇ、一つ思ったんだけどさ』


一人、頭の中で状況を整理していたが、曜の声に思考を引き戻された。
10 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/21(木) 00:00:06.48 PRn4YQDVo

善子「なにかしら?」

曜『ルビィちゃんの性格だと、パーティをするよって予め言ったら、絶対構えちゃうからさ。その場に引きずり込んじゃった方がいいんじゃないの?』

梨子『あはは、引きずり込むって……』

千歌『あ、でも、私もそう思うかな。ルビィちゃん推しに弱いから、引きずりこんじゃえば、そのままパーティ楽しんでくれると思うよ。』


なるほど……一理あるかもしれない。


花丸『でも、問題はそのあとずら……』

果南『ダイヤのことが解決しない以上……ルビィの性格だったら、楽しんじゃったことを後悔するよね』

善子「めんどくさい姉妹ね……」


思わず頭を抱える。

…………。

……あれ?


善子「ちょっと待って、それって……」

花丸『……どれずら?』

善子「……ルビィが後ろめたく思う必要がなくなればいいのよね」

梨子『そういうことになるのかな……?』

善子「なら、いい方法があるじゃない!」

花丸『いい方法? あるずら?』

善子「ええ、最良の方法よ」


全く、考えてみれば最初から解決方法はこれだったわ。

ルビィをお祝いしたい人は私たちだけじゃない。

いや、私たちよりも、もっとルビィが生まれてきたことを祝福したいはずの人がいるじゃない……!!





    *    *    *
11 :◆tdNJrUZxQg 2017/09/21(木) 00:01:00.27 PRn4YQDVo




9月21日。今日はルビィのお誕生日です。

今朝もお姉ちゃんは生徒会のお仕事で朝早く登校していきました。

結局、あれからずっと考えてはいたんだけど……特別何をすればいいのかも思いつかなかったから、どうしようかな……。


花丸「ルビィちゃん。今日何するか決まった?」


そんな風に考え事をしてたら、ルビィの席まで花丸ちゃんが話しかけに来てくれました。


ルビィ「あ、うぅん……どうしよっかなって考えてたところ」

花丸「なら、放課後、図書委員の仕事手伝ってもらえないかな? ちょっと、お仕事が溜まっちゃってて……」


花丸ちゃんがそう提案してくる。


ルビィ「ホント? なら、手伝いに行くね!」

花丸「うん、ありがとう。ルビィちゃん」


どうにか、お仕事が貰えました。これで後ろめたい気持ちになることはなさそう……。





    *    *    *

海未(うずうず)

1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
海未「クリスマスパーティーに必要なものも、ほとんど買い終わりましたね。」

穂乃果「もうお腹空いちゃった〜早くチキンが食べたい〜」

ことり「まだ交換用のプレゼント全員分買ってないよぉ穂乃果ちゃん」

海未「そうですよ。先にプレゼントを買ってから、みんなのとこへ……はっ!」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
ことり「?」

海未「………」じーっ

ことり(海未ちゃんなにを見て…あれはぬいぐるみ?)

海未(うずうず)

ことり(なるへそ、あのぬいぐるみが欲しいんだね。任せときなさい。)
3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
ことり「ことり、交換用のプレゼントこれにしよっかなぁ〜」ひょい

海未「!! いいですね!とても可愛らしいプレゼントでいいと思います!」

ことり「ありがとう海未ちゃん、じゃあプレゼントはこの子に決定〜!」

ことり(とりあえずぬいぐるみはゲットしたよ…後はこれを海未ちゃんに渡すのです!)

穂乃果「穂乃果はこのパンのぬいぐるみにしよーっと」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
真姫ハウス

穂乃果「ただいまーっ!買い物終わったよー!」

絵里「おかえりなさい。料理の方はもう少しで完成するわ。」

にこ「とびっきりおいしいの作ったからね。楽しみにしときなさい!」

花陽「飾り付けの方も、もう少しで終わりそうだよー!」
5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
希「みんな、ちゃんと8人分プレゼント買うの忘れてへん?」

凛「もちろんちゃんと用意したよー!」

真姫「それにしても、一個だけじゃなくて全員分用意するのね。」

希「どうせやったらいろんな人からもらった方が楽しいと思ってな、ウチも渾身のを用意してるよ〜」

真姫「あやしいグッズじゃないでしょうね……?」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
ことり(そう!今回はみんなにプレゼントを渡すから絶対に海未ちゃんにプレゼントを渡すことができるのです!)

ことり(海未ちゃん今どんな表情してるかなぁ…?)ちらり

海未(わくわくっ)

ことり(すっごくたのしみにしてる!!かわいぃぃぃ………!)

ことり(完全にぬいぐるみがもらえると思ってる顔だね。間違いない。)
7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA

ことり(でもここまで楽しみにしてるとちょっといたずらしてみたいなぁ…♡)

ことり「うーん、このプレゼントは誰に渡そうかなー?」

海未(びくんっ)

ことり「穂乃果ちゃんかなー?凛ちゃんかなー?」

海未(しおしお…)

ことり「それとも海未ちゃんかなー?」

海未(パァァ…!)
8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
ことり「いや、希ちゃんもありかなー」

海未(しょぼぼぼーん…)

ことり(ひゃぁぁ海未ちゃん表情に全部でてるよぉぉぉぉ可愛すぎるぅぅぅ)

ことり(正直に渡して、喜んでもらおうかな…?)

ことり(でももっと、海未ちゃんをいじりたい…!)
9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA

ことり「ねぇ、海未ちゃんはさっきのぬいぐるみ誰にあげたらいいと思う?」

海未「え、えぇっ!?私ですか!?う、うーん、そうですね…?」

ことり(海未ちゃんが欲しいプレゼントを、あえて海未ちゃんに誰にあげるかを選ばせる!どんな反応するかな?)

