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カテゴリー [ モバマス SS ]

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  • モバP「プレイ内容…」 比奈「っス!」 [2018年11月10日]
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  • 愛海「大きさじゃないけど、それはそれとして好みはあるよね [2018年10月22日]
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  • 凛「他の子のバレンタインチョコレートを破壊(デストロイ)していく」ジャキッ! [2018年02月15日]
  • 凛「他の子のバレンタインチョコレートを破壊(デストロイ)していく」ジャキッ! [2018年02月15日]

モバP「プレイ内容…」 比奈「っス!」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:27:56.92 Qn3PUplt0

チュンチュン…


P「……なあ、おい」

比奈「…………んぅ……」

P「離せって、起きるから」

比奈「……んーっ…………」ギュウ

P「ダメだ、起きねえ。なんとかして抜け出すか…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:32:58.32 Qn3PUplt0
比奈「ふわぁ……」ノビーッ

P「やっと起きたか。朝飯出来てるぞ」

比奈「わあい」

P「わあいじゃねえ。先に顔洗ってきなさい」

比奈「っス……」ペタペタ…
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:43:33.78 Qn3PUplt0

ジャバジャバジャバ…


『――今日の一位は……おめでとうございます♪牡羊座の貴方!』

比奈「お、やった」

P「げ、俺十位かあ」フキフキ

比奈「あー……テレビの占い見たのなんて何時以来っスかねえ」

P「朝しかやってないもんな、これ。ってかちゃんと起きろよ」

比奈「でスねえ。なんか星占いって、ある意味健康の象徴?」

P「その発想はなかったなあ…」

比奈「……え」

P「ん?」

比奈「いつの間にか片付け済んでる…」

P「やっといたよ。ニュースとか見てる間に」

比奈「作ってもらったんだから、片付けくらいあたしがやるっスよ」

P「気にすんな、好きでやってるから」

比奈「嫁力っスねえ……」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:47:01.68 Qn3PUplt0
P「さて、折角の休みだけど…。どうするよ?」

比奈「このままウチでダラダラしましょー」

P「おいインドア」

比奈「いいじゃないっスか。殺人的に寒いし、こんな日はお家でぬくぬくっスよ」

比奈「それに…誰かさんのせいでまだ股間痛いし」

P「あー……まあ、それは」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:51:37.29 Qn3PUplt0
P「でも元はと言えば、お前の方からだな……」

比奈「後半急に激しくなったじゃないでスか。あたしがじっくりリードする番だと思ったのに……」

P「いや、途中で『明日休みなんだなー』って思ったらさ、なんかこう、タガが外れたというか」

比奈「最後らへんの記憶ありまス? あたしなんか力尽きてぷっつりいっちゃった感じで寝ちゃったんスけど」

P「はぁ、悪かったよ。今日は家でグータラだな」

比奈「でスでス」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:01:28.10 Qn3PUplt0
比奈「にしても、なんかプロデューサーの家も見慣れたっスねえ」

P「そりゃそうだろ。もうこの家の半分くらいお前の持ち物で埋まってんだから」

比奈「だって、元々プロデューサーってばほとんど荷物置いてないじゃないっスか。そりゃあたしの物の方が多くもなりまスって」

P「まあ基本風呂入って寝るだけの場所だからなあ」

比奈「家具家電除いたら、プロデューサーの私物なんてこの本棚くらいなんじゃないスか?」

P「そこも結構仕事用の資料詰めてあるけどな。っていうか今更だが、こんな仲になってもプロデューサー呼びなのな」

比奈「まあそこはエンディング待ちってことで…。無事アイドルをやりきって、寿引退したら…ってとこでスかね」ヨッ、ト

P「エンディングってお前…エロゲじゃあるまいし」

比奈「腹ボテエンドでも可でスよ? 社会的にマズいっスけど」ガサゴソ

P「やめい。流石にその一線は守る……はず」

比奈「お、言ってたらエロゲ発見」

P「やめい」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:05:54.16 Qn3PUplt0
比奈「ふーんへえーほおー」

P「物色するな。なんか泣きたくなるから」

比奈「いいじゃないスか別に。散々二人でエロゲの話してきたんスから」

P「お前いっぺん皆に謝っとけよ。訳は言わずに」

比奈「うっス。じゃあ今日はひたすらエロゲ談義ってことで」

P「お前マジか」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:19:15.70 Qn3PUplt0
比奈「おーおーこれなんてもうモロじゃないでスか。例の三人大集合じゃないスか」

P「例の三人とか言うなよ」

比奈「泰葉ちゃんと響子ちゃんとみくちゃん」

P「代名詞に使うなよ…ボカしてるのか何なのかよく分からねえ。遥そ○と沢澤○羽と小鳥居夕○な」

比奈「おー…この泰葉ちゃんがやってるプレイ昨日の夜やったやつだ」

P「だからそれは泰葉じゃねえ」

比奈「あーたしかに…こんなにおっきくないでスもんねえ」

P「やめてやれ」
11 :※別に実在するエロゲの話をしてるとは限らない 2018/02/06(火) 01:32:06.50 Qn3PUplt0
比奈「でもこっちのやつは本人もやりそうじゃないスか?」

P「どれ? ……あー、まあ否定はしないが」

比奈「似合うっスよね、実際。あ、こっちの子のプレイもみくちゃんが本当にやりそう」

P「あー……はは、ぶつくさ言いながら結局やってる感じとかまんまだな」

比奈「あ、ほら、本当に挟んでる」

P「マジだ。……でもなあ、これのヒロイン全員デカいもんなあ」

比奈「まあ……絵描きの目線からしてみると、大きいのしか描けないってこともありまスからねえ」

P「うそ? やたらめったらに乳のサイズを盛るのはそういう理由だったのか」

比奈「乳て……実際難しいっスよ、質量に頼らずに柔らかさや個性的な形を表現するのは」

P「なるほどなあ…盲点だったわ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:38:43.21 Qn3PUplt0
比奈「大きさと言えばでスね」

P「おう」

比奈「うちの事務所ってどんなサイズでもいるじゃないでスか」

P「いるな。ガリガリから爆弾まで。90overとか二十人くらいいる」

比奈「ただ大きいだけだと被るけど、ワンパターンなんかじゃなくどんなのでもいるでしょ」

比奈「これだけいれば、思いついたプレイに対応するアイドルって絶対に見つかるんスよ」

P「いよいよ無差別かお前」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:43:13.32 Qn3PUplt0
P「とうとうジャンルすら決めずにスタートしたな」

比奈「だってお休みなんでスもん」

P「はあ……ま、いいけどさ。同僚に似合うプレイ考える彼女って何だよ」

比奈「あ、今のもう一回」

P「……何が?」

比奈「彼女って呼んでくださいっス」

P「彼女」

比奈「へへ、へへへ……」ニヨニヨ

P「何を今更」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:45:01.83 Qn3PUplt0
比奈「じゃ、とりあえず夜這いする子から考えまスか」

P「いきなり夜這いかよ。そこそこ飛び道具だぞ」

比奈「だってさっき見たエロゲの中にそういうのがあったから…」

P「あー……」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:49:17.58 Qn3PUplt0
比奈「とりあえず『せーの』で言ってみまス?」

P「え、俺も言うの?」

比奈「いいじゃないスか。お互い考え方違うと思うんスよね」

P「ええ……なんだよ担当アイドルに似合うプレイ考えるプロデューサーって」

比奈「……」

比奈「……二人きりだし、正直になっていいんでスよ? 考えてるっスよね?」

P「アイドル一人一人のポテンシャルを引き出すのがプロデューサーの仕事だからな」キリッ

比奈「あ、ちょっと格好付けた」

P「やってることは割と酷いが」

比奈「あはは」

P「なはは」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:50:49.83 Qn3PUplt0
比奈「とりあえず一人だけ。せーのっ」


P「ほたる」

比奈「智絵里ちゃん」


「「…………」」



「「詳しく」」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:56:58.33 Qn3PUplt0
P「OK、まずはそっちの話から聞こうか」

比奈「ぱっと思いついたのが智絵里ちゃんだった……って、それだけの話なんスけどね」

比奈「ほら、自分からあまりアクションかけるタイプではないし…でも行動力発揮する時はあるし。やるとしたら夜中こっそり忍び込んで決行だと思うんスよね」

比奈「こう、ずっと溜め込んできたものが抑えられなくなって……一気に爆発、的な」

P「あー、結構激しいタイプ?」

比奈「っス。一度スタートしたら止まらなくなって、あとは欲望のまま一心不乱に」

P「途中で起こしちゃってることにも気付かずに?」

比奈「話の分かる」

P「よせやい」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:01:12.94 Qn3PUplt0
比奈「じゃあ次はほたるちゃん。……でも、タイプ的に大体同じじゃないっスか?」

P「甘いな。言っただろ、アイドル一人一人のポテンシャルを探求してこそのプロデューサーだぞ」

P「ほたるはな……矛盾騎乗だ」

比奈「おお、なんか変な言葉が」

P「いやまあ逆夜這いなんて基本決まり切った体位でしか仕掛けられないんだが。まあ、つまりこういうことだ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:07:26.87 Qn3PUplt0
P「欲望を溜め込んで溜め込んで一気に発散って点では変わらないが、心持ちも手口も違う」

比奈「ほうほう」

P「抑えられない、ありったけの気持ちをぶつけたい……でもどうせ自分にはそんな資格なんて無い」

比奈「なるほど、抱えてる負い目にかけてほたるちゃんは随一っスもんね」

P「悶々としたまま日常が過ぎ……」

比奈「一人で発散は?」

P「するけど気持ちの膨れ上がる速度に追いつかなくなる」

比奈「続けて」

P「ついに相手を思いやる気持ちを自分のエゴが上回る」

比奈「この場合のエゴとは?」

P「一方的にそう思い込んでるだけ」

比奈「なるほど」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:13:17.67 Qn3PUplt0
比奈「そしてついに決行」

P「ああ、こっそり忍び込み……」

比奈「忍び込み?」

P「泣いて謝りながら跨がる」

比奈「やった!」

P「ひたすら謝ってる。詰まらせながら謝り続けてる」

比奈「そして一方的に幸せでいっぱいになってることに対しても謝る?」

P「……いや、どうかな」

比奈「というと?」

P「幸せでいっぱいなのが怖くて泣いてるのかもしれない」

比奈「あ、これ泣きゲーなのにやたら激しいやつだ」

P「ああ。途中で起きるのは野暮かもしれない」

比奈「でも途中で起きた方が良いエンディングかもしれない」

P「博打だろ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:02:11.34 CPysqI6i0
比奈「こういう子をひたすらベタベタに甘やかすだけのゲームやりたいっスねえ。気が済むまでなで続けたりとか」

P「ああ、着せ替えもあるぞ」

比奈「やった」

P「選択肢次第でどうにでもなるぞ」

比奈「なんか聞いたことある」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:05:21.85 CPysqI6i0
P「あと一人考えてるのがいるんだが…」

比奈「たぶんさっき見てたエロゲの影響でスよね? 分かるっスよ」

P「いや、アレとはまた違うんだぞ? 内容自体は」

比奈「詳しく。アレでしょ、泰葉ちゃんでしょ」

P「おうともさ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:08:19.17 CPysqI6i0
比奈「あーでも、この二人とはまたパターン違うっスよね」

P「そりゃまあな。ここは比奈の考えたエロゲに乗っかるとしようか」

比奈「もうそろそろタイトルとか考えちゃっていいと思うんスよアレ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:27:49.48 CPysqI6i0
P「仕事第一、言われたとおりになんでもこなす元人気子役のアイドル岡崎泰葉が友達と楽しく笑い合える女の子になって数ヶ月」

比奈「個別ルートに突入して一線を越え、甘々でベタベタの関係になった頃」

P「反動で積極的になり過ぎて色々やろうとする」

比奈「やった」

P「でもお互い仕事は何より大切だからすれ違うこともある」

比奈「そして溜め込んで?」

P「爆発する」

比奈「基本的に自制心無くしたら夜這いなんスね」

P「そこがキモなんだ。我慢できないけど同時に直接攻撃で迷惑をかけちゃいけないという思いがある。それがこの三人の共通点だな」

比奈「あたしは、まあ……その逆だったんスけど」

P「まあ何が正しいのかは個人の自由だ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:33:43.99 CPysqI6i0
P「特に泰葉の場合は、結ばれたけど仕事がおろそかになってはいけないという思いがある。気遣い故の夜這いなんだ」

比奈「あー、その気になればできるから夜這いなんて手を使う必要無いでスもんね」

P「ああ。だからこっそり忍び込んで、とくにこれといった激しいことはしない」

比奈「跨がりはしない、と」

P「そういうこった。見る、触る、舐めるってところかな」

比奈「ヘタするとその場で一人でしちゃうかも。その途中で起きるとどうなりまス?」

P「早口で言い訳を始める」

比奈「…………」

P「…………」

比奈「……」ス

P「……」ス


パァンッ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:34:49.84 CPysqI6i0
比奈「何のハイタッチなんスか今の」

P「昨夜ぶりに深く繋がった気がした」

比奈「……意味が違うでしょ」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:38:57.45 CPysqI6i0
P「夜這いでここまで盛り上がるもんかね」

比奈「何をこんなに真剣に話してるんでスかねアタシら」

P「特に俺だよ。なんか気が抜けてるなあ…」

比奈「まあ折角泰葉ちゃんで盛り上がったんだし、他二人のヒロインのプレイも考えてみません?」

P「みくと響子か」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:48:02.89 CPysqI6i0
P「とりあえずこの三人の布陣ならみくが一番大きいって話はしたな」

比奈「身長は全員ほぼ同じっスからね。そこからカップ数を見比べると一人だけ……」

P「そりゃ挟むよなあ」

比奈「挟むのは確定だと思うんスけど、お乳あげるのってポジション的に響子ちゃんじゃないスか?」

P「お乳あげるって言うなよお前」

比奈「泰葉ちゃんも先輩っていう固有ステータスあるんスよねえ……」

比奈「……え、もしかしてコレまさかの授乳ゲー……?」

P「どういうジャンル!?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:54:32.83 CPysqI6i0
比奈「慎ましやかな小房にかぶりつくのってなんか斬新っスね……」

P「授乳はともかくだな、みくの個別ルートの話をしなきゃな」

比奈「他二人が生真面目と素直でしょ? やっぱからかいキャラが板に付くと思うんスけど、どうスかね」

P「そうなるな。イタズラっ子だ」

比奈「でも生粋のイジられ屋だからすぐ逆転されそうっスねえ」

P「そこはバランス取らないとな。安易な逆転はよくない。絶対によくない」

P「許さねえ……」

比奈「過去に何が……?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:06:58.26 CPysqI6i0
P「堂々としてるもんだから、公の場でベタベタしようとすることもあるな。全力で押しつけてきたり」

比奈「オンオフはっきりしてるから、きちんと変装した上で仕掛けてくるんスね」

P「たまにこっちから仕掛けると焦るんだ」

比奈「例えば?」

P「事務所の中のトイレとか……人影の無い物陰でだな」

比奈「……でも、イヤとは言わないんスね」

P「こう、『しーっ!』ってしながら……」

比奈「楽しそうっスねそれ」

P「でもちゃんと雰囲気作るとめちゃくちゃしおらしくなるからお得」

比奈「もう語尾に『〜にゃ』とか付けないんでしょうね」

P「もちろん事後にイジる」

比奈「見たい……絶対にムキになるっスよ」

P「余韻でまだおとなしいままかもしれんぞ」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:14:00.69 CPysqI6i0
P「さて、響子ルートだが……」

比奈「手だと思うんスよ」

P「ほう、手か」

比奈「泰葉ちゃんが口、みくちゃんが胸、響子ちゃんが手をメインにする感じで」

P「泰葉は手先が器用だし、響子は奉仕系だし、逆でもいいかもな」

比奈「あー、たしかに……」

比奈「でも、先っぽえげつないくらい責めそうじゃないスか?」

P「『加減しろバカ!』って感じで?」

比奈「そうそう。すっごい笑顔で」

P「……比奈が手で責めてみたい訳ではなく?」

比奈「…………ノーコメント」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:26:24.88 CPysqI6i0
比奈「しれっと一番胸のこと気にしてて、それを躍起になって取り返そうとして手数増やす気がするんスよね」

P「あー、泰葉はもう気にするとかそういうとこ越えてそうだもんな。結局勉強熱心故に手数増やすけど」

比奈「そうそう。クールな子ってデレたら一種の無敵状態に入るっスからね。『誰がなんと言おうと貴方が好きと言ってくれるならそれでいい』って感じで」

比奈「で、話戻しまスけど。とにかく『気持ちよくなってもらおう』ってことを一直線に考え続けて……その結果手を使うっス」

P「前半はあんなにストレートだったのに」

比奈「何かと対照的になると思うんスよ、泰葉ちゃんと」

比奈「あっちは共通ルートで己を乗り越える話を済ませるでしょ? だから個別ルートはどう付き合うかの話になるんス」

P「響子は個別ルートに入って付き合いだしてから色々なコンプレックスが分かる訳か」

比奈「そう。やりがいあるっスよー」

P「そうやって色々なプレイを試し、最終的にノーマルなベタ甘に帰ってくるのが響子ルートってことだな」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:36:49.67 CPysqI6i0
P「体位的にはどう?」

比奈「そうでスねえ……みくちゃんはケモノだし、後ろから?」

P「ふむ……どうだろ、する時は猫が引っ込むと思うんだよな。力強く攻めるから上に乗るのもアリじゃないか?」

比奈「だからこそ、後ろからってのは一回入ると思うんでスよ。一度『みくちゃん』じゃなく『みくにゃん』とするシーンは入りまスって」

P「一理ある。響子はどうよ?」

比奈「密着でしょう、やっぱり」

P「座位か」

比奈「抱き合う感じっスよね。手が激しい分繋がる時はスローかと」

P「となると、泰葉は?」

比奈「手繋ぐの好きっスよね?」

P「お前よく見てんな……」

比奈「とにかく指を絡めると思うんス。だからそこまで密着はしないかな」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:48:28.00 CPysqI6i0
P「割とマジに一本成立するな、この三人…」

比奈「いっそ正式に作りません? 前も言ったっスけど、プログラム組める子もテキスト書ける子もいまスって」

P「作ってたまるかい」

比奈「でもなあ、作るならサブヒロイン足さなきゃかなあ」

P「話続けるのな」

比奈「いや、やっぱ探せばいくらでもいるじゃないスか。メイン勢で物足りなかった人のためのフェチ枠」

P「いるにはいるかもしれんが……どれもサブに置くには濃すぎるんじゃないか? 薄味なのはNGくらいのもんだぞ」

比奈「そういう時は続編でメインに」

P「こいつ…続編の想定まで…」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:58:55.67 CPysqI6i0
比奈「どうしましょ?」

P「うーん……俺的には下半身が好きだから尻か脚を充実させたい」

比奈「尻というと若干一名がぶっちぎってまスね」



P「あー……独壇場だわ」

比奈「ウエストや身長を加味すると誰一人勝負にならないっスもんこの人。765の四条さん越えてんスよ…?」

P「南米のナターリアにも結構な差をつけてるしな。すげえ…パフェのカロリー全部あそこに行ってんだ…」

比奈「でもなあ……こっちはこっちでメインのゲーム考えてあるしなあ」

P「出た」

比奈「とろあまクリームパイ…」

P「オイ前回までクリームパイだったろ。何しれっとパワーアップさせてんだ」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:05:25.90 CPysqI6i0
比奈「脚はどうスか? 陸上部二人もいまスけど」




P「あー……いいな。太めの短距離タイプとほっそい長距離タイプか」

比奈「へえ。そんな違いがあるんスね」

P「個人的には太い方がいい。細い子見ると米食わせなきゃと思う」

比奈「ホント世話好きっスね…。でも悠貴ちゃんが入ると泰葉ちゃん的にもよくないでスか? 小さい先輩と大きい後輩で良い感じに映えるし」

P「うーんサブだからと言って引き立て役になり過ぎるのはイヤだな…」

比奈「あー、あくまでしっかりした登場人物の一人として立てたいんスね」

P「こればかりは職業病みたいなもんだ」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:13:07.08 CPysqI6i0
比奈「ロリ枠空いてるし、そうでスねえ……小梅ちゃんとか莉嘉ちゃんは」




P「そういやいなかったな。一枠いるわ」

比奈「藤○ウサと佐藤○かん……」ボソ

P「おい」

比奈「あーでも遥そ○と沢澤○羽と小鳥居夕○に佐藤み○ん入れたらこれもういよいよ……」

P「遂にタイトル出す気かお前」

比奈「ユニット組みません?」

P「怒られるわ」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:20:44.75 CPysqI6i0
比奈「ロリ兼デコ枠とかどうスか?」



P「あー、デコな。こんなしっかりしたトラブルメーカーいなかったし、いてもいいかも」

比奈「前々からデコを活かすために完成されたビジュアルしてるなーって思ってて」

P「お前同僚のこと出会い頭からエロゲヒロインとして見てたのか」

比奈「トラブルメーカーだし、きちんと叱られるところまでワンセットだし、さらにイタズラの規模考えても不快にならない優秀な人材っスよ」

P「ちゃんと叱られるところまでってのがミソだな。ただかき回して逃げるだけはダメだ。でもそうなると、プレイ的にはお仕置きか?」

比奈「まあそうなるっスよねえ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:32:40.43 CPysqI6i0
比奈「あとフェチと言えば鉄板は腋っスかね」



P「出たな独壇場パート2」

比奈「腋でチアガールでド直球イチャラブ系でスからねえ。エロゲなら無敵っスよ」

P「しかしサブだろ、いやあ…どうだ…? 智香はメインにしかならないだろ……」

比奈「というと?」

P「あいつ、まゆと同じようなもんで『誰よりも近くで貴方を応援してあげたいから』って理由で事務所に飛び込んで来てんだぞ?」

比奈「思った以上に強力だった…。ええ…影のヤンデレ枠にもなり得るんスか…?」

P「常に他人を思って行動するし、根が明るいから病みはしないだろうが…ゲームの難易度とジャンル次第かな」

比奈「場合によっては一番楽なんでしょうけどね」

P「ストレートにアタックしてくるからストレートに応えるだけだもんな」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:39:37.66 CPysqI6i0
比奈「久美子さんも腋っちゃ腋スけど」



P「あー……まあ腋というか、メインウェポンは『美女』かな」

比奈「そりゃまあそうでスけど」

P「エロゲとか、そういうコンテンツに小細工無し直球の『美女』を放り込むかね」

比奈「なんていうか、出る作品違う気はしまスね」

P「可愛い大人を楽しむのが目的なら最強なんだがな。あの人ホントいくら見ても飽きないから」

比奈「お茶目だし結構無邪気っスからね」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:47:06.59 CPysqI6i0
比奈「エロゲで無敵と言えば物凄いのがいまスよねこの事務所」

P「……どれ?」

比奈「銀髪巨乳寡黙クーデレメイド」



P「出現と同時に人気投票トップかっさらっていくやつな」

比奈「基本ずっと流行ってまスからねこういうの」

P「ただ、それこそ出るジャンルが違いすぎるだろこの人」

比奈「たしかに。SF系専門っスかね」

P「濃すぎてメイン確定だし」

比奈「仮にメインじゃなかったとしても確実にファンディスクにいまスからね」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:52:01.00 CPysqI6i0
比奈「確実にファンディスクにいる子と言えば」

P「あいつか。その道では究極とも言える」



比奈「明るい外ハネが制服の上からパーカー着てんスよ。100点満点っスよ」

P「時代が時代なら好感度を教えてくれただろう」

比奈「そしてめっちゃグイグイ来るクセにFDでいざ攻められると『え、ほ、本当に私でいいの…?』とか言うっスよ」

P「いい…サポーターを急にスポットライトの下に引きずり出すのいい……」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:01:22.38 CPysqI6i0
比奈「サポーター系と言えば、姉キャラに必要なもの全部乗せた超よくばりセットもいまスけど」



P「黒髪ポニテにツリ目に巨乳に筋肉に家事能力盛ってきたか……」

比奈「当然かわいい格好させると照れまス」

P「すげえ何一つ外してねえ」

比奈「『似合う? ガサツなウチには似合わないかな』とか言いながら照れ笑いっス」

P「隙が無え……」

比奈「サブでもメインでも十二分。一番丁度良いライン見つかったかもしれないっスね」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:05:40.89 CPysqI6i0
P「海の話で思い出した、そろそろ飯にしよう」

比奈「ひょっとして、普段結構世話になってまス?」

P「どうでしょう」

比奈「ぐむむ……」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:10:11.52 CPysqI6i0
P「いただきます」

比奈「いただきまース」

P「はい召し上がれ」

比奈「うーん……あたしこんなに料理できるかなあ……」

P「ま、やるならやるでゆっくり覚えていけばいいさ。比奈、別にズれた感覚ある訳じゃないし」

比奈「メシマズは根底のセンスが違うって言いまスもんねえ。それに比べたらまあマシかな……」

P「好きな物入れときゃとりあえず美味い!みたいな発想しないだろ? ありすも早いとこ矯正してやらなきゃなあ」

比奈「もう取り返しつかないような気がしまスけどねアレ…」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:14:39.69 CPysqI6i0
比奈「ごちそうさまでした。あたしが洗うんで、ゆっくりしててくださいっス」

P「ん、悪いね」

比奈「いえいえ、いい加減このくらいやらないと…」


ジャー…


P「アレな話はとりあえず一段落したし、これからどうするか」

比奈「まだネタ自体はいくらでもありまスよ? 満面の笑みでえげつないシゴき方する人パッと思いつくだけで二人いるし」


49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:21:36.38 CPysqI6i0
比奈「最近は厨二系ヒロインや処女ギャルも一枠ありまスからねえ」




P「あー、流行りだなあ……」

比奈「どうっスか? 処女ギャル。賛否両論あるっスけど」

P「うちの処女ギャルには悪いが反対かな。なんでもかんでもウブならいいってもんではない。適材適所ってあるだろ」

比奈「まあ、いわゆる過激派もいるんで線引きが難しいでスからねえ…」

P「うちの場合はさらにアイドルだからな。別にエロゲじゃないし当然アリなんだが……なあ?」

比奈「ジャンルによるっスねえ。キャラの配置は難しいっス」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:23:01.17 CPysqI6i0

キュッ


比奈「おーさむ…指先死んじゃう」

P「ふはは大変だろ、冬の皿洗い」

比奈「はいピトっと」

P「うひぃっ!?」

比奈「あはは」

P「こいつ……」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:26:28.35 CPysqI6i0
P「さて、結局どうする? 天気はいいんだもんなあ……外出るか?」

比奈「断固反対っス。このままダラダラで」

P「へいへい。今夜はどうするんだよ」

比奈「そりゃあもちろん泊まりっスよ」

P「もちろんなのか……」

比奈「昨夜はキツかったんで、まあ今夜はそのまま寝ちゃっていいでスけど」

比奈「でもなー、あたしは夜型だし、プロデューサーが寝てから布団入ろっかなー」

P「…………」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:28:06.28 CPysqI6i0


P「それは何か」

P「俺が寝た後、ナニか仕掛けるってことでいいのか?」

比奈「やだなー、そういうこと先に聞いちゃダメっスよー」


〜終了〜
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:33:30.70 CPysqI6i0
以上

完全に蛇足だとは思った
でも誰が夜這いをするのかだけはハッキリさせなければと思ったから意地でも書いた
皆さんはちゃんと183人を隈無く見渡して自分の性癖にベストマッチしたアイドルを見つけ出しましたか
テキトーにいっぱい出番のあるアイドルだけ見とけばいいやなんて思ってませんか
ちゃんとどのアイドルが好きな食べ物を聞かれた時にうっかり「精子」と答えそうか考えていますか
私は日頃そういうことばかり考えています

つまり、そういうこと
解散!!

【モバマスSS】P「流されやすい後輩」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:18:02.17 2BFXVgjh0


【事務所-部長室】

P「アシスタントですか?」

ほたるのデビューが終わった後部長がそんなこと言ってきた

部長「実はな。宮本Pが定年を迎えたから退職することになってな」

まじか。あの爺さん辞めちゃうのか。ちょっと寂しい

部長「そんでお前のところに宮本をうつそうと思う。そうすると6人になる。一人だと厳しいだろう?」

・・・テンプテーションアイズをやっている以上そうなるのは当たり前か。

P「確かにそうですね。どんな人ですか?」

部長「社長が選んだんだがお前と同郷で、元々事務員をやっていたらしい。俺もそれしか知らない。まあ仲良くやれよ」

ちひろ「アシスタントには優しくですよ。Pさん。部長みたいになっちゃいけませんからね!」

P「が、がんばります」

部長「・・・頑張れよ。直接向かわせるから、後はどうにかしてくれ」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:19:38.72 2BFXVgjh0


【事務所ー泰葉部屋】

P「というわけで、フレデリカさんが来ました。みんな仲良くするように」

フレデリカ「僭越ながら自己紹介をさせていただきます。宮本と申します。本日はお日柄もよく・・・」

周子「フレちゃん。長い」

フレデリカ「あ、そう?いや〜真面目モードって厳しいね!じゃ、みんな改めてヨロシク〜」

P「まあちょこちょこ来てるので紹介はいらないと思う。で、やることがあります」

泰葉「なんでしょうか」

P「なんか俺にアシスタントさんがつくそうなので。隣の部屋から机をもってきつつ、今日歓迎会をやります」

周子「おごり?」

P「当然だ!アシスタントさんや君らの都合によって、次回に持ち越しするけど」

P「ほたるのデビュー記念。宮本さんの加入記念。アシスタントさん入社記念まとめてやろうかなと思ってます」

ほたる「・・・あ、ありがとうございます。私は平気です」

フレデリカ「・・・フレちゃんでいいよ〜太い腹だね!Pさんは!大歓迎だよ〜」

P「じゃあフレフレ。向こうの部屋から私物持ってきて。で、他のみんなは譲り合って使うこと。」

悠貴「わかりましたっ!」

乃々「・・・机の下に移動させないと・・・」

P「じゃ、みんな動くぞ。アシスタントさんが来るまでにちゃっちゃと終わらせるぞー」

全員「はーい」

・・・・・・・・・・・・・・・・
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:20:28.47 2BFXVgjh0


※美優視点に変わるよ

???「・・・こっちの部屋よね。」

アシスタントとは何をするのだろう・・・皆さん優しい人ならいいけど、誰かがこっちに来る

フレデリカ「戦略的てった〜い♪あら?」

周子「ん?もしかして今日来るっていうアシスタントさん?」

???「・・・え、ええ。そうです。三船美優といいます、よろしくお願いしますね」

周子「アタシは塩見周子って言います、これからよろしくお願いします。じゃあまた」

フレデリカ「フレデリカだよ〜よろしくぅ。またね〜」

ペコリと頭を下げて足早に去っていく彼女達を見送る。・・・部屋の前についた

美優「・・・し、失礼します」

P「周子!何サボってんだ!いつの間にかフレデリカもいねえし!お前も早く・・・」

怒鳴り声を上げた人が固まっている。・・・私は違う意味で固まっている。・・・まさか、いや、間違いない

美優「・・・先輩?」

P「・・・もしかして三船さん?」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:23:41.78 2BFXVgjh0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


お互いの自己紹介が終わって、少し質問タイムになった

悠貴「二人は同じ学校だったんですかっ?」

美優「はい。私がひとつ下です」

ほたる「あの。それ以外はどういったご関係で・・・?」

美優「と、特には・・・」

嘘だけど。年頃の少女が喜びそうなこともあるけど。できれば閉まっておきたい

乃々「す、すごい偶然ですね・・・」

泰葉「Pさん。知ってたんですか?」

P「いや。完全に知らんかったわ、同郷だってことしか聞いてない。」

そうなんだ。先輩が呼んでくれたわけじゃないんだ。ちょっとさびしい

P「まあいいや。知ってる人ならやりやすいでしょ。よろしくね。三船さん」

美優「はい・・・あの、またみみちゃんって呼んでもいいんですよ?」

・・・寂しかったのでちょっと意地悪してみる

悠貴「そんな風に呼んでたんですかっ!?」

乃々「おぉ・・・ラブコメの匂いがします」

泰葉「Pさん、そのへん詳しく」

ほたる「・・・やっぱりご関係が?」

P「ないない。一回だけ冗談で呼んだだけだから、しかし見た目あんま変わんねえなあ。すぐわかった」

美優「先輩は髪が伸びましたよね。昔はすごい短かったのに」

P「そうだね。つかこっちに来てたんだ、地元に残ると思ってたわ」

美優「東京の大学だったので。・・・みなさんも東京に行ったんでしたっけ」

P「えっとね・・・ジャーナリストと・・・」

泰葉「・・・」

ぽふ。とカワイイ音がしたと思ったら泰葉ちゃんが先輩に抱きついていた

美優「え、え?」

泰葉「Pさん。時間がありません。片付けしないと」

先輩の胸に顔を埋めながらそんなことを言っている。他の人達も驚いた様子はない、え?いつものことなのこれ?

P「あ、ああそうだな。ほらみんな始めよう。三船さんも自分のデスク周りをやってくれ」

P「後今日歓迎会やろうと思ってたんだけど来れる?」

美優「は、はい。大丈夫です」

・・・こんなに女の子に対して優しくなっているとは。時の流れというのはすごい

P「よしキリキリ働こう。店は8人で入れてあるから」

悠貴「お肉ですか!?」

P「・・・自然食の店で生野菜サラダばっかりの店なんだ」

ほたる「・・・意地悪ですよPさん。悠貴ちゃんが固まってます」

・・・やっぱりあまり変わってないかも
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:25:32.81 2BFXVgjh0



【イタリア料理〜トラットリア〜ラ・サール】

P「えーこの店はドレスコードがないとこなのでそんな緊張しないでください。特にそこの二人」

ほたる・悠貴「・・・は、はい」

二人が緊張している。こういうオシャレ系というべきレストランにあまり来ていないんだろう

周子「アタシもあんまり来たことないけどさ。・・・こんなラフな格好でいいの?」

フレデリカ「やっぱり〜ドレスがふつーだったりするする?」

泰葉「こういうところは女性には結構寛容ですよ?」

乃々「で、でもこういうところって高いんじゃ・・・」

美優「トラットリアと書いてありますし。問題ないと思いますけど・・・」

P「三船さんの言うとおり。お前らが言ってるのはリストランテとか言われるやつ。ここは違うの」

P「で、コースは決まっているので、飲み物だけ決めてね。大丈夫各自1万も行かないとこだから」

悠貴「私、サラダだけでいいですから・・・」

周子「おお、悠貴ちゃんが乃々ちゃんみたいになってる」

P「コースで決まってるって言ってんだろ、まあ料理きたら元気になるだろ」

P「俺は酒飲まないけど三船さんどうする?なんかスパークリングワインが美味しいらしいよ?」

美優「・・・なら少し頂きますね」



7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:29:25.47 2BFXVgjh0

※P視点に変わります

P「・・・いやあ。まさかこうなるとは」

美優「うぅ・・・ぐすっ・・・すいません。もう一杯お願いします」

・・・結構開けてんなーとは思ってたけどまさかこんだけ若い子たちの前で出来上がるとは思わなかったぜ!

そんなん知らないもん!泣き上戸って初めて見るなあ

周子「泣き上戸ってやつかねこれは」

悠貴「あ、あはは・・・」

フレデリカ「すご〜い。始めてみたんですけどぉ〜」

乃々「・・・真似しないでほしいんですけど・・・」

ほたる「あ、あのこういう時はどうすれば」

P「ほら。三船さん。次のデザートで終わるからそろそろ・・・ね?」

美優「みゆってよんでくださいよおむかしはみゆちゃんだったのに他人行儀で・・・わたしだって・・・わたしだって・・・」

・・・うわあめんどくせえ。なんだよ。たちわるいなあ酒飲みって

美優「・・・ていうかなんで私を振った人と一緒にお仕事しなきゃいけないんですか・・・?いじめですか・・・?」

・・・空気が凍った気がした。え?何言ってんだこいつ

泰葉「・・・Pさん?」

P「いや、待って、マジで心当たりない」

本当にない。そんな浮いた感じのことなかったはずだ

ほたる「あ、あのそれはいつですか?美優さん」

美優「先輩の高校の卒業式の日ですぅ・・・」

え、あ。まさかあれか。いや、でも違うかなー・・・?

周子「・・・Pさん。心当たり思いついたん?」

P「いや、俺東京出てきたろ。卒業式の日にどっか付き合ってくれって言われて、俺すぐ東京で働くから無理って・・・」

美優「それですよぉ・・・気付いてすらいなかったなんてぇ・・・」

さめざめとないていらっしゃる。まじかよあれ告白だったのかよ。俺やらかしてるじゃないか

周子「うわあ」

泰葉「Pさんひどいです」

P「・・・な、なんかごめんね。ほんとに」

美優「謝らないでくださいよぉ・・・私が惨めじゃないですかぁ・・・」

こんだけ年下の子の前でここまでやらかしてるのは惨めじゃないのか。まあこういう時はだな

P「おし!みんなデザート食ったな。・・・支払い済ませて今日のところはさっさとでよう。周囲の視線が痛い。」

逃げるに限る

フレデリカ「ごちそうさま〜ん〜デリシャ〜ス!おいしかった〜」

・・・君はマイペースだね。

P「ふぅー」

全員をタクシーに乗せ終わった。泰葉からの視線が痛かったけど、まあセーフだろう

当面の問題は、この潰れた後輩をどうするかだな。周子に預ければよかったかな?

P「三船さん。タクシー乗って。一人で帰れる?」

美優「・・・・・zzz」

うわあ。寝てるよ。これだから酔っ払いは。・・・まゆpだったらうちに放り込んで終わりなんだけどなあ
・・・もうなんかめんどくさい。何もしなければ大丈夫だろ。うん
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:31:28.19 2BFXVgjh0

※美優視点に戻ります


美優「・・・ん」

目が覚めたら知らない天井で知らないお布団だった。ここはどこだろう?

美優「あれ・・・私、そうだ。歓迎会で酔っぱらっちゃって・・・」

何を言ったかあまり覚えていないが、やってしまったことは覚えている。

先輩から何も気づかずお酒飲めば?なんていうからあてつけでつい飲みすぎてしまったのだ

・・・初日から大惨事じゃないか。もうお仕事やめたい。

P「あ、起きた?」

美優「・・・え」

一瞬で思考が急速に回転する。もしかしてここって・・・先輩の家!?

P「とりあえず酔いにはしじみの味噌汁がいいらしい?からさ。作っといたけど飲む?」

美優「・・・いただきます」

・・・先輩の提案を受けよう。これ以上恥を重ねてもあまり変わらないよね
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:34:57.89 2BFXVgjh0

【Pの家〜居間】

P「・・・」

美優「・・・お味噌汁美味しいです」

P「そりゃよかった。あの・・・さ。ごめんね。連れ込んじゃって。でももう少し警戒心もったほうがいいよ」

美優「い、いえ。最終手段だったんですよね。・・・ごめんなさい」

意識するとまずい。間違いがおこらなくてよかったと考えよう

P「一応。今日は別れて出勤しよう。めんどくさいことになるから」

美優「は、はい」

P「あの・・・ごめんね告白、気づかなくてさ」

私あの子達の前でそんなことまで言ったのか。・・・本当に辞めたい

美優「!?・・・わ、わたしその」

P「普通にどっか行くのかと思ってた」

美優「・・・あ、ああそうですよね。すいません」

そう。あの頃の私は若かった、今ならわかる。あれなら伝わらないだろう。あれ?むしろこの状況チャンスなのでは・・・

P「・・・なあ美優ちゃん。聞いていいか?」

美優「・・・はい?」

P「なんで俺なんだ?正直お前ならわかってるだろう?俺の性格ってあいつの・・・ジャーナリストの劣化コピーだって」

美優「・・・確かにお二人とも似てらっしゃいますね」

P「底抜けにお人好しでアホみたいに明るくて果てしないバカ」

P「だけどひたむきでみんなから好かれている。毒気なんてあいつの前では意味をなさなかった」

美優「・・・」

P「・・・人に嫌われないようになろうと考えて、あいつを真似しようと思ったただの偽善者だぞ俺は」

美優「・・・じゃあ実際のPさんってどんな方なんです?

P「・・・よくわからない。でもゴミみたいなやつだってのは確かだろうよ」

美優「・・・先輩。私と初めて会った時のこと覚えてますか?」

P「確かなんちゃって不良に絡まれててあいつが突っ込んじゃったんだよな」

美優「はい。その時Pさんも助けてくれました。何やってんだよもう。君はそのバカつれて逃げて。って、逆じゃないかなって思いました」

P「・・・俺がやっとくからって言って逃した記憶はある。でも正直お前のことはどうでもよかった。暴れたかっただけだよ」

美優「・・・嘘も下手なの変わってないです。Pさん。あのですね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:38:25.48 2BFXVgjh0


P「なんだ?」

美優「・・・ほんとの性格がわからいなら今の偽善と言っているものはもう本物だと思いますよ?

美優「・・・それにPさんは言うほど親切じゃないです。」

それは間違いないと思う。よくからかわれたものだ

P「・・・そうか」

美優「きっかけはそうだったかもしれません。でもPさんの場合人に優しくあろうとしただけです」

美優「不器用だけど優しくて、たまに意地悪で、悪ノリしちゃうとどこまででもいっちゃう人です」

P「お前に俺の何がわかるんだよ」

美優「・・・わかりますよ。好きな人ですから・・・先輩。やっぱり私なんかじゃいけませんか?」

P「・・・その気持に答える気はない」

美優「・・・そうですか。泰葉ちゃんですか?あと周子ちゃん」

P「・・・昔とはやっぱ違うな。周子はよくわかったね」

美優「私も年を重ねたんですよ。・・・今、悩んでますよね先輩」

P「・・・まあね」

美優「事情を話してくれませんか?力になれるかもしれません」

P「いや、あのね。大丈夫だから。」

・・・やっぱり昔と同じだ。この人は自分の弱さを本当に見せたがらない。ここは・・・

美優「わかりました。ここは引き下がります」

P「助かるよ。しかしあれだな。家バレが深刻だな、そろそろ本当に引っ越し考えないと・・・」

・・・他の人に聞いてみればいいだけだ。泰葉ちゃんや、周子ちゃんに。


【事務所-泰葉部屋】

美優「・・・なるほど」

泰葉ちゃんはあっさり話してくれた。他のみんなのなんか優しい視線はもう気にしないことにした

こういうのを気にしすぎるのがお前の悪癖だぞ。と昔先輩にも昔言われたし

美優「・・・そんなことになっているなんて」

泰葉「美優さんはどう思いますか?Pさんは昔どんな人だったんですか?」

美優「・・・そうですね。一言で言うと・・・はぐれ物といいますか、団体行動が苦手な方でした」

周子「あー・・・そんな感じするわ。うん」

泰葉「友達はいらっしゃったんですよね。パティシエさんという方がいらっしゃいますし」

周子「アタシが連絡している人もいるね、ジャーナリストやってるって言ってた」

美優「・・・ええ、全部で5人です。私も多少お付き合いがありました」

おそらくそのジャーナリストは彼だろう。彼が一番心を開くのはあの人しかいない。パティシエは・・・あの人かな

泰葉「・・・で、美優さんは協力してくれるんですか?」

美優「・・・いえ。私は自分のやり方で動いてみます」

泰葉「・・・そうですか。他言はしないで頂けると助かります」

この子達の目的はわかった。そして私にできることもわかった。早速行動にうつさなきゃ


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:41:26.28 2BFXVgjh0


【2週間後-事務所ー泰葉部屋】

P「・・・」

美優「あの。先輩。ちょっとよろしいですか?」

P「ん?どうした?」

美優「・・・先輩の悩みを解決する方法を見つけまして。」

P「・・・ほんと?俺はどうすればいいの?」

美優「・・・職場が変わりましたし、部屋の更新もそろそろ終わるので私も引っ越しを考えてまして」

P「ああ、俺もだよ。実際引っ越そうかなあと思ってて、いい物件がなくてねえ」

泰葉「新しい家の場所教えて下さいね?」

P「うーん。まあ元々お前らが来る前から引っ越し事態は考えてたんだよなあ」

周子「あ、そうなんだ」

P「ほら、あそこ一人だとちょっと広いじゃん?」

P「荷物もそんなにないしもうちょっとキッチン広くて職場に近い所が良いかなあって」

泰葉「私達の私物を置くと」P「だめ」

泰葉「・・・最後までいわせてくださいよ」

P「・・・ダメだって言うのわかってんだろお前」

美優「・・・そんな先輩におすすめの物件があります。これをみていただけますか?」

P「物件表持ってるなんて準備がいいね・・・広くないこれ?三部屋あるし家賃もお高いし。まあ近いけどさ」

美優「・・・二人で住むにはちょうどいいんじゃないでしょうか?」

泰葉・周子「!?」

P「・・・誰と誰が?」

美優「私と先輩です。初日私にあんなことしておいてまだそんなこと言ってるんですか」

ほたる「・・・なにをなさったんですか?」

フレデリカ「ワオ!これはいっつあ送りウルフだね!」

悠貴「Pさんっ!本当ですか!?」

P「酔い潰れて寝てただけじゃねえかお前!誓って何もしてないぞ!」

美優「私のあられもない姿をみて、辱めて、言葉責めされてもうお嫁に行けません。両親も貴方なら許すと言っています」

P「いや!待てよ!久しぶりにあってまだ1ヶ月もたってねえぞ!?」

乃々「お、おお・・・修羅場なんですけど・・・」

美優「・・・私はアイドルではありません。だからプロデューサーという言い訳は通用しませんよ?」

P「え?・・・あ、俺。スカウト行くんだった!じゃあな!みんな頑張って!」

周子「あ、逃げた」

泰葉「・・・本気ですか?美優さん」

美優「・・・ええ、あの人は私が好きだったあの頃のままです。問題ないと思います」

周子「・・・うーん、なるべくアタシも混ぜてね?」

美優「・・・その時の状況によりますかね?」

乃々「それもおかしいと思うんですけどぉ・・・」

ほたる「・・・ちょっと気持ちわかります」

悠貴「ほたるさん!?」

・・・だって、まだ好きなんですから、これくらいはしていいだでしょう・・・ね?
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:42:24.68 2BFXVgjh0

【会社エントランス】

P「とっさに逃げちゃった。どこ行くかな・・・仕事の説明してないけどなんとかなるべ」

社長「やあ!奇遇だね!」

P「・・・げ」

社長「・・・そこでお茶でもどうだね?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:45:21.06 2BFXVgjh0

【カフェ〜ドルーパーズ】

社長「やあ!どうだったかね。三船くんは」

・・・やっぱりてめえの差し金かこら

P「・・・驚きました、よく調べましたね」

社長「ははは!私を甘くみないでもらおうか。と言いたいところだが三船くんは偶然だった。高校が一緒だから面白いかと思っただけだ」

P「どうだか」

社長「なあ君」

社長の声色がかわった。なんだろうか?

社長「・・・そんなに君を捨てた母親のことが許せないのかい?」

P「ッ!?」

・・・気がついたら胸ぐらをつかんでいた。すぐに我に返る。・・・他の客がいなくてよかった

社長「いやあ殴ってもかまわないんだがね!私はそれだけのことを言っている!」

P「・・・どうして」

社長「調べさせてもらったと言っただろう?」

社長「君の父親と結婚したくなかった母親が、意趣返しに本当に結婚したい相手の名前を君につけたことも」

社長「父親の会社が倒産した後、母親はその男のところにいったことも。」

社長「それを子供の君に告げてお前はいらないと吐き捨てたことも。・・・母親がどうなったか知りたいかね?」

P「いえ、結構です」

本当に知りたくねえよそんなこと。どっちにしてもだ

社長「君の父親が君を虐待し、果に首をつったことも。その後祖母と叔父に面倒をみてもらったこともね」

P「・・・当時は暴力は少なかったんですが食事がもらえかったので給食を餓鬼のようにたべていましたよ。お腹が空いててね。」

だから同級生からはノヅチだのカビゴンとか言われていた。

社長「傷跡がなくなったとはいえ、他人の前で服を脱ぐのも嫌なのだろう?みられたくなくてね」

P「・・・祖母が面倒を見てくれることになっても最初はいつ捨てられるのかと恐怖でした」

P「・・・祖母は一人で生きていくための技術を俺に教えてくれました。家事全般と勉強、武道は家訓だったのでまあそれなりに」

P「一人でなんでも出来るようにって小学生から離れで一人暮らしでした。生活費もらってね。その時は勉強は頑張ったんですよ?」

社長「すごいね君は!・・・森久保君の家に行くことが唯一の癒やしだったと見るが」

P「高校に行くまではそうでしたね。・・・人の作ってくれたご飯って美味しいんですよ」

社長「そして君は高校で友人に出会う。はみ出し者の集いといえばいいのかね?」

P「はい、未だに交流があります。かけがえのないやつらです」

社長「そこで君は友情と言うものを知った。だが、愛はわからなかったようだ」

P「・・・そうですね。未だに理解ができません」

社長「しかし君は人から愛を伝えられている!そろそろ理解するべきではないかね

P「あんたほんといい性格しているな。美優まで巻き込んでさ」

社長「あれは偶然だと言っているだろう。友人しかデータを調べられなかったからね」

P「あんま信用できねえなあ。でもこれ以上は増えませんよ。なんとかしのいでみせますよ」

社長「君は強情だねえ!まあいい!すまなかったね。もういっていいよ」

P「・・・失礼します」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:46:33.47 2BFXVgjh0



【街中】

P「・・・はぁ」

・・・ため息が止まらない。味方がいないよ。誰か助けてくんないかなあ?ここで失踪してやろうかな

???「あ、いたいた〜」

P「誰だ君は・・・あ、確か新しいアイドルの」

???「一ノ瀬志希だよー!でね?確認したいことがあるんだ〜」

・・・そうそうそんな名前の部長がスカウトした子。部長の話だと宮本さんと組ませたいって話だったかな

志希「アタシのお母さんはね旧姓にすると〇〇XXって名前でね!」

・・・は?

