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カテゴリー [ 艦これSS ]

  • 陽炎「駆逐艦を部屋に連れ込む?」秋雲「うん」 [2018年01月13日]
  • 提督「さみぃ」金剛「アイムコールドネー!」 [2018年01月12日]
  • 【艦これ】春風「その時、海は歴史を見つめておりました」 [2018年01月11日]
  • 曙「クソ提督、パワポケの新作はいつ出るのよ?」 [2018年01月10日]
  • 北上「んー」大井「寒いですねぇ」提督「おい」 [2018年01月04日]
  • 提督「妙高と初風のいる生活」 [2017年12月31日]
  • 【艦これ】酒匂「一年前のあたし」 [2017年12月27日]
  • 【艦これ】提督「提督審査だって!?」 [2017年12月19日]
  • 大井「北上さん、世界一素敵だわぁ…」龍田「…」 [2017年12月18日]

陽炎「駆逐艦を部屋に連れ込む?」秋雲「うん」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:19:21.84 6MQSXRN20

陽炎「何でそんなことするのよ?」

秋雲「いやー、実はこの前ちょっと聞いた話なんだけどさー」

陽炎「聞いた話?」

秋雲「うん。この前さ、別の鎮守府の駆逐艦が深海棲艦じゃなくて人間に連れ去られちゃったらしいんだよね」

陽炎「え、人間に? だ、大丈夫だったの、それ?」

秋雲「うん、その時は、超武装した夕張さんが乗り込んで、さみ…その駆逐艦の子を助けたらしいんだけどね」

陽炎「そ、そうなの…良かったわ」ホッ

秋雲(知らない鎮守府の娘をここまで心配するなんて、やっぱり陽炎は優しいねー)


陽炎「で、それと私が駆逐艦を部屋に連れ込むのと何の関係があるの?」

秋雲「あー、んっとね、まず、その駆逐艦が連れ去られちゃった経緯を説明するね」

秋雲「その駆逐艦の子はお買い物しに街に出てたらしいんだよね」

秋雲「そんで、その子が買い物している途中に道の上で困っている女性を見つけて…」

陽炎「ふむ、まぁ、よくある話ね」

秋雲「で、その困っている女性はコンタクトを落としちゃったらしくて、その駆逐艦の子はそれを探す手伝いをしたらしいんだよ」

陽炎「優しいわね、その子」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515590361
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:21:10.94 6MQSXRN20

秋雲「うん、そんでまぁ、そのコンタクトは見つかったらしいんだけどね」

秋雲「その後、そのコンタクトを落とした女性がその駆逐艦の子に『お礼をしたいから、ちょっとそこまで来て欲しい』って言ったらしいんだよね」

陽炎「ん…それ、ちょっと怪しいわね」

秋雲「そうでしょ? でさ、その駆逐艦の子も最初は断ったらしいんだけどね」

秋雲「その女性の人が『お礼をしないと気が済まない』って結構強引な感じで、それに加えて、その女性がかなり綺麗で優しい雰囲気だったらしくて、その駆逐艦の子は『まぁ、ちょっとなら…』って感じで着いて行っちゃったらしいんだよね」

陽炎「あちゃー…それはダメね。よく言うでしょ、美女は野獣って」

秋雲「え、うん」(ちょっと間違ってる気もするけどなー)

秋雲「それで、まぁ、その後はお察しの通り、車に連れ込まれて…そのまま部屋に…ていう訳なんだけどさ」

陽炎「なるほど…それで、その後夕張さんが超武装してその駆逐艦の子を助けに行ったのね」

秋雲「うんうん、そういう訳なんだ」

秋雲「で、秋雲さん思ったんだけどね。秋雲達の鎮守府の駆逐艦もそういう事がないように訓練しといたほうがいいんじゃないかなって思ったのさ!」


陽炎「あー、大体予想がついたわ。つまり、私が駆逐艦を部屋に連れ込もうとして、その駆逐艦の子がちゃんと断れるかを試すのね!」

秋雲「そそっ!」

陽炎「でも、なんで私なのよ?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:23:04.42 6MQSXRN20
秋雲「ぅえ゛っ!? ま、まぁ、秋雲の姉だし? 一番頼みやすかったからね」

陽炎「ふーん…まぁ、いいわ。手伝ったげる!」


陽炎「ん‥‥そういえば、私は知らない大人の人でも何でもないけど大丈夫なのかしら?」

秋雲「えっ!? え、えっと…と、とにかく、部屋に2人っきりになったりするのは危ないんだよ! ってことを知ってもらうだけでも違うと思うのさ!」


陽炎「ふ〜ん…まぁ、確かに警戒心はあって悪い事じゃないからね、手伝うわ」

秋雲「マジ!? さーんきゅっ!」(よしよし、これで陽炎の動きをこっそり観察してネタを補充できるっ!)

陽炎「あ、ちょっと真似しないでよ!」

秋雲「えー、秋雲さん、分かんなーい」キャピッ


陽炎「はぁ…まぁ、いいわ。でも、正直自信ないわね…」

秋雲「いやいや、陽炎ならいけるって!」

陽炎「そうね…でも、万全を期したいからちょっと私の部屋で打ち合わせしてくれない?」

秋雲「ほほーぅ…そういう事なら秋雲さん手伝いますよー!」

陽炎「それじゃ、行きましょ?」ニコッ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 22:39:44.16 S9HOEEhr0
この自然な誘い方、かなり慣れてますね
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:00:13.60 ndn7BrOu0



〜陽炎の部屋〜

陽炎「さ、入って入って」

秋雲「お邪魔しまーっす」

秋雲「おー、綺麗にしてるんだね」

陽炎「ん、まぁね」ガチャン

秋雲「さ、それじゃ早速、どんな風な段取りで行くか話し合おうか」

秋雲「秋雲さん的には、やっぱりその駆逐艦の子が騙されちゃったみたいにナンパ形式で行くのがいいと思うけど…うーん、よく考えるとむずいなぁ、これ」


陽炎「…ねぇ、秋雲?」

秋雲「ん〜?」

陽炎「あんた、気づいてる? 今、私の部屋に2人っきりって事に」

秋雲「…え?」

陽炎「ふふっ、あんたも全然警戒できてないみたいね」ジリジリ

秋雲「あ、あはは…秋雲さん、油断しちゃったよー」

陽炎「そうねー」ジリジリ

秋雲「あ、あのー、陽炎さん? なんで壁際に秋雲さんを追いやっているのかなー…?」

陽炎「…前から思ってたのよね。秋雲、あんた、可愛いわよね」アゴクイッ


秋雲「ちょ、ちょちょちょっ! しゃ、洒落になんないって陽炎!」

陽炎「洒落にしようとなんてしてないからね」キリッ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:01:56.62 ndn7BrOu0

秋雲「えっ…///」

陽炎「ね、秋雲…私の事嫌い?」

秋雲「い、いや、嫌いってわけじゃないけどさー、こういうのはちょっと…」


陽炎「私はあんたが好きよ」

秋雲「そ、そんな直球…///」

陽炎「ねぇ、秋雲…キスしてもいい?」

秋雲「ぅえ゛っっ!?」カァァ///

陽炎「秋雲、目瞑って…」

秋雲「ぅ、うぅぅ…わ、分かった…///」ギュッ(目瞑り)


秋雲(恥ずいけど…でも、陽炎となら…秋雲も…///)ドキドキ

秋雲(…)ドキドキ

秋雲(…ま、まだかな?)ドキドキ


デコピンッバシッ


秋雲「いだぁっ!?」

陽炎「秋雲っ! もう、言い出しっぺのあんたが騙されちゃダメじゃない!」

秋雲「…え?」

陽炎「でも、分かったわ! こんな感じで行けばいいのね!」

秋雲「え、ちょ、ちょっと待って! 今までのって…演技ってこと?」

陽炎「えぇ、そうよ。だって、そういう趣旨でしょ? 秋雲、あんたもちゃんと気を付けなさいよ、知らない人に付いて行っちゃダメよ?」

秋雲「…」

陽炎「そんじゃ、こんな感じで次に行くわね!」スタスタガチャ

秋雲「…」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 22:08:12.33 jnRqBrqxo
これはジゴロ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 19:56:40.91 bcVOc8tC0

ガチャ

陽炎「あ、もう遅いし秋雲も早く自分の部屋に戻りなさいよ」


陽炎「私は、次の女の子誘って」

陽炎「部屋に連れ込まないといけないからね」

陽炎「それじゃ、おやすみ、秋雲!」


バタンッ


秋雲「…何、今の女たらし発言」ボソッ

秋雲「…」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:00:38.01 bcVOc8tC0



陽炎「よし、次は誰をターゲットにしようかしら…」

陽炎「でも、秋雲が騙されちゃうくらいだしちょっと危機意識が足りないみたいだから本気でやらないといけないわね…」


夕雲「ふんふん〜♪」

陽炎(あれは、夕雲…私と同じネームシップで、大人っぽいし、大丈夫そうだけど…)

陽炎(でも、そういう子に限って危ないかもしれないのよね)

陽炎(…よし、次は夕雲ね)

陽炎「ゆーうぐも! お疲れ!」

夕雲「あら、陽炎さん。お疲れ様♪」

陽炎「なんだか、随分ご機嫌みたいね? 何かあったの?」

夕雲「あら、そ、そんな上機嫌に見えてたかしら?」

陽炎「えぇ、いつにも増して笑顔が輝いていたわよ」ウィンク

夕雲「そ、そうかしら? なんだか恥ずかしいわ…」

陽炎「それで、なんでそんなに上機嫌なのかしら?」

夕雲「あぁ、えっとね、実は前々から頼んでおいたお酒が届いたのよ」

陽炎(…これはチャンスね)


陽炎「へー、どんなお酒なの?」

夕雲「赤ワインなんだけどね? 夕雲は甘めの赤ワインが好きで、今日届いたのもかなり甘めの赤ワインらしくて前から呑んでみたいと思っていたのよ」

陽炎「そっかぁ…」(赤ワイン、さらにチャンスだけど…私自身も悪酔いしないように気を付けないとね)

陽炎(ちょっと図々しいけど…)
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:01:34.92 bcVOc8tC0
陽炎「あー、お酒の話していたら何だか、私も飲みたくなってきたわ」

夕雲「あっ、それなら、せっかくだし一緒にどうかしら?」

陽炎「いいの?」

夕雲「もちろんよ、一緒に飲みましょ?」

陽炎「それなら、私の部屋に来ない?」

夕雲「陽炎さんの部屋に…?」

陽炎「えぇ、実はね、この前いいチーズを貰ってまだそれが余っているのよ」

夕雲「あら、いいわねぇ」

陽炎「でも、量も残り少ないし…」

陽炎「だから、せっかくだし、二人っきりで飲みましょ? いいでしょ?」

夕雲「そうね、陽炎さんとなら落ち着いて飲めそうだわ」

陽炎「ふふ♪」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:03:41.89 bcVOc8tC0

〜陽炎部屋〜

陽炎「それじゃ…乾杯!」

夕雲「かんぱーい♪」

陽炎「ほんと、美味しいわねこれ!」グビ

夕雲「そうねぇ♪」

陽炎「ん、これ、おつまみのさっき言っていたチーズ食べて」

夕雲「あら、ありがとう…うん、とっても合うわぁ♪」

陽炎「ふふっ♪」

陽炎「そういえば、お酒に合うチョコレートも要しているわよ」(もちろん、アルコール入りのチョコレートだけどね)


陽炎(なんか、私、大学の新入生歓迎会にいるヤリサーの大学三年生(男)みたいになってないかしら…?)

陽炎(…)

陽炎(いや、これもみんなにしっかりとした危機意識を持ってもらうためだからやむを得ないわ!)
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:05:29.41 bcVOc8tC0

〜数時間後〜


夕雲「陽炎しゃぁん…夕雲眠たいわぁ」ウトウト

陽炎「はぁ…これは夕雲もダメね」ボソッ

夕雲「何か言ったかしらぁ、陽炎さぁん」ベタベタ

陽炎「ねぇ、夕雲? あんた、ちょっと無防備すぎないかしら?」

夕雲「ふぇ…?」

陽炎「ねぇ、分かってる? あんた、今、私と私の部屋で二人っきりなのよ?」

夕雲「え、えぇ、でも、だからって…」


陽炎「まぁ、口で言っても無駄ね…身体に分からせてあげるしかないわ、二人っきりで飲むことがどんなに危険なことかをね」オシタオシ

夕雲「きゃっ…か、陽炎さん…?」

陽炎「ふふ、可愛いわ、夕雲」ナデナデ

夕雲「え、か、陽炎さん…?」

陽炎「怖くないから、私を受け入れて…ね?」ミミモトササヤキ

夕雲「ふぁっ…♡」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:10:50.44 bcVOc8tC0

夕雲「え、えっと…や、優しくお願い、ね…?」カァァ///

夕雲「…」ギュッ(目を瞑る)


夕雲(つ、ついに夕雲も大人になるのね…)

夕雲(こんなお酒の勢いを借りた形になっちゃったけど…)

夕雲(陽炎さんとそういう関係になれるなら良かったのかも…///)


夕雲「…」

夕雲(…まだかしら)


陽炎「なーんてね!」

夕雲「…え?」

陽炎「もう、ダメじゃない夕雲!」

夕雲「え、ど、どういうこと…?」

陽炎「全く、他人の部屋で二人っきりなのに、酔いつぶれるまで飲んじゃダメよ!」

陽炎「とにかく、これからはちゃんと自分が可愛い女の子っていう意識をもって、危ない事には近づかないように!」

夕雲「…」(か、可愛い女の子って、言われちゃった…/// でも…)

陽炎「それじゃ、私の部屋は私が片付けておくから、二日酔いにならないようにしっかり水飲んで寝なさいね」

夕雲「…」

陽炎「ん、ふらついてるみたいだし…」ヨイショ

夕雲「キャッ…///」(お、お姫様抱っこ…///)

陽炎「夕雲の部屋まで送るわよ」

夕雲「…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:41:57.04 bcVOc8tC0



〜夕雲を送っていった帰り道〜

陽炎「あの後、夕雲を部屋に送って行ったけど…これは相当、危機意識が甘いわね…」

陽炎「後で司令に報告しなきゃ…」

不知火「あら、陽炎。何をしているんですか」

陽炎「お、不知火」

陽炎(不知火か…秋雲は、なんか危なっかしそうだったから一応、二人っきりになる危険性は教えといたけど…)

陽炎(不知火じゃ、私と二人っきりになることなんてよくあることだし、意味ないわね)

陽炎「えぇ、ちょっとね。夕雲が私の部屋で酔いつぶれちゃったから夕雲の部屋まで送ってきたところ」

不知火「…ヌイ?」

不知火「あの、陽炎は夕雲と飲んでいたのですか?」

陽炎「そうよ、久々に楽しかったわ」

不知火「あの、その…夕雲とは何かあったのですか?」

陽炎「え? 特に何もないわよ、ただ、二人で飲んでただけ」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:43:39.99 bcVOc8tC0
不知火「不知火も…不知火も、今から陽炎の部屋に行っていいですか?」

陽炎「? 別にいいけど、なんで?」

不知火「いえ、たまには、陽炎の部屋でのんびりしたくて」

陽炎「んー、まぁ、別にいいけど」

不知火「それでは、行きましょう」




〜陽炎の部屋〜

陽炎「さ、入ってよ不知火」

不知火「失礼します…」


秋雲「…」

陽炎「…あれ、どうして秋雲が私の部屋にいるの?」

秋雲「陽炎、用心が足りないんじゃないの? 部屋のカギ閉めないまま出ていっちゃうなんてさー」

陽炎「あ、しまった! でも、まぁ、ここには艦娘しかいないわけだしさ」

秋雲「艦娘同士でも、危ないことがあるかもしれないって教えてくれたのは陽炎じゃーん!」

陽炎「え、そうだったっけ?」

秋雲「うん、さっき、秋雲さんに無理矢理キスを迫ったじゃんか」

不知火「あ゛?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:45:04.84 bcVOc8tC0

陽炎「あー、あれは演g」夕雲「あの…陽炎さんいますか」ガチャ

陽炎「え、夕雲…って、あんた、何て格好してるのよ!」

夕雲「これから、陽炎さんと楽しむって時に脱ぎやすい服の方がいいでしょう…?」カァァ///

陽炎「は、はぁぁ?」

不知火「ちょっと、そこの二人、陽炎に何を期待しているか知りませんが、陽炎はこれから不知火とお楽しみタイムなんです」

秋雲「はぁ…二人とも何言ってるのさー。秋雲さんは陽炎にキスを迫られたんだよ?」

秋雲「つまり、陽炎は秋雲さんとそういうことをしたいって事なのさ!」

夕雲「秋雲さん、あなた何を言ってるのかしら?」

秋雲「ふーん、この事、巻雲に報告しちゃおっかなぁ」

夕雲「ま、巻雲さんは関係ないわ」

不知火「はぁ…まったく、早く出ていきなさい二人とも。せっかくこれから陽炎とにゃんにゃんぬいぬいするというのに気分が削がれてしまうわ」

夕雲「はぁ、正妻気どりですか、女狐の分際で…」

不知火「めぎつ…」ピキッ

不知火「…フフ、不知火を怒らせましたね、夕雲。表に出なさい」

夕雲「いいわ、どちらが陽炎さんの正妻か勝負を付けましょう」

秋雲「よし、それじゃあ、二人とも行ってらっしゃーい!」バイバーイ

不知火「…あなたも来なさい、秋雲」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:46:35.10 bcVOc8tC0

秋雲「えー、二人でやってよー。秋雲さんは陽炎とラブラブしてるからさー」


陽炎「はぁ…ねぇ、3人とも、外でやってくれない? 私眠たいんだけど」


不知火夕雲秋雲「「「…」」」


不知火(誰のせいで…)

夕雲(夕雲たちが…)

秋雲(言い争っていると思ってんだろうねー…)


その時、3人に謎の一体感が生まれた!


不知火夕雲秋雲「「「…」」」

不知火「あの…今日はもう遅いですし、決着をつけるのは後にして…」

夕雲「そうね、夕雲も同じ事を思ったわ。3人で陽炎さんを共有するのね」

秋雲「うーん、まぁ、1対3っていうシチュもアリか…」


不知火夕雲秋雲「「「というわけで、陽炎(さん)」」」


陽炎「…え?」

不知火夕雲秋雲「「「今日は眠れると思わないで(ください)」」」

陽炎「え、ちょっ…」


この経験を通して、陽炎は危機意識と防犯意識の大切さを学びましたとさ

終わり
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:35:34.21 5zK5lerj0

3人で済んでよかったじゃぬいか
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:49:01.45 TphoOPz/O

曙が寂しそうに陽炎を見ている・・・

提督「さみぃ」金剛「アイムコールドネー!」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:18:02.99 jjdnPUCFO
艦娘と提督の鎮守府炬燵話
すぐ読めるお話
あとお酒の描写が入っているので、ダメな方は戻ってね

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515179882
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:19:24.90 jjdnPUCFO
矢矧「寒いのは分かったからこの書類だけ終わらせてくれる?」

提督「いやぁ、炬燵に入るとね。いかんせん進まんのよねぇ…」

天津風「貯めてるからいけないんでしょ。もう…」

提督「ははは…」

矢矧「提督はお仕事を後に回す癖。何とかしたほうがいいと思うわよ」

提督「なんだかなぁ…本部からの要請とか返答面倒くさいんだよ」

天津風「そんなに大変なの?」

提督「一応向こうもお偉いさんだから、文章とかちゃんとしないとだしな」

矢矧「それに送ってくるのは無理難題が多いから。提督の気持ちもわからないでもないけどね」

金剛「でも皆からの嘆願書とかはすぐ返事しますよネ?」

提督「近くてかわいい女の子のお願いと、むさくるしい遠くのおっさんへの堅苦しい要請を比べるとな。必然的にそうなる」

天津風「そんな理由なの?」

提督「まあぶっちゃけ」

矢矧「まったく……」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:20:43.33 jjdnPUCFO
天津風「……はい、みかんむいたけど」

提督「お、食べる食べる。あ〜ん」

金剛「ズルいネ!私も食べるデース!あ〜ん!」

天津風「はいあなた。金剛は届かないから自分で食べてね。」

金剛「うぅ…むいたみかんだけ渡されまシタ…むぐむぐ……」

提督「んむ…うまい。ありがとな天津風」

天津風「べ、別に暇だからむいてるだけよ…はい、これで最後」

提督「ん…よっしゃ、最後頑張る」

天津風「ん。頑張って」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:22:26.65 jjdnPUCFO
矢矧「もう少しで終わるから頑張ってちょうだいね」

提督「へいへい。…天津風もうちょっと深く座ってくれる?」

天津風「深く…んしょ……。こんな感じ?」

提督「おっけい。そこでもうちょっと待っててな?」

金剛「うぅ〜…提督の膝まで座ってるなんて、うらやましいデース!」

提督「金剛いろいろでっかいからダメ。天津風はちょうどいいしあったかいからいいんだ。うりうり」

天津風「ちょ、ちょっと頭撫でないで!」

金剛「ホワーイ!」

矢矧「いいから早く終わらせて。金剛も茶化さないの」

提督「はい」

金剛「ハ〜イ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:23:21.72 jjdnPUCFO
矢矧「まったく…執務室じゃなくて和室で仕事してるのはやっぱり失敗だったかな…」

提督「そんなことはないぞ矢矧。ここで座ってあったまってかつ効率よく仕事を終わらせることができる。素晴らしいじゃないかこたつ」

金剛「そうデース。それに今執務室のヒーターも壊れて修理中デスし、ここでみかんたべつつまったりお仕事するデース」

矢矧「別にちゃんとしてくれればいいのよ…ね、提督?」

提督「わかったわかった。」

天津風「早く終わらせてね?私も提督のお酒早く飲みたいの」

提督「俺の?うぅん。年明けだしいいの出すかぁ…」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:24:07.36 jjdnPUCFO
天津風「私あれが飲みたいわ。十四代?…っていうの」

提督「十四代かぁ……あれいいやつだからなぁ…」

天津風「………ダメなの…?」

提督「わかった。わかったから悲しそうな目をしてこっちを見ないでくれ」

金剛「いぇ〜い!ようやく十四代が飲めマース!ナイスね天津風!作戦通りネ〜!」

提督「え、なに今の涙目ウソなの?」

天津風「ふふっ。あなたってば涙目には弱いってみんな知ってるわ」

提督「ちくしょう…」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:25:23.26 jjdnPUCFO
金剛「男に二言はナッシングねテイトクー!」

提督「わかったよ…ただしこれ終わって鍋食う時にな」

金剛「お鍋デスカー。なんか去年も食べた気がしマース」

提督「年末年始のこの時期は鍋食べるって決まってるのうちは」

金剛「へ〜」

提督「あっ。すっげぇどうでもよさそう」

金剛「知っても知らなくてもいい話題ですからネー」

提督「さよで…よし。これが最後だな?」

天津風「……あ、あなた。ここに誤字あるわよ」

提督「マジで?……ホントだ。これは書き直しだなぁ…ということでお仕事終わり!」

矢矧「はいお疲れ様。最後の書類は明日直して渡すわね」

提督「頼む。さぁて鍋だ鍋」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:26:47.50 jjdnPUCFO
ガラリラ

サラトガ「提督。失礼します。厨房からお鍋持ってきました」

提督「ナイスタイミングだサラトガ。こたつの上に置いてもらえる?金剛そこのガスコンロ置いてくれ」

金剛「オーキードーキー」

提督「サラトガ。この上に置いて」

サラトガ「はい。了解です」

提督「今日は出汁何かな?」

サラトガ「間宮さんの話では…鮭を乾燥させた……dried bonitoと、kelpを入れているそうです」

提督「鰹節と昆布ね了解…天津風。そこの棚から人数分のお皿とってくれる?」

天津風「え…動いちゃうの?」

提督「俺も手伝わなきゃだし。また後で座りな?」

天津風「むぅ……わかったわ。」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:28:28.00 jjdnPUCFO
矢矧「お酒持ってくるわね」

金剛「十四代をお願いしマース!」

提督「いつものとこにおいてあるからよろしく」

矢矧「りょうかい」

提督「頼むな〜…サラトガ、具材はどうした?」

サラトガ「それでしたら…」

ガラリラ

初月「提督。失礼する」

涼月「失礼いたします…提督。お鍋の具材を持ってきました」

提督「お、ナイス。こっちこっち。こたつの上に置いてくれ」

初月「わかった」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:29:21.22 jjdnPUCFO
金剛「すごい量デスね〜」

提督「人も増えてるしな」

天津風「ねえあなた。何人で食べるの?」

提督「えぇっと…俺、矢矧に金剛、天津風にサラトガ、それに初月と涼月で7人…」

バァン!