海未「や、やっぱりにことか、でしょうか?もしくは真姫もぬいぐるみを好きだった、はず、です。」おろおろ
10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA

ことり(動揺してる!本当は自分が欲しいよね!でも自分とは言いづらいよね!かわいい!)

海未「で、でも意外とイメージに合わない人でも、案外喜んでくれるかもしれませんよ?」

ことり(しかし、諦めきれないのか自分がもらえる対象に入るようフォローをいれてる!かわいい!)

ことり(はぁぁぁもっといじりたいよぉぉぉぉぉぉ我慢ができないよぉぉぉぉ)
11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA

ことり「そっか〜うーん誰にしよっかなー?」

穂乃果「ことりちゃーん!海未ちゃーん!プレゼント交換しよーっ!」

ことり「あ、穂乃果ちゃん!いいよー」

穂乃果「はいっ!穂乃果からはパンのぬいぐるみだよ!」

ことり「ありがと〜穂乃果ちゃん、大切にするね!」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
海未「ありがとうございます穂乃果。」

穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんも、プレゼントちょーだい!」

ことり「穂乃果ちゃんにあげるやつはもう決めてあるの!はいこれ!」

穂乃果「そうだったんだ、ありがとー!もしかして、みんなべつべつのやつを買ったの?」

ことり「そうなの!直前まで全員分決まらなかったんだけどね。それぞれのメンバーに合わせてプレゼントを買ったんだよ!」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2LVTOwSA
海未「…はいどうぞ、穂乃果。私からもプレゼントです。」

穂乃果「ありがとう海未ちゃん!それじゃ穂乃果は他の人にもプレゼントをもらいに行ってくるー!」たたっ

ことり「あはは…穂乃果ちゃんらしいね」

海未「そうですね。ところで、ちょっといいですか?」

ことり「なに?」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします y6HFkEX6
海未「今回のプレゼントはそれぞれ誰にあげるかはもう決めてあったんですか?」

ことり「そうだよー、ギリギリだったけど全員分用意してるよ…あっ」

海未「…なら何故私に誰にぬいぐるみをあげるか聞いたのですか?」

ことり「そ、それはねー、うーん…」

海未「…こーとーりー?」ごごごご
15 :以下、名無しが深夜にお送りします y6HFkEX6

ーー

海未(むすーっ)

にこ「なにをしてるのよ海未は」ひそひそ

絵里「なんかことりにからかわれてちょっとすねてるんだって」ひそひそ

ことり「ごめんねぇ…海未ちゃあん…出来心だったのぉ…」

海未「知りませんっいつもことりは、私の気持ちを弄んで…」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします y6HFkEX6
凛「でもことりちゃんからもらったぬいぐるみはしっかり抱きしめてるにゃ」

花陽「凛ちゃん!海未ちゃんに聞こえちゃうよぉ」ひそひそ

真姫「まったく、からかわれたくらいでおおげさなのよ海未は」

希「真姫ちゃんも似たもの同士やん?」

真姫「そんなことないわよ!」

穂乃果「懐かしいなー、海未ちゃんのあんなにすねてる顔久しぶりにみたよー」
17 :以下、名無しが深夜にお送りします y6HFkEX6
海未「もうことりなんて知りませんっ」


おしり
19 :以下、名無しが深夜にお送りします NvJz59I2
乙ー

梨子「あなたが私より強かったら…私が諦めると思ってるんですか…?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:15:56.48 7ir8RE60

キュイィィィィン…

梨ノ。^リ「舐めないでください…!!!」

(^8^)「そんな不完全な虚化で…笑わせるなチュン桜内梨子!!」

梨ノ。^リ「レズ牙天衝!!!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514301356
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:22:30.54 7ir8RE60

(^8^)「この程度…この程度のレズ圧……片腹痛いチュンなぁ!!!」キィィィィン……

梨ノ。^リ(虚閃…!!いや…ただの虚閃じゃない!!!)

(^8^)「レズ虚閃」クチュッ…

ブシャァァァァァァァァァ−−−−−−−−!

梨子「っああああああああああああああ!!!!!//////」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:34:37.61 Y/Yj3hqDO

(^8^)「虚化すら解けたチュンか……所詮はレズゥにもなりきれないザコ。時間のムダだったチュンなぁ」

千歌「ひっ……!?」ビクッ

(^8^)「桜内梨子……そこで黙って見てるがいいチュン。大事な友だちがヌルヌルのグッチョグチョに蹂躙されてアヘアヘする様を」

千歌「いや……やだよ……!!」

梨子「」

千歌「来ないで!!」

(^8^)「……………………」

千歌「やだ……やだぁ……!!」

梨子「」

千歌「……す、けて」

梨子「」

千歌「助けてよ――――――――梨子ちゃん――――――――!!!!!」

ドクン――――――――!

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:37:29.99 Y/Yj3hqDO

(^8^)「……!!!このレズ圧は……」

ユラッ……

(・8・;)「!!!」

梨子「千歌ちゃんに……近付くな……」

千歌「梨子……ちゃん……?」

(・8・;)「まだ……立て……」

梨子「近付くなぁ――――――――!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

千歌「きゃっ!!!」



メノ^ノ。^リ「……………………」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:39:50.03 Y/Yj3hqDO

千歌「梨子……ちゃん……?」

メノ^ノ。^リ「……………………」

(^8^)「……完全に虚化したチュンか。いいチュン……来い――――――――」

シュンッ……

(^8^)「チュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!//////」ビクンビクン――――――――ッ!

メノ^ノ。^リ「……………………」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:41:54.12 Y/Yj3hqDO

(^8^)「なんだ……チュン……!!今のは……!!」

メノ^ノ。^リ「……………………」スッ

(^8^)「くっ!!」

キュイイイイン……!