志希「お父さんの名前はPっていうんだけど〜」

・・・ちょっと待てや。おい、まさか

志希「うん。そういうこと〜、やっぱりそうなんだね?」

・・・まじかよおい。

志希「よろしくね〜?腹違いならぬ種違いのお兄ちゃん?」


以上です ありがとうごじゃいました

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:47:21.08 2BFXVgjh0



〜次回予告〜

知りたくなかったことを知ったP、関わりたくない気持ちとは裏腹に一ノ瀬志希の担当になってしまう

担当になったからにはある程度頑張ろうとするP、一ノ瀬志希の初ライブの後、事件が起きる

【Pさんハーレム計画〜最終回〜過去と欲望とすべての解放】

志希「あたしはさ。幸せになりたいんだ。どうやったらいいのかわからないんだけどね」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:50:21.00 2BFXVgjh0


おまけ〜〜まゆPとの最後の?飲み会〜〜

P・まゆp「かんぱーい」

P「いやあ。久しぶりっすね。なんだか」

まゆp「そうだな。結構長い期間向こうにいたからな」

P「仕事っつっても2ヶ月ツアーって長いですよねー」

まゆp「・・・まあな。ほんとに長かったよ。そっちは?アシスタントが入ったのは聞いたけど」

P「高校の元後輩でびっくりしました。しかも俺のこと好きだったらしいっすわ」

まゆp「まじか。よかったじゃん。岡崎より憂いなくいけるじゃん」

P「・・・まあちょっと考えてるんですけど。そういやまゆさんこっちにおみやげもってきてくれたんですよ」

P「でもなんか違和感?っていうかなんかいつもと違ったんですよね」

まゆp「・・・あててみ?」

P「なんだろ?あ、わかった。左手のリボンがなかった!」

まゆp「そうだな。そのことでお前に言わなきゃいけないことがある。すまない」

P「あれ?でもあれって確か願掛けって・・・あ、いや、でも、まさか」

まゆp「・・・今度指輪を探しに行くんだ。まゆとのな。先越させてもらうわ。なに、一回堕ちれば案外悪くないぜ?」

P「・・・マジすか」

まゆp「お前も全員やっちゃえよ。一番体の相性がいいやつ嫁にすればいいじゃねえか。な?」

P「・・・悲しいなあ、そんな人じゃなかったのに」

まゆp「実際さ。無理すんな、最近のお前は明らかに無理してるよ」

P「・・・そんなに無理してます?」

まゆp「社長も言ってたらしいじゃん。自分に正直になれって。少しぐらいはいいだろうよ。俺が言えた義理じゃねえけどな」

P「・・・考えておきます」

・・・これで最後の味方が消えた気がする。なんかこのお漬物いつもよりしょっぱいや ははは


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/01(木) 21:51:53.10 2BFXVgjh0
終わりです ありがとうございました。

次回で最終回になると思います

依頼出してきますね

市原仁奈「キンタマがいてーのでごぜーますか?」【ちょっと分岐あり】

5 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:18:17.99 TStew1jMO
モバP「そう……すっごい痛い……」

仁奈「うーん……キンタマが痛いのですか……こまったですね」

P「おかげでちょっと……立てないんだ……」

仁奈「プロデューサー、すごく痛そうでやがります……」

P「うぅ……」

仁奈「どうしよう……仁奈にキンタマはねーですし……」

仁奈「そうだ!」


この仁奈ちゃんは天使?悪魔?
直下指示↓
【天使】or【悪魔】での受付です。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 00:21:09.45 F9EylxnD0
天使
8 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:23:22.15 HkQ7neTN0
天使√


仁奈「キンタマの気持ちになるですよ!」

P「……へ?」

仁奈「キンキンタマタマ……キンタマ〜〜〜!!!」

仁奈(キンタマ)「スゥ……プロデューサーのキンタマです」

P(何が始まったんだ)
9 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:24:31.50 HkQ7neTN0
仁奈(キンタマ)「……痛いっ!」

P「!?」

仁奈(キンタマ)「いたたたたた!いてー!!」

P「どうした仁奈!大丈夫か!」

仁奈(キンタマ)「いてーよ!いてーよ!」

P「どうしたんだ!おい!」

仁奈(キンタマ)「ねじれてる!ねじれちまってるよぉー!痛えー!」

P「ねじれてる……?」
10 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:24:58.25 HkQ7neTN0
仁奈(キンタマ)「お、俺はお前の右キンタマだ!左方向にねじれちまってる!右にねじり直して元に戻してくんねーか!!」

P「お、おう!」

バサッ

ねじりねじり

P「お……お……?」

仁奈(キンタマ)「ふぅ……苦しかったけどお前さんのおかげで解放されたぜ。ありがとよ……」

P「お、おう……こちらこそ教えてくれてありがとう。おかげでキンタマ痛が全くなくなったよ」

仁奈(キンタマ)「次から痛くなったら捻り直してみたりしてくれよな!」

P「おっけー!」
11 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:25:56.76 HkQ7neTN0
仁奈「すぅ……戻ったでごぜー……ま……」

P「あ」すっぽんぽん

仁奈「キャーーーーーー!!!!プロデューサーのエッチ!!ちんちん丸出しじゃねーですかぁぁぁ!!!!////」

P「おわーっ!!忘れてた!!!見なかったことにしてくれ!!!!人生が終わる!!!!」

仁奈「しまえー!!しまえー!!この変態プロデューサー!!///」

P「ごめん!ほんとごめん!!!」
12 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:26:30.23 HkQ7neTN0
〜〜〜〜〜
仁奈「もー……」

P「……ごめん」

仁奈「……許しますよ」

P「ほんとごめん。あと、ありがとう!おかげで全然痛くなくなったよ!」

仁奈「そ、それなら良かったです」

P「今度からは自分でも直せそうだ」

仁奈「え……もう、ちんちん見せてくれねーのですか……?」

P「は……?」
13 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:26:57.16 HkQ7neTN0
仁奈「い、いや、なんでもねーです……」

P「見、見たいの、か……?」

仁奈「……////」コクコク

P「しょ、しょうがないなぁ……///」カチャカチャ

仁奈「どきどき//」

P「じゃ、じゃーん……///」

仁奈「きゃー///」



14 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:27:40.52 HkQ7neTN0
次は悪魔√です。
15 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:28:41.21 HkQ7neTN0
悪魔√



仁奈「キンタマをぶっ潰してやるでごぜーます!」

P「ヤメロォ(本音)!!!ヤメロォ(心からの本音)!!!」

仁奈「そうすれば一瞬の痛みだけでキンタマからおさらばできるでごぜーますよ!仁奈ってば天才ですね!!」ドヤァ……

P「おかしい。絶対おかしい。こんなの絶対おかしいよ」
16 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:29:12.53 HkQ7neTN0
仁奈(ファルコン)「ハヤブサの気持ちになるですよ!」

P「なんでだよ!!痛てててて……」

仁奈(ファルコン)「ファルコーン……」

仁奈(ファルコン)「パーンチ!!!」

ボグッ

P「あ」

プチ……

P「い」

ミヂッ……

P「う」

グチョッッ!!!!

P「うおえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」ビチャビチャビチャッ
17 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:29:41.26 HkQ7neTN0
仁奈「どーです!一個ぶっつぶれやがりました!!」

P「あ……あ……うおえぇぇ……」かひゅーかひゅー

仁奈「どーです?痛みはなくなったですか?」

P「ぅ……ぅ……」

仁奈「死んだキンタマはもう痛くねーですね?」潰れキンタマデコピン

P「ぁぉぅ!!」

仁奈「むむ、このキンタマ、まだ生きてやがるですね!」
18 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:30:19.84 HkQ7neTN0
仁奈(ハイエナ)「バッファローのキンタマを食いちぎるハイエナの気持ちになるですよ!」

仁奈(ハイエナ)「じゃあ……///」

仁奈(ハイエナ)「いただきまーす!」

ガブッ!!

P「うおあああああああああああ!!!!!」ジタバタジタバタ

仁奈(ハイエナ)「うぐーっ!硬くてかみちぎれねーです!」

ミヂッ、ミヂヂヂヂヂヂ……

P「あーっ!あーっ!あああああああっ!!!」

ブチィッ!!!

P「ぎゃああああああああああ!!!!!!!」
19 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:30:53.57 HkQ7neTN0
仁奈(ハイエナ)「やった!取れた!」

Pの死んだキンタマ(右)「ほかほか」

仁奈「うーん……♡ほかほかしててあったけーでごぜーます……♡」スリスリ

P「ぁ……ぁ……」

仁奈「そういえば、まだ左が残ってたでごぜーますな?」

P「やめ……やめ……」

仁奈(ハイエナ)「残ったキンタマもよこしやがれー!」

P「嫌ァァァァァァ!!!!!」


20 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:31:53.59 HkQ7neTN0
寒いとキンタマ縮むね。
キンタマがねじれる現象は「精巣捻転」という立派な病気です。
放置するとキンタマが壊死しますので、早めの受診をお願いします。
他にもキンタマ痛の原因には打撲や捻転の他にも「精巣上体炎」などがあります。
キンタマ、お大事に。
21 :◆t6XRmXGL7/QM 2018/02/03(土) 00:34:33.93 HkQ7neTN0
参考楽曲
KING TIMER/ビッグポルノ
http://youtu.be/8CLk5wifQiw

金太の大冒険/つボイノリオ
http://youtu.be/2xXlS9pQSo8

Taali Hua/Neeraj Shridherほか
http://youtu.be/2xXlS9pQSo8

その他バッファローのキンタマを食いちぎるハイエナや、ヌーのチンポを食いちぎるライオンの動画などありましたが、友人曰く、正視に耐えなかったようなので載せません。
くだんの、キンタマを噛み砕かれたバッファローは、噛み付かれた瞬間に後ろ足に力が入らなくなり、まともに立ち上がることができなくなっていたので、動物もキンタマアタックは痛いんだなあと思うと、親近感のような、興奮のような、なんとも言えない気持ちが湧き上がってきたのでありました。

ぜひご自身で動画を探してみてくださいませ。必見です。

鷹富士茄子「君ありて福来たる」

1 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:51:47.30 z2Y7iDdr0


モバマスの鷹富士茄子さんのSSです。地の文風味。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517111506
2 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:52:33.83 z2Y7iDdr0
 

 私、運の良さにはすっごく自信があるんです。
 でもだからっていつも幸せだとは限らないんですよ?

 当たり付きのアイスを何本も当てて、ついお腹を壊しちゃったり。
 重そうな落とし物を見つけちゃって、交番まで泣く泣く運ぶはめになったり。
 赤信号でお休みしたいのに、どこまで走っても青信号しかなかったり。

 私、きっと幸運と幸福はイコールじゃないって信じてるんです。
 たった1字違いのその言葉には、「運」が「福」に変わるには、足りないものがあるんじゃないかって。

 それは、日頃の行いとか、神様のきまぐれとか。

 たとえば、あなたとか♪
3 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:53:47.64 z2Y7iDdr0


 みなさま、遅れましたが、新年あけましておめでとうございます♪

 年が明けることをこんなにも楽しみにしてる女の子は、世の中広しと言えど私くらいじゃないでしょうか。

 鷹富士茄子といえばお正月です!
 お正月といえば……鷹富士茄子とまではまだ言えないかもしれませんけど。
 それでも、いつかみなさんの初夢にだって私が出てきたらいいなぁって思ってます。

 毎年、お正月にかけて舞い込んでくるお仕事は、目が回るくらい忙しくて大変なんですけど、とっても楽しい時間でもあります。
 みんなのお正月を彩るため、あっちにいったり、こっちにいったり。
 松の内を過ぎて、そんなお仕事ラッシュも一息つくと、しばらくのお休みと一緒に私だけのお正月がやってきます。

 そうしたら、まずやりたいことがあって。そう! 1年の計は初詣にあり、ですっ。
4 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:54:59.17 z2Y7iDdr0


 足がちょっぴり冷えちゃって、おこたに入りたくなるような寒い一日。


 神社の鳥居の前で1人、待ち人を探しているところです。

 ピークを過ぎてもたくさんの参拝客が訪れるくらいには有名な神社で、参道には出店も出ていたりと、まだまだ賑わいを見せています。
 手をつないで幸せそうなカップルさんとか、はしゃいで先に行ってしまう女の子を一生懸命追いかけるご家族さんとか。

 楽しそうな空気が少しの寒さを暖かさに変えてくれています。


 ふと目線を遠くにやると、お参りだっていうのにきっちりとスーツにコートを着込んだ男性を遠くに見つけて、呆れて笑ってしまいます。
 なんて分かりやすい待ち人なんでしょうか。

「プロデューサー、こっちですよ〜」

「すみません、予想以上に人が多くて手間取ってしまいました」

 こうやって待つ時間も楽しいから謝らなくてもいいんですよ、と心の中で言います。
 お正月のお仕事中もずーっと一緒でしたけど、どれくらい同じ時間を過ごしてもまだまだ足りません。
 今日もご一緒できることが嬉しくて、昨日からあんまり眠れませんでした。

「いえいえ♪ 改めまして、あけましておめでとうございます」

「あけましておめでとうございます、茄子さん」
5 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:55:51.54 z2Y7iDdr0


「それにしても、プロデューサーとの初詣も、もう恒例行事ですね♪」

「……ちひろさんきってのお願いですからね」

 プロデューサーはバツが悪そうな渋い顔でそう言いました。
 あら、女の子が側にいるのにそんなお顔をするなんて。
 アイドルと一緒に、それも堂々と真昼間からお出かけすることに納得いってないことが見ただけで分かります。

「ふふっ。私は毎年楽しみにしてますよ〜」

 少しでも笑ってほしくて正直に気持ちを伝えます。

 新年が始まると、事務所を代表して私とプロデューサーがお参りにいくことになっているんです。
 なんでもちひろさんがそうすれば商売繁盛も約束されたようなものだからと。
 きっと他のみんなもプロデューサーと一緒にお参りに行きたいでしょうけど、これはお正月のお仕事を頑張った私の特権なんです。

 だって、プロデューサーを独り占めできるのはお正月が終わったこの瞬間だけですから。
6 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:56:29.60 z2Y7iDdr0


「はいっ、プロデューサーさん。私に何か言うことはありませんか〜?」

「えっと?」

 まだ渋そうなプロデューサーに問いかけます。
 女の子はいつだって、その日一番に男の人からかけてもらいたい言葉があるんです。
 ヒントになるように、その場でくるっと可愛くターンしてみせます。

「……振袖、とってもお似合いですよ」

「よろしいですぞ♪ この日に華を添えられていたら、嬉しいです〜」

「今年は白がベースなんですね」

「はい、振袖は毎年違う柄なんですよっ。家族が用意してくれるんです」

 さすがのプロデューサーも気づいてくれたようです。
 しかも、振袖の色までちゃんと覚えていてくれてたなんて。
 初めて会った時はピンクで、青、赤、黄色までは着てみたかな。

 こうやって振袖の柄を変えていくのも、毎年一緒に連れ添ってくれる人を意識した茄子流のおしゃれなんですよ?
7 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:57:50.98 z2Y7iDdr0


「それじゃあ、お参りにいきましょうか」

 あんまりだらだらとお話していてもいけません。
 楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまいますから。

 プロデューサーはくるりと参道の方に身体を向けて歩きだします。
 ふと視線をやると、さっきまでのお顔は少し柔らかくなっているような気がしました。

「はい〜♪」

 そんな些細なことが嬉しくて。
 手が触れそうで触れない距離で、いつもよりもちょっぴり近い距離で、プロデューサーの横に並びます。

 鳥居をくぐって、目指すは拝殿。神様をお呼びするところです。
8 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:58:50.06 z2Y7iDdr0





 ぱぱっと手水を済ませたら、ぞろぞろと向かっていく人たちに続いて歩いていきました。
 美味しそうな香りを漂わせる出店の誘惑もなかなかですが、まずはお仕事をちゃんと終わらせないと。
 拝殿まで一直線に向かうふたりの間で、なんでもない話が紡がれていきます。

「そういえば、茄子さんは、初夢どうでしたか?」

 お正月のお仕事のこと、みんなで作って食べたおせちのこと、思いつくに任せて話をつなげていくと、今年の初夢の話題になりました。

「ふふっ、今年も茄子はひっぱりだこで〜す♪ もちろん友情出演ですっ」

「それはナスのほうなのでは……」

「カコじゃなくて、ナスですよー……あれれ、逆でした〜」

 つい、間違えちゃったとぺろりと舌を出してみます。
 そんな私を見て、やっとプロデューサーは楽しそうに笑ってくれました。

 ふざけてみるのも良いですけど、ちゃんと聞かれた質問には答えないといけません。
 それによくぞ聞いてくれましたという気分なのです。
9 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 12:59:30.87 z2Y7iDdr0


「今年の初夢はですね……」

「私とプロデューサーが鷹に掴まって富士山の頂上まで飛んでいく夢でした♪」

 この夢が何を意味するのかはよく分かりません。
 でも頂上から見える景色はそれはもう美しくて……私はずーっと眺めていたのを覚えています。
 そして、この景色を一緒に見たい人に思い当たったのです。

「それは……」

 プロデューサーもなんとなく察するところがあるみたいで、次の言葉を探しています。

「なんと言いましょうか……今年も良いことがありそうですね」

 どうやら気の利いた言葉は思いついなかったようです。
 プロデューサーは少し照れくさそうにそう言うとそっぽを向いてしまいました。

 でも、十分ですよ。
 ふたりでならきっとこの景色を正夢にできる気がして、それがあなたに伝わったならとっても嬉しい。
10 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:00:47.03 z2Y7iDdr0


「あっ♪」

 お喋りに夢中になっている内に、参道を往こうとするプロデューサーを見て、大事な作法を忘れていることに気づきました。
 私は、あまり考えないままに、ぱっとプロデューサーの手を掴んで、ぐいっとこちら側に引き寄せます。

「えっ」

「そう、端を歩きましょう〜。神様が通れるようにですっ」

 参道の真ん中は神様の通り道ですからと言いかけたところで。
 思いがけず手をつなぐ形になって、ふたりの時が少しだけ止まります。

 どきりとする嬉しさと恥ずかしさを隠すように。

「せっかくの初詣がデートみたいですね。このまま手でも繋いでおきます?」

「……だめです」

「ちぇーっ♪ ふふっ」

 数秒の逡巡のあと、手を振りほどかれてしまいました。
 でも、私はちょっぴり赤くなったプロデューサーのお顔を見逃しません。
 いつも真面目でお固い人ですが、こういうところが可愛くて。

 それに気づいているのは、この大勢の人たちの中できっと私だけなんです。
 思いがけないチャンスもまた運の良さでしょうか。
11 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:01:33.20 z2Y7iDdr0


 拝殿につくと、がらんがらんという鈴の音が絶え間なく鳴り渡ります。
 どうやらお参りの順番待ちをしているみたいです。神様のところまであともう少し。

「それにしても……」

 ちょっとした待ち時間に隣でプロデューサーが何かを言いかけます。

「毎年のことなのですが、茄子さんが神頼みをしているのを見ると不思議な気分になります」

「そうですか?」

「事務所のみんなから拝まれている茄子さんでも、神様に祈ることがあるんだな……と」

「もうっ、私だって神頼みしちゃいます。普通の女の子ですからね」

 まったくプロデューサーは私をなんだと思っているのでしょう。
 確かに私は運が良い方かもしれませんが、本当に欲しいものが手に入らない時だってあるんです。

 幸運を幸福に変えるおまじないは、とりあえず神頼みですよ♪
12 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:02:14.20 z2Y7iDdr0


 ついに私達のお参りの番がやってきました。
 私は昨日の夜からお願いすることを決めています。

 プロデューサーはどうでしょうか。
 ひとつは事務所のことだと思いますが、プロデューサー個人として、神様にどんなお願いをするのでしょう。
 もしかして私のことだったりしないかなと僅かな期待が心臓を跳ねさせます。

「鈴を鳴らしてっと」

 がらんと鈍い音が境内に響きます。この音で神様はちゃんと来てくれるでしょうか。

「神様、カコですよー」

「えっと?」

「小さい頃は元気に呼んでたんですけどね。今はちょっぴり恥ずかしいので小声で♪」

 せっかく来てくれる神様がいるなら、まずはちゃんと自分の名前を言わなくちゃ。
 子どもの頃の思い出が私のこころをくすぐって、思わず口をついて出てしまいます。

 プロデューサーは納得したような、そうでないような。
 少しの間、見つめ合って、どちらからともなく笑い出しました。
13 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:03:05.45 z2Y7iDdr0


 ちゃりんと小銭を投げ入れて、私もプロデューサーも作法通りにお参りをします。

 神様どうもこんにちは、どうかお願い叶えてくださいな、それではご機嫌よう。
 神様だってきっとこれくらいの気軽さで受け付けてくれてるんじゃないかって言ったら誰かに怒られちゃうかも。

 ちらりと横を見るとプロデューサーは真剣に何かをお祈りしています。
 やっぱりどうしても気になっちゃう気持ちをごまかして、プロデューサーをちょっぴり茶化すことにしました。

「二礼二拍手一拝……プロデューサー、よくできました!」

「もう、流石に分かっていますって」

「ふふっ、ご褒美は神様から貰えますよ」

 ちゃんとお参りできたご褒美は、きっといつか神様から貰えます。
 それを信じるのが初詣なんだと思うんです。
 私は名前もちゃんと名乗ったので、案外早くご褒美が貰えちゃったりして。
14 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:04:07.86 z2Y7iDdr0


 お参りも終わったのでふたりで参道を外れながら、なんとなくプロデューサーに聞いてみます。

「プロデューサー、今年の抱負はなんですか?」

「そこはさっきのお願いを聞くところではないんですね」

「神様へのお願いは内緒にしておかないと……ってありませんでした?」

 神様へのお願いは誰にも言っちゃダメ。神様が叶えてくれなくなっちゃうから。
 そう言われたのも子どもの頃だった気がします。

 そうでなくても女の子には秘密のひとつやふたつあってもいいんじゃなかって。
 例えば、神様に何をお願いしたのかとか。これはそう、プロデューサーにお願いを聞かれないための作戦なんです。

「今年は、茄子さんをもっといろんな方面に売り出したいですね」

「茄子さんといえばお正月というのをいい意味で崩せたらな、と」

 ここしばらくはお正月だけじゃなくて、ファッションモデルとか水着のお仕事とか、少しずついろんな魅せ方が増えてきていました。
 プロデューサーから改めてそう言われてしまうと、期待がじわじわと心に広がっていきます。

「ふふっ、今年の茄子はどんな茄子になれるのか。今から夢が膨らみますね〜」
15 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:05:17.87 z2Y7iDdr0


「茄子さんはどうですか?」

「私は……『今までよりちょっと成長』ですっ」

 だから私も変わらなくちゃって思うんです。今まで通りのお正月の鷹富士茄子じゃなくって。
 一歩だけでも、ほんのちょびっとでも、前に進んでいけたらなって。

「……去年と同じ『今まで通り』ではないんですね」

「はいっ、プロデューサーのご期待にもっとお答えしちゃいますよ♪」

 そんな気持ちを分かってくれて嬉しい。私とプロデューサーが同じことを考えていて嬉しい。

 きっと今だったらなんでもできちゃいます。
 かくし芸のテーブルクロス抜きだって最高記録の16連続を超えられたりして。

「でも……かくし芸は控えめにしてくださいね」

 あら? や、やっぱりプロデューサーは分かってません!
16 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:06:32.54 z2Y7iDdr0





「頼まれてたお守り、買っていきましょうか。あと、自分の分も買っておいてもいいでしょうか?」

「はいっ」

 ちひろさん頼まれたもうひとつのお仕事は、社務所に立ち寄って、ひとつだけお守りを買っていくことでした。
 たったひとつにみんなの分のご加護を求めるのは、ちょっとケチかもしれませんけど。
 神様ごめんなさい、どうぞ大所帯の気持ちも分かってもらえるとありがたいです。

「商売繁盛はどれでしょうかっと」

 きょろきょろとお守りを探しているプロデューサーを横目に、私はとっても良いものを見つけました。
 こっそりとそれを手に取って、プロデューサーの手のひらに乗せてみます。

「……茄子さん」

 笑ったほうがいいのか、呆れたほうがいいのか困ったようなそんな顔で、プロデューサーは咎めてきました。

 あら、お気に召しませんでしたか。恋愛成就のお守りですよっ♪
 しかも、ちゃっかりお揃いのものを自分の手に確保しておいてあります。

「てへっ♪ ほらほら、茄子なんてどうでしょう?」

 ここぞとばかりに攻勢をかけます。
 普段どんなにアプローチしたって暖簾に腕押しで、人目のあるところではアイドルだからーって避けちゃうんですから。

 たまには真正面から受け取ってもらえないと、茄子がすねますよっ。

「プロデューサーのこと、きっと幸せにしてあげますからっ」

 すると、プロデューサーの顔に照れた色が見え始めました。これはもしかして効いてるのかも。
 こんなチャンスはまずないですから、何か言わなきゃと思って、思って、その先が思いつきません。
17 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:07:26.01 z2Y7iDdr0


「そ、それに、私の作ったおせち美味しかった、ですよね?」

 苦し紛れに手料理アピールをしてみます。
 単純な思いつきにしては、なかなか悪くない揺さぶり方じゃないでしょうか。
 男の心を掴むにはまず胃袋からって葵ちゃんに良く言われます。

「それはまぁ……そうですけれども」

「ふふっ。お料理は母直伝ですので、ちょっと自信あるんですよ?」

「それはそれ。これはこれです」

 私が心の中でわたわたとしている内に、プロデューサーはいつものお顔に戻ってしまいました。
 恋愛成就のお守りを元に戻すと、商売繁盛と無病息災のお守りを巫女さんに頼んでいます。

 手をつないだ時もそうですが、あとちょっとで私もまだ気づいていないプロデューサーのこころが覗けるような気がするのに。

 そんなことを思いながら私も無病息災のお守りを買います。
 私だけ恋愛成就を願ってもいいですが、お揃いの誘惑には勝てません。

 お守りを買うと福引券がついてくるらしく、プロデューサーから2枚を押し付けられて3枚が私の手元に残りました。
 どうやら鳥居の前の参道でやっていた福引の券みたいです。
 今は特にこれと言って欲しいものがあるわけでもないので、どうしたらいいのか決めきれないまま、そっと仕舞っておきます。
18 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:08:11.74 z2Y7iDdr0


 お守りを買って、ふと隣を見るとおみくじがやっています。
 こちらはぜひやっておかないと。今年最初の運試しといきたいところです。

「プロデューサー、おみくじもひいていきましょう♪」

「茄子さんが大吉以外を出すところが想像できないのですが……」

「大事なのは中身ですよ〜」

 そう、大事なのは大吉かどうかではなくて、何が書いてあるのかです。
 大吉が引けたからと言って、本当に幸せな気持ちになれるかどうかは、中を見るまで分からないのです。

「みんなの分を代表して。さぁ、どうぞ!」

「これで私が大凶とか出したら少し落ち込みますね……」

 プロデューサーは、自分のおみくじが事務所の運勢を占うことを考えて尻込みしています。
 そんなプロデューサーを勇気づけるためにも、ここは1つ、茄子の出番のようです。いえ、私情なんて全くありませんよ。

「はいっ♪」

「……茄子さん、なんで頭を出してるんですか」

「幸せのおすそ分けですっ」

「ほらほら。お正月は茄子の幸運もきっと凄いですよ。どんどん撫でてくださいねっ」

 プロデューサーは自分の手と私の頭を何度か見比べたあと、観念したのかぽんと頭に触れてくれました。

 もうっ、もっとわしゃわしゃって撫でてくれてもいいのに。
 それでもあのプロデューサーがこんなところで自分から触れてくれたことが嬉しくて、つい笑顔が溢れてしまいます。

 これできっと良いおみくじが引けるはずです。
 それに、もしきっと大凶を引いても大丈夫。だって私がずーっとおそばにいますからね。
19 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:09:58.83 z2Y7iDdr0


「それでは、えいやっと」

 順番におみくじを引いて、ふたりで同時に開きました。

「……大吉でした」

「私も大吉です〜♪」

 どうやら撫で撫で作戦は大成功のようです。
 えっへん、忍ちゃんや椿ちゃんでも実証済みですから。

「ではでは、中身はどうですかね〜。あらっ?」

 おかしいですね。私の分は確かに大吉なのですが……内容がなんというか微妙です。
 縁談が良くてもあんまり嬉しくないし、引っ越しもきっと当分しません。
 私は、待ち人とか商売とかよろこびごととか、もっとそういうところに神様のご加護が欲しいのに。

 やっぱり私はちょっと運が良いだけなんでしょうか。
 他に何もなくても運だけは良いって信じ切っていたからこそ、なんだか今年の先行きに自信が持てなくなってきました。
20 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:10:32.28 z2Y7iDdr0


「あんまり良いこと書いてませんでした……ぐすん」

 せっかくここまでいいことがありそうな予感がしていたのに、急に水をかけられてしまったような気分です。
 切ない気持ちそのままにプロデューサーに目を向けると、少し驚いたような表情で手を差し出されます。

「茄子さん、ちょっと見せてください」

 ざっと私のおみくじを見たプロデューサーは、ばっさりと一言。

「待人来ず、よろこびごと遅し……なんでこれ大吉なんでしょうか」

「わ、分かりませんよ〜」

 もうちょっと手加減してくれても、それからできれば優しく慰めてくれても。
 そう言いかけたところで、プロデューサーは言葉を続けます。
21 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:12:40.76 z2Y7iDdr0


「でも……」

「えっと?」

 言葉を選びながら、おみくじを返すプロデューサーのその手は、なんだか魔法をかけるように見えました。

「待人はすでにその人に会っているからじゃないでしょうか」

「よろこびごとは遅くても来るから希望を捨てるなって意味かもしれませんね」

「……」

 プロデューサーの言葉に私の世界が変わります。
 何気ない一言なのに、こんなにもありふれているのに、それは魔法の言葉でした。
 たった一振りで、「運」を「福」に変えてしまうような、そんなステキなモノ。

「心の持ちようによりて幸せとも不幸せともなる……というのはどうでしょう?」

「そっか。そうですよねっ」

 私は舞い上がってしまって大事なことを忘れていたみたいです。
 幸運だけじゃ幸福にはなれないんだって分かっていたつもりだったのに。
 
 きっとひとりで来てたらこのおみくじにがっくり落ち込んじゃってたと思います。

 アイドルになる時も、今日こんな日も、ひとりでは分からなかったことがあります。
 そんな私に、今まで知らなかった幸せを、ていねいに教えてくれる人がいました。

「茄子さんは、運だけじゃなくて自分で願いを叶えられるようになったんですから」

「きっと神様もそのままで頑張りましょうって言ってると思いますよ」

 こんなささいなことでも私の世界に彩りをくれてありがとうございます。
 上手く言葉にできなくて、くしゃっとした笑顔を精一杯返します。

 私はずっと分かっていたつもりのことをもう一度思い出したんです。

 運が良いだけの私を、幸せな人に変えてくれるのは、あなたなんじゃないかって。
22 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:14:00.70 z2Y7iDdr0





 楽しかった初詣デートも少しづつ終わりに向かっています。
 参道を戻る道すがら、今度はカランと高い鐘の音が聞こえました。

「あっちで福引やってるみたいですね。さっきの福引券のやつでしょうか。」

 今、私の手元には3枚の福引券があります。
 具体的にこれといった欲しいものがあるわけではありません。
 でも、きらきらとし始めた世界の中で、ちょっとだけ確かめてみたいことがでてきました。

「あの……プロデューサー」

「はい、なんでしょうか?」

「私、福引やってきてもいいですか?」

 昔から欲しいものは願えばだいたい手の中に来てくれました。
 でも、今欲しいものはもっとあいまいな何かで。そして私はそれをちゃんと掴めるような気がするんです。

 だってひとりじゃないから。ひとりだったらただの幸運に過ぎないことだって、幸福に変えてくれる人がいるから。

「その……今ならただ運がいいってだけじゃなくって、きっと幸せを見つけられる気がするんです」

「どうぞ」

 プロデューサーは優しく笑ってくれました。私の想いがちょっぴり伝わったのか、それは私の大好きな笑顔でした。
23 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:14:40.29 z2Y7iDdr0


「新春の運試し、いかがですかー!」

 おじさんの威勢の良い声が、広い参道に響いていきます。
 私は3枚ある福引券の内の1枚を慎重に選んで、ぎゅっと両の手のひらで包み込んでから、おじさんに手渡します。

「おじさん、福引お願いしますっ」

「はいよっ。おっ、お嬢ちゃん美人さんだねぇ。きっといいことがありそうだ」

 福引券を受け取ったおじさんは調子良くそんなことを言いながら、にこにこ笑顔でがらがらを指差しました。

「ふふっ。ありがとうございます♪」

 おじさん、奇遇ですね。私もそう思ってるところなんです。
24 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:15:54.08 z2Y7iDdr0


 がらがらの持ち手をそっと摘んで、ぐるりと回していきます。
 もう迷ったり、願ったりすることはありません。

 私の心の中には、いつもの運の良さとはまた違った確信めいたものがあって。


 きっと、ひとりでは手に入らなかったもの。ふたりだけにもらえる神様のきまぐれ。


 たった数秒の時間が長く、長く感じられます。
 ゆっくりとざわめく視界の中、がらがらの小さな穴がお日様を受けてきらりと光って、ぽとりとその輝きを落としていきました。
 すぐにカランカランカラーンと大きな鐘の音が耳元で鳴り響いて。


「大当たりー!!!」


 おじさんの大きな声と共に、私は現実に引き戻されます。
 目の前の玉の色と、横のパネルを見比べて、私はやっと自分が何を貰ったのか理解しました。

「わぁっ! 特賞が当たりましたっ! ハワイ旅行ペアご招待券ですよっ!」

「やっぱり……おめでとうございます」

 プロデューサーは分かっていましたと言いたげな顔で、それでも笑って、祝福してくれます。
 周りの人達もざわざわとしたと思うと、拍手と共におめでとうって言ってくれて。
 
 こんな状況に慣れていても少し気恥ずかしい気持ちです。
 それでも神様のお節介には笑って答えなくちゃいけません。

「ありがとうございますっ♪」

 ちょっぴり恥ずかしくても、せめてアイドルらしく。
25 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:16:30.46 z2Y7iDdr0


 特賞を引き当てた興奮が覚めやらぬ中、福引所から少し離れたところで、プロデューサーとその喜びを分かち合います。

「こんなにいいものが当たるなんて、ラッキーでしたね♪」

「さすが茄子さんですね、お見それいたしました」

「新年最初のラッキーなので……初ラッキー?」

 その不思議な言葉の響きに、ふたりして笑ってしまいました。
 年が明けてからきっとラッキーなことはたくさんあったはずなのに。
 なんだかこれこそが私の初ラッキーなような、そうであってほしいようなそんな気持ち。

「うふふっ♪ なんだかステキな響きかも、初ラッキー♪」
26 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:18:04.45 z2Y7iDdr0


「茄子さん、1回だけで良かったんですか?」

 プロデューサーは残りの2枚の福引券を使ってみないのかと気にしているようでした。

「はい。今日は福引、もう引きません。幸運はより多くの人のもとへ……ですっ」

 もう十分すぎるほどの幸せを貰いましたから。お参りしたばかりのせっかちな神様に。


 そんなことを考えていると、カランカランと鐘の音が続いていきます。
 どうやら私の後に福引した人も何か当てたみたいです。
 おばあちゃんを連れたご家族さんが、男の子たちだけのグループが、福引所の周りでたくさんの笑顔と幸福を咲かせていきます。

 私の幸運がみんなの幸運をもたらしたんだーっていうのは言い過ぎかもしれませんけど。
 それでも、きっと私のこの笑顔が次に巡っていったんだよって言えたらいいなって思うんです。

 幸運はいつだって、誰にだって尽きないんです。こうやって人の輪を巡って還っていきますから。

「おぉ、当たるときは続くもんですね」

「ふふっ。幸せそうに笑ってる。よかったぁ♪」


 たくさんの人がいて、みんながニコニコしてて……私はこういう景色が大好きなんです。
 やっぱり私は、自分だけじゃなくて、誰かが幸せそうにしているのを見る方が好きみたいで。


 きっと、だから私は、アイドルのお仕事が大好きなんだなって。


 そんな幸せになって欲しい人には、ちゃーんとあなたも入っているんですよ♪
27 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:18:56.17 z2Y7iDdr0


「ところで……ペアってことは私ともうひとり行けますよね?」

 今日あなたが気付かせてくれたこと。思い出させてくれたこと。

「……ひとりで行ってもいいところだと思いますよ」

 勘の良いプロデューサーはもう私が何が言いたいのか気づいたみたいです。うろうろと目が泳ぎ始めました。

「茄子ひとりではハワイには行きませんよ〜。ペア招待券ですから、ペア♪」

 ペアチケットが当たったって1人ではあんまり嬉しくないんです。
 それはきっと幸運かもしれないけれど、幸福ではなくて。
 一緒に行ってくれる「誰か」がいて、初めて幸福になると思うんです。

 今日ふたりでここに来れたから、ふたりで願って、ふたりで貰った神様からの贈り物だから。

 幸運を幸福に変えるには、きっとあなたが必要なんです。私はあなたといるから幸福なんですよ♪

「えっと……ちひろさんとか」

「ふふっ、南の島はお好きですか? プロデューサー♪」
28 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:19:33.60 z2Y7iDdr0



 今日確信したことがあるんです。

 やっぱり私、一番の幸福はプロデューサーと出会えたことだと思います。
 それは今年も来年もその先もきっと揺るがない。そんな気がしていて。

 私の幸運を、幸福に変えてくれる人。

 そんな私の幸福が、巡り巡って、見知らぬ誰かに幸運をもたらして。
 たくさんのみんなを幸せに、最高の幸せを約束できるようにしてくれるんです。

 今年もきっといい年になるって信じられます。
 運だけじゃなくて……あなたがいるから。


 君ありて福来たる、なんて。
29 :◆tues0FtkhQ 2018/01/28(日) 13:20:03.45 z2Y7iDdr0


おしまい。

遅くなってしまいましたが、茄子さんが無料10連で来てくださったので。
誰かと一緒だと幸せが増えるね。

【モバマス】虹色ドリーマーの温泉旅行

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 11:58:34.92 04UmBA/J0
虹色ドリーマー(荒木比奈、神谷奈緒、安部菜々)がライブの打ち上げに温泉に行くお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517108314
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 11:59:42.54 04UmBA/J0


/某アリーナ/




ワアアアアアアアア



奈緒「みんなー!今日は本当に、ありがとなー!!」




比奈「今日のことは、一生忘れないっス!!」




菜々「家に帰るまでが、ライブですよ!気を付けて帰ってくださいねーっ!!」





ワアアアアアアアア…

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:00:29.24 04UmBA/J0
P「お疲れ。良いライブだったよ」




比奈「めっちゃ緊張したっス…」




奈緒「その割にはやりきった顔してんじゃんか」




比奈「えへへ〜。奈緒ちゃんも、いい笑顔してまスよ」




菜々「虹色ドリーマーのライブは大成功!ですよねっ」


比奈奈緒「もちろん!(っス)」




P「ああ。頑張ったな、3人とも」


3人「エヘヘ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:01:20.48 04UmBA/J0
P「ひとまずは、着替えて撤収だな。今後のスケジュールは移動の車で話す」




3人「はいっ(っス)!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:02:28.23 04UmBA/J0
/車の中/




P「……以上が来週のスケジュールだ。土日はLIVEの疲れもあるだろうからオフにしといた」





奈緒「オフかー。2人はどうするんだ?」







比奈「レッスン漬けの毎日だったのでゆっくり休みたいっスね……」







菜々「同じく。ナナの体力も限界に近いです…」







奈緒「そうなのか?疲れてはいるけど、アタシはまだまだいけるぞ」







比奈菜々「わ、若さが眩しい(っス)…」


奈緒「いやいや比奈さんと3つしか違わないし菜々は同い年だろ」





菜々「そそそそうでしたね…」アワアワ





比奈「体力ゲージの差っスかね」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:03:40.17 04UmBA/J0

奈緒「せっかくなら、LIVEの打ち上げとかしたいんだけどなぁ。二人が疲れてるならあんまり無理させるのもな……」


菜々「それなら、みんなで温泉とかどうでしょう?」


比奈「いいっスね温泉!」


P「温泉か……そういえば前に旅館の優待券貰ったな。なんでも『オタクの楽園』って噂されてる旅館でな」


比奈「オタクの…」


奈緒菜々「楽園?」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:04:57.14 04UmBA/J0
/某県某所旅館前/



比奈「おっ着いたみたいっスね」




奈緒「へぇ、結構よさそうなとこじゃん。都心からそんなに離れてないし」




菜々「これで天気もよかったらいいんですけどねぇ」





ザァァァァァァァァァァァ






比奈「まぁ今回はゆっくり休むのが目的っスから。温泉にでも入ってゆっくりしましょ」




奈緒「そうだな。プロデューサーにも『ゆっくりしてこい』って言われてるし」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:05:30.93 04UmBA/J0
奈緒「そういえば、プロデューサーが言ってた『オタクの楽園』ってどういうことなんだろ」




菜々「外観にそれっぽいものは無いですね…アニメの舞台になった旅館でしょうかね?」




比奈「うーん記憶にないっスね…謎が深まるばかりっス」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:05:57.13 04UmBA/J0
旅館スタッフ「ようこそおいでくださいました。お部屋に案内させていただきます」




菜々「普通ですね」




比奈「そうっスね…」




10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:06:48.18 04UmBA/J0

/部屋/




比奈「おお〜いい感じの和室っスね〜」




奈緒「これならゆっくりできそうだな」




スタッフ「部屋着は押入れにありますのでよろしければお使いください」




奈緒「ありがとうございます」




比奈「まずは温泉に行きまスかね…菜々ちゃんどうしたっスか?」




奈緒「もしかして浴衣サイズが無かったか?」




菜々「いえ、その浴衣がなんというか…」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:07:24.87 04UmBA/J0

比奈「……ジャージっスね」




奈緒「…ジャージだな。前に泊まってた人のか?」




菜々「旅館の名前が書いてありますし、やっぱりこれを着るみたいです」




比奈「旅館でジャージって修学旅行みたいっスね」




奈緒「比奈さんはいつもと変わんないだろ〜」




比奈「それもそっスね」ナハハ
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:08:07.72 04UmBA/J0

/旅館内/廊下


奈緒「……この旅館さ」




菜々「…奈緒ちゃんも気付きましたか」




奈緒「やけに漫画読んでる人多いよな。ラウンジとかで」




比奈「言われてみると……どこかで貸し出してるんスかね?」




奈緒「お、見取り図発見」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:08:41.78 04UmBA/J0

奈緒「! なぁ温泉の隣の部屋…異様にデカくないか?」




比奈「なんの施設っスかね?」




菜々「ちょっとのぞいてみましょうか」



14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:09:07.39 04UmBA/J0


3人「おぉ〜」




奈緒「すっげぇ……」

比奈「とんでもない量の漫画とDVDっス」

菜々「あの…」




スタッフ「あ、当館の宿泊は初めてですか?では説明させて頂きます」






スタッフ「当館では漫画やアニメ、DVDが宿泊中借り放題となっております。専用の機械を通して頂ければお部屋に持って行くことも可能となっております」




比奈「へぇー漫喫みたいなカンジっスね」




スタッフ「はい。そんなところです」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:09:43.10 04UmBA/J0



奈緒「すっげー昔のやつから最近出たものまでほとんど揃ってんじゃん!」




菜々「これなら暇を持て余さず済みそうですね!」




比奈「Pさんが言ってた楽園の意味がなんとなくわかってきたっス」




菜々「ひとまず、借りるのはお風呂に入ってからでいいですよね」




奈緒「え?あ、ああそうだな……」




16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:10:12.83 04UmBA/J0
/旅館/大浴場







奈緒「……」ソワソワソワソワ




奈緒「ア、アタシ先上がって部屋に戻ってるな!」ザパー




比奈「……アレは相当あの部屋が気になってるんスね」




菜々「元気有り余ってますね〜」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:10:53.70 04UmBA/J0
比奈「ただいま〜っス」




奈緒「2人とも遅い…ってなんだその両手いっぱいの駄菓子は」



菜々「えへへ〜ラウンジに駄菓子屋があったので買ってきちゃいました!」



比奈「これで今日は部屋から出ずに済みそうっス。奈緒ちゃんの好きそうなものも買ってマスよ」



奈緒「サンキュー。アタシはとりあえず自分の観たいヤツ持ってきたけど大丈夫だったか?」



比奈「大丈夫っスよ〜」



菜々「今日は奈緒ちゃん’sセレクションアニメ鑑賞会ですねっ」





18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:11:23.34 04UmBA/J0

アニメ視聴中

比奈「これ結構古いやつっスね〜」

奈緒「こういう機会がないとなかなか観れないの持ってきたんだ」

菜々「これナナ観てまし…じゃなかった観たことありますよ!主人公が最後……」

奈緒「わーっ!菜々さんネタバレは無しで!!」

菜々「おおっとすいませんつい……」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:12:02.94 04UmBA/J0

比奈「奈緒ちゃん、あ〜ん」

奈緒「あむ……」

比奈「菜々ちゃんも、あ〜ん」

菜々「あ〜ん……」

比奈「ふたりともアニメに釘付けっスね」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:12:52.88 04UmBA/J0
/夜/

奈緒「比奈さーん起きろーごはん食べに行くぞー」

比奈「ぁぅ……あれ……寝ちゃってたっスか?」

菜々「よっぽど疲れてたんですね」



比奈「駄菓子食べてたからあんま食欲ないっスね〜」

菜々「バイキング形式らしいので軽めに食べられますよっ」

比奈「それもなんかもったいない気が……」

奈緒「早く行かないと時間終わっちゃうぞー」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:13:25.72 04UmBA/J0
夕食後/11時過ぎ/

比奈「ジャージでゴロゴロしながらアニメ観たり漫画読んだり、やってる事は家と変わらないのに…」





菜々「開放感ありますねぇ…」




奈緒「あぁまさに楽園だ…」






奈緒「まだもう少し時間あるけどどうする?」

菜々「ナナはそろそろ活動限界です……」

比奈「じゃあ部屋は暗くしてテレビの音小さくして観まスね」

菜々「はい…ナナはそれで大丈夫です…おやすみなさ…い」パタリ


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:15:12.17 04UmBA/J0
/チェックアウト/

菜々「あっという間でしたね〜」




比奈「もうちょっと…どうせならずっとここにいたかったっスね」




奈緒「それは比奈さんが完全に堕落しちゃうから無理だな」






比奈「でもこれからオフはここで過ごすのもいいかもっスねー」




菜々「プロデューサーが用意してくれた優待券で安く済んだみたいですし……ゔぇ!?」




奈緒「どしたんだ菜々さんレシート見て固まって…」




菜々「2人ともこれ…」




比奈「! これは…なかなか、いいお値段っスね」




菜々「もう一度は難しそうですね…」




奈緒「楽園も安くはないってことかー」




比奈「うぅ…さらば楽園」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:16:41.31 04UmBA/J0
菜々「でもでも!しっかり休んで好きなアニメもたくさん観て、アイドルパワー120%充電されました!」ピピッ




比奈「そうっスね…明日からバリバリアイドルとしてやっていきますよー!」




奈緒「そうさ、アイドルユニット虹色ドリーマーの闘いはこれからも続いていくんだ!」




「奈緒ちゃん今の最終回っぽいっスよー」




「いいだろー別にー」




24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 12:18:44.83 04UmBA/J0
終わりです。虹色ドリーマーのユニット曲出てほしい・・・

卯月「宝くじを拾いました」

1 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:13:02.85 kfRAVVW60
突然ですが、私についてちょっとだけ話したいと思います。

私は島村卯月、17歳の普通の女の子です!

でも、ちょっとだけ……きっと他の人にはない特別なものがあるんです。

それは、完全に平均的な人生を送っているということです!

……あ、平均的って言ってもずっと平均ってわけじゃないですよ?

良いことだってありますし、悪いことだって起こります。

ただ、それらを長い目で見ると、きっと平均的なんです。

こう……幸福度とか、そういったものが。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517119982
2 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:14:10.08 kfRAVVW60
例えばですね、今日の夕飯に私の好きな物が出てきたとします。

すると、次の日はちょっと苦手なものが出てくるんです。

他にはテストの時とか。

テストで良い点を取った次のときは悪い点をとっちゃいます……えへへ。

あとは、仲の良い友達が一人増えたら、違う友達とは喧嘩しちゃったりして疎遠になっちゃったり……。

あ、運動会の結果なんかも毎回勝ったり負けたりしてますね。

……と、まあこんな風に、私って平均的な人生なんですよね。

良いことがあればそれと同じくらいの悪いことが起こって。

悪いことが起こればそれと同じくらいの良いことが起こって。

もちろん、普通のことが起これば次も普通のことが起こって。

そうして私は平均的な……普通の人生を送っているんです。

決してずっとなだらかってわけじゃないけれど、山と谷が完璧に同じくらいの人生を送っているんです。

……さて、どうしていきなりこんな話をしたかというと――

「た……宝くじ拾っちゃいました……それも、一等の……!」

――という、今まで起きたことのないくらい良いことが起きてしまったからです。
3 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:15:32.78 kfRAVVW60
「ど、どうしましょう……見間違いじゃないですよね?」

もう一度番号を照らし合わせて見ます。

一つ一つ、言葉に出して確認していって……やっぱり同じ番号でした。

「わ、わぁ……」ブルッ

思わず身震いをしてしまいます。

今私の手の中にあるこのヒラヒラした紙は、私が一生かかっても手に入らないかもしれないくらいの価値があるのです。

……もう一致していることはわかってるのに何度も確認してしまうくらい混乱しています。

だって、こんなこと本当に初めてだから……。

本当に初めてで、夢みたいで……!

こんなに良いことが起こっちゃったなら、もう――

「……私そろそろ死ぬのかなぁ」

――としか考えられないのです。

だって、私の人生は平均的だから。

こんなにも良いことが起こってしまったなら

……きっと同じくらい悪いことが起きますから。
4 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:16:42.65 kfRAVVW60
「……そっかー」

不思議と驚きとかはありませんでした。

私がこういう人生を生きているって気がついてからいつか来るとは思っていましたから。

覚悟はできていたんだと思います。

「それなら……うん、今のうちにできることをやろうかな」

死ぬ前にやりたいことをやってしまいましょう。

幸い、私の手の中にあるこれを現金に換えたら何もできないことはないでしょう。

そうと決まれば早速――

「――あれ?」

そういえば、拾った宝くじって換金できるんでしょうか?

ちょっと調べてみて……あ、ダメなんだ。

「……えー」

一気に気が滅入ってしまいました。

なーんだって気分でいっぱいです……せっかく良い気持ちに慣れたのに。

……あっ、でも警察に届けて、3ヶ月誰も取りに来なかったら私のものになるんですね。

それに、誰かがとってもいくらかは私の分のお金になるみたいですし……。

じゃあ、まるっきりパーになったわけでもないんですね!

「よかったぁ……」

さっきほどではないですけど、それでもまだ良い方向にいます。

全額手に入れるくらいの良いことで私はきっと死ぬってことは、3ヵ月後に死ぬか、それより前に半死半生くらいになるかってところですかね。

んー、すぐ死ぬよりまだマシそうです。

「よーっし!」

そうと決まれば、進路をちょっと変えて。警察にお届けしちゃいましょう!
5 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:17:21.03 kfRAVVW60
「〜♪」

思わず鼻歌です……スキップもしちゃってます。

ご機嫌もご機嫌、島村卯月です!

「フシャーッ!」

「きゃっ!?」

なんて、ルンルン気分でいると、物陰から黒猫が私の目の前に飛び出し、威嚇してきました。

明確に私をにらんでいます。

「……私何か悪いことしました?」

「フシャーッ!」

言葉が通じませんでした。まあ猫ですし。

うーん……私何か悪いことしたんでしょうか……?

……。

……あっ違いますね、これきっと悪いことなんです。

今良いことが起こってるから、それに相対するように悪いことが起きてるんですね。

「そっか……ふふっ」

「フシャーッ!」

そう考えると目の前で威嚇するこの黒猫もとってもかわいいです……むしろ感謝です!

今のうちに小さな悪いことがたまれば、この宝くじを拾った反動も小さなものになるはずです。

死ななくてすむはずです!