秋月「ご相伴にあずかりに来ました!」

照月「来ました!」

提督「…9人分で」

天津風「ん。わかったわ。今来た二人、手伝ってもらえる?」

秋月「了解です!」

照月「わかりました!」

初月「提督。僕らもいいのかい?」

提督「気にするな。人数増えると思って量は多いから」

涼月「提督…ありがとうございます」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:30:01.03 jjdnPUCFO
提督「3人ともこたつ入りな。廊下歩いて寒かったろ」

サラトガ「いえそんなことは…でも、こたつの魅力には逆らえませんね…」

初月「本当に…暖かいな。ふぅ……」

涼月「ええ……」

矢矧「提督。お酒持ってきたわ」

提督「ありがと……お、真澄あるじゃん。」

矢矧「頂き物だけど、とりあえず持ってきたわ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:31:07.24 jjdnPUCFO
提督「さっすが……おいまて。なんだこれ?」

矢矧「なにって…十四代?」

提督「お前これ双虹じゃねぇか!ほかにあったろ十四代!」

矢矧「だって…飲みたいじゃない?」

提督「飲みたいじゃない?じゃねぇだろ〜!」

矢矧「いひゃいいひゃい!」

提督「飲みたい口はこの口か〜!?」

サラトガ「oh……秘書艦の矢矧さんにこんなにお茶目なところが…」

初月(なあ涼月姉さん。双虹って?)

涼月(そうね…すごくおいしいお酒よ)

初月「すごくおいしいお酒……飲んでみたいな!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:32:35.91 jjdnPUCFO
金剛「ほら。初月もうそういってることですし、諦めて出すデース」

提督「ぐ……くそぅ」

矢矧「うぅ……頬が痛いわ…」

提督「うるせぇ!お茶目にたっかいお酒持ってきやがって……」

天津風「何やってるのよあなた…ほらお皿とポン酢とか持ってきたから」

秋月「今回はごまだれで食べてみます!」

照月「あ!いいなぁ…私は持ってきた柚子ポン酢に刻んだ大葉を入れて食べる!」

初月「な!姉さん達そんな食べ方を!」

涼月「私は最初はポン酢で…」

サラトガ「ゴマに…柚子に…ポン酢……どれを使うか迷ってしまいますね。」

天津風「小皿に分ければそれぞれ楽しめるわ。はいお皿」

サラトガ「Really? Thanks 天津風!」

天津風「どういたしまして」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:37:30.96 jjdnPUCFO
金剛「ほらほら。みんな座るデース!」

提督「ちくしょう……俺の双虹……」

金剛「また一緒に買いに行きましょ〜提督。矢矧も付いてきてくれマスシ」

提督「ほんとか?」

矢矧「わかったわ…今度行きましょ」

提督「なら許す」

天津風「甘いんだから……ほらあなた。最初は真澄でいい?」

提督「おっけ。サラトガも日本酒でいい?というか今日本酒しかないけど」

サラトガ「no problem!日本のお酒は大好きですので大丈夫ですよ。」

秋月「司令!早く食べましょう!」

提督「ん……それでは皆さん。今年もよろしく。では!」







かんぱ〜〜〜い!!!(デース!)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 04:38:48.68 jjdnPUCFO
おわり。メンバーは前回のイベント頑張ってくれた子達(と涼月)
この後酔った矢矧と金剛を布団に連れてってくんずほぐれつする話が欲しいです(懇願

↓前に書いたやつ
提督「さみぃ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480962309/

冬の鍋はうまいポン酢に大葉入れるだけで変わるからみんなも試してみて
あとレモン絞って醤油にみりんで食べてもうまい
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 07:16:17.48 53s6iQwzo
あまつん可愛すぎ
乙でした

【艦これ】春風「その時、海は歴史を見つめておりました」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:30:25.74 mPSgpr6b0


1945年、敗戦により大日本帝国海軍は解体。

名だたる艦はその殆どが戦いの中で喪失。

激戦を潜り抜け戦後まで生き残った艦も、解体され復興資材になるもの、復員輸送に使われるもの、実艦標的になるもの、賠償艦として他国へ引き渡されるものと様々な形で消えていきました。

その後1952年、海上交通の安全確保のため海上警備隊が発足。

これが発展し保安庁警備隊、そして海上自衛隊となっていきました。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515601825
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:31:47.64 mPSgpr6b0


しかし、その装備はと言えば、アメリカから貸与してもらったお古のフリゲートや駆逐艦、あるいは旧海軍時代に建造された掃海船艇が中心でした。

国産の艦は「はるかぜ型護衛艦」の登場まで待たれることになります。

時に1956年、戦争が終わって既に10年が過ぎた頃でした。

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:34:45.93 mPSgpr6b0

――――― 2001年 広島県江田島市 海上自衛隊第1術科学校

はるかぜ「……そうですね、当時は色々と手探りなことも多くて大変でした」

はるかぜ「本当の妹はゆきかぜさんだけでしたけど、苦楽を共にしたあけぼのさん、いかづちさん、それにいなづまさんも、わたくしにとっては実の姉妹のように思えました」



………
……

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:37:07.89 mPSgpr6b0

――――― 1958年


あけぼの「ハワイに行くですって!?」

はるかぜ「えぇ、何でも遠洋練習航海ということで、色々と知見を得ようということのようですね」

いなづま「はわわっ、遠いのです」

いかづち「まさに『憧れのハワイ航路』って訳ね! はるかぜさん頑張って!」

はるかぜ「はい、皆さんのご期待に添えるよう頑張り――」

あけぼの「駄目よ!」

いかづち「だ、駄目って……どうしてよ?」

あけぼの「ハワイと言ったらアメリカの島じゃない! 日本の艦がそんな所に行ったら何をされるか……。『りめんばーぱーるはーばー』とか言われるわよ、きっと!」

はるかぜ「まぁ、そうなのですか? どうしましょう……」

いかづち(……もう一般人が旅行に行ってる時代なんだけど……)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:38:58.63 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「まったくお恥ずかしい限りです……外国のことにはどうにも疎くて」

はるかぜ「幸い、アメリカ生まれのくす型の皆さんやあさひ型のお2人からお話をうかがえて誤解は解けたのですが」

はるかぜ「この後半年ほどしてもう一度練習航海に出かけましたので、この年は少々忙しかった覚えがありますね」

はるかぜ「……あぁ、そう言えばこの時はまだわたくしの艦種は『警備艦』でした」

はるかぜ「『護衛艦』に変わったのは就役して4年ほど経った頃でしたね。当初はどうにも呼ばれ慣れなくて」

はるかぜ「ですが、護衛任務を生業としていた春風時代のことを考えると、この艦種呼称、わたくしは結構気に入っております」



………
……

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:40:35.37 mPSgpr6b0

――――― 1965年


はるかぜ「でぃーでぃーじー……。はて、どのような艦種なのでしょう?」

あまつかぜ「平たく言うと『ミサイル護衛艦』ね。このターターくんから発射される対空ミサイルで艦隊の空を護るの」

あきづき「おぉ艦隊防空! 以前の私のような任務に就かれるのですね」

むらさめ「うーん……私たちも対空重視の艦だけど、砲しか積んでないもんなぁ」

ゆうだち「ミサイルはよく分かんないけど、あまつかぜちゃんいいなー! それに昔より大きくなったっぽい?」

あまつかぜ「そうね、排水量は一回り増えたみたい。その分対潜装備はまた後でって話になっちゃったけど……。あ、でも、足はこの中で一番速いのよ?」

はるかぜ「ふふっ」

あまつかぜ「なぁに?」

はるかぜ「……あ、いえ。あまつかぜさんから『足が速い』と聞くと、島風さんを思い出してしまいまして」

あまつかぜ「島風ね……。ま、すぐにまた逢えるでしょう。今度はあの子が私の正真正銘の妹にでもなるかしら」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:41:49.19 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「ところが取得費用の問題から、でぃーでぃーじーの建造はあまつかぜさん以降しばらく行われませんでした」

はるかぜ「2隻目のでぃーでぃーじーとなるたちかぜさんが就役したのが1976年のことです」

はるかぜ「その間10年以上に渡って、あまつかぜさんは海自の虎の子として、たったお1人で活躍し続けました」

はるかぜ「忙しいというのもそうですが、それよりも寂しいという思いの方が強かったのではないでしょうか……」

はるかぜ「1988年にやっとしまかぜさんが就役して、あまつかぜさんと同じ護衛隊を組むことになりました」

はるかぜ「お2人のその時の様子ですか? ……えぇ、それはそれは微笑ましいものでしたよ」



………
……

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:42:55.32 mPSgpr6b0

――――― 1973年


はるな「DDH、ヘリコプター搭載護衛艦はるな、着任しました! よろしくお願い……あら?」

たかなみ「はるかぜさん、これで大体片付いたかも、です。あとは、はるかぜさんの身の回りの物だけかもです」

はるかぜ「ありがとうございます。しかしこうして片付けていると迷ってしまう物が多いですね」

はるかぜ「例えば、この爆雷投射機、これはどうなのでしょう?」

たかなみ「いらないかも……です。はるかぜさんはこれからもう、直轄艦になられる訳ですから」

はるかぜ「……直轄艦? はて?」

はるかぜ「あ、そう言えば上からこれ(潜水艦娘用の水着)が贈られてきたのですが、これは……」

たかなみ「着ている内に似合うようになっていく……かも、です」

はるかぜ「わたくしが着るのですか!? わたくしに潜水艦になれと!?」

はるな「お2人は何を?」

しきなみ「あー……気にしなくっていいよ。はるかぜさんが第1潜水隊群に異動して潜水艦の訓練支援をやるんで、引っ越しの準備してるだけだから」

はるな「は、はぁ……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:44:00.53 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「このことについてもあまり聞かないでいただければ……」

はるかぜ「コホン、えぇと……、この頃は潜水艦の皆さんも数が多くなかったので、水上艦艇のわたくしが訓練支援を担当することとなりました」

はるかぜ「異動になる直前まではゆきかぜさんと護衛隊を組んでおりました」

はるかぜ「わたくしたち姉妹が護衛隊を編成するのはこれが初めてで、肩肘張らずに職務に当たることができておりましたから……異動の際は寂しかったですね」

はるかぜ「ゆきかぜさんは実用実験隊という部署で装備の試験を行うことになりました」

はるかぜ「……そうですね、この時点でわたくしたちは第一線からは退いたといったところでしょうか」



………
……

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:45:02.38 mPSgpr6b0

――――― 1985年


「「「はるかぜ(さん)、長い間お疲れ様でした!」」」

はるかぜ「ありがとうございます、皆さん」

あさかぜ「はるかぜもお役ご免かー。私の就役が遅かったせいで結局あまり一緒には働けなかったわねぇ」

はるかぜ「えぇ……残念です。ですが、これからはあさかぜさんたちの時代。あとは頼みました」

しらゆき「は、はいっ! お任せ下さい!」

ゆうばり「頼まれました♪」

はつゆき「頼まれ……いや、きっと妹たちが頑張ってくれる……はず」

しらゆき「えぇっ!?」

あさかぜ「あははっ! ……あぁそう言えば、はるかぜ貴方、引退後はどうするの?」

はるかぜ「江田島の方に特設桟橋として置いていただけるそうです。時折、停泊訓練などで使うのだとか」

あさかぜ「あら、それなら良かったわ! はたかぜが就役したら顔を出すように言っておくわね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:46:10.52 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「思い返せば30年近く現役だったのですね、わたくしは……」

はるかぜ「そうそう、余談ですが除籍時点でのわたくしの艦種は『特務艦』でした」

はるかぜ「艦番号も101から7002に変わりました。ゆきかぜさんは7003でした」

はるかぜ「7001がどなたか……お分かりになりますか?」

はるかぜ「それは、つがるさんです。わたくしたちのような護衛艦ではなく、敷設艦の方で、自衛艦という括りでは初の国産艦だったのです」

はるかぜ「ゆきかぜさんは……はい」

はるかぜ「除籍の翌年に実艦標的として……」



………
……

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:47:20.30 mPSgpr6b0

――――― 1993年


こんごう「はるかぜはいますカー?」

はるかぜ「はい、わたくしがはるかぜですが? ……あら、貴方はもしや」

こんごう「ふっふっふ……そのもしやデース! 私はUnited Statesの技術を基に産まれたイージス艦の――」

とね「相変わらずお主は煩いのう、こんごう」

こんごう「What's!? Hey、とね! 私の自己紹介を邪魔しないで下サーイ! それにウルサイっていうのは――」

とね「吾輩たちもやっとこさ就役したのでな、今日は挨拶に来たのじゃ」

こんごう「無視はやめるネー!」

はるかぜ「うふふ……それにしても、皆さん就役する度にわたくしの所へお越しになるのは何故なのでしょう? 皆さんのお話を伺えて、ありがたいことですが」

こんごう「ンー、誰が言い始めたのかは分からないケド、はるかぜをお参りするとfortunateということらしいネ」

とね「まぁ吾輩たちが久々にはるかぜの顔を見たかったから、というのもあるがな」

こんごう「Of course!」

はるかぜ「あらあら、そうでしたか。それならばわたくしもより一層精進しなければいけませんね。ふふっ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:48:23.85 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「この1990年代には護衛艦隊の規模もかなりのものとなりました」

はるかぜ「1個護衛隊群が護衛艦8隻と哨戒ヘリ8機で構成されておりましたので、『八八艦隊』なんて呼ばれることもありました」

はるかぜ「そうそう、艦の大きさ自体も大きくなったのです」

はるかぜ「一番小柄なはつゆき型の皆さんでさえ、わたくしより大きくて……」

はるかぜ「こんごうさんに至っては満載排水量が9,500トンと、かつての軽巡か重巡並みの大きさを誇ります」

はるかぜ「こんごうさんと言えば……以前は紅茶をよく飲まれていましたが、今はコーヒーもお好きなんだとか。アメリカの影響……でしょうか?」



………
……

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:49:29.03 mPSgpr6b0

――――― 2000年


あけぼの「……それにしても、まだアンタがいたとはね」

はるかぜ「今はここで神社の真似事をやっています」

あけぼの「じ、神社?」

いかづち「もうっ! あけぼのったら、まーたそんな口聞いて! 本当ははるかぜさんに早く会いたくて急いで来たクセに」

いなづま「あけぼのちゃんはまだ進水したばかりで就役してはいないのです」

あけぼの「なっ!?」///

はるかぜ「まぁまぁ、それはそれは……。ありがとうございます、あけぼのさん」

あけぼの「うぐぐぐぐ……」

いかづち「否定したいけど否定できないって顔ね」

はるかぜ「ですが急いでいただいたのは宜しかったかと。今年か来年中にはわたくしも解体が決まるようですので」

いかづち・いなづま「「ええっ!?」」

あけぼの「……流石の甲型国産第一号でも保存はしてもらえないのね」

はるかぜ「とうの昔に除籍された身ですし、寧ろここまで置いておいていただけたことに感謝しています」

いなづま「うう……はるかぜさん健気なのです」

いかづち「そうね……あけぼの? 貴方も見習わないとダメよ?」

あけぼの「やかましい!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:50:49.96 mPSgpr6b0


……
………



はるかぜ「そして、現在に至るという訳ですね」

はるかぜ「思い返せば色々なことがあったものです」

はるかぜ「有事に直面することは現役の頃も、この状態となってからも、幸いにしてありませんでした」

はるかぜ「ですが『災派』の機会……災害への対応は幾度となく……」

はるかぜ「わたくしはチリ地震津波の際に派遣されておりますし、ゆきかぜさんも第十雄洋丸事件において派遣されました」

はるかぜ「記憶に新しいのは阪神淡路の震災でしょうか」

はるかぜ「わたくしは既にこの状態でしたから、まったく役には立てず……とても口惜しい思いをいたしました」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:52:28.26 mPSgpr6b0

はるかぜ「『自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけ』とは、よく言ったものだと思います」

はるかぜ「平和な時、わたくしたちは日陰者です」

はるかぜ「張り子の虎……酷い時には税金泥棒とまで言われました」

はるかぜ「それでも……それでもわたくしは、この30年弱のこれまでに胸を張れます」

はるかぜ「殺めた数より助けた数の方が多い軍艦なんて、素敵ではありませんか?」

はるかぜ「少なくともわたくしは今日まで、それを誇りに生きて参りました」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:54:21.54 mPSgpr6b0



はるかぜ「もし『次』があるのなら……ですか?」


はるかぜ「そうですね、その時もまた、静かな海の守人として働かせていただけるなら……」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:57:35.07 mPSgpr6b0





―――――――――――
―――――――
―――



はるかぜ「……」

はるかぜ「……ここは?」

はるかぜ「どこか懐かしいような……あぁ、そうですわ」

はるかぜ「以前もここを訪れたことがありましたね」

はるかぜ「とすれば、こちらの方に……」

はるかぜ「……」

はるかぜ「……あぁ、やっぱり」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 01:59:59.16 mPSgpr6b0

「……あらっ? 誰かと思ったら春風じゃない!」

「おぉ! 春風の姉貴も帰って来たな」

「春風さん! 響と雷と電は元気にしてる? お姉さんとして妹たちのことは気にかけないといけないから」

「あの、曙ちゃんのことも良かったら……」

「ぼのたん一回戻って来たのにまた出稼ぎに行ってしまいましたからねぇ……いい加減復☆活したいですε-(/・ω・)/」

「村雨も夕立も春雨も五月雨も出番があって良いよね〜。復活するならいっちばーん……と思ったのに」

「どうだ春風、下ではとうとう航空戦艦の時代が来ているのか?」

「航空母艦はどうなのかしら? そろそろ私も……」

「ども、戻って来て早々恐縮です! 下の世界について取材させていただいても?」


はるかぜ「あぁぁ……皆さん落ち着いてくださいませ」ワチャワチャ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:01:45.65 mPSgpr6b0

******


はるかぜ「ふぅ……やっと一息つけますね」

「……」チョンチョン

はるかぜ「あっ、はい……あら!」

「えへへっ!」

はるかぜ「ふふふ……お久しぶりですね。月並みですが、お変わりありませんか」

「もちろん元気ですよ! こっちには皆もいたので退屈しませんでした!」

はるかぜ「確かに退屈はしなくて済みそうですね。それではまた皆さんの所へ戻りましょうか」

「いえ、どうせなら姉妹水入らずでお話して来なさいと陽炎が」

はるかぜ「そうでしたか……せっかくですからお言葉に甘えましょうか、ゆきかぜさん」


ゆきかぜ「はい!」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:03:49.30 mPSgpr6b0





――――― 20XX年 某県 造船所




22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:05:54.44 mPSgpr6b0


その日の日中は朝の肌寒さが嘘のように暖かくなりました。

また、数日前にはこの季節の到来を告げる強い南風も吹きました。

雪が溶け、緑が芽を出し、別れがあれば、出会いもある。

そんな季節のある一日。

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:06:29.91 mPSgpr6b0


船台の上には灰色の船体を鈍く光らせた大きな艦が。

角張った艦橋と艦首に描かれた艦番号。

誰もが一目で海上自衛隊の護衛艦だと分かるでしょう。

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:07:43.36 mPSgpr6b0


今日はこの艦の命名・進水式が行われるようです。

艦名が書かれた幕が吊り下げられていますが、当然まだ隠されています。

素敵な名前を付けてもらえると良いですね。



あ……いよいよ命名のようですよ?