(^8^)「ことりと同じ……虚閃……!!?」

メノ^ノ。^リ「……………………」

ブシャアアアアアアアアアアアアアア!

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:45:22.68 Y/Yj3hqDO

千歌「梨子ちゃん……あの姿は……」

メノ^ノ。^リ「……………………」

(^8^)「ハハ……アッハハハハ♪完全に呑み込まれたチュンなぁ!!そうチュン……!!性に餓えた獣……!!欲望に忠実な悪魔……!!その姿……ことりたちと同じ――――――――!!!!!」

メノ^ノ。^リ「……………………」クチュッ……

(^8^)「ただのレズ――――――――」

チュンジルブッシャアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:47:20.57 Y/Yj3hqDO

(^8^)「」ビクンビクンッ

メノ^ノ。^リ「……………………」

千歌「梨子……ちゃん……。梨子ちゃん……だよね……?」

メノ^ノ。^リ「……………………」

千歌「私のことわかる……?」

メノ^ノ。^リ「チ、カ……」

千歌「……!!そう……そうだよ!!千歌だよ!!梨子ちゃん!!」

メノ^ノ。^リ「チ、カ……」

千歌「梨子ちゃん……///」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:48:28.13 Y/Yj3hqDO



メノ^ノ。^リ「千歌っちのちちっちがでかっち」



クチュッ……

千歌「ふぇ?」

チカジルブッシャアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 00:53:22.68 Y/Yj3hqDO

完全に虚化(レズゥ化)した梨子は、その後……

梨子「私自身がレズ牙になることよ」

の一言を最後に、レズの力の全てを失うことに……ならなかった。







メノ^ノ。^リ「おわりよ」

Les & Big Orange

曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:21:31.15 Bd0JRqI80
火曜日の朝、津島善子は虫の居所が悪かった。学校指定の椅子に脚を崩して座り、机に頬杖をついてひどく不機嫌な顔をしてた。曜が朝待ち合わせの時間に来なかったのだ。
どうせ大方夜遅くゲームでもして約束の時間を寝過ごしたのだろうと思い一本、また一本とバスを見過ごしても姿は見えず…結局一人でバスに乗り、善子は遅刻ギリギリに教室に到着する羽目になったのだった。

「善子ちゃん不機嫌ずら…何かあった?」

朝礼が終わるやいなや花丸が声をかけてくる。
普段おっとりして、やる事為す事がゆっくりしている花丸だが、こういった事…人の心の機微に関してはとても鼻が効く少女だった。
善子は説明するのが億劫だった、なにより一緒に登校できなかったくらいで機嫌を損ねてるなんてことを知られたくない。善子は足を組みなおし平静を装いなんでもないと返して見せた。

「まあいいずら、善子ちゃんが上手くいってないのはいつも通りずら」
「ちょっとそれどういうことよ!」
「あはは……」
からかう花丸に突っかかる善子…その様子をみて和かに微笑むルビィ。きっとそれはこれ以上は踏み込まないという花丸の合図なのだろう。
仲良し三人組の居るこの一年生の教室で、幾度となくみられた光景だった


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514139690
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:22:23.44 Bd0JRqI80
三人が談笑する最中、けたたましくベルの音が鳴り響き教室中の注目がこちらに集まる、携帯の通知音だ。音を響かせたのは花丸の携帯だった。

「あんた……いい加減マナーモードにしなさいよ…」
「よく分かんないずら…消せるなら消したいずら…」
「ああ…もう貸しなさい!」

善子は花丸の携帯を奪い手早くメッセージアプリの通知音の設定をオフにする、くらいは慣れたものだ。
操作の最中、Aqoursのグループに通知が入っているのが見える。花丸の携帯が鳴ったのもこれが原因だろう。何の気なしにそのまま花丸の携帯でグループを開く。メッセージは鞠莉からだった。
「…授業後必ず部室に集まるように…だってさ」
いつのまにか画面をのぞき込む様にしてる花丸とルビィに向かって聞かせる様にメッセージを読み上げた後善子は花丸に携帯を返す。ほんの数秒の操作に関わらず花丸は仰々しく受け取り、訝しげに帰ってきた携帯を弄くり回す。機械音痴の花丸には善子の操作が目に追えていなかった。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:23:04.81 Bd0JRqI80
「テスト前なのに…何かあったのかな…?」
差し当たった心当たりはない、これからテスト期間に入る浦の星で部活動は禁止されている。時偶に空いたグラウンドをこれ幸いと不正に使う部活もあるが生徒会長と理事長を擁するスクールアイドル部ではまず、行われないことだった。
大方鞠莉本人か、それに乗せられた千歌が素っ頓狂な思いつきをしたのだろう。面倒ごとの予感に善子は大きくため息をついた、それを見たルビィは不思議そうにまじまじと善子を眺めた。
「おーい授業始めるぞー」
教師の一声で皆が方々の席へと戻っていく。善子もスマートフォンを未だに真剣に見つめる幼馴染を本人の席へ行くように促し、自らの席へと居直り、姿勢を正した。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:23:56.56 Bd0JRqI80
授業が終わり、下校時刻となった。その時間になっても部活の無いはずのAqoursの面々は部室に集まっていた。それぞれいつも座っている所定の位置に着き、部室の中心にある机に向かって顔を突き合わせて座っている。



ただ一人、渡辺曜を除いて。



メンバー全員が揃わない内から、招集をかけた張本人である鞠莉が話し始める。
「実は集まってもらったのは…この場にいない曜のことなの」
当初善子の想定していたおちゃらけた仕草はなりを潜め、淡々と言葉を並べる鞠莉の姿がそこにはあった。