……覚悟はしてましたけど、死なないですむならやっぱ死にたくないですしね。

「ふふっ、ありがとうございますっ、猫さん♪」

「シャッ!」

手を伸ばしたらひっかかれました。

うふふっ、もっと悪いことが起こっちゃいました♪
6 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:18:30.74 kfRAVVW60
「うれしいなぁ……ふふっ」

「」ビクッ

「……猫さん、もっと――」

「――!」ダッ

「あっ!」

……もっと傷つけてもらおうと思ったのですが、逃げられてしまいました。

うーん……もっと悪いことが起こってほしかったんですけど……。

……あれ、私が喜んでたら悪いことにならないんでしょうか。

私にとっては良いことになっちゃいますもんね。

じゃあもっと私が喜ばないような悪いことが起こった方がいいのかな。

でも、今の私ならどんなことが起こっても嬉しく思っちゃうかも。

だって、死ぬよりマシですし。

「んー……」

「……」

「……ま、いっか」

考えてもよくわかりませんし。

きっと私の人生の良い悪いは、私から見たものじゃなくて客観的に見たものなんでしょう。

きっとそのはずです……なんとなくそんな気がします。

「……あっ」

電線にたくさんの鳥さんが止まっているのを見つけました。

……あそこでも悪いことが起こりそうですね
7 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:19:05.10 kfRAVVW60
「……」ワクワク

「……」

鳥さんたちの下でワクワクしながら待機します。

……今日の服は結構お気に入りの服です。

そんな服に落し物去れちゃったら、それはもう悪いことでしょう。

「……」ソワソワ

まだかな、まだかな。

「……」

……もうちょっと場所移動したほうがあたるかな?

えーっと……鳥さんがあっちにお尻を向けてるからもうちょっと下がって……。

……傍から見たら私はどんな風に見られてるんでしょう。

電線の下で位置調整して……すっごく変な人ですね。

変なうわさが流れちゃうかもしれません。

……それも悪いことですね!

一石二鳥ですっ!

「……あっ!」

そんな感じで待機していたら、ついに落し物が当たってしまいました。

右肩にガッツリついちゃってます。

「……あー」

そうさせるようにしたのは私なのですが……やっぱり凹みます。

お気に入りの服なんですけど……うぅ……。

……とりあえず拭かなきゃ。
8 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:20:39.23 kfRAVVW60
……よし、気を取り直しましょう。

結果的に悪いことは起こったので目標は達成したんです。

さあ次の悪いことが起こりそうな場所を探しましょう。

「……んー」

後は何があるかなー。

ずっと晴れだったので、水溜りがあるわけでもないですし……。

水溜りがあれば水がはねるのを待てたりしたんですけど。

後は、どっかの店先の打ち水が体に当たるとか?

……いえ、今寒いですしそんなことしませんよね。

「悪いことって難しいですねー」

まあ、そんなに簡単に起こらないから悪いことなんでしょうけど。

「んー……」

後どのくらいの悪いことが起これば帳消しできるでしょうか。

この件にそれも書いていてくれたら楽なんですけどねー。

……実は書いてあったりしないですかね。

「……きゃっ!」

なんて、じっと宝くじを見ていると、急に突風が吹いてきました。

「……あっ!」

思わずスカートをおさえます。

……その時に、ちょっと離れちゃったのでしょう。

風に乗って宝くじが飛んでいってしまいました。
9 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:21:08.00 kfRAVVW60
「やったっ!」

悪いことが起こりました!

そうですね、こうやって偶然に起こる悪いこともあるんですね。

「……ととっ、追いかけなきゃ!」

……あれ、でもこれで拾えちゃったら良いことになっちゃいますよね。

じゃあ、これって意味の無い悪いこと?

「……えー」

でも拾わなきゃいけませんし……うーん、もったいないです。

じゃあ、さっさと拾わなくっちゃ。

……ちょっと足を速めて追いかけます。

「待ってくださーいっ」

……追いかけますが、一向に追いつきません

風に乗ってどんどん飛んでっちゃいます。

もうちょっと足を速めます。

でも、宝くじもどんどん離れていっちゃいます。
10 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:22:29.63 kfRAVVW60
「はっ……はっ……!」

そうしてしばらく追いかけていたんですが、ようやく宝くじが降りてきました。

「や、やっと……」

……これきっと、拾ったっていう良いことより、拾うために追いかけたっていう悪いことの方が大きいですよね。

だから、結果的に悪いことの方が大きくなったはずです。

……とにかく、無駄じゃないなら良いんですけど……。

「ふぅ……」

一呼吸して、宝くじが落ちてくるのを待ちます。

ひらりひらりと落ちてきて、宝くじはそのまま川の方向へ。

……えっ、川の方向?

「あーっ!」

た、大変です! 大変です! 宝くじがっ!

宝くじが川に落ちちゃいますっ!

「もっ、戻ってきてくださーいっ!」

声をかけますが、むしろ宝くじは離れていっちゃいます。

裕子ちゃんみたいにサイキックが使えないか腕を伸ばして見ますけど、どんどん遠くにいっちゃいます。

空でも飛べたら拾いに行けたんでしょうけど、そんなこともできず……。

ただ念じるしかなくって……。

……そして、宝くじは川に落ちてしまいました。
11 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:23:21.83 kfRAVVW60
「……あー」

がっくりです。

とっても悪いことが起こってしまいました……良いことが全部帳消しされちゃうくらいの。

それどころか、今の幸せ度的には悪い方向に振り切っちゃってます。

だって、指を黒猫に引っかかれたのも、服が汚れちゃったのも、全部無駄になっちゃって……ただの悪いことになっちゃって。

「……はぁ」

夢だったら覚めて欲しいですし、時間が戻せるなら戻したいです。

でも、そんなことはできません。

宝くじの落ちた川を見つめて呆けるしかありません。

……うぅ。

しばらく、立ち直れ無そうです……。

……。

……あれ、電話?

「もしもし……あっ、お母さん」

『もしもし。卯月? 今どこにいるの?』

「あ、えっと……川の辺りだよ?」

『そう。そろそろご飯だから帰ってらっしゃい』

「はーい……」

『あら、元気ないわね。どうしたの?』

「ううん……別に……」

『そう……』

『……今日は貴方の好きな生ハムメロンもあるわ』

「ほんと!」

『えぇ、本当よ。ケーキもあるわ』

「やったーっ!」

『うふふっ。元気が出たみたいで良かった』

『さ、早く帰ってらっしゃい』

「はーいっ! 急いで変えるねっ!」

『うふふ、怪我しないようにね』

電話を切って、私は勢いよく走り出します!

さっきまでの疲れもいやな思いも全部消えちゃいました!

だって夕食が楽しみで仕方ないんだもんっ!

「はっ、はっ!」

やっぱり、悪いことの後には良いことが起こるんですね。

そんな感じで、今日の私の人生もやっぱり平均的でした。




おしまい
12 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/01/28(日) 15:24:40.76 kfRAVVW60
なんかよくわからない電波を拾ったので。
卯月が電波なのか、本当にそんな性質を持ってるのか、そんな感じのを書きたかった。

誤字脱字、コレジャナイ感などはすいません。読んでくださった方ありがとうございました。

鷺沢文香「茜さんの空想探査計画」

1 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:23:33.70 8nmTFkFe0

「今度、本に乗って宇宙まで旅をする歌を歌うんです!」

そのように茜さんから話しかけられた時、多分に失礼であるという自覚はありながらも、私の頭は固まってしまいました。
ただでさえ眩しい笑顔が、なんだか今日はよりいっそうの光を放っているようにすら思えます。



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2 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:24:20.27 8nmTFkFe0

「ええと……」

相槌にもなっていない言葉を口から搾り出しながら、思考をなんとか回します。
『本』という単語は、この耳にはっきりと届きました。だからこそ、茜さんは此度の話題を誰かに話すにあたって、その相手に私を選んでくださったのでしょう。
いえ、もしかすれば、話そうと思ったタイミングで偶然、私がそこにいただけの可能性だってあるのですが。
……ダメですね。そうとしか思えなくなってしまいました。
ひとまず、今の茜さんの台詞の中で、最も不可解といいますか……理解の及ばなかった部分について、聞くことにしましょう。

「”本に乗って”とは……?」

「本は、宇宙船なんです!」

なんということでしょう。私が普段から好み、もはや生活の一部とも呼べよう”本”というものは、この広大な宇宙を旅できる宇宙船だというのです。これには驚きました。茜さんと過ごす日々は本当に驚くような発見ばかりで……
いえ、茶化すのはやめましょう。それに、なるほど、理解ができました。
確かに、物語を通してならば、私たちはどこへでも行くことができます。私も小さな頃は、世界中の景色の載った本や図鑑を通して、様々な場所への旅行を楽しんだものです。
茜さんは、本を通して宇宙旅行を追体験することを『本に乗る』と表現したのです。どのような類の本を指しているのかはわかりません。図鑑かもしれません、物語かもしれません、ともすれば宇宙についての堅苦しい論文だって、噛み砕けばたちまちに我々を宇宙旅行へ誘ってくれることでしょう。

3 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:24:50.64 8nmTFkFe0

しかしながら恥ずべきは、茜さんが最初に言い放った言葉からその真意を読み取れなかったことです。
正直に言いましょう。その台詞の主が、書に通ずるような、例えば……頼子さんなどが挙げられるのですが、そのような人物であったならきっと、私はその意に辿り着いていました。
茜さんを、見くびっていたのです。これはあまりにも失礼なことだと言わざるを得ません。

「茜さん」

「はい!」

「私たちをどこへでも連れて行く”本”というものを、実際に人類を大気圏の外まで連れ出してくれた宇宙船に重ねたその表現力と想像力、……素晴らしいです」

「なるほど! これ、夏樹ちゃんが言っていたんです! “そう言われると、本ってのは宇宙船みたいなもんだな” って! 私にはあんまりわからなかったですけど、さすが文香ちゃんです!」

「……」

「……?」

「……なるほど」

「どうかしましたかっ?」

「……いえ、茜さんはそのままで素晴らしいのです。と」

「あっ、ありがとうございます……!?」

4 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:25:23.17 8nmTFkFe0

突然の肯定に驚いた茜さんが、その顔に軽い照れを表出させつつ、ブンと頭を下げています。些細なことにも感謝を忘れない、実に茜さんらしい反応と呼べるでしょう。あるいは照れ隠しの意味もあるのでしょうか。
少しウェーブのかかったオレンジの髪は、大きな揺れとなってこちらの鼻腔を刺激しました。自分も髪の長い方ではありますが、勢いよく頭を下げることはほとんどありません。ああ、以前にありすちゃんのタブレットにうっかり触ってしまい、画面が突然黒色に覆われてしまった際には思わず全霊を込めての謝罪をした記憶もあるのですが……。関係のないことですね。すりーぷもーどとやらにに入っただけらしく、事なきを得ていますし。
などと回想をしている間に、再びこちらへ顔を向けながら首を軽く振り、茜さんとその髪は元の様相に戻っていきました。

ですが茜さんとて、これだけのために話しかけてくれたのではないはずです。
まあ、もしかしたら、あくまでも偶然、私がそこにいただけの可能性も……もうその流れはいりませんか。
それに私としても、その曲に興味が湧いていました。何と言っても題材が”本”なのですから。
そういえば、話しかけてくれた時から茜さんは、その手に封筒らしきものを持っています。
もしかすると。

「……茜さん」

「はいっ!」

ひとつ、その名前を呼ぶだけで、茜さんの背筋はピンと伸びます。そのキラキラと光る両目は確かに私を捉えて、次の言葉を今か今かと待ちわびているようです。
そんな、なんとも言えない可愛さに溢れる反応のおかげで、何度も呼びかけたくなってしまうのですが。
ここは話を進めることにしましょう。

「その……そちらの書類が……?」

「へ? ……あ! そうですそうです! これがその歌の資料なんです!」

言うや否や、茜さんはその封筒を両手に持ち、こちら側へいっぱいに伸ばしました。まるで盾を構えるかのような姿勢です。その動作があまりに勢いづいていたために、またもや私は風を浴びることになっているのですが。
本来ならばすぐさま、返答の言葉を投げかける必要があります。しかしながら、私の顔のすぐ近くに差し出されたその封筒のせいで肝心の茜さんの顔が見えません。
ひとまず、封筒の横から覗き込むように、話しかけることにしましょうか。

「もしよろしければ、その歌の歌詞など……」

「ああっ! す、すみません!」

こちらが言い終わるのを待たず、茜さんは封筒を下げてくれました。そのままの勢いで頭も下げたため、またしてもオレンジの波が鮮やかに跳ねています。
本当に、見ていて楽しいですね。

「ふふ……大丈夫ですよ。ですが、立ち話も疲れてしまいます。一度、ソファへ移動するというのはどうでしょうか?」

5 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:25:56.33 8nmTFkFe0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「……さて」

茜さんがソファに腰掛けるのを確認して、私もその隣に陣取ります。
一瞬、体がピクッと動いたような気もします。気のせいでしょうか。
向かい側のソファも空いてはいますが、資料を共に確認するなら同じ向きの方が都合のいいはずです。

「ええと……これは企画書で……レッスン表で……」

小さく呟きながら、茜さんは封筒の中身をガサゴソと調べています。1度、全て机の上に出してしまっても問題はないとは思うのですが。
いいえ、茜さんは大雑把に見えて、こういう時にはしっかりしている人でしたね。
まだ企画段階のお仕事ですから、むやみに資料を広げるという行為は褒められたものではありません。そもそも、軽い気持ちで歌詞を見せて欲しいと言ってしまった自分の浅慮に気がついてしまうくらいです。
しかしながら茜さんは、その私の申し出を快諾してくださいました。もともとそのつもりだったのか、今の私に知るすべはありませんが。

「お待たせしましたっ!」

そのようなことを考えているうちに、1枚の紙を封筒から取り出しつつ、茜さんが声をあげています。
その紙が机に置かれるのを見届けたのち、そこに書かれている文字を視界に捉えようと、身を乗り出します。

「私もまだ、しっかりと読んではいないんですが……」

「空想探査計画……」

6 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:26:26.09 8nmTFkFe0

なるほど。空想。

言い得て妙と、そう感じました。
つまりは、『世に存在する、あらゆる文書というものは、”空想”である』と。
そう極論的に言い切ってしまった場合に、例えばノンフィクション作品などは空想ではないだろうというお叱りを受けてしまうことは十分、考慮の上です。
それは確かに、書き手からしてみれば全てが実際に起きた出来事なのでしょう。しかしながら、読んでいる立場から考えればどうでしょうか。
そこに、実在・非実在や、現実・非現実は関係がありません。どんな物語だろうと、それは自分自身とは全く違う場所で紡がれたお話。距離が、時間が、ともすれば次元が異なるだけの。
そう考えれば納得がいくのではと思います。

さて、ここで浮かんでくるのは、『では、書き手本人にとってのノンフィクション作品は空想なのか』という疑問ですが、それに対しても肯定をすることができると考えます。
確かにその出来事の存在は揺るぎません。それは間違いなく。しかし、それを文書に起こすという作業の過程には間違いなく、その瞬間の書き手の解釈が入り込む余地があります。その解釈はまさに流動的。例えば今朝の食事について記述してみてください。何を食べたか、何から食べたか、味はどうだったか、やっと食べきったのか、すぐに終えたのか、誰が作ったのか、誰が片付けたのか。
同じ出来事に関して記述しているにも関わらず、試行するたびにその内容や順序は変化します。
『書き起こした瞬間の自分は、どのような点に着目していたのか』という、過去の自身への認知という観点でみればしっかりと。
これも空想の類と振り分けることに問題はないでしょう。

7 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:27:02.23 8nmTFkFe0

「あの……文香ちゃん?」

視界の端から、茜さんの頭がぴょこぴょこと見え隠れしています。

「あ……すみません……」

慌てて紙から目を切り、茜さんの方を向きます。
少し、不安そうな顔が目に飛び込んできました。無理もないでしょう、笑顔で考え事をしていたなんて考えられないわけですし、もしかすれば歌詞を、いえ、まだタイトルしか見ていませんが、睨みながら黙り込んでいたのかも。

「えっと……」

「大丈夫ですよ。素敵なタイトルだと、そう思っていました」

そう言うなり、茜さんの顔にぱあっと、笑顔が戻っていきました。どうやら、同じ感想を抱いていたようです。

「はい! 私もそう思います! なんだか、上手く言えないんですけど……その……ロマンを感じるといいますか! 知らないものを知るとか! 調べて! 計画するとか! 冒険みたいでワクワクします!」

乱雑だと、そう思いますか? この茜さんの感想は。
いえ、それは違います。そもそもこのようなタイトルなどは、一瞬の印象が勝負ですから。
私のように、単語一つをやたらに拾い上げ、その意を熟慮するような人間の方が稀有なのです。

私は、本を読むことが好きです。なんて、今さら言うまでもないことではありますが。
多々あるのです、読む前から良い書だと確信する時が。その時には決まって、題名を読むだけで、心に何かが響くのです。
その正体を確かめたいと、表紙を捲った瞬間から、私の心はその世界に引き込まれていくのです。
茜さんは今、その入り口に立っているのだ、と考えて差し支えないでしょう。
ああ、きっと、今の私に与えられた使命は、役割は。茜さんがこの『空想探査計画』というお話を読み解く案内をすることなのかもしれません。

8 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:27:44.61 8nmTFkFe0

歌詞に一通り目を通して、茜さんに声をかけます。

「”読書の秋”という言葉がありますね」

「はい!」

以前、事務所全体としての企画について耳にしたことがあります。
なんでも、四季それぞれをイメージした楽曲を、季節ごとにリリースするのだと。
恐らくこの楽曲もその一部なのでしょう。この時期に動き始めたということは、秋の曲ではないでしょうか。
……もし見当違いだったのなら、菓子折りと謝罪の言葉を用意すればいいのです。

「茜さんは、読書は好きですか?」

「ど、読書ですか。ええと……」

茜さんが言葉を詰まらせます。本好きが目の前にいるこの状況において、恐らく気を遣ってくれているのでしょう。

「私に配慮する必要はありませんよ……?」

「す、すみません、あまり得意ではなく……」

申し訳なさそうに、茜さんが目を伏せます。

「いえ、決して責めている訳ではありません。しかし茜さん、”読書”という言葉の意味を、少しばかり狭めてしまっているのではないですか?」

「へ?」

茜さんの顔からは困惑の色が見て取れます。困っている表情も大変に可愛らしいのですが、今はその表情をさせることが本意ではありません。少し、申し訳なくなってしまいます。

9 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:28:31.35 8nmTFkFe0

「小説や新書のような、本にされた硬い文章しか読書に数えてはならないと、そう感じてしまっているのではありませんか?」

「それは……その……」

「読書という漢字を思い浮かべてください。『”書”を”読む”』と考えることができるかと思います」

「は、はい」

「実際のところ、何でも良いのです。漫画だろうと、絵本だろうと、詩だろうと。それが製本されておらず、紙に書かれただけの代物だとしても……」

「なるほど……!」

「例えば茜さんは、ラグビー部のマネージャーをしていたんですよね?」

「そうです!」

「そのために、ラグビーの練習方法についての本を読んだりしたのではないですか?」

「あっ! 読みました読みました! 日本代表だった選手が書いた本だったんですけど、すごくわかりやすくて!」

「そこに書かれていたのは、何も練習方法だけではなかったはずです。きっとその方が、それまでの競技人生で得た経験や想いを全て詰め込んでいるはずなのです。それは、偉大なる先人が次の世代の礎となることを願って紡いだ、1つの大切な物語なんですよ」

「物語……」

「私はその本を読んでいませんが、容易に想像することができます。それを読んだ人が、書き手の想いを追体験している場面を。この練習をすれば、あの選手はこういう場面で活躍できるはずだと期待をしている茜さんの姿を」

10 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:28:58.17 8nmTFkFe0

「……すごいです文香ちゃん!」

「いえ、そんなことは……」

「まるで探偵さんのようです……! そうだったんですね。読書というのは……!」

「わかっていただけたようで何よりです」

「じゃあこの歌は、読書をしよう! という歌なんですか?」

「それも、この歌の大切な部分ではあります。しかし、それだけではまだ半分といったところでしょうか……」

「あ……そうなんですね……」

ああ、目に見えてシュンとさせてしまいました。ごめんなさい。

「す、すみません、言葉がよくなかったですね」

「大丈夫です! では、続きを教えていただければ……」

「お、教えるだなんて、そんな大仰なことは私には……」

「いえいえ! 文香ちゃんは本当にすごいです! 先生みたいです!」

「せ、先生……」

「はい! 文香ちゃんの説明はわかりやすいですし、私にもわかるように説明してくれるから嬉しいです! それに、例え話とかもしてくれるから、優しいんだなーって本当に思います!」

「あ、茜さん……」

お、思わぬところで反撃にあってしまいました。といいますか、そもそも茜さんに何かをしたわけではないのですけれど。
自分でも顔が熱くなっている自覚があります。
は、早めに次の話題に……!

「で、では、ええと」

11 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:29:48.79 8nmTFkFe0

私は、感情表現が豊かな人間ではありません。それは間違いなく。
これまでの人生では、まあ多少のすれ違いなどはあれども問題なく過ごしてきました。ですが、今の私には、『アイドル』という肩書きが不随しています。
何が違うのか。と、思われるでしょう。いいえ、大きく違うのです。アイドルになってからは、どういうわけか、褒めていただける機会が多くなってしまいました。
私のような者を褒めたところで何になるのかと疑問に思うばかりなのですが、事実として、そうなってしまっているのです。
『褒められる』という状況は、これまでに味わったことのないような気分を私に付与してくれます。特に、書物に関する事柄で褒められた時には、柄ではないとの自覚がありながらも、さらに饒舌になってしまう傾向があるのだと気が付きました。
恐らくは照れ隠しの範疇に入るのだと思いますが。どれだけ自身が冷静な性格であると考えていても、やはり賞賛に対する心理的な高揚は共通なのだと、この齢で知るとは思わず……

12 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:30:14.82 8nmTFkFe0

さて、今がまさにその状況です。茜さんの歌う予定の『空想探査計画』という曲。その題や歌詞から得られた知見を自分なりに伝えている場面。歌詞の解釈は佳境に入り、さてこの歌の主題とは、と。

「……」

「……? 文香ちゃん?」

ふと、動作を止めてしまいました。
落ち着いて、今日の流れを思い返してみましょう。
まず茜さんが、私に話しかけてくださいました。『本に関する歌を歌う』と。
それを聞いた私は、その歌に興味を抱きます。そして茜さんが持っていた封筒に気が付き、歌詞を見せていただきました。
そのタイトルと歌詞に引き込まれた私は、少しの間、声を発さず思考を巡らせ、そこから意気揚々と解説を始めています。『”読書の秋”という言葉がありますね』などと、無駄に恰好の付けた台詞から。

鷺沢文香、貴女は一度、冷静になるべきです。散々と『どうして私に話しかけてくれたのでしょう』などと懸念を示していたのにも関わらず、いつの間にやら得意になって解説などしているではありませんか。
茜さんは一言も『解説をお願いします』などとは言っていません。ああ、どうして今になって気が付いてしまうのですか。

そうこう考えている間にも、茜さんは期待に満ちた眼差しでこちらを見つめてくれています。軽く首を傾げる姿も、愛嬌に溢れていますが。ともすれば、まさかあの顔の裏では聞いてもいない解説を延々と語る私への不信感などが……?
あ、茜さんに限ってそんなことは。いえ、その印象すら私の一人よがりなものなのでは?

13 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:30:47.07 8nmTFkFe0

「ちなみに……茜さん……?」

「はいっ! どうかしましたか?」

「この部屋にはどのようなご用事で……」

「へ?」

この心境では、解説を続けることなど適いません。突然の質問に虚を突かれたかのような表情を浮かべる茜さん。ああせめて、拒絶の際は優しい口調でお願いしたいのですが。

「えっと……プロデューサーにこの歌のお話をいただいて、でも全然、私が今まで歌ってきた歌よりも落ち着いた曲で、ビックリしてしまって……」

茜さんの声はなんだか少しずつ、小さくなっているような。

「歌詞を見てもよくわからなくって、どうやって歌えばいいんだろうって。それで……その……」

「……」

「『本の歌』って聞いた時にまず、文香ちゃんの顔が浮かびまして……、文香ちゃんに教えてもらえれば、上手く歌えるかもって思ったんです……」

「茜さん……」

「あの……め、迷惑……だったでしょうか?」

俯く茜さんの顔には、申し訳なさや恥じらいなどが入り混じった表情が。
なるほど、これこそが『あいくるしい』という感情なのですね。
……などとふざけている場合ではありません。
こちらが勝手に不安を感じていただけなのに、今は茜さんを不安がらせてしまっているではないですか。
しっかりと、自分の言葉で伝えなくてはいけませんね。

「そんなことはありませんよ」

「ほ、本当ですか?」

俯いていた顔が少し、上がりました。

「勿論です。むしろ私の方こそ、望んでもいない説明をしているのではないかと、迷惑だったのではないかと、不安になってしまったのです。おかしな質問をしてしまい、申し訳ありません」

「め、迷惑だなんて! そんなわけないです!」

「ふふふ……ありがとうございます。では、続きに移りましょうか」

「はい! よろしくお願いします!」

14 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:31:19.07 8nmTFkFe0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「さて、この歌の、主題についてでしたね」

「そうです!」

「端的に言ってしまえば、『あなたの物語を作ろう』という歌であると私は捉えました」

「物語を……? で、ですが私、本なんて書けないですよ?」

「落ち着いてください。『物語を作る』ことと『本を書く』ことは、同義ではありません」

「……?」

「茜さんは既に、物語を描いている最中なんですよ」

「え、ええと……?」

ああ、なんだか解り難い言い回しをしてしまったような気がします。悪い癖なのでしょうか。

15 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:32:22.30 8nmTFkFe0

「簡単なことです。茜さんが生まれてから、今この瞬間まで。どのように生きてきたかという物語。もちろん、その物語の主役は茜さん、あなた以外にあり得ません」

「私の……?」

「はい。当然ながら、私にも物語はあります。この世界にいる人間の数だけ、物語が描かれ続けているのですよ」

「みんなの物語……」

「ええ。……とても、わくわくしませんか?」

”わくわく”というフレーズは、普段だったら使っていないのかもしれません。しかしながら、話を聞くにつれて明るくなる茜さんの顔を見ているとやはり、それ以外の言葉は出てこないのです。

「ですが、ここで歌われているのは、私たちの過去、既に書かれた物語についてではありません。過去ではないということは……わかりますね?」

「過去じゃない……? 未来……ですか?」

「ご名答です」

更に一段と、茜さんの表情は笑顔に包まれます。

16 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:32:48.01 8nmTFkFe0

「未来は不確定で、無限大です。明日何が起きるのかも分からないのですからね。その未来の果てしない広さを、どこまでも行ける期待感と高揚感を、この歌の中では宇宙旅行に例えているのです」

「宇宙……」

「私たちが残した声は星になります、私たちの進む道は星座になります。そしていつしか、誰も知らないような発見をするかもしれません。広大な宇宙のことを考えた時の胸が高鳴る感覚を、私たちが未来に抱く感覚と重ねているんですね」

「そうだったんですか……」

「そして最後に」

「?」

「『手をつないで』と、繰り返して使われているフレーズがありますよね? どういうことだと思いますか?」

「ええっと……」

「ゆっくりで、大丈夫ですよ」

「あ、ありがとうございます……!」

茜さんが、一生懸命に考えています。優しい茜さんはきっと、期待を裏切りたくないと思ってくださっているのでしょう。
ですが、私が聞きたいのは、ありのまま、茜さんが感じていることなんですよ。どうか、悩みすぎないで。

17 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:33:18.03 8nmTFkFe0

「わ、わかりませんが……」

「不安に思わず、話してください」

「えっと、さっき文香ちゃんは、私にも物語があるって、言ってくれましたよね?」

「ええ、そうですね」

「それで、思い出してみたんです、今までのことを。アイドルになる前のこととかも全部! そうしたら、家族がいて、友達がいて、先輩後輩が、チームのメンバーがいて……。アイドルになってからは、プロデューサーはもちろん、未央ちゃんとか、藍子ちゃんとかも一緒にいてくれて……」

思い出を語る茜さんは、本当に素敵な表情をしています。良い縁に恵まれているのだと、傍から見て、聞いているだけで伝わってくるのですから。

「う、上手く言えないんですが、嬉しいんです! だから、この嬉しさがずっと続いてくれたら、もっと、もっと嬉しいんじゃないかって思いました! 手をつないで、一緒に私の物語を作ってくれる人を忘れちゃいけなくて、そういうみんながいるからこそ、これからの物語も楽しくなるんじゃないかって!」

こちらの目を真っすぐに見て。

最初はどこか、自信の無いような話し方ではありましたが、それも段々と払拭され、いつものような、元気に溢れた茜さんの言葉を伝えてくれました。

もう、私が何か教える必要もないでしょう。

18 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:33:47.31 8nmTFkFe0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「では、頑張ってくださいね」

「はい! ありがとうございました文香ちゃん!」

最初に話しかけてくださった時も笑顔だったと記憶しているのですが、今の茜さんはそれとは比べ物にならない程に眩しく感じます。
悩みや不安を除去する一助になっていたのなら、嬉しい限りなのですが。

「じゃあ私はこの後、レッスンがありますのでっ!」

立ち上がった茜さんはこちらに向き直りつつも頭を下げます。もちろん、とっても勢いよく。
そのまま早足で扉の前まで進み、扉に手をかけて外に。
……おや、扉の前で、止まってしまいました。

「どうかされましたか……?」

その声を受けて、身体が少し、強張ったようにも見えました。
どこかぎこちない表情と動きで、茜さんがこちらに向き直ります。

19 :◆5AkoLefT7E 2018/01/27(土) 19:34:15.96 8nmTFkFe0

「ええと……」

何か、言うべきか迷っているような……?

「その……さっき……」

「さっき?」

「未央ちゃんとか、藍子ちゃんとか、って、言って……」

「そうでしたね」

「ふ、文香ちゃんも!」

「へ?」

どこか開き直ったように、茜さんが大きな声で呼んだのは、私の名前。声はそのまま続きます。

「こ、これまで、文香ちゃんにもいっぱいお世話になりまして! ええと……ほ、本当に、こんな私にも優しくしてくれて凄く嬉しいって、あ、これさっきも言ったかもなんですけどっ」

「もしよかったら、これからも、私の物語を手伝ってほしいといいますか、一緒に……。すみません言い回しが下手だったら……あの、慣れていなくて……」

しどろもどろになりながらも、茜さんは、茜さんなりの言葉で、私に想いを伝えてくれました。
私は、茜さんの勇気を、心から尊敬しています。言葉を口に出すということは、本当に怖いものなのです。
ですがここは、臆してはいけませんね。立ち上がり、一歩、二歩と近づきます。
遠くからでもわかった顔の赤さが、近づくにつれてより顕著になります。

そのまま、茜さんの手を取って。

「私も、同じ気持ちです。私の物語にも、茜さんは必要不可欠だと。そう思います。これからも」


「手をつないで、探しに行きましょう」



おわり



モバP「プレイ内容…」 比奈「っス!」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:27:56.92 Qn3PUplt0

チュンチュン…


P「……なあ、おい」

比奈「…………んぅ……」

P「離せって、起きるから」

比奈「……んーっ…………」ギュウ

P「ダメだ、起きねえ。なんとかして抜け出すか…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:32:58.32 Qn3PUplt0
比奈「ふわぁ……」ノビーッ

P「やっと起きたか。朝飯出来てるぞ」

比奈「わあい」

P「わあいじゃねえ。先に顔洗ってきなさい」

比奈「っス……」ペタペタ…
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:43:33.78 Qn3PUplt0

ジャバジャバジャバ…


『――今日の一位は……おめでとうございます♪牡羊座の貴方!』

比奈「お、やった」

P「げ、俺十位かあ」フキフキ

比奈「あー……テレビの占い見たのなんて何時以来っスかねえ」

P「朝しかやってないもんな、これ。ってかちゃんと起きろよ」

比奈「でスねえ。なんか星占いって、ある意味健康の象徴?」

P「その発想はなかったなあ…」

比奈「……え」

P「ん?」

比奈「いつの間にか片付け済んでる…」

P「やっといたよ。ニュースとか見てる間に」

比奈「作ってもらったんだから、片付けくらいあたしがやるっスよ」

P「気にすんな、好きでやってるから」

比奈「嫁力っスねえ……」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:47:01.68 Qn3PUplt0
P「さて、折角の休みだけど…。どうするよ?」

比奈「このままウチでダラダラしましょー」

P「おいインドア」

比奈「いいじゃないっスか。殺人的に寒いし、こんな日はお家でぬくぬくっスよ」

比奈「それに…誰かさんのせいでまだ股間痛いし」

P「あー……まあ、それは」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:51:37.29 Qn3PUplt0
P「でも元はと言えば、お前の方からだな……」

比奈「後半急に激しくなったじゃないでスか。あたしがじっくりリードする番だと思ったのに……」

P「いや、途中で『明日休みなんだなー』って思ったらさ、なんかこう、タガが外れたというか」

比奈「最後らへんの記憶ありまス? あたしなんか力尽きてぷっつりいっちゃった感じで寝ちゃったんスけど」

P「はぁ、悪かったよ。今日は家でグータラだな」

比奈「でスでス」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:01:28.10 Qn3PUplt0
比奈「にしても、なんかプロデューサーの家も見慣れたっスねえ」

P「そりゃそうだろ。もうこの家の半分くらいお前の持ち物で埋まってんだから」

比奈「だって、元々プロデューサーってばほとんど荷物置いてないじゃないっスか。そりゃあたしの物の方が多くもなりまスって」

P「まあ基本風呂入って寝るだけの場所だからなあ」

比奈「家具家電除いたら、プロデューサーの私物なんてこの本棚くらいなんじゃないスか?」

P「そこも結構仕事用の資料詰めてあるけどな。っていうか今更だが、こんな仲になってもプロデューサー呼びなのな」

比奈「まあそこはエンディング待ちってことで…。無事アイドルをやりきって、寿引退したら…ってとこでスかね」ヨッ、ト

P「エンディングってお前…エロゲじゃあるまいし」

比奈「腹ボテエンドでも可でスよ? 社会的にマズいっスけど」ガサゴソ

P「やめい。流石にその一線は守る……はず」

比奈「お、言ってたらエロゲ発見」

P「やめい」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:05:54.16 Qn3PUplt0
比奈「ふーんへえーほおー」

P「物色するな。なんか泣きたくなるから」

比奈「いいじゃないスか別に。散々二人でエロゲの話してきたんスから」

P「お前いっぺん皆に謝っとけよ。訳は言わずに」

比奈「うっス。じゃあ今日はひたすらエロゲ談義ってことで」

P「お前マジか」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:19:15.70 Qn3PUplt0
比奈「おーおーこれなんてもうモロじゃないでスか。例の三人大集合じゃないスか」

P「例の三人とか言うなよ」

比奈「泰葉ちゃんと響子ちゃんとみくちゃん」

P「代名詞に使うなよ…ボカしてるのか何なのかよく分からねえ。遥そ○と沢澤○羽と小鳥居夕○な」

比奈「おー…この泰葉ちゃんがやってるプレイ昨日の夜やったやつだ」

P「だからそれは泰葉じゃねえ」

比奈「あーたしかに…こんなにおっきくないでスもんねえ」

P「やめてやれ」
11 :※別に実在するエロゲの話をしてるとは限らない 2018/02/06(火) 01:32:06.50 Qn3PUplt0
比奈「でもこっちのやつは本人もやりそうじゃないスか?」

P「どれ? ……あー、まあ否定はしないが」

比奈「似合うっスよね、実際。あ、こっちの子のプレイもみくちゃんが本当にやりそう」

P「あー……はは、ぶつくさ言いながら結局やってる感じとかまんまだな」

比奈「あ、ほら、本当に挟んでる」

P「マジだ。……でもなあ、これのヒロイン全員デカいもんなあ」

比奈「まあ……絵描きの目線からしてみると、大きいのしか描けないってこともありまスからねえ」

P「うそ? やたらめったらに乳のサイズを盛るのはそういう理由だったのか」

比奈「乳て……実際難しいっスよ、質量に頼らずに柔らかさや個性的な形を表現するのは」

P「なるほどなあ…盲点だったわ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:38:43.21 Qn3PUplt0
比奈「大きさと言えばでスね」

P「おう」

比奈「うちの事務所ってどんなサイズでもいるじゃないでスか」

P「いるな。ガリガリから爆弾まで。90overとか二十人くらいいる」

比奈「ただ大きいだけだと被るけど、ワンパターンなんかじゃなくどんなのでもいるでしょ」

比奈「これだけいれば、思いついたプレイに対応するアイドルって絶対に見つかるんスよ」

P「いよいよ無差別かお前」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:43:13.32 Qn3PUplt0
P「とうとうジャンルすら決めずにスタートしたな」

比奈「だってお休みなんでスもん」

P「はあ……ま、いいけどさ。同僚に似合うプレイ考える彼女って何だよ」

比奈「あ、今のもう一回」

P「……何が?」

比奈「彼女って呼んでくださいっス」

P「彼女」

比奈「へへ、へへへ……」ニヨニヨ

P「何を今更」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:45:01.83 Qn3PUplt0
比奈「じゃ、とりあえず夜這いする子から考えまスか」

P「いきなり夜這いかよ。そこそこ飛び道具だぞ」

比奈「だってさっき見たエロゲの中にそういうのがあったから…」

P「あー……」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:49:17.58 Qn3PUplt0
比奈「とりあえず『せーの』で言ってみまス?」

P「え、俺も言うの?」

比奈「いいじゃないスか。お互い考え方違うと思うんスよね」

P「ええ……なんだよ担当アイドルに似合うプレイ考えるプロデューサーって」

比奈「……」

比奈「……二人きりだし、正直になっていいんでスよ? 考えてるっスよね?」

P「アイドル一人一人のポテンシャルを引き出すのがプロデューサーの仕事だからな」キリッ

比奈「あ、ちょっと格好付けた」

P「やってることは割と酷いが」

比奈「あはは」

P「なはは」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:50:49.83 Qn3PUplt0
比奈「とりあえず一人だけ。せーのっ」


P「ほたる」

比奈「智絵里ちゃん」


「「…………」」



「「詳しく」」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 01:56:58.33 Qn3PUplt0
P「OK、まずはそっちの話から聞こうか」

比奈「ぱっと思いついたのが智絵里ちゃんだった……って、それだけの話なんスけどね」

比奈「ほら、自分からあまりアクションかけるタイプではないし…でも行動力発揮する時はあるし。やるとしたら夜中こっそり忍び込んで決行だと思うんスよね」

比奈「こう、ずっと溜め込んできたものが抑えられなくなって……一気に爆発、的な」

P「あー、結構激しいタイプ?」

比奈「っス。一度スタートしたら止まらなくなって、あとは欲望のまま一心不乱に」

P「途中で起こしちゃってることにも気付かずに?」

比奈「話の分かる」

P「よせやい」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:01:12.94 Qn3PUplt0
比奈「じゃあ次はほたるちゃん。……でも、タイプ的に大体同じじゃないっスか?」

P「甘いな。言っただろ、アイドル一人一人のポテンシャルを探求してこそのプロデューサーだぞ」

P「ほたるはな……矛盾騎乗だ」

比奈「おお、なんか変な言葉が」

P「いやまあ逆夜這いなんて基本決まり切った体位でしか仕掛けられないんだが。まあ、つまりこういうことだ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:07:26.87 Qn3PUplt0
P「欲望を溜め込んで溜め込んで一気に発散って点では変わらないが、心持ちも手口も違う」

比奈「ほうほう」

P「抑えられない、ありったけの気持ちをぶつけたい……でもどうせ自分にはそんな資格なんて無い」

比奈「なるほど、抱えてる負い目にかけてほたるちゃんは随一っスもんね」

P「悶々としたまま日常が過ぎ……」

比奈「一人で発散は?」

P「するけど気持ちの膨れ上がる速度に追いつかなくなる」

比奈「続けて」

P「ついに相手を思いやる気持ちを自分のエゴが上回る」

比奈「この場合のエゴとは?」

P「一方的にそう思い込んでるだけ」

比奈「なるほど」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 02:13:17.67 Qn3PUplt0
比奈「そしてついに決行」

P「ああ、こっそり忍び込み……」

比奈「忍び込み?」

P「泣いて謝りながら跨がる」

比奈「やった!」

P「ひたすら謝ってる。詰まらせながら謝り続けてる」

比奈「そして一方的に幸せでいっぱいになってることに対しても謝る?」

P「……いや、どうかな」

比奈「というと?」

P「幸せでいっぱいなのが怖くて泣いてるのかもしれない」

比奈「あ、これ泣きゲーなのにやたら激しいやつだ」

P「ああ。途中で起きるのは野暮かもしれない」

比奈「でも途中で起きた方が良いエンディングかもしれない」

P「博打だろ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:02:11.34 CPysqI6i0
比奈「こういう子をひたすらベタベタに甘やかすだけのゲームやりたいっスねえ。気が済むまでなで続けたりとか」

P「ああ、着せ替えもあるぞ」

比奈「やった」

P「選択肢次第でどうにでもなるぞ」

比奈「なんか聞いたことある」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:05:21.85 CPysqI6i0
P「あと一人考えてるのがいるんだが…」

比奈「たぶんさっき見てたエロゲの影響でスよね? 分かるっスよ」

P「いや、アレとはまた違うんだぞ? 内容自体は」

比奈「詳しく。アレでしょ、泰葉ちゃんでしょ」

P「おうともさ」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:08:19.17 CPysqI6i0
比奈「あーでも、この二人とはまたパターン違うっスよね」

P「そりゃまあな。ここは比奈の考えたエロゲに乗っかるとしようか」

比奈「もうそろそろタイトルとか考えちゃっていいと思うんスよアレ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:27:49.48 CPysqI6i0
P「仕事第一、言われたとおりになんでもこなす元人気子役のアイドル岡崎泰葉が友達と楽しく笑い合える女の子になって数ヶ月」

比奈「個別ルートに突入して一線を越え、甘々でベタベタの関係になった頃」

P「反動で積極的になり過ぎて色々やろうとする」

比奈「やった」

P「でもお互い仕事は何より大切だからすれ違うこともある」

比奈「そして溜め込んで?」

P「爆発する」

比奈「基本的に自制心無くしたら夜這いなんスね」

P「そこがキモなんだ。我慢できないけど同時に直接攻撃で迷惑をかけちゃいけないという思いがある。それがこの三人の共通点だな」

比奈「あたしは、まあ……その逆だったんスけど」

P「まあ何が正しいのかは個人の自由だ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:33:43.99 CPysqI6i0
P「特に泰葉の場合は、結ばれたけど仕事がおろそかになってはいけないという思いがある。気遣い故の夜這いなんだ」

比奈「あー、その気になればできるから夜這いなんて手を使う必要無いでスもんね」

P「ああ。だからこっそり忍び込んで、とくにこれといった激しいことはしない」

比奈「跨がりはしない、と」

P「そういうこった。見る、触る、舐めるってところかな」

比奈「ヘタするとその場で一人でしちゃうかも。その途中で起きるとどうなりまス?」

P「早口で言い訳を始める」

比奈「…………」

P「…………」

比奈「……」ス

P「……」ス


パァンッ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:34:49.84 CPysqI6i0
比奈「何のハイタッチなんスか今の」

P「昨夜ぶりに深く繋がった気がした」

比奈「……意味が違うでしょ」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:38:57.45 CPysqI6i0
P「夜這いでここまで盛り上がるもんかね」

比奈「何をこんなに真剣に話してるんでスかねアタシら」

P「特に俺だよ。なんか気が抜けてるなあ…」

比奈「まあ折角泰葉ちゃんで盛り上がったんだし、他二人のヒロインのプレイも考えてみません?」

P「みくと響子か」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:48:02.89 CPysqI6i0
P「とりあえずこの三人の布陣ならみくが一番大きいって話はしたな」

比奈「身長は全員ほぼ同じっスからね。そこからカップ数を見比べると一人だけ……」

P「そりゃ挟むよなあ」

比奈「挟むのは確定だと思うんスけど、お乳あげるのってポジション的に響子ちゃんじゃないスか?」

P「お乳あげるって言うなよお前」

比奈「泰葉ちゃんも先輩っていう固有ステータスあるんスよねえ……」

比奈「……え、もしかしてコレまさかの授乳ゲー……?」

P「どういうジャンル!?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 03:54:32.83 CPysqI6i0
比奈「慎ましやかな小房にかぶりつくのってなんか斬新っスね……」

P「授乳はともかくだな、みくの個別ルートの話をしなきゃな」

比奈「他二人が生真面目と素直でしょ? やっぱからかいキャラが板に付くと思うんスけど、どうスかね」

P「そうなるな。イタズラっ子だ」

比奈「でも生粋のイジられ屋だからすぐ逆転されそうっスねえ」

P「そこはバランス取らないとな。安易な逆転はよくない。絶対によくない」

P「許さねえ……」

比奈「過去に何が……?」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:06:58.26 CPysqI6i0
P「堂々としてるもんだから、公の場でベタベタしようとすることもあるな。全力で押しつけてきたり」

比奈「オンオフはっきりしてるから、きちんと変装した上で仕掛けてくるんスね」

P「たまにこっちから仕掛けると焦るんだ」

比奈「例えば?」

P「事務所の中のトイレとか……人影の無い物陰でだな」

比奈「……でも、イヤとは言わないんスね」

P「こう、『しーっ!』ってしながら……」

比奈「楽しそうっスねそれ」

P「でもちゃんと雰囲気作るとめちゃくちゃしおらしくなるからお得」

比奈「もう語尾に『〜にゃ』とか付けないんでしょうね」

P「もちろん事後にイジる」

比奈「見たい……絶対にムキになるっスよ」

P「余韻でまだおとなしいままかもしれんぞ」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:14:00.69 CPysqI6i0
P「さて、響子ルートだが……」

比奈「手だと思うんスよ」

P「ほう、手か」

比奈「泰葉ちゃんが口、みくちゃんが胸、響子ちゃんが手をメインにする感じで」

P「泰葉は手先が器用だし、響子は奉仕系だし、逆でもいいかもな」

比奈「あー、たしかに……」

比奈「でも、先っぽえげつないくらい責めそうじゃないスか?」

P「『加減しろバカ!』って感じで?」

比奈「そうそう。すっごい笑顔で」

P「……比奈が手で責めてみたい訳ではなく?」

比奈「…………ノーコメント」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:26:24.88 CPysqI6i0
比奈「しれっと一番胸のこと気にしてて、それを躍起になって取り返そうとして手数増やす気がするんスよね」

P「あー、泰葉はもう気にするとかそういうとこ越えてそうだもんな。結局勉強熱心故に手数増やすけど」

比奈「そうそう。クールな子ってデレたら一種の無敵状態に入るっスからね。『誰がなんと言おうと貴方が好きと言ってくれるならそれでいい』って感じで」

比奈「で、話戻しまスけど。とにかく『気持ちよくなってもらおう』ってことを一直線に考え続けて……その結果手を使うっス」

P「前半はあんなにストレートだったのに」

比奈「何かと対照的になると思うんスよ、泰葉ちゃんと」

比奈「あっちは共通ルートで己を乗り越える話を済ませるでしょ? だから個別ルートはどう付き合うかの話になるんス」

P「響子は個別ルートに入って付き合いだしてから色々なコンプレックスが分かる訳か」

比奈「そう。やりがいあるっスよー」

P「そうやって色々なプレイを試し、最終的にノーマルなベタ甘に帰ってくるのが響子ルートってことだな」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:36:49.67 CPysqI6i0
P「体位的にはどう?」

比奈「そうでスねえ……みくちゃんはケモノだし、後ろから?」

P「ふむ……どうだろ、する時は猫が引っ込むと思うんだよな。力強く攻めるから上に乗るのもアリじゃないか?」

比奈「だからこそ、後ろからってのは一回入ると思うんでスよ。一度『みくちゃん』じゃなく『みくにゃん』とするシーンは入りまスって」

P「一理ある。響子はどうよ?」

比奈「密着でしょう、やっぱり」

P「座位か」

比奈「抱き合う感じっスよね。手が激しい分繋がる時はスローかと」

P「となると、泰葉は?」

比奈「手繋ぐの好きっスよね?」

P「お前よく見てんな……」

比奈「とにかく指を絡めると思うんス。だからそこまで密着はしないかな」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:48:28.00 CPysqI6i0
P「割とマジに一本成立するな、この三人…」

比奈「いっそ正式に作りません? 前も言ったっスけど、プログラム組める子もテキスト書ける子もいまスって」

P「作ってたまるかい」

比奈「でもなあ、作るならサブヒロイン足さなきゃかなあ」

P「話続けるのな」

比奈「いや、やっぱ探せばいくらでもいるじゃないスか。メイン勢で物足りなかった人のためのフェチ枠」

P「いるにはいるかもしれんが……どれもサブに置くには濃すぎるんじゃないか? 薄味なのはNGくらいのもんだぞ」

比奈「そういう時は続編でメインに」

P「こいつ…続編の想定まで…」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 04:58:55.67 CPysqI6i0
比奈「どうしましょ?」

P「うーん……俺的には下半身が好きだから尻か脚を充実させたい」

比奈「尻というと若干一名がぶっちぎってまスね」



P「あー……独壇場だわ」

比奈「ウエストや身長を加味すると誰一人勝負にならないっスもんこの人。765の四条さん越えてんスよ…?」

P「南米のナターリアにも結構な差をつけてるしな。すげえ…パフェのカロリー全部あそこに行ってんだ…」

比奈「でもなあ……こっちはこっちでメインのゲーム考えてあるしなあ」

P「出た」

比奈「とろあまクリームパイ…」

P「オイ前回までクリームパイだったろ。何しれっとパワーアップさせてんだ」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:05:25.90 CPysqI6i0
比奈「脚はどうスか? 陸上部二人もいまスけど」




P「あー……いいな。太めの短距離タイプとほっそい長距離タイプか」

比奈「へえ。そんな違いがあるんスね」

P「個人的には太い方がいい。細い子見ると米食わせなきゃと思う」

比奈「ホント世話好きっスね…。でも悠貴ちゃんが入ると泰葉ちゃん的にもよくないでスか? 小さい先輩と大きい後輩で良い感じに映えるし」

P「うーんサブだからと言って引き立て役になり過ぎるのはイヤだな…」

比奈「あー、あくまでしっかりした登場人物の一人として立てたいんスね」

P「こればかりは職業病みたいなもんだ」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:13:07.08 CPysqI6i0
比奈「ロリ枠空いてるし、そうでスねえ……小梅ちゃんとか莉嘉ちゃんは」




P「そういやいなかったな。一枠いるわ」

比奈「藤○ウサと佐藤○かん……」ボソ

P「おい」

比奈「あーでも遥そ○と沢澤○羽と小鳥居夕○に佐藤み○ん入れたらこれもういよいよ……」

P「遂にタイトル出す気かお前」

比奈「ユニット組みません?」

P「怒られるわ」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:20:44.75 CPysqI6i0
比奈「ロリ兼デコ枠とかどうスか?」



P「あー、デコな。こんなしっかりしたトラブルメーカーいなかったし、いてもいいかも」

比奈「前々からデコを活かすために完成されたビジュアルしてるなーって思ってて」

P「お前同僚のこと出会い頭からエロゲヒロインとして見てたのか」

比奈「トラブルメーカーだし、きちんと叱られるところまでワンセットだし、さらにイタズラの規模考えても不快にならない優秀な人材っスよ」

P「ちゃんと叱られるところまでってのがミソだな。ただかき回して逃げるだけはダメだ。でもそうなると、プレイ的にはお仕置きか?」

比奈「まあそうなるっスよねえ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:32:40.43 CPysqI6i0
比奈「あとフェチと言えば鉄板は腋っスかね」



P「出たな独壇場パート2」

比奈「腋でチアガールでド直球イチャラブ系でスからねえ。エロゲなら無敵っスよ」

P「しかしサブだろ、いやあ…どうだ…? 智香はメインにしかならないだろ……」

比奈「というと?」

P「あいつ、まゆと同じようなもんで『誰よりも近くで貴方を応援してあげたいから』って理由で事務所に飛び込んで来てんだぞ?」

比奈「思った以上に強力だった…。ええ…影のヤンデレ枠にもなり得るんスか…?」

P「常に他人を思って行動するし、根が明るいから病みはしないだろうが…ゲームの難易度とジャンル次第かな」

比奈「場合によっては一番楽なんでしょうけどね」

P「ストレートにアタックしてくるからストレートに応えるだけだもんな」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:39:37.66 CPysqI6i0
比奈「久美子さんも腋っちゃ腋スけど」



P「あー……まあ腋というか、メインウェポンは『美女』かな」

比奈「そりゃまあそうでスけど」

P「エロゲとか、そういうコンテンツに小細工無し直球の『美女』を放り込むかね」

比奈「なんていうか、出る作品違う気はしまスね」

P「可愛い大人を楽しむのが目的なら最強なんだがな。あの人ホントいくら見ても飽きないから」

比奈「お茶目だし結構無邪気っスからね」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:47:06.59 CPysqI6i0
比奈「エロゲで無敵と言えば物凄いのがいまスよねこの事務所」

P「……どれ?」

比奈「銀髪巨乳寡黙クーデレメイド」



P「出現と同時に人気投票トップかっさらっていくやつな」

比奈「基本ずっと流行ってまスからねこういうの」

P「ただ、それこそ出るジャンルが違いすぎるだろこの人」

比奈「たしかに。SF系専門っスかね」

P「濃すぎてメイン確定だし」

比奈「仮にメインじゃなかったとしても確実にファンディスクにいまスからね」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 05:52:01.00 CPysqI6i0
比奈「確実にファンディスクにいる子と言えば」

P「あいつか。その道では究極とも言える」



比奈「明るい外ハネが制服の上からパーカー着てんスよ。100点満点っスよ」

P「時代が時代なら好感度を教えてくれただろう」

比奈「そしてめっちゃグイグイ来るクセにFDでいざ攻められると『え、ほ、本当に私でいいの…?』とか言うっスよ」

P「いい…サポーターを急にスポットライトの下に引きずり出すのいい……」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:01:22.38 CPysqI6i0
比奈「サポーター系と言えば、姉キャラに必要なもの全部乗せた超よくばりセットもいまスけど」



P「黒髪ポニテにツリ目に巨乳に筋肉に家事能力盛ってきたか……」

比奈「当然かわいい格好させると照れまス」

P「すげえ何一つ外してねえ」

比奈「『似合う? ガサツなウチには似合わないかな』とか言いながら照れ笑いっス」

P「隙が無え……」

比奈「サブでもメインでも十二分。一番丁度良いライン見つかったかもしれないっスね」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:05:40.89 CPysqI6i0
P「海の話で思い出した、そろそろ飯にしよう」

比奈「ひょっとして、普段結構世話になってまス?」

P「どうでしょう」

比奈「ぐむむ……」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:10:11.52 CPysqI6i0
P「いただきます」

比奈「いただきまース」

P「はい召し上がれ」

比奈「うーん……あたしこんなに料理できるかなあ……」

P「ま、やるならやるでゆっくり覚えていけばいいさ。比奈、別にズれた感覚ある訳じゃないし」

比奈「メシマズは根底のセンスが違うって言いまスもんねえ。それに比べたらまあマシかな……」

P「好きな物入れときゃとりあえず美味い!みたいな発想しないだろ? ありすも早いとこ矯正してやらなきゃなあ」

比奈「もう取り返しつかないような気がしまスけどねアレ…」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:14:39.69 CPysqI6i0
比奈「ごちそうさまでした。あたしが洗うんで、ゆっくりしててくださいっス」

P「ん、悪いね」

比奈「いえいえ、いい加減このくらいやらないと…」


ジャー…


P「アレな話はとりあえず一段落したし、これからどうするか」

比奈「まだネタ自体はいくらでもありまスよ? 満面の笑みでえげつないシゴき方する人パッと思いつくだけで二人いるし」


49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:21:36.38 CPysqI6i0
比奈「最近は厨二系ヒロインや処女ギャルも一枠ありまスからねえ」




P「あー、流行りだなあ……」

比奈「どうっスか? 処女ギャル。賛否両論あるっスけど」

P「うちの処女ギャルには悪いが反対かな。なんでもかんでもウブならいいってもんではない。適材適所ってあるだろ」

比奈「まあ、いわゆる過激派もいるんで線引きが難しいでスからねえ…」

P「うちの場合はさらにアイドルだからな。別にエロゲじゃないし当然アリなんだが……なあ?」

比奈「ジャンルによるっスねえ。キャラの配置は難しいっス」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:23:01.17 CPysqI6i0

キュッ


比奈「おーさむ…指先死んじゃう」

P「ふはは大変だろ、冬の皿洗い」

比奈「はいピトっと」

P「うひぃっ!?」

比奈「あはは」

P「こいつ……」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:26:28.35 CPysqI6i0
P「さて、結局どうする? 天気はいいんだもんなあ……外出るか?」

比奈「断固反対っス。このままダラダラで」

P「へいへい。今夜はどうするんだよ」

比奈「そりゃあもちろん泊まりっスよ」

P「もちろんなのか……」

比奈「昨夜はキツかったんで、まあ今夜はそのまま寝ちゃっていいでスけど」

比奈「でもなー、あたしは夜型だし、プロデューサーが寝てから布団入ろっかなー」

P「…………」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:28:06.28 CPysqI6i0


P「それは何か」

P「俺が寝た後、ナニか仕掛けるってことでいいのか?」

比奈「やだなー、そういうこと先に聞いちゃダメっスよー」


〜終了〜
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 06:33:30.70 CPysqI6i0
以上

完全に蛇足だとは思った
でも誰が夜這いをするのかだけはハッキリさせなければと思ったから意地でも書いた
皆さんはちゃんと183人を隈無く見渡して自分の性癖にベストマッチしたアイドルを見つけ出しましたか
テキトーにいっぱい出番のあるアイドルだけ見とけばいいやなんて思ってませんか
ちゃんとどのアイドルが好きな食べ物を聞かれた時にうっかり「精子」と答えそうか考えていますか
私は日頃そういうことばかり考えています

つまり、そういうこと
解散!!