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:08:38.17 mPSgpr6b0





「本艦を――」




26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:09:47.42 mPSgpr6b0





「『はるかぜ』と命名する!」




27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 02:15:09.50 mPSgpr6b0

これにて終わりです。

いよいよ今年は新型イージス艦の命名・進水式が行われます!
さぁ誰が戻ってくるのやら……
去年は「はつひ」の流れを「しらぬい」で覆されたので、予想が難しい難しい。

それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 14:42:18.84 7xzoeQG7o
素晴らしい

曙「クソ提督、パワポケの新作はいつ出るのよ?」

1 :◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 21:28:46.25 w0vMg6iDO
・曙「クソ提督がパワポケをしていて構ってくれない」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1508015095/
の続き的なもの
・パワポケ×艦これ
・提督、曙、明石が主要キャラ
・ほのぼのSS

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511872126
2 :◆FFa.GfzI16 2017/11/28(火) 22:51:49.54 w0vMg6iDO
曙「〜♪」
 
提督「おっ、曙パワポケやってるか?」

曙「もちろんよ!今はパワポケ14の裏サクセスをやっているわ」
 
提督「もう14まで行ったのか?!」
 
曙「いや、とりあえず最新作だけやっておこうと思っただけよ」
 
提督「そ、そうだよな...(パワポケシリーズの総プレイ時間が3000を有に超えるなんて言えない)」
 
曙「それにしてもこの札侍はいいわね 野球が苦手な人でも出来るし」
 
提督「そうだな、普通に札侍単体でゲーム化して欲しいほどの出来だ」
 
曙「そうね...ところでクソ提督」
 
提督「どうした?」
 
曙「パワポケの新作はいつ出るのよ?」
 
提督「?!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/29(水) 01:03:36.44 dLMVeeHhO
かなしい
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/29(水) 06:23:16.28 e2gUFyQFo
パワプロはもう死んだんだ...
7 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:39:46.24 gZZ36pWzO
曙「最新作の14が6年前に出たのが最後よね?」
 
提督「あ、ああ」
 
曙「毎年出てたものがここ6年も出てないって...一体制作チームは何やってるのよ!」
 
提督「そ、そうだな」
 
曙「まさかもうパワポケの新作は...」
 
提督「確かに本家パワポケはもう出ないかもしれない」
 
曙「そう...」シュン
 
提督「だけど曙のためにパワポケの新作を作ってやるぞ!」
 
曙「ホント?!」パァァァ
 
提督「ああ、任せとけ!」
 

8 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:40:35.61 gZZ36pWzO
提督「って訳で明石さんパワポケの新作を作ってくださいお願いします」
 
明石「いや、土下座されても...私は今全チーム巨人でペナント回してるから忙しいんですよ!」
 
提督「なにそれ楽しいの?」
 
明石「いえ全く。」
 
提督「なら、やるなよ...それで頼めるか?」
 
明石「んー、流石に本格的なゲームを作るなら私1人じゃ力不足ですね」
 
提督「それなら心配ない 俺が精鋭に声を掛けておいた」
 
明石「なるほど、そういう事なら是非やらせてください!」
 
提督「ああ、こちらこそ頼んだぞ!」
 
 
鈴谷「熊野、提督がパワポケの新作を作るんだってさ なんか楽しそうだね」
 
熊野「鈴谷、大変ですわ!ペナントで阪神が最下位になってしまいましたの!」
 
鈴谷「いや、全チーム阪神でやったらそうなるよね」
9 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:04.30 gZZ36pWzO
提督「それでは俺を含めた4人で極秘会議を始める」
 
明石「はい」
 
夕張「はい!」
 
大淀「あの、提督少し宜しいですか?」
 
提督「ん?どうした大淀」
 
大淀「明石に夕張さんそれに私まで呼ぶなんてそれほど重要なことなんですか?」
 
提督「ふっ、愚問だな これ程のメンバーを読んでおいて重要じゃないわけが無かろう」
 
大淀「そうですね...失礼しました」
10 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:41:56.41 gZZ36pWzO
大淀「それでは教えて貰ってよろしいですか?何の会議なのかを...」
 
提督「うむ、発表しよう 今回の会議内容は...」
 
大淀「...」ゴクリ
 
提督「パワポケ好きの曙のためにパワポケの新作を作ろう! 会議だ!!」
 
明石「よっ、大統領!」
 
夕張「カッコイイ!」
 
提督「よせよせ、俺はただの提督だぜ?で、どうだ大淀...」
 
大淀「は?」
 
提督「いや、だから曙のためにパワポケの新作を...」
 
大淀「書類は?」
 
提督「あの...今日の分はいつかちゃんと終わらせるんでご勘弁を...」
 
大淀「△〇∀??×◎ピー†▼◇!?」
 
夕張「聞いたことのないような罵詈雑言浴びせられてますけど大丈夫なのあれ...」
 
明石「提督なら大丈夫大丈夫」ピコピコ
11 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:22.78 gZZ36pWzO
〜大淀は説得しました〜
 
提督「それでは...会議を始めます...」
 
夕張「大分提督元気無くなってるんだけど」ヒソヒソ

明石「大分大淀に絞られたから」ヒソヒソ
 
明石「まあ、こんな時は 提督、そんなテンションで大丈夫か?」
 
提督「大丈夫だ、問題ない。テンション上げてくぜヒャッハー!」
 
明石「ほら!提督も元気になったし始めましょ」
 
大淀「ヤケクソになってるだけじゃないですか...」
 
提督「それでは会議を始める前にメンバー紹介を行う」
 
大淀「何ですか、その学生バンド的なノリ...」
12 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:42:49.01 gZZ36pWzO
提督「まずは俺 パワポケを愛しパワポケに愛された男 提督!」
 
大淀「そのネタ古いですし寒いのですが...」
 
提督「パワポケ愛は誰にも負けない俺の右腕明石!」
 
明石「提督を全力でサポートします!」
 
提督「パワポケ初心者ながらも陰ながら明石を支える夕張!」
 
夕張「全力で頑張らせていただきます!」
 
提督「そして、なんか頭が良さそうだから呼んだ大淀!」
 
大淀「私だけ説明雑過ぎませんか?!」
 
提督「それでは1人ずつ新作パワポケのプレゼンを行ってもらう」
13 :◆FFa.GfzI16 2017/12/27(水) 19:43:17.83 gZZ36pWzO
〜夕張編〜
 
提督「では、夕張前へ!」
 
夕張「はい!私が推す新作パワポケは恋愛ゲームの色を濃くしたものです!」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
夕張「はい、主人公を美男美女にして胸キュンな展開を多くするんです!」
 
明石「夕張、少女漫画とか好きだものね」
 
大淀「なるほど、流行りの壁ドン等を用い女子人気を図ると 提督、かなりいい案じゃないですか?」
 
提督「...違う」 
 
大淀「提督?」

提督「それではただの恋愛ゲームになってしまうじゃないか!更に今まで以上に野球の要素も薄れてしまう」
 
明石「確かに男子受けは悪くなるかも.しれないわね..」
 
夕張「なるほど、この夕張一生の不覚です」
 
提督「いやいいんだ、次は大淀!」
14 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:17:31.04 T3iAXZqqO
〜大淀編〜
大淀「はい、私はパワポケの事はあまり知らないのですが野球というものを活かした案を」
 
提督「ほう、と言うと?」
 
大淀「まず、サクセスは全てプロ野球編にするんです そして、実在するプロ野球チームに入団」
 
大淀「そして、1年まるまるペナントが出来る という物です!」
 
明石「まさに、本格野球ゲームって感じね でも…」
 
大淀「でも?」
 
提督「大淀…それパワプロじゃね?」
 
大淀「えっ」
 
提督「パワポケ要素ゼロじゃね?」 
 
大淀「い、言われてみれば…」

明石「大淀が落ち込んでるので次は私の案ですね」
15 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:03.06 T3iAXZqqO
〜明石編〜
明石「さっきの大淀の案は全くパワポケ要素が無かった、なので私の案は」
 
明石「少しでも選択肢をミスると人が大勢死ぬ、鬱ポケです!」
 
提督「おお!それはきっとパワポケファンを今まで以上に絶望に貶めるな!やる事がエグいぜ!」
 
明石「それだけではありません、彼女候補のバッドエンドも今までより重くするんです!」
 
提督「例えば?」
 
明石「さらがナオを刺殺した上主人公と投身自殺」
 
明石「茜が主人公も鬱に陥らせ兄妹と思い込ませつつ心中」
 
明石「パカがジオットをメロンパンにした後対立してきた主人公もメロンパンに それと…」
 
提督「待て!もういい重いエグい、でも好き…」
 
明石「ふふふ、提督の趣味は把握済みです」
 
提督「それでは、明石の案を採用…」
 
大淀「それって、CERO引っかかりませんか?」
 
提督「あっ」
 
大淀「しかも、曙ちゃんがやるんですよね?泣き出すだけじゃ済まないですよそれ」
 
明石「言われてみれば…」
 
提督「面白そうだからいいんじゃんか!やろうぜ!」 
 
大淀「いや、子供ですか…ってか提督の案を教えて下さいよ」
 
提督「仕方ないな、最高の案を提示して見せよう」
 
16 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:18:40.16 T3iAXZqqO
〜提督編〜
 
提督「俺は思い出した、これはパワポケの新作もとい曙のための物なのだと」
 
大淀「ええ、そうですね」
 
提督「そこで俺が提案するのは…カンコレクンポケットだ!」
 
明石「提督!それって…」
 
提督「ああ、パワポケと艦これを合わせた物だ 二次創作とかも多い」
 
大淀「それでどう言った内容なんですか?」
 
提督「ああ、艦これのキャラとパワポケのキャラを融合 シナリオは艦これ基準とする」
 
夕張「それ面白そうですね!」
 
提督「そうだろ?それと曙用に作るためバッドエンドも軽目(当社比)にする」
 
大淀「本当に大丈夫ですかそれ…」
 
17 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:17.72 T3iAXZqqO
提督「って事で俺の案であるカンコレクンポケットでいいか?」
 
一同「はい!」
 
提督「よし、それでは制作を開始する!」
 
〜1ヶ月後〜
 
提督「皆集まってくれてありがとう 今日は俺の作ったパワポケ新作を曙にプレイしてもらう」
 
曙「望むところよ!」
 
提督「じゃあ、曙存分にプレイしてくれ」
 
曙「分かってるわ、って…これ私達じゃない!」
 
提督「そう、これはカンコレクンポケット お前らも全員出てるぞ!」
 
電「やった、電がいるのです!」
 
夕立「夕立もいるっぽい!」
 
時雨「僕もちゃんといるみたいだね、嬉しいよ提督」
 
提督「ああ、ほら曙」
 
曙「あっこれ…うっうう…」
 
提督「どうした曙?なんか嫌なことでもあったか?」
 
18 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:19:58.65 T3iAXZqqO
曙「違うの…クソ提督が私のためにこんな良い物を作ってくれたのが嬉しくて嬉しくて…」
 
提督「曙…それはお前に贈る だから、いつでも楽しんでくれ!」
 
曙「ありがとう…提督」
 
提督「そして、お前らにも1人1本ずつ配るぞ!並んでくれ!」
 
鈴谷「熊野、やったね!パワポケの新作だって!」
 
熊野「鈴谷やりましたわ!阪神がリーグ優勝しましたの!」
 
鈴谷「良かったね!まあ、全チーム阪神でやってるから当たり前なんだけど」
 
 
 
19 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:20:30.31 T3iAXZqqO
〜しばらく後〜
 
提督「おっ、曙今日もカンコレクンポケットやってるか?」
 
曙「ええ、もう真ルートを10回はクリアしたわ!」
 
提督「そうかそうか楽しんでくれて何よりだ」
 
曙「ところで最近明石の姿を見ないけどどうしたの?」
 
提督「ああ…ゲーム制作の疲れからかインフルエンザにかかってな」
 
明石「私もカンコレクンポケットしたい…ズズッ」
 
大淀「明石、早く寝ないと!」
 
提督「って言う始末だ」
 
曙「へえ、それじゃしばらくゲーム制作は出来ないわね」
 
提督「はは、そうだな」
 
曙「あっ、ところでクソ提督」
 
提督「なんだ?」
 
曙「パワポケのアプリはいつ出るのよ?」
 
提督「…えっ」
 
〜END〜
20 :◆FFa.GfzI16 2018/01/08(月) 10:21:12.31 T3iAXZqqO
以上です、次はパワポケアプリ編に続くかも知れません
HTML化依頼してきます!

北上「んー」大井「寒いですねぇ」提督「おい」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:23:02.07 vNkweCp+O
北上「いやー、やっぱ冬はコタツだねぇ」

大井「海外艦の方達もハマるくらいですからね」

提督「おい、お前ら」

大井「みんな骨抜きになってますからね」

大井「コタツを深海棲艦達にあげたら勝てるんじゃないかしら」

北上「言えてるw」

提督「聞けよっ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514863382
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:23:52.55 vNkweCp+O
北上「いやー、うちらの部屋のコタツが壊れちゃってさ」

大井「北上さんが風邪引いたらどうすんのよコタツぐらい貸しなさいよおおお!!」

提督「何でお前が切れるんだよ…」

提督「とにかく出てい……」

北上「まあほら……」ガサッ

大井「お土産もありますし」

提督「…くのは寒いだろうから許す」

大井(現金ね)

北上(現金だねー)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:31:01.51 vNkweCp+O
提督「というか何故俺の家の、俺のコタツにいるんだよ……」

北上「最近、提督のコタツが私達に興味があってねぇ」

提督「意味わからん」

大井「べ、別に提督のコタツに興味があった訳じゃないんですからねっ」

提督「聞いてねえよ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:31:30.67 vNkweCp+O
ーーーー
ーーーー

提督「やっぱ冬はみかんだよなぁ」モグモグ
大井「そうですね」

提督「む、貴様。みかんの白い所まで剥く派か」

大井「何で剥いてるのって聞かれたら説明できないですけどね。何となくです」

提督「まあどっちも変わらんよな」

北上「みかんうまうま〜」ガブリ

提督「……」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:32:15.91 vNkweCp+O
提督「…………北上」

北上「ん、どしたの?」

提督「流石に皮は剥いた方が良いと思うんだ…」

北上「細かい事気にしない気にしない」

提督「なあ大井も…」

大井「……みかんうめぇ」ガブリ

提督「えぇ……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:32:46.04 vNkweCp+O
大井「やっぱみかんは皮ごとに限るわね!」

提督「お、大井?」

大井「提督……世の中正しいだけじゃやっていけないのよ」

提督「お、おう」

大井「この戦乱の時代。何が正しいか最早分からない……」

提督「これみかんの皮の話だよな」

北上「みかんうめぇ」モグモグ
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:33:16.81 vNkweCp+O
ーーーー
ーーーー

北上「初詣……行く?」

提督「……めんどくさいなぁ」

北上「だよねぇ……行かなくちゃ行けないのは分かるんだけど」

提督「めんどくさいよなぁ……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:33:53.54 vNkweCp+O
大井「全く日本人の風上にも置けませんね」

提督「そういう大井はどうなんだよ」

大井「私は毎日してますよ。北上さんに」

提督「は?」

北上「あははー大井っちは毎年そうだねー」

大井「北上さんは北神さんだし、もう存在が神社みたいなものなのよ」

提督「意味わからん」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 12:34:22.69 vNkweCp+O
提督「んー……」

北上「?」

提督「俺も北上さんで良いや」

北上「めんどくさいんだねー」

提督「べっつにー」

大井「北上さんを詣でるのよ!」


ーー完ーー

提督「妙高と初風のいる生活」

1 :◆foQczOBlAI 2017/08/16(水) 00:45:13.48 ssbv78bn0
E-2で初風がやっと来てくれました!

一応『提督「妙高は空を見る」』、『提督「妙高との新婚生活」』と世界観を共有しています。

妙高とケッコンしていることだけわかっていれば大丈夫です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502811913
2 :◆foQczOBlAI 2017/08/16(水) 00:52:11.11 ssbv78bn0
提督(今日、うちに初風が着任するという報を得たときから鎮守府はお祭り騒ぎだった)
3 :◆foQczOBlAI 2017/08/16(水) 01:38:23.57 ssbv78bn0

『着任』


妙高「ついに、ついに初風ちゃんが着任しますよ!」

提督「少しは落ち着け、いつもの冷静さはどこにいったんだよ」

羽黒「新しい子か、仲良くできるかな……」

提督「羽黒は心配性だな」

那智「そうだ、羽黒は駆逐艦たちに好かれるからいいじゃないか……」

提督「那智はいつも最初、怖そうって駆逐艦に避けられるもんな」

足柄「私は別に心配してないわ」

提督「足柄は平常運行だな」
4 :◆foQczOBlAI 2017/08/16(水) 01:40:27.53 ssbv78bn0

提督「というか秘書艦の妙高はわかるけどなんで他の三人はいるのかい?」

那智「流石にこんな姉さんを放って置けなくてな」

提督「その気持ちは良くわかる」

足柄「なんか面白そうだから」

提督「ようするに野次馬か」

羽黒「足柄姉さんに無理やりつれてこられました」

提督「いつも通りだな、可哀想に……」

提督「とりあえず妙高はいち早く落ち着く努力をしときなさい。那智は今日限定で第二秘書艦に、足柄はすみっこでおとなしく、羽黒は足柄を見張ってて」

足柄「ちょっと、私の扱いが雑だわ」

羽黒「まあまあ、姉さん。あんまり人が多いと初風ちゃんが萎縮しちゃいますし」

妙高「ひっひっふー、ひっひっふー。はい、落ち着きました」

那智「それは落ち着いていない証拠では……」
5 :◆foQczOBlAI 2017/08/16(水) 01:42:24.07 ssbv78bn0



コンコン

大淀「初風ちゃんをお連れしました」

提督「おお、入ってくれ」

初風「ただ今着任いたしました、陽炎型7番艦、初風です」

提督「そう固くならなくていい。君の事は妙高から聞いているよ」

妙高「いらっしゃい、初風ちゃん」

初風「妙高姉さん!」

提督「鎮守府へようこそ。これからの活躍を期待しているよ」

初風「はい!」
6 :◆foQczOBlAI 2017/08/20(日) 03:29:56.32 29Ajctpe0

『二人の関係1』

提督「妙高から聞いたが妙高と初風は訓練所で一緒だったのか」

初風「はい、妙高姉さん……あ、妙高さんが私の教育係でした」

提督「いつも通りでかまわないよ」

妙高「そうですよ。なんならたまに言っていたお姉ちゃんでもいいですよ」

初風「あーあーあー!」

提督「なんだ、艦のころの記憶から二人の関係性を少し憂いていたが問題なさそうだな」

妙高「ふふ、だから要らぬ心配だと言っていましたのに、信用しないから」

提督「妙高はなんだかんだでずれてるとこがあるからな。なあ、初風」

初風「えっと……」

妙高「あら、ひどい言われようですね。そんなことないですよね。ねえ、初風ちゃん」

初風「えっと……えっと……」
7 :◆foQczOBlAI 2017/08/20(日) 03:30:39.12 29Ajctpe0

那智「二人とも新人をからかうのはやめないか」

足柄「ほんとほんと、妙なところで息ぴったりなんだから」

初風「か、からかわれてたんですか!」

羽黒「ごめんね、初風ちゃん。ほら、二人とも謝って下さい」

提督「すみませんでした」

妙高「ふふ、ごめんなさい」

初風「妙高姉さん少し会わない間に変わりました?」

妙高「そうだとしたら提督から悪い影響を受けているのが原因ですね」

提督「俺のせいにするな」
8 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:06:41.29 2/GmE0Wu0

『二人の関係2』

妙高「あら、初風ちゃん。今暇かしら」

初風「はい、暇です」

妙高「ちょうどよかったわ。一緒に間宮に行かない?ちょうど用があるの」

初風「ご一緒させていただきます」

妙高「それじゃあ行きましょう」

初風「間宮に用事ってどんなことですか?」

妙高「提督がね……冷たいお菓子が食べたいけど間宮に行くのは恥ずかしいってお使いを頼まれて。余計に間宮券を取ってきたから一緒に食べてくれる人をちょうど探してたのよ」
9 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:08:06.77 2/GmE0Wu0


初風「ははは……提督さんの見方が変わりそうです」

妙高「全くあの人は変なところでこどもっぽいんだから。……普段はちゃんとしている人なんですよ」

初風「あの、妙高姉さんは提督とケッコンしているんですよね」

妙高「そうですけど、どうかしました?」

初風「手紙で聞いていたのですが直接言っていないと思って、妙高姉さん、提督。ごケッコンおめでとうございます」

妙高「あら、ありがとう。初風ちゃんに祝ってもらえて嬉しいわ」

初風「なんかいいですよね……ケッコンって」

妙高「……そうね。いいものですよ」

10 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:09:37.67 2/GmE0Wu0


初風「あ、つきましたよ」

妙高「なんでも好きなもの注文してもいいわよ。なんせ間宮券ならたくさんあるのだから」

初風「はい、たくさんいいものがあって目移りしちゃう」

妙高「じゃあ全部頼んで二人で半分こしましょう」

初風「はい!それがいいですね」


提督「……でだ。俺のことを放置した挙句全部の間宮券を使ってしまったと」

妙高「すみません」

初風「ごめんなさい」
11 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:46:51.44 2/GmE0Wu0

『執務室でのやりとり』


提督「暑い……どうしてこんなに暑いんだ」

妙高「夏だからですよ」

提督「くそ、こんなに暑いとなにもやる気がでない」

妙高「冬は冬で寒いからやる気がでないって言ってましたよ」

提督「春と秋は頑張っていただろ」

妙高「そこまで頑張っていなかったような……」

提督「なあ、提案があるんだがいいか」

妙高「なにか良からぬことを思いつきましたね」

提督「鎮守府もクールビズにするべきだと思うんだ」
12 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:47:38.77 2/GmE0Wu0