「曜なんだけど…昨日交通事故に遭ったと、連絡が入ったわ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:24:31.31 Bd0JRqI80
「でも安心してちょうだい、幸い数日で退院できる程度の軽症だそうよ」
ほんの少し、表情を緩めて話す鞠莉。緊張が一気に解れたような空気になった。
「良かった…どうしようかと思っちゃったよ…」
安堵と緊張で涙ぐみながら千歌が言葉を漏らす。梨子曰く今日一日連絡が無しに休んでた曜の席を延々ぼんやり眺めていたらしい。
ずっと一緒の幼馴染だ、一倍想いが強いのだろう。

「これは曜の入院してる病院の住所よ、それでねお見舞いに行こうと思うんだけど……」
その言葉を出した途端、皆が口々『行く』と言い出す。その様子を見て鞠莉は困った顔をした。

「……ってみんなが言うと思ったわ…でもあんまりおおきな病院じゃないらしくて大勢で押しかけたら迷惑だから全員で行く訳にはいかないわ」

「だから……これは本題なのだけれど…誰が行く?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:25:01.40 Bd0JRqI80
「善子ちゃんって意外と先輩思いなんだね」
「ヨハネよ!別に…そう言う訳じゃ…」
「そう?結構食い気味だったじゃない、率先して手を挙げて」

見舞いすることになったのはいつも教室で一緒の二年生、それに毎朝通学を共にしている善子を加えて病院を訪れることとなった

「それは…そんなことないわよ!」
「いいじゃん!きっと喜ぶよ!『いい後輩を持てて渡辺曜、感涙であります!』って感じでさ」

二人の先輩にからかわれながら先を行く。からかわれるのは慣れていたし、悪意のあるものでなければそれは嬉しかった。
四六時中一緒にいても物真似が上手くなるわけではないんだ…善子はどうでもいいことを思いながら病院へと続く先の道を眺めた。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:26:14.20 Bd0JRqI80
病院というのはいつも特有の雰囲気を持っていて、息苦しい。徹底的なまでの清浄であろうとする空気がそうさせているのだろう。

「曜ちゃん、お見舞いに来たよ」

暗く、陽の落ちた部屋。数台しかない小さな病院の窓際のベッドにてアッシュグレーの髪を携えた少女は外を眺めていた。声に反応し振り向く。こちらの姿を認めるとぱっと明るい顔で千歌達を招き入れた。

「千歌ちゃん、梨子ちゃん、善子ちゃん!来てくれたんだ!」

三人が訪れると、曜は喜々として様々なことを話し始めた。
曜曰く、信号が青になり横断歩道を渡ったところ一台の軽自動車が確認もなしに真っ直ぐに突っ込んできて自分と正面衝突したと言う。振り向いた時には車は目の前、顔を思い切りボンネットに打ち付け道路脇に弾き飛ばされた…聞けば聞くほど痛々しい話が続くが、怪我自体は脚の軽い骨折と打撲だけで済んでいるというのだ。

「それは…ラッキーだったわね…」

梨子が目を丸くしながら言った。ともすれば大惨事、命を落としてもおかしくない出来事に相対して渡辺曜は幸運だった。

「それにしても…凄かったわよ、千歌なんて事故って聞いた瞬間顔真っ青で…」
「わー!恥ずかしいから言わないで!」

行きの仕返しとばかりに密告する善子を千歌が口を覆って止める、本人の前で強く思ってると暴露されるなど小恥ずかしいことこの上ない。
しばしの間明るい雰囲気で談笑し、曜の夕食が運ばれてくるのを合図にその日三人はそれぞれの家に帰ることにした。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:26:57.57 Bd0JRqI80
「じゃあね、バイバイ!」
顔を向け、言葉無しに手を振って返す。病院最寄りのバス亭からは善子は一人だった。

一人より、二人で乗ることの方が圧倒的に多いバス。どことなく調子の出ない心持ちのした善子はいつも通り一番奥の席に座り文庫本を広げたが、車酔いが回る気がしてすぐに閉じた。
窓の外を見た。川に映る夜空では星を厚い雲が覆い隠していた。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:28:17.70 Bd0JRqI80
「…………」
「あれは相当イライラしてるずら、イライラデーモンずら」
「そうなの…?」
「…聞こえてるわよ」
「「ひいっ!」」

曜の見舞いに行ってから二週間が経った。数日安静にすれば退院できるというのが当初鞠莉が皆に言い伝えたことだった。
しかし時が経ち、試験真っ只中となっても曜の姿が見えることは無かった。
一日、また一日と過ぎても曜は姿を現さない、それにも関わらず善子は毎日律儀に、遅刻ギリギリまで曜を待っていた。そのせいあって、善子は以前にも増して不機嫌だった。
昨日、曜の話を方々に聞いたが千歌や梨子、果ては鞠莉までもが何も事情を知らず、善子はただバス停で待ちぼうけを食らい続けていた。



試験終了のチャイムが鳴り響くと教員が答案を回収し、職員室へと戻っていく。それは忌々しいテスト週間からの解放を意味していた。一年生の三人は手早く荷物をまとめると三人そろって言葉少なげに部室へと向かっていく。

「テストが終わったら部室に集まるように」

あの日と同じ文言が、鞠莉からそれぞれのメンバーに送られてきていた。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:29:01.99 Bd0JRqI80
テストが終わって数分後には、一年生と鞠莉を除く三年生計五人が部室の席に座っていた。前回の呼び出しの内容故に、妙な緊張が全員を襲う。神妙な雰囲気で顔を突き合わす最中、表へと繋がる扉を開け鞠莉が顔を覗かせた、その後ろに続いていたのは千歌と梨子だった。

そしてそのさらにまた後ろ、千歌と梨子の腕にべったりと、まるで依存するかのようにくっついているのは…曜だった


五人には実情がさっぱり分からなかった。只、ただならぬ気配だけは千歌達の表情からひしひしと感じることが出来た。

「今日集まってもらったのは…また曜のこと。曜、話せる?」
「…うん」

鞠莉に顔も向けずに返事をする曜。たっぷりの間を空けて、言葉が放たれた。





「私ね、目が見えなくなったの」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:30:01.61 Bd0JRqI80
目を見開き驚愕する面々。そんな皆を意に介さなおように、淡々と曜は言葉を続ける