愛海「大きさじゃないけど、それはそれとして好みはあるよね」

1 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 18:58:35.44 rNfcPZv20
愛海「プロデューサーっ!」

モバP「お疲れ、愛海」

愛海「もう、本当に疲れたー」

モバP「大変だったろ」

愛海「うん、本当に大変で……すっごい疲れちゃった」

愛海「でも、プロデューサーがご褒美くれるっていうから、なんとかできたんだ〜」」

愛海「で、ご褒美は? やっぱりお山?」

モバP「いや、違うけど」

愛海「えー……」

モバP「ほら、マシュマロだよ」

モバP「気に入ってただろ?」

愛海「わぁ! ありがとう、プロデューサー!」

愛海「柔らかくて甘くって……」

愛海「……これで、焼いてあったらもっと良かったんだけどねー」

モバP「さすがにそれは用意できなくってな」

モバP「また今度作ろうな」

愛海「うん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517738315
2 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 18:59:12.57 rNfcPZv20
愛海「ん〜♪ やわらか〜い♪」

愛海「……でもやっぱり物足りないよね」

モバP「焼いてて欲しかったか?」

愛海「あ、うんそれもそうなんだけど」

愛海「やっぱりお山が欲しいなーって、ね?」

モバP「とはいっても今は登らせてくれる人もいないしなぁ」

愛海「プロデューサーがいるじゃん」

モバP「へ?」

愛海「お願い、登らせて?」

モバP「……」

愛海「……ダメ?」

モバP「……しょうがないな」

愛海「やった! ありがとうプロデューサー!」

モバP「……仕方ないな」

愛海「うひひっ、さっすがプロデューサー!」

モバP「……」

モバP(……ずるいよな)

モバP(愛海に上目遣いされたら断れないって)
3 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:00:20.78 rNfcPZv20
愛海「それじゃあ! この世のすべてに感謝をこめて」

愛海「いただきますっ!」

モバP(……まあ食われるようなもんか)

愛海「……」ワキワキ

モバP「……く」

愛海「……」ワキワキ

愛海「んー……」スッ

モバP「ん、もう満足したのか?」

愛海「いやー……まあ……んー」

愛海「やっぱり物足りないよね」

モバP「お前、揉んでおいて……」

愛海「だってさ、もっとこう……手が埋まるような柔らかさともちもちさが欲しいよね」

モバP「さすがに男の胸でそれは難しいだろうなあ」

愛海「でしょ? だから別のお山も登りたいな〜……」

モバP「……それは無理だって」

モバP「ほら、大きさじゃないんだろ? 俺の胸で満足してくれよ」

愛海「確かに大きさじゃないんだけどさ」

愛海「それはそれとして好みはあるよね?」
4 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:02:04.29 rNfcPZv20
愛海「もちろん、お山に優劣は無いって思ってるよ」

愛海「雫さんみたいな、誰もが目を奪われるような圧巻のお山だって」

愛海「藍子さんみたいな、野に咲く一輪の花のような慎ましやかなお山だって」

愛海「それぞれいいところはあって、だから優劣なんてつけられないの」

愛海「おっきいほうが良いとか、ちっさい方が良いとか、そんなのは決められないの」

愛海「だって、人それぞれでお山の何が好きかは違うんだから」

愛海「プロデューサーもわかるでしょ?」

モバP「まあな」

モバP「絶対的な価値観なんてないものだしなこういうのって」

愛海「そう、そうなの!」

愛海「だからね、これはあたしの好みの問題なの」

愛海「あたし個人の好みの問題として……」

愛海「……プロデューサーのお山は物足りないなーって」

モバP「そうか……」

モバP「……まあ、揉み応えも無いだろうし、そもそも硬いしな」

愛海「……あっ、でもね! プロデューサーのお山ってね、とっても安心するの!」

モバP「そうなのか?」

愛海「うん! なんっていうか……あたしがこの手で包んでいるはずなのに、あたし自身が包まれている感覚?」

モバP「……なんだそれ」

愛海「んーよくわかんないけど……とにかく、プロデューサーのお山は心がポカポカするの」

愛海「焼きマシュマロみたいなあったかさじゃなくて……ホッカイロみたいなあったかさというか……」

モバP「?」

愛海「今みたいな時に登るんじゃなくて、例えば落ち込んだときとか、しょぼんとしてるときとかに登りたいような……」

モバP「??」

愛海「えーっと、とにかくっ、そんな感じだから!」

愛海「だから、凹まないで!」

モバP「いや、別に凹んでるわけじゃないけどな」

愛海「あれ、そうなの?」
5 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:03:10.57 rNfcPZv20
愛海「ってわけで、プロデューサー。別のお山に登りたい!」

モバP「……そもそも、愛海の好みのお山ってどれなんだ?」

愛海「あ、そっか。教えてなかったっけ」

モバP「そもそも好みの話も今聞いたばっかりだったからな」

愛海「ん。じゃあ教えるね」

愛海「あたしの今後の登山プロデュースに役立ててね♪」

モバP(なんだそれ)

愛海「で、あたしの好み……というより、今登りたいお山なんだけどね」

愛海「ずばり、聖ちゃん!」

モバP「……聖?」

モバP「雫とかじゃなくて?」

愛海「うんうん、雫さんの立派なお山も素敵だよね」

愛海「でもね、あれはチャレンジするものなの」

愛海「あのお山に登って得られるのは達成感と充実感……」

愛海「今は、それよりも高揚した気分を落ち着かせたい感じだからね、もうちょっと低いお山の方がいいなーって思ったの」

モバP「……お山にもいろいろあるんだな」

愛海「お山は1日にしてならずだよ!」

愛海「あたしだってまだ勉強中なんだから」

モバP「ふーん……」

モバP「でもさ、じゃあなんで聖なんだ?」

モバP「他にもあれくらいのサイズの子ならいっぱいいるだろ?」

愛海「それはね、聖ちゃんがもちもちしてるから!」
6 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:04:28.97 rNfcPZv20
愛海「知ってる? 聖ちゃんの肌ってすっごくもちもちしてるの!」

愛海「この前手を握る機会があったんだけどね、もう気持ちよくって気持ちよくって……」

愛海「まるでお山に登っている感覚がするくらい、ふわふわでやわらかかったの」

モバP「へぇ……」

モバP「……あー、でも言われてみれば結構柔らかかったな」

愛海「でしょ?」

愛海「だからね、きっとお山はもっと素敵な感触がするんだろうなーって思って」

愛海「だから、登りたいの!」

愛海「ね、プロデューサー。お願い?」

モバP「無理だな」

愛海「えー……」

愛海「こんなにいっぱい話したのに……」

モバP「いや、熱意は伝わったが……今レッスン中なんだよ」

愛海「あ、そうなんだ……」

モバP「だから、無理だ」

愛海「むー……残念」
7 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:06:05.25 rNfcPZv20
愛海「あ、じゃあ、レッスン終わった後は?」

モバP「本人に聞いて許可をもらったらな」

愛海「許可なら出してたよ?」

モバP「……どこで」

愛海「夢で」

モバP「おい」

愛海「ほら、きっとあたし予知夢が見れるようになったんだよ!」

愛海「だから、オッケー!」

モバP「……」

愛海「ちなみに、どのくらいで終わるの?」

モバP「んー……もう少しだな」

愛海「そっか」

愛海「じゃ、ちょっとお話しようよ、プロデューサー」

モバP「ん」

愛海「プロデューサーはどんなお山が好き?」

モバP「やっぱそういう話になるのな」

愛海「だって、知りたいし」

愛海「あたしの好みも話したんだから、プロデューサーの好みも、ね?」

モバP「……」
8 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:07:44.54 rNfcPZv20
愛海「で、どんなのが好き?」

モバP「そうだな……」

モバP「……言うの恥ずかしいな」

愛海「何を恥ずかしがることがあるの!」

愛海「あたしたちはみんな、生まれたときはお山から栄養をもらって……お山のおかげで育ったでしょ?」

愛海「お山が無ければ生きていけなかったかもしれない……」

愛海「だから、言っちゃえばお山は第二の母みたいなものなんだよ!」

愛海「そんなお山の話をして恥ずかしいことがあるだろうか!」

愛海「いや、ない!」

モバP「お、おう……」

モバP(無駄に説得力があるな)

愛海「で、どんなお山が好きなの?」

モバP「……」

愛海「恥ずかしがらずに、さあ! 思いの丈を!」

モバP「……いや、まあ」

モバP「……」

モバP「小さいのが好きだな」

愛海「どのくらいの?」

モバP「……それこそ、愛海くらい」

愛海「へぇ、あたしくらいかー」

愛海「確かに、ちょっと前に海に行ったときも大きい人より小さい人を良く見てたかも……」

愛海「あたしのことも良く見てたような……?」

モバP「そんなつもりは無いんだけどな……」

モバP(……なんだこの羞恥プレイ)

愛海「ふーん……」

愛海「あ、じゃあさ。あたしのお山登ってみる?」

モバP「はぁ!?」
9 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:08:16.22 rNfcPZv20
愛海「どしたの?」

モバP「いやっ、どうしたのってお前……だ、ダメだろ!」

愛海「えっ、でもあたしさっきプロデューサーのお山登らせてもらったし」

愛海「そのお礼に、どう?」

モバP「いやっ……」

モバP「じっ……」

愛海「じ?」

モバP「じっ……じ、自分の体をもっと大事にしなさいっ!」

モバP「そういうことを軽々しちゃいけません!」

愛海「……プロデューサーはお母さん?」

モバP「はっ!……すまん、つい口調が」

愛海「別にいいけど……」

愛海「でも、あたし別に自分の体を大事にしてないわけじゃないよ?」

モバP「いや……でも、ほら、そんな簡単に胸を触らせたらダメだろ」

愛海「……別に誰かれかまわずこんなことするわけじゃないよ」

愛海「プロデューサーだから、いいかなって」

モバP「」

愛海「いつもお世話になってるしね。たまにはあたしもプロデューサーを喜ばせることをしよっかなって」

モバP「」
10 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:09:52.05 rNfcPZv20
モバP「」

愛海「……プロデューサー?」

モバP「」

愛海「おーいっ」

モバP「」

愛海「登ったら戻るかな?」

愛海「……」ワキワキ

モバP「……はっ!」

愛海「あ、戻った」

モバP「すまん、ちょっとびっくりしちゃって」

モバP「……なあ、愛海。男にそんな簡単に胸を触らせたらダメだぞ」

愛海「だから、プロデューサーだからいいかなって」

愛海「それに、プロデューサーだったらえっちな気分にもならないでしょ?」

モバP「……えっ、何その信頼」

愛海「……それとも、あたしでもえっちなこと考えちゃう?」

モバP「」

モバP「……い」

モバP「……いや、そんなことは無いけど」

モバP「プロデューサーだし、さすがに」

愛海「だよねっ!」

愛海「じゃあ、どうぞ?」

モバP「」
11 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:10:45.01 rNfcPZv20
モバP「」

愛海「……プロデューサー?」

モバP「」

愛海「おーいっ」

モバP「」

愛海「……また固まっちゃった」

愛海「もっかい登ったら戻るかな……」ワキワキ

モバP「……はっ!」

愛海「あ、戻った」

愛海「大丈夫?」

モバP「ああ、大丈夫だ」

愛海「登る?」

モバP「登らない」

愛海「えー……でも、好きなんでしょ?」

モバP「それは……まあ……」

愛海「ほら、いつもあたしも登ってるんだし、それと同じ感じで、ね?」

モバP「……」

愛海「さ、どうぞ」

モバP「……ぐ」

モバP「……」

モバP「……」スッ

聖「……お疲れ様です」ガチャ

モバP「」ビクッ

愛海「あ、聖ちゃん!」

愛海「お疲れー!」
12 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:11:40.15 rNfcPZv20
聖「あ、愛海さん……」

愛海「さっきまでレッスンだったんでしょ、どうだった?」

聖「あ、うん……上手くできた……えへへ」

聖「でも、ちょっと疲れちゃったかも……」

愛海「それは大変!」

愛海「じゃああたしがマッサージしてあげるよ!」

聖「ほんと……?」

愛海「うひひっ、もちろん!」

愛海「ささ、そこのソファーに座って座って!」

聖「う、うん……」

モバP「……ふぅ」

モバP(……た、助かった)

モバP(流れに乗って触りかけてた……本当に危なかった……)

聖「よいしょ……」

愛海「それじゃ、マッサージ始めるね!」

聖「うん……」

聖「……あれ、どこのマッサージするの?」

愛海「んー? 足だよ。疲れてるかなって」

聖「そうかも……今日ダンスレッスンだったから」

愛海「うひひっ、それじゃあ念入りにマッサージするね!」
13 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:13:29.12 rNfcPZv20
聖「んっ……」

愛海「どう、気持ち良い?」ワキワキ

聖「うん……気持ち良い……」

愛海「うひひ、よかった……」ワキワキ

モバP(……)

モバP(……もったいなかったな)

モバP(いや、揉むわけにはいかないけどさ)

愛海「それじゃ、足はこれくらいにして。次のところにいくね」

聖「うん……」

聖「……次は、どこなの……?」

愛海「それはね……」

愛海「そのお山だっ!」

聖「きゃっ!」

モバP(……しかし、まさかあそこまで信頼されてるとは)

モバP(変なこと言わなきゃ良かったかもな……)

モバP(……)

モバP(……でも、もったいなかったなぁ)

愛海「おお……おお!」

愛海「やっぱり想像通り……ううん、想像通りに素敵なお山……!」

聖「ぅ……んっ、あ、愛海ちゃんっ……!」

愛海「この程よい弾力性……包み込まれる柔らかさ……」

愛海「はぁ……落ち着く気持ちよさ……」

聖「やぁ……んっ」

モバP「……はっ!」
14 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:15:31.62 rNfcPZv20
モバP「愛海、そろそろ離してやれ!」

愛海「えー」

愛海「こんなに気持ち良いのに」

聖「ひん……っ」

モバP「ほら、聖も困ってるだろ!」

モバP「……あと、俺も限界だし」

愛海「へ、どういうこと?」

モバP「とっとにかく!」

モバP「ほら、離れろっ!」グイッ

愛海「ひゃっ!」

愛海「むー……聖ちゃんも気持ちよさそうだったのに……」

愛海「ねぇ?」

聖「え……あ……」

聖「えっと……」

聖「……」

聖「…………うん」

聖「気持ちよかった………………です」

愛海「ほら!」

愛海「もっとして欲しいよね?」

聖「………………うん」

愛海「だって!」

愛海「許可も出たし、もうあたしを止める必要は無いよね?」

モバP「」

愛海「うひひっ、それじゃあまたマッサージしてあげるね」

聖「……お願い、します……♪」

モバP「」

愛海「うひひっ」ワキワキ

聖「んっ……」

モバP「……」

モバP(……外出てよう)




おしまい
15 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:18:10.21 rNfcPZv20
男として見てないあつみんに翻弄されたいのと、むっつりえっちなもちもち聖ちゃんが見たいってノリと勢い。

誤字脱字、コレジャナイ感などはすいません。読んでくださった方ありがとうございました。

みく「ドッキリじゃなくてもはや衝撃映像にゃ」

1 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:08:15.85 j/AJYOGm0
みく「ドッキリ?みくに?」

ちひろ「いえいえ、安心してください」

みく「ほんとに?そう言って油断させてから本マグロ突っ込んだりしない?」

ちひろ「しませんて」

みく「ほんとのほんとに?」

ちひろ「ほんとのほんとに」

みく「ほんまに?」

ちひろ「ほんまですからその天地魔闘の構え解除してください」

みく「…あと1回だけちひろさんを信用するにゃ」スッ

ちひろ「あれ、私意外と信用薄い」

みく「みくにじゃないならどういう事?あ、みくが仕掛け人って事かにゃ」

ちひろ「今から説明しますね。まずはこちらのモニターをどうぞ」ピッ

みく「どこかの控室が写ってるにゃ」

ちひろ「今からここにプロデューサーさんとアイドルがやってきます」

みく「ふむふむ」

ちひろ「当然アイドルの方は部屋の中を盗さモニタリングされているとは知りません」

みく「盗撮って言いかけたよね。まぁ事実盗撮だけど」

ちひろ「収録も終わり控室に戻って一安心。部屋の中はプロデューサーさんと2人きり」

ちひろ「気が緩んだアイドルは気心の知れた相手と2人だけ。今日はもうこの後お仕事も無いので油断もとい気が緩みます」

みく「ちょいちょい言い方が不穏」

ちひろ「てな感じで、普段お茶の間では見せないアイドル達の素の姿をご覧頂こう。という企画です」

ちひろ「あ、もちろんプロデューサーさんは仕掛け人側ですので」

みく「ふむふむ…あれ?この企画にみくの必要性は?」

ちひろ「お茶の間に流してOKな絵面か否かジャッジしてください」

みく「ヒヨコのオスメス判別するみたいなノリで!」

ちひろ「ほら、普段見せない意外な一面ってグッと来るじゃないですか」

みく「永遠に隠し続けて欲しかった一面だったらどうするの」

ちひろ「あ、そろそろ最初の娘が来る頃ですね。ではよろしくお願いしますね」ガチャッ バタンッ チーヒッヒッ

みく「ちょ!みくまだ「やる」とは言ってないのに!」

みく「…仕方ないにゃあ。これもお仕事だもんね。あ、胡散臭いオッサン入ってきたにゃ…ってPチャンか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515686895
2 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:11:24.95 j/AJYOGm0


スタッフ『いやぁ諸星さんのお陰で大盛り上がりでしたよ!もう会場中ドッカンドッカンいってましたね!』

きらり『うきゃー☆みんなみんな、きゅんきゅんさせられたかにぃ?』

スタッフ『にゃっほーい☆もう会場中はぴはぴしてたにぃ☆また次回もおにゃーしゃー☆』

きらり『おにゃーしゃー☆』

ガチャッ バタンッ

モバP(以降P表記。Pさん表記とは)『おっつおっつ』

きらり『はぴはぴって何でしょう』

P『扉閉めた途端ハイライト薄めるのやめよう。怖い』

きらり『きゅんきゅんぱわーって何でしょう』

P『きらり口調、口調』

きらり『ごめんなさい…時々ふと我に返る時がありまして』

P『事務所に戻ったらしこたま杏を愛でるといい。俺が許可する』

きらり『ありがとうございます。きらりはそれだけでこの魑魅魍魎跋扈する芸能界を生きていけます』

P 『…なぁきらり。もうきらりが辛いなら今のキャラ辞めても…』

きらり『プロデューサー』

P『うん?』

きらり『もし、ショーの真っ最中に子供たちの目の前でマスコットがジッパーを下ろしたら、どうなりますか?』

P『…』

きらり『大丈夫です。元々私が自分から始めた事ですから』

きらり『さぁ帰りましょう?明日も沢山の人達をはぴはぴさせなきゃ!』

P『きらり、お前って娘は…』グスッ

P『…今日は杏持って帰っていいぞ?俺が許可する』

きらり『うきゃー☆』
3 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:14:54.43 j/AJYOGm0

みく「…」

みく「……」

みく「ドッキリじゃなくてもはや衝撃映像にゃ」

みく「…え、マジなん?ガチなん?これ」

みく「うわぁ…まぁ前から薄々「あれ、普通の良い子?」とは思ってたけどさぁ…」

みく「…これお茶の間に流したら絶対駄目じゃん」

みく「きらりチャン、アウト…と」メモメモ

みく「みくは明日からきらりちゃんの前でどんな顔すればいいのさ」

みく「…あ、目付きが腐ったオッサンが入ってきたにゃ。ってPチャンか」
4 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:19:13.56 j/AJYOGm0


スタッフ『ウェーイ!里奈さんマジお疲レーションっしたー☆』

里奈『キャハハ!何そのノリ超ウケる!』

スタッフ『キちゃったんじゃないの…キテんじゃないの!?里奈っさんの時代!いやマジパネぇ収録っしたまたヨロっすあざぁーっす!』

里奈『いやいやそのテンション社会人としてダメんちょー☆お疲れさまーっ』

ガチャッ バタンッ

P『お疲レーション』

里奈『お疲れ様でした』フッ

P『ハイライト、ハイライト』

里奈『メンゴメンゴ、ちょい気ぃ抜けちゃって』

P『いやもう仕事終わったし他に誰もいないからいいけどさ』

里奈『…ギャル語きつい』グテッ

P『はいはいお疲れさん』

里奈『それもこれも全部高校デビュー直後にスカウトしたPさんの責任ぽよー…』

P『何でこうウチの事務所ってブッ飛んだキャラの娘ほど素は真面目なのかねえ』ナデナデ

里奈『はふぅ…』

里奈『アタシももーちょい勉強しないとダメっぽいよねぇ〜…美嘉ちゃんに弟子入りとかどよ?』

P「やめて差し上げろ。あっちもなんちゃってカリスマなんだから』

里奈『もーちょい派手めに攻め攻めで行くべきみたいな?』

P『今のままでいいんじゃね?』

里奈『あーもー疲れたぽよ〜』ギュムッ

P『ぐぇ、やめろ昼に食べたフカヒレ炒飯が出る』

里奈『アッハハー☆お腹ぽよぽよ〜』

P『まだまだ弛んでねぇでごぜーますよ!!』

里奈『そろそろアタシもキャラ路線考えた方がいいですか?』

P『突然真面目になるのやめて高低差が凄い』
5 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:21:12.79 j/AJYOGm0

みく「…」

みく「……」

みく「お前もかい!」

みく「…え、マジなん?ボケちゃうん?これ」

みく「高校デビューかぁ…里奈チャン生粋の湘南ギャルちゃうんかったんかい…」

みく「…これはどうだろ?特にマイナスイメージとは思えないし…でもPチャンに甘えすぎにゃ」

みく「里奈チャン、一旦保留…と」メモメモ

みく「意外と女子力というかオカン力高いよね里奈チャンて。年の離れた弟妹達の世話を昔からよく見てたイメージにゃ。知らないけど」

みく「…あ、北関東の辺境出身ぽいオッサンが入ってきたにゃ。ってPチャンか」
6 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:23:36.18 j/AJYOGm0


スタッフ『本日は有り難うございましたレイナサマ!いやぁ盛り上がりました!めっちゃ盛り上がりました流石レイナサマ!』

麗奈『アーッハッハッ!当たり前でしょう!どいつもこいつもアタシの前にひれ伏す姿は爽快だったわ!』

スタッフ『照明がおでこに反射してましたからねえ。それじゃあお疲れ様でした。またお願いします』

麗奈『ちょ』

ガチャッ バタンッ


P『オツカーレ』

麗奈『…』

麗奈『……』

麗奈『…ど、どうでした今日の収録!あ、あんなので良かったんでしょうか!?』

P『凄く良かったぞ?特にドヤ顔で構えたバズーカに幸子が詰まった所とか』

麗奈『で、でも芸能界の先輩方に対してあんな失礼な態度や物言いを…』

P『麗奈はそういうキャラで売ってるって向こうも承知してるから大丈夫だよ。へーきへーき』

麗奈『スタッフさん達の事も下僕だのコマだの言って…』

P『一部「ありがとうございます!」って言ってたし大丈夫大丈夫』

麗奈『あばばばばばばばばばばば』ブルブルブル

P『大丈夫だってば!』

麗奈『生意気な事言ってごめんなさい偉そうな態度取ってすみません毎回高笑いで咽て申し訳ございません…』ガクガク

P『大丈夫だから!たとえ怒られてもマッチポンプだから!』

麗奈『Pの家の冷蔵庫の歌舞伎揚げをぬれせんにすり替えてごめんなさい』

P『うん、それは謝りなさい』

麗奈『取り合えず時子さんの真似していればいいかって思ったりしててごめんなさい』

P『うん、時子に謝りなさい』

麗奈『生まれてきてごめんなさい』

P『お前という命がこの世に生を受けた事がご両親に取ってどれほどの宝だと』
7 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:25:30.29 j/AJYOGm0

みく「…」

みく「……」

みく「マジか!えっマジかこれほんまか!?」

みく「うっわ麗奈チャンのアレって全部キャラ!?今年最大のショックにゃ!」

みく「…確かにイタズラはするけど規模がしょぼいというか実害が出ないように配慮してやってるとは思ってたけど」

みく「…これ見せていいの?逆にファン増えそうだけども」

みく「麗奈チャン、アウト…と」メモメモ

みく「同僚の隠された一面を強制視聴させられるって中々無い経験だよね」

みく「…あ、性根歪んでそうなオッサンが入ってきたにゃ。ってPチャンか」
8 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:40:19.97 j/AJYOGm0


スタッフ『ハラショー!!今日はありがとうございました!!お陰様で番組も大盛り上がりでした!!』

茜『ボンバー!!お役に立てて私も嬉しいです!!』

スタッフ『またよろしくお願いします!!うおおおおお熱くなれよぉおおおおおおおおおおお!!』

茜『お疲れさまでしたー!!!!』

ガチャッ バタンッ


P『お疲れ様ッス』

茜『ぼんば』

P『のど飴いる?』

茜『あむっ』

P『今日も全力投球だったな。ご苦労様』

茜『ぼんば』コクコク

P『ハハッ、もう今日は1日分の声量使い果たしちゃったか?』

茜『んあっ』

P「ん?ああ、飴ちゃんもう1個?』

茜『あむっ』

P『今日はこれで終わりだから。帰ったらゆっくり休みなさいな』

茜『はぁい』

P『明日も朝から収録入ってるけど、頑張ろうな』

茜『おー』

P『声小っさ』

トントンッ

スタッフ『すいませーん!伝え忘れた事がありましてー!!今お時間よろしいでしょうかー!!』

茜『あっはい!!大丈夫です!!!!』

P『鼓膜がだいじょばない!!』キーンッ
9 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/12(金) 01:44:52.76 j/AJYOGm0
みく「…」

みく「……」

みく「もう何も信じられないっ!!」ダンッ!

みく「みくが普段見ている世界はこれほどまでに虚構に溢れているの!?人間不信になるよこの企画!!」

みく「茜チャンのあの屈託のない元気ハツラツぶりもキャラだと!?何なのにゃ!何なのなのにゃ!まともなのはみくだけか!!」

みく「…物静かで大人しい茜チャン……アカン、変なファン出来そう」

みく「茜チャン、アウト…と」メモメモ

みく「…もう、世の中信じられるのは自分自身だけなのかな」

みく「…あ、両手に狭山茶携えたオッサンが入ってきたにゃ。ってPチャンか」
27 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 01:04:46.35 xIGwYIqc0


スタッフ『お疲れさまでした。いやぁ今日は本当にすいません。何故か収録時間が押しに押して…なんでやろ』

藍子『いえいえ、お気になさらないでください。またよろしかったらお声を掛けてくださいね?』

スタッフ「ええ、それはもう。今度は是非特番でもっとじっくりと腰を据えて…っていっけねぇ編集作業も押してるんだったァー!』

藍子『お疲れさまでしたー』フリフリ

ガチャッ パタンッ


P『お疲れゆるふわ』

藍子『あっプロデューサーさんお疲れさまでしたすいみせんお待たせしてしまいましたかごめんなさいちょっとだけ番組の収録が押してしまったようであっでもスタッフさん達のせいではありませんよもう少し私がはきはきと喋れたらもっとスムーズに収録も進んでいたと思います反省して次はこんなことが無いようにしないといけませんねあっ控室のお菓子今日はアルフォートなんですね私これ好きなんです知ってますかこういうお菓子って時々スーパーやコンビニよりドラッグストアの方が安かったりするんですよね美味しい♪』モキュモキュ

P『ハハッ、藍子の滑舌と肺活量凄ぇ』

藍子『そんなことありませんよのんびりした喋り方しか出来ないだけですからそういえばプロデューサーさん今日はもうこの後私オフなんですよね最近新しいカメラを買ったんですほら見てくださいこれなんですどうですか可愛いですよね椿さんに選んで貰ったんです以前光ちゃんに勧められたトイカメラもちゃんと持ってますよ確かこのスタジオの近くに大きな公園がありましたよね良かったらプロデューサーさんと少しのんびりとお散歩出来たらいいなぁなんて』

P『一呼吸でよく言えるね。あとスマン、俺この後まだ仕事残ってるんだよ』

藍子『そうなんですかそれは残念です』シュンッ

藍子『あっすみません私だけお菓子食べちゃったりしていて今お茶用意しますね?』ヒュンッ

藍子『スタッフさんが綾鷹と伊右衛門とピルクル用意してくれていますけどプロデューサーさんはどれにしますか?』シュバッ

藍子『えっと湯呑み湯飲みあっありましたありましたあれでもアルフォートと緑茶じゃあちょっと合わないでしょうかでもピルクルとチョコもどうなんでしょう』ヒュッ

P『動きが俊敏すぎて藍子が何人もいるように見えるですよ』

藍子『はい呼びましたか?』ヒュッ

P『猛スピードで目の前にきた藍子が急停止した途端衝撃波が俺を襲う!』ブワッ
28 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 01:11:24.85 xIGwYIqc0

みく「…」

みく「……」

みく「速ぇ!!」

みく「普段のゆるふわのんびり森ガールは何!?擬態!?ラディカルグッドスピードアイドルにゃ!」

みく「ゆるふわすぎて時の流れを歪めたり5秒だけ時間停止させたりしてた通称「346のクロノス」の面影は今や何処に!?」

みく「…これテレビに流したら確実に駄目でしょ。もはやここまでいったら詐欺にゃ。キャラ詐欺にゃ」

みく「藍子チャン、アウト…と」メモメモ

みく「…本来あれだけのスピードを出せるならもしかしたらみくの知らないうちに色々と……うん、考えないようにしよう」ブルブル

みく「…あ、ジャンプと間違えて赤丸ジャンプ買ってきそうなオッサンが入ってきたにゃ。ってPチャンか」
29 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 01:36:45.03 xIGwYIqc0


スタッフ『コーホー』

アナスタシア『バリショーエ スパシーバ。ありがとうございました』

スタッフ『コーホー』

アナスタシア『ニェート、こちらこそ、です。またお願いします。闇に飲まれよ、です』

スタッフ『アワワ…』

ガチャッ バタンッ


P『クカカカカ、お疲れ様』

アナスタシア『お疲れ様です。…ロシア語、間違えていませんでしたか?』

P『見てた限りは大丈夫だと思うぞ。俺もそんなロシア語詳しくないけども』

アナスタシア『ふぅ…。あ、もう今日はこれで終わりなんですよね?外しても平気ですか?』

P『いいよー』

アナスタシア『……んしょ、っと』ゴソゴソ

アナスタシア(黒目黒髪)『最近のカラコンとウィッグ、よく出来ていますね。本当に外国人タレントさんみたいに見えます』

P『まさかロシア人ハーフアイドルのアナスタシアが稚内出身の阿那須田さんだとは誰も夢にも思わないだろうなぁ』

アナスタシア『最初はすぐにバレるんじゃあ、と思っていましたが…』

P『案外こんなんでもイケるもんなんだなぁ…』

アナスタシア『…凄いです、芸能界』

P『色んな意味でな』

アナスタシア『ところで』

P『ん?』

アナスタシア『プラヂューセル…プロデューサーは、どっちの私が好みですか?』

P『アワワ…』
31 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 01:51:05.79 xIGwYIqc0

みく「…」

みく「……」

みく「夢にゃあ!!これはきっと夢にゃああああああ!!」

みく「何あの黒髪美少女!阿那須田さん!?もうヤダみくはこの世界で何をだれをどれを信じて生きていけばいいの!?」

みく「…まさかライラーチャンとか菲菲チャンとかヘレンさんとかも……いやいやいやいや!あ、でもヘレンさんは怪しいかも」

みく「…これはどう考えてもアウトでしかないでしょ。むしろただのスキャンダルにゃ。経歴詐称にゃ。何てバクダン抱えてのほほんとしてるのさウチの事務所は」

みく「アーニャチャン、ゲームセット…と。あ、阿那須田さんなんだっけ」メモメモ

みく「うん?何かカンペが…え、今ので終わり?この中からオンエア出来そうなアイドルをチョイス?」

みく「…」

みく「……」

みく「………」

みく「いるかぁぁぁああ!!」

みく「全員もれなく事故案件にゃ!ハズレしかない選択肢を突き付けられる気分にもなって欲しい!!」

みく「…ギリギリ里奈チャン茜チャン…きらりチャン麗奈チャンは波紋が大きそうだし…間違ってもアーニャチャンはダメ。アーニャチャン絶対ダメ」

みく「うぐぐぐぐぐぐぐ…!みくのこのか細い肩に何て重く厚い重圧を乗せてくれるのさ!!」

みく「…藍子チャンもギリセーフ…いやいや限りなくアウトなセーフだし…これ選択肢じゃなくて妥協の線引きだよね」

コンコンッ

みく「ヒィッ!」

ちひろ「みくちゃん、もう全員分終わりましたけど大丈夫ですか?」ガチャッ

みく「もうちょい待って!一旦家に持ち帰らせて家族一同踏まえてじっくり吟味させて!」

ちひろ「怪しい契約書じゃないんですから」
33 :手羽先の汁で手が滑った 2018/01/13(土) 02:01:10.02 xIGwYIqc0
ちひろ「困りましたねぇ…スケジュールの都合上あと3分以内にディレクターさんに渡さないといけないんですよ」

みく「タイムリミット近ぇ!サスペンス番組の時限爆弾だってもうちょい心の準備させてくれるのに!」

ちひろ「はいあと1分ー」

みく「ウルトラマンの活動時間だってもうちょっと余裕があるにゃ!!」

ちひろ「はい、こちらの用紙に選んだアイドルの名前を記入してくださいね?」スッ

みく「だから待ってもうちょい待って!この中から何を選べと!選択の自由があるようで無いんだけども!?」

ちひろ「10−、9−、8−、5−」

みく「鬼!!悪魔!!葛城巧ィ!!」

みく「あーもう!こうなりゃヤケにゃあ!!書けばいいんでしょ書けば!」ピラッ

みく「…」

みく「……」

みく「………」

みく「…………は?」









『ドッキリ大成功っ☆』








ちひろ「うふっ♪」

みく「…」





みく「……は?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 02:05:32.25 +J9PxvGFO
これにはさすがのみくにゃんも苦笑い
35 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 02:11:53.15 xIGwYIqc0
ガチャッ


里奈「ウェーイ!ネタバラシぽよ〜♪」パァン

きらり「うきゃー☆驚いた?驚いたかにぃ?」

みく「」

麗奈「アーッハッハッハッ!鳩が鉛玉食らったようなマヌケ面ね!」

茜「騙してごめんなさい!!でも上手くできたら叙々苑に連れて行ってくれると言われたので!!つい!!」

みく「」

藍子「み、みくちゃん…大丈夫?」

アナスタシア「イズヴィニーチェ、白目は怖いです」ツンツン

みく「」

みく「」

みく「…ハッ!」

ちひろ「あ、生き返った」

みく「ちひろさんっ!!やっぱりみくへのドッキリだったんじゃないの!!嘘つき!!人でなし!!千川っ!!」

ちひろ「はい千川です。私は一言も「みくちゃんへのドッキリではありませんよ」なんて言ってないですよ?」

みく「闇金の手口にゃ!」

ちひろ「失礼な。金銭関わっていたらもっとしっかりやりますよ」

みく「…え、じゃあ何?さっきのあの光景は全部…」

ちひろ「はい。打合せ通りです♪」

みく「…まじ?」

きらり「頑張ったにぃ♪」

みく「マジか」

里奈「高校デビューじゃなくて中学デビューだし♪」

みく「マジか」
36 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 02:28:58.43 xIGwYIqc0
みく「…麗奈チャンも?」

麗奈「このアタシがあんなへっぽこビビりな訳ないでしょ。どう?レイナサマの演技力は」フフーン

みく「…茜チャンも?」

茜「頑張りました!!すっっっごくウズウズしましたけど我慢しました!!!!」

みく「……藍子チャンも?」

藍子「うぅ…あんなに早口で喋ったのも激しく動いたのも生まれて初めてだよ…頬っぺたと膝が痛いよぅ」クスン

みく「…アーニャチャン?」

アナスタシア「ダー、ミクの知ってるアーニャですよ?」ニコッ

みく「……」

ちひろ「はい、皆さんお疲れさまでした。みくちゃんも、最高のリアクションありがとうございました」

ちひろ「あ、ちなみにカメラあそこにあったんですよ?気づきませんでしたか?」

みく「……」

ちひろ「最初は菜々さんかみくちゃん、どちらにお願いしようか悩んだんですけど。菜々さん先週のボブスレー大会の筋肉痛で動けないそうで」

みく「………ゃ」

ちひろ「みくちゃん?」

みく「……にゃ」

ちひろ(あ、やべ)



みく「やってられるかにゃぁぁあぁぁああああああああああああああああああああ!!!!」フシャーッ!!


きらり「にょわーっ!みくちゃんが野生化しちゃったー☆」

里奈「いやいやマジヤバでしょこれ!あっれ藍子ちゃんもう居ない逃げるの速っや!!」

茜「落ち着いてくださいみくちゃん!!一緒に叙々苑行きましょう食べ放題ですよ食べ放題!!」

みく「ヴナァーーーオ!!ァーーーーオッ!!」

麗奈「ヒィィッ!こ、こっち来るんじゃないわよ!近づいたらこのバズーカ……はさっき壊れたんだった!」

アナスタシア「ミク、落ち着いてください。どうどう」グイグイ

ちひろ「と言いながら何故私の背中を押すのアーニャちゃん!?」

みく「フシャーーー!!」バリッ

ちひろ「意外と強い!」
37 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 02:48:03.58 xIGwYIqc0
-------------------------------

ちひろ「いたたた…酷い目にあいましたよ」

P「綺麗な5本線が縦一直線に走ってますな」

ちひろ「乙女の顔に痕が残ったらどうしてくれるんですか」プンスカ

P「自業自得でしょ。だからやめとけっつったのに…。みくも溜め込んだモノ爆発すると結構アレなんですから」ナデナデ

みく「ふにゃ…」

ちひろ「…さっきまで控室の中で暴れ狂っていた野獣とは思えない可愛い寝顔ですこと」

P「まあ、みくには悪いけど良い画が撮れたのは確かですね。今度しっかり埋め合わせしてあげないと」ナデリ

みく「うにゃ」カプ

P「痛っ」

ちひろ「あ、そう言えばプロデューサーさんに1つお聞きしたい事があるんですけど」

P「乙女座です」

ちひろ「ちゃうわ」

ちひろ「今日のドッキリ企画、あの娘は当初今回のメンバーに入っていませんでしたよね」

P「ああ、あいつは偶然あのスタジオにいたんで折角だから参加してもらったんですよ」

ちひろ「そういう事ですか。それにしても咄嗟にしては凄いアドリブでしたね」

P「いや、流石にリハも無しにぶっつけ本番は無理ですよ。趣旨を伝えたのはみくにネタバラシする直前です」

ちひろ「ああ、なるほど」

ちひろ「…」

ちひろ「……え?」

みく「ふにゅぅ…」

P「はいはい寝てなさい寝てなさい。太ももに爪立てないで痛い」

ちひろ「え?」

P「ん?」

ちひろ「…え?つまり………え?」








アッキー「終わりだ」

優「どうしたのアッキー?レコーディング始まるよ?」
38 :◆Dm8ArSIo3MOQ 2018/01/13(土) 02:53:22.25 xIGwYIqc0
寒い日が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか、紳士です。…何でしょうね。ポヤッと思い浮かんだのでポヤッとやってみたらこんなんですわ。やってみたい事幾つか出来たので個人的にはそれなりに満足です。みく膝に乗せてコタツ入りたい。
クリスマスもお正月も終わり新しい年がスタートしましたが多分今年もまたこんな感じだと思います。見逃してあげてください当県のスローガンのようなものです。


アケオーメ オツカーレ

楓「今度のオフの件なんですけど……」モバP「はい?」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:00:43.65 atkHQb1Q0
楓「久しぶりのお休みですし、温泉宿に行こうと思うんです」

P「いいんじゃないですか?最近忙しかったですし」

楓「ですが、候補が決めきれなくて……」

P「どこです?」

楓「奮発して高級宿にしようか、それとも以前番組で紹介させていただいたところにしようか……」

P「番組……あぁ、あのご主人がとても気さくな方の」

楓「はい。また是非に、と仰ってくださったので」

P「だったらそこにすればいいんじゃないですか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517346043
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:02:49.69 atkHQb1Q0
楓「……プロデューサーもそう思いますか?」

P「高級宿もいいですけど、楓さん、そういうところだと、逆に肩の力を抜けないんじゃないです?」

楓「それは……そうですね」

P「それに、あそこなら仕事でお邪魔したところですし、色々と話も通しやすいんじゃないですか?」

楓「色々と……確かに」

P「あのくらい気さくな雰囲気のところの方が、ゆっくり羽根を伸ばせそうじゃないですか」

楓「……やっぱり、プロデューサーに相談してよかったです」

P「いえいえ。このくらい」

楓「さすが、私のこと、よくご存知ですね」

P「何年貴女のプロデュースしてると」

楓「ふふっ、そうですね。では、すぐに連絡してきます」

P「はい、いってらっしゃい」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:03:41.41 atkHQb1Q0
〜数分後〜


楓「戻りました」

P「おかえりなさい」

楓「予約、取れました」

P「よかったですね」

楓「ちょうど一部屋、空いていたようで」

P「ギリギリでしたね。もう少し迷ってたら危なかったかも」

楓「ふふっ、そうですね。ありがとうございます」

P「あまり羽目を外しすぎないでくださいね」

楓「気をつけます。……ふふっ、楽しみですね」

P「ご主人、楓さんの大ファンだって言ってましたからね」

楓「お話ししたら、色々とサービスしてくださるそうで」

P「よかったじゃないですか」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:04:42.43 atkHQb1Q0
楓「お食事も、少し色をつけてくださるそうです」

P「お、いいですね」

楓「混浴露天も、貸切にしてくださるそうですよ」

P「貸切ですか。すごいです……ね?」

楓「ちょっと恥ずかしいですけど、当日までにはもう少し磨いておきますね」

P「……はい?」

楓「あぁ、本当に楽しみです」

P「…………」

楓「ね、プロデューサー」

P「ちょっと待ってください」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:05:08.45 atkHQb1Q0
楓「なんでしょう?」

P「……楓さんの今度のオフの予定ですよね?」

楓「えぇ、そうですよ?」

P「ですよね?」

楓「はい。私と、プロデューサーの」

P「…………」

楓「…………」

P「……キャンセル連絡、してきます」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:05:35.63 atkHQb1Q0
楓「あら、やっぱり高級宿の方がよかったですか?」

P「そうじゃない、そうじゃないです」

楓「じゃ他に何か問題でも?」

P「むしろ問題しかありません」

楓「?」

P「初耳ですよ、そんな話」

楓「あら、そうでしたっけ?」

P「そうですよ」

楓「……話忘れてたかもしれませんね。楓、うっかり♪」

P「可愛く言ってもダメです」

楓「ちぇー」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:06:36.59 atkHQb1Q0
P「だいたいぼくも忙しくて、仕事が溜まってるんですよ」

楓「た、溜まってるんですか?///」

P「仕事がですよ」

楓「///」

P「自分で言い出して照れないでください」

楓「で、でも、そんなに忙しいのでしたら、それこそ休養は取らなきゃダメです」

P「う……」

楓「プロデューサー、前に休んだのはいつですか?」

P「それは……えっと……1ヶ月前くらい……あれ、もっと前……?」

楓「ほら。そんなに働いてばかりだと、身体壊しちゃいます」

P「……でも、その日程にも、確かロケがもう入ってて……あれ?」

楓「あ、それは大丈夫ですよ」

P「……この温泉ロケって?」

楓「それ、入れたの私です」

P「…………」

楓「予約しておきました♪」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:07:03.97 atkHQb1Q0

P「……ちひろさんが許すはずが……」

楓「彼女には、私からお願いしてあるから大丈夫です」

P「うそぉ」

楓「お願いシンデレラ、です」

P「…………」

楓「『くれぐれも、羽目を外しすぎないように』と」

P「…………」

楓「まだ、何か?」

P「……はぁ、わかりました。ぼくの負けです」

楓「わーい♪」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:09:11.66 atkHQb1Q0
P「ただし、ぼくが行くからには、ちゃんと節度は守ってもらいますよ」

楓「わかってます♪」

P「温泉で飲んだくれちゃだめですよ」

楓「もちろんです」

P「あと、ご主人にあまり甘えすぎないでくださいね」

楓「えぇ、ご厚意だけ、ありがたく受け取ることにします」

P「あと混浴はダメです」

楓「何でですか?」

P「節度、です」

楓「ちぇー」

P「まったく……まぁ、でも、その……」

楓「?」

P「ありがとう、ございます。気を遣ってくれて」

楓「……いえ♪楽しみですね」

P「……そうですね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:10:21.79 atkHQb1Q0
〜当日、温泉にて〜


P「あ゛〜……生き返る……」

楓「そうですね〜」

P「……足伸ばせる風呂って、やっぱりいいですね……」

楓「広いお風呂は気持ちがいいですよね」

P「料理もすごい豪華でしたし……」

楓「カニ、美味しかったです」

P「湯浴み酒もOKとは……」

楓「このお酒、とても美味しいです」

P「……こんなにゆっくりしたの、いつ以来かなぁ」

楓「ほら、やっぱり来てよかったじゃないですか」

P「はい……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:10:56.37 atkHQb1Q0
楓「ほら、プロデューサーも、こっち来て飲みましょう」

P「……ダメだって言ったのに、普通に入って来ましたね……」

楓「せっかくの混浴ですから」

P「……鍵掛けといたのになぁ……」

楓「ご主人が開けてくださいました」

P「ご主人……」

楓「家族と説明してあるので、きっと大丈夫ですよ」

P「……ほんとですかね」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:11:32.03 atkHQb1Q0
楓「だから、こっち向いてもいいんですよ?」

P「いえ、それとこれとは別問題なので」

楓「そっぽ向かれながらだと、少し寂しいです」

P「すみません、どうも寝違えてしまったみたいで」

楓「新幹線の中で、よく寝てましたもんね」

P「やっぱり疲れてたみたいです」

楓「それなら仕方ないですね」

P「わかってくれましたか」

楓「私がそちらに行きますね」

P「全然わかってないですね」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:12:03.65 atkHQb1Q0
楓「……見たくないんですか」

P「そういう問題じゃないです」

楓「見たく、ないんですか?」

P「…………」

楓「……だとしたら、ショックです……」

P「…………」

楓「女としての魅力がないんですね……」

P「……そんなわけないでしょう」

楓「でも、見たくないんですよね?」

P「……ずるいですよ、それ」

楓「……じゃあ、どうなんですか?」

P「…………」

楓「どうなんですか?」

P「……………………見たい、です」

楓「どうぞ」

P「どうぞじゃないですホント勘弁してくださいちょっとは隠してくださいなんでタオルしてないんですか」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:13:00.05 atkHQb1Q0
楓「お風呂にタオルをつけるのはマナー違反ですよ」

P「あなたがそれを言いますか……」

楓「いい加減腹括ってください」

P「少しは恥じらってください」

楓「頑固ですね」

P「お互い様です」

楓「むぅ……仕方ないですね、こうしましょう」

P「?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:14:08.62 atkHQb1Q0
楓「私の背中を、流してください。それで勘弁してあげます」

P「……なんか釈然としないですが、まぁそのくらいなら」

楓「じゃあお願いします。……よっこいしょ」

P「そんな声出さないでくださいよ……」

楓「オフですので」

P「おっさんじゃないんですから……」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:14:49.76 atkHQb1Q0
楓「どうですか?私の身体」

P「変な言い方しないでください……うわ、ほっそ」

楓「今日のために、エステにも通ったんですよ」

P「……お肌、すべすべです。でも、本当に細いですね」

楓「スタイル維持は、努力してますので」

P「……こんな細い背中で、期待やらなんやら、色んなもの背負ってたんですね」

楓「その背中を、支えてくれる人がいましたから」

P「……いつも、お疲れさまです」

楓「……ありがとうございます」

P「…………」

楓「……プロデューサー?」

P「なんですか?」

楓「今なら鏡越しによく見えますよ」

P「見ませんよいい雰囲気ぶち壊しじゃないですか」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:15:53.86 atkHQb1Q0
〜お部屋にて〜


楓「いいお湯でしたね」

P「……そうですね」

楓「プロデューサーの背中は、大きかったです」

P「……そうですか」

楓「流すの、大変でした」

P「……ありがとうございました」

楓「やっぱり、プロデューサーも男の人なんですね」

P「……そうですよ」

楓「では、プロデューサーが男の人だとわかったところで」

P「……本当にわかってますか?」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:16:21.22 atkHQb1Q0
楓「そろそろ寝ましょうか」

P「……どうぞ、おやすみなさい」

楓「プロデューサーは寝ないんですか?」

P「ぼくは、その辺で雑魚寝しますので」

楓「ダメですよ、ちゃんとお布団で寝てください」

P「……そのお布団が一組しかないから言ってるんですよ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:17:13.35 atkHQb1Q0
楓「それが何か?」

P「何か?じゃないですよ。ちゃんとご主人に説明したんですよね?」

楓「えぇ、家族ですって」

P「本当に?」

楓「はい。家族(予定)って」

P「そんなことだろうと思いましたよ」

楓「本当に、色々と話がわかる方で」

P「わかりすぎなんじゃないですかね」

楓「『がんばってください、応援してます』って」

P「意味合いがずいぶん違うような」

楓「ファンの方にあんなに応援されてしまっては、応えないわけにはいかないです。アイドルですから」

P「アイドルならこんなことしないでくださいよ……」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:18:01.76 atkHQb1Q0
楓「でも、プロデューサー」

P「……なんですか?」

楓「今日は、オフなんですよ」

P「…………」

楓「……プロデューサーは、わかってくれますか?」

P「……もう、どうなっても知りませんよ」

楓「……大丈夫ですよ、プロデューサーも、オフですから」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:18:32.86 atkHQb1Q0
〜後日〜


ちひろ「おかえりなさい、プロデューサーさん」

P「ただいまです。すみませんでした、忙しい時期に」

ちひろ「いえいえ、私も休みを取って欲しいと思っていたので」

P「ありがとうございます」

ちひろ「そのかわり、お土産話、聞かせてくださいね♪」

P「わかりました」

ちひろ「あ、そうそう」

P「?」

ちひろ「楓さんから、『色々』伺ってはいますので♪」

P「」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:19:02.95 atkHQb1Q0
ちひろ「どんなお話が聞けるか、楽しみですね〜」

P「」

楓「おはようございます」

ちひろ「噂をすれば、ですね」

P「」

楓「何のお話ですか?」

ちひろ「この間の『ロケ』のお話です♪」

楓「あぁ、とてもいいお宿でした」

ちひろ「それはよかったですね」

楓「えぇ、また是非行きたいですね」

ちひろ「それは、この人次第ですね」

P「」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:19:32.24 atkHQb1Q0
ちひろ「プロデューサーさん、私言いましたよね?『羽目を外しすぎないように』って」

楓「えぇ、だから、なかなか放してくれませんでした」

P「」

ちひろ「……それはそれは」

楓「とても、素敵でした」

P「」

ちひろ「……次回の査定、楽しみですね」

P「」

ちひろ「……まぁ、せめてちゃんと責任はとってくださいね。『色々』と」

P「…………ハイ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:20:16.58 atkHQb1Q0
楓「ところで、プロデューサー」

P「……なんですか?」

楓「次回の『オフ』は、いつにしましょう?」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/31(水) 06:22:29.29 atkHQb1Q0
以上になります。

さすがに最近ちょっと寒すぎやしませんかね。
ぼくも温泉行きたいです。

HTML化依頼出してきます。
ありがとうございました。

凛「他の子のバレンタインチョコレートを破壊(デストロイ)していく」ジャキッ!