妙高「具体的には?」

提督「提督も含めて全員水着」

妙高「……はぁ」

提督「せめてなにか言ってもらえませんかね」

妙高「いや、夏の暑さにやられてしまったのかと」

提督「いや、だって一部の子達はもうすでに水着じゃん。だからいっそ全員水着にして俺も水着になったら少しは涼しくなるかと」

妙高「本音は?」

提督「妙高の水着がみたいです」
13 :◆foQczOBlAI 2017/08/23(水) 04:48:15.46 2/GmE0Wu0

妙高「……はぁ」

提督「その目線で涼しくなりそうです」

妙高「じゃあしばらくこの目で接しましょうか?」

提督「そんなことしたら俺は死んでしまう」

妙高「……まったく、仕方ない人ですね」

提督「え、見せてくれるのか?」

妙高「今度のお休みが被った日に目の前の海岸にでも行きましょうか」

提督「……ありがとうございます。ありがとうございます」

妙高「本当に調子いいんですから」
16 :◆foQczOBlAI 2017/08/24(木) 02:59:39.94 ASFbcHDS0
『前夜』


妙高「ねえ、あなた」

提督「どうした?」

妙高「いえ……、なんでもありません」

提督「そうか……」

妙高「はい……」

提督「なあ、おまえさんや」

妙高「どうしました?」

提督「いや……、なんでもない」

妙高「変な人」

提督「それはあんたもでしょ」

妙高「ふふ……」

提督「はは……」



提督「なあ、明日の夜。散歩にでもでないか?」

妙高「……はい。晴れるといいですね」

提督「星が綺麗に見えるといいな」
17 :◆foQczOBlAI 2017/08/25(金) 07:18:01.90 EBab6zMi0


『星月夜だから』


提督「ちょうどよく晴れてくれたな。今日はいい天気だ」

妙高「満天の星空です」

提督「去年の今日もこんな日だったな」

妙高「はい、まるで昨日のことのように思い出せます」

提督「一年という歳月は長いようで短かったな」

妙高「それほど密度が濃かったということですよ」

提督「夏も、秋も、冬も春も。思い出にはいつも隣にお前がいてくれたな」

妙高「ええ、私の記憶にもあなたがいらっしゃいますよ」

提督「俺はお前とケッコンできて本当によかったと思うよ」

妙高「ありがとうごさいます」
18 :◆foQczOBlAI 2017/08/25(金) 07:18:32.18 EBab6zMi0

提督「だからさ……。これを受け取って欲しい」

妙高「これは……指輪ですか」

提督「ああ、俺と結婚してください」

妙高「……はい」

提督「去年に比べてずいぶん落ち着いてるじゃないか」

妙高「あなたこそ」

提督「受け取ってもらえるとほぼ確信してたからな」

妙高「あなたと添い遂げる覚悟は出来ていますから。これからも、ずっと……」

提督「……ありがたいことだ」
19 :◆foQczOBlAI 2017/08/25(金) 07:19:32.72 EBab6zMi0


妙高「月が綺麗ですね」

提督「ああ、死んでもいい」

妙高「それは困ります」

提督「誘導尋問だったじゃないか」

妙高「ロマンチックなセリフは嫌いなんじゃなかったんですか?」

提督「今日ぐらいいいだろう」

妙高「今日ぐらいはいいのかもしれませんね」

提督「さあ、そろそろ戻ろうか」
20 :◆foQczOBlAI 2017/08/25(金) 07:20:08.97 EBab6zMi0


妙高「少しだけ待ってください」

提督「どうした?」

妙高「夏の夜の紫玉の中にやすらへり白鷺のごと美くしき月」

提督「綺麗だな。誰の詩だ?」

妙高「与謝野晶子さんです。もう少しだけ月を見ていたくて」

提督「お前は本当に好きなんだな」

妙高「ええ、艦の記憶では空はこんなに穏やかに眺めていられるものではなかったですから」

提督「そうか。次は平和な海も手に入れないとだな」

妙高「はい、いつか必ず」

提督「約束するよ」
22 :◆foQczOBlAI 2017/08/31(木) 23:39:14.45 LRk4WQX40
『終わり』


提督「ああ……ああ……」

妙高「大体予想がつきますけど奥さんなので一応聞いてあげます。そんなに頭抱えてどうしたのですか?」

提督「ありがとう。ついに……ついに恐れていた事態になってしまった」

妙高「なんでしょうか?」

提督「今日は8月31日だ。夏が終わってしまう」

妙高「暦の上ではとっくに終わってますよ」

提督「そんな昔に勝手に決めた時代錯誤の暦なんてあてにならん」

妙高「勝手に決めたわけではないと思いますが……。それなら気温を当てにするならまだまだ夏ですよ」

提督「違うのだ。8月31日が区切りなのだ。夏休みもそうだっただろう」

妙高「今の子は25日辺りから学校が始まるみたいですよ」

提督「……可哀想」
23 :◆foQczOBlAI 2017/08/31(木) 23:40:21.89 LRk4WQX40

妙高「その代わり教室にクーラーがついてたりするそうですよ」

提督「可哀想じゃないな」

妙高「まあ言いたいことはわかりました。夏が終わることを憂いているのですね」

提督「辛い」

妙高「秋も秋で楽しいことがありますよ」

提督「夏は特別なんだよ!」

妙高「なにが特別なんですか?」

提督「夏が終わるときは線香花火を見ているときのように、あるいはヒグラシの声を聴いているときのように胸が締め付けられるんだ」

妙高「夏らしいワード並べて同情を誘っても無意味です」

提督「時間は斯くも残酷に過ぎ去っていくものなんだな」

妙高「少年時代でも流しますか?」

提督「それだけはやめてくれ」
25 :◆foQczOBlAI 2017/09/01(金) 23:58:46.71 /yVXLgRa0

『そしてはじまり』


提督「今日も元気にお仕事頑張っちゃうぞー」


初風「なんか今日の提督のテンション高くないですか?昨日は世界の終わりみたいな顔してたのに」

妙高「ああ、初風ちゃんは今日が初めてですね。季節の変わり目の提督はいつもあんな感じですよ……」

初風「妙高姉さん大丈夫ですか?なんか疲れた顔をしていますね」

妙高「ええ……昨日……少し……」

初風「でも確かに9月にはいるともう秋だなって思いますよね」

妙高「初風ちゃんは秋は楽しみかしら」

初風「ええ、まあ。気候も涼しく待ってきて体動かすにもちょうどいい季節になりますから」

妙高「スポーツの秋ね」
26 :◆foQczOBlAI 2017/09/02(土) 00:00:28.58 VuS9eUMi0

初風「妙高姉さんはなにか楽しみなことでもありますか?」

妙高「そうねえ、せっかくだし紅葉狩りでもしてゆっくりしたいわね」

初風「風情がありますね」

提督「おお、二人とも。なに話ているんだ?」

妙高「秋になにをしたいかですよ」

提督「そうだな。また秋刀魚漁とかあるかもしれないし、おいしいものでも食べたいな」

初風「食欲の秋ですね」

妙高「まあ提督ならそうですよね」

提督「なんだよ、文句あるのかよ」

妙高「ないですよ。ねえ、初風ちゃん」

初風「ええ、ありませんよ」
27 :◆foQczOBlAI 2017/09/02(土) 00:07:01.29 VuS9eUMi0


提督「そうだな。あとは紅葉狩りでもしてゆっくりしたいな」

初風「え!」

提督「そういうのが好きな奴がいるんだよ。そいつでも誘って行きたいなと」

妙高「全く誰なんでしょうね」

初風「え?!」

提督「さあ、誰なんだろ」

初風「えっえっ!」

提督「どうした初風。喉になんか詰まったか?」

初風「いや……あの……」

妙高「ふふ、早く紅葉の季節になるといいですね」
28 :◆foQczOBlAI 2017/09/09(土) 01:28:12.28 W+pIyJTm0

『大規模作戦』


提督「ふーっ」

妙高「遅くまでお疲れ様です。コーヒーでも淹れましょうか?」

提督「すまない。お願いする……」

妙高「ずいぶん疲れていらっしゃいますね」

提督「此度の大規模作戦、あと少しだ。あと少しで終了させることが出来るのだ。だがその少しが果てしなく遠い」

妙高「最終作戦には私は参加しておりませんが激しい戦いみたいですね」

提督「ああ、途中の撤退も多く最深部に到達しても撃破が叶わない」

妙高「そうなのですか……」

提督「まあ俺自身が戦場に出ているわけではない。俺が出来ることは作戦を立てることと見守ることだ」

妙高「それともう一つありますよ」

提督「なんだ?」

妙高「みなの帰りを待つことです。誰も沈まなければ次がありますから」

提督「……そうだな。誰も沈ませやしないさ」

29 :◆foQczOBlAI 2017/09/09(土) 04:09:29.39 W+pIyJTm0

『大規模作戦終了』


提督「ただ今の時刻をもって大規模作戦を終了とする」

妙高「お疲れ様でした」

提督「あとは頑張ってくれた皆を迎えるだけだな」

妙高「それまで少しだけゆっくりしましょう」

提督「今回の大規模作戦はきつかったな」

妙高「ええ、私も出撃したときにそれは思いました」

提督「敵が力をつけている。俺達は本当に勝てるのだろうか」

妙高「勝てますよ。何回でも撤退しても最後まで諦めなければ勝てます」

提督「そうか……そうだよな……。悪い、らしくないことを言った。忘れてくれ」

妙高「はい、確かに今のはあなたらしくなかったです。聞かなかったことにしておきます」

提督「ありがとう」

妙高「大丈夫ですよ。どうしても辛いときには私達艦娘を信じてください。それでも辛いならあなたの横にはいつも私がいますから」

提督「……ああ。肝に銘じておくよ」

30 :◆foQczOBlAI 2017/09/18(月) 23:32:06.30 xRatntG00

『ゆっくりとした時間』


初風「あ、妙高姉さん」

妙高「どうしたの初風ちゃん」

初風「私まだ知らなくて、遅くなりましたがこの前はケッコン記念日おめでとうございます」

妙高「ええ、結婚記念日だったわ。ありがとう」

初風「そういえば提督さんって不思議な人ですよね。真面目そうなのにたまにふざけてたり」

妙高「あの人はただただ子どもっぽいだけですよ」

初風「子ども……ですか」

妙高「この前執務室にあった風鈴を片付けようとしたらセミが鳴いているうちはまだ片付けなくてもいいのでは?とすごい駄々をこねられたわ」

初風「それはなんというか……ご愁傷様です」

妙高「全く、困ったものですよね」
31 :◆foQczOBlAI 2017/09/18(月) 23:34:25.61 xRatntG00

提督「……それ執務室で、しかも俺の目の前でする話じゃないよね」

妙高「今は休憩時間ですし、初風ちゃんが来ても問題ないじゃないですか」

提督「いや、話す内容が半分俺の陰口じゃん」

初風「だって見えないところで言ってたら本当に嫌な奴じゃないですか」

提督「陰口だって自覚はあったのね」

妙高「私は半分褒めているんですよ」

提督「半分は貶してんじゃん!」

妙高「いえ、半分は諦めてます」

提督「なんかすみません」

初風「あまり妙高姉さんに迷惑かけないようにしてくださいね」

提督「わかりました……」
32 :◆foQczOBlAI 2017/09/26(火) 02:08:14.53 4ydsnKyL0

『兄さん』


初風「失礼します、あれ?妙高姉さんは……?」

提督「ちょっと買出しに行ってもらってるよ」

初風「はぁ……、妙高姉さんいないのか……」

提督「お前妙高大好きだな」

初風「もちろんですよ」

提督「すぐ帰ってくるだろうし待ってるか?」

初風「そうさせてもらうわ」

提督「……いや、悪いことじゃないんだけどさ」

初風「どうしたのかしら」

提督「妙高がいないと大分砕けた感じになるよな」

初風「しっかり敬語使ったほうがいいかしら?」

提督「いや、今のままのほうがいいよ」

初風「那智さんから提督は打ち解けた口調のほうが好みだと聞いたもので」

提督「そうだな」
33 :◆foQczOBlAI 2017/09/26(火) 02:09:05.57 4ydsnKyL0


初風「それにしても聞いたわよ。那智さんとか足柄さんとか羽黒さんから義兄さんと呼ばせてるって」

提督「誤解だ!いや、誤解じゃないけど多分勘違いをしている」

初風「私も兄さんと呼んだほうがいいかしら」

提督「……ちょっと試してくれ」

初風「……冗談だったのに」

提督「妙高姉さんの夫なんだ。兄さんでもおかしくないだろ」

初風「それは妙高姉さんはなんというか、特別だし」

提督「いまだに恐れているぐらいだもんな」

初風「恐れてはいないわ!畏怖の念を抱いているだけで」

提督「恐れているんじゃないか」

初風「尊敬してる部分も多いし」

提督「それよりはやく、妙高が帰ってくる前に……」
34 :◆foQczOBlAI 2017/09/26(火) 02:11:03.04 4ydsnKyL0

妙高「私が帰ってくる前に、なんですか?」

提督「妙高さん……、帰っていらっしゃったのですか……」

妙高「はい、私が帰ってきたら不都合なことでも?」

初風「私に自分のことを兄さんと呼べと強要してきました」

提督「あ、てめぇ。違うんだ、妙高。誤解なんだ」

妙高「初風ちゃん、せっかく来てもらったところ悪いけど今日は帰ってもらっていいかな?」

初風「は、はい!」

妙高「ちょっと提督とお話いたしますから」

初風「し、失礼しました!」

提督「待て、初風。行かないでくれ。助けてくれ……」

妙高「それじゃあお兄さん、お話しましょうか」
35 :◆foQczOBlAI 2017/10/16(月) 02:04:36.21 OEWceeRq0


『秋刀魚』


提督「"狩り"の時間じゃー!」

妙高「今年もこんな季節ですね」

初風「最近鎮守府全体が殺気立ってるけどなにが起きてるの?」

提督「秋刀魚漁だよ」

初風「へ?」

提督「だから秋刀魚漁だよ」

初風「妙高姉さん、提督さんがまた嘘ついてますよ」

提督「またってなんだよ」

妙高「残念ながら初風ちゃん、今回は嘘じゃないわ」

提督「今回もだよ」
36 :◆foQczOBlAI 2017/10/16(月) 02:05:07.22 OEWceeRq0


初風「そんな……」

提督「深海棲艦が現れてから漁もまともに行えなくなったからな、漁船の護衛をする代わりに秋刀魚をわけてもらうんだ」

初風「なるほど、それともっていく装備の指定を間違えてましたよ。潜水艦がいないのにソナーと爆雷を指定していましたよ」

提督「それでいい」

妙高「間違ってませんね」

初風「まさか……」

提督「ああ、漁の支援もしてもらう」

初風「いや、ソナーはともかく爆雷は……」
37 :◆foQczOBlAI 2017/10/16(月) 02:06:45.63 OEWceeRq0

提督「なにもおかしくないよな。なあ、妙高」

妙高「ええ、なにもおかしくありませんね」

初風「えぇ……妙高姉さんまで……」

提督「たまたま潜水艦と認識したものが魚群だってこともあるだろう」

妙高「よくあることですね。熟練見張り員がいても勘違いしてしまいますね」

初風「狂ってる……鎮守府全体が狂ってる……」

提督「時期にお前も染まるさ」

妙高「みんな結局こうなりますよ」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/16(月) 18:40:10.30 K6kp7CRe0
ワロタ
39 :◆foQczOBlAI 2017/10/24(火) 00:48:54.27 vJoeE5HK0

『台風の日に』


提督「はぁーー」

初風「なんだか最近の提督さんいらいらしてないですか?」

妙高「最近雨が続いて今日は台風じゃない。ほら、あの人子どもだから……」

初風「ああ、そうでしたね」

提督「聞こえてるぞ」

妙高「聞こえるように言っているんです」

初風「最近提督さんの扱いが少しわかってきました。それにしても雨でイラつくってどんだけ子どもなんですか」

提督「ほら、俺実は光合成が出来るんだ」

妙高「それじゃあこれから晴れの日はご飯作らなくて平気ですね」

提督「ごめんなさい嘘です」

初風「なんか二人って夫婦って言うより親子みたいですね」

提督「心外な!」
40 :◆foQczOBlAI 2017/10/24(火) 00:49:25.89 vJoeE5HK0


妙高「そうです。こんな息子要りません!」

初風「そこなんですか」

妙高「そうですよ!素直じゃないし、かっこつけだし、わがままだし」

初風「聞けば聞くほどダメ人間ですね」

提督「うるせえ」

妙高「脱いだものはそこらへんに置いたままだし、いまだに寝るとき甚平だし。見てるこっちが寒いんですよ」

提督「布団被ったら案外いけるもんだぞ」

初風「ただの暴露大会ですね。それとやっぱりお母さんじゃないですか」

妙高「全く、旦那としての自覚を持ってもらいたいものですね」

提督「善処します」

初風「完全に尻に敷かれてますね」
41 :◆foQczOBlAI 2017/11/07(火) 02:42:15.66 mafKL7eY0

『トリックオアトリート』


提督「トリックオアトリート」

妙高「ハロウィンは先週ですよ」

提督「皆思い思いの仮装をしていて可愛かったな」

妙高「あら、妬けちゃいますよ」

提督「お前の雪女が一番綺麗だったよ」

妙高「ありがとうございます。個人的には姉馬鹿ですが羽黒の猫又が一番可愛かったですね」

提督「意外だな、初風のデュラハンが一番だというと思ったが」

妙高「あれはダメです」

提督「え?」

妙高「ダメです」

提督「さいですか」
42 :◆foQczOBlAI 2017/11/07(火) 02:43:25.47 mafKL7eY0


妙高「確かに可愛かったですよ。でも私が怖いという嘘をあの格好で言いふらしてましたから」

提督「駆逐艦がお前のところにはあんまり来なかったもんな」

妙高「ええ、だからあのあと初風ちゃんとは難しい話をしましたけど」

提督「そういうところだぞ多分」

妙高「うっ、わ、私だってわかってます」

提督「そうかい。それで話を戻すがトリックオアトリート」

妙高「だからどうしたんですか?」

提督「いや、配ってばかりだったから俺もちょっと言っていってみたくなった」

妙高「仕方ないですね。はいこれ」

提督「どうしたこれ」
43 :◆foQczOBlAI 2017/11/07(火) 02:44:20.95 mafKL7eY0

妙高「駆逐艦の子達からもらったクッキーです」

提督「なんだかんだ慕われてるじゃないか」

妙高「ふふ、そうだと嬉しいです」

提督「ん?俺そういえばもらってないぞ」

妙高「あっ……なくなっちゃったから言わないでって……」

提督「悲しい」

妙高「明日、多分明日また作ってくれますよ」

提督「哀しい」
45 :◆foQczOBlAI 2017/11/22(水) 00:12:57.56 s/RYQLW70

『翌日』


提督「へへん、妙高!これを見ろ!」

妙高「あ、もらえたんですね。よかったですね」

提督「これも俺の人望のおかげだな」

妙高「そうですね、昨日はもらえなかったけど」

提督「ぐっ……今日もらえたらよかろう」

妙高「ニヤニヤしてますね。いやらしい……」

提督「ニコニコだ!」

妙高「そんなに鼻の下伸ばさなくてもいいじゃないですか」

提督「いや、流石に駆逐艦の子たちにそれはないぞ!」

妙高「やっぱり若い子がいいんですね……そうですよね……よよよ」

提督「よよよって。言動がおばさん臭いな」

妙高「お、おばさんですって!これはお話案件ですね」

提督「まだ気にするような歳じゃないだろ」

妙高「だって私80歳ですし……」
46 :◆foQczOBlAI 2017/11/22(水) 00:13:54.40 s/RYQLW70

提督「それで言ったら大半の駆逐艦はお前と同い年ぐらいだよ」

妙高「かわいそうな提督のために私もクッキー作ってきたんですけど不必要でしたね」

提督「え!妙高が!」

妙高「そうですよ。なにかおかしいですか?」

提督「いや、妙高が、俺のためにか」

妙高「かわいそうな提督、のためにです。はいこれ」

提督「ありがとう」

妙高「顔、にやけてますよ」

提督「……ふん」

妙高「鼻の下伸びてますよ」

提督「……ふん」

妙高「否定しないんですか」

提督「うるさい!」

妙高「……全く。少しぐらい初風ちゃんを見習って素直になればいいのに」
47 :◆foQczOBlAI 2017/12/23(土) 15:58:33.65 Ht22if2WO

『いい子』

コンコン

提督「入れ」

初風「失礼します、何かお手伝いできることはあるでしょうか?」

提督「……いや、ないぞ。どうした、コーヒーでも飲むか?」

初風「いえ、私は大丈夫です。提督さんの分をお入れいたしましょうか?」

提督「ありがたいけどさっき妙高に入れ
てもらったばかりなんだ」

初風「そうですか。それでは何かご用があったらお呼びください。失礼しました」
48 :◆foQczOBlAI 2017/12/23(土) 16:03:30.61 Ht22if2WO


提督「……なあ、妙高。あの言動はなんだったんだ?」

妙高「多分いい子にしているのだと思いますよ」

提督「いい子?」

妙高「ほら、近いじゃないですか。クリスマス」

提督「あー、なるほど。サンタに来てもらいたくていい子にしてるのか」

妙高「可愛らしいですね」提督「サンタを信じてるなんてなんだかんだ言って駆逐艦だな」

妙高「信じてるのは駆逐艦の子たちだけじゃないですよ」

提督「どういうことだ?」
49 :◆foQczOBlAI 2017/12/23(土) 16:05:44.72 Ht22if2WO
コンコン
提督「入れ」

羽黒「失礼します、何かお手伝いできることはありますか?」

提督「…………いや、ないぞ」

羽黒「コーヒーでもお入れいたしましょうか?」

提督「……ありがたいけどさっき妙高に入れてもらったばかりなんだ」

羽黒「そうですか。それでは何かご用があったらお呼びください。失礼しました」


提督「……嘘だろ」

妙高「次女、三女は気がつきましたけど四女は全員で隠してますから」

提督「どうすんだよこれ……」

妙高「私たちも真実を告げるタイミングを失ってしまって……。ここまできたら墓場まで隠し通すつもりです」

提督「おう、頑張れよ」

妙高「提督も協力してもらいますからね」

提督「いやだよ」

妙高「羽黒の笑顔を守るためです」

提督「無理だよ」

妙高「クリスマス当日が楽しみですね」
51 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:36:37.01 Eowvc9Bg0


『クリスマス:表』


バァン

初風「妙高姉さん!提督!」

提督「扉はノックしてからゆっくり開けろ」

初風「ごめんなさい。あれ?姉さんは?」

提督「ゆっくり休んでもらって今日は午後から来るよ、特に急ぎの仕事も無いからいいだろ」

初風「パーティーの後片付けで遅くまで起きてたのかしら」

提督「後片付けというか、自らのやらかしたことの後始末というか」

初風「まあいいわ。姉さんが来たら改めてみてもらいましょう」

提督「それでそのマフラーどうしたんだ?似合ってるな」

初風「えへへ、サンタさんが来てプレゼントしてくれたの!」

提督「それはそれは。喜んでくれたなら何よりだ」

初風「提督がどうして?」

提督「あ、いや。今度サンタに俺が代表してお礼しなきゃいけないと思ってな」

初風「提督はサンタさんに連絡出来るんですか?」

提督「初風も欲しいものカード書いただろ?あれをまとめてサンタにお願いしたのが俺だ」

初風「提督!すごい!」

提督「一鎮守府の提督だからな。顔も広いわけよ」
52 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:39:48.62 Eowvc9Bg0
『クリスマス:裏』