三人がお見舞いに来てくれた頃は本当になんともなかった。二日ほど経って急に吐き気がするようになったという。気分が悪くなり、視界がぼやけるようになった。車のバンパーに頭を打った時、目の部分に受けた強い衝撃が原因らしい。そうこうする内に、曜の目の光はまるみる失われていったと言う。



「じ、冗談よね…?だって目が……」
「……残念だけど本当、運良く目は開いてられるみたいけど…なにも見えない…」


部室が水を打ったように静まり返り、窓の外鳥の鳴き声がくっきりと聞こえてくる。

失明

人間の五感のうち最も重要と言っていい視覚、それを全て失うことの恐怖は計り知れない。ましてや、齢15、6の少女達がその人にかける慰めの言葉など…持ち合わせている筈が無かった。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:31:17.71 Bd0JRqI80
長い沈黙の中、言葉を続けたのは他でもない曜だった。


「……私はスクールアイドルを、続けたいと思う」



その言葉に全員が俯いてた顔を上げる。

「みんなに一杯迷惑かける事になると思う…もし振り付けが間違ってても自分じゃ分からないし、みんなにちゃんと合わせられるかも分からない」
「でも、もしみんなが許してくれるなら、受け入れてくれるなら…私は、まだみんなと一緒にいたい」


淡々と、自分の想いを粛々と述べる曜。それは正しくスクールアイドルを続けたい、Aqoursを続けたいとの想いだった。


「…………もちろんだよ、曜ちゃん」

一番初めに言葉を返したのは千歌だった。


「体が不自由になっても、曜ちゃんは曜ちゃん……一緒じゃなきゃ…寂しいよ…」
「千歌ちゃん…」
声のする方に曜が首を向ける、視線が合ってないもののしっかりと言葉を受け取っているように感じられた。

「……ここに、あなたを拒むものなどおりませんわ」

ダイヤの言葉通り、この場所に曜を拒む者など居なかった。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:31:57.35 Bd0JRqI80
「それと、善子ちゃん」
曜の呼びかけに善子は顔をあげる

「暫くはお母さんが車で学校へ送ってくれるけど…仕事の関係でずっとって訳にはいかないから…その…」
「登下校を手伝って欲しい…って?」

善子はここまで来て分からないほど察しの悪い人ではなかった。また、手を合わせ深々と頭を下げて頼み込む曜を無碍にするほど悪人でもなかった。善子ちゃん優しい、善子ちゃん先輩想い、と散々からわれながらも、ただ先輩の…友の力になりたい、その一点で善子は頼み事を引き受けた。






かくして曜の変化はメンバー全員に受け入れられ、少し形を変えて新たな学校生活が始まるのだった。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:32:37.78 Bd0JRqI80
曜の告白から、数週間が経過した。光の無い体で、曜はそれほど元と変わらない学校生活を送っていた。


「おはよう、曜」
「善子ちゃん、おはよ」

冷え切った十二月の空。枯れ切った街路樹の隙間に寒風が鋭く吹きぬける。
善子と曜の朝の待ち合わせ場所は曜の家の前になった。失明して日が浅い曜が一人で出歩くのは依然として危険だからだ。

「……手」
「…うん」
歩行の補助する為、手を繋ぎ腕を組んで二人はバス停まで歩く。人の目となるためには、その人の体を支えなくてはならない。周囲の人目を集めるので善子は少し、気恥ずかしかった。


「……」
「……」

いまだに腕を抱え込まれるのは慣れてなくて、照れる気持ちを抑えられない。顔を見られたら、きっと真っ赤な事をからかわれていたかもしれない。そんな想像が善子の頭の中に登っては、煙のように立ち消えていた。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:33:10.35 Bd0JRqI80
バスを降り、学校へと続く長い坂を上る。下駄箱で靴を変えさせた後、曜を二年生の教室へと送り届ける。

「あ、善子ちゃんと曜ちゃん」
「あら、ホントね」

教室に着くと千歌と梨子が二人同時に駆け寄ってくる。善子は密着していた腕を小突いて解き、曜の手を千歌と梨子に掴ませる。

「じゃあ、これで」
「ありがとう、善子ちゃん」
千歌が右、梨子が左の腕を引き、曜を本人の席へと導く。二人はなんだか特に曜に過保護だ。学校内どこに行くにしてもいつも二人で支えている。
曜が席に着くのを見届けると善子は一階の一年生の教室へと小走りで向かっていった。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:34:12.36 Bd0JRqI80
曜は黒板が見えない。そのため教師陣も曜の意向を汲み、板書を全て読み上げながら書くなど出来る限りの協力をしてくれた。
そんな授業の終わりを告げる鐘が鳴ると、今度は部活動が始まる。当然、冬のラブライブを控えたスクールアイドル部は例え件の曜のようなアクシデントがあっても休みなし、詰め込みで練習をしなければならない。

「……曜ちゃん痩せた?」
「…そうかな?」
「食べなきゃダメだよ?」

軽く声をかけながら千歌が練習着を渡す、まだ手探りで衣服を取り出すのは難しい。それでも全て手伝ってもらわなくてはならなかった最初期と比べると、格段にこなすことのできる所作は増えていた。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:35:12.17 Bd0JRqI80
「…そういえば千歌ちゃん、歌詞はできた?」
梨子の問いに千歌は苦虫を?み潰した様な顔で振り向く。とどのつまりそれは完成していないことを示していた。
千歌が作詞しないと作曲出来ない事、結果として自分締め切りが短くなるの事をくどくどと梨子は言ってい聞かせる。幾度となく繰り広げられた二人のやりとり、千歌はその明るい性格に反して割と思い悩む性分だった。