1 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:44:58.29 1Bs/yMqLO
(2/14 事務所)

凛「破壊する!」ジャキッ!

未央「目を覚ませ! この黒髪ロングストレートォォォォォッ!」スパ-ン!!

凛「はぐぁぁっ!!」

パタリ

未央「ねぇ、しぶりん。何をしてるの? 『ランボー』ばりの戦闘スタイルに武装して」

凛「チョコを…破壊するっ!!!」カッ!

未央「もう聞いたよ。2度とそんな不吉な言葉を聞きたくなかったよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518619498
2 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:45:48.99 1Bs/yMqLO
凛「オラァァッ! 未央もその場でジャンプしてみろぉぉぉ! もしチョコを隠し持ってたら私がデストロォォォォォイしてやんよぉぉぉ!!!」ブンブンブンブン

未央「目を覚ませ! 仮にもクール属性でしょうがっ!!!!」スパ-ン!

凛「はぐぁっ!」ビタ-ン

未央「はいはい、落ち着こうねー。話は聞いてあげるからねー」グルグル

凛「縛らないでよ! 私の装備を剥ぎ取らないでよ!」

未央「剥ぎ取らなきゃ不安で話が出来ないもの。まずはこの『カラシニコフ』を奪って、と」

凛「くっ! 『柿の種』を速射できる対バレンタイン用の兵器が!」

未央「えぇ…そんな微妙な武器だったんだ。これ」

凛「ピリ辛さと塩辛さでこの世から『甘い』という言葉を消滅してやるぅぅっ!!!」ガ-ッ!
3 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:46:41.23 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「では、大人しくなったところで聞きましょう。どうしてしぶりんはそんなに荒ぶっていたんだい? いや、荒ぶっているのはいつものことだけど。いつにも増して」

凛「バレンタインが憎い…っ!!」ゴゴゴゴ

未央「はいはい。バレンタインの何が憎いのかなー」

凛「バレンタインは聖なる日…それは未央もわかるよね?」

未央「まあ、年に一度のビッグイベントだね」

凛「その通りだよ。世の中の恋人たちはホテルにこもって『下のチョコレートがお留守だぞ★』とまぐわい、『上のチョコレートもお留守だぞ★』とまぐわう清く正しい日なの…」

未央「しぶりんの妄想はいつもながら予想だにしない方向でエキサイティングしているね」

凛「ちなみに私の妄想では美嘉がさっきの台詞を言ってるよ」

未央「美嘉ねぇがあまりにも可哀想だからやめてあげて。本当にやめてあげて」
4 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:47:18.31 1Bs/yMqLO
凛「なのに…なのに…! 私のプロデューサーは私に向かって『今夜は一晩チョコレート★』って言わない…どうなってるの!?」ガ-ッ!

未央「プロデューサーがそんなことを言ったら私は幻滅するよ」

凛「興奮しないの?」

未央「しねぇよ!」

凛「ドキドキしないの?」

未央「ドキドキはするかも。あまりの恐怖にドキドキはするかも。冷静に考えてみてごらんよ。プロデューサーが『今夜は一晩チョコレート★』ってめっちゃいい笑顔で言ってきたらホラーでしかないよ。下手なジェイソンよりも怖いもの」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 23:48:01.35 1Bs/yMqLO
〜回想〜

P『今夜は一晩チョコレート★』バチ-ン!

未央「気持ち悪いとは思わない? 意味がわからないし」

凛「私は興奮するけど?」

未央「はいはい」

凛「で、要するにね」

未央「うん」

凛「プロデューサーの反応に不満なんだよ!」カツ!

未央「ずいぶんと回りくどかったね」
6 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:48:35.32 1Bs/yMqLO
凛「抱かれたい」

未央「はい」

凛「私のあげたチョコに大喜びしてほしい」

未央「はい」

凛「大喜びしたあげく襲われたい」

未央「はい」

凛「そのまま籍を入れて子ーーー」

未央「はいストーップ。そこまでだ」ガシッ

凛「んー!」モガモガ
7 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:49:35.17 1Bs/yMqLO
未央「はぁ…しぶりんはチョコレートをもう渡したの?」

凛「ううん。まだ」

未央「まだなの!? あれだけ不満をぶちまけておいてまだなの!?」ガビ-ン!

凛「いや…だって渡して『まずい』とか言われたら傷付くし…プロデューサーって他の人からチョコレートいっぱいもらってるから私のなんて迷惑なんじゃないかって不安だし…///」モジモジ

未央「そこは普通に乙女なんだね。暴走さえしてなければ微笑ましいと思えたのに…」

凛「こんな不安な気持ちになるくらいなら…バレンタインなんてなくなればいい! 他の子のチョコレートなんて砕け散ればいい!!!」

凛「デストロォォォォォイ!!!」ジャキ-ン!!

未央「それはやめなさいっての!」ベシッ!

凛「ぐぅ!」
8 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:50:37.19 1Bs/yMqLO
未央「ていうか、本当にいいの?」

凛「え?」

未央「チョコ、手作りなんでしょ。バレンタインを潰して渡さないまま終わらせちゃっていいの?」

凛「…」

凛「嫌です…本当は渡したいです…」シュ-ン

未央「じゃあ、私もまだだし。一緒に渡しに行こうか」

凛「...!」

凛「ありがとう! 未央っ!!」ガシ-!

未央「はいはい。不安だったのね」
9 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:08.93 1Bs/yMqLO
凛「不安でした。不安が不安を不安してファンファンファンファンファンのファン」

未央「馬鹿にしてるの?」

凛「してません。してません。あまりの嬉しさについ」

未央「はぁ…まったく。来年は1人で渡せるようになりなよ?」

凛「もちろん。さあ、行こうよ。早く早く」グイ-

未央「こら急かさないの♪」

凛「♪」
10 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:55.21 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「はいこれ。チョコだよプロデューサー♪」

P「おー、サンキュー」

凛「はいこれプロデューサー。私からもチョコだよ。私だと思ってべろんべろんに舐めていいからね」スッ

P「わかった。普通に食べるよ…ってデカイな!?」

凛「つい作りすぎちゃったんだ…迷惑だった?」

P「気持ちは嬉しいから全部食うよ。ただ、来年はもうちょっとだけ小さくしてくれよ?」

凛「…うん」パァァァァァァァ

未央「(嬉しいってさ。よかったね、しぶりん♪)」

凛「(これはもう結婚かな…)」

未央「(話が飛躍しすぎてるね)」

凛「(そろそろあの台詞が出てくるかも)」

未央「(あの台詞?)」

凛「(今夜は一晩チョコレート★)」

未央「(出ねぇよ)」
11 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:52:44.06 1Bs/yMqLO
(その夜・P宅)

P「さて、未央からもらったチョコは…と」ビリビリ

カパッ

P「おー、チョコクッキーかぁ。シンプルだけど美味しい。さすが未央」ポリポリ

P「さて、次は凛からもらったチョコは…と」ビリビリ

P「…ん?」

【1/2スケール渋谷凛型取りチョコ】ババ-ン!

P「く、食いづらい…!」

凛「スカートから食べてよ」ニュッ

P「いや、そしたらパンツ丸見えになるじゃん。変態っぽいからそれはやめとく」

凛「欲望に素直になりなよ」

P「まあ、どこから食うにしても食いづらいけどさ…って…」

P「なんで俺の部屋にいるんだよ!?」ガ-ン!

凛「今夜は一晩チョコレート★」

P「何言ってるんだ?」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ズイッ

P「ちょ」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ゴゴゴゴ

P「」

イヤァァァァァァァ!!

終わり
12 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:56:26.32 1Bs/yMqLO
以上です
お読みいただきありがとうございました

みなさんが甘いバレンタインSSをたくさん書いていたので1つくらいは弾けたものがあってもいいんじゃないかと思って書きました。ごめんなさい反省しています

凛「え?まゆと智絵里が取っ組み合いを?」

1 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:39:33.69 3zI0LVm0


凛「一体どうして?」

卯月「わからないんです!とにかく凛ちゃんも来て!」グイグイ

凛「ええ……」ズルズル

未央「ああ、まためんどくさい予感が……」


※キャラ崩壊注意です


―――

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518460773
2 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:40:45.48 3zI0LVm0

まゆ「このっこのっ」ポカポカ

智絵里「えいっえいっ」ポカポカ

凛「……何やってんの?」

智絵里「ふぉふぉふぃふぉんふぁふぁふぁふぃふぉふぃーふぁんふぉー!」ムニー

翻訳(このリボンが私のPさんをー!)

まゆ「ふぉふぉふふぉーふぁーふぁふぁふぁふぃふぉふぃーふぁんふぉー!」ムニーー

翻訳(このクローバーが私のPさんをー!)

凛「とにかく二人とも手を離して!どうしてこうなったか一から説明して」

まゆ・智絵里「「……はい……」」



――
―――
3 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:43:31.57 3zI0LVm0

まゆ『もうすぐマフラーが編みあがりますね♪Pさん、喜んでくれるかしら……』

智絵里『もうちょっとで手袋が編み上がりますっ♪Pさん、喜んでくれるかなあ……』

まゆ・智絵里『『!』』ムッ

まゆ『そんな緑の手袋なんてPさんは気に入らないと思いますよぉ』ハッ

智絵里『そんな真っ赤なマフラーなんてPさんは恥ずかしくて巻けないですよっ』ムッ

まゆ智絵里『『む〜!!』』

まゆ『大体、智絵里ちゃんはまゆのPさんにちょっかい出しすぎなんですよぉ!』バン

智絵里『まゆちゃんだって、私の大切なPさんにひっつきすぎですっ!』バン

まゆ『まゆのPさんです!』ズイッ

智絵里『私のPさんですっ!』ズイッ

まゆ『ふふん、まゆはPさんの家に行ったことありますから♪』ドヤ

智絵里『ふふふ、甘いですよっ!私はPさんの家でご飯をご馳走になりましたからっ♪』ドヤァ

まゆ『んなぁ!コ、コホン。ま、まゆ、温泉でのぼせてPさんに介抱してもらいましたからっ』アセッ

智絵里『ええっ!ん、ん゛ん゛っ。わ、私はうさぎの格好してPさんに撫で撫でしてもらいましたからねっ』アセアセッ

まゆ・智絵里『『むむ〜!!』』

まゆ『Pさんはまゆのものなんですー!!』ポカポカ

智絵里『Pさんは私のものですー!!』ポカポカ


―――
――
4 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:45:13.55 3zI0LVm0

まゆ「というわけ」

智絵里「なんです……」

凛「はぁ……」ヤレヤレ

凛「そんなことしてPが喜ぶと思う?」

まゆ・智絵里「「思いません……」」シュン

凛「そんなことしてたら、Pに嫌われて……」

まゆ「嫌われて……?」ガクガク

智絵里「……!」ゴクリ


凛「す て ら れ ち ゃ う よ?」


まゆ「うぁぁん、ごめんなさいぃ!まゆが、まゆが悪かったですぅーー!!」ビエーン

智絵里「ぐすっ、二度としないから許してくださいぃ!ひぐっ、捨てないでぇーー!!」ビエーン
5 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:46:46.97 3zI0LVm0

凛「はぁ……これで一件落着かな?」

卯月「凛ちゃん流石です!」

凛「全く……Pは私のものってとっくに決着がついてる話なのに」

まゆ・智絵里「「は?」」ピタッ

凛「当たり前でしょ?私はPと一緒に寝るほどの仲なんだから」

まゆ・智絵里「「!?」」

卯月「ね、寝るって……!」カァァ

未央(仮眠してたプロデューサーのベッドに潜り込んだだけじゃん。しかも怒られてたし……)

凛「ふふん」ドヤァ

まゆ「認めません……!」ユラァ

智絵里「Pさんは……!」ユラァ

まゆ・智絵里「「私のものっ!!」」ガバッ

凛「あっ!ちょ、うわっ」バタン

6 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:48:53.10 3zI0LVm0

まゆ「大体凛ちゃんは前から余裕ぶってて気に食わなかったんですー!」グイー

智絵里「正妻だなんてはやし立てられて調子に乗ってー!」グイー

凛「ふ、二人だって、後から来て私のPにまとわりつかないでよー!」グイー

まゆ「ふぉふぉふぁふぉー!」ムニー

翻訳(この蒼ー!)

智絵里「ふぉふぉふぁふぁふぁー!」グイー

翻訳(この花屋ー!)

凛「ふぉふぉふゃんふぇふぇふぁふぃー!」ムニー

翻訳(このヤンデレたちー!)

卯月「うわぁどうしましょう〜」アワアワ

未央「うん、放っとけばいいんじゃないかなー」

7 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:50:05.35 3zI0LVm0


ガチャ


P「ただいまー!いやぁ疲れたぜー!」

凛・まゆ・智絵里「「「P(さん)!?」」」

P「おう!お前ら元気そうだなー!ガハハ!」

卯月「プロデューサーさんなんかいつもの倍元気ですね?」

P「ん?ああ、この後良いことがあるんだ〜むふふ」

未央「うわ気持ち悪」

まゆ「Pさん!」

智絵里「この中で誰が!」

凛「一番好きなの!?」

P「ん〜?みんな大好きだぞ〜!」ニヤニヤ

智絵里「そうじゃなくてっ!私を……」

まゆ「Pさん、まゆを選んでください」ウルウル

凛「なっ!まゆ、卑怯だよ!私でしょ!?」

P「み〜んな俺のアイドル!それでいいじゃん!」ニコニコ

未央「このプロデューサー話が通じないな……一体どうしたんだろ?」
8 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:52:19.74 3zI0LVm0


ガチャ


心「ダーリーン!お・ま・た・せ♪」キャルン

P「あ、ハニー!待ってたよーー!!」ガタッ

NG・まゆ・智絵里「「「え゛」」」ギョッ

心「さあ……帰りましょう?二人の愛の巣に☆」ガシッ

P「もちろんさハニー!……今夜は寝かさないぜ?」キラッ

心「やぁんスウィーティー☆」クネクネ


バタン
9 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:53:46.60 3zI0LVm0


NG・まゆ・智絵里「「「」」」チーン


凛・まゆ・智絵里「「「……な、な」」」ワナワナ


凛・まゆ・智絵里「「「なんでこうなるのーーー!?」」」ウワーン


――――――

――――

――
10 :◆Y0Lmk/CZYI 2018/02/13(火) 03:55:03.29 3zI0LVm0


凛「ハッ!」ガバッ

キョロキョロ

凛(事務所のソファーだ……夢か……)ハァァ

凛「イヤな夢だった……」

P「大丈夫か?うなされてたぞ?」

凛「ひゃっ!?」ビクン

P「本当に大丈夫か〜?」ノゾキコミー

凛「……」イライラ

P「ん〜?」

凛「ふんっ」ドゴ

P「ぎゃああああ!!痛い!何で!?何で右ストレート!?」ゴロンゴロン

凛「ムカつくから」

P「あんまりだあああああああ!!!」ウワーン


おわれ

堀裕子「これが…さいきっくパワー……!!」サイコマン「マグネットパワーです」

1 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 20:31:29.10 CdH3ugxm0
※ 肉比率99%




〜フェス当日〜


特設Aリング



みく「…………………………」

凛「…………………………」

みく「まさかこんなに早く再戦することになるとは思わなかったにゃ」

凛「こっちとしては願ったり叶ったり。今日はリベンジさせて貰うよ!!」バッ!

みく「にゃはっ♪ かかってこいにゃーーっ!!」






前川みく(無所属)

vs

渋谷凛(Iプロダクション)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518175888
2 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 20:43:20.13 CdH3ugxm0
〈さて、フェス第一回戦です! 特設Aリングではみくにゃんこと前川みくと………プ、プリンセ………しぶりんこと渋谷凛が対峙しています!!〉

凛「ちょっ!?」

はぁと「実況者、ナイスすぎる判断だぞ☆」

ガンマン「あの時は不覚を取ったが今度はそうはいかん!! 歯向かう奴は全てぶち殺すぞーーーッ!!」

凛「ねぇちょっと!? 私の事はプリンセスブルーって……!!」

〈………………え〜、他のとこでもゴングなってますしそろそろ始めましょうか。実況はわたくし飯屋がお送りします〉

凛「ねぇ! プリンセス…………」

みく「あの時と同じ子にゃ。ますます奇跡だにゃ!」
3 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 20:50:08.64 CdH3ugxm0
凛「ねぇ! ちゃんと私の要望書いてあるでしょ!! ねぇ、ねぇってばッ!! コラァーーーッ!!」グワッ!!

ガンマン「シャ、シャバァアアア!?」

〈う、うわっ!? その一つ目の超人を投げようとしないでください!! しぶりん!!やめてっ!!〉

トップバッタ- カワイイボク! イキマス!!

みく「わっすごい」

ゾウサンノキモチニナルデスヨ--!!

はぁと「特訓の成果が出てるな☆」

フギャ-!! バタン

みく(まだゴング鳴ってないしこれは単純な腕力だと思うにゃ……)

ニナノカチデゴゼ-マス!!

凛「リングネーム変えないなら……わかるな☆」

はぁと「感染ってるぞ☆」
4 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:09:20.67 CdH3ugxm0

カーーンッ!!


〈ラ、ライブバトル開始です!!〉


みく「ふしゃーーーっ!!」ダッ!

凛「えぇーーい煩いッ!!」ブンッ!

ガンマン「シャボッ!?」グルングルン!

みく「えっ……ギャッフーーッ!?」ズッシ-ン!!

〈な、なんとしぶりん! いきなりの凶器攻撃だーーーッ!!〉

凛「そのしぶりんってのをやめて!! 私はプリンセスブルーがいいっ!! 走ってる最中に必死に考えたんだよ!!」

ガンマン「シュ、シュガ〜〜」

はぁと「呼んだ☆ ってボケてる場合じゃねーな。ほら、とっとと降りろよ☆ って重っ!?」グイッ

ガンマン「お、掟破りのタッグフォーメーションAとは………」ブクブク
5 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:26:41.41 CdH3ugxm0
みく「うぐぐ……初っ端からこんな凄い攻撃をされるとは………正直度肝を抜いたにゃ」

凛「もう本気であったま来た! この怒りをみくにぶつけるよ!」

みく「八つ当たりもいいところにゃ!?」

凛「たぁっ!!」

〈おっとしぶりん! 先制のジャンピングキック!〉

みく「なんの! キャットテイル・ウィップ!」ヒュン!

凛「ぐっ!」

〈直撃か!? いや、すんでのところで両腕でガードした!〉
6 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:35:13.98 CdH3ugxm0
みく「にゃにゃにゃにゃっ!!!」ヒュンッ! ビシッ! シャッ!

凛「うっ! くっ! ぐうぅ!!」

〈しぶりん、なんとか両腕でみくにゃんの猛攻を防いでいる!〉

はぁと「でも少しずつ押されてんぞ! ちょっとプロデューサー早く指示を………ゲーーーッ!?」

ガンマン「シャバンシャバ〜ン………」

はぁと「ちょおまっ!? 気絶してやがる……おい、しっかりしろってば!!」パシパシッ

みく「にゃふっ!!」ドガッ!

凛「うわっ!」

〈おっとしぶりん、キャットテイル・ウィップに気を取られ過ぎたか!? みくにゃんのハイキックをモロに食らった!!〉
7 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:41:06.29 CdH3ugxm0
みく「今にゃ!! キャットテイル・フィッシング!」グルンッ!!

凛「ぐっ!? 腕に尻尾が巻きついた!?」

みく「そうりゃーー!!」ブンッ!

凛「きゃっ!!」ガンッ!!

〈あーーっと! しぶりんコーナーポストに思い切り投げられ、崩れるようにダウン!!〉

はぁと「凛ッ!! あーもう、こうなったらはぁとがセコンドにつくしかねぇな!」

みく「にゃっはっは! あの時よりは鍛えて来たみたいだけど、その程度じゃまだまだみくには勝てんにゃ!」

凛「うぐぐ……」
8 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:45:22.76 CdH3ugxm0
ミラージュマン「ゴバッゴバッ! 我々のライブバトルが終わったから来てみたが、ガンマンたちは苦戦しているようだな」

「そうみたいですね……あら? あれは………心さん?」

ミラージュマン「しかしガンマンの姿が見えないが……どこに行ったのだろうか?」キョロキョロ

「あ、あのミラージュマンさん……あ、あそこで気絶しているツノの生えた人って………」

ミラージュマン「ガ、ガンマン…………!? まさかあのガンマンが気絶だと!?」

「一体なにがあったのでしょうか……心配です………」
9 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 21:51:56.85 CdH3ugxm0

はぁと「おい凛ッ! 早く立て!!」

凛「し、心さん」

はぁと「はぁとって呼べ☆ じゃなくて!! 今は取り敢えずはぁとがセコンドについてやっから!」

凛「う、うん!」

〈おっとしぶりん、7カウントで立ち上がった!!〉

みく「キャットテイル・ウィップ!!」ヒュッ!

はぁと「凛ッ躱せ!!」

凛「はいっ!」サッ

みく「にゃにゃにゃにゃ!!」ヒュン! ヒュバッ! ブンッ!

はぁと「あのダンスレッスンを思い出して! 全部受けずに躱してけ!!」

凛「ふんっ! くっ! たぁっ!!」

みく「にゃ! にゃにゃ!! にゃぁっ!!」ヒュヒュヒュヒュ!!

凛「ふん! ふっ! はぁっ!!」ササササッ!

〈なんとしぶりん! みくにゃんの猛攻を華麗なステップを使って、全て紙一重で躱しています!〉
10 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 22:00:12.90 CdH3ugxm0
みく「くっ!! それならこれでどうにゃ!! キャットテイル・フィッシング!!」ヒュンッ!

はぁと「今だ凛! 相手に向かっていけ!!」

凛「はいっ!」タタタッ!

みく「にゃ!?」

〈あっとしぶりん! みくにゃんのキャットテイルを避けて向かって行く!!〉

はぁと「そのままハイキック!」

凛「りゃあっ!!」ヒュ!

みく「ぐっ!」スガッ!

はぁと「ガードされても怯むな! そのまま行けーーッ!!」

凛「はぁっ!!」

みく「うにゃ!?」ドボォ!!

〈あっとみくにゃん! ハイキックのガードでむき出しになったお腹にローリングソバットをモロに食らってしまった!!〉

はぁと「そのまま行ったれーーー☆」

凛「ふーーん!!」シュ!

みく「ぎゃふ!!」ズ--ン!!

〈しぶりん、そのままあびせ蹴りだ! みくにゃんたまらずダウーーン!!〉
11 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 22:09:39.23 CdH3ugxm0
はぁと「よっしゃ☆」

凛「ふぅ!」

〈しかししぶりん、以前の時とは比較にならないほどの成長です!〉

凛「だーかーらーーーー!! プリンセスブルーって呼べーーー!!」

はぁと「そりゃはぁとがこの時のためにマンツーマンで教えてたんだからな☆」

みく「くぅ……なかなかやるにゃ………でも………」

凛「………ッ!」ゾクッ

凛(雰囲気が変わった!?)

みく「ふっ!!」ヒュン!!

凛「なっ! 早っ!?」

みく「しゃふっ!!」ドスッ!

凛「うっ!!」

〈なんとみくにゃん! 一瞬でしぶりんとの距離を詰め、そのままストレートパンチだ!!〉

はぁと「凛!!」

凛「大丈夫、なんとかガードしたよ!」
12 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 22:13:41.33 CdH3ugxm0
みく「凛チャン、謝っておくにゃ。みく、凛ちゃんが素人だからって前回も今回も本気出してなかったにゃ」

凛「なっ!?」

みく「その謝罪の意味も込めて今から本気で凛チャンを叩きのめしてやるにゃ!!」シャキィィン!

凛「爪!?」

みく「シャァアア!!」ヒュ!!

はぁと「凛、正面から来るぞ!!」

凛「うんっ!! たああっ!!」

〈直線的に向かってくるみくにゃんにカウンター気味の後ろ蹴りだ!!〉

みく「」ヒュン!!

凛「なっ……消えた!?」

はぁと「凛ッ後ろだ!! 避けろーーーッ!!」
13 :◆A87DI5RwaU 2018/02/09(金) 22:19:05.93 CdH3ugxm0
凛「はッ!?」

みく「キャットネイル・スラッシュ!!」

凛「くっ!!」

みく「キャットテイル・ウィップ!!」ヒュン!

凛「うぐぁ!!」

〈あっとしぶりん! みくにゃんのキャットネイル・スラッシュを躱したが、その隙を突かれキャットテイル・ウィップを食らってしまったーー!!〉

はぁと「倒れるなっ! 体勢を立て直せ!」

凛「ぐっ!」

みく「キャットネイル・スラッシュ!!」

はぁと「爪に気を取られるな! 相手の腕を取れ!!」

凛「ふん!!」

みく「にゃぐっ!!」

はぁと「そのまま投げろ!!」

凛「やぁああ!!」

〈おっとしぶりん、逆転の一本背負い!!〉
17 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:10:51.23 PMu16erqO

みく「」ヒュン!

凛「なっ!?」

みく「そりゃーーー!!」

凛「あがっ!?」

〈な、なんと〜〜ッ!? みくにゃんがマットに叩きつけられる寸前、急に体勢が入れ替わって逆にしぶりんが一本背負いで投げられた〜〜ッ!!〉

みく「忘れたのかにゃ? みくに投げ技は通じんのにゃ!! たぁ!!」ガシッ!

〈みくにゃん! しぶりんの脚を取りそのままジャンプ!!〉

みく「キャットネイル!!」ザクッ!

凛「ぐっあっ!!」

〈そのまま上空でしぶりんの背中にキャットネイルを突き刺しそのままマットへと落下だーー!!〉

みく「サーバルハンティング!!」ズドォォン!

凛「ッッッ!!!」

〈そのまましぶりんをマットに叩きつけた!! 衝撃が解説席にまで届いてきたぞーーーッ!〉

はぁと「凛ッ!!」

凛「ぐっ……ガハッ!!」ズウゥン!

〈これは凄い技だ! しぶりんそのままうつ伏せにダウーーン!!〉
18 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:19:21.32 u1uoO9+A0
みく「この技を出したのは久々にゃ。招き猫落としよりは威力は低いけど、それでも大ダメージのはずにゃ! そのまま気絶するといいにゃ!!」

はぁと「凛! しっかりしろってば!!」バンバンッ!

凛「ぐっ……くうぅ……!」

〈な、なんとしぶりんの手が動いたぞ!!〉

はぁと「よっしゃ☆ そのままロープを掴んで立って!!」

凛「ぐっ……!!」

〈なんと気絶は免れないと思われていたしぶりん!9カウントでギリギリ立ち上がった!!〉

みく「にゃ、にゃんて体力と根性にゃ!?」

凛「わ、私だって……こんな所で足踏みしてる暇なんて無いんだ!! 絶対に負けたく無い!!」
19 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:29:37.31 u1uoO9+A0
はぁと「凛! よく聞け! 相手は攻撃は激しいけど防御と体力はそこまででも無い! 勝つにはその馬鹿みたいに多い体力で攻めて攻めて攻めまくれーー!!」

凛「はぁあああ!!」

みく「にゃああああっ!!」ヒュン!

〈あっとみくにゃん!また高速移動だ!〉

みく「猫の俊敏性は動物の中でもトップクラスにゃ!! 絶対に捕まらないにゃ!!」

凛「くっ、くそっ! どこを見ればいいのか分からないっ!!」

はぁと「凛、追うな! 動くのを止めろ!!」

凛「えっ、でも!!」

はぁと「猫の俊敏性は確かにトップクラスだ! 凛じゃ勝ち目はない! でも持続力はそんなに無い! 必ず脚を休める時がくる!!」

みく「キャットネイル・スラッシュ!!」

はぁと「凛! 耐えろ!!」

凛「うぐぅっ!!」

〈あっとしぶりん! 腕でガードはしたものの鋭い爪に切り裂かれるーー!!〉
20 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:34:49.01 u1uoO9+A0
はぁと「今だ!! ぶちかませ!!」

凛「はいっ!!」

みく「にゃ!?」

凛「たぁああ!!」ガツ-ン!

みく「ぎゃふ!!」

〈なんとしぶりん! みくにゃんの一瞬の隙をついて頭を取りそのまま一本足頭突き!!〉

みく「ぐぐっ! こ、こんなもの〜〜!!」

〈みくにゃん、よろけるもののダウンは意地でもしない!!〉

はぁと「特訓の成果見せてやれ!!」

凛「はいっ!!」ゴワゴワ!

〈な、なんとしぶりんの衣装の一部が変化した!? あ、あれはっ!!〉

凛「キャットマスター!!」ブンッ!

みく「にゃ!? く、首輪!? にゃ、にゃあぁああああ!!」ガチャン!

〈おっと、これはみくにゃんすごい取り乱し様だ!?〉

はぁと「自由な猫は自分を縛る首輪が嫌いだからな☆ よし、凛! 今だ引け!!」

凛「ふーーんっ!!」

みく「にゃぁああ!?」

〈みくにゃん! 首輪を引かれしぶりんの元へと引き寄せられるーー!!〉

凛「すりゃああ!!」

みく「にゃっ!?」

〈なんとそのまま立ちながらの脇固め!!〉
21 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:44:34.89 u1uoO9+A0
はぁと「うまいぞ☆ それなら体勢を入れ替えられる心配もない!!」

凛「ふーーん!!」

みく「にゃ、にゃぁああ……!!」グキグキ!

〈流石のみくにゃんも苦悶の表情を浮かべているぞ!!〉

凛「みく、早くギブアップして! このままじゃ次のライブバトルに出られなくなるよっ!」

みく「にゃぐぐッ! にゃ、にゃはは……」

凛「みくっ!!」

みく「ふ、ふふふ……相手の心配なんてできる立場じゃ無いずにゃ。凛チャンだってさっきのサーバルハンティングのダメージ、キツイはずにゃ」

凛「うっ……」

みく「凛ちゃん、あまりね、みくのことを……甘くみるんじゃないにゃーーー!!」クルン!

凛「なっ!?」

〈みくにゃん! 前宙で脇固めを外した!!〉

みく「キャットテイル・フィッシングーーッ!!」

凛「しまっ!!」

みく「ふにゃああぁぁ!!」ブンッ!

凛「ぐぅああぁ!!」

〈みくにゃん、しぶりんをキャットテイルで上空高く投げた!! そして自らもジャンプしそれを追うーーッ!〉
22 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:52:12.01 u1uoO9+A0
はぁと「凛!!」

みく「これでトドメにゃーーッ!!」

凛「こ、この体勢は!? に、逃げなくちゃ!!」

みく「させんにゃーー!!」ヒュン!

凛「ぐっ!!」

〈みくにゃん、しぶりんの両脚をキャットテイルで極めそのまま背中を両足で踏みつけた! こ、この体勢はまさかーーーッ!?〉

みく「これがみくの全力にゃーー!! 行くにゃ!!」ヒュ--!!

凛「う、うぐうぅ!!」

はぁと「凛っ!!」

凛「ぐっ!! 一か八か!! ツインドッグマスター!!」ヒュンヒュン!

みく「無駄にゃ!! そんな小細工でこの技は外さないにゃ!!」

凛「ぐううう!!」

みく「喰らえ!! 前川みく必殺奥義!!」

はぁと「凛ッ!!!」





みく「千客万来・招き猫落としーーーッ!!」ズガアァァンッ!!
23 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 16:59:19.46 u1uoO9+A0

〈な、なんと凄い威力でしょうか!! 土煙が舞ってしまい2人の姿が見えないーー!!〉

はぁと「り、凛ッ!!」

ガンマン「シャ、シャバババ……わ、私はどうなっていたのだ?」ムクリ

はぁと「おいてめ☆ 今更起きてんじゃねーっつの!!」

ガンマン「むっ、なんだこの土煙は? 真眼!!」カアァァァ!!

〈おっと、土煙が急に消えて行くぞ! これで2人の姿が確認できる!!〉

はぁと「お、おい……アレ!!」

ガンマン「む?」


凛「ぐはっ……! さ、流石に凄いダメージだけど……ま、まだだよ……ッ!」

みく「にゃ!? な、なんでまだ動けるにゃ!? 完全に決まったはずなのに……にゃ、にゃぁあああぁ!?」

〈な、なんとーーーッ!? 6本のリングロープがクッションになっている!! これは一体!?〉

みく「ま、まさかさっきの首輪は……ッ!!」

凛「そう、あれはみくを狙ったんじゃない。ロープを私の方に引き寄せてクッション代わりにするために放ったの!! そして………ドッグマスターリリース!!」

みく「ふにゃ!?」バウ-ン!!

凛「ぐっ……!!」バウ-ン!!

〈首輪がロープから外れそのままロープが勢いよく戻って行く! その反動で2人が弾き飛ばされた!!〉

みく「ふぎゃ!!」ズゥ--ン!

凛「あぐっ!!」ズゥ--ン!

〈あっとダブルダウーーン!!〉
24 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:06:18.00 u1uoO9+A0
みく「にゃ……ぐ……」ヨロヨロ

凛「ぐ、ぐうぅ……」ヨロヨロ

はぁと「立った!! けど、もうお互い体力が尽きかけている。この勝負、あと一撃で決まる………!!」

みく「フゥーフゥー………………」

凛「はぁ、はぁ…………」


はぁと「………………」

〈………………〉




凛「たぁあああ!!」ダッ!

みく「にゃぁああああ!!」ダッ!




みく「キャットテイル・ブレイカー!!」ドゴォォ!!

凛「ブルーベル・イニティウム!!」ズガアァ!!



〈こ、これはーーーッ!!〉



はぁと「ど、同士討ち……!」

ガンマン「グ、グムーー!」
25 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:10:17.65 u1uoO9+A0
〈みくにゃんの硬質化したキャットテイルの一撃と、しぶりんの必殺技の蒼い拳が共に顔面に命中ーーーッ!!〉

凛「………………」ググッ!

みく「………………」ググッ!



凛「ガハッ!!」

みく「にゃぐはぁっ!」


ズウゥーーン!


〈な、なんとまたしてもダブルダウーーン!! カウントが入ります!〉


ワ-ン! ツ-! スリ-!


はぁと「凛ッ! 立って!!」

ガンマン「貴様何をやっておる! 立たんかーーーッ!!」バンバン!

フォ-! ファ-イブ!


みく「にゃ……にゃぐぅ!!」フルフル

〈な、なんとみくにゃん、ロープを手にしたぞーーッ!!〉

ガンマン「お前じゃないーーーッ!!」

凛「………………」

はぁと「凛ッ! 起きて!! 起きろってばーー!!」

みく「ふっ……にゃぁああああっ!!」

〈な、なんとみくにゃん立ったーーーッ!!〉

ナイ-ン! テ--ン!!



みく「にゃぐぁッッ!!」



バターーーンッ!!


〈あっとみくにゃんまたしてもダウーーン!! しかしこれは……?〉

はぁと「……相手がダウンしたのは10カウント後だな。つまり………」

〈ライブバトル終了!! 勝者はみくにゃんだーーーッ!!〉
26 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:15:38.92 u1uoO9+A0
凛「…………うぅ」

はぁと「凛ッしっかりして!!」ダキッ!

凛「あ、心…さん………わたし、負けちゃったの………?」

はぁと「…………そだな、ライブバトルには負けちゃった」

凛「そ、そう…………なんだ……」

みく「…………でも、みくも勝ったとは言えないにゃ」

凛「えっ……みく、なんで……倒れて………」

みく「10カウントが聞こえた後にそのままぶっ倒れたにゃ…… 正直どうやって立ったのかも覚えてないにゃ」

凛「そう………」

はぁと「2人とも無理すんな☆ ほら、水」

凛「ありがとう、心さん」

みく「ありがとにゃ」

みく「………………なんだろにゃ、みくは今までライブバトルやってきて勝ったことも負けたことも沢山あるけど、今日の勝ちが一番悔しいにゃ」

凛「えっ?」

みく「にゃ、にゃふぅううう………!」ググッ!

はぁと「お、おいおいあんまり無理すんなってば! まだ寝てろって!」

みく「ありがと、でも大丈夫にゃ」フラフラ

凛「みく………」
27 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:18:16.28 u1uoO9+A0
みく「凛チャン。今日から凛チャンはみくのライバルにゃ! 次こそは絶対に納得のいく勝利をおさめてやるにゃ!!」

凛「うん……わかったよ、みく」グググッ!

はぁと「おっと、肩貸してやるよ☆」

凛「私も、次までには絶対にもっと強くなっておくから。もう二度とみくには負けない! 私はこれからも走り続けるッ!!」

みく「にゃあ、それでこそみくのライバルにゃ…………」フラフラ

はぁと「おい、どこ行く気?」

みく「帰るにゃ。もうみくはライブバトルやる気力が残ってないにゃ………………」

はぁと「そっか☆ また今度よろしく頼むぞ☆」

みく「分かってるにゃ………次はこの二の舞にはならんにゃ」

凛「………………」

はぁと「おぅ、お疲れ様☆ どだった? 実質的にこれがデビュー戦だろ☆」

凛「心さん、ごめんなさい。あんなに頑張って鍛えてくれたのに負けちゃった……」

はぁと「………………はぁとアタック☆」ビシッ

凛「あ痛っ!」

はぁと「全力で頑張ったんだろ? だったら謝ることなんかなんもないの☆ それにほら、周りを見てごらんって☆」

凛「周り?」
28 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:24:52.75 u1uoO9+A0
ワ--!!

パチパチパチパチ!!

シブリ--ン!!

ヨクヤッタゾ--!!

キョウカラシブリンノファンニナリマ--ス!!


はぁと「ライブバトルではね、勝敗ももちろん大事だけどそれ以上に大事なのは如何にお客さんの心を掴むか、なんだぞ☆」

凛「うん………」

はぁと「凛は頑張った。それを見たお客さんが凛のことを認めてくれて、そしてファンになってくれた。そんなこれ以上ないくらいの成果を出しておいて、何を謝ってんだよ☆」

凛「………………うん、そうだね。でも、これだけは言わして欲しいな」

はぁと「ん?」

凛「私のことをここまで育ててくれて、ありがとうございました」

はぁと「おいおい、これからも、だぞ☆」

凛「ふふっ、よろしくお願いします」

はぁと「おお、任せとーーー」



裕子「さいきっく・テレポーテーション!!」ヒュンッ!