提督「よし、パーティーもお開きだ。後片付けはこっちでやっとくからみんな寝ときな」

初風「了解しました。おやすみなさい」

羽黒「お言葉に甘えさせていただきます。おやすみなさい」

那智「それじゃあ、私達も戻ろうか」

足柄「おやすみ〜」

提督「おう、おやすみ」

妙高「おやすみなさい」

提督「……帰ったか」

妙高「那智と足柄は羽黒に怪しまれないように帰しました。初風ちゃんは眠そうにしてたので大丈夫だと思いますが羽黒は起きている可能性があるので二人に監視してもらいます」

53 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:40:19.30 Eowvc9Bg0

提督「それで、俺はなにをすればいいんだ?」

妙高「まずはこの服を着てください」

提督「……このサンタ服ずいぶん大きくないか?」

妙高「サンタは体格がいいものだと相場で決まっています。それにもし二人が起きてしまって目撃されても誤魔化せるようにこのサイズです」

提督「本格的だな」

妙高「二人の夢は私が守りますから。さあ、体にタオルを巻いていきます」

提督「付け髭に帽子にダメ押しの伊達眼鏡。これだけ対策していればばれないな」

妙高「提督がプレゼントは用意されたんですよね」

提督「欲しいものカードを書いてもらったからな」
54 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:41:35.35 Eowvc9Bg0


妙高「妙に大きくないですか?」

提督「これもカモフラージュの一種だよ」

妙高「それじゃあ私は後片付けをしていますからお願いします」

提督「おう、一人に任せて悪いな」

妙高「いえ、私こそこんな大役を任せてしまって」

提督「いや、なんだか娘が出来たみたいで柄にも無くわくわくしてるよ」

妙高「まあ」

提督「はは、行ってくるよ」

妙高「いってらっしゃい。あなた」
55 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:43:15.18 Eowvc9Bg0

『クリスマス:表2』


コンコン

提督「入れ」

妙高「失礼します」

初風「妙高姉さん!あっ!」

妙高「初風ちゃん、おそろいのマフラーですね」

初風「姉さんのところにもサンタさんが来たんですか?」

妙高「ええ、いつの間にか来ていました」

提督「そりゃサンタは寝てるときにしか来ないからな」

妙高「まさかカモフラージュってこっちのことだったとは」

初風「何の話ですか?」

妙高「あ、いえ。なんでもないですよ」

初風「提督さんが代表してサンタさんにお礼を言ってくれるみたいです」

妙高「そうですね。ねえ、あなた」

提督「なんだよ」

妙高「ありがとうございます」

提督「サンタにそう伝えとくよ」

妙高「ええ、お願いします」

56 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:45:30.36 Eowvc9Bg0


コンコン

提督「入れ」

羽黒「失礼します」

足柄「私達のところにもきたみたいね」

那智「私までもらえるとは……」

提督「お、羽黒。その髪留め似合ってるじゃないか」

羽黒「ありがとうございます」

妙高「んんっ」

那智「姉さん、どうしたんだ?」

妙高「あの人私がアクセサリを変えても絶対に気がつかないのに」

那智「それは今回は自分がプレゼントしたものだからわかるさ」

妙高「私も似合ってるとか言われてみたいわ」

那智「姉さんも苦労しているんだな」

妙高「ええ、気が利くのか利かないのか良くわからない人だわ」
57 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:46:19.04 Eowvc9Bg0

『おわりに』



提督「もう今年も終わりだな」

妙高「そうですね」

提督「大掃除も終わったし今年やり残したことはないな」

妙高「はい、もうありませんね」

提督「今年も色々あったな」

妙高「初風ちゃんが鎮守府に着任したり」

提督「夏にお前にもう一度プロポーズしたり」

妙高「幾多の作戦を成功させたり」

提督「来年も色々あるかな」

妙高「あるでしょうね」

提督「今年は楽しい一年だった」

妙高「来年もいい年になるといいですね」
58 :◆foQczOBlAI 2017/12/31(日) 05:50:06.63 Eowvc9Bg0
以上で終わりです。

初風が着任した勢いのままスレを立てたのでネタが枯渇する、初風の出番が行方不明になるなど大変でした。

また妙高さんのSSを書きたくなったらだらだら始めると思います。

最後に、妙高さんのSSがもっと増えることを心から願っています。

【艦これ】酒匂「一年前のあたし」

1 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:37:43.35 p5+XO8Bs0
このSSを読む前に

・物語は去年の秋刀魚漁の時期です
・間違いなく不定期更新(イベントの為)

では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511797063
2 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:38:41.05 p5+XO8Bs0
酒匂「そろそろ年末かぁ 意外と早いものだったねー」

酒匂「それといっしょに寒くなってきた・・・ぴゃっ」

酒匂「・・・・この鎮守府に着任してからもう1年なんだね」

酒匂「あれは酒匂が着任した時だったっけ・・」

――――1年前 執務室

酒匂「ぴゃん!阿賀野型4番艦 酒匂です!司令!よろしくね!」

提督「よろしく!ようやく・・ようやく会えたよ・・」

酒匂「どうしたの司令?酒匂にそんなに会いたかったの?」

古鷹「これで阿賀野型が全員揃いましたね」
3 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:42:08.05 p5+XO8Bs0
ガチャ

阿賀野「提督さん!本当なの?!」

提督「うん、今目の前にいるよ」

酒匂「ぴゃ?」クルッ

阿賀野「わぁ!酒匂ー!会いたかった―!」ギュー

酒匂「ぴゃー・・・苦しいよぉ・・」バタバタ

能代「阿賀野姉離してあげて・・・ようやく会えたわね」

矢矧「長い長い道のりだったね」

酒匂「ぴゃー・・みんな泣かないで・・」オロオロ

阿賀野「よぉーし!これから歓迎会開くわよ!」

能代「もう!すぐそんなこと思いつくんだから!」

提督「まぁまぁ、いいと思うよ僕は。これからよろしくね、酒匂」

酒匂「ぴゃん!」

こうして 酒匂の鎮守府生活が始まった
4 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:44:19.96 p5+XO8Bs0
―――――数日後

能代「よし、じゃあ行ってくるね」

酒匂「行ってらっしゃい!」

矢矧「酒匂、演習に遅れないようにね」

阿賀野「鹿島さんの言う事もしっかりと聞くのよ?」

酒匂「うん!わかった!」

バタン

酒匂「・・・・酒匂一人かぁ・・」

酒匂「みんなと一緒に出撃したかったなー・・」

酒匂「・・・・演習場に行かなきゃ!ぴゃん!」
5 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:46:25.14 p5+XO8Bs0
―――――演習場

酒匂「ねぇ、いつになったら出撃できるの?」

鹿島「出撃ですか?まだ酒匂さんは練度も低いですし、今は演習漬けの日々ですよ」

鹿島「出撃できるのは酒匂さんの練度が十分な頃合いの時からですね」

酒匂「ぴゃー・・・。それっていつぐらい?」

鹿島「酒匂さんの砲撃の命中率は合格ラインではありませんし、まだまだ先の話だと思います」

酒匂「ぴゅーん・・演習だけじゃつまらないよぉ」

香取「最初はみなさんそうでしたが、今出撃されてる方たちもこの演習で練度を上げて出撃できるようになりました」

香取「一つ一つの努力が結果に結びつくので酒匂さんもこのまま頑張ればできますよ」

酒匂「うーん・・・。わかった、酒匂。がんばる!」

鹿島「はい。では次の実践ですが・・」
6 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:48:32.89 p5+XO8Bs0
――――阿賀野型の部屋

酒匂「ぴゃーん!ただいま!って・・まだ誰も帰ってきてない・・」

酒匂「矢矧ちゃん達、まだ出撃してるのかな・・」

ピラッ

酒匂「なんだろ?これ・・何かの絵?」

ガチャ

阿賀野「ただいまー・・って酒匂!まだ見ちゃダメぇ!」バッ

酒匂「ぴゃっ?!びっくりした・・」

能代「酒匂には隠す必要ないんじゃないの?」

阿賀野「だってぇ・・恥ずかしいじゃない!」

矢矧「まだ形だけ決めたばかりでしょ・・」
7 :◆Lsw27IvP02kT 2017/11/28(火) 00:50:23.22 p5+XO8Bs0
酒匂「それって結局何なの?」

能代「これはね、秋刀魚漁の大量旗の絵なのよ。まだ構図だけ書いてるだけだけど」

酒匂「人の絵が4人いる・・・」

阿賀野「ふっふーん!実はこの4人は・・・私たち"阿賀野型4姉妹"を描くんです!」

酒匂「ぴゃあああ!ほんと!?」

能代「ええ、みんなで秋刀魚を獲ってる絵を描こうと思うの」

矢矧「とは言っても、作業する機会は中々ないだろうけど完成させるわよ!」

阿賀野「そーです!というわけでみんな頑張ってねー!」

能代「阿賀野姉もやるの!」

阿賀野「阿賀野はプロデューサーだってばー!」
10 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:02:01.24 FwKNL4vA0
――――食堂

酒匂「うーん・・・」

長門「酒匂ではないか、どうした?」

酒匂「あ、長門さん。実はね・・」

-----

矢矧「秋刀魚漁で出撃もあるし、準備はしとかないとね」

酒匂「ぴゃあ!酒匂も出撃できる?」

矢矧「それを決めるのは提督だし・・まだわからないわ」

酒匂「ぴゅーん・・」

-----

長門「ふむ・・・酒匂も秋刀魚漁に出撃したいというわけか・・」

酒匂「うん・・でも酒匂、出撃もまだ一回もないしずっと演習だし・・」

酒匂「もしかしたら秋刀魚漁にも参加できないんじゃないかって・・」ションボリ
11 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:10:20.49 FwKNL4vA0
長門「確かに、今の酒匂の練度では出撃するのも難しいと思うが・・」

長門「可能性はないとも言えない」

酒匂「ぴゃっ?!本当?」

長門「うむ、鎮守府近海でも秋刀魚が獲れるらしい」

長門「つまり、今の酒匂でも近海なら出撃できるかもしれないという事だ」

酒匂「ぴゃあ!酒匂、がんばる!」

長門「まだ決まったわけじゃないんだ、数日後にでも報告はされるだろう」

酒匂「まだ先かぁ・・・出撃できると良いなぁ」

長門「指名されたら、しっかりと準備はしておくんだぞ」

酒匂「ぴゃん!じゃあ演習に行ってくるね!」

長門「ああ、頑張るんだぞ」
12 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:21:51.09 FwKNL4vA0
――――演習場

酒匂「ぴゃああ!頑張る!」ドーン

鹿島「酒匂さん、今日は張り切ってますね」

香取「ええ、この調子なら短期間でかなりの成長が期待できそうです」

鹿島「でもどうして・・?」

香取「ふふ、彼女にとって何か嬉しいことがあったのでしょう」

酒匂(この調子なら・・・司令もきっと出撃させてくれるはず!)

酒匂「ぴゃあ!まだまだ頑張る!」

鹿島「この調子なら出撃も早いと思いますよ!」

酒匂「ぴゃん!」

香取(しかし、少し粗削りなところが目立っていますね・・今のところ出撃できるかは微妙なラインですが・・)

香取(次の作戦では提督はどうなさるのでしょうか・・)
13 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:25:21.62 FwKNL4vA0
―――――数日後 執務室

提督「じゃあ、秋刀魚漁のメンバーを発表していくよ」

酒匂(呼ばれますように・・呼ばれますように・・)ワクワク

阿賀野「酒匂、目がキラキラしてるわね・・」ヒソヒソ

矢矧「まぁ、出撃したがってたし・・」ヒソヒソ

提督「――――以上が北方海域メンバーだよ。次に鎮守府近海の・・」

酒匂(あ!酒匂が出撃できるかもしれないところだ!)ワクワク

能代(今の酒匂に出撃は任せられるのかしら・・)

提督「山城、磯風、龍鳳、そして・・・夕張」

提督「以上が鎮守府近海のメンバーだよ」

酒匂「・・・・・え?」
14 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:28:44.20 FwKNL4vA0
山城「私が選ばれたのね・・・」

扶桑「山城?疲れたら私と交代してもいいのよ?」

山城「そ、そんな!姉さまと交代だなんて・・!」

磯風「ふむ、またこの季節がやって来たのだな。磯風がここに来たのも秋刀魚の時期だったしな」

磯風「どれ、また秋刀魚を調理してやろうではないか」

浦風「磯風、あんたは獲るだけの役目じゃ」

龍鳳「今年も頑張りますね」

瑞鳳「頑張ってね!龍鳳ちゃん!」

伊58「秋刀魚、楽しみにしてるでち!」


酒匂「ね、ねぇ司令!酒匂は?」
15 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:29:36.25 FwKNL4vA0
提督「残念だけど、今回は見送りという事にしたんだ」

長門「提督よ、鎮守府近海なら今の酒匂でも出撃できるのでは・・?」

提督「とはいっても、着任したてだし今回の作戦にはまだまだだと思って・・」

提督「酒匂を入れることはできなかったんだ、ごめん・・」

長門「提督!一度だけでも―――」

酒匂「いいよ、長門さん」

長門「酒匂・・」

酒匂「酒匂、まだまだ勉強や演習しないと出撃できないんだってわかったんだし、仕方ないと思う」

酒匂「司令もそう決めたんだから酒匂、お留守番しとくね」
16 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/06(水) 00:34:22.72 FwKNL4vA0
提督「酒匂・・・ごめん」

酒匂「ううん、司令は悪くない!じゃあ酒匂は演習に行ってくるね!」バタン

長門「酒匂!」

提督「長門、もしかして酒匂に何か言ったのかい?」

長門「ああ・・酒匂も近海なら出撃できるのではないかと思って・・」

提督「香取が言うには、まだ荒削りの所があるらしく十分に出撃できる状態じゃないらしいんだ」

長門「そうだったのか・・・私の早とちりか・・・」

提督「でもあの娘はしっかりすれば十分戦力になれるはずなんだ、演習をしっかりとこなして早く大規模出撃のメンバーに入れてあげたいけどね・・」


酒匂「・・・・・」グスッ

酒匂「酒匂、泣いちゃダメ。泣いちゃ・・・」
20 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:21:36.04 +YpLRAP70
―――――翌日 演習場

ヨッシャー サンマトリニクゾー

酒匂(あれは・・北方海域で秋刀魚漁するメンバー・・)

酒匂(酒匂も出撃したかったなぁ・・)

鹿島「酒匂さん?あのー・・聞いてます?」

酒匂(近海にも出撃できなかったって・・もしかしたらこのまま・・)

鹿島「あのー!酒匂さん?」

酒匂(ううん!そんなことはない!そんなことは・・・)

鹿島「さーかーわーさん!」

酒匂「ぴゃあ!?」ビクッ

鹿島「どうしたんですか?ボーっと突っ立って・・ちゃんと話を聞いてましたか?」

酒匂「ぴゃあ・・・ごめんなさい・・」シュン
21 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:27:14.22 +YpLRAP70
香取「酒匂さん、あなたが出撃できなかった気持ちはわかります」

香取「しかし、皆さんが出撃してる間に演習をこなして力を付けることができるので頑張りましょう」

酒匂「・・・はーい」

香取(やはり・・ショックが大きかったのでしょうか・・前程とは大違いですね・・)

――――数時間後

鹿島「酒匂さん?どうしたのですか?前回より砲撃や雷撃の命中率が下がっていますよ?」

酒匂「・・・・・ごめんなさい」

香取「・・・・今日の演習はこれで終了にしましょう」

香取「酒匂さん、少しの期間演習を無しにするよう提督に伝えます」

酒匂「えっ!?そんな・・」

香取「酒匂さんの気持ちが落ち着いた頃に私の所へ話してくれれば演習は再開いたします」

香取「それまではゆっくりと休んでください」

酒匂「・・・・」
22 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:30:57.53 +YpLRAP70
鹿島「香取姉・・・いいんですか?」

香取「・・今の酒匂さんの状態を見る限りでは練度も上がるとは思えない傾向です」

香取「今は心身の休養を取ってもらい、落ち着いたころにもう一度演習を行いましょう」

鹿島「はい・・・でも、酒匂さんがあんなに落ち込んでるのは何故・・・?」

香取「原因としては、不安を募らせる要素が酒匂さんの中にあるのかもしれません」

香取「その不安要素は分かりませんが・・・」

鹿島「とりあえず、提督さんに報告しに行きますか?」

香取「そうですね」
23 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:33:57.53 +YpLRAP70
――――阿賀野型の部屋

酒匂「・・・・」

ガチャ

能代「酒匂、ちょっといいかしら?」

酒匂「能代お姉ちゃん・・」

能代「提督と鹿島から聞いたわよ、演習を長期期間休みにしてもらったって」

酒匂「・・・・ごめんなさい」

能代「酒匂・・何か悩み事でもあるのなら相談してくれてもいいのよ?」

阿賀野「演習のサボリはいけないのよ!」

矢矧「阿賀野姉は黙ってて・・」
24 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:36:17.42 +YpLRAP70
能代「阿賀野姉の言うとおりよ。演習を頑張らないと酒匂はいつまでたっても出撃できないままよ?」

酒匂「・・・じゃあ酒匂はどうして頑張ってるのに出撃できないの?」

能代「え・・・?」

酒匂「演習だってがんばってきたのにメンバーにも選ばれなかったのは何で?!」

能代「そ・・それは・・」

矢矧「酒匂、私たちだって演習で練度を高めて出撃できるようになったの」

矢矧「だからね、もう一度気を取り直して演習を――」

酒匂「お姉ちゃん達は出撃してるからそんなこと言えるだけだよ!けれど酒匂はいつも置いてけぼり!」

酒匂「演習なんかしたって意味なんかないよ!ずーっと独りぼっちなんだよ!」
26 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:41:31.88 +YpLRAP70
能代「いい加減にしなさい!」

バシッ

酒匂「痛っ・・うぅ・・」

酒匂「・・・お姉ちゃんの馬鹿!もう知らない!」

矢矧「あっ!酒匂!」

バタン

能代「・・・・・・」

矢矧「・・・・・・」

阿賀野「えっと・・・えーっと・・・酒匂ー!待ちなさーい!」ダッ

矢矧「能代姉・・」

能代「・・・ごめん。今はひとりにさせて・・」

矢矧「・・・・」
27 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:45:17.14 +YpLRAP70
酒匂(お姉ちゃんの馬鹿馬鹿!酒匂の気持ちなんて知らないくせに!)

酒匂(私なんて・・・私なんて・・・!)

ドンッ

酒匂「ぴゃっ!?」ドテッ

阿武隈「いたた・・・廊下は走っちゃダメ!・・って酒匂さん?」

酒匂「あなたはえっと・・・阿武隈ちゃん?」

阿武隈「そうですけど・・廊下は走っては駄目ですよ!」

酒匂「ごめんなさい・・・」

阿武隈「・・・?どうしたの?何やら訳ありみたいだけど・・相談にならのるよ?」

酒匂「・・・ここで話すより部屋で話したい・・お願い・・」

阿武隈「うーん・・・じゃあ私の部屋で話してみて。私に付いてきて」
29 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:47:38.66 +YpLRAP70
――――長良型の部屋

鬼怒「なるほどなるほど・・演習ばっかりで出撃できなくてしょんぼりしてたんだね」

酒匂「お姉ちゃん達は演習をこなせば出撃できるとか言ってたけど全然ないし・・」

酒匂「出撃してるからあんなこと言えるものだと思う」

阿武隈「うーん・・出撃したい気持ちは分かるけど・・やっぱり演習で練度をあげて出撃した方が良いと思うなぁ」

酒匂「・・・・やっぱりみんなもそうなんだ」

五十鈴「まぁ酒匂ぐらいの練度なら鎮守府近海も行けそうだけど・・あそこは稀にしか行かないしね」

鬼怒「秋刀魚も北方海域メインで獲るらしいからね」

阿武隈「それはそうと 阿賀野さんたちに謝りに行かないの?」

酒匂「酒匂、今日は部屋に戻らない」プイッ

阿武隈「ええ・・じゃあどうするの?」
30 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/11(月) 00:51:37.96 +YpLRAP70
鬼怒「今日はここに泊まればいいじゃん」

阿武隈「えっ」

酒匂「ぴゃー・・いいの?」

鬼怒「同じ軽巡の仲間なんだし、これぐらい軽いもんよ!」

五十鈴「そうね、ちょっとの間だけここに居座ればいいと思うわ」

酒匂「で、でも寝るところが・・」

鬼怒「あぶぅの布団で寝ればいいと思うよ」

阿武隈「どうしてそうなるの!?」

五十鈴「だって阿武隈が相談相手になるって言ったんでしょ?」

鬼怒「二人で一緒に寝ればいいじゃん!」

酒匂「うーん・・じゃあそうする!ぴゃっ!」

阿武隈「まぁ、ちょっとの間ならいいか・・」
36 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/15(金) 00:16:33.49 yAZblF1E0
――――夜

名取「そんなことが・・・」

長良「けどまぁ、一人増えても大丈夫!安心していいよ!」

酒匂「ぴゃん!ありがとう!」

由良「阿賀野さん達は酒匂ちゃんがここにいることは知ってるの?」

阿武隈「阿賀野さんには教えて、能代さんと矢矧さんに事情を伝えるように頼んだから大丈夫  だと思う・・」

名取「酒匂さん・・・お姉さん達に謝る気は・・?」

酒匂「・・・・」プイッ

長良「これはなさそうだねー・・」

鬼怒「まま、酒匂が謝る気になるまで待つしかないよ」

酒匂「ぴゅううう!酒匂はそんなつもりはない!」

鬼怒「えー・・おにおこ・・?」

五十鈴「ふぅ・・長くなりそうね・・」
37 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/15(金) 00:20:50.48 yAZblF1E0
―――――阿賀野型の部屋

阿賀野「・・・ということで酒匂は阿武隈ちゃんと同じ、長良型の部屋で一緒に寝ることになりました」

矢矧「そう・・・鎮守府から出て行ったとかじゃなかったから安心したわ」

阿賀野「けど戻ってくる様子はないみたいよ」

能代「酒匂・・・」

阿賀野「能代、心配するのはわかるけど今はあの娘が戻ってくるまで待ちましょ?」

阿賀野「大丈夫。酒匂ならきっと間違いに気づいて、許してくれるわよ」

能代「阿賀野姉・・」

能代「良いこと言ってるけど、私のおやつを勝手に食べたことは許さないわよ?」

阿賀野「ま、待って!能代の物とは思わなかったのー!」

矢矧(やっぱりそうなるのね・・・)
38 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/15(金) 00:24:07.01 yAZblF1E0
――――???