「そうそう、曲が出来ないと振り付けも作れないしね」

部屋の脇に居た果南から追い打ちを食らい、千歌は部室の椅子に小さく縮こまった。実際問題思い浮かばないものは仕方ないから、そんなに言うことないのに。当事者から少し外れた善子はぼんやりとそう思うが口にしない。
ふと、曜の方を見た。着替え途中で放られ空を見つめる深海のような青の瞳がひどく、哀しく見えた。善子はさり気ない所作で曜の元へと駆け寄り、話しかけた。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:35:57.07 Bd0JRqI80
「1!2!3!4!1!2!3!4!」
ステップのリズムを取るダイヤの張りのある声が屋上に響き渡る。 Aqoursの練習は変わることなく、厳しい物だった。それでも、ラブライブ突破の為には仕方のないこと、そのことはメンバー誰もが理解してここまで付いてきていた。
突如、編列の後方から悲鳴が聞こえた、曜が転んだのだ。すぐさま近くに居たメンバーが駆け寄る。

「大丈夫!?曜ちゃん!」
「いたた、大丈夫大丈夫…手でついたから少し擦りむいただけだよ…最近は転ばなくなったんだけどなぁ…」

曜の言う通り、学校生活に復帰したばかりの曜は転倒することが多かった。先天的で、生まれつきから見えない目と付き合っている盲人と違い、視力を失って日の浅い曜にとって光の無い世界はとても楽に生きて行ける世界では無かった。人の腕に掴まっていても、誰かの手を握っていてもささやかな段差、勾配、時には何もない場所でバランスを崩して転倒することも多々あった。退院して少し経った曜の体には生傷が絶えなかった。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:36:43.40 Bd0JRqI80
「…本番までには絶対転ばないようにする、だから…」
この場に居る全員への言葉。グループそれぞれのメンバーの事情とラブライブでの評価は別問題で、本番で転んでいては勝ち上がることは難しい。必死の曜に言葉を返したのは千歌だった。

「もちろん!……『やめる』なんて言わないよね…?」
いつしか親友にかけた言葉を返され、曜は声のする方へと柔らかく笑ってみせた。

「では、続きから…他の方も気を抜かないように!」
ダイヤが発破を掛ける。曜が帰って来てから何となく、緊張感が生まれたような気がした。曜が死に物狂いで頑張ってるから、自分も真剣でないと申し訳が立たない。薄っすらとそんな空気感が漂っていた。そしてそれは決して、練習を滞らせる悪い空気ではなかった。
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:37:30.58 Bd0JRqI80
陽の光が西へと遠のいて、果ての空を真っ赤に染め上げる。ぽつ、ぽつと立つ民家は等しく影絵のように黒く、沈んで見えた。曜と善子は二人で帰りのバスの最後尾に座っていた。

「今日は疲れたね〜」
少し大きめの声で呼びかける曜。それに対する善子の返事はか細い物だった。

「…眠いの…?」
「…ごめんなさい、少し」
本当に申し訳なさそうに善子は言う。事実練習が厳しい日、二人の体力差もあって善子だけが帰りのバスで寝入ってしまうことは以前から多々あった。今回もそれだった、しかし今は事情が違う。

「いいよ寝ても、案内の放送は聞いておくから」
許しを得ると同時に意識を手放しそうになる。聞こえるか聞こえないか程度の声量で再度感謝の意を述べると善子は首を下に向け背を折り曲げて微睡みの世界へと旅立った。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:39:00.36 Bd0JRqI80
「……!」

突如目が覚める。急激に意識が戻り、神経が氷水を打ったように冷え切る、額に冷や汗が滲んでいく。眠りこけてしまった。普段ならドジで済むだろう。しかし曜が居る今は事情が違う。
取り急ぎバス前方の電光掲示板を急ぎ確認する、目的地である狩野川沿いのバス停には到着してないようで一先ず安心する。

「曜、ごめん私寝…てた………」
起き抜けで張りの無い声量で善子は曜に話しかける。

善子が見たのは真っ直ぐ前を見据えた曜だった。見開いた眼球で、何も見えないはずの瞳で虚空を見据える姿。どこか憂いを帯びた、思い悩んだような姿。
ひどく痛ましくて、物悲しく感じた。善子は一瞬、声をかけるのを躊躇ってしまう。

「……善子ちゃん?」
善子が立てた物音で曜はその目覚めに気付いた。

あまりにも生を感じなかった。あまりにも命を感じなかった。ぼんやりと生気の抜けた姿に善子はどこか、空恐ろしい物を感じてしまっていた。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:39:33.53 Bd0JRqI80
「よ、曜…!」
「なに、善子ちゃん?」
「何か、悩んでることとかない…?」

つい声が上ずってしまう。余計なことと分かっているのに、つい善子は聞いてしまった。つい触れてしまったのだ。

「何で…?」

理由を聞かれる。本人になんか言えるはずがない、見えない目を見開く姿が、思い悩んでるように見えたこと、寂しく見えたこと、まるで別世界の人間のように空恐ろしく見えたこと。
善子が返答しかねている内に、曜は次の言葉を発した



「……ちょっとだけ付き合ってもらえるかな?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:40:38.00 Bd0JRqI80
陽の落ち切る手前、といった時分。二人は川岸に連なる階段をベンチに見立てて並んで座った。
善子は近場にある自動販売機でソーダ飲料を二本買い、一本を曜に渡す。受け取った曜は鞄を手探りで探ると財布を取り出し、善子に突きつけた。善子は黙って百円硬貨を一枚、財布から抜き取る。
甘味のわざとらしい炭酸飲料を一口飲み、藍に染まり始めた川の辺にて曜は語り始める。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:41:38.39 Bd0JRqI80
「私ね、事故に合ってから段々目が悪くなっていったの、視界が暗くなっていって…最終的には、失明しちゃった」
失明、と言う言葉を曜が使う事に善子は未だ慣れていなかった。