はぁと「け?」

29 :◆A87DI5RwaU 2018/02/11(日) 17:27:32.47 u1uoO9+A0

おしまい



愛海「大きさじゃないけど、それはそれとして好みはあるよね

1 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 18:58:35.44 rNfcPZv20
愛海「プロデューサーっ!」

モバP「お疲れ、愛海」

愛海「もう、本当に疲れたー」

モバP「大変だったろ」

愛海「うん、本当に大変で……すっごい疲れちゃった」

愛海「でも、プロデューサーがご褒美くれるっていうから、なんとかできたんだ〜」」

愛海「で、ご褒美は? やっぱりお山?」

モバP「いや、違うけど」

愛海「えー……」

モバP「ほら、マシュマロだよ」

モバP「気に入ってただろ?」

愛海「わぁ! ありがとう、プロデューサー!」

愛海「柔らかくて甘くって……」

愛海「……これで、焼いてあったらもっと良かったんだけどねー」

モバP「さすがにそれは用意できなくってな」

モバP「また今度作ろうな」

愛海「うん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517738315
2 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 18:59:12.57 rNfcPZv20
愛海「ん〜♪ やわらか〜い♪」

愛海「……でもやっぱり物足りないよね」

モバP「焼いてて欲しかったか?」

愛海「あ、うんそれもそうなんだけど」

愛海「やっぱりお山が欲しいなーって、ね?」

モバP「とはいっても今は登らせてくれる人もいないしなぁ」

愛海「プロデューサーがいるじゃん」

モバP「へ?」

愛海「お願い、登らせて?」

モバP「……」

愛海「……ダメ?」

モバP「……しょうがないな」

愛海「やった! ありがとうプロデューサー!」

モバP「……仕方ないな」

愛海「うひひっ、さっすがプロデューサー!」

モバP「……」

モバP(……ずるいよな)

モバP(愛海に上目遣いされたら断れないって)
3 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:00:20.78 rNfcPZv20
愛海「それじゃあ! この世のすべてに感謝をこめて」

愛海「いただきますっ!」

モバP(……まあ食われるようなもんか)

愛海「……」ワキワキ

モバP「……く」

愛海「……」ワキワキ

愛海「んー……」スッ

モバP「ん、もう満足したのか?」

愛海「いやー……まあ……んー」

愛海「やっぱり物足りないよね」

モバP「お前、揉んでおいて……」

愛海「だってさ、もっとこう……手が埋まるような柔らかさともちもちさが欲しいよね」

モバP「さすがに男の胸でそれは難しいだろうなあ」

愛海「でしょ? だから別のお山も登りたいな〜……」

モバP「……それは無理だって」

モバP「ほら、大きさじゃないんだろ? 俺の胸で満足してくれよ」

愛海「確かに大きさじゃないんだけどさ」

愛海「それはそれとして好みはあるよね?」
4 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:02:04.29 rNfcPZv20
愛海「もちろん、お山に優劣は無いって思ってるよ」

愛海「雫さんみたいな、誰もが目を奪われるような圧巻のお山だって」

愛海「藍子さんみたいな、野に咲く一輪の花のような慎ましやかなお山だって」

愛海「それぞれいいところはあって、だから優劣なんてつけられないの」

愛海「おっきいほうが良いとか、ちっさい方が良いとか、そんなのは決められないの」

愛海「だって、人それぞれでお山の何が好きかは違うんだから」

愛海「プロデューサーもわかるでしょ?」

モバP「まあな」

モバP「絶対的な価値観なんてないものだしなこういうのって」

愛海「そう、そうなの!」

愛海「だからね、これはあたしの好みの問題なの」

愛海「あたし個人の好みの問題として……」

愛海「……プロデューサーのお山は物足りないなーって」

モバP「そうか……」

モバP「……まあ、揉み応えも無いだろうし、そもそも硬いしな」

愛海「……あっ、でもね! プロデューサーのお山ってね、とっても安心するの!」

モバP「そうなのか?」

愛海「うん! なんっていうか……あたしがこの手で包んでいるはずなのに、あたし自身が包まれている感覚?」

モバP「……なんだそれ」

愛海「んーよくわかんないけど……とにかく、プロデューサーのお山は心がポカポカするの」

愛海「焼きマシュマロみたいなあったかさじゃなくて……ホッカイロみたいなあったかさというか……」

モバP「?」

愛海「今みたいな時に登るんじゃなくて、例えば落ち込んだときとか、しょぼんとしてるときとかに登りたいような……」

モバP「??」

愛海「えーっと、とにかくっ、そんな感じだから!」

愛海「だから、凹まないで!」

モバP「いや、別に凹んでるわけじゃないけどな」

愛海「あれ、そうなの?」
5 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:03:10.57 rNfcPZv20
愛海「ってわけで、プロデューサー。別のお山に登りたい!」

モバP「……そもそも、愛海の好みのお山ってどれなんだ?」

愛海「あ、そっか。教えてなかったっけ」

モバP「そもそも好みの話も今聞いたばっかりだったからな」

愛海「ん。じゃあ教えるね」

愛海「あたしの今後の登山プロデュースに役立ててね♪」

モバP(なんだそれ)

愛海「で、あたしの好み……というより、今登りたいお山なんだけどね」

愛海「ずばり、聖ちゃん!」

モバP「……聖?」

モバP「雫とかじゃなくて?」

愛海「うんうん、雫さんの立派なお山も素敵だよね」

愛海「でもね、あれはチャレンジするものなの」

愛海「あのお山に登って得られるのは達成感と充実感……」

愛海「今は、それよりも高揚した気分を落ち着かせたい感じだからね、もうちょっと低いお山の方がいいなーって思ったの」

モバP「……お山にもいろいろあるんだな」

愛海「お山は1日にしてならずだよ!」

愛海「あたしだってまだ勉強中なんだから」

モバP「ふーん……」

モバP「でもさ、じゃあなんで聖なんだ?」

モバP「他にもあれくらいのサイズの子ならいっぱいいるだろ?」

愛海「それはね、聖ちゃんがもちもちしてるから!」
6 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:04:28.97 rNfcPZv20
愛海「知ってる? 聖ちゃんの肌ってすっごくもちもちしてるの!」

愛海「この前手を握る機会があったんだけどね、もう気持ちよくって気持ちよくって……」

愛海「まるでお山に登っている感覚がするくらい、ふわふわでやわらかかったの」

モバP「へぇ……」

モバP「……あー、でも言われてみれば結構柔らかかったな」

愛海「でしょ?」

愛海「だからね、きっとお山はもっと素敵な感触がするんだろうなーって思って」

愛海「だから、登りたいの!」

愛海「ね、プロデューサー。お願い?」

モバP「無理だな」

愛海「えー……」

愛海「こんなにいっぱい話したのに……」

モバP「いや、熱意は伝わったが……今レッスン中なんだよ」

愛海「あ、そうなんだ……」

モバP「だから、無理だ」

愛海「むー……残念」
7 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:06:05.25 rNfcPZv20
愛海「あ、じゃあ、レッスン終わった後は?」

モバP「本人に聞いて許可をもらったらな」

愛海「許可なら出してたよ?」

モバP「……どこで」

愛海「夢で」

モバP「おい」

愛海「ほら、きっとあたし予知夢が見れるようになったんだよ!」

愛海「だから、オッケー!」

モバP「……」

愛海「ちなみに、どのくらいで終わるの?」

モバP「んー……もう少しだな」

愛海「そっか」

愛海「じゃ、ちょっとお話しようよ、プロデューサー」

モバP「ん」

愛海「プロデューサーはどんなお山が好き?」

モバP「やっぱそういう話になるのな」

愛海「だって、知りたいし」

愛海「あたしの好みも話したんだから、プロデューサーの好みも、ね?」

モバP「……」
8 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:07:44.54 rNfcPZv20
愛海「で、どんなのが好き?」

モバP「そうだな……」

モバP「……言うの恥ずかしいな」

愛海「何を恥ずかしがることがあるの!」

愛海「あたしたちはみんな、生まれたときはお山から栄養をもらって……お山のおかげで育ったでしょ?」

愛海「お山が無ければ生きていけなかったかもしれない……」

愛海「だから、言っちゃえばお山は第二の母みたいなものなんだよ!」

愛海「そんなお山の話をして恥ずかしいことがあるだろうか!」

愛海「いや、ない!」

モバP「お、おう……」

モバP(無駄に説得力があるな)

愛海「で、どんなお山が好きなの?」

モバP「……」

愛海「恥ずかしがらずに、さあ! 思いの丈を!」

モバP「……いや、まあ」

モバP「……」

モバP「小さいのが好きだな」

愛海「どのくらいの?」

モバP「……それこそ、愛海くらい」

愛海「へぇ、あたしくらいかー」

愛海「確かに、ちょっと前に海に行ったときも大きい人より小さい人を良く見てたかも……」

愛海「あたしのことも良く見てたような……?」

モバP「そんなつもりは無いんだけどな……」

モバP(……なんだこの羞恥プレイ)

愛海「ふーん……」

愛海「あ、じゃあさ。あたしのお山登ってみる?」

モバP「はぁ!?」
9 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:08:16.22 rNfcPZv20
愛海「どしたの?」

モバP「いやっ、どうしたのってお前……だ、ダメだろ!」

愛海「えっ、でもあたしさっきプロデューサーのお山登らせてもらったし」

愛海「そのお礼に、どう?」

モバP「いやっ……」

モバP「じっ……」

愛海「じ?」

モバP「じっ……じ、自分の体をもっと大事にしなさいっ!」

モバP「そういうことを軽々しちゃいけません!」

愛海「……プロデューサーはお母さん?」

モバP「はっ!……すまん、つい口調が」

愛海「別にいいけど……」

愛海「でも、あたし別に自分の体を大事にしてないわけじゃないよ?」

モバP「いや……でも、ほら、そんな簡単に胸を触らせたらダメだろ」

愛海「……別に誰かれかまわずこんなことするわけじゃないよ」

愛海「プロデューサーだから、いいかなって」

モバP「」

愛海「いつもお世話になってるしね。たまにはあたしもプロデューサーを喜ばせることをしよっかなって」

モバP「」
10 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:09:52.05 rNfcPZv20
モバP「」

愛海「……プロデューサー?」

モバP「」

愛海「おーいっ」

モバP「」

愛海「登ったら戻るかな?」

愛海「……」ワキワキ

モバP「……はっ!」

愛海「あ、戻った」

モバP「すまん、ちょっとびっくりしちゃって」

モバP「……なあ、愛海。男にそんな簡単に胸を触らせたらダメだぞ」

愛海「だから、プロデューサーだからいいかなって」

愛海「それに、プロデューサーだったらえっちな気分にもならないでしょ?」

モバP「……えっ、何その信頼」

愛海「……それとも、あたしでもえっちなこと考えちゃう?」

モバP「」

モバP「……い」

モバP「……いや、そんなことは無いけど」

モバP「プロデューサーだし、さすがに」

愛海「だよねっ!」

愛海「じゃあ、どうぞ?」

モバP「」
11 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:10:45.01 rNfcPZv20
モバP「」

愛海「……プロデューサー?」

モバP「」

愛海「おーいっ」

モバP「」

愛海「……また固まっちゃった」

愛海「もっかい登ったら戻るかな……」ワキワキ

モバP「……はっ!」

愛海「あ、戻った」

愛海「大丈夫?」

モバP「ああ、大丈夫だ」

愛海「登る?」

モバP「登らない」

愛海「えー……でも、好きなんでしょ?」

モバP「それは……まあ……」

愛海「ほら、いつもあたしも登ってるんだし、それと同じ感じで、ね?」

モバP「……」

愛海「さ、どうぞ」

モバP「……ぐ」

モバP「……」

モバP「……」スッ

聖「……お疲れ様です」ガチャ

モバP「」ビクッ

愛海「あ、聖ちゃん!」

愛海「お疲れー!」
12 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:11:40.15 rNfcPZv20
聖「あ、愛海さん……」

愛海「さっきまでレッスンだったんでしょ、どうだった?」

聖「あ、うん……上手くできた……えへへ」

聖「でも、ちょっと疲れちゃったかも……」

愛海「それは大変!」

愛海「じゃああたしがマッサージしてあげるよ!」

聖「ほんと……?」

愛海「うひひっ、もちろん!」

愛海「ささ、そこのソファーに座って座って!」

聖「う、うん……」

モバP「……ふぅ」

モバP(……た、助かった)

モバP(流れに乗って触りかけてた……本当に危なかった……)

聖「よいしょ……」

愛海「それじゃ、マッサージ始めるね!」

聖「うん……」

聖「……あれ、どこのマッサージするの?」

愛海「んー? 足だよ。疲れてるかなって」

聖「そうかも……今日ダンスレッスンだったから」

愛海「うひひっ、それじゃあ念入りにマッサージするね!」
13 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:13:29.12 rNfcPZv20
聖「んっ……」

愛海「どう、気持ち良い?」ワキワキ

聖「うん……気持ち良い……」

愛海「うひひ、よかった……」ワキワキ

モバP(……)

モバP(……もったいなかったな)

モバP(いや、揉むわけにはいかないけどさ)

愛海「それじゃ、足はこれくらいにして。次のところにいくね」

聖「うん……」

聖「……次は、どこなの……?」

愛海「それはね……」

愛海「そのお山だっ!」

聖「きゃっ!」

モバP(……しかし、まさかあそこまで信頼されてるとは)

モバP(変なこと言わなきゃ良かったかもな……)

モバP(……)

モバP(……でも、もったいなかったなぁ)

愛海「おお……おお!」

愛海「やっぱり想像通り……ううん、想像通りに素敵なお山……!」

聖「ぅ……んっ、あ、愛海ちゃんっ……!」

愛海「この程よい弾力性……包み込まれる柔らかさ……」

愛海「はぁ……落ち着く気持ちよさ……」

聖「やぁ……んっ」

モバP「……はっ!」
14 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:15:31.62 rNfcPZv20
モバP「愛海、そろそろ離してやれ!」

愛海「えー」

愛海「こんなに気持ち良いのに」

聖「ひん……っ」

モバP「ほら、聖も困ってるだろ!」

モバP「……あと、俺も限界だし」

愛海「へ、どういうこと?」

モバP「とっとにかく!」

モバP「ほら、離れろっ!」グイッ

愛海「ひゃっ!」

愛海「むー……聖ちゃんも気持ちよさそうだったのに……」

愛海「ねぇ?」

聖「え……あ……」

聖「えっと……」

聖「……」

聖「…………うん」

聖「気持ちよかった………………です」

愛海「ほら!」

愛海「もっとして欲しいよね?」

聖「………………うん」

愛海「だって!」

愛海「許可も出たし、もうあたしを止める必要は無いよね?」

モバP「」

愛海「うひひっ、それじゃあまたマッサージしてあげるね」

聖「……お願い、します……♪」

モバP「」

愛海「うひひっ」ワキワキ

聖「んっ……」

モバP「……」

モバP(……外出てよう)




おしまい
15 :◆6QdCQg5S.DlH 2018/02/04(日) 19:18:10.21 rNfcPZv20
男として見てないあつみんに翻弄されたいのと、むっつりえっちなもちもち聖ちゃんが見たいってノリと勢い。

誤字脱字、コレジャナイ感などはすいません。読んでくださった方ありがとうございました。

輿水幸子「Pさんはいい声…」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:16:27.06 GOZO3C0b0
幸子「おはようございます!Pさんっ!」

P「おう!おはよう!」

幸子(……Pさん…渋くていい声してますよね……)

P「ん……?どうした?」

幸子「いえ…なんでもないです」

P「そ、そうか……」

幸子「………Pさんっていい声してますよね」

P「な、何だ急に!?」

幸子「…顔もよければモテてたかもしれませんね…」

P「ほ、ほんとになんなんだ!?」


ちひろ「……ふむ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515208586
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 15:45:18.76 9ZhwRlku0
〜お昼〜

幸子「…ふむ…へぇ……近くにこんなレストランできるんですね…行ってみてもいいかもしれませんね…」

ちひろ「…幸子ちゃん…今、ちょっと…いいですか…?」

幸子「は、はいっ…!ち、ちひろさんいつのまに…」

ちひろ「あ、あぁごめんね!驚かせちゃって」

幸子「いえいえ…!…ボクが雑誌に集中してて気づかなかっただけなので!で、なんですか…?」

ちひろ「うん…。さっき、幸子ちゃん…Pさんに『いい声してますね』って言ってましたよね…?」

幸子「えっ……は、はい…確かに言ってましたけど…」

ちひろ「実は…私もそう思ってたんです!」

幸子「そ、そうだったんですね……。渋くていい声してますよね」

ちひろ「…Pさんに直接言ったことはないんだけど…。この気持ち、分かってくれる人がいて嬉しいなーって思って…幸子ちゃんに話しかけちゃいました…♪」

幸子「そういう事だったんですね!」

ちひろ「…幸子ちゃんは…お家でもPさんの声…聞きたいなーって思ったこと…ないですか?」

幸子「えっ…?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 18:42:56.98 9ZhwRlku0
幸子「お家で…ですか……」

幸子(お家でPさんの声……うーーん…考えたことも無かったですね…。でも確かに…部屋にいる時にPさんの声を聞けたら…ちょっと幸せかもしれませんね…)

幸子「そうですね…考えたこと無かったんですけど…。お家でも聞けるなら聞きたいです」

ちひろ「そうですよねそうですよね!!」

幸子「は、はい…(な、なんだかやけにグイグイきますね…)」

ちひろ「私もそう思うんです!それで……実は…普段のPさんとの会話とかを…録音とかしたりしてるんですよねぇ〜」

幸子「えっ………」

ちひろ「家に帰ってから…録音したやつを聞いたりすると…幸せな気分になれるんです………♪」

幸子「えぇ…………………」

ちひろ「………もしかして引いてます…?」

幸子「いや……そういうわけでは……」

ちひろ「…目が泳いでますけど…」

幸子「ろ、録音はちょっと……その……なんと言いますか………攻めてるなぁって思いまして…」

ちひろ「幸子ちゃん……ものすごく言葉選んで喋ってますね…」

幸子「……………」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 20:39:06.70 9ZhwRlku0
ちひろ「幸子ちゃんは……この破壊力を知らないからそんなふうに言えるんです!」バンッ

幸子「は、破壊力…!?」

ちひろ「ほら!!私のデジタルオーディオプレーヤーに入ってるので聴いてみてください!」

幸子「え、えぇー…いいですよいいですよ…」

ちひろ「そんな面倒くさがらないでっ!」

幸子「も、もう…分かりましたよ…聴きますよー…」

ちひろ「じゃあまずはー…Pさんが朝の挨拶をしてくれるところから…♪」ピッ

幸子(えぇ……そんなところから録音してたんですか……)

P『あっ…おはようございますちひろさん』

ちひろ『おはようございます♪』

P『あれ…ちひろさん…なんだかいい香りしますね…』

ちひろ『は、はいっ…実は…ちょっと香水つけてるんです…♪』

P『なるほど。あれ…?でも…香水ってつけてよかったんでしたっけ…?』

ちひろ『えへへ…♪秘密にしておいてください…♪』

P『あはは。分かりましたよ』

幸子「………………」

幸子(…良い…)

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 01:15:53.24 f5du4S/o0
ちひろ「…あ、今…想像していたよりも良いって思いましたね?」

幸子「な、何言ってるんですか!!そ、そんなことないですよ!!」

ちひろ「えー…本当…?ちょっと口元緩んでましたけどー?」

幸子「そ、そんなことないですー!!そ、それで、この次はなんですか…次を聴かせてください…!」

ちひろ「あらあら…さっきはあんなに引いてたのに…もう虜になっちゃったんですねー…?」

幸子「ち、違いますよ!!とりあえずひと通り聴いておこうかなって思っただけです!」

ちひろ「はいはい〜。じゃあ次は…Pさんがさりげなく缶コーヒーを差し入れしてくれた時のやつを…♪」

P『……はい、どうぞ』

ちひろ『えっ……い、いいんですか?』

P『はい…。いつもお世話になってますから』

ちひろ『あ、ありがとうございます…』

P『そのコーヒー…』

ちひろ『…はい…?』

P『俺が一番好きなコーヒーなんです』

幸子「あまーーーーーーーい!!!」

ちひろ「えぇっ!?」

幸子「な、なんですかこの…この…甘々な感じは!!!羨ましいですよ!!!普段こんな会話してるんですか!?」

ちひろ「ふっ……これが録音の破壊力なんです…」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 01:30:39.90 f5du4S/o0
幸子「ぐぬぬぬ…」

ちひろ「本当にこの時は何気なく会話していたんですよ?でも、これを録音して…改めて後で聴くと……うっとりしちゃうんですよね……なんて言うんですかね…思い出が美化される感じになるんです…あの声のせいで……♪」

幸子「うううううっ…………ボクも…」

ちひろ「……?」

幸子「ボクも欲しいですーー!!!」

ちひろ「あらあらあらあら〜♪」

幸子「あ、あなどってましたよ…正直…。Pさんの声をこうして聴くと…本当に、挨拶だけでもちょっとドキってしちゃいますし…」

ちひろ「うんうんうんうん…」

幸子「……ボクもこれ欲しいです…」

ちひろ「…さすが幸子ちゃん…私が見込んだだけはありますね…。そこで特別に……幸子ちゃんにはこれをあげますね」

幸子「…な、なんですか……このCDは…?」

ちひろ「これは…Pさんのおはようからおやすみまでの何気ない一言を集めたCDなんです…!」

幸子「ほ、ほぅ……」

ちひろ「……幸子ちゃんも…ぜひ…オーディオプレーヤーに入れて楽しんでみてくださいね…♪」

幸子「あ、ありがとうございますっっ!!家に帰ったら早速聴いてみますね!!!」

ちひろ「それを聴いて…声フェチレベルを上げたら…今度は
一緒にPさんの声を録音しましょうね…♪」

幸子(声フェチレベル……?)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 01:53:38.87 f5du4S/o0
〜幸子の家〜

幸子「…さ、さて……もらったCDのデータはオーディオプレーヤーに入れましたし…さっそく…聴いてみますか…」ドキドキ

幸子「はっっ…!その前にっ!確か…部屋の鍵はしっかり閉めておくようにってちひろさんが言ってましたね…。理由は分かりませんが…閉めておきますか…」ガチャッ

幸子「気を取り直して……再生…」ポチッ

P『…おはようございます』

幸子「おおっ…」ドキッ

P『ふぁあ…っと…すみません…気を抜いて欠伸しちゃいました…』

幸子「あわわっ…Pさんの眠そうな声…良い…」ドキドキ

P『えっ……ワイシャツのボタン…かけ違えてる…?あっホントだ!!あ、あははっ…お恥ずかしい…』

幸子「はぅっ……かわいい…渋いのにかわいい…」ドキドキ

〜〜〜〜〜〜

幸子「はぁぁ…………堪能しました…」ニヤニヤ

幸子「最高のCDでしたね……」

幸子「あ、あぁ…もう顔がニヤけちゃって…も、戻らないです……。なるほど…確かにこんなところパパやママに見られるわけにはいきませんよね…鍵はかけておかないとだめですね…」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 02:06:58.30 f5du4S/o0
〜次の日〜

幸子「ち、ちひろさんちひろさん…」

ちひろ「あ、幸子ちゃんっ!どうでした?あのCD…」

幸子「……最高でした…!!もう…最初から最後までドキドキしながら聴いてました…!」

ちひろ「あぁっ!さすが幸子ちゃんっ!分かってる…!!」

幸子「ボクの中に眠っていた何かを…ちひろさんに掘り起こされてしまいましたよ…」

ちひろ「ふっ……これからも一緒に…声フェチ道…極めましょうね!」

幸子「は、はい!!(声フェチ道…?)」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 02:13:13.92 f5du4S/o0
幸子「そ、それで…その……Pさんの声の…録音の事なんですけどぉ…」モジモジ

ちひろ「ふっ…幸子ちゃんの声フェチレベルならもうそのステップに上がっても良さそうですね……!じゃあ幸子ちゃん…!今日から録音…やってみましょう!」

幸子「は、はい!」

ちひろ「特別に…前に私が使っていたボイスレコーダーを貸してあげますね!」

幸子「あ、ありがとうございます!」

ちひろ「これで……たくさん録音しましょうね…♪」

幸子「は、はいっ!!」

P(なんだか話が盛り上がってるみたいだ…。ちひろさんと幸子って……あんなに仲良かったっけ…)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 03:47:25.31 f5du4S/o0
幸子「フフーン♪フフフーン♪」

P「今日は…上機嫌だな…?」

幸子「ええ…♪…昨日、ちひろさんに凄くいいCDを貰いまして…♪」

P「ほぉ…そうなのか…。そんなに良かったのか…。今度俺にも聴かせてくれよ」

幸子「それはダメです!!!」

P「ええっ!?な、なんで!?」

幸子「……女性用なので…」

P「CDに女性用も男性用もあるかよ……」

幸子「ダメなものはダメなんです…!」

P「えぇー……。ったくぅ…ケチだな…」

幸子(はぁぁ…この会話…帰ったら聴いてみましょう…)ワクワク
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 13:27:42.92 He/nSRHTO
幸子「はぁ……今日もPさんの声…素敵ですね…」ドキドキ

幸子「こうしてイヤホンで聞いてると……なんだかPさんがそばで話してくれているような感覚になって…ドキドキします…♪」

幸子「…………こんな趣味…ちひろさん意外には言えませんね…自分で言うのもアレですが…完全に変態です…」

ラインッ!

幸子「…ん?あれ、ちひろさんからLINEがきてますね…」

ちひろ《ついに…最高のCDが出来上がりました。期待しててください》

幸子「えぇっ…!?い、一体何が……。最高のCDって…つまりそういうことですよね……?つ、次に事務所に行く時が楽しみすぎますね…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 18:25:48.77 Y2vz6V3A0
〜事務所〜

ちひろ「はぁ……ついに…ついに完成してしまったわ…」

幸子「ち、ちひろさん!!一体どんなCDを…」

ちひろ「幸子ちゃん…来たんですね…。ふっ…ふふっ…声フェチにとって最高のCD……。そう………添い寝ボイスCDです!!」

幸子「そ、添い寝ボイスCD!?」

ちひろ「Pさんに…お仕事として頼んでセリフを読んでもらいました…。眠れない夜に聴くと朝まで眠れなくなるCDです!!」

幸子「き、聴くと眠れなくなる添い寝ボイスCD…」

ちひろ「声フェチ仲間の幸子ちゃんには特別にタダであげますね!!」

幸子「ええぇっ!いいんですか!?(それなりにお金は必要かと思って万札用意してきたんですけど…)」

ちひろ「いいのっ!!この感動を共有したいからっ!このCDはね……夜寝る前に…ベッドの中で聴くとより効果がありますからね!もちろん部屋の鍵はしっかりしめて音漏れしないように…ね♪」

幸子「は、はいっっ…」ドキドキ

ちひろ「………音漏れしてなくても幸子ちゃんの声が部屋から漏れちゃうかもしれないから…それも気をつけてね…?」

幸子「は、はぃ…」///
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 01:48:08.61 1b6NTjbR0
〜幸子の家〜

幸子「つ、ついに添い寝ボイスを聴く時がきましたね…!!聴きたくてうずうずしていましたが…なんとか我慢しましたよ…」

幸子「と、とりあえずしっかり鍵をかけて…」ガチャッ

幸子「ベッドの中に入って……。よ、よし…あとは…た、楽しむだけですね…」ドキドキ

幸子「タイトルは…もしもシリーズ第1弾、もしもPさんがお兄ちゃんだったら…ですか…。な、なるほど兄妹っていう設定なんですね……」ワクワク

ポチッ

P『………ん?どうした…?こんな遅くに俺の部屋に来るなんて…』

P『そうか…眠れないのか……。よし、じゃあ久しぶりに一緒に寝るか…?』

P『ははっ…。何年ぶりだろうな…こうして一緒に寝るのは…。昔は毎日一緒に寝てたなんて…信じられないよな…』

幸子(あっあっあぁ…目を瞑って聴くと本当に横にPさんがいるみたい…)ドキドキ

P『……こうして近くで見ると…お前…案外かわいい顔してるんだな』

幸子(はぅっっっ…)キュンキュン
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 02:03:30.30 1b6NTjbR0
P『あははっ。ごめんごめん…。案外は余計だったな
…。悪かったて……ほら、頭撫でてやるから…機嫌直してくれよ…』

幸子(あぅ……ほ、ほんとに頭を撫でられているような感覚に……って何やってるんですかボク…無意識に自分で自分の頭を撫でてました……)


〜〜〜〜〜〜〜

P『………っと…もうこんな時間か…。悪いな…寝に来たのにこんな遅くまで話しに付き合わせちまって…』

幸子(いえいえいえいえ…最高でした…最高の時間でした…)ドキドキ

P『じゃ…そろそろ寝るか…』

幸子(ああっ…Pさんの顔がすぐ横にきてるのを感じますっっ)ドキドキ

P『………おやすみ』

幸子(っっっ…!!囁き声っっ…!!)キュンッ

幸子「……はぁ…はぁ…はぁ………こ、これは…ヤバイです…破壊力が高すぎます……こ、こんなの寝られるわけないじゃないですか………」

幸子「ううっ…は、鼻血が………とりあえず拭かないと…」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 02:00:13.42 N0hUgH2V0
幸子「………あぁ…外が明るくなってきました……。結局朝まで眠れませんでしたね…」

幸子「眠れなくなる添い寝ボイス…これからは次の日がおやすみじゃないと聴いちゃいけませんね…」

幸子「1週間に1回の楽しみだと思えばいいですね…♪」

〜事務所〜

幸子「………」ウトウト

P「おーーーい幸子…?」

幸子「ハッ!な、なんですか!?」

P「えらく眠そうだな…?大丈夫か…?」

幸子「は、はい……ちょっと……昨日はあんまり寝られなくて…」

P「そうなのか……何かあったのか…?」

幸子「そ、それは………と、特にないです……」

P「そうか……。何かあったら相談してくれよ…?」

幸子「は、はぃ…ありがとうございます…」

幸子(絶対言えない………)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 02:12:34.03 N0hUgH2V0
幸子「ち、ちひろさん!!あのCD…最高でしたっ!!!」

ちひろ「どう?興奮して眠れなくなったでしょう?」

幸子「はい……目を瞑る度にあの声を思い出して眠れなくなりました……。聴くのは1週間に1回だけにします…」

ちひろ「うん…。そうした方がいいですよ」

幸子「仕事に影響が出ないように…楽しみますね…」

ちひろ「………」

幸子「………どうしました…?」

ちひろ「………幸子ちゃんは……もう…大人…?」

幸子「えっ…それは…どういう…」

ちひろ「実はね………もう一つ…あるの…」

幸子「何が…ですか…?」

ちひろ「Pさんにセリフを読んでもらって…作成したCDが…もう一つあるの」

幸子「えぇっ…!?」

ちひろ「でも……ちょーっと…刺激的で…幸子ちゃんには早いかなーって思って渡してなかったんですけど……欲しい…?」

幸子「欲しいですっっ!!」

ちひろ「まあ……ですよね…?」

幸子「い、い、いくらですか!?」

ちひろ「い、いえいえ…お金は大丈夫なんですけど……。刺激的だから…気をつけてくださいね…?」

幸子「は、はい……」///

ちひろ「………夜寝る前に聴いたら…かなり捗ると思いますよ……♪」

幸子「な、な、な、何が捗るのかわかりませんけど夜寝る前に聴いてみますね…」///
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 03:27:49.87 N0hUgH2V0
〜幸子の家〜

幸子「……もしもシリーズ第2弾…もしもPさんが…幼なじみだったら…ですか…」ドキドキドキドキ

幸子「なぜかCDと一緒にマッサージ機を渡されました………。このCDとどう関係があるのかよく分からないのでとりあえず置いておきましょう…」

幸子「ちひろさんは…刺激的な内容と言っていましたが…どんな感じなんでしょうか…」ワクワク

幸子「早速…ベッドに入って聴いてみましょう…」ポチッ


P『よう、遊びに来たぜ…!ん?急に入ってくんなって…?今更何言ってんだよ』

P『ふっ…まったく…相変わらず物が散らかってるんだな…お前の部屋は』

P『仕方ねぇ。掃除の手伝いしてやるよ』

P『漫画やらゲームやら…ちゃんと元あった場所に片付けたらこんなに散らかることはないんだがなぁ…』

P『ん……?なんだ…ここだけは綺麗にしてるんだな……。え?宝物がしまってあるから…?ははっなるほどな』

P『どれ、お前の宝物ってのはどんなものなのか…見せてもらうことにするかな…。………これは……俺が昔に渡した…ラブレター…か…』

幸子(ラブレター…!?)ドキドキ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/09(火) 03:43:37.36 N0hUgH2V0
P『こんなもの大事にとっておいたのかよ……。それで……返事は……どうなんだ……?これを渡した時…お前は笑って…返事してくれなかったが…』

P『あの時、言っただろ?……10年後……返事を聞きに行くって……。ふっ……。俺は…本気だったんだぜ…?そして今も…本気で……お前のことが好きなんだ…』

幸子(うわぁぁぁっっ…)///

P『どうなんだ……?』

幸子(……)ドキドキ

P『………決められない…か…』

幸子(あわわわ…Pさんが…近づいてきてるのを感じます…)

P『………それなら…今から俺に惚れさせてやるよ…』ドンッ

幸子(ふぇっ……!?ど、ドンって……か、壁ドンですかっっ…)ドキドキ

P『愛してる……』チュッ

幸子(っっっ!?み、耳元でっっ愛してる…ってっっ…し、しかも今っ…キス…しましたよね……!?や、やばいです…これはもう……)キュンキュンキュンキュン
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 22:20:19.53 yoSukMI70
P『…抵抗しないんだな……。いいのか…?』

幸子(……は、はぃ…いいです…)ドキドキ

P『こんなふうに………無理やりベッドに押し倒しても…か?』ドサッ

幸子(…!?べ、ベッド…!?えっえっ…もしかして…今から……へ、変なこと…始めるんですか…!?)ドキドキドキドキ

P『…ふっ……。そうか…じゃあ…………シようか…』

幸子(うわぁぁぁぁぁぁっ!!こ、これ以上は聴いちゃいけない気がぁぁぁ…で、でも……ここで止めるなんて………無理…です…)

P『……カワイイ下着…履いてるんだな……。今日…俺が来ること…意識してくれてた…ってことか…?』

幸子「そ、そういうわけじゃ……み、見ないでください…恥ずかしいですよ……」ドキドキ

P『ふっ…見ないでくれって……そう言いつつあんまり隠そうとしてないじゃないか……。むしろ…触って欲しそうに見えるが…?』

幸子「ちょ、ちょっとPさんっどこ触ってるんですかっっ…や、やだ…だめですよ……」ドキドキドキドキ


幸子のパパ(えっ…………P…さん……?)

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 22:33:26.13 yoSukMI70
幸子のパパ「ま、ママ!!ママ!!」

幸子のママ「はいはい、どうしたの?」

幸子のパパ「い、今っ!幸子がっ!!部屋で!!事務所のPに襲われてる!!!」

幸子のママ「……はぁ…?」

幸子のパパ「さ、さっき部屋で!幸子が……Pさんやめて…って言ってたんだ!!」

幸子のママ「何かの聞き間違いじゃないの…?Pさんなんて…家に来てないわよ…?電話でもしてたんじゃないの…?」

幸子のパパ「そ、それは…そうかもしれないけど……で、でも!ギシギシ聞こえたんだ!!」

幸子のママ「……聞き間違いだとは思うけど…見に行きましょうか……」

幸子のパパ「包丁を…包丁を持っていこう…」

幸子のママ「…あなた…言っておきますけど、後でお説教ですからね…?」

幸子のパパ「…な、なんで!?」

幸子のママ「娘の部屋から聞こえてくる音に聞き耳立てて……あなた何してるの…!」

幸子のパパ「ち、違うんだ…俺は…カワイイ幸子が部屋で何をしているのか気になってしまって…つい…幸子の部屋のドアにへばりついてしまうだけで…」

幸子のママ「はいはい」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 22:40:59.39 yoSukMI70
幸子のパパ「………ほら、ママ…耳をすまして…」

幸子のママ「……………」

幸子のパパ「……………」

幸子のママ「………何も…聞こえないわよ…」

幸子のパパ「…………あれ…」

幸子のママ「……………幻聴じゃないの…?」

幸子のパパ「そ、そんなわけが…」

幸子のママ「……………」

幸子のパパ「うぅ………は、入ってみよう!!」

幸子のママ「……中に入ってあなたに暴れられたら幸子も迷惑よ…やめておきましょう」

幸子のパパ「えええっ…そんなぁ……」

幸子のママ「さて……じゃあ、今からお説教タイムよ…」

幸子のパパ「ええぇっっ……」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/13(土) 22:46:18.50 yoSukMI70
幸子「………………」

幸子「………………」

幸子「………ふぅ…」

幸子「……このCDがいけないんです……。あんな声であんなことされたら………そりゃあ…」

幸子「……ちひろさん…ありがとうございます…」

幸子「………もうこんな時間ですか…そろそろ寝ないと…」

幸子(……もしかしてボク…途中から…声……出しちゃってたり……しましたかね…?聞かれてないといいんですけど…)

幸子「………………寝る前に下着変えておきましょう…」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 00:06:38.39 VbmGFQSv0
〜事務所〜

幸子「ち、ちひろさん…」

ちひろ「あ、幸子ちゃん!どうでした…?あのCD?」

幸子「……良かったです!」

ちひろ「…捗ったでしょう?」

幸子「………」///

ちひろ「あらあら…♪」

幸子「……ま、また…新しいの入ったら…お願いしますね…!」

ちひろ「任せてくださいっ!またお仕事としてPさんにお願いしときますから!」

幸子「た、楽しみにしてます!」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 00:22:15.18 VbmGFQSv0
幸子(うう……昨日夜遅くまで楽しんでしまったせいか……なんだか頭がぼーっとしますね…やっぱり睡眠はちゃんととらないといけませんね…)

幸子(それに……なんだか…ちょっと寒気も…)プルプル

P「…どうした…?なんだか…顔色が悪いぞ…?」

幸子「だ、大丈夫です……」プルプル

P「ほんとか……?体も震えてるじゃないか…寒いのか…?」

幸子「……は、はい…なんだか今日は冷えますね…」

P「……室内は暖房が効いて少し暑いくらいなんだが…ちょっとこっち来て…熱測ってみろ…」

幸子「は、はい……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P「…37.8℃……風邪っぽいな…。よし、今日は帰るんだ」

幸子「う、うぅ……はい…すみません…」

P「……って言っても一人じゃ帰れないよな……送ってやるよ」

幸子「そ、そんな!悪いですよ…」

P「フラフラの状態で一人で帰れなんて言えないよ…」

幸子「す、すみ…ませ…」フラッ

P「おおっと……!危ない…」ガシッ

幸子「あ、ありが……っ!(Pさんの顔がっ…ち、近い…)」

P『大丈夫か……?気をつけろよ…?』

幸子(ああぁっ……耳元で…そんな…)キュンッ

P「お、おい大丈夫か!?なんかさっきより顔が火照って…熱あがってないか!?」

幸子「あ、あぁっ…大丈夫です…大丈夫ですよ!」

P「…よし、じゃあとりあえずソファで座って待っててくれ…準備してくるから…」

幸子「は、はい……」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 00:30:49.60 VbmGFQSv0
P「すまんすまん。待たせたな。準備OKだ。さ、帰ろう」

幸子「は、はい…」

P「………家に帰ったら薬飲んでちゃんと寝るんだぞ?」

幸子「はい……」

P「…無理に勉強とかするなよ…?」

幸子「さ、さすがにしませんよ…」

P「そうか………。幸子は頑張り屋だからな…。きっと頑張りすぎたんだ…。なんだか無理させてしまってたみたいだな…。悪かったな…」

幸子「い、いえそんな!!!Pさんのせいじゃないですよ!」

P「…………」

幸子(……なんだかPさんに申し訳ないですね……。でも昨日楽しんでたせいで体調を崩したなんて言えませんし…)

P(今度…何か美味しいものでも買ってあげよう…)
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 00:50:54.93 VbmGFQSv0
〜幸子の家〜

P「よし、ついたな…。じゃあ俺はご両親に挨拶して帰ることにするよ」

幸子「いえいえそんな…せっかくなので上がっていってください…。ここまで来ていただいてすぐ帰すなんて…申し訳ないですよ…」

P「いやそんな気にする事は…」

幸子「気にしますよ…!さあさあ!上がってコーヒーでも飲んでいってください…」

P「そ、そうか…?じゃあ……」

ガチャッ

幸子「ただいま…」

幸子パパ「おかえり…ってどうした…!?今日はお仕事で事務所に行ったんじゃ…」

幸子「…ちょっと…熱を出しちゃいまして…。Pさんに送ってもらいました…」

幸子パパ「……P…さん…?」

P「ど、どうも………お初にお目にかかります…幸子さんのPをさせていただいている者です…」

幸子パパ「…貴様…」

P「……えっ…」

幸子パパ「貴様よくものこのこと俺の前に顔を出せたものだな!?」

P「えぇーっ!?どうされたんですか!?」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/25(木) 01:01:23.67 VbmGFQSv0
幸子パパ(こいつ……幸子が熱を出したからとかなんとか言って…幸子の部屋に入り込んで幸子を襲うつもりだな!?なんて大胆不敵な野郎だ…!やはりアイドル事務所のPなんて変態ばかりだ!!!信用ならん!!)

幸子パパ「帰れ!!!貴様に娘はやらんぞ!!」

P「何の話ですか!!??」

幸子パパ「貴様幸子を襲うつもりだろう!?」

P「ほんとに何の話ですか!?」

幸子パパ「熱を出したとかなんとか言っているが……貴様が変な薬を娘に飲ませたんじゃないのか!?」

幸子ママ「いい加減にしなさい!!!」バシッ

幸子パパ「ウッ……」

幸子ママ「わざわざ家まで娘を送ってくださったのに……。失礼しましたPさん……」

P「い、いえいえ………」

幸子「パパは…何を言っているんですか……」

幸子ママ「…後で叱っておくから…」

P「えっとその……では…これで私は…」

幸子「えぇっ…帰っちゃうんですか…?」

P「い、いやだって……」

幸子ママ「そんな申し訳ないですよ…。上がってゆっくりしていってください…!」

幸子パパ「帰れ!!!」

幸子&幸子ママ「パパは黙ってて!!」パンッッ

幸子パパ「ウゥッ……キモチイイ…」

P「え、えっとはい……では…お言葉に甘えて…」

幸子ママ「この人は部屋に縛り付けておきますので…」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 03:43:46.15 B/h4OFNt0
幸子ママ「わざわざ家までついてきてくださってありがとうございます…」

P「いえいえ…。幸子さんの熱はアイドル活動を頑張りすぎたせいかもしれませんし……」

幸子ママ「そんなことはないですよ…。あ、幸子さんなんて…幸子でいいですからね…。娘が自己管理出来ていなかっただけなので…」

P「いえ…結構無茶な仕事もさせてしまっていたので一概にそうは言えないですよ……」

幸子ママ「ところで…娘とはどこまでいっているんですか?」

P「何を言っているんですか?」

幸子ママ「前から少し気になっていたんです。時々、娘の部屋の中から娘とPさんが電話?しているような声が聞こえるので…」

P「で、電話ですか?いえ…夜に電話なんてしたことないですが………」

幸子ママ「あら……?そうだったんですか……?プライペートの時間に愛を語り合っているのかと思っていたのですが…」

P「な、な、何言ってるんですか…!」

幸子ママ「私は………娘とPさんが付き合うことには賛成なんですよ…?さすがに今すぐ結婚というのには…反対ですけど……」

P「できる歳じゃないですしね!?」

幸子ママ「…てっきり電話しているのかと思ってたんですが…違ったんですね…」

P「は、はぁ…。…少し気になりますね…。もしかしたら何か悩みがある可能性もありますし…。少し幸子の部屋に行ってその件について聞いてきますね…?」

幸子ママ「…お願いしますね…。家族の者だと…なかなかそういうことは聞きづらくて…」

P「任せてくださいっ」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/29(月) 02:45:22.36 qJbq6YpD0
P「おーい幸子……。俺だけど…入ってもいいかー?」

幸子「Pさん…?え、えっと…ちょっと待ってくださいね!!」

P「お、おう…」

幸子(ええええっ…Pさん…部屋に来るんですか!?寝るためにパジャマに着替えちゃいましたよ……と、とりあえずなにか適当に部屋着に着替えないと…)

P「………(な、なんか…冷静に考えたら緊張してきたな…幸子の部屋か…どんな感じなんだろうか……女の子!って感じの部屋なんだろうか…)」

幸子「は、はい……大丈夫ですよ…どうぞ…入ってください…」

P「お、おぅ…。おじゃまします…」ガチャッ

幸子「ど、どうも……ま、まさか部屋に来るとは思ってませんでしたよ…」

P「い、いやぁ…帰る前に一言挨拶を…と思ってな…」

幸子「そ、そうでしたか…わざわざありがとうございます…」

P「………(どうしようか…何か悩みがあるのか…?なんて急に聞けないしな…どう切り出すか…)」

幸子「………(うう…なんだか変に緊張しますね…Pさんが来るって分かってたらもう少し部屋を片付けたのに…)」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/29(月) 03:00:20.89 qJbq6YpD0
P「た、体調は大丈夫か……?」

幸子「え、あ、はい…。多分1日寝たら治ります!」

P「そ、そうか…ならよかった…」

幸子「迷惑かけちゃってすみません…」

P「い、いや!気にしないでくれ!!」

幸子「………」

P「………(ちょっと気まずいな……何か話題を……ん?オーディオプレイヤーか…ベッドの上にあるってことは…寝る時に音楽を聴いて寝てるんだな…)」

幸子「どうしました…?」

P「え、あぁ…。オーディオプレイヤーが置いてあるのが気になってな…。幸子は寝る時に何か曲を聴いて寝るのか…?」

幸子「えっ……………あっ…」

幸子(あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ま、ま、まずいですよ……この流れは…下手したら…ボクがPさんの声を聞いて楽しんでいることがバレてしまううぅ…!な、なんとかさり気なくオーディオプレイヤーを隠さないと…)

P「ど、どうした?顔色悪くなってないか!?」

幸子「え、い、いやそんなことは!!そ、そうですねーー!寝る前に好きな曲を聴いたりしますーー!」

P「ほぉーそうなのか。落ち着く曲とか聴いたりするとよく眠れるよなー」

幸子「Pさんも聴いて寝たりするんですねーーー…(さ、さりげなーく取って…ポケットにしまいましょう…)」

P「おう。仕事のことで頭いっぱいでなかなか寝れなくてなー。曲を聴いて頭の中リセットするんだよ。(お、オーディオプレイヤー取ろうとしてる…ってことはあれだな。中に入ってる曲を見せてくれるやつだな)」

幸子(こっそりとって……ポケットに……って…えっ…なんで手を伸ばしてきてるんですか…)

P(どんな曲入ってるんだろう…)

幸子(も、もしかしてPさん……どんな曲が入ってるか見ようとしてる!?)

P「…見せて」

幸子「な、な………何見ようとしてるんですか!!!」

P「えぇー!?」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/29(月) 03:05:19.97 qJbq6YpD0
幸子「見せませんよ!」

P「なんで!?いやいいじゃないか!どんな曲が入ってるかくらい!見せてくれても!」

幸子「へ、変態!」

P「変態!?!?」

幸子「と、とにかく見せませんから!」

P「えぇ……」

幸子(ふ、ふぅ…なんとかパワープレイで隠し通せましたね…)

P「理不尽だ…」

幸子パパ「何を言うか!!この変態が!!」

幸子「パパ!?」

P「お、おとうさん!?」

幸子パパ「貴様におとうさんなんて呼ばれたくないわ!幸子さんのおとうさんと呼べ!」

P(めんどくせぇ!!!)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/29(月) 03:27:47.67 qJbq6YpD0
幸子パパ「俺は知ってるんだぞ!!夜な夜な娘の部屋に忍び込んで娘を襲っていたことを!!」

P「何言ってるんですか!?」

幸子パパ「俺は聞いたんだ!!!娘が…娘が…『あぁっ…やだ…Pさん…そんなとこ見ちゃ……だめ…あぁっあっあっ…』と苦しそうに叫ぶ声を!」

幸子「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」/////

P「……………」/////

幸子パパ「見ろ!娘がトラウマを思い出したかのような顔をしている!」

P「いや思いだしたと言うか今トラウマになったのでは…」

幸子パパ「うるさい!訳の分からんことを…」

幸子「……バカ………パパのバカー!!!!!」

幸子パパ「えええぇー!!??」

幸子「もう出てって!!!!!」バシッ

幸子パパ「そ、そんなぁぁぁ!!!」

幸子「………はぁ…はぁ…」ガチャッ

P「……………」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 21:31:21.24 fcNsNBNu0
P「……………」

幸子「……………」///

P「その、なんだ……えーっと…話を変えよう」

幸子「…………」

P「さっき幸子のお母さんが言っていたんだが、どうやらお母さんは、俺と幸子が夜中に電話をしていると思っていたらしいんだ。幸子が俺と電話しているような声を聞いたとかなんとか…何のことか心当たりあるか?」

幸子「………それ、話変わってないですよね…」

P「えっ…」

幸子「…………」

P「…………えっと…状況が良く分からないんだが…」

幸子「…………もう死ぬしかない…」

P「えええっ!?お、おおぉ落ち着け幸子!!!」ガシッ

幸子(Pさんの声を聴いてシていたことが家族全員にバレて…その上Pさん本人にもバレて…)

幸子「もう生きていけないです…」

P「ちょ、ちょっと待てって!!どういう事なのか説明してくれっ!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 21:44:51.27 fcNsNBNu0
P「…………」

幸子「……と、いうことなんです…」

P「……な、なるほど…な…あのCDを聴いて……楽しんでいたというわけか…」

幸子「こ、これは…どういう羞恥プレイなんですか……もう恥ずかしすぎて火が出そうです…そのまま燃え死にたいです…」

P「む、むぅ…なんかその…すみません……まさかそういうことだったとは……(まさかアレを幸子が聴いていたとは…)」

幸子「……ボクはどうすれば…」

P「え、えーーっとだな…。このことを知ってるのは俺とちひろさんだけだ…。だから…大丈夫だ…何も死ぬ事は無い!」

幸子「でもママやパパも…」

P「お母さんもお父さんも、幸子がそういうことをしていたってことはハッキリは知らないわけだから、何とかごまかせるさ!!」

幸子「………そうでしょうか…」

P「俺からも、適当に言って誤魔化しとくから…な?」

幸子「……はぃ…」

P(こんなにも弱々しい幸子を見たのは初めてだ…)
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 21:55:37.22 fcNsNBNu0
P「で、えーっと…その…」

幸子「………」

P「まあ………そういうことは………ほどほどに…な」///

幸子「……………あぁぁぁ耐えられないですっっ誰かボクを殺してっ!!」

P「お、落ち着けって!!」

幸子「そういう反応に耐えられないんですよぉぉぉぉ!!事務所とかでボクの顔を見る度に『幸子…俺の声で…シてるんだよな…』とか絶対思うじゃないですかぁぁぁ!!もうそんな風に思われるのが耐えられないですぅぅ!女としてもうダメですよぉぉお!!」

P「思わない思わない!!もう今日のこと忘れるから!!」

幸子「忘れるはずないですよこんなこと!!」

P「よ、よし分かった!!!」

幸子「……なんですか…」

P「……幸子のオカズを知ってしまったんだ…俺も普段何をオカズにしてるのか教えよう…これでどうだ?」

幸子「いやもうオカズとか…女の子としてもう…そういうの…」

P「まあまあまあまあ…来るとこまで来たんだ…ここは腹を割って話そうじゃないか」

幸子「……はぁ…。でも…Pさんの…知ったところで…男性のソレと女性のソレでは…また話が違いますよ…」

P「だとしても、一方的に知られているのとお互いが知ってるのでは気持ち的に違うだろ?」

幸子「………まあ…そりゃあ…」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:19:14.14 fcNsNBNu0
P「俺が何で興奮しているかと言うとな……」

幸子「………」///

P「………幸子のスク水姿」

幸子「えっ………」

P「……エロいなーって思って…」

幸子「…………気持ち悪い…」

P「おぉい!?」

幸子「あっ……す、すみません……。Pさんって…ロリコン…だったんですね………」

P「うむ…」

幸子「うむって……。っていうことは…お互いがお互いで………その…えっと…」///

P「お互いオカズにしてシコってたんだね」

幸子「ハッキリ言わないでください!!!」///

P「まあ、皆何かしらで夜中に楽しんでるわけだし…。そんなに気にすることないぞ」

幸子「………」

P「じゃあ、俺はそろそろ行くわ」

幸子「……はい…」

P「お大事に」

幸子「……ありがとうございます…」

P「………あ、そう言えば」

幸子「はい?」

P「CDは新作出たら聴くのか?」

幸子「帰ってください!!!」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:27:01.07 fcNsNBNu0
P「ふぅ……。まさか…幸子がな……。あれ聴いてるのちひろさんだけだと思ってたんだが…。幸子以外の子にも聴かせてないだろうなぁあの人…」

P「あのCDそんなにいいかぁ?自分じゃ分からんな…」

幸子ママ「あ、Pさん…どうでした?」

P「えっ…あぁ…。えっと…話を聞いてみたところ…ちょっと仕事のことで悩みがあったみたいで…。なかなか俺に直接言えなくて…困ってたみたいです。今日、詳しく聞けたのでもう大丈夫です」

幸子ママ「そうだったんですね……。ありがとうございます…!」

P「あ、いえいえこちらこそっ!助かりました」

幸子ママ「もう、お帰りですか?」

P「はい。あまり長居してもあれですから」

幸子ママ「そうですか…。本当にわざわざありがとうございました。次見える時までに、主人はしっかりしつけておきますので」

P「し、しつけって…(犬みたい…)」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:41:30.20 fcNsNBNu0
幸子「はぁ…………」

幸子「バレちゃうなんて……最悪です…」

幸子「もうCDなんか聴くのやめますかね…」

幸子「……………無理ですよね…」

幸子「………あんな事があったのに…さっきのPさんの声……録音しちゃってましたし…」

幸子「………もうこの際です…開き直っちゃえばいいんですよ!!Pさんの声聞いて楽しんでますよ!!ボクは!!」

幸子「……………そう言えばPさん…ボクのスク水姿で…楽しんでるって言ってましたね…」

幸子「………フフーン…ボクだけが夜中に興奮して眠れなくなるのは何だか癪ですし……。変態Pさんも眠れなくしてあげましょう…」

幸子「スク水に着替えて………自撮り写真を送り付けてあげますよ!!もうヤケですよ!!これでPさんも今晩は捗って眠れませんね!!!」パシャッ

幸子「ふっふっふ……。もっときわどい方がいいですかね…」パシャッ

幸子「フフーン…。これを見てPさんが…………。あ、あれ…なんだか……撮ってるボクも…興奮してきましたね…」ドキドキ

▼幸子は新たな性癖にめざめてしまった!

〜おわり〜
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:45:00.41 fcNsNBNu0
〜P宅〜

P「お、幸子からメールだ。なになに…『これでPさんも今晩は眠れないですよ』…?どういう事だ?どうやら写真がついているみたいだが…」

P「……おっほほほ!!マジで!?いいんすか!?幸子のやつ…開き直ったな…」

P「それではありがたく……。ウッ…」

P「………よし、寝るか」

P「zzZ」

〜ハッピーエンド〜
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:48:08.83 fcNsNBNu0
予定よりちょっとエロ要素が多くなってしまいました…

ここまで読んでくださってありがとうございました!