酒匂「・・・ここはどこだろ・・?」キョロキョロ

ヨシ シュツゲキダ!

酒匂「あっ!待って!酒匂も一緒に連れてって!」

酒匂「待ってよぉ!みんな!置いてかないで!」

酒匂「ぴゃっ?!」ドテッ

酒匂「いてて・・・みんな待っ―――」

シーン

酒匂「・・・酒匂、また置いてけぼり・・もう嫌だよぉ・・」

酒匂「長門さん・・プリンツちゃん・・矢矧ちゃん・・お姉ちゃん・・」
39 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/15(金) 00:26:17.77 yAZblF1E0
――――長良型の部屋

酒匂「!!」ガバッ

酒匂「・・・・またあの夢・・」

酒匂「・・・・・」チラッ

阿武隈「みなさん・・アタシの指示を聞いてください・・」ウーン

酒匂「・・・・ちょっとだけお散歩してこよっと」

――――軽巡寮 廊下

矢矧「図書室で本を読み漁ってたらもうこんな時間・・そろそろ寝ないと・・」

矢矧「ん・・?あれは・・」


酒匂「静かだなぁ・・みんなもう寝ちゃったのかな?」

酒匂「どうせだしお外にでもいこーっと」


矢矧「酒匂?どこにいくのかしら・・」
40 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/15(金) 00:28:08.43 yAZblF1E0
―――鎮守府 運動場

酒匂「静かだなぁ、なんかちょっと不気味・・」

酒匂「ぴゃああ・・・寒くなってきた・・そろそろ戻ろうかな・・」

フンッ フンッ

酒匂「・・・?誰の声だろ?」

長門「フンッ!フンッ!」

酒匂(長門さんだ・・・懸垂かな?すごいなぁ・・)

長門「ふぅ・・次は・・ん?」

酒匂「あ・・長門さん・・」

長門「酒匂・・・」
43 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:23:54.01 /bTIVqaL0
長門「酒匂・・前の件についてはすまなかった・・」ペコ

酒匂「ううん、長門さんは悪くないよ」

長門「しかし、酒匂は何故こんな夜に外へ出たんだ?」

酒匂「嫌な夢をまた見てしまって目が覚めちゃったんだ」

長門「嫌な夢・・?どんな夢だ?」

酒匂「・・・皆が出撃する中で酒匂が置いてけぼりにされて、独りぼっちになる夢・・」

長門「・・・・それは悲しいな」

酒匂「だから酒匂は早くみんなと出撃したいのにずっと演習でつまらない・・・」

酒匂「能代お姉ちゃんは演習を頑張れば出撃できるとか言ってるけど嘘ばっかり・・」

長門「・・・・」
44 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:25:33.55 /bTIVqaL0
長門「・・・私は能代が正しいと思うな」

酒匂「長門さんまで!どうして!」

長門「酒匂、話を聞け。・・・ここにいる艦娘全員すぐに出撃という事はない。誰しもが演習は通る道だ」

酒匂「違う違う!演習なんか頑張ったって意味なんかないよ!」

酒匂「酒匂、いつも頑張ってるのに出撃できないんだよ!!」

長門「それは違うぞ酒匂」

酒匂「お姉ちゃん達は演習すれば出撃できるとか言ってるけど出撃もなしでいつも一人なんだよ!」グスッ

酒匂「・・・夢の中でも・・・今も・・もう独りぼっちは嫌なの・・・」ポロポロ

長門「酒匂・・・」
45 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:28:00.04 /bTIVqaL0
長門「落ち着いたか?」

酒匂「うん・・・」

長門「・・・・私も昔は演習漬けの日々だった」

長門「私だけではない、金剛や榛名 阿武隈 そして提督が一番信頼している古鷹もだ」

長門「みんな数多くの演習をこなして、出撃するようになった」

酒匂「みんな、文句とか言わなかったの・・?」

長門「ごく一部は夜戦したい!とかいたが、文句を言うものはあまりいなかった」

長門「全員、熱心に演習をしていたぞ」

酒匂「・・・・・」
46 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:31:26.16 /bTIVqaL0
プリンツ「わぁ!」

酒匂「ぴゃ!?」ビクッ

プリンツ「えへへ、吃驚した?」

酒匂「プ、プリンツちゃん・・」

長門「どうした?お前も散歩していたのか?」

プリンツ「眠れないから気分転換に外歩いてたら長門さん達を見つけたんで・・」

プリンツ「ところで、二人で何の話してたの?」

長門「酒匂の出撃について話し合っていたところだ」

長門「せっかくだプリンツ、お前の昔の話をしてやれ」

プリンツ「え?私の昔ですか?」

酒匂「ぴゃ?プリンツちゃんも出撃してなかったの?」
47 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:36:57.05 /bTIVqaL0
プリンツ「あのね、私も酒匂と同じ、着任当初からずっと演習だったんだ」

酒匂「そうなんだ・・」

プリンツ「当時はビスマルク姉さまと一緒に出撃したいがために毎日提督に言い続けたんだ。"出撃させて"って」

酒匂「それで、どうだった?」

プリンツ「まだ着任当初だし、出撃はできなかったよ。私も限界が来てもう演習なんかやらないって叫んじゃった」

プリンツ「そのことを知ったビスマルク姉さまが私を部屋に呼んだんだよ。その後どうしたと思う?」

酒匂「んーと・・・慰めた?」

プリンツ「まさか!頬をひっぱ叩かれて、説教だったよ」

プリンツ「私も泣いちゃったし、長い説教だったよ」

プリンツ「でも最後に優しい顔でこう言ってくれたんだ」


"まだ焦る時じゃないわ 出撃する時までたくさん力を付けておいで いつでも待ってるから"
48 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:40:23.87 /bTIVqaL0
酒匂「いつでも待ってる・・・」

プリンツ「それから演習をするようになって、しばらくして出撃できるようになったんだ」

プリンツ「だからね、酒匂も演習頑張ろ!」

酒匂「・・・・・」

長門「酒匂、お前はもう独りぼっちではない。ここに来たからには仲間がたくさんいる」

長門「阿賀野達や私やプリンツ、そして大勢の艦娘、提督もいる」

長門「まだ焦らなくていい、出撃の機会が来るまでは演習をこなして練度を上げて来ると良い」

長門「私たちはいつでも待ってるぞ」

酒匂「でも、酒匂・・練度上げれるのかな・・?」
49 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:44:01.30 /bTIVqaL0
プリンツ「大丈夫!酒匂ならきっとできるよ!」

プリンツ「ほら!よく言うでしょ?"山の上にも三年"って!」

長門「それを言うのなら"石の上にも三年"だろう」

プリンツ「あれ?そうだっけ・・。ビスマルク姉さまに教えてもらったんだけどなぁ・・」

酒匂「ビスマルクさんが間違ってる?」

長門「ああ、そうだな」

プリンツ「ま、まぁ!"猟虎の川流れ"って言うし!」

長門「"河童の川流れ"だろう」

プリンツ「う、うーむ・・・」
50 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/17(日) 22:49:22.53 /bTIVqaL0
酒匂「えへへ・・確かにそうかもしれないね」

酒匂「酒匂の我儘をお姉ちゃん達にぶつけちゃって怒らせたんだと思う」

酒匂「謝りに行きたい・・・けど・・」

長門「大丈夫だ、素直に謝れば許してくれるはずだ」

酒匂「うん・・それと!酒匂はもう独りぼっちとか考えない!」

酒匂「司令や長門さん、プリンツちゃん、そしてお姉ちゃん達がいるから!いつでもいるから!」

酒匂「だから・・酒匂、演習頑張る!ぴゃん!」

プリンツ「そうだよ酒匂!」

長門「私たちも協力しよう」

酒匂「みんな・・ありがとう!」


矢矧(良かったわね・・酒匂・・頼れる仲間がいて・・)

矢矧(私たちも全力でサポートするわ)
53 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/23(土) 13:13:36.97 fDv9nHKT0
――――翌日 阿賀野型の部屋

コンコン

阿賀野「はぁーい。・・・能代、能代」チョイチョイ

能代「どうしたの?阿賀野姉・・・あ・・」

酒匂「・・・・」モジモジ

阿武隈「さ、酒匂さん」

酒匂「う、うん・・・あのね・・能代お姉ちゃん・・」

酒匂「この前は勝手に出て行っちゃってごめんなさい・・」

能代「酒匂・・」

酒匂「酒匂、出撃できなくても文句は言わないし、演習頑張るから・・その・・」

能代「・・・ううん。私の方こそ、叩いちゃってごめんね」
54 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/23(土) 13:30:57.88 fDv9nHKT0
能代「むしろ謝るのは私のほうよ」

能代「・・・ずっと悩んでたことに気づけなくて、姉として失格よね・・」

酒匂「ううん。能代お姉ちゃんは悪くないよ。それとね、酒匂はもう独りぼっちじゃない」

酒匂「お姉ちゃん達や長門さん、プリンツちゃん 他の艦娘に司令もいるから!」

酒匂「だから、演習頑張って出撃できるようになるまで見守っててね!」

能代「・・・・ええ!もちろんよ!」

矢矧「私たちにできることなら何でもするわ!」

阿賀野「よぉーし!阿賀野型の本領発揮するわよー!」

酒匂「ぴゃー!」
55 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/23(土) 13:34:21.76 fDv9nHKT0
――――演習場

香取「では、演習を再開しましょうか」

能代「ごめんなさい、私たちも指導する側に入っちゃって・・」

香取「構いませんよ、これも酒匂さんの願いでもありますし。姉妹から教えを貰うのも一つです」

阿賀野「鹿島さんも香取さんから教えて貰ってそうね」

鹿島「わ、私は大丈夫ですから!」

香取「話は戻りますが、砲撃の時に別の方向を見たりして命中率が安定してないんです」

阿賀野「駄目よ酒匂!砲撃するときは敵艦をじーっと見て、ドーンと撃つのよ!」

酒匂「じーっと見てドーンと撃つ?」

能代「もう・・阿賀野姉ったら・・。いい?酒匂。敵の先の動きを見てしっかりと狙って撃つのよ」

酒匂「うん、わかった!・・・・あ!長門さんだ!」

能代「キョロキョロしない!」

酒匂「ぴゃああ・・・」

矢矧(鬼教官みたいね・・)
56 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/23(土) 13:37:53.38 fDv9nHKT0
酒匂「次は雷撃だね!」

矢矧「じゃあ私が教えてあげる。雷撃の場合は構えの準備をして敵の動きを見るの」

矢矧「そして敵が移動する位置を予測してその方向に魚雷を撃つ!」ACモーション

酒匂「ぴゃああ!かっこいい!」

矢矧「そ、そうかな//。でも、酒匂は自分の撃ちやすいようにすればいいよ」

酒匂「わかった!・・・構えをして・・敵の動きを見て・・その先に撃つ・・・」ジーッ

酒匂「・・・・」ウズウズ

矢矧(何かしら・・・これ・・)

酒匂「今だ!ぴゃあ!」ACモーション

能代(獲物を狙ってる猫みたいね・・)

鹿島(猫じゃらしでも見てそうな猫みたいです・・)
57 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/23(土) 13:52:54.59 fDv9nHKT0
鹿島「対潜実践を行いましょう。今回は伊58さんにも協力してもらいます」

伊58「練度上がれど、初心忘れるべからずでち!」

酒匂「ぴゃー!」

阿賀野「いい?まずソナーをパァーってして潜水艦を見つけたら爆雷をポイッって発射してドーンとするのよ!」

能代「阿賀野姉・・擬音が多すぎよ・・」

酒匂「ぴゃあ!ソナーをパァーって爆雷ポイしてドーンだね!」

伊58「さぁ!当ててみるが良いでち!」ザブン

酒匂「酒匂、負けない!・・・そこだね!ぴゃん!」ボンッ

酒匂「あわわわ・・・ぴゃー」スイー

香取(フィギュアスケーターでしょうか・・・)
61 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:02:37.19 vAb4Z35w0
――――運動場

長門「行くぞ酒匂!私たちが目指すのは!暁の水平線に勝利を刻むことだ!」ダッダッ

酒匂「ぴゃあああ!頑張る!」タッタッ

能代「これはどうなのかしら・・・?」

矢矧「まぁトレーニングしてるようにみえるし・・」

阿賀野「酒匂ー!頑張れー!」

長門「このランニングが終わったら腹筋だ!」

酒匂「ぴゃん!酒匂、長門さんみたいに強くなりたい!」

長門「その意気だ!」
62 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:12:25.11 vAb4Z35w0
――――ドイツ艦の部屋

ビスマルク「酒匂・・来たわね」

酒匂「ぴゃああ・・・」ドキドキ

ビスマルク「プリンツから聞いたわ、特訓をしてほしいと」

酒匂「う、うん!」ドキドキ

ビスマルク「いいわ、このビスマルクの特訓についてこられるかしら・・?」

酒匂「・・・」ゴクリ

ビスマルク「じゃあ・・まずは"納豆を食べて精神を鍛える"訓練よ!」バーン

酒匂「ぴゃ?納豆?」

プリンツ「ビスマルク姉さまが最初にそれを出すなんて・・本気だよ!」
63 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:22:17.87 vAb4Z35w0
ビスマルク「この納豆を食べて精神を鍛える・・戦場ではどんなに苦しい状況でも決して諦めないメンタルが必要なのよ!」

ビスマルク「まずはこの私が手本を見せてあげるわ!」パクッ

グラーフ「大丈夫か・・?ビスマルク・・?」

ビスマルク「・・・・・・うぐぐ。まだよ!まだいけるわ!」パクッ

プリンツ「ビスマルク姉さま!頑張って!」ヤンヤヤンヤ

呂500「がんば!ですって!」

ビスマルク「完食は・・してみせるわ・・!」パクッパクッ


Z3「相変わらず変な特訓ね・・」

Z1「酒匂さんは納豆好きなの?」

酒匂「うん 大好きだよ」モグモグ
64 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:28:37.97 vAb4Z35w0
――――執務室

阿賀野「提督さん!じゃーん!見てみて!」

提督「へぇ、立派にできた旗だね!」

能代「私たち阿賀野型四姉妹で作りました」

古鷹「船に乗ってるのは阿賀野さん達ですね」

矢矧「ええ 可愛く描けてるかしら?」

酒匂「酒匂も頑張ったよ!」

提督「ほんとにご苦労様!・・次の秋刀魚漁の時は酒匂も出撃させてあげたいよ」

酒匂「今回は参加できなかったけど・・次はぜーったい参加したい!」
65 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:32:56.44 vAb4Z35w0
提督「それじゃ ご褒美に集めた秋刀魚をみんなで食べようか」

酒匂「ぴゃあ!酒匂お魚だーい好き!」

阿賀野「阿賀野!塩焼きが良い!」

能代「それじゃあ私は刺身で・・」

矢矧「蒲焼にするのもいいわね」


赤城「私は何でもいいです!」

提督「ちょっと待った!」

赤城「どうしたんですか?!提督!?」
66 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 18:49:19.14 vAb4Z35w0
提督「赤城・・どうして君が阿賀野型の制服を着てここにいるの?!」

赤城「私は阿賀野型軽巡五番艦の赤城です!ぴょん!」

提督「いやいやいや!無理があるしぴょんはキャラが被ってるよ!」

酒匂「司令、みんなで食べた方がおいしいから赤城さんにも分けてあげて!」

赤城「ありがとうございます!酒匂姉さん!」

酒匂「ぴゃあ・・・姉さんだって!」エヘヘ

提督「・・・わかったよ。じゃあみんなで食べようか」

提督「準備を始めよっか」

一同「はーい!」
68 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 21:15:53.71 vAb4Z35w0
こうして酒匂の特訓は続いた 酒匂の努力もあってかすぐに練度も上がっていった

そして...

提督「じゃあ最終作戦、"渚を越えて"のメンバーを発表するよ」

提督「・・・第一艦隊は以上 続いて第二艦隊・・・酒匂」

酒匂「ぴゃっ!?酒匂を呼んだ?」

提督「うん、酒匂はこの作戦の第二艦隊のメンバーだよ」

酒匂「酒匂が・・」ドキドキ

能代「酒匂、落ち着いて。あなたならきっとできるわ。もう独りじゃない」

酒匂「・・・うん!みんながいるからね!」

能代「いい?ちゃんと旗艦の人の言うことを聞くのよ?大破しちゃったらすぐ帰ってくるのよ?後、ハンカチも」

矢矧「ハンカチはいらないんじゃ・・」

阿賀野「能代は心配性ね、もう!酒匂、思いっきりやっちゃいなさい!」

酒匂「ぴゃあ!頑張る!」
69 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 21:20:38.40 vAb4Z35w0
長門「酒匂、よくここまで頑張ったな」

酒匂「長門さん・・一緒に出撃したかったなぁ・・」ションボリ

長門「ふっ、前の作戦で暴れさせてもらったからな。今回はお前達に任せるとしよう」

阿武隈「酒匂さん!あたしの分まで頑張ってね!」

酒匂「・・・・うん!」

長門「古鷹、ビスマルク、プリンツ。酒匂をよろしく頼む」

古鷹「わかりました」

プリンツ「まっかせてよ!」フン

ビスマルク「このビスマルクに任せなさい!」フフン

提督「よし・・じゃあみんな頼んだよ!」

最終作戦はプリンツ 酒匂の活躍もあり深海海月姫の撃破に成功した

そして航空母艦サラトガを出迎えた鎮守府では盛大な歓迎会が行われた

初めての出撃が最終作戦 "渚を超えて"だった酒匂は歓迎会ではぐっすりと眠っていた
70 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 21:27:25.25 vAb4Z35w0
――――現在 鎮守府 運動場

酒匂「・・・いろんなことがあったなぁ」

ヒュウウ...

酒匂「ぴゃああ・・・本当に寒くなってきた・・・」

プリンツ「あ!酒匂!今から長門さん達と写真撮ろうとしてたんだ!一緒に来て!」

酒匂「ぴゃっ!わかった!」

――――鎮守府 中庭

サラトガ「Hello. 酒匂さん。こちらですよ」

酒匂「長門さん、サラトガさん!こんにちわ!」

長門「ああ。この4人も出会ってもう一年か」

青葉「はーい!みなさん撮りますよー!」
71 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 21:34:18.35 vAb4Z35w0
酒匂「あ!ちょっと待って!」

酒匂「司令!こっちにきてー!」

提督「やぁ酒匂。どうしたの?」

酒匂「青葉さんに写真撮ってもらうんだ!司令達も入ってよ!いいよね、みんな?」

長門「ああ、構わないさ」

プリンツ「古鷹も!一緒にね!」

サラトガ「みんなで記念撮影も良いですね」

提督「じゃあお言葉に甘えて入ろうかな」

青葉「え?!司令官と古鷹さんも入るんですか?!なら青葉も・・ってうわぁ!」ドテッ

古鷹「あ、青葉?!」

カシャ

―――酒匂はもう独りじゃない みんながいるから寂しくない!ぴゃん!
72 :◆Lsw27IvP02kT 2017/12/24(日) 21:37:07.30 vAb4Z35w0
以上でこの話は終わりです

阿賀野型では酒匂が一番好きです 
四姉妹全員可愛いですけど酒匂が一番可愛いと思うんです

【艦これ】提督「提督審査だって!?」

1 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:06:14.75 Mtosx0aJ0
提督「ってなんのことだ?聞いた感じ嫌な予感しかしないけど」


大淀「えーとですね、今から提督が提督にふさわしいかをテストします」


提督「え、なんでいきなりそんなことしなきゃならないの?」


大淀「どうやら『提督になったもののろくに戦果を挙げることもなく艦娘とイチャついてばかりの穀潰しが増えているので、役立たずと判断された提督はサクッと首切っちゃおう!』ってことらしいです」


提督「大本営なに考えてんだ!そういうゲームだろ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513188374
2 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:08:53.92 Mtosx0aJ0
大淀「ちなみに審査されるのはすべての提督ではなく、『一部のこれからの戦果が見込める提督』、『元帥常連提督』、『最近3ヶ月間各サーバーにおける上位1000名以内に入った提督』を除くそうです」


提督「あれ、以外と多い...いや、少ねぇ!一体何人の提督がクビになるんだ!?」


大淀「んー、7割強はクビになるそうですねぇ」


提督「大本営なに考えてんだ!」(二回目)
3 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:09:45.67 Mtosx0aJ0
提督「やべぇよやべぇよ...クビなんてことになったら... 本気でまずいじゃん...」


大淀「えぇ、まずいですね。艦娘たちにとっても」


提督「え?もしかして俺がクビになったら艦娘たちまで...?」


大淀「私と明石、間宮、伊良湖、その他の有力な艦娘以外は残念ながら...」


提督「そ、そそそそれはまずい!なんとしてでも審査をパスしないと!今から猛勉強だ!」


大淀「あれ、言いませんでしたか?審査は今からですよ?もうすぐ大本営から派遣された艦娘が審査に来ます」


提督「ンギッ!?うせやん!そういうことは早く言えよ!」


大淀(言った...はず)


提督「ぁぁぁぁ、やべぇって...」
4 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:10:48.43 Mtosx0aJ0
大淀「じゃあ早速審査を始めますね〜^」


提督(大丈夫だ...俺も長らく提督としてやってきたんだ...)


大淀「それじゃあお願いします!」


「失礼します」コンコン


霧島「霧島です。この鎮守府に派遣されました。本日はよろしくお願いします」


提督「あぁ、よく来てくれたな。こちらこそよろしく頼む」


霧島「ふむ、第一印象よし...と」カキカキ


提督「早速チェック始まってるー!」


霧島「冗談です」
5 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:12:33.59 Mtosx0aJ0
〜〜〜


霧島「さて、まず始めに提督には艦娘の性能についてのテストを受けてもらいます」


提督「性能?」


霧島「今からある艦娘の艦種と未ケッコン、改造最終段階におけるステータスの最大値を読み上げます。提督はそれに該当する艦娘を答える...というものです。ちなみに読み上げられるステータスは『耐久、装甲、回避、火力、雷装、対空、対潜、索敵、運』の九つです」


提督「え、なにそれは」


霧島「例えば...駆逐艦で耐久36、装甲59、回避99、火力59、雷装99、対空59、対潜59、索敵39、運59の艦娘といえば?と聞かれた場合の回答は『島風改』となるわけです」


提督「」サー


霧島「そう青い顔をしないでください。こちらもなるべく答えやすい、特徴的な艦娘を選んでいますから」


提督「お、ぉぉぉおっしゃあ、答えたる、答えてみせる!」


霧島「それと、念のためもう一度言っておきますが読み上げられる各ステータスは最大値のものです。ですので運70と言われて山城改二だった、ということもあります」


提督「最大値だな。わかった!よし来い!」


大淀「お茶が入りました〜」
6 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:13:43.73 Mtosx0aJ0
霧島「それでは第一問はこちらです」スッ


メモ帳「軽空母で耐久55、装甲62、回避84、火力40、雷装0、対空74、対潜0、索敵79、運84」


提督「...特徴的なんだよね?」


霧島「はい。ちなみにこちらの問題、元帥提督の一般正答率は93%です」


提督「高スギィ!」


大淀(・・・)


大淀(大丈夫ですよね?)
7 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:15:43.50 Mtosx0aJ0
提督(えっと、耐久とか見てもわからん!装甲は普通...か?回避が多分高くて、火力40...高いのか?低いのか?)