「最初は疲れてるからぼやけて見えるのかな?って思ってたけど、実際にこの目は…なにも見えない」
「すっごく怖かった、このまま一生暗闇で生活するんだって…もう何も見えない、誰の顔も見えない。そんな未来がやってくることを想像するだけで怖くて怖くて…仕方がなかった」




「でも少しそれが収まったらね、ちょっとだけ幸運だと思っちゃったんだ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:42:33.98 Bd0JRqI80
「視界は無くなったけど目は潰れてない、大した顔じゃないけど幸いにも傷が無くてそのままだから…きっとスクールアイドルも頑張れば続けることが出来る」
「例えば、鞠莉ちゃんが、千歌ちゃんが、善子ちゃんが……他の誰でも。怪我をして、Aqoursを抜けるってなったら私は耐えられない、この活動を続けられるか自信がない」
「だからこのまま私が頑張って、いつも通りに学校に行って、今まで通りにスクールアイドルを続ければ…みんなにとっては何の変わりの無い…いつも通りの日常」
「私さえ頑張れば、そのまんまなんだって……そう思ったんだ」



「……そんなこと…」

善子は言葉を漏らす。


「そんな理由で!あなたはスクールアイドルやるって…続けたいって!そう言ったの…!?」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:43:42.66 Bd0JRqI80
曜の胸ぐらを掴み、善子は振り回した。眉を釣り上げ、その端正な顔を歪めても曜には届かない。
善子は許せなかった、確かに続けたい、欠けたものがあったとしても今の生活を精一杯続けたい。曜にはそういう意思があると善子は信じて疑っていなかった。だからこそ精一杯のサポートをしてきた。
しかしその実は消極的、退廃に満ちた意思だったことに善子は強く、檄した。

「私は!あなたがまだやりたいから!続けたいからまだ頑張りたいから…ってそう思って…手助けしてきた…」
「それなのに……それなのに……」

か細くなる声に混じるのは涙。熱い雫が善子の頬を伝い、曜の胸元へと溢れ落ちる。曜は黙りこくったまま焦点の合わない目で善子の言葉を受ける。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:44:57.23 Bd0JRqI80
曜の肩口に瞳押し当て泣きじゃくる善子。先に口を割ったのは曜だった。

「…今日梨子ちゃんがまた千歌ちゃんを叱ってたね、新曲の歌詞早くしてって」
「…それが」
「新曲が出来て新しい振り付けをみんなで作って、それが出来上がって練習しようってなったら…どうする?」
「どうするって…みんなで動画を見て合…わせ……」

言葉を発する途中で善子は詰まらせる。少し考えれば気付くことだ。

「うん、今は元から覚えてた振り付けだから出来てるけど…新しい振り付けだと私は覚えられない」





「私の目は、壊れちゃったから」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:45:25.11 Bd0JRqI80
渡辺曜は卑怯だった。それでも、純然たる事実だった。泣きじゃくる善子が落ち着いたのは川岸に座り始めてから一時間ほど経ってからのことだった。





ひとしきり泣いた善子はぽつ、ぽつとしゃべり始めた。一人泣き出して申し訳ない、して欲しいことがあれば出来る限り協力する。そう善子は曜の耳元で訴えた。

「じゃあ…一つだけお願いするね」

曜が話し始める。口元が少しだけ吊り上がっている気がした。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:46:08.15 Bd0JRqI80



「私と、クリスマスにデートして下さい」


陽は落ち切り川の水は黒く染め上げられていた、水面でぽちゃりと小魚の跳ねる音がする。二人の影はとっくの昔に塗りつぶされていた。
善子は驚くと同時に顔を真っ赤にして狼狽えた。善子には、曜の真意を推し量ることが出来なかった。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:47:02.54 Bd0JRqI80
時が流れ、クリスマス当日。師走らしい乾いた寒風が乾いたコンクリートへと吹きつけている。電線がしなり金属が撓み、唸る音が耳へと入って来た。

「おはよう」
「おはヨーソロ、善子ちゃん!今日は寒いね〜」
目に見えてわかるほどテンションの高い曜。いつになく上機嫌な事が見て取れた。


結局善子は曜のクリスマスデートがしたい、との願いを聞き入れた。何故自分となのか、何故デートなのか本人に聞いてもはぐらかされるばかりで埒が明かなかった。
善子は慣れないながらも思いを巡らせデートの計画を立てた。そうすることで曜の真意に少し迫れる気がした。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:47:51.74 Bd0JRqI80
「手、出して」
「…………うん!」

川沿いの堤防を駅へと向かって歩き出す。堤防は障害物が無く、一直線なので曜にとって都合がいい。歩道から連なる石の段では鳩が数羽、歩き回っていた。

二人の間でほんの少し慣れた手繋ぎ、でもそれはいつもと違い慕い合う者としての物だった。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:48:56.29 Bd0JRqI80
電車を使って県外へと移動する最中、善子は曜に行先を説明する。善子の立てたプランはまず、楽団のコンサートに行くことだった。
「それなら楽しめる…でしょ?」
恐る恐る言う善子に曜は口元を綻ばせ嬉しそうに頷いてみせた。


二人は少し離れた街まで向かい、コンサートに行った。耳を使って楽しめるこの選択は善子にとって正解で、曜はとても楽しんでいる様だった。公演が一通り終わる頃になると陽が傾きかけていた。
幾許か人通りの増えた街並みを歩いて進み、高校生とっては少し値が張るディナーを二人で食べた。曜は終始、笑顔だった。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:51:16.36 Bd0JRqI80
辺りが真っ暗になる時刻、二人は自宅がある沼津駅へと帰って来た。帰りの電車から二人の間には沈黙が流れ、話し始めても一言二言で終わりまた静寂が流れる…そんな様子だった。その無言の時は別れの刻が近いことを示していた