白菊ほたる「幸せの白いふわふわ」

2 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:30:59.46 31Gu9RNoO
フレデリカ「うーん? いないなー、どこかなー? ここかな? あープリン発見!」

ガチャ

ほたる「おはようございます」

フレデリカ「ほたるちゃん! おはぼんじゅーる〜♪ わーお、その帽子可愛いねー、新しいやつ?」

ほたる「いえ、前から使ってるものですけど……ありがとうございます」

フレデリカ「あれー、そうだっけ? ねぇねぇところでほたるちゃん今から予定ある? 一緒に探すの手伝ってくれない?」

ほたる「探し物ですか……? いいですよ、何を探してるんですか?」

フレデリカ「えっとねー、白くてフワフワで幸せになるやつ! なんて言ったっけなー、ソフラン?」

ほたる「柔軟剤……?」
3 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:32:55.95 31Gu9RNoO
ガチャ

朋「フレちゃーん、見つかったー? あ、ほたるちゃん、おはよう!」

ほたる「おはようございます、朋さん」

フレデリカ「まだ見つかってないからほたるちゃんにもお手伝いお願いしてたところ〜 あ、プリンなら見つけたけど、朋ちゃん食べる?」

朋「それあたしのプリン! ちゃんと名前書いてあるでしょ! まったくもー、大体どこ探してるのよ。冷蔵庫なんかに入ってるわけないじゃない」

フレデリカ「いやー、わかんないよー? 今日のアタシのラッキーアイテム冷蔵庫だし!」

朋「え、そうなの!?」

フレデリカ「たぶん!」

朋「もう!」
4 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:35:04.38 31Gu9RNoO
ほたる「あ、あの……朋さん、なんで虫取り網持ってるんですか……?」

朋「ん? さっきは逃げられちゃったからね、今度こそ確実に捕まえられるようにと思って!」

ほたる「逃げられ……あ、あれ? 柔軟剤を探してるんじゃないんですか……?」

朋「柔軟剤? 違うけど……え、なんで?」

ほたる「フレデリカさんがさっきそう……」

朋「ほたるちゃんになんて説明したのよ」

フレデリカ「白くてフワフワで幸せのソフランを探してます!」

朋「柔軟剤ね」
5 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:38:23.23 31Gu9RNoO
ほたる「違うんですか……?」

朋「白くてふわふわで幸せまでは合ってるんだけどね。正確には幸せを運んでくる、だけど。あたしが探してるのはケサランパサランよ」

フレデリカ「そーそー!ケセラン!」

ほたる「ケサランパサラン……ってなんですか? 虫さんなんですか……?」

朋「あれ、聞いたことない? うーん、正体は植物の綿毛だとか動物の毛がまとまったやつだとかいろんな説があるみたいだけど……そうね、分かりやすく言うと幸運を運んでくる妖精みたいなものね」

ほたる「幸運を運んでくる妖精……!」

朋「そう! それがさっきふわふわ飛んでてね! あれはケサランパサランに違いないわって捕まえようとしたんだけど、高いところに行っちゃって手が届かなくて……何かないかなって探してるうちに見失っちゃったのよ」

フレデリカ「でー、そこにアタシが通りがかって一緒に探すことになったの! ケセランのおかげでフレちゃん早速プリンを見つけられて超ラッキー♪」

朋「だからそれあたしのだってば! 食べちゃダメよ? それより今はケサランパサランよ。この部屋にはいなかったのね?」
6 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:40:32.79 31Gu9RNoO
フレデリカ「うん、空飛ぶフワフワはいなかったよー」

ほたる「あの、その妖精さんって具体的にはどんな見た目なんですか……? 大きさとか……」

朋「見た目は、そうね、ちょうどほたるちゃんの帽子のポンポンみたいな感じよ。大きさもそのくらい」

ほたる「え?ポンポン……?」

フワッ

朋「!!」

フレデリカ「!! ばかもーん! そいつがルパサランだー! ケセランパサラーン♪チャッチャラッチャー」

朋「くっ……! 完璧な変装だったわ、全く気付かなかった……!」チャーチャーチャー

ほたる「い、いつから……!?わ、わっ、……!」チャッチャラッチャー

フレデリカ「チャーチャラッチャー」

朋「フレちゃん歌ってないで!!」

フレデリカ「怒られたー♪ でもこの子、全然逃げないねー」

朋「そうね、って言うか……」
7 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:42:33.41 31Gu9RNoO
ほたる「わぷっ……! ひゃ……くすぐった、はぷっ……!」フワッ フワッ

朋「なんかほたるちゃんにめちゃくちゃくっついてるわね」

フレデリカ「懐いてるねー、甘えてる時のわんこみたい♪」

朋「やっぱり生き物なのかしら……ほたるちゃんどう? 何か運気が上がってる感じする?」

ほたる「え、わ、えっと……よくわからない、です……」フワフワ

朋「まぁそうよね」
8 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:45:11.85 31Gu9RNoO
フレデリカ「ねぇねぇ、この子って飼えるのかなー? 飼う? 飼っちゃう? 何食べるんだろ? あ、プリンあるよ♪」

朋「育てるにはたしか穴の開いた箱に入れて、おしろいの粉をあげれば良かったはずだけど」

ガチャ

海「おはよー」
聖來「おはよーございまーす!」

フレデリカ「おかーさんこの子飼ってもいい!?」

海「誰がオカンか。何? 猫でも拾って……なにそれ?」

聖來「ポンポン? みたいだけど、動いてるね。動物なの?」
9 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:51:15.60 31Gu9RNoO
ほたる「えっと……ケサランパサラン?って言って、幸せを運んできてくれる妖精さんみたいです」

聖來「ケサランパサラン! 聞いたことある! へーこれがそうなんだ!」

海「朋がそいつで捕まえてきたのかい?」

朋「元々はあたしが見つけて探してたんだけど、気付いたらほたるちゃんの帽子に変装してくっついてたのよ」

海「よくわからないけど……これって前に朋が言ってた幸せを運んでくるっていうやつだよね。良かったじゃないか、ほたる」

ほたる「はい……! でもわぷっ……さっきから顔の回りから離れてくれなくてックシュン」フワコショ

聖來「あはは! 甘えてるときのわんこみたい!」
10 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:52:22.56 31Gu9RNoO
フレデリカ「そういえばほたるちゃん、ずっと帽子にケセラン付いてたんだよね。ここに来るまでになにかいつもより運が良いことあった?」

ほたる「え……あ、そういえば、さっき自販機でお茶を買うときに千円札が1回で入りました……!」

聖來「ほたるちゃんらしいエピソードだ」

海「逆に信憑性が上がるね」

朋「あたしもあやかりたい……! ね、ほたるちゃん! あたしにも触らせて!」

フレデリカ「アタシもー!」
11 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:56:55.78 31Gu9RNoO
ほたる「は、はい……どうぞ」

朋「やった! わっ、ふわふわ……フフ、運気がグングン上がってる気がするわ!」フワフワ

フレデリカ「はいはい次アタシー♪ わーお☆ほんとにフワフワだねー、柔軟剤使った? さすがソフランちゃん♪」フワッフワ

海「パサランだよ。で、飼うって言ってのはこれのことかい? 事務所で飼うの? そもそも飼えるものなのかい?」

朋「飼育方法自体は簡単そうなんだけど、事務所でっていうのはどうなんだろ。あんまり人目に付かない方が良いって読んだ気がするわ」

聖來「そうなの? ストレスになったりするのかな。事務所だといっぱい人が出入りするもんね」

海「そういうのとはなんか違う気もするけど……既にウチら5人に見られてるのはいいのかね」

朋「とりあえず、何か入れられそうな箱を探してこなきゃ」
12 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 17:59:05.86 31Gu9RNoO
フワッ

ほたる「あ、あれ、ケサランさん……?」

ゴッサマー!!!!

ほたる「きゃっ!」

朋「あー! 逃げた! フレちゃん!」

フレデリカ「まかせて! あーだめだセイラさんお願い!」

聖來「わっ! 早い、見た目に反してすごい勢いで飛んでるね……!」

海「でもこの部屋からは出られないんだから、朋! 落ち着いてその網で……」
13 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 18:01:52.24 31Gu9RNoO
コンコン、ガチャ

ちひろ「失礼しま……きゃっ!」ゴッサマー!!!!

朋「あーっ!!」

ちひろ「えっ、あの、私何かしちゃいました……? さっきのは一体……?」

聖來「あー、あはは……ちょっとタイミングが悪かったね。ケサランパサランを捕まえてたんだけど、ちょうど逃げ出したところでドアが、ね」

ちひろ「ケサランパサラン?」

ほたる「あの、きっと私のせいです……すみません……」

海「ほたるのせいじゃないよ。きっと狭いところに閉じ込められそうなのがイヤだっただけさ」

フレデリカ「ほたるちゃんにはすっごい懐いてたしね」
14 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 18:05:20.09 31Gu9RNoO
朋「うぅ、あたしのケサランパサラン……」

海「別に朋のではないだろ……」

ちひろ「あの、ごめんなさい……」

聖來「まぁまぁ、それよりちひろさん。何か用事があって来たんじゃないの?」

ちひろ「えぇ、プロデューサーさんから次のライブが決まったって連絡が来て、その詳細と新しい衣装のデザイン画を皆さんに早くお渡ししたくて来たんですが……本当にごめんなさい……」

朋「まぁ……うん、しょうがないわよ。それによく考えたら幸運を運んできてくれるものを無理やり閉じ込めておくのもなんか罰が当たりそうだしね……ちひろさんは悪くないわ」

フレデリカ「元気だして朋ちゃん? フレちゃんのプリン食べる?」

朋「あたしのだからね?」
15 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 18:09:08.56 31Gu9RNoO
聖來「ねぇねぇ、それよりその資料早く見せて見せて!」

ちひろ「はい、こちらになります。あの、お詫びと言ってはなんですが、今度ケーキでも差し入れしますね」

朋「ほんと!? ちひろさん大好き!!」

海「朋」

聖來「ふふっ、ケサランパサランは逃げちゃったけど、ちゃんと幸せを運んできてくれたんじゃない? ほらみんなで見よ!」

フレデリカ「フンフンフフーン♪ あっ、ほたるちゃんほらほら見てみてー! 今度の衣装フワフワですっごい可愛い!」

ほたる「わぁ……! 本当ですね、楽しみです♪」

ココノポンポン ケサランサンミタイデスネ
タイミングトイイ ホントニコウウンヲハコンデ キタッテカンジガスルネ
ネーネー パサランッテ マカロンニニテナイ? タベタクナッテキチャッター
ニテルカナ?
ア アタシ キョウノラッキーアイテム マカロンダッタカラモッテルワヨ
ホントー! サッスガトモチャンラッキーガールゥ!

……

おわり
16 :◆8rI.G6zKUs 2018/01/14(日) 18:10:34.92 31Gu9RNoO
以上になります。人選は趣味によるものです。
お付き合いいただきありがとうございました。

法子「正義の味方! レディ・ドーナツ♪」ピシ-

1 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:20:50.64 ozCtOO2y0
(事務所)

P「…」

法子「参上だよ♪」ピシ-

P「ゆかゆかのりこがそろったか…」

法子「どうしたの? オールドファッションを黙々と食べてるような顔して?」

P「ええい! 例えがわかりづらいわ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515939650
2 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:21:44.46 ozCtOO2y0
法子「それより、ほら困ったことがあったら私に何でも言ってね♪」

P「よしレディ・ドーナツ。美味しいおにぎりが食べたいな」

法子「オッケー。いまからドーナツ買ってくるね♪」

P「話を聞いていたのか!?」ガ-ン!!
3 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:23:04.75 ozCtOO2y0
(しばらくして)

法子「はい。ドーナツどうぞ♪」

P「おにぎりは?」

法子「ドーナツどうぞ♪」グイ-

P「…ありがとう」パクッ

法子「えへへ。新作出てたんだ〜♪」

5 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:24:17.26 ozCtOO2y0
P「美味いな」モグモグ

法子「ホント! じゃあ私も…♪」パクッ

法子「う〜ん…美味しいっ♪」モグモグ

P「それで。何の話だったんだ?」

法子「ゆかゆかの2人がプロデューサーに相談しに行って楽しそうだなーって、私も遊びに来たの♪」

P「仲良しだなー」
7 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:25:31.88 ozCtOO2y0
法子「えへへ〜。それでね、私はドーナツを使ってみんなの悩みを解決しようと思ってるんだよね♪」

P「お悩み解決ねぇ」

法子「ドーナツの力は偉大だからね」

P「ドーナツの力を過信しすぎてないかい?」

法子「私が信じないで誰がドーナツを信じてあげるのさ!」カッ!!

P「うわー、すっごく男前な顔だ」

法子「私はドーナツを信じる!」キラ-ン
8 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:26:18.07 ozCtOO2y0
P「…まあいいけど、俺も付いていくぞ。カロリー制限してる子には食べさせられないからな」

法子「えへへ、来てくれるんだ♪ ありがと♪」ニコ-

P「暇だしな! 行こうぜ!」ド-ン

法子「はーい♪」
9 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:27:02.93 ozCtOO2y0
(しばらくして)

法子「ドーはドーナツのド〜♪ レーはドーナツのレ〜♪ ミーはみーんなでドーナツ♪」

フンフンフン♪

P「ところでどこに向かってるんだ?」

法子「すぐわかるよ♪」

P「…」
10 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:28:18.71 ozCtOO2y0
コンコン

法子「こんにちはー♪」

P「ちょ。ここって」

カチャ

時子「アァン? 私のいる時間に休憩室に入ろうなんていい度胸をしてるじゃない」

P「」
11 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:29:26.71 ozCtOO2y0
法子「時子さん。ドーナツ持ってきたよ〜♪」

時子「…チッ。また貴女なの?」

法子「いまの時間、トレーニングがちょうど終わったところなんでしょ。カロリー摂ろうよ♪」グイ-

時子「…」

法子「ほらほら。美味しいよ♪」
12 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:30:46.79 ozCtOO2y0
時子「ハァ…わかったから寄越しなさい。後で食べるわよ」

法子「残さない?」

時子「ハッ! 馬鹿ね。私が建前の嘘をつくわけがないでしょう」

法子「嬉しいな〜♪ お腹空いたらいつでも言ってね。このレディ・ドーナツがいつでも参上するから♪」キラ-ン

時子「フン。間の抜けた名前ね」

法子「気に入ってるからいいの♪ それじゃあ、またね♪」
13 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:31:28.47 ozCtOO2y0
時子「待ちなさい」

法子「へ?」

時子「アァ…法子じゃないわ。さっきからドアの陰に隠れていたそこの豚よ」

P「ヒィーッ! バレてた!」ビクッ
14 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:32:04.94 ozCtOO2y0
時子「盗み聞きなんて随分といい根性しているじゃない。これは調教が必要のようね」

ピシッ...ピシッ...

P「ちょ」

時子「ククク…その怯えた表情…本当に惨めね♪」

P「」

時子「跪け」ピシィ!!

ブヒィィィィィィィッ!!
15 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:33:03.94 ozCtOO2y0
(しばらくして)

P「ぐぅぅぅっ…まさか初っ端から時子様のところへ行くとは思わなかった…」

法子「大丈夫? ほら、ドーナツ食べて元気出してよ」ノソッ

P「ありがとう。美味しいよ」モグモグ

法子「えへへ、フレンチクルーラーだよ♪」

P「ちょっと元気出てきた…けど、もう危険人物のところには行かないでほしいな」
16 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:33:40.52 ozCtOO2y0
法子「...危険人物?」キョトン

P「あ、駄目だ。この子ライオンも虎もイエネコも『猫』でひとくくりにしちゃうような子だ。相手に偏見を持たないとてもいい子だ」

法子「よくわかんないけど。ドーナツがあればみんな笑顔になるよ♪」

P「不思議な説得力があるなぁ」

法子「とにかくレッツゴー♪」

P「おー」
17 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:34:31.50 ozCtOO2y0
(しばらくして)

P「おや。ここは」

法子「へへっ♪ 行くよー」

コンコンコン
ドウゾ-
カチャ

法子「こんにちはー。レディ・ドーナツが差し入れにやってきました♪」

周子「お、法子ちゃん。今日もドーナツ持ってきてくれたんだ。やったね〜♪」

紗枝「おおきに。あら、プロデューサーはんも来てはったんやねー」

P「うっす。2人ともお疲れ様」
18 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:37:37.69 ozCtOO2y0
周子「おやおや。京女の裏の顔を覗きに来たの? ヤラシーなぁ♪」

P「お馬鹿。ただの付き添いだよ。それより、法子はいつもドーナツ差し入れに来てるの?」

法子「うん。紗枝ちゃんも周子ちゃんもドーナツあんまり食べたことないっていうから布教してたの」

P「教祖様直々の布教活動とは恐れ入った」
19 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:38:10.36 ozCtOO2y0
紗枝「最近は法子はんがよくどーなつを持ってきてくれはるから、すっかり馴染み深いもんになってもうたわぁ」アムアム

周子「うんうん。美味しいからついドーナツを食べ過ぎちゃうのがたまにキズだけどねー」アムアム

紗枝「あら、そないなこというて。周子はんは人一倍体重に気を使ってはるの知ってますえ〜♪」

周子「んふふ。何のことかいな♪」

キャッキャ♪
20 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:39:01.18 ozCtOO2y0
P「2人の仲睦まじいようで何よりだ。ところで聞きたいことがあるだけど」

紗枝「あら。どうしたん?」

周子「なになに?」

P「アレは何だい?」ピッ

芳乃「…♪」ガツガツガツ

P「ここは羽衣小町の楽屋だよね。どうして芳乃が当然のようにいるのかな?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/14(日) 23:39:27.82 ozCtOO2y0
芳乃「甘美なる導きによるものでしてー♪」モグモグ

P「周子。説明プリーズ」

周子「ほいきた。前にたまたま遊びに来てた芳乃ちゃんがドーナツを食べたらさ、アタシら以上に魅了されちゃったみたいなんだよね。それ以来、法子ちゃんが差し入れに来る時はここで待機するようになったわけ」

法子「ドーナツの輪が広がったんだね!」グッ!
22 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:40:01.06 ozCtOO2y0
芳乃「ふむー。やはり法子さんのどーなつのちょいすは格別でしてー♪」ガツガツガツ

P「芳乃、芳乃。『ハムスター』みたいにホッペにドーナツを詰め込まなくても誰も取らないよ。パンパンに膨れてアイドルにあるまじき顔になってるよ」

芳乃「♪」モグモグモグ

P「聞いちゃいねぇ…」

周子「ま、アタシらだけだとドーナツ余らせちゃうことが多いから。食べてもらえると助かるんだよね」

紗枝「せやなぁ。残してしまうんも罰当たりやしね」

芳乃「うぃんうぃんの関係、でしてー♪」ムシャ-
23 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:40:35.22 ozCtOO2y0
P「食べ物を大切にする心がけは素晴らしいと思うけど、そのペースで食べ続けると太るぞ芳乃」

芳乃「…いくら食べても膨らむ部分はありませぬので」プイ-

P「ごめん」

紗枝「…どーなつで膨らむならうちも食べとるわ」ムス-

P「思わぬ方へ被弾してしまった」
24 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:41:24.76 ozCtOO2y0
法子「何の話?」

周子「ドーナツは万能じゃないって話かな」ボイ-ン

法子「そ、そんなことないよ! ドーナツを食べればどんな願い事でも叶うんだよ!」カッ!!

紗枝「…法子はんは有望そうやね」ジト-

P「法子。これ以上は地雷を踏むからおいとましようか」ガシッ

テクテクテク...

法子「あ、ちょ。なんで〜?」ズリズリズリ
25 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:43:06.65 ozCtOO2y0
(その後、一日中歩き回り)

法子「ふぅ。色んな人にドーナツ配れたね♪」

P「みんなに配れるだけの量のドーナツをどこに隠し持っていたのか不思議でしょうがないよ」

法子「えへへ♪」モグモグ

P「って、また食べてるし! どこから取り出したんだ!?」
26 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:45:44.89 ozCtOO2y0
法子「はい。プロデューサーも♪」スッ

P「…」

パク...

P「美味いな」モグモグ

法子「当然!」

P「…法子と一緒にいると細かいことはどうでもよくなってくるなー」モグモグ
27 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:46:48.68 ozCtOO2y0
法子「やっぱりドーナツってすごいでしょ♪」

P「あー、うん。ドーナツ込みで法子がすごい」

法子「私?」

P「なんつーか。どんな相手でもノーガードにしちゃう感じ。北風と太陽の太陽みたいな」

法子「そう言われてもわかんないよ。ドーナツ食べよ♪」

P「そっかー」モグモグ

法子「うんうん。とりあえずドーナツ食べよ♪」

P「おー」

ムシャムシャムシャ...
パクパクパク...
28 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:47:40.03 ozCtOO2y0
(後日)

P「…」

有香「プロデューサーさん。最近、少し太りました?」

P「き、気のせいだろ?」ギクッ

有香「…」ジト-

P「…ごめん嘘。法子に勧められるがままにドーナツを食らっていたらこうなったんだ」

有香「なるほど…ですが大丈夫です!」カッ!

P「?」
29 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:48:42.60 ozCtOO2y0
P「?」

有香「私たちと共に運動をすれば良いのです!」カッ!

P「え、ちょっと。それは…」

有香「安心してください。トレーナーさんたちには話を通してありますから!」

P「はい?」

ルキトレ「通ってます! 地獄のトレーニングを始めましょうか♪」

有香「共に頑張りましょう!」グッ!!

P「」

イャァァァァァァァッ!!

【3週間でシェイプアップしました】

終わり
30 :◆hAKnaa5i0. 2018/01/14(日) 23:50:04.25 ozCtOO2y0
以上です
お読みいただきありがとうございました

ゆかゆかのりこのイベントがまたやらないものかと切に願っているこの頃です

【モバマスSS】 愛海「Pさん。何も言わずにこれをつけて」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:00:22.55 75RZElPb0

※モバマスSSです。知識が偏っております、短くはないです。嘘予告もあります

一応実体験を元に作成しておりますが、もし知識が違っても温かい目でみてください


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518080422
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:01:47.10 75RZElPb0

【事務所】

P「・・・・・・なにこれ?」

愛海「シリコン入りヌーブラととオイルパッドブラジャー」

P「・・・なんで?」

愛海「・・・Pさんはあたしに言いました。プロデューサーのお山ならさわっていいと」

P「・・・言ったね。その代わりに他の人は許可ない限り触るなとも言ったな」

愛海「あたしはそれに従ってきました。でも気づいたんです」

愛海「Pさんのお山をアタシ好みに改造すればいいんじゃない?って」

P「いや、その理屈はおかしい」

愛海「だって〜!この前も結局ホントの山登りだったもん!あたしはお山が触りたいの!」

P「いや!でもあれだ!その・・・なんだ!偽物だろうそのお山!いいのか!?」

愛海「いい!」

P「・・・言い切ったよこいつ」

P「というかさ」

愛海「うん」

P「そこにいるジャージ着てるやつの触ればいいんじゃね?」

比奈「・・・聞こえないふりしてたのに巻き込まないで欲しいっス」

P「ほら。俺よりもきっといいんじゃないかな?」

比奈「人を売らないで欲しいっスね。てゆーか原稿追い込み中なんで邪魔してほしくないっス」

愛海「アイドルは駄目って言ってたし!」

愛海「Pさんにはお山を体験してほしいってのもあるからそれは却下です!」

P「えぇ・・・」

愛海「あとPさんのお山に飛びつくとね!・・・なんか抱きしめられている気がして恥ずかしい」

P「あ、それは悪かったな。嫌だよなそりゃあ」

愛海「・・・だからお山をつくればいけるんじゃないかと思います!」

P「えぇ・・・」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:02:53.37 75RZElPb0


〜プロデューサー脱衣中〜


愛海「はいまずはこちら!脱いだPさん!」

P(上半身裸)「・・・はい。えっと・・・比奈、そんなチラチラみないでくれ。どうせなら普通に見ろ」

比奈「いや〜こうまじまじ見るのもはずかしいじゃないっスか〜?」

愛海「今回はお肉集める→シリコンヌーブラで固定し基礎を作り!」

愛海「普通パッドで補強→オイルパット入りブラでシルエットを作るというかたちをとります!」

P(上半身裸)「・・・めんどくさいなあ。すげえ手間だよ。世の女性たちはいつもこんなことしてんの?」

比奈「・・・いや、ここまでは多分してないでス。はい」

愛海「ちなみにPさんには周りの肉があまりないですが!胸筋があるのでそこを軸に攻めていきます!」

P(上半身裸)「・・・はい」

愛海「ここはバストをアンダーとの差を15センチアップさせまして!Cカップ目指します!」

比奈「おお、かなり盛るんスね」

愛海「今回用意したブラジャーがBをCにするやつなので!ガンガンいきますよ!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:03:58.38 75RZElPb0


〜プロデューサー加工中〜

愛海「まずは背中や脇のお肉を胸側に集めます!」

P(上半身裸)「お、おう結構グイグイいくんだな」

比奈「・・・傍からみるとすっごいやばい」

P(上半身裸・寄せ揚げ中)「言うな。冷静になるとやばいんだよ、JCにブラつけてもらうって相当だぞ?」

愛海「気にしない気にしない」

比奈「まあ、自分たちもスタイリストさんにやられたことあるっスからね」

P「「あ、そうなんだ」

比奈「バスト盛らなきゃいけない時だけでスよ?」

愛海「まあ後は服でもだいぶ変わります。真実の目を持つことが重要なのです」

P(上半身裸・寄せ揚げ済)「今やってることは嘘っぱちにも程があるがな」

愛海「さて、グイグイした状態でシリコン入りヌーブラ(ベージュ)をぺたり」

P(ヌーブラ着用)「聞こえないふりしやがって・・・帰りてえ」

比奈「この状態で帰ったらヤバイ人っスよ?」

愛海「そして!ヌーブラの下側にに普通のパッドを仕込んでボリュームを出し!」

比奈「おお・・・」

愛海「その上にオイルパッドブラ(レースリボン付き)を着せて出来上がり!」

P(Cカップブラ装着済)「おお・・・ちゃんと胸っぽくなってる。」

愛海「オイルパッドはなんといってもさわり心地がいいんだ!」

P(Cカップブラ装着済)「・・・確かに」

比奈「あの。揉みしだくのやめてもらっていいでスかね?」

P(Cカップブラ装着済)「いやまあ、せっかくだからさ。ね?」

比奈「まあ、しょうがないんっスかねこれは」

愛海「そらさわり心地は生にはかなわないけどつけ心地も悪くないでしょ?」

愛海「今回は通常パッドをヌーブラの下側にいれてオイルパッドの間に入れることにより!」

愛海「さわり心地を一番の重要ポイントにしました!」

P(Cカップブラ装着済)「・・・無駄な努力だ」

比奈「・・・ちょっとさわっていいっすか?」

P(Cカップブラ装着済)「おう。さわれさわれ、やったれやったれ」

比奈「・・・ふむ、やっぱりあれっすね。これ軽く触ったくらいじゃわかんないこれ。ちゃんとおっぱいでスよ」

愛海「プロデューサー、スーツ着ます?」

P(Cカップブラ装着済)「いや、スーツのシルエットが崩れるの嫌だからやだ。Tシャツがあったはずだからそれ着る」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:06:49.74 75RZElPb0


P(Cカップブラ装着済・Tシャツ着用)「・・・どうよ」

比奈「なんかノリノリになってきてません?」

P(Cカップ・Tシャツ着用)「ノリノリって言うよりあれだ、ヤケクソだなこれは」

比奈「あぁ・・・」

愛海「あぁ〜いい!いいよ!自分の才能が恐ろしい!」

P(Cカップ・Tシャツ着用)「それに愛海が喜んでるし、まあいいかなーって」

愛海「あぁ〜お山お山お山!最近ずっと触ってなかったから!きくぅ〜!」

比奈「まあ傍目にはすっごいやばい光景でスけどね?」

P(Cカップ・Tシャツ着用)「まあな。JCが男の胸に顔うずめて恍惚の表情うかべてるのは確かにやばい」

P(Cカップ・Tシャツ着用)「でもそこはもうしょうがないさ」

愛海「あぁ〜プロデューサー!これいっつもつけてよ!お願い!」

P(Cカップ・Tシャツ着用)「嫌だよ。つーかこれを今ほかの人に見られたくな・・・」

ドアが開いた音がした。振り向いてみる

藍子「お疲れさ・・・Pさん?」

・・・そこには絶望が待っていた、怪訝な顔した藍子がいて

未央「あ、あのさ?これさ、なにしてんの?・・・教えて?」

・・・困惑している未央がいて

茜「大変です!プロデューサーにおっぱいがあります!」

・・・いつもどおりの茜がいた

P(Cカップ・Tシャツ着用)「・・・誰か俺を殺してくれ」

・・・あ、そうか。そこから飛び降りればいいんだ。・・・はやくいかなきゃ

比奈「Pさん!気を確かに!ハイライト戻して!」

愛海「あぁ〜きくぅ〜」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:07:55.42 75RZElPb0


――Pは――

二度と真人間には戻れなかった。

女装して変態プレイを女子中学生に強要した男として永遠にこの会社で語り継がれるのだ

噂が消えるのを待ったが、消えないので。

そのうちPは考えることをやめた




比奈「いや。そんなことないっスよね?」

比奈「普通にみんなああ、愛海ちゃんがなんかやったんだ・・・ってなってましたよね?」

P「まあね。しっかしあれだな、すごいな最近のパッドとかブラジャーって」

P「男なんぞ軽く触っても触っても気づかんわ」

比奈「脱ぐ時にバレちゃいまスけどね?」

P「ぶっちゃけ脱いでもらってる段階でよっぽどじゃなければ気づかんわ」

比奈「そんなもんッスかね?」

P「・・・そういうことをしている時に胸の大きさなんてあまり気にしないからなあ」

比奈「・・・・・・セクハラっスよ?それ・・・。ちなみにプロデューサーはどっち派ですか?」

P「だから気にしないって。多少の好みは男によってあるだろうけども」

P「その段階にいってて、自分に見せてくれる子なら結構誰でもいいかも。」

比奈「うわぁ」

P「あれだからな?彼女的な話だぞ?」

P「実際巨乳以外人間じゃねえ!って言ってた友人が結婚したのは慎ましやかな子だったしな」

愛海「あ、そうなんだ」

P「だから人によるんじゃね?としか言い様がないわ」

愛海「あのね。大きさじゃないんだよ」

P「その通り。大きさじゃないんだよ。人を好きになるきっかけにはなりうるかもしれないけどな」

愛海「で、ホントの好みは?」

P「手のひらに収まるくらい?」

比奈「えっと・・・じゃ、あたしとか?」

P「・・・・・・どうだろう?試しに揉ませてみる?」

比奈「ウェッ!い、嫌っス・・・もうちょい心の準備が」ゴニョゴニョ

P「まあそらそうだよな。すまんすまん。冗談だから」

・・・やってる時に感度がいいかどうかのほうが重要だと思うってのは黙っておこう

ちなみにとある俳優は大きさじゃない、味だ!と豪語している。全く同感だ

比奈「・・・今絶対最低なこと考えてるっス」

愛海「次はDカップに挑戦しようね!プロデューサー!」

P「・・・勘弁して」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:08:37.54 75RZElPb0

〜〜おまけ〜〜

【事務所〜更衣室】

藍子(愛海装備装着)「・・・違和感すごいなあこれ」

茜「藍子ちゃん!お・・・つ・・・?」

藍子「!?ち、ちがうの!ちょっと試してみたかっただけなの!」

未央「・・・・・・茜ちん。ここは席を外そうか」

茜「・・・そうですね!ごゆっくりどうぞ!」

藍子(愛海装備装着)「だから違うってば〜」

藍子オチ!
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:09:24.90 75RZElPb0
ここから本編と微塵も関係なくなります


〜こっそり嘘予告〜〜

美穂「あ、ああ・・・」

???「ギ・・・ギギ・・・」

私小日向美穂は今何かに襲われている

美穂「こ、こないで・・・」

・・・どうしてこうなってしまったのだろう?

最近変質者がでるというニュースは知っていた。

夜出歩くのはやめてくれよとプロデューサーさんにも言われていた。

ちょっとコンビニに牛乳を買おうと思って近道の路地を通ってしまった。

・・・明日でもよかったはずなのに。それでこの有様だ。

そしたらであってしまったのだ。得体のしれない何か・・・これは、変質者なんて優しいものじゃない。

灰色の体でヒグマくらい大きい。両手には巨大な爪。私なんか簡単に引き裂けるだろう。

頭がない。胸に何か丸いものがある。目の代わりだろうか?・・・映画にいる怪物のようだ

美穂「に、逃げないと・・・」

・・・だめだ、腰が抜けて立てない

美穂「あ、あの。貴方は一体・・・?」

怪物「・・・ギ・・・アア・・・サ&$”」

・・・駄目だ。話は通じないみたい。

怪物「・・・ギ・・・アア・・・」

怪物がの爪が少し伸びた。反射的に目を逸らす。

ああ、私死んじゃうんだな。短い人生だった・・・短いのかな?よくわかんないや

怪物「ギアアアアアアアア!」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:13:21.04 75RZElPb0


・・・来ない?なんで?・・・恐る恐る目を開けてみる。・・・そこには

怪物「・・・・・・」

・・・違う怪物が怪物の爪を受け止めていた。少し人みたいな見た目だから怪人っていうのかも

怪物「・・・ギ!」

怪人「・・・」

まるで夢の中だ。よくわからない、・・・怪人が爪を抑えていないほうの腕で、私の後ろを指し示す

・・・逃げろってことだろうか?でも、腰が抜けて立てない

美穂「あ、あのっ。ごめんなさい、腰が抜けて立てないんです!」

・・・何を律儀に返答しているんだろう私。・・・・・・心なしか怪人が呆れているような

怪人「・・・・・・ガァッ!」

・・・怪人が怪物を蹴り飛ばした・・・もしかして距離を離してくれたのかな?

怪物「・・・・ギ・・・ガ!」

距離が離れた怪物がジャンプした。・・・体が大きいのに凄いジャンプ力だ

怪人「・・・」

怪人の腕から何かが出てきた。・・・包丁?みたいななにかだった。あっちの爪みたいなものかな?

無骨で大きい刃だった。それを飛びかかってくる怪物に合わせて。

怪物「ギガアアアアア!」

怪人「・・・ハァッ!」

その刃を怪物の体の真ん中・・・丸いものがある場所に突き刺した。

怪物「ギガアアアアア!ギ、ギガ・・・あ・・・あああ」

刃が刺さったまま怪物が暴れまわってる。・・・・・・・・・・そして、動かなくなった。

怪人「・・・」

怪人はそれを見て刃を引き抜いた。

そして怪物が砂のように崩れ落ちた・・・そして何も残らない。本当におとぎ話みたいだ

怪人「・・・」

怪人がこっちを見ている。・・・もしかして次は私!?・・・・・・・違う、そうじゃない

美穂「あ、あのっ!ありがとうございました!」

立ち上がってお礼を言う。だって、この人?は助けてくれたんだもん。

美穂「あ、あのっ!ごめんなさい!あなたは・・・?」

怪人「・・・・・・ハァッ!」

怪人が翔んだ。さっきの怪物よりもずっとずっと高く。ビルの上まで行っちゃった・・・

・・・・・・帰ろう。起きたら夢だったと思うかもしれない。


【女子寮〜美穂の部屋】

美穂「あ、牛乳・・・わすれちゃった」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:14:06.23 75RZElPb0


次回予告達!

???「えへへ・・・やっぱり出て来てくれた・・・ご、ごめんね美穂さん。囮にして」

???「・・・これは私が調べた怪物達のデータだ。小日向くん。これに心当たりはないかね?」

???「きらりね・・・もう駄目みたい」

???「私、美穂ちゃんを殺したくないよ・・・」

???「みく・・・私たちは人間の女性に寄生しなければ生きていけないにゃ」

???「・・・その上本能的に仲間を増やそうとする。そのためには人を殺さなきゃいけないんだよねえこれがさ」

???「まゆはプロデューサーと一緒に入れたらそれでよかったのに・・・」

???「・・・結局さ、人は誰かに迷惑かけながらじゃないと生きていけないわけじゃない?」

監督:南条光

制作脚本:二宮飛鳥・神崎蘭子・鷺沢文香

怪人デザイン:荒木比奈・南条光

P「・・・・・・なにこれ?」

光「あたしが考えたヒーロー物語!Vシネライダーっぽくしてみた!あ、Pさんが怪人役だよ?」

P「ヒーローがすげえギルスっぽいけど?」

光「そこはストーリー的に合ってるかなってなった!」

P「・・・・・・・却下」

光「えぇー!」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 18:16:47.19 75RZElPb0
終わりです 依頼出してきます

ありがとうございました

関係ない前作達

【モバマスSS】泰葉「Pさんが手を出してくれないんです」(初投稿)
【モバマスSS】市原仁奈物語

モバP「晴に声がついたぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:13:05.09 lJ8fWnB40

ちひろ「プロデューサーさんプロデューサーさん! ついに発表されましたね」

ちひろ「サイコミTVで結城晴役の声優さんが! そう、小市眞琴さんです!!」

ちひろ「よかったですねプロデューサーさん♪ 念願叶いましたね。嬉しいでしょう。そうでしょう?」

ちひろ「本当におめでとうございます♪ 私も同じく嬉しいです。ふふふっ」


P「………………」シーン


ちひろ「あ、あれ? プロデューサーさん……?」


P「………………」



P「………ぽぇ〜」

ちひろ「んん?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516893184
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:14:04.95 lJ8fWnB40

P「はにゃ〜……ほえぇ〜〜………あひゃぁ〜ん………」

ちひろ「ぷ、プロデューサーさん? な、何ですかそんなアホ面で虚空を眺めちゃって………」

晴「さっきからこの調子でよ。オレの声優さんが発表されてからずっとこうだ」

ちひろ「ど、どうしたのかしら一体……? てっきり私はやかましいぐらいに喜んでるものと……」


ちひろ「ひょっとして、晴ちゃんに声ついたの、大して嬉しくないとか?」

P「」ピクッ



P「何言ってるんですか、ちひろさん」

ちひろ「えっ?」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:14:43.58 lJ8fWnB40


P「嬉しいに決まってるでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




ちひろ「!?」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:16:52.29 lJ8fWnB40

P「俺が晴に声をつくのをどれだけ待ったと思ってるんです!!」

P「晴が初登場したのは2013年! そして現在2018年!!」

P「声がつくのに5年もかかったんですよ! 5年もッッ!!!!!」

P「正直、総選挙の順位もそこまでよかったわけじゃなかったですから、俺は半ば諦めに近いような気持ちでいたんです!!」


P「でも、去年のアニバーサーリにて、突然の声付き内定をもらった………俺ぁもうその時点で嬉しくて嬉しくて………」

P「5年というのは俺にとっては長い時間でした………でも、ようやく来たんだなって………」

P「ううぅ、ううっ………!」ポロポロポロポロ


晴「P………お前、そこまで喜んでくれてたなんて………」


ちひろ「なら、何でそんな低いテンションだったんですか?」


P「………………」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:19:24.80 lJ8fWnB40

P「その、サイコミTVで発表された声優さんですけど」

ちひろ「は、はい」

P「小市眞琴さんですよね。その、声聞いた感想なんですけど」



P「正直その、ちょっと何ていうか………」

ちひろ「えっ、まさか――」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:19:55.66 lJ8fWnB40


P「滅茶苦茶、結城晴でした………」


ちひろ「は?」



8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:22:23.43 lJ8fWnB40

P「いやもう、想定してた以上に晴の声でしたよ。っていうか本人でしょこれ」

ちひろ「そりゃ本人ですからね」

P「完璧なまでにベストマッチ! もう結城晴を演じるのにこれ以上の敵役はいないでしょう」

ちひろ「おおっ、そこまで」

P「ジョジョ4部で億泰を高木渉さんが演じる時の安心感? もうそれに匹敵しますよね」

ちひろ「わかるような、わからないような」


P「あの人にならば安心して晴を任せられるなぁ〜って、謎の上から目線で思いましたね」

ちひろ「つまり、満足したと?」


P「もう想定以上でした。ここまでベストマッチな人材を見つけてくるとは………流石はサイゲやなって」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:23:06.00 lJ8fWnB40
P「だから………」

ちひろ「だから?」


P「だからもう………安心しきっちゃったもんですから………なんか気が抜けちゃって………」

P「ほえぇぇぇ〜〜………」


ちひろ「………もしかして、燃え尽きてるのですか?」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:24:42.87 lJ8fWnB40

P「晴にようやく声がついた………しかも声優さんはベストマッチ。もうこれ以上言うことありません」

P「そう思ったら、俺の中で安らぎに近い何かが身体中を支配していくように感じて………」

P「もう、何もやる気が起きなくなったんれすぅ〜………ほぇぇ〜〜………」

ちひろ「アカン、完全に腑抜けになってる!」


晴「なんかよくわかんねぇけど、要はPの奴は喜んでるってことなんだろ? だったらいいじゃねぇか。オレも嬉しいぜ♪」

ちひろ「今後の仕事に差し支えそうなんですが……」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:26:00.70 lJ8fWnB40
P「あー………あううう――あわわ―――」

ちひろ「知能レベルまで低下してるじゃないですか!」


ちひろ「プロデューサーさん、しっかりしてください! ほら、シャッキとして!」

P「あううぅ〜〜」

ちひろ「嬉しいのならもっと喜んだらどうなんですか!? こうオーバーリアクションでもして!」

P「燃え尽きたぜ………真っ白にな………」

ちひろ「明日のジョーしないでください!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:27:51.18 lJ8fWnB40

P「それはそうと、小市眞琴さんの声聞いて思ったんですけど、何か凄い主人公オーラのある声ですよねぇー」

P「キッズアニメの主人公の少年って感じッスよね。これはそれ系の仕事が来る(確信)」

晴「もうやってるみたいだぞ? バトスピで主役を演じてるみたいだし」

P「そっかー、もうやってたのかー、あはははははー………」


P「ほえぇぇぇ〜〜………」


ちひろ「ああもう、調子が狂う………!」イライラッ

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:29:22.11 lJ8fWnB40

ちひろ「プロデューサーさんは今回のボイス発表で満足しきってしまった………そのおかげで燃え尽き症候群に陥ってしまっている」

ちひろ「このままでは今後の仕事に支障がくるわ。どうにかして元の状態に戻さないと!」

ちひろ「でも、どうすれば………?」


P「あぁぁ〜〜………本当に晴に声ついてよかったよぉ〜………うううっ」

晴「バカッ、何泣いてんだよったく………へへっ♪」



ちひろ「………そうだ!!」


ちひろ「晴ちゃん、こっち来て!」

晴「な、何だよちひろさん?」

ちひろ「お願いがあるの」


ちひろ「プロデューサーさんを誘惑してくれない?」

晴「はぁ!?」

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:30:22.49 lJ8fWnB40

ちひろ「今真っ白に燃え尽きてるプロデューサーさんに火を点けるとしたら、それは持って生まれたスケベ心を刺激するしかないと思うの」

ちひろ「だから大好きな晴ちゃんにやってもればきっと………」

晴「いや、だからって何でオレが」

ちひろ「このままプロデューサーさんが燃え尽きた状態でいてもいいの!?」


晴「いいんじゃねぇの? この状態のPならオレにエロいこともしないだろうし………」

ちひろ「晴ちゃんッ!!!」

晴「わ、わかったよ!!」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:31:07.10 lJ8fWnB40

晴「お、おいP」

P「ほえっ?」チラッ


晴「え、えっと。その………」

P「はにゃん?」


晴「ああもう! こうなりゃヤケだ!」



晴「えい!!///」<ヘソチラッ

P「!?」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:32:02.72 lJ8fWnB40

晴「ど、どうだ………?」

P「………………」


P「ほぇ〜………」シラ〜ッ

晴「あ、あれ?」


ちひろ「ば、バカな!? プロデューサーさんが反応しない!?」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:32:57.77 lJ8fWnB40

ちひろ「そこまで燃え尽きてしまったというの!? そこまで声がついたのが嬉しかったというの!?」

ちひろ「もうダメだ………おしまいだァ………!」ガクッ

晴「いや、でも、これが正常なんじゃねぇの?」


P「………………」


P「………………」



P「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


晴「えっ、ちょ、P?」

ちひろ「プロデューサーさんに動きが………これはまさか!」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:33:48.23 lJ8fWnB40

P「心の火………心火(しんか)だ」


P「心火を燃やして、晴をラブホに連れ込むゥッッ!!」


晴「!?」


ちひろ「おおっ、復活した!! いつも通りのエネルギッシュなプロデューサーさんに!」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:37:23.11 lJ8fWnB40

P「潰れる! 流れる! 溢れ出る!! ブラぁぁぁぁぁッッ!!(若本ボイス)」

P「声がついたところで関係ねぇ!! 俺はいつも通り本能のままに晴を抱きしめるだけだぁ!」

晴「お、落ち着けP! やめ――」

P「さぁ、行くぞ晴!! お前の身体で俺を満たしてくれよぉ!!」ガシッ

晴「こ、こら離せ!! よせ、やめろってバカ!!」


P「ブラァァァァァッッッ!!!!」

晴「うわぁぁぁぁぁぁ!!!??」


ドドドドドドドドドド!!!!