提督(イヤ、そうだ!低いんだ!前に鈴谷の改二軽空母が実装されたとき...友人が50超えの火力だと言っていた!それに比べれば...40は低い!)


提督(火力の低い軽空母といったら...鳳翔とかか?いやでも装甲が62というと...)


提督「ヒントとかないのか?」


霧島「一切ありません」


提督「くっ...」


提督(...運84)


提督(幸運...空母...幸運の女神...)
8 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:16:34.98 Mtosx0aJ0
提督「ズイ...」


霧島「はい?」


提督「瑞...鳳だ」


霧島「...瑞鳳ですね」カキカキ


提督(ンガァッ!!なんだ今の間!?やっちまったか!?)


提督「あ、合ってたのか!?」


霧島「すいません。回答は開示しないようにいわれていますので」


提督「なんだそれ!気分はさながらセンター試験だよ!」



霧島「そういえばもうすぐセンター試験ですね」


提督「受験生の皆、頑張ってね」
9 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:22:06.31 Mtosx0aJ0
瑞鳳「ハックショーン!」


祥鳳「わっ、大きいくしゃみ」


瑞鳳「うぅ...」ズズ


祥鳳「最近寒いからね。気を付けなきゃダメよ?」


瑞鳳「それだけじゃない」


祥鳳「えっ?」


瑞鳳(この、嫌な予感は、なんだ?)
10 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 03:23:29.70 Mtosx0aJ0
霧島「はい、それでは二問目に移ります」


提督「ヒッヒッフー,ヒッヒッフー」


大淀(提督...)


霧島「はい、二問目どうぞ。元帥提督の一般正答率98%の問題です」


提督「高すぎるわ!」


メモ帳「駆逐艦で耐久37、装甲54、回避89、火力60、雷装54、対空110、対潜72、索敵49、運71」


提督(!)


提督(イヤ、これは...わかるぞ!)
30 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:03:34.56 Mtosx0aJ0
提督(駆逐艦で対空値110って)


提督(秋月型だ!)


提督()


提督(...えーと)


霧島「?」


提督(秋月型の4択に絞れただけでやっぱわからねぇじゃん!)


大淀(これはまずいですね)
31 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:04:41.05 Mtosx0aJ0
提督(もう当てずっぽうで言ってしまおうか)


提督(4分の1..それに賭けて)


提督(イヤ...割りとタイムリーな艦娘ってことで涼月が正解だったりして)


コンコン


提督「ん?」


「しれーかーん、入るよー...」ガチャ


初雪「作戦が完了した...」


大淀「あ、遠征隊が帰ってきましたね」


初雪「ボーキサイトとってきた。から、今日はもう寝てていい...?」


大淀「いえ、防空射撃演習を同じ艦隊であと三回です。補給したらまたお願いします」


初雪「もうやだ...ブラックだ...」
33 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:28:00.58 Mtosx0aJ0
提督(初雪...か)


霧島「あの、もうよろしいですか?」


提督(もう悩んでも仕方ない!)


提督「よし、この答えは初月だ!」


はつゆき→はつづき


霧島「!」


大淀「!」


霧島「良くできました!」ニッコリ


提督「えっ」


大淀「えっ」


霧島「あっ」
34 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:31:18.61 Mtosx0aJ0
提督「え、聞き間違いかな...今『良くできました』って言って」


霧島「ないです」


提督「あっ、うん...ナイミツニシトクカラ...」


霧島「すいません...」


提督(...というか今の反応ってことは一問目やっぱり間違ったんじゃねぇか!やっべーなぁこれ)


大淀(ともあれまずは一問目。やりましたね...!)
35 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:45:05.39 Mtosx0aJ0
復旧したようだ




霧島「そ、それでは気を取り直して第三問。これを合わせて残り二問です」


提督「四問だけなのか!?」


霧島「はい。ステータスについての問題はあと二問です」


提督(残り二問を正解しても正答率75%ってことだ...これはまずいかも)


霧島「次はこちらです」


メモ帳「戦艦で耐久91、装甲110、回避70、火力118、雷装0、対空100、対潜0、索敵55、運108」


霧島「こちら元帥提t」


提督「ん、これは長門だな」


霧島(・・・!)


霧島「さっきまでに比べ早いですね」カキカキ


提督「これは簡単だろ〜」ハハハ


大淀「!そうか」
36 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:45:59.54 Mtosx0aJ0
霧島「さ、これが最後の問題です!」


メモ帳「正規空母で耐久48、装甲57、回避72、火力24、雷装0、対空72、対潜0、索敵72、運37」


提督「これは...Aquilaか」


大淀「ニヤリ」


霧島(当ててみせた!一問目の時はまずいかと思ったけれど...案外大丈夫そうね)


霧島「はい!これで艦娘の性能についてのテストは終わりです!」


提督「ふぅ、一時はどうなるかと思ったが、この調子ならいけそうだな。大淀、お茶おかわりな」


大淀「はーい」
37 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:56:25.97 Mtosx0aJ0
〜〜〜


霧島「さて、二つ目のテストは『艦娘のセリフ』についてです」


提督「へ?セリフ?なんか問題の傾向が変わったような...」


霧島「はい。この音楽プレーヤーに、ある艦娘のセリフが入っていますので、そのセリフがどの艦娘のものなのかを答えていただきます」コト


提督「なにそれ」


霧島「例えば...」スッ


iPod『私の連装砲くんのほうがかわいいに決まってるでしょ?』


霧島「このセリフは『天津風』が装備の変換時に喋るセリフです。ですのでこの問題の答えは『天津風』となります」


提督「...それって戦果と関係あるのか?」


霧島「艦娘とのコミュニケーション及び彼女らのケアも提督の仕事ですから」


提督「一応納得しておく。言っても無駄だしな」


霧島「あ、それと声で誰のセリフかが分かってしまわないようにセリフは全て吹雪がアフレコしました」


提督「なんだそりゃ!?確かにこんな声だったかなと思ったけれども!何のために声変えるんだよ!」


霧島「声で分かってしまってはそれは『セリフに関する知識』とは別ですよね?」


提督「...色々言いたいことはあるけどもういいや」


霧島「安心してください!このテストも特徴的なセリフを選んでいますから!」


提督「うーん、まぁ大丈夫...かなぁ」
38 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:57:35.02 Mtosx0aJ0
霧島「それでは一問目いきます」


iPod『それっ!どーん!』


提督「は?」


霧島「こちら元帥正答率99%です」


提督「わかるか!どこが特徴的なんだよ!?」


霧島「」(無表情)


提督(完全に無表情になってるーッ!!さっきの失敗を反省し、審査官としての職務を全うしようとしているっ!)


大淀(あああ...)
39 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:58:32.13 Mtosx0aJ0
提督(駆逐艦...だよな?テンション高いし)


提督(聞いたことないセリフだし...)


提督「漣...とかかな?」


霧島「漣...と」カキカキ


提督(この子反応薄くなっちゃったよぉ)
40 :◆wHXoTncK4o 2017/12/14(木) 23:59:19.86 Mtosx0aJ0
iPod『私、頑張るから、見捨てないでーッ!』


提督「比叡」


iPod『私が、守ります』


提督「三日月とかかな?」


iPod『嬉しいなぁ...どう?私に似合う?』


提督「蒼龍」


iPod『わぉ!大量大量!^』


提督「わからん!衣笠!」


霧島(!これって)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:59:20.00 oHWq76UBo
駆逐艦に興味なしなのかぁ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/15(金) 01:26:31.27 vILcwS/Qo
実に健全な鎮守府だな
51 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:02:48.39 s5jqjjk0
霧島「ならば...」ポチポチ


iPod『いった...そんなバカなっ!』


霧島(実際に聞くならまだしも、吹雪の声では...これは難しいはず!)


提督(・・・)


提督「ふふふ...それは君の...霧島のセリフじゃないか」


霧島「!自信満々ですねぇ」カキカキ


霧島(やはり!この司令は戦艦と正規空母、すなわち大型艦に関する知識にだけ強い!)


霧島(小型艦艇の知識に疎いようでは...)


iPod『なに?気が散るんだけど...なにがしたいの?』


提督「あっ、えー誰だっけ...」


提督「そうだ、五十鈴だ」


霧島(!?)


大淀「まぁ、そうなるな」
52 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:03:27.24 s5jqjjk0
霧島(...たまたま...なのかしら)


iPod『私が?そう、いただいておく。この栄誉を女王陛下とあなたに...』


提督(?女王陛下...?イギリス艦...)


提督「Warspite...」


提督(こんなこと言ってたかなぁ)


霧島(正規空母の問題を誤答!やはりたまたまだったか...?)


iPod『衝突禁止!!』


提督(これもうわかんねぇな)


提督「島風」


大淀「」アセアセ
53 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:03:59.07 s5jqjjk0
〜〜〜


iPod『決定でいいですか?』


提督「!?...明石だ」


霧島「あー、か、し。はい!これで二つ目のテストは終了です!」カキカキ


提督「あの、最後の問題...あれってなにか『別の要素』がチェックされてたような」


霧島「霧島はいち捜査官なので問題の意図を深く理解しているわけではないのですが...最後の問題は必ず出すように言われました」


提督「あっ、う、うん」
54 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:04:32.57 s5jqjjk0
〜〜〜


霧島「さて、今度はですね...」


ガチャ!バーン!


夕立「提督さ〜ん!今から一緒に遊びましょ?」

霧島「!」


提督「あ、夕立...今は来客中でな?」


夕立「あら?霧島...?」


提督「ああ、だから別の鎮守府の霧島で...今は客で...」


霧島(・・・)


霧島「こんにちは。いきなりだけどちょっといいかしら?」ペタペタ


夕立「わっ、な、なに〜?」


霧島「ふむ...」ペタペタ


夕立「あんまり触らないで欲しいっぽい〜//」


提督「あぁっ、今だけは心証良く...シテオネガイ...」


霧島(見たところこの夕立、よく育っている)


霧島(戦艦、正規空母ばかりを育てているわけでは...ないのかも)


霧島(いや、でもそれなら...先程のセリフ問題は...普通わかるはず)


大淀「」ドキドキ
55 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:05:32.32 s5jqjjk0
霧島「すいません。急遽予定を変更して今からこの艦隊の艦娘の練度を調査したいと思います」


大淀「!!」


提督「あ、ああ!ぜひ!」


大淀「な、何で嬉しそうなんですか!」アセアセ


提督「いや、そりゃあさ?うちの艦娘の練度を見ればこの子もびっくりするでしょ」


大淀「なんですかその自信!?...ハッ!」


霧島「」ジロリ


大淀「ハ,ハハハー」


提督「さ、こっちだ。ちょうど艤装の整備をしている艦娘もいるだろう」


霧島「」スッ


大淀(ごめんなさい...みなさん)
56 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:08:02.55 s5jqjjk0
長門「なんだ?」


提督「大本営の艦娘が審査に来ててさ〜、うちの艦隊を見せてやろうと思って」


霧島「いえ、大本営ではなく...霧島はある元帥の艦娘なのですが。大本営からの指令を受けたことは事実ですが」


提督「どこぞの元帥の艦娘が審査に来ててさ〜、うちの艦隊を見せてやろうと思って」


長門「...あまり恥をかかせるなよ」


霧島(む、高練度...)


提督「さぁさぁ、まだまだいるぞ!」
57 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:08:28.56 s5jqjjk0
飛龍「どーよ!」


提督「飛龍はなぁ、うちに二番目に来た正規空母でなぁ...」シミジミ


霧島「あのー...」


提督「そうだ!うちの霧島も見せてやろう」


霧島「いや、それよりも...戦艦、正規空母以外の艦娘も...見せていただけませんか?」


提督「え?」


提督「...えっ?」
58 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:09:19.08 s5jqjjk0
提督「いや、な、なんで...?」


霧島「艦隊は大型艦だけでは到底成り立ちません。駆逐艦や軽巡洋艦、それだけでなく特殊な艦種の艦娘の練度も評価の対象です」


提督「う、うん...じゃあ」


霧島「艦娘はこちらで指定させて頂きます」


提督「えっ」


提督「...えっ?」


霧島「まずは...初期艦の子を見せていただきましょうか。初期艦ならどの鎮守府でもそれなりに練度は高いはずです」


提督「」


霧島(この反応...やはり)
59 :◆wHXoTncK4o 2017/12/16(土) 01:09:59.89 s5jqjjk0
吹雪「呼びました?」


提督「おう...」


霧島(練度46...まさかまだ改だとは)


霧島「他の艦娘たちも評価しますので。どんどん呼んでくださいね」


霧島「駆逐艦だけじゃなく...軽巡、重巡、潜水艦...その他もろもろの艦種も」


提督(これってヤバイやつ?)
73 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:13:51.62 23tP1TdI0
霧島「そうね、それじゃあ...」


提督「」ドキドキ


霧島「隼鷹...」


提督「」ガビーン!


霧島「大潮、初霜、伊168、最上」


提督「」ガビカビーン!


霧島「あと一人...気になる艦娘もいますがとりあえずこの五人を調査したいと思います」


提督「う、うん...」
74 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:14:25.62 23tP1TdI0
〜〜〜


大淀「連れてきました...」(終わった...)


隼鷹、大潮、初霜、伊168、最上「」バーン!


提督(普通だよな...これくらいの練度が普通のはずだ...)


霧島(練度42、21、32、22、10...か)


霧島「貴方の着任は三年ほど前...とありますが」


提督「ああ、そうだが」


霧島「霧島の計算によると、この練度は...基準を大きく下回っています」


隼鷹、大潮、初霜、伊168、最上「」ガーン!


提督「う、嘘...」
75 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:15:00.18 23tP1TdI0
霧島「ここの艦隊はどうやらもっぱら大型艦の育成にばかり没頭して補助艦の育成がおざなりのようですね」


提督「あ、あの」


霧島「ああ、それと...『Ark Royal』についてですが...」


提督「あーくろいやる?」


大淀「あ、それは...」


霧島「どうかしました?」


大淀「実は...うちの鎮守府にはいないんです」


霧島「...少し詳しく話していただけるかしら」


大淀「はい...」


提督「え、なに?」
76 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:15:36.69 23tP1TdI0
大淀「実は提督は...もうお気づきのようですが、戦艦、正規空母が大好きで...それ以外の艦種を全く育ててこなかったのです」


霧島「どうやらそのようね...。でも、『例外』もいるようじゃない?」


大淀「はい、それは...」


〜二年以上前〜


提督『お、大淀〜!みんな全然潜水艦を攻撃しないよ〜!』


大淀『ちょ!戦艦や空母には潜水艦への攻撃手段はないんですよ!?1-5クリアしたかったらいい加減、軽巡洋艦や駆逐艦も育成してください!』


提督『くっ...対潜攻撃に一番優れた艦娘は誰なんだ?』


大淀『えっと、対潜トップは五十鈴ですね。とりあえず第二次改装が行えるレベル50までは最低限育成してくださいね』


提督『そ、そうだな...』


〜〜〜


大淀『あれ、提督...五十鈴以外の対潜艦の育成はいつになったら始めるんですか?』


提督『いや、潜水艦はもう五十鈴一人で十分だし...いいだろもう』


大淀『ちょっ...それじゃいつか痛い目見ますよ!』


提督『戦艦と空母で力押しできるんだよなぁ』


大淀『もぅう!』
77 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:16:12.47 23tP1TdI0
〜〜〜


大淀『いいですか提督、この3-2は駆逐艦六隻の編成でしか目的地に到達できません』


大淀『今の練度では攻略は到底無理です。急遽駆逐艦の育成をお願いします』


提督『駆逐艦六隻!?ずいぶん鬼畜だなぁ...。しゃあねぇ!大淀!駆逐艦で火力の最も高い艦娘は誰なんだ?』


大淀『駆逐艦ですと...夕立ですね。レベル55まで育成すればひとまず安泰かと』


提督『よし!じゃあ夕立のレベリングだ!』


〜〜〜


テーテテッテッテッテッテー!!!


提督『あ、夕立しか育ってないのにクリアできたぞ。しかも一発で』


大淀『』アングリ
78 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:17:05.11 23tP1TdI0
〜2016冬〜


提督『第一艦隊の戦艦でゴリ押せる!大丈夫だ!』


大淀『なぜだ!なぜクリアできる!?』


〜2016夏〜


提督『第一艦隊に戦艦、空母六隻入れれるじゃん!機動部隊ならゴリ押せる!』


大淀『』


〜2017冬〜


提督『笛!笛だ!あと少しで兼さんと交換できるっ!!』


大淀『艦これやれよ』
79 :◆wHXoTncK4o 2017/12/17(日) 03:17:47.79 23tP1TdI0
〜2017夏〜


提督『おのれぇぇ!ダイソンのケツブロックが越えらんねぇぇ!』


大淀『...もう少し駆逐艦を育てていれば...回避も上がってボスマス到達が安定したのでは?』


提督『今さらレベリングなんてできるか!ただでさえアイオワが資源喰ってんだ!余計な資源はつぎ込めん!』


大淀『アチャー』


提督『うぉぉぉぉ...』


燃料18  鋼材39894
弾薬1869 ボーキサイト1128


提督『もうムリ...』バタッ


大淀『あっ...』
93 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:34:36.37 kH2Kxv4Y0
大淀「...というわけでして...提督はArk Royalの存在すら知らないんです」


霧島「へぇ、ようやく痛い目を見たわけね...」


提督「アークロイヤルってなんのことだ?」


霧島「Ark Royalはイギリスの正規空母です。夏の期間限定海域を突破できなかったこの艦隊には未着任のようですが」


提督「...!あの鬼畜ボスラッシュの報酬やっぱ大型艦だったのか!」


霧島「...でも霧島の計算によると、貴方にはもう関係のない話になりそうですね」


提督「なっ!それは困る!今翔鶴型二隻目の育成してるのに!」


大淀「ついに審査官のほうから言われちゃったよ〜」
94 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:35:07.30 kH2Kxv4Y0
霧島「すいません。いち審査官の身で出過ぎたことを言いましたが、霧島はこういった...無計画かつ自分勝手な人間を許しておけないのです!」


霧島「多様な海域に対する不用意さ、秘書艦のアドバイスにも生返事で補助艦は全く育てようとしない!」


大淀「うっわこの子すごい言うなぁ」


提督「い、いや自分の好きな艦娘をこれくしょんすることは別に悪かないだろ!そういうゲームだろう!?」


霧島「いえ、軍事費も国民の税金で賄われているのですから、いい加減な方に司令官を勤めていただくわけにはいきません!」


大淀(この世界がゲームなのか現実なのか全然わからなくなってきた)


提督「世界観が全然安定しないよ!」
95 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:35:33.14 kH2Kxv4Y0
霧島「コホン, まあ貴方の今後を決めるのは霧島ではありませんので...備蓄資源と装備を確認したら鎮守府内の調査を行います」


霧島「それでも結果は...覚悟したほうがよろしいでしょう」


大淀「ほんとにこの子すごい言うなぁ」(諦め)


提督「う、ぅぅ、これからは駆逐艦とかも育てるからぁ...」


霧島「秘書艦の子が散々注意してくれていたのでしょう?...ダメ男め」


提督「うわぁぁぁぁ!!」


「ちょ、ちょっと待ってえ!」
96 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:36:14.65 kH2Kxv4Y0
大淀「!」


提督「...瑞鳳」


瑞鳳「ダメだよっ!提督をやめさせるなんてっ!」


霧島「あら、聞いていたのかしら...ごめんなさいね。貴女の司令が仕事を続けられるかどうかは...私が決められることではないの」


瑞鳳「そ、それじゃあ提督を悪く報告しないで!お願い!」


霧島「いや、私はただ真実を...」


霧島「...!」


霧島「...どうやらこの子もよく...いや、かなり育っているようね」


大淀「あっ」


霧島(ここまで育成したのなら...一問目の性能問題で間違って答えるようなことはないはず...ただでさえ正答の隼鷹と瑞鳳ではステータスに大きく違いがあるのだから)


霧島「どうやらこの子も『例外』のようね。でも...他の『例外』とは違う...。この子についても詳しく聞きたいわ」


大淀「はい...」
97 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:36:41.29 kH2Kxv4Y0
〜2015夏反省会〜


大淀『...というわけなので、提督がe3まで行けたのは奇跡なんですよ!?わかってます!?』


提督『うーん、そうなのかぁ...』


大淀『軽空母を育てていれば、e3は越えられたかもしれなかった...ということで、早速軽空母を育成しましょう!軽空母はイベント海域では正規空母よりも重要な役割を果たします。そんな中で育っている軽空母が飛鷹と鳳翔だけで、しかも練度20程度では...次のイベントも完遂できないでしょう』


提督『そうだなぁ、一隻も育っていないのはまずいか...よし、大淀!軽空母で最も火力が高い...いやまてよ...』


大淀『?』


提督『そうそう、こいつだ、瑞鳳!こいつを育てよう!』


大淀『妙に食い気味ですが...まぁ珍しくやる気になってくれたならそれでいいでしょう』


提督《なんたってこいつは...》


《瑞鳳『練度が上がれば正規空母並みの活躍をお見せできます!』》


提督《有望株だからな!
98 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:40:07.56 kH2Kxv4Y0
〜練度25〜


提督『ふんふむ、まぁ改造した直後はこんなもんかな...』


〜練度50〜


提督『...?』


〜練度70〜


提督『...あっ』
99 :◆wHXoTncK4o 2017/12/18(月) 02:40:41.98 kH2Kxv4Y0
大淀「というわけで」


霧島(ふむ、育てたものの正規空母程ではなかったため、興味が薄れ...結果、あの問題も間違えたということか)


霧島「...艦娘を下半身で贔屓しない点については評価しましょう」


大淀(下半身とか言い出したよこの子!!)