最後に行きたいところがある。曜は言葉を零した。善子は行先を訪ねる。耳を貸すようジェスチャーし、内緒話を打ち明ける子供のごとく小さな声で曜は願いを囁く。それを聞いた善子は一時、目を丸くした。

「だって…あなた…」
「いいの、お願い」
しばらくの思い巡りの後、行くわよ、と一言呟くと曜の手を引いて歩き出した。行先は商店街…見知った場所だ、携帯で調べずとも行ける。

曜の求める先へ向かう最中、繋いだ二人の手の甲に白い綿花の様なものが降ってきた。この沼津では珍しい、今年初めての雪だった。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:51:51.19 Bd0JRqI80
夜の更けた商店街は誰もおらず無人だった。二人だけの世界は一層冷たく感じられた。

それは並び立つ店群の吹き抜けになった一角にそびえ立っていた。
おびただしい数のオーナメントで彩られピカピカと光り輝く電飾を纏っている、取り付けられてるのは町の子供手製の飾りだろうか。街の中心に設置されたクリスマスツリーは錆び付いた商店街には不釣り合いな、巨大な輝きを放っていた。


「着いたかな、善子ちゃん?」
「ええ…着いたわ」

曜がクリスマスツリーに向ける目に、感動はない。ただただ、顔が向いているだけだ。


「ありがとう、善子ちゃん」
善子は返事を返さず、強めに手を握って見せた。冷え切った風が体の熱を奪う。掌の熱が浮き彫りになるよう感じられた。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:53:28.01 Bd0JRqI80

「善子ちゃん、クリスマスツリーは綺麗?」

「…ええ、とっても綺麗よ」

「雪は降ってる?」

「めちゃくちゃに降ってるわ、沼津の三十年に一度のホワイトクリスマスね!」

「そっか」



精一杯の明るい調子で善子は伝えてみせる。
曜はそれを聞き、小さく囁くように声を出す。

「最後に善子ちゃんとここに来れて、良かったよ」





もう恋なんてできないから。
声に出そうとしたのか、曜の意図しないものなのかは分からない。微かに聞こえる程度の音で、曜はそっと呟いた。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:54:45.68 Bd0JRqI80
柔らかな温もりがが痛みを注ぐ。不意に川岸での事が思い起こされて、善子の瞳に大粒の涙が零れた。
曜の安らかさ、悲壮さを思わせる微笑みに、涙してしまう。それでも、善子は、自らの涙の理由を上手く理解できないでいた。

嗚咽交じりに泣き腫らし、遂にはしゃがみこんでしまう善子。右手は曜と繋いだままで使えず、左手で涙を拭う。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:55:35.50 Bd0JRqI80
「…善子ちゃんの手、温かい」
曜は小さく呟くと、善子と同じように脚を折りしゃがんだ。善子の空いていた左手を探し当て、自分の右の手で握る。善子の体を伝い腕、肩、?へと探るように手を這わせる。
「頬っぺた、ちょっと濡れてる」
両手を善子の?に当て、愛おしそうに撫でる。いつもは大概のスキンシップを振り払う善子も、されるがままだった。

曜は手で?を引き寄せ軽く、優しく口付けをした。降りしきる雪は?に張り付き曜の赤くなった素肌に雫となって伝っていった。


クリスマスツリーは依然として、確かな重量を持ってそこに輝いていた。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:56:58.03 Bd0JRqI80





年が明け、暫くして部活動が始まる。梨子、千歌、果南はそれぞれ冬休みの時間を使い新曲を作り切り、振り付けをも仕上げてきたらしい。ダイヤが一段と張り切って練習の音頭を取っている。


「さ、新曲の練習しますわよ!みなさんまずこの果南さんが手本をした動画がありますからそれを元に……」
「あ…そうだ曜ちゃん……」
「曜がどうかしたの?」
「あ、そうか……今までは前から有った振り付けだから良かったけど…新しい振り付け動画は曜ちゃんは……」


千歌が呟いた言葉を拾い、梨子が気付く。目が不自由となった曜に動画で振り付けを伝えることが不可能なこと。そして、今までその事を考えもしなかったこと。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:57:55.21 Bd0JRqI80


「………後ろからマネキンみたいに体を動かして貰ってそれで覚えるよ。果南ちゃん、お願いできるかな?」


「……もちろんだよ、曜」



曜の願いを深く頷き了承する果南。部室の中で張り詰めていた空気が一気に緩む。後ろではルビィと花丸が心配事を口にしていた、運動が苦手な二人は覚えることが出来るか不安らしい。
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 03:59:38.95 Bd0JRqI80
突如、鞠莉が手をぴしゃりと打ち皆の注目を集める。金の瞳を爛々と輝かせ号令をかけ始める。


「時間は無いわ!みんな頑張って仕上げるわよ〜!」


「「「おーーーー!」」」


ムードメーカーの鞠莉の言葉で一念発起し、今まで通り…ともすれば今まで以上に士気の高いAqoursの面々。これからの本番に向けての追い込みの練習は辛く苦しく、それでも明るい未来への展望を見せてくれると信じて疑わない瞳がそこにはあった。



ただ、そんな明るい空気感の中一人…善子だけはその曜の姿の痛ましさに、暗澹たる気持ちにならざるを得なかった。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 04:00:27.68 Bd0JRqI80

ちら、と善子は曜を見る。いつもと変わらない、笑顔を絶やさない曜の姿がそこにはあった。

何となしに自分の手を眺める。掌は寒さで少し赤くなっていた。善子はほんの少し滲む目を拭うと呼ばれている皆の元へと足早に向かっていった。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 04:01:03.03 Bd0JRqI80
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