ちひろ「ふふっ、やはりプロデューサーさんはこうでないとね」


ちひろ「さてと………」



ちひろ「早苗さんに通報っと♪」



おわり
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:39:07.29 lJ8fWnB40

これで終わりです。クソSS失礼しました
サイコミTV観て速攻で書いた次第です。

とうとう、晴ちんに声がついてくれた………


小市眞琴さんの声、想像以上にベストマッチで驚きました。
5年待った甲斐があったというものです
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 00:49:20.42 sbZukVfMo
おつおつ
おめでとう

【モバマスSS】まゆ「恋愛相談室始めましたぁ」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:09:18.29 4V8isxDZ0
――後に千川ちひろはこう語る。

「確かに、どのアイドルも自分のPさんと仲が良くて、その内付き合う娘も出てくるんじゃないかな。とは思っていました」

「けれど、もし最初に付き合い始めたカップルが、別の娘だったらこうはならなかったでしょう」

「例えば凛ちゃんと凛Pさんが最初に付き合い始めていれば、他のアイドルは凛ちゃんに見習い、クールな素振りをしたでしょう」

「例えば楓さんと楓Pさんが最初に付き合い始めていれば、他のアイドルは楓さんに見習い、駄洒落の練習をしたでしょう」

「きっとどちらも大した効果はなく、事務所は平穏のままだったはずです」

「ああ。なのに、ああ。最初に付き合い始めたのが、まゆちゃんでさえなかったら――」

千川ちひろは、小さく涙を流した。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:09:50.61 4V8isxDZ0
ちひろ(まゆちゃんがまゆPさんと付き合い始めて、一週間が経った頃の話です)



まゆ「Pさん、お疲れ様です。お弁当ですよぉ」

まゆ「はい、あーん」

まゆ「うふふ、美味しいですかぁ?今日のもいっぱいまゆの愛を詰め込みましたよぉ」

まゆ「あっ・・・えへへ、嬉しいです」ナデラレナデラレ

まゆ「晩御飯もいっぱい愛を込めて作りますから、お仕事頑張ってくださいね」



凛「・・・まゆはいいなぁ。あんなに自分のPさんと幸せそうにさ」

凛「私も・・・」

まゆ「?凛ちゃんも自分のPさんとイチャイチャすればいいじゃないですか」

凛「そんな、無理だよ。多分プロデューサーは私の事、妹みたいな物だと思ってるし・・・私不愛想だし・・・」

まゆ「いえ、きっと大丈夫ですよ。凛ちゃんが真剣に思いを伝えれば、きっと凛Pさんも見方を変えるはずです!」

凛「つまり・・・どうすればいいの?」

まゆ「押して押して押しまくればいいんです!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:10:25.43 4V8isxDZ0
凛「ねぇ、プロデューサー。今度の休み、どこか行こうよ」

凛「あ、いや、そういうんじゃなくて、二人きりがいい・・・な」

凛(やっぱり、恥ずかしいな・・・うまく行かないかも知れないし、いつものキャラに戻ろうかな・・・)

凛(・・・いや、あの恋を成就させたまゆが言うんだ。信じてみよう)

凛「・・・そ、そうだよ!デートに行こうって言ってるの!嫌なの!?」

凛「じゃ、じゃあ、どこか行くよ!二人きりでさ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:11:03.67 4V8isxDZ0
凛「あ、おはようプロデューサー」

凛「・・・何か、プロデューサーがスーツじゃないって、新鮮」

凛「私も?・・・うん。そうだね。今日の服はいつもと違うかも」

凛「頑張ってお洒落したんだ。・・・デートだから。どう?その、ちゃんと可愛い?」

凛「・・・嬉しい」

凛「それじゃ、行こうか。・・・ねぇ、手。繋がない?」

凛「さ、さっきも言ったでしょ。デート、なんだからさ」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:11:37.25 4V8isxDZ0
凛「はぁ・・・今日一日楽しかった。ありがとね」

凛「何か、お休みの日にプロデューサーと二人きりだったなんて、何か変な感じだね」

凛「今日は、幸せだったな・・・毎日、プロデューサーと一緒に居たいな」

凛「プロデューサーは、どうだった?」

凛「・・・プロデューサー。好き。大好きだよ。プロデューサー」

凛「手離したくない。ずっとこのままがいい」

凛「・・・今日、プロデューサーの家に泊まっていい?」

凛「何でって・・・好きだから。じゃ、ダメ?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:12:07.18 4V8isxDZ0
まゆ「凛ちゃん。昨日のお休みはどうでしたか?」

凛「最高だった」

まゆ「あら。うまく行ったようですね」

凛「まゆの言う通りにしたら一発だったよ。ありがとうまゆ」

まゆ「いえいえ、まゆはまゆの幸せを、ほんのちょっぴりお裾分けしただけですから」



ちひろ(まゆちゃんの助言で凛ちゃんの恋が叶ったという情報は、瞬く間に事務所内に知れ渡りました)

ちひろ(そしてまゆちゃんの下にたくさんのアイドルが助言を求めてやってくるようになりました)

ちひろ(さらに幸せ絶頂のまゆちゃんは、それを一切拒みませんでした)


まゆ「恋愛相談室始めましたぁ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:12:44.63 4V8isxDZ0
留美「こんにちは・・・まゆちゃん」

まゆ「こんにちはぁ。留美さん」

留美「その・・・十歳以上も年下の娘に相談するような事じゃないっていうのは、重々承知しているのだけど・・・」

まゆ「いえいえ、恋愛に年上も年下も関係ありませんよ。それで、相談というのはやはり・・・」

留美「・・・どうしたらP君と結婚できるか、教えて欲しいの」

まゆ「なるほど」

留美「やっぱり、ガツガツしてるのは良くないのかしら・・・」

まゆ「ガツガツ・・・具体的には、何を?」

留美「Pくんの判以外全て記入済みの婚姻届けを、鞄、書類などに忍ばせて・・・やっぱりこんな方法だと引かれてしまうわよね・・・でも、Pくんの事を思うと・・・」

まゆ「いえ、別に引かれたりはしていないはずですよ」

留美「そうかしら・・・」

まゆ「むしろ逆です。それしきのアプローチでは足りません」

留美「え・・・?」

まゆ「留美さんはしっかりした方ですから。そういった形式的なアプローチでは相手には中々意識してもらえません。むしろ、真面目な雰囲気で近寄りがたいと思われているんじゃないでしょうか」

留美「確かに、たまに距離を感じるわ」

まゆ「ですから婚姻届に頼るのは一度やめて、体や言葉で相手に好きだという事を伝えるのはどうでしょう」

まゆ「距離を縮めようとする態度を見せることで、留美さんのかっちりしたイメージを忘れてもらうんです」

留美「つまり・・・何をすればいいのかしら」

まゆ「押して押して押しまくればいいんです!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:13:20.04 4V8isxDZ0
留美「あ、P君。ちょっとこっちに来てもらえるかしら」

留美「いや、別にお説教しようって訳じゃないのよ。むしろその逆で・・・その・・・いいからこっちに来なさい」

留美「・・・んっ」ギュッ

留美「す、好きよ、P君。愛してるわ」

留美「急に・・・?急じゃないわよ。今までもずっと言って来たわ。婚姻届で」

留美「それで・・・どうかしら、私の抱擁は」

留美「・・・そういう事が聞きたいんじゃないの。ちゃんと答えなさい。答えるまで離さないから」

留美「私に抱きしめられて、嬉しい?」

留美「・・・そう、なら、私も嬉しいわ」ギューッ

留美「そんな事言われて、素直に離すと思う?・・・君も嬉しい、私も嬉しい。このままでいいでしょう?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:14:13.48 4V8isxDZ0
留美「・・・わっ」

留美「ふふ・・・急に甘えたりして・・・君も極端ね」

留美「別に軽蔑したりなんかしないわ。私のために頑張ってくれる君だもの」

留美「好きなだけ、甘えてちょうだい」

留美「・・・ひゃっ」

留美「・・・いや、別に嫌だった訳じゃないわ。その、少し驚いてしまって」

留美「大丈夫、そのまま続けて?私もそのつもりでこうしているのだし・・・」

留美「ただ・・・たまには、私にも甘えさせてね?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:14:42.63 4V8isxDZ0
まゆ「どうでしたかぁ?」

留美「最高だったわ」

まゆ「うふ。それは良かったですぅ」

留美「市役所に行かないといけないから、これで失礼するわね」

まゆ「お幸せに〜」バイバイ

まゆ「では、次の方どうぞぉ」



文香「こんにちは・・・」

まゆ「あら、文香さん」

文香「その・・・もっとPさんと仲良くなれれば、と思うのですが・・・」

まゆ「そうですかぁ?文香さんはPさんに大切にされているイメージが有りますけれど・・・」

文香「確かにそうですが・・・大切にされ過ぎていると言いますか・・・ボディタッチも他のPさん達と比べて少な目で・・・」

まゆ「なるほど。もっと乱暴されたいという事ですね?」

文香「いや・・・その・・・そうですが」

まゆ「Pさんの大きな手で体の隅々までしっちゃかめっちゃかにされたいという事ですね!?分かります!」ガタッ

文香「あの・・・落ち着いてください」

まゆ「すいません。取り乱しました」ストン
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:15:08.74 4V8isxDZ0
文香「やはり・・・私の体に魅力がないという事でしょうか・・・」

まゆ「そんな事はないと思いますけど・・・。むしろ、その自信のない感じが駄目なんじゃないでしょうか」

文香「自信・・・ですか」

まゆ「文香さんの慎ましい性格は美点ですけれど・・・男の人は一歩引いちゃうのかも知れません」

まゆ「美しい硝子細工に触れたいと思うと同時に、壊すことを恐れてしまうように・・・」

文香「あの・・・無理に文学的な言い回しをしなくても・・・」

まゆ「ですから、Pさんが我慢できないくらいに、文香さんの魅力を見せつければ良いと思います」

文香「それとなく体を寄せたりしているのですが・・・」

まゆ「それでもまだ足りないという事です」

文香「つまり、どうすれば・・・?」

まゆ「押して押して押しまくればいいんです!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:15:49.53 4V8isxDZ0
文香「あ、Pさん・・・おはようございます」

文香「ええと・・・その、これはお洒落です」

文香(あの後まゆさんにお勧めされた服を着てきましたが・・・胸元が開きすぎな気が・・・)

文香(いえ、あのまゆさんが言うのです。これで間違いなくPさんは私をしっちゃかめっちゃかにしてくれるはず・・・)

文香(実際Pさんの視線が胸元に・・・恥ずかしいですけれど)

文香「どうでしょう・・・この服、私に似合っていますか?」

文香「・・・そ、そんな!こんな服で街を歩いたりできません!この服に着替えたのは、事務所のトイレで・・・」

文香「あ、いえ確かにお洒落とは言いましたが・・・」

文香「う・・・そ、それは・・・」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:16:20.61 4V8isxDZ0
文香「・・・あなたに、触れて欲しかったのです・・・こうした服を着れば、もっと私を意識してくれるかと・・・」

文香「やはり、私の体には魅力がないですか・・・」

文香「そんな言葉では、安心できません・・・!」

文香「Pさんの言っている事は分かります・・・大事にしたいと言ってもらえるのは嬉しいです」

文香「けれど、同時に不安にもなるのです・・・私はまるで、人形か置物としか思われていないのかと・・・」

文香「・・・ええ、もちろん頭では分かっています。けれど、寂しいのです・・・どうしようもなく・・・!」

文香「私だけですか?もっと、深く繋がり合いたいと思っているのは」

文香「・・・そんな!私がPさんを拒むなんて、絶対にありません!あなたに何をされても・・・私は受け入れます。そうでなければ好きになったりしません・・・」

文香「この姿も、見せるのはあなただけです・・・」

文香「・・・はい」

文香「んっ・・・はぁっ」

文香「はい・・・私も、ずっとこうしたいと思っていました・・・」

文香「あっ、そんなに強く抱きしめられると、胸元がズレて・・・」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:16:59.84 4V8isxDZ0
まゆ「どうでしたかぁ?」

文香「幸せでした・・・」

まゆ「うふ。それは良かったですぅ」

文香「それでは、またしっちゃかめっちゃかにしてもらう予定なので、これで失礼します・・・」

まゆ「お幸せに〜」バイバイ

まゆ「では、次の方どうぞぉ」



藍子「こんにちは〜」

まゆ「藍子ちゃんですか。こんにちは〜」

藍子「Pさんとお付き合いしたいんですけど・・・一体どうしたらいいんでしょう・・・」

まゆ「ふむ・・・今はどんな感じなんですか?」

藍子「仲は良いと思うんですけど、恋人って感じじゃなくて・・・この関係を壊すのも何だか怖くて、何もできないんです・・・」

まゆ「大丈夫ですよ。今の関係は壊れません、もっと良い関係になるんです!まゆが保証します!」

藍子「素敵・・・!でも、そもそも恋人になれるかどうか・・・」

まゆ「うーん。そういう自信のない感じでは、関係を進めるというのは難しいですね。Pさん達は皆受け身ですから」

まゆ「藍子ちゃん!意識改革しましょう!くよくよ悩まず、がんがん攻めるんです!Pさんを幸せにできるのは自分しか居ないと信じるんです!」

藍子「Pさんを幸せにできるのは・・・私しか居ない・・・」

まゆ「思い出してください!Pさんは私達を数ある女の子の中から選んでスカウトしたんです!これはもう実質プロポーズです!私達アイドルとそのPさんが結ばれるのは運命なんです!」

藍子「私とPさんが結ばれるのは運命・・・!」

まゆ「Pさんが一番見ているのはまゆ!Pさんが一番幸せそうにしているのはまゆと一緒に居る時!」

藍子「つまり、私はどうすればいいんですか!?」

まゆ「薬で眠らせてからベッドに拘束してねっとりべったりらぶらぶ幸せ中出しックス!」

藍子「薬で眠らせてからベッドに拘束してねっとりべったりらぶらぶ幸せ中出しックス!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:17:35.93 4V8isxDZ0
藍子「Pさん、こんばんは〜。今日は来てくれてありがとうございます」

藍子「Pさんのために、お料理頑張っちゃいます!」

藍子「・・・・・・できましたよ〜。はい、あーん」

藍子「もう。恥ずかしがらなくてもいいんですよ?」

藍子「どうです?美味しいですか?」

藍子「えへへ・・・頑張って良かったです」

藍子「それじゃ、お薬飲みましょうね〜」サーッ

藍子「・・・え、何で飲んでくれないんですか?」

藍子「そ、そんなぁ。困ります!寝てください!」

藍子「むぅ。そ、それなら・・・ねーんねーんころーりーよー、ころーりーよー」

藍子「・・・よし」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:18:09.71 4V8isxDZ0
藍子「ベッドに運んで、手錠をかけて・・・準備完了です!」

藍子「後はPさんが起きるのを待つだけです」ギュッ

藍子「・・・・・・まだかな・・・」

藍子「・・・ぐぅ」スヤァ



藍子「・・・はっ!?」

藍子「あ、Pさん。おはようございます」

藍子「手錠、痛いんですか?す、すいません。今外しますね」ガチャガチャ

藍子「え?だってPさんが外してくれ・・・って」

藍子「はいっ!外れた所で、早速始めましょう!まず、最初に二人共裸になって・・・」

藍子「はだか・・・?」

藍子「あ、あの、やっぱり止めておきましょうか。私達にはまだ早いっていうか・・・」

藍子「わっ、きゃあっ!?」

藍子「Pさん・・・」ギュウ

藍子「んっ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:18:40.09 4V8isxDZ0
まゆ「どうでしたかぁ?」

藍子「ちょっとびっくりしちゃいましたけど・・・幸せでした」

まゆ「うふ。それは良かったですぅ」

藍子「あっ、今日もPさんが家に来るので、ここで失礼しますね」

まゆ「お幸せに〜」バイバイ

まゆ「事務所にも大分カップルが増えてきましたね・・・事務所が甘々オーラになればなるほど、Pさんとイチャイチャできるって物ですよぉ」

まゆ「さぁ、頑張ってカップル増やしますよぉ!」エイエイオー



ちひろ(そんなまゆちゃんの努力もあって、ついには全アイドルが自分のPさんと付き合うに至りました・・・)

凛「はい、あーん」イチャイチャ

ちひろ「・・・」カタカタ

留美「P君、式場の事だけど・・・」イチャイチャ

ちひろ「・・・」カタカタ

文香「お勧めの本が・・・」イチャイチャ

ちひろ「・・・」カタカタ

藍子「今日の晩御飯は何がいいですか?」イチャイチャ

ちひろ「・・・」カタカタ

千川ちひろは、小さく涙を流した。



  −終わり−
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 01:19:13.20 4V8isxDZ0
以上になります。

約180のカップルに囲まれながら独りで事務仕事をこなすちひろさんは世界一ブラックコーヒーが似合う女。

でも多分この後事務所の近くに割高のラブホ建てて荒稼ぎしてるからやっぱり悪魔。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

まゆ「それじゃあまゆが片付けましょう」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:45:48.407 Ha1eCViCd.net
モバP(以降P表記)「悪いなこんな遅くまで付きあわせちゃって」

まゆ「いいんですよぉ。まゆが好きで残ってるので」

P「手伝ってくれてるし、帰り飯食いに行くかー」

まゆ「本当ですかぁ? うふふ」

P「どこ行くかねぇ…… あー薫たちまた片付けしないで帰ってらぁ……」

まゆ「それじゃあまゆが片付けましょう」

P「何から何まですまんな。この書類終わったら帰れるから」

まゆ「いえいえ。残りもうちょっとですねっ 頑張ってください♪」
4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:47:51.534 Ha1eCViCd.net
P「…………」カタカタ

まゆ「ジェンガはこっち。わにわにパニックはあっち…… あら?」

P「…………」カタカタ

まゆ(これはプロデューサーさんの書類……)

まゆ(でもだいぶ古いものみたいだし、薫ちゃんたちかな…… 所狭しと落書きされてる……)

まゆ「Pさん、この書類って……」

P「ん? なんだー?」

P「ははは! 薫たちめちゃくちゃ描いたなぁ」

まゆ「いらないものだったらなげちゃおうかと思ったんですけど」

P(書類を…… 投げる……?)
5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:49:03.498 Ha1eCViCd.net
P「……な、投げたらダメだろ」

まゆ「なげちゃダメなんですか?」

P「確かにいらない書類だかららくがき用紙にしたが投げちゃダメだろ」

まゆ「そ、そうですかぁ……」

まゆ(こんなにぐちゃぐちゃだったらなげて良さそうなのに……)

P「ち、ちなみにどこに投げるつもりだったんだ」

まゆ「えっ、これはあっち(部屋角のごみ箱)ですよね?」

まゆ(資源ごみはあそこであってるはず……)
6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:50:47.066 Ha1eCViCd.net
P(壁にかかってるダーツ盤を指さしてる…… しかもさも当然のように言われた……)

P「そ、それ投げても楽しくないだろ……」

まゆ「? まゆ(片付け)好きですよ?」

P「好きなの!?」

まゆ「はい♪ 終わった後部屋を見て私頑張ったなって思えるんです」

P(全然意味が分からない……)

P「ま、まぁもし投げたいなら投げてもいいよ。誰もいないし……」

まゆ(別に他の人がいてもなげていいような……)

P(変わった趣味を持ってるんだな……)
7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:52:30.808 Ha1eCViCd.net
まゆ「わかりました♪ なげちゃいますねぇ」ジジジジジ-

P(投げるのにシュレッダーかけるの? 小っちゃくて投げにくくない?)

P「ま、まゆさん?」

まゆ(あっ、シュレッダーのゴミもいっぱいだ……)

まゆ「これも一緒に投げちゃいますねぇ」

P「そんなに!?」

まゆ「えぇ。せっかくなので」
8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:53:54.172 Ha1eCViCd.net
P「……まさかと思うけどそれ全部?」

まゆ「はい…… だ、ダメでしたか?」

まゆ(ついでだもん、当然だよね……?)

P(それ程ダーツ盤にゴミ投げるの好きなのか…… そういうスポーツが流行ってるのか……?)

P「め、飯行けるくらいには終わらせてくれよ……?」

まゆ「そんなにかかりませんよぉ。一瞬じゃないですか」

P(なるほど! まとめて投げるのか!)

P「そ、それもそうだな……」
10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:55:06.168 Ha1eCViCd.net
P「ちゃんと投げた後は掃除機かけるんだぞ?」

まゆ「あっ、そうですね。確かに埃が溜まってます」

P(いやこれからお前が盛大に散らかすんだろうが!)

P「じゃ、じゃあ俺仕事に戻るから……」

まゆ「はぁい。……よいしょっと」ゴミバコポイー

P「……あれ?」

まゆ「はい?」

P「……投げないの?」

まゆ「……なげましたよ?」キョトン

P「ゴミ捨てただけだよね?」

まゆ「はい、だから今なげt…… あっ」
11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:56:35.633 Ha1eCViCd.net
P「そういうことだったのか……」

まゆ「どおりでなんかおかしいなぁと思いました……」

P「まさか方言だったとはな」

まゆ「すみません…… イントネーションは抜けてきたんですけど……」

P「いや、新しい一面が見れてよかったよ。あまり仙台は方言がないイメージだけどな」

まゆ「うーん。結構ありますよぉ? いずいとか」

P「なにそれ?」

まゆ「いずいはぁ…… いずいなんですよねぇ……」トオイメ

P「なにそれ?」

まゆ「どう表現しましょう……」
12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:57:56.272 Ha1eCViCd.net
まゆ「!」ピーン

まゆ「Pさん後ろ向いてくださいっ」

P「ほい」クルッ

まゆ「あっ、ちょっとかがんでもらっていいですか」

P「はいよ」ヒザマゲ

まゆ「ちょっとだけ首を前に倒してください」

P「はいな」クビマゲ

まゆ「…………」服のタグを逆方向に曲げる

まゆ「首戻してください」
13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 03:58:58.896 Ha1eCViCd.net
P「はぁい…… なにこれ」

まゆ「首元、どうですかぁ?」

P「いや、なんて言うの、これ。収まりが悪い?」

まゆ「その感覚が"いずい"です」

P「ほほう! なるほどな! なんとなくわかった! じゃあチンp……」

まゆ「はい?」

P「な、ナンデモナイヨ-」のワの;

P(あっぶねー…… 年頃の女の子の前でチンポジの話するところだった……)
14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/02/04(日) 04:00:17.070 Ha1eCViCd.net
数十分後……

P「さて、仕事も終わったし、帰るか!」

まゆ「はい♪ 食事はどこに連れて行ってくれるんですか?」

P「んー東京の外食飽きたんだよなぁ正直……」

まゆ「あぁ…… ちょっとわかりますねぇ……」

P「はぁ…… 飛鳥汁飲みてぇ……」

まゆ(あっ、飛鳥ちゃんの汁!?)

まゆ「ちょ、ちょっとPさんっ!」

P「えっなに!?」

まゆ「の、飲むならまゆの汁を飲んでくださいっ!!」///


おしり

モバP「さちはる!」

2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:04:48.85 b68/SpfWo
晴「……うーっす」

幸子「あぁ晴さん、ってどうしたんですか浮かない顔して。それに今日は手荷物が多いみたいで」

晴「まーな……あのさ幸子、ちょっと相談に乗ってくれねぇ?」

幸子「ボクに? ははーん、さてはいよいよボクからカワイさの何たるかを学びに来たのですね!」

晴「今日、ってかバレンタインの事なんだけど……」

幸子「スルー!? ってそれよりバレンタインの事ですって!?!?」

晴「相変わらずリアクションいいよなー幸子」

幸子「芸人さんではありませんからね! じゃなくって、あの晴さんがバレンタインの事で相談とは……」

晴「何だよ、オレだって結構悩む時期なんだぞ?」

幸子「あ、いえ変な意味ではないんですが……てっきりこういったイベントに興味が無いものかと」

晴「興味は無いっちゃ無かったんだけどよ。で、聞いてもらえるか?」

幸子「もちろん! どんどんボクを頼ってくださいね、カワイイボクがすべてを解決してさしあげますとも」

晴「……ありがとな。早速だけど、1つ質問していい?」

幸子「えぇ、どうぞ」

幸子(とはいえバレンタインの事となれば、ボクに聞きたいことなんて1つしかないですよね。もしかして持ってる荷物の中にPさんへの……)

晴「幸子って今日さ――」

幸子「……」ゴクッ

晴「――チョコ、何個もらった?」

幸子「……うん? そっちですか!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:05:51.92 b68/SpfWo
晴「そっちって他にどっちがあるんだよ?」

幸子「えぇと、まずどこから確認したらいいんでしょう。それはファンからの贈り物という意味ですか?」

晴「いや、学校とかでの話だけど」

幸子「身近なところでの話でしたか。……え、もしかして晴さん学校でチョコ貰ってきたんです? あげたんじゃなく?」

晴「そうなんだよ聞いてくれよー!」

幸子「わっ、急に食いつきましたね!」

晴「別に甘いもの嫌いじゃねーし、オレだってもらえて悪い気はしないんだぜ? でもさー……」

幸子「? そういえば今日は荷物が多いみたいですけど、まさか」

晴「……もらい物だよ、おかげでサッカーボール持って帰れなかった」

幸子「うわぁ、こんなに?」

晴「まだ教室に半分残ってる」

幸子「半分も!? も、モテモテですねぇ……」

晴「や、そういうんじゃねーと思うぞ? やれ友チョコだとか作り過ぎた余りとか、渡しそびれていらなくなったとか単に味見役とか言ってさー」

幸子「それ、ほとんど口実で晴さん宛てのものが大半だと思いますよ?」

晴「えっ、マジ?」

幸子「本命かどうかまでは分かりませんが、はい」

晴「…………」

幸子「あの……ショックでしたか?」

晴「どうしよう、オレの小遣いじゃ返しきれねーよ……」

幸子「そっちですか!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:07:00.30 b68/SpfWo
晴「そもそも誰からもらったかも覚えてねーんだけど……下の学年のヤツもちらほらいたし」

幸子「ま、まぁお返しまで期待してる方はあまりいないのではないかと。渡せるだけで満足って方も世の中にはたくさんいますよ」

晴「ほんとか!?」

幸子「そこはほら、それこそファンの方々からの贈り物、のような心理といいますか。あれを見てください」

晴「? なんだあのダンボール、あんなのあったっけ」

幸子「あの中には、飛鳥さんの女性ファンの方から贈られてきたチョコが大量に入ってるそうですよ」

晴「マジか! ……あれほんとに全部チョコなのか?」

幸子「それはボクに聞かれても困ります。ただ飛鳥さんはその中でも特に痛チョコをお気に召していたようで」

晴「板チョコ、ってその辺で買えるやつ?」

幸子「板、じゃなくて痛いの痛チョコみたいですよ。Pさんが飛鳥さんらしいって笑ってました」

晴「よくわかんねーけど、やっぱ手作りとかなのか……ん? まさかオレ宛てのなんて来てねーよな、なっ?」

幸子(おそらく結構来てるでしょうけど、今は言わないでおいてあげましょう……)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:09:19.97 b68/SpfWo
幸子「話を戻しますけど、晴さんの相談ってその溢れんばかりのチョコをどうしたらいいか、でいいんですよね?」

晴「まーな、それもあるっつーか……うん。ほんとにお返しはしなくてもいいんだよな?」

幸子「破産したいならしてもいいとは思いますが。気になるなら知らない方はさておき、身近な方だけにでも」

晴「そっかー、危うく消しゴムを千切りながら渡して回るとこだったぜ」

幸子「それじゃ仕返しじゃないですか! あぁでもファンの方ならそれすらも喜んでくれそうですね」

晴「なんだそれ!? 自分で言っててどうかと思ったのにアリなのかよ!」

幸子「お返しまで期待してない方なら、その人から何かを返してもらえたという事実だけでも、嬉しいんじゃないですか?」

晴「そういうものなのか? 消しゴムは言いすぎにしてもよー」

幸子「まぁボクなんかはチョコの見返りを期待せずとも、十二分なお返しが貰えるでしょうけどね。とってもカワイイので!」

晴「へー、どんなお返しがもらえるっつーんだ?」

幸子「きっとお仕事ではなくプライベートでボクのファンの方にチョコあげたら、来月には家が建ちますね」

晴「チョコ1つで家が建つのか……なんつー日だよ」

幸子「ボクほどカワイイアイドルから貰えたらそれくらい当然ですよ!」

晴「ふーん、じゃあ幸子は今日どのくらいチョコもらって来たんだ?」

幸子「えっ」

晴「女が女からこんなにチョコもらうのって変じゃないんだろ? 最初に聞いたじゃんか、幸子は何個もらったかって」

幸子「いや、あの、ボクは別に……晴さんや飛鳥さんほど女性ファンが多いわけでもないですし、たぶん」

晴「もらってないのか?」

幸子「…………あんまり?」

晴「やっぱ女が女からこんなにもらうのおかしいんじゃねーかぁ!!」

幸子「わーーすみませんすみません! って、どうしてボクが謝ってるんですか!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:10:43.20 b68/SpfWo
晴「……とりあえず、食うの手伝ってくれよ。痛チョコになっちゃうだろ」

幸子「痛チョコはそういう意味ではないと思いますが……それにボクだって、及ばずながらファンの方から贈られてきてますので」

晴「ぐぅぅ……やっぱ親父と兄貴に手伝ってもらうか。バレンタインなら喜ぶかな」

幸子「そこは晴さんの貰い物としてのチョコをご家族が貰っても、バレンタインとしてはあんまり嬉しくないんじゃないですかね」

晴「あーーめんどくせぇ! どうしたらいいんだ!」

幸子「頑張るしかないんじゃないですか?」

晴「オレ、さすがに幸子ほどは身体張れねーよ……」

幸子「そこまで張ってませんからね!? お仕事に芸人さん張りの無茶振りが増えてきましたけどボクは不服ですからね!?」

晴「はぁ、なんでバレンタインなんて日があるんだろうなー」

幸子「スルーしないでください! ……あの、そもそもバレンタインは晴さんにとっては誰かにチョコを贈る日ではないんですか?」

晴「オレが?」

幸子「てっきりボク、晴さんにはチョコをあげたい人がいて、どうやって贈ればいいかの相談を受けるのかと思いましたよ?」

晴「うっ……」

幸子「違うんですか? あ、興味ないんでしたっけ」

晴「…………」

幸子「晴さん?」

晴「べ、別に……オレからそんなのもらったって、……う、嬉しかねーだろっ!?」

幸子(――ああああ!! ボクとしたことが、なにこの人凄くカワイイとか思ってしまったああああ!!)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:11:41.39 b68/SpfWo
晴「ちょ、何をそんなに頭抱えて悶えてるんだ?」

幸子「ふ、ふふふ……いろんな意味での新たなライバルの誕生に処理が追いつきませんでした、もう大丈夫です。ボクはカワイイので」

晴「そうか? ……オレだって似合ってねーことくらいわかってるよ。でも、少しは世話になってるしさ?」

幸子「ん?」

晴「別にオレがやらなくてもアイツは他のヤツからもらえるだろうし、数もらえりゃいいってもんじゃないのはオレもよくわかってる」

幸子「んん?」

晴「まぁでも、日頃の感謝の気持ちってやつを自然と伝えるにはちょうどいい日でもあって……あー、えっと。すまん、上手くまとまんねーちょっと待ってくれ」

幸子「ボクの方もちょっと待ってください――ボクはカワイイ、ボクはカワイイ――はい、大丈夫です」

晴「とにかくだな……たしかに、どうやって渡したらいいかなんてわかんねー」

幸子「晴さん……」

晴「家族には嫌々だけど毎年チ○ルチョコあげられてたのにな……」

幸子「そこはせめてもう少し奮発してあげましょう……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:12:53.54 b68/SpfWo
晴「オレからもらってもとか、笑われるだろうなとか、考えちまうんだよ。慣れねーことはするもんじゃないな」

幸子「……大丈夫ですよ! 晴さんからの大切な贈り物を、似合わないなんて笑ったり邪険にしたりなんてするはずないじゃないですか!」

晴「そう、かな」

幸子「自信を持ってください。こんなにカワ、……カワイイ人から気持ちのこもったチョコを貰えて嬉しくないはずがありません!」

晴「なんか一瞬ためらいがなかったか?」

幸子「きっと来月には、そうですねぇ――犬小屋くらいなら建ちますよ!」

晴「いらねー!! そもそもオレ犬苦手なんだけど!?」

幸子「とにかくですね、そんなに気が引けるならボクも一緒についててあげます! 晴さんもPさんに渡したいんでしょう?」

晴「えっ」

幸子「えっ、って、あれ? 違うんですか?」

晴「……。誰もPに渡したいとは言ってないぞ?」

幸子「」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:14:16.09 b68/SpfWo
晴「それより、へー。幸子はなんだかんだ言いながらPに渡すつもりだったんだな。へー……」

幸子「あの、ちょっ、えっ、なんですかこれ、あ、だめです! こっち見ないでください!」

晴「…………くくく、嘘だよ、うそ! やっぱりいいリアクションするよなー幸子」

幸子「? …………ああああ! 勘違いじゃなかったんですね! 酷いですよ、人が真面目に話してたのにー!!」

晴「ごめんごめん、悪かったって! いきなりPの名前出てきて、つい、な。オレだってどーよーしたんだよ!」

幸子「逆ギレしないでくださいよ! ま、まぁ事情は分かりましたから、もう怒ってはないですけど……どうします?」

晴「どうします、って何がだ?」

幸子「その、ボクもPさんに渡したい物がありますし、一緒にいきますか?」

晴「…………ぷっ」

幸子「……今度は何ですか?」

晴「いや、Pが幸子のために来月家を建てるのかと思ったら面白くってな」

幸子「フフーン! ボクにとってPさんは名誉ある最初のボクのファンですからね! 家――までは求めませんが、期待は出来ますよ♪」

晴「オレにとっても最初のサポーター、か。……大事にしてやらないといけないよな?」

幸子「ボクとしてはもっとボクのことを大事に扱ってほしいものですがね、じゃあ今からいきましょうか?」

晴「そうだな、渡せそうなうちに渡しとかねーと。……なぁ、幸子」

幸子「はいはい、今度は何でしょう?」

晴「…………ありがとな。幸子に相談してよかったぜ!」

幸子「……ふふっ。やっぱりいろんな意味でボクのライバルになりそうですね、晴さん?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:17:15.44 b68/SpfWo
幸子「……おや、先客がいらっしゃるみたいですね」

晴「やっぱ他のアイドル連中も用意してんだな」

幸子「ここからでも鼻の下が伸びてるのが丸わかりですねぇ。まったく、ボクというものがありながら」

晴「…………」

幸子「晴さん、どうかしましたか?」

晴「なんだろ……急にあげたくなくなってきた」

幸子「晴さん!?」

晴「見ろよあれ、親父だってあんなにだらしねー顔しなかったぞ」

幸子「そりゃ嫌々ながらチ○ルチョコ渡されたらカワイイ愛娘からといえど複雑な気持ちになりますよ!」

晴「うーっ、でもアレだぜ?」

幸子「気持ちはわからなくもないですが、落ち着きましょう! 日頃の感謝を伝えるのでしょう? 大事にしてあげるんでしたよね?」

晴「わかってるよ! わかってっけど……あー何かモヤモヤする!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:19:09.16 b68/SpfWo


P「…………」

ちひろ「どうされたんですか、プロデューサーさん? そんなところで立ち尽くしちゃって」

P「幸子と晴が来て、貰いました」

ちひろ「へぇ、珍しい組み合わせですね。……で、どうしてそんなの持ってるんですか」

P「そんなの?」

ちひろ「それですよ、その消しゴムを千切ったような」

P「これ? 晴から貰いました」

ちひろ「晴ちゃんが!? プロデューサーさん、晴ちゃんに何かしたんですか?」

P「……家宝にします」

ちひろ「プロデューサーさん!?」







その後、幸子に諭されながら戻ってきた晴からチョコを貰えたPは無事、天に召されていきましたとさ


終わり
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/17(土) 23:23:50.82 b68/SpfWo
キャラバン晴ちんスタラン15&特訓前まで集め切れたので書きました つらかった

晴ちんがモバマス出たばかりの頃にこの2人でSS書いたことありましたが、やっぱり書いてて楽しい組み合わせですね


それではここまでお読みくださりありがとうございました

北条加蓮「さて、ここに奈緒のチョコがある訳だけど……渋谷君」 渋谷凛「はい」


1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 22:44:18.48 VAIrMu3Y0

加蓮「改めて状況の説明を願えるかな」

凛「はい。現在は2月15日の夜。バレンタインデーの終焉から約20時間が経過しました」

加蓮「ふむ……これは?」

凛「神谷奈緒ちゃんが手作りしたバレンタイン・チョコレートです」

加蓮「可愛らしい包みだね」

凛「はい。作り手の性格が如実に表れています」

奈緒「なぁ」



加蓮「ん?」

奈緒「帰っていいか?」

凛「許すと思う?」

奈緒「だよな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518702258
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 22:48:15.60 VAIrMu3Y0

凛「それで、バレンタインデーはとっくに終了した訳だけど」

奈緒「ああ」

加蓮「何で奈緒のチョコがこの場にあるのかなー?」

奈緒「……渡さなかったから」

凛「三人一緒に作って、三人一緒に渡そうとしてたよね」

加蓮「うん。だから私も凛もチョコは持ってないんだけど」

凛「奈緒はどうして持ってるのかな」

奈緒「…………渡さなかったから」

凛「どうして渡さなかったの?」

奈緒「いや、なんか……急に……恥ずかしくなった、つーか」

加蓮「やーい恋する乙女」

奈緒「やかましい」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 22:53:12.68 VAIrMu3Y0

凛「いやびっくりしたよ。あの場でまさかのガン逃げだもん」

加蓮「Pさんめちゃくちゃ落ち込んでたよ」

奈緒「……本当かよ」

加蓮「私がウソついた事ある?」

奈緒「あ。そういや加蓮お前先週の日曜に服屋で」

加蓮「まぁそれはそれとして」

奈緒「おい」

凛「というかさ、今からでも渡せばいいじゃん」

奈緒「……」

加蓮「ちょっと遅れるくらい可愛いもんでしょ」

奈緒「……正直な所さぁ」

加蓮「ん?」

奈緒「今さらになってチョコ渡されたら……どう思うかな、Pさん」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:01:10.72 VAIrMu3Y0

加蓮「うーん……」

凛「……そうだね」

奈緒「やっぱ、あんまり良い気は……」



凛「昨日は恥ずかしくてつい逃げ出しちゃったけど」

加蓮「やっぱり、あなたにだけは嘘をつきたくなくて」

凛「どうしても我慢できずに、チョコを渡したかったんだと思われて」

加蓮「めちゃくちゃキュンとされると思う」



奈緒「やっぱ帰っていい?」

加蓮「許すと思う?」

奈緒「だよなぁ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:11:39.36 VAIrMu3Y0

奈緒「……逆に訊くけどさぁ」

凛「うん」

奈緒「その、アレだ。二人が渡したのも……本命、チョコ……だろ?」

加蓮「そりゃね」

凛「当然」

奈緒「何でそんなほいっと渡せるんだよ……」

加蓮「そりゃあ、自信あるし?」

凛「ね」

奈緒「……」

凛「奈緒は自信、ないの?」

奈緒「そりゃ……昔より少しはついたけど……それでも二人みたいに可愛くはないし……」



凛「え?」

奈緒「ん?」

加蓮「え?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:12:50.33 VAIrMu3Y0

奈緒「いや、だからあたしは……二人みたく」

凛「自信って、チョコの話だけど」



奈緒「……」

凛「……」

加蓮「……」



奈緒「穴掘って埋まりたい」

加蓮「奈緒はもっと自信持っていいと思うよ」

凛「うん。今かなりキュンときた」

奈緒「うるさい」

加蓮「というか、奈緒の本命チョコとか私が欲しいくらいだし」

凛「同じく」

奈緒「……じゃあ、お前らにやるって言ったらどうするんだ」



凛「いや、プロデューサーにけしかけさせるけどね。面白いし」

加蓮「奈緒かわいい……」

奈緒「面白くない。あと加蓮は日本語喋って」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:20:51.61 VAIrMu3Y0

P「……ん? 何だ三人とも、こんな遅くまで事務所に」



奈緒「帰る!」

加蓮「止める!!」

凛「けしかける!!!」

奈緒「いつもいつも何なんだよその連携は!」

P「とりあえず落ち着いてくれ」



加蓮「という訳でほら、奈緒。棚からモバコインだよ」

凛「据え物斬らぬは女の恥だよ」

奈緒「……あぁもう! そっ、の……Pさんっ!!」

P「お、おう?」

奈緒「こ、これっ……あげるっ! 遅れてごめんっ!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:22:46.76 VAIrMu3Y0

P「……」

奈緒「……」

凛「……」

加蓮「……」

P「……」

奈緒「……な、なんか言えよ」

P「……奈緒」

奈緒「……なんだよ」

P「正直……正直な」

奈緒「……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:24:41.10 VAIrMu3Y0



P「めちゃくちゃキュンときた」

加蓮「いぇーい」

凛「へーい」

奈緒「だから何なんだよその連携は」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 23:25:09.73 VAIrMu3Y0

おしまい。

椎名法子「バレンタインとドーナツと」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:19:20.21 ow5QBSDq0
寒さがようやくおとろえをみせた晩冬のことだ。空では東のほうが白みはじめたころだった。ベッドの上で膝を抱えて、椎名法子はつまり悩んでいた。






地の文。短いです。数レスで終わります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518628759
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:21:23.60 ow5QBSDq0
 あらましとしてはこうである。
日付を戻して朝、彼女は大きなリュックサックを背負って出かけた。
なにしろ手提げカバン程度では到底納まらないのだ。
その日街では紙袋いっぱいのチョコレートを持った少女がよく見られたが、彼女のそれはドーナツであった。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:23:20.06 ow5QBSDq0
 法子は人との繋がりを大事にする質だった。
人の笑顔を見るのが好きだった。
生来のドーナツ好きも相まって、このバレンタインが訪れるのを指折り数える姿があるほどだった。


 そんなことだから、前日には友人の顔を思い浮かべてはドーナツをひとつ作ったし、思い浮かばなくなってからも随分と作った。
余る分には自分で食べてしまえば良いとの思いもあったが、それ以上に不足分が出てしまうのが嫌だったのだ。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:25:31.85 ow5QBSDq0
 実際、事務所に着いてからはさながら露天商のようで、帰るころに残っていたのはひとつふたつといった具合である。
周囲は一日笑顔と感謝の言葉に溢れていて大満足の面持ちで帰路についた法子であったが、胸中には僅かな心残りがあった。
その日は急な仕事によって彼女のプロデューサーは事務所を訪れなかった。
そのため彼にだけドーナツを渡すことが出来なかったのである。


 家に帰ってからもなぜだかそればかりが妙に気になって、そうしてなかなかに寝つけぬまま夜が明けようとしていた。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:28:21.83 ow5QBSDq0
「どうしてこんなに気にしちゃうんだろうなぁ」

 まだ十三歳の少女はその感情に十分な名前を与えることができなかった。
それを想うほどに体が熱を持つのを感じた。
悲しいとも寂しいとも違っていて、胸はくるしいはずなのに嫌ではないのがただ不思議だった。




 法子がそれを恋だと気づくには、まだいましばらくの距離があった。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/15(木) 02:29:55.67 ow5QBSDq0
以上です。依頼出してきます。

凛「他の子のバレンタインチョコレートを破壊(デストロイ)していく」ジャキッ!

1 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:44:58.29 1Bs/yMqLO
(2/14 事務所)

凛「破壊する!」ジャキッ!

未央「目を覚ませ! この黒髪ロングストレートォォォォォッ!」スパ-ン!!

凛「はぐぁぁっ!!」

パタリ

未央「ねぇ、しぶりん。何をしてるの? 『ランボー』ばりの戦闘スタイルに武装して」

凛「チョコを…破壊するっ!!!」カッ!

未央「もう聞いたよ。2度とそんな不吉な言葉を聞きたくなかったよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518619498
2 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:45:48.99 1Bs/yMqLO
凛「オラァァッ! 未央もその場でジャンプしてみろぉぉぉ! もしチョコを隠し持ってたら私がデストロォォォォォイしてやんよぉぉぉ!!!」ブンブンブンブン

未央「目を覚ませ! 仮にもクール属性でしょうがっ!!!!」スパ-ン!

凛「はぐぁっ!」ビタ-ン

未央「はいはい、落ち着こうねー。話は聞いてあげるからねー」グルグル

凛「縛らないでよ! 私の装備を剥ぎ取らないでよ!」

未央「剥ぎ取らなきゃ不安で話が出来ないもの。まずはこの『カラシニコフ』を奪って、と」

凛「くっ! 『柿の種』を速射できる対バレンタイン用の兵器が!」

未央「えぇ…そんな微妙な武器だったんだ。これ」

凛「ピリ辛さと塩辛さでこの世から『甘い』という言葉を消滅してやるぅぅっ!!!」ガ-ッ!
3 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:46:41.23 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「では、大人しくなったところで聞きましょう。どうしてしぶりんはそんなに荒ぶっていたんだい? いや、荒ぶっているのはいつものことだけど。いつにも増して」

凛「バレンタインが憎い…っ!!」ゴゴゴゴ

未央「はいはい。バレンタインの何が憎いのかなー」

凛「バレンタインは聖なる日…それは未央もわかるよね?」

未央「まあ、年に一度のビッグイベントだね」

凛「その通りだよ。世の中の恋人たちはホテルにこもって『下のチョコレートがお留守だぞ★』とまぐわい、『上のチョコレートもお留守だぞ★』とまぐわう清く正しい日なの…」

未央「しぶりんの妄想はいつもながら予想だにしない方向でエキサイティングしているね」

凛「ちなみに私の妄想では美嘉がさっきの台詞を言ってるよ」

未央「美嘉ねぇがあまりにも可哀想だからやめてあげて。本当にやめてあげて」
4 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:47:18.31 1Bs/yMqLO
凛「なのに…なのに…! 私のプロデューサーは私に向かって『今夜は一晩チョコレート★』って言わない…どうなってるの!?」ガ-ッ!

未央「プロデューサーがそんなことを言ったら私は幻滅するよ」

凛「興奮しないの?」

未央「しねぇよ!」

凛「ドキドキしないの?」

未央「ドキドキはするかも。あまりの恐怖にドキドキはするかも。冷静に考えてみてごらんよ。プロデューサーが『今夜は一晩チョコレート★』ってめっちゃいい笑顔で言ってきたらホラーでしかないよ。下手なジェイソンよりも怖いもの」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 23:48:01.35 1Bs/yMqLO
〜回想〜

P『今夜は一晩チョコレート★』バチ-ン!

未央「気持ち悪いとは思わない? 意味がわからないし」

凛「私は興奮するけど?」

未央「はいはい」

凛「で、要するにね」

未央「うん」

凛「プロデューサーの反応に不満なんだよ!」カツ!

未央「ずいぶんと回りくどかったね」
6 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:48:35.32 1Bs/yMqLO
凛「抱かれたい」

未央「はい」

凛「私のあげたチョコに大喜びしてほしい」

未央「はい」

凛「大喜びしたあげく襲われたい」

未央「はい」

凛「そのまま籍を入れて子ーーー」

未央「はいストーップ。そこまでだ」ガシッ

凛「んー!」モガモガ
7 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:49:35.17 1Bs/yMqLO
未央「はぁ…しぶりんはチョコレートをもう渡したの?」

凛「ううん。まだ」

未央「まだなの!? あれだけ不満をぶちまけておいてまだなの!?」ガビ-ン!

凛「いや…だって渡して『まずい』とか言われたら傷付くし…プロデューサーって他の人からチョコレートいっぱいもらってるから私のなんて迷惑なんじゃないかって不安だし…///」モジモジ

未央「そこは普通に乙女なんだね。暴走さえしてなければ微笑ましいと思えたのに…」

凛「こんな不安な気持ちになるくらいなら…バレンタインなんてなくなればいい! 他の子のチョコレートなんて砕け散ればいい!!!」

凛「デストロォォォォォイ!!!」ジャキ-ン!!

未央「それはやめなさいっての!」ベシッ!

凛「ぐぅ!」
8 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:50:37.19 1Bs/yMqLO
未央「ていうか、本当にいいの?」

凛「え?」

未央「チョコ、手作りなんでしょ。バレンタインを潰して渡さないまま終わらせちゃっていいの?」

凛「…」

凛「嫌です…本当は渡したいです…」シュ-ン

未央「じゃあ、私もまだだし。一緒に渡しに行こうか」

凛「...!」

凛「ありがとう! 未央っ!!」ガシ-!

未央「はいはい。不安だったのね」
9 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:08.93 1Bs/yMqLO
凛「不安でした。不安が不安を不安してファンファンファンファンファンのファン」

未央「馬鹿にしてるの?」

凛「してません。してません。あまりの嬉しさについ」

未央「はぁ…まったく。来年は1人で渡せるようになりなよ?」

凛「もちろん。さあ、行こうよ。早く早く」グイ-

未央「こら急かさないの♪」

凛「♪」
10 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:55.21 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「はいこれ。チョコだよプロデューサー♪」

P「おー、サンキュー」

凛「はいこれプロデューサー。私からもチョコだよ。私だと思ってべろんべろんに舐めていいからね」スッ

P「わかった。普通に食べるよ…ってデカイな!?」

凛「つい作りすぎちゃったんだ…迷惑だった?」

P「気持ちは嬉しいから全部食うよ。ただ、来年はもうちょっとだけ小さくしてくれよ?」

凛「…うん」パァァァァァァァ

未央「(嬉しいってさ。よかったね、しぶりん♪)」

凛「(これはもう結婚かな…)」

未央「(話が飛躍しすぎてるね)」

凛「(そろそろあの台詞が出てくるかも)」

未央「(あの台詞?)」

凛「(今夜は一晩チョコレート★)」

未央「(出ねぇよ)」
11 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:52:44.06 1Bs/yMqLO
(その夜・P宅)

P「さて、未央からもらったチョコは…と」ビリビリ

カパッ

P「おー、チョコクッキーかぁ。シンプルだけど美味しい。さすが未央」ポリポリ

P「さて、次は凛からもらったチョコは…と」ビリビリ

P「…ん?」

【1/2スケール渋谷凛型取りチョコ】ババ-ン!

P「く、食いづらい…!」

凛「スカートから食べてよ」ニュッ

P「いや、そしたらパンツ丸見えになるじゃん。変態っぽいからそれはやめとく」

凛「欲望に素直になりなよ」

P「まあ、どこから食うにしても食いづらいけどさ…って…」

P「なんで俺の部屋にいるんだよ!?」ガ-ン!

凛「今夜は一晩チョコレート★」

P「何言ってるんだ?」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ズイッ

P「ちょ」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ゴゴゴゴ

P「」

イヤァァァァァァァ!!

終わり
12 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:56:26.32 1Bs/yMqLO
以上です
お読みいただきありがとうございました

みなさんが甘いバレンタインSSをたくさん書いていたので1つくらいは弾けたものがあってもいいんじゃないかと思って書きました。ごめんなさい反省しています

凛「他の子のバレンタインチョコレートを破壊(デストロイ)していく」ジャキッ!

1 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:44:58.29 1Bs/yMqLO
(2/14 事務所)

凛「破壊する!」ジャキッ!

未央「目を覚ませ! この黒髪ロングストレートォォォォォッ!」スパ-ン!!

凛「はぐぁぁっ!!」

パタリ

未央「ねぇ、しぶりん。何をしてるの? 『ランボー』ばりの戦闘スタイルに武装して」

凛「チョコを…破壊するっ!!!」カッ!

未央「もう聞いたよ。2度とそんな不吉な言葉を聞きたくなかったよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518619498
2 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:45:48.99 1Bs/yMqLO
凛「オラァァッ! 未央もその場でジャンプしてみろぉぉぉ! もしチョコを隠し持ってたら私がデストロォォォォォイしてやんよぉぉぉ!!!」ブンブンブンブン

未央「目を覚ませ! 仮にもクール属性でしょうがっ!!!!」スパ-ン!

凛「はぐぁっ!」ビタ-ン

未央「はいはい、落ち着こうねー。話は聞いてあげるからねー」グルグル

凛「縛らないでよ! 私の装備を剥ぎ取らないでよ!」

未央「剥ぎ取らなきゃ不安で話が出来ないもの。まずはこの『カラシニコフ』を奪って、と」

凛「くっ! 『柿の種』を速射できる対バレンタイン用の兵器が!」

未央「えぇ…そんな微妙な武器だったんだ。これ」

凛「ピリ辛さと塩辛さでこの世から『甘い』という言葉を消滅してやるぅぅっ!!!」ガ-ッ!
3 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:46:41.23 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「では、大人しくなったところで聞きましょう。どうしてしぶりんはそんなに荒ぶっていたんだい? いや、荒ぶっているのはいつものことだけど。いつにも増して」

凛「バレンタインが憎い…っ!!」ゴゴゴゴ

未央「はいはい。バレンタインの何が憎いのかなー」

凛「バレンタインは聖なる日…それは未央もわかるよね?」

未央「まあ、年に一度のビッグイベントだね」

凛「その通りだよ。世の中の恋人たちはホテルにこもって『下のチョコレートがお留守だぞ★』とまぐわい、『上のチョコレートもお留守だぞ★』とまぐわう清く正しい日なの…」

未央「しぶりんの妄想はいつもながら予想だにしない方向でエキサイティングしているね」

凛「ちなみに私の妄想では美嘉がさっきの台詞を言ってるよ」

未央「美嘉ねぇがあまりにも可哀想だからやめてあげて。本当にやめてあげて」
4 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:47:18.31 1Bs/yMqLO
凛「なのに…なのに…! 私のプロデューサーは私に向かって『今夜は一晩チョコレート★』って言わない…どうなってるの!?」ガ-ッ!

未央「プロデューサーがそんなことを言ったら私は幻滅するよ」

凛「興奮しないの?」

未央「しねぇよ!」

凛「ドキドキしないの?」

未央「ドキドキはするかも。あまりの恐怖にドキドキはするかも。冷静に考えてみてごらんよ。プロデューサーが『今夜は一晩チョコレート★』ってめっちゃいい笑顔で言ってきたらホラーでしかないよ。下手なジェイソンよりも怖いもの」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/14(水) 23:48:01.35 1Bs/yMqLO
〜回想〜

P『今夜は一晩チョコレート★』バチ-ン!

未央「気持ち悪いとは思わない? 意味がわからないし」

凛「私は興奮するけど?」

未央「はいはい」

凛「で、要するにね」

未央「うん」

凛「プロデューサーの反応に不満なんだよ!」カツ!

未央「ずいぶんと回りくどかったね」
6 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:48:35.32 1Bs/yMqLO
凛「抱かれたい」

未央「はい」

凛「私のあげたチョコに大喜びしてほしい」

未央「はい」

凛「大喜びしたあげく襲われたい」

未央「はい」

凛「そのまま籍を入れて子ーーー」

未央「はいストーップ。そこまでだ」ガシッ

凛「んー!」モガモガ
7 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:49:35.17 1Bs/yMqLO
未央「はぁ…しぶりんはチョコレートをもう渡したの?」

凛「ううん。まだ」

未央「まだなの!? あれだけ不満をぶちまけておいてまだなの!?」ガビ-ン!

凛「いや…だって渡して『まずい』とか言われたら傷付くし…プロデューサーって他の人からチョコレートいっぱいもらってるから私のなんて迷惑なんじゃないかって不安だし…///」モジモジ

未央「そこは普通に乙女なんだね。暴走さえしてなければ微笑ましいと思えたのに…」

凛「こんな不安な気持ちになるくらいなら…バレンタインなんてなくなればいい! 他の子のチョコレートなんて砕け散ればいい!!!」

凛「デストロォォォォォイ!!!」ジャキ-ン!!

未央「それはやめなさいっての!」ベシッ!

凛「ぐぅ!」
8 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:50:37.19 1Bs/yMqLO
未央「ていうか、本当にいいの?」

凛「え?」

未央「チョコ、手作りなんでしょ。バレンタインを潰して渡さないまま終わらせちゃっていいの?」

凛「…」

凛「嫌です…本当は渡したいです…」シュ-ン

未央「じゃあ、私もまだだし。一緒に渡しに行こうか」

凛「...!」

凛「ありがとう! 未央っ!!」ガシ-!

未央「はいはい。不安だったのね」
9 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:08.93 1Bs/yMqLO
凛「不安でした。不安が不安を不安してファンファンファンファンファンのファン」

未央「馬鹿にしてるの?」

凛「してません。してません。あまりの嬉しさについ」

未央「はぁ…まったく。来年は1人で渡せるようになりなよ?」

凛「もちろん。さあ、行こうよ。早く早く」グイ-

未央「こら急かさないの♪」

凛「♪」
10 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:51:55.21 1Bs/yMqLO
(しばらくして)

未央「はいこれ。チョコだよプロデューサー♪」

P「おー、サンキュー」

凛「はいこれプロデューサー。私からもチョコだよ。私だと思ってべろんべろんに舐めていいからね」スッ

P「わかった。普通に食べるよ…ってデカイな!?」

凛「つい作りすぎちゃったんだ…迷惑だった?」

P「気持ちは嬉しいから全部食うよ。ただ、来年はもうちょっとだけ小さくしてくれよ?」

凛「…うん」パァァァァァァァ

未央「(嬉しいってさ。よかったね、しぶりん♪)」

凛「(これはもう結婚かな…)」

未央「(話が飛躍しすぎてるね)」

凛「(そろそろあの台詞が出てくるかも)」

未央「(あの台詞?)」

凛「(今夜は一晩チョコレート★)」

未央「(出ねぇよ)」
11 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:52:44.06 1Bs/yMqLO
(その夜・P宅)

P「さて、未央からもらったチョコは…と」ビリビリ

カパッ

P「おー、チョコクッキーかぁ。シンプルだけど美味しい。さすが未央」ポリポリ

P「さて、次は凛からもらったチョコは…と」ビリビリ

P「…ん?」

【1/2スケール渋谷凛型取りチョコ】ババ-ン!

P「く、食いづらい…!」

凛「スカートから食べてよ」ニュッ

P「いや、そしたらパンツ丸見えになるじゃん。変態っぽいからそれはやめとく」

凛「欲望に素直になりなよ」

P「まあ、どこから食うにしても食いづらいけどさ…って…」

P「なんで俺の部屋にいるんだよ!?」ガ-ン!

凛「今夜は一晩チョコレート★」

P「何言ってるんだ?」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ズイッ

P「ちょ」

凛「今夜は一晩チョコレート★」ゴゴゴゴ

P「」

イヤァァァァァァァ!!

終わり
12 :◆hAKnaa5i0. 2018/02/14(水) 23:56:26.32 1Bs/yMqLO
以上です
お読みいただきありがとうございました

みなさんが甘いバレンタインSSをたくさん書いていたので1つくらいは弾けたものがあってもいいんじゃないかと思って書きました。ごめんなさい反省しています
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