霧島「...しかし大型艦以外の話は先程から聞くに耐えませんね」


提督「い、いやそれは」


霧島「バランスよく艦娘を育てるべきなんて初心者でもわかっているのに...これでは司令官失格と」


瑞鳳「!」


瑞鳳「そんなことないっ!」


隼鷹(長い)


大潮(これが修羅場ってやつですかっ!?)


初霜(回想二回も挟まれたのだけれど...)


伊168(司令官辞めさせられるのかしら)


最上(帰っていいかなぁ)


大淀(ごめんなさい。もう帰っていいですよ)
108 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:45:23.97 y75L0YKj0
瑞鳳「確かに提督はっ...大型艦ばかり育てて...そのせいでボーキサイトや弾薬は未だに10万貯まったこと一度もない」


瑞鳳「サラトガのコンバート改二が来るや否や溶鉱炉に資源突っ込むし...二航戦はなんか十人くらいいるし」


瑞鳳「それでもやっぱり!決して悪い人じゃないっ...!」


提督「ずいほぉ...」(涙)


霧島「なっ、私は!貴女たちのことを思って言ってるのよ!?それに...貴女なら別の部隊でも十分活躍できるっ...!」


霧島「ここの司令は...大型艦の育成をすることしか考えていない!最悪この艦隊を壊滅させかねないわ!」


瑞鳳「違うよ!提督はちゃんと私たちのことを考えてくれてるぅ!」


大淀(え)
109 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:45:49.67 y75L0YKj0
瑞鳳「提督は...育成はしないけど...ちょくちょく駆逐艦と一緒に遊んであげて、そのために...さして興味もない動物のゲーム始めたり」


瑞鳳「今風な巡洋艦の子たちと話ができるように...さして興味もない動物のアニメ見たり」


瑞鳳「のんべの軽空母たちのために...さして興味もない動物性由来のゲテモノ酒取り寄せたり」


大淀(いや、最後のはちょっと無理あるな〜)


霧島(動物が好きな鎮守府なのかしら)


瑞鳳「なによりっ!私は提督の優しさを知ってるぅ!」


大淀(おっ?)
110 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:52:31.70 y75L0YKj0
大淀(...この流れは!そうだ、スマホで...)ササッ


瑞鳳「ねぇ提督、覚えてるぅ?私が全然戦果に貢献できなくて...皆に迷惑かけてるんじゃないかって不安になって、『私じゃなくて他の子を使って』って言った時のこと」


提督「あ、あぁ...」


大淀(よし、再生!)


スマホ『ねぇどーうしてー、すーごくーすごーくー好きなーことー』


霧島「!!」←ドリカム好き
111 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:53:05.31 y75L0YKj0
〜〜〜


提督『お前はただ自分の前にある壁から逃げようとしているだけ...』


提督『お前はその壁から逃げたいのか?その壁を越えてやりたいと思わないのか?』


提督『お前はまだ弱いんだ。仲間のために...なんて考えるな、今はただ自分のために戦うんだ』


〜〜〜


瑞鳳「その時はまだ...『クズのくせになにカッコ良さげに語ってんだ』としか思ってなかったけど...」


大淀(その通りなんだよなぁ)


スマホ『ただー伝ーえたーいだけなーのにーぃ』


瑞鳳「瑞鳳のために烈風とか流星改とか用意してくれたし...近代化改修の素材は天然アルフォンシーノ産...」


スマホ『るーるるーるるー』


瑞鳳「ちょくちょく失敗するたびに嫌な顔しないで励ましてくれてっ...」プルプル


スマホ『うまーく言ーえなーいんだろーぅ』


提督「ず、ずいほっ!!」
112 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:53:39.41 y75L0YKj0
瑞鳳「そんな提督の姿を見て...瑞鳳のことをホントに思ってくれてるんだってわかったっ...」プルプル


提督「ずいほぉ!!」


瑞鳳「最近はあまり使ってくれなくなったけど...やっと瑞鳳は強くなれた...だから今、瑞鳳は...なんとしても提督のことを守るぅ!」


提督「ずいほおおお!!すまないっ!長らく待機させてしまってっ!!」ダキッ


瑞鳳「提督ぅ!!うわああ!」ギュム


大淀(うぅっ...決まったぁっ!)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/19(火) 01:55:34.86 3N1xWqJ60
ええはなしや
114 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:56:32.98 y75L0YKj0
パチパチパチ...


提督「?」


大淀「...!」


霧島「あなたたちの絆には...負けたわ...!」ボロボロ


提督「きっ、きりしまぁ!」


霧島「前言撤回します...貴方は身勝手な司令...それは変わらないけれど...艦娘のことをよく考えて行動できる...思慮深いっ...」ボロボロ


霧島「うぅぅっ...」ボロボロ


提督「きりしまぁぁぁぁ!!」


大淀「チョロいなぁこの子」
115 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:57:14.57 y75L0YKj0
〜〜〜


霧島「それではこれで審査は終わりです...。お疲れさまでした」


提督「ああ、今日はありがとな」


霧島「私の方からも...艦隊の方はともかく、良い司令が指揮を執っていると報告しておきます」


提督「それはありがたいな...」


霧島「あ!それでも、補助艦の育成を怠ってはいけませんよ!今度こそは、ちゃんと育成してくださいね!」


提督「今回はさすがに懲りた...俺も艦娘のためを思って、これからは駆逐艦や巡洋艦、その他の艦種の育成をしっかりすることにした」


霧島「それは良かった!それでは、この艦隊に幸多かれ!」ビシッ!


提督「」ビシッ!


霧島「ではお元気で!さよなら〜!」チリンチリーン


大淀「チャリで来てた」
116 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:57:56.01 y75L0YKj0
〜〜〜


提督「よぉぉっし!これからは駆逐艦とかもバリバリ育ててくぞぉ!」


大淀(審査はどうなるかと思ったけれど、提督がついにやる気になってくれたようで...良かったかもしれませんね)


提督「ん、大淀も結構強いみたいだな。レベル35で止めてたけど...とりあえず50にはしようか」


大淀「は、はいっ!」


占守「しれー、とりあえず一周終わったっす!あと潜水艦三隻で任務達成っす!」


提督「おぉし、よくやった!...海防艦」


占守「しむしゅっす!!!」


朝潮「司令官!対潜攻撃なら、この朝潮もお役に立てます!」


提督「えぇっ...と」


荒潮「朝潮を対潜で起用するつもりならレベル85も必要よ?それより、早い段階で改造できる私を集中レベリングしてみな〜い?」


提督「早いっつっても67じゃん...それより君設計図いるから...悪いがすぐに改二にはできない」


荒潮「あら残念〜」
117 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:58:24.21 y75L0YKj0
千歳「あ、提督、これから部屋で呑むんですけど、ご一緒にどうですか?」


提督「呑みたいっ、が、今夜はちょっと用があってな。また今度誘ってくれよ」


千歳「あらそうですか、ならまた誘います」


提督「おう、じゃあおやすみ」


提督(・・・)


提督「ふぅ、早く行かないとな。あまり待たせちゃ悪い...」


ガチャッ


提督「悪いっ!随分待たせた!」



〜HAPPY END〜
118 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 01:58:52.35 y75L0YKj0
大淀「はい、このお話はこれで終わりです」


大淀「いきなりですが、あなたの艦隊にはこのお話のように低レベルのままずっと放置されている艦娘はいませんか?」


大淀「一向に改二の来ない陽炎型は?イベントで必死になって掘ったレア駆逐艦は?」


大淀「多摩改二が確定してからレベル20くらいの多摩を育てはじめた提督はいませんか?」


大淀「艦娘は皆あなたのことを」


大淀「見ていますよ?」



本当におしり
119 :◆wHXoTncK4o 2017/12/19(火) 02:02:46.57 y75L0YKj0
見てくれた人ありがとう
変な人が書いたSSだから整合性とか考えたらダメだよ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/19(火) 02:11:36.11 3N1xWqJ60
乙です
面白かったよ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/19(火) 08:46:24.32 QjfYmaD6O
取り敢えずづほが好きなのは良く伝わった

大井「北上さん、世界一素敵だわぁ…」龍田「…」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 19:27:30.42 RH3UgpBC0

※いろいろとキャラ崩壊してます


〜食堂〜

大井「はぁ、北上さんがいないと暇ね。世界に色がなくなったみたいだわ…」ブツブツ

大井「それにしても、どうして北上さんはあんなにも素敵なのかしら…」

大井「ホント、北上さんは世界一素敵だわぁ」(恍惚)


龍田「…あら〜、大井ちゃん、こんにちは」

大井「あら、龍田さん、こんにちは」

龍田「席、ご一緒してもいいかしら〜?」

大井「もちろんですよ、さ、どうぞ」

龍田「それじゃ、失礼するわね〜」ストン

大井「そういえば、今日、天龍さんはいらっしゃらないんですね」

龍田「えぇ、天龍ちゃんは遠征なのよ〜」

大井「そうですか、それは寂しいですね…」

龍田「そうねぇ…でも、しょうがないわね。だって、天龍ちゃんはカッコよくて面倒見がいい素敵な子だから、遠征によく駆り出されちゃうのよ」

龍田「本当、天龍ちゃんは世界一素敵な艦娘だわ〜」ニコッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513506450
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 19:30:27.50 RH3UgpBC0
大井「…」ピキッ

大井「あの、世界一素敵というのはちょっと言い過ぎじゃないですか?」

龍田「え〜、言い過ぎじゃないと思うけどなぁ」


龍田「駆逐艦の子達にもすごい慕われているし〜、あとあと〜」

大井「それなら、北上さんだって、駆逐艦の子達に慕われてます!」

大井「北上さんなんて、駆逐艦の子なんてウザいって言っているにもかかわらず、そのあまりの素敵さで、駆逐艦の子に慕われちゃうんですよ」ニッコリ


龍田「そうなのぉ〜、でも、なんというかそれってちょっと子供っぽくないかなぁ〜?」


大井「ぁ゛?」(低い声)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 19:32:40.04 RH3UgpBC0

龍田「だって〜、スマートな子だったら、年下の子にウザいなんて普通言わないわよ〜」

龍田「その点、天龍ちゃんはホントに素敵で〜大井「ま、まぁ、北上さんの本当の素敵な所はそういう所じゃないですからね!」


大井「北上さんの魅力はとても語りつくせるようなものではないですけど、まずはやはりあの強さですよね!」

大井「普段はあんなに気怠い感じを醸し出してるのに、いざ戦場に出れば、一転して、凛々しい姿に…」(恍惚)


龍田「…」


大井「そして、戦いが終わってみれば、戦艦や正規空母がいるにもかかわらず、ほとんど北上さんがMVP…あぁ、本当に素敵だわ…」

龍田「ん〜、でもさ〜、よく考えると北上ちゃんがそうやって戦えるのも天龍ちゃんが遠征で資材を取って来てくれるからよね〜?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:03:16.08 RH3UgpBC0

龍田「つまり、北上ちゃんの活躍は天龍ちゃんあってのものなのよ〜」

大井「なっ…!」

龍田「うふふ〜、やっぱり世界一素敵なのは天龍ちゃんね〜」ニコニコ

大井「ち、違います! 確かに天龍さんも素敵ですが、世界一素敵なのは北上さんです!」

龍田「ちがうわ、一番素敵なのは天龍ちゃんよ」


大井  バチバチッ  龍田


筑摩「二人とも、大きな声を出してどうしたの?」

大井「あ、筑摩さん…」

龍田「こんにちは〜」ニコッ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:23:57.19 RH3UgpBC0

筑摩「こんにちは、二人ともすごい熱くなっているみたいだけど、何を話していたの?」

大井「それが…龍田さんが、強情でして…」

龍田「強情なのは大井ちゃんよ〜。だって、世界一素敵なのは天龍ちゃんだもの〜」


筑摩「あら…?」(聞き間違いよね)

大井「いえ、世界一素敵なのは北上さんです! 筑摩さんも龍田さんに言ってあげてください!」


筑摩「二人とも…何を言っているの?」


筑摩「世界で一番素敵なのは、利根姉さんでしょ?」ニッコリ


大井龍田「「えっ」」


筑摩「確かに、天龍ちゃんはカッコよくて、駆逐艦の子に人気があるし、北上ちゃんも飄々としていて、自分を持っている感じが素敵よね」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:28:35.13 RH3UgpBC0

筑摩「でもね…やっぱり世界一素敵なのは利根姉さんよ」


筑摩「利根姉さんはね…すっごく可愛いの…♡」

筑摩「ちくまぁ〜、ちくまぁ〜って私の事を呼んでね。ちょっとわがままで子供っぽいところがあるけど…そこがまた可愛いのよ」

筑摩「それに最近、こたつを出したんだけどね? そのこたつに入って丸まっている姉さんが可愛くて可愛くて…」(恍惚)


筑摩「まぁ、利根姉さんの魅力はこれだけじゃないけど、この可愛さだけでも、もう世界一になれるだけの魅力は持っているわよ」


龍田「…可愛さなら、天龍ちゃんの方が上だと思います〜」

大井「い、いいえ! 可愛さに置いて北上さんの右に出る者はいません!」

大井「北上さんの、あの飾らない髪型に素朴だけど端正な顔立ち…」

大井「そして、何より私が一番かわいらしいと思うのはあの間延びしたような話し方…あの独特な話し方がとっても可愛いんです…///」


筑摩「…間延びした話し方、龍田ちゃんと同じね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:35:00.01 RH3UgpBC0
龍田「あら〜、ということは、大井ちゃんは私の事も可愛いと思ってくれているのね〜」

大井「なっ…! ち、違う…というか、確かに龍田さんも可愛いと思いますけども…」(うぅ…どうして私がこんなに恥ずかしい想いを…!)カァァ///


龍田「うふふ〜、照れなくていいのよ〜」ニヤニヤ

大井「…」(こいつ…!!)ギリッ


筑摩「まぁまぁ、二人とも。天龍ちゃんも北上ちゃんも、利根姉さんの可愛さには敵わないんだから、無駄な争いはやめて、ね?」


龍田「…天龍ちゃんは、普段はカッコいいキャラですけど、時折見せる乙女な顔がとっても可愛いんですよ?」

龍田「それに、天龍ちゃんったら照れ屋さんだから、ちょっとからかうと顔を真っ赤にしちゃうんです、それがまた可愛くて〜」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:38:17.72 RH3UgpBC0

龍田「やっぱり天龍ちゃんが一番かわいいわね〜」

筑摩「いえいえ、利根姉さんが一番よ」

大井「いいえ、北上さんです!」


大井  バチバチッ  龍田  バチバチッ  筑摩


山城「…口論しているみたいだけど、どうしたの? あまりいがみ合っていると不幸になるわよ」


筑摩「あぁ、山城さん」

龍田「こんにちは、山城さん」

大井「どうも、こんにちは」


山城「こんにちは。いきなりだけど、扶桑姉様を見なかったかしら?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:41:49.72 RH3UgpBC0

筑摩「いえ、ここには来てないようですよ」

山城「そう…あぁ、はやく姉様に会いたいわ」


山城「今日は、姉様が遠征から帰ってくる日…不幸ばっかりだった私にもついに幸運が…」

大井(す、すごい悲哀オーラね…)

山城「ふふ、今日は姉様と二人でお部屋でほっこり…」

山城「あ、あぁ、ごめんなさい。愛しの姉様の帰りを待たないといけないんだったわ」


山城「ふふ、待っていてくださいね…世界一の私の姉、扶桑姉様…」


大井龍田筑摩「「「…世界一の姉?」」」ピク

山城「そうよ…姉様は、私の事をいつも気にかけてくれている世界一の姉よ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:46:11.97 RH3UgpBC0
山城「扶桑姉様は、私の事なら何でも分かってくれているの…そして、いつも山城、と、優しい声で私を呼んでくれて…あぁ、扶桑姉様…」

筑摩「山城さん、お言葉ですが…世界一の姉は扶桑さんではなく利根姉さんですよ」

山城「…なんですって」

龍田「何を言っているんですか〜、世界一の姉は天龍ちゃんですよ〜」


大井「はぁ…たくっ、分かってないわね、世界一の姉は北上さんよ」ボソッ

山城「…あまり、おかしなことを言っていると、沈めるわよ?」

筑摩「利根姉さんの名誉を守れるなら、私は沈んでもいいですよ」

山城「…ちっ」ボソッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:48:48.49 RH3UgpBC0

龍田「あの〜、二人で盛り上がってる時に悪いんですけど、世界一の姉は天龍ちゃんですよ〜」


大井「はっ…。さっきから好き勝手言ってるようだけど、皆さん何もわかってないようですね」

大井「扶桑さんも天龍さんも利根さんも…もちろん球磨姉さんも多摩姉さんも素敵なお姉さんです。でもやっぱり…世界一の姉は北上さんです!」

大井「いつも私を引っ張てくれて、いざという時は、私の事を守ってくれる…こんなに素敵なお姉さん他にはいません!」


龍田「その程度で素敵だなんて、北上ちゃんはまだまだね〜。天龍ちゃんならそのくらい当たり前にしてくれるわよ〜」


大井「…尻の穴に魚雷ぶち込んでやがりましょうか?」

龍田「あら〜、大井ちゃんは私のお尻の穴に興味があるの〜? でも、ごめんね〜、私のお尻の穴は天龍ちゃんのモノなの〜」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:51:34.72 RH3UgpBC0

山城「不潔な会話ね…扶桑姉様がここにいなくて良かったわ、穢れ一つない扶桑姉様が穢れてしまうもの」

筑摩「本当ですね、利根姉さんは純粋ですから」


四人「「「「…ちっ」」」」



大井  バチバチッ  龍田  バチバチッ  筑摩  バチバチッ  山城



千代田「あれ、4人そろっていがみ合ってどうしたの?」


大井「千代田さん…これは、私たち4人の譲れない戦いなので、横やりは不要です」

千代田「そうなの? でも、あんまり怖い雰囲気出したらダメだよ?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:54:30.23 RH3UgpBC0

千代田「ここは食堂で、駆逐艦の子達だって来るんだから」

筑摩「大丈夫ですよ、すぐに終わらせる予定なので」

千代田「そう? じゃあ、私は行くわね。い、愛しの千歳お姉が待ってるから…///」チラチラ


大井「い、愛しの…?」


千代田「えっ、やだ…千代田、声に出てた? で、でもバレちゃったならしょうがないなぁ」

千代田「じ、実は、前々からの私の想いを千歳お姉に告げたら…その、受け入れてもらえてね…///」

大井「なっ、なっ…ま、まさか、まさか…」ワナワナ


千代田「そ、その、まさかだよ」カァァ///

龍田「千代田さんおめでとうございます〜」(聞いてほしかったのね〜)ホッコリ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 21:55:42.65 RH3UgpBC0

大井「そ、そんな…わ、私だってまだ北上さんとそういう関係になってないのに…」

龍田「あら〜、大井ちゃんはまだ北上ちゃんとそういう関係になってなかったの〜?」

大井「ええっ!? ま、まさか龍田さんも…?」


龍田「もちろんよ〜、天龍ちゃんは、もう私の身体のほくろの位置まで正確に答えられるはずよ〜」


大井「う、うらやまし…い、いや、ふ、不潔ですっ!」

大井「わ、私と北上さんは心で繋がっているので、そんな関係は要らないんですっ!」

龍田「心で繋がっているなんて当たり前よ〜。その上で、身体での繋がりもあるのよ」


大井「なっ…ち、筑摩さん、山城さん、どう思いますかっ!?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 22:00:18.40 RH3UgpBC0

筑摩「うーん、別に私はいいと思うわよ。そもそも、私は、利根姉さんとそういう関係になることは望んでないから」

筑摩「私は利根姉さんを姉として慕っているからね」


山城「私もよ。扶桑姉様にそんなこと…いや、したくないと言ったら嘘になるけど…」ブツブツ


大井「…ち、千代田さんっ! あ、あの…ち、千歳さんとはどうやって、そ、そういう関係に…?」

千代田「え、えぇ…あ、改めて聞かれるとちょっと恥ずかしいなぁ」


筑摩「大井ちゃんは、北上さんとそういう関係になりたいの?」


大井「うっ…そ、そうですっ! 私は北上さんの事をお慕いしているんです!」

大井「だけど、北上さんは私の事を親友って…」

大井「いや、親友というポジションに居させてもらうだけでもとても嬉しいのですが、やっぱり私は…」


筑摩「そういうことなのね…それなら早く言ってくれれば良かったのに」

大井「えっ…?」

山城「そうよ、そういう事なら協力するわよ…あなたの気持ち、とてもよく分かるわ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 22:02:03.66 RH3UgpBC0

大井「筑摩さん、山城さん…」ジーン


千代田「私も応援するよ!」

大井「千代田さんも、ありがとうございます…!」


龍田「大井ちゃん」

大井「龍田さん…」

龍田「北上ちゃんとの恋…応援するわ」

大井「みなさん…」


龍田「…でも、その後で私の悩み事も聞いてもらってもいいかしら〜?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 22:03:42.86 RH3UgpBC0

龍田「実は、最近、天龍ちゃんと木曾ちゃんがね…」


大井「き、木曾が…どうしたんですか?」

龍田「…いえ、この話は大井ちゃんの相談を受けたあとね〜」ニコッ

大井「は、はいっ!」パァァ

筑摩「そうよね…私たちは、皆、姉の事を慕う、いわゆる同士…」

山城「そうね、今までは、打ち明けられなかった悩みとかも貴方たちになら…」


5人「「「「「ふふっ、ふふふふふっ」」」」」


大井「あ、それなら、今度、皆さんで一緒にお茶でもしませんか?」

龍田「いいわねぇ、お話しましょう〜」

筑摩「いいわね」


千代田「楽しみね! …それじゃあ、私は千歳お姉が待っているから」

山城「私も、扶桑姉様が帰ってくる前に準備をしないと…」


大井「そういえばそうでしたね…では、また次、五人で集まれる日を楽しみにしてますね」ニコッ



大井「ふふっ、待っていてくださいね、北上さん…♡」


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 22:24:35.10 6ngcmJgDO
隠れ提督ラブが1人紛れこんで偽装してるのかと思ったが、全員真性じゃったか…
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