ヘッドライン

カテゴリー [ モバマス ]

  • 武内P「止まらないでください……」 [2017年12月28日]
  • 佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」 [2017年12月28日]
  • 佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」 [2017年12月28日]
  • ありす「お父さんと」P「クリスマス」 [2017年12月28日]
  • 【モバマス】カラフルほたる [2017年12月27日]
  • 【デレマス】書を読んで。それから……【鷺沢文香】 [2017年12月26日]
  • 【モバマス】クリスマスパーティー13's 2017X'masLive [2017年12月26日]
  • 棟方愛海「クリスマスイブとプロデューサー」 [2017年12月26日]
  • 双葉杏「美由紀とクリスマス」 [2017年12月25日]
  • 【モバマスSS】聖「カラオケに」雪美「行って…みたい……」 [2017年12月25日]
  • 夕美・美波「「Pさんに悪戯するよ!」」カッ! 文香「…協力します」 [2017年12月25日]
  • 【モバマス】「ウサミンロボのクリスマス」 [2017年12月25日]
  • ほたる「私がサンタですか……」 [2017年12月25日]
  • モバP「AI怖い」 [2017年12月24日]
  • 藍子「弊社の主力商品は『ゆるふわ』となっております」キリッ [2017年12月24日]
  • 【モバマス】虹色ドリーマーの3人でスパロボコラボ公演のお疲れ様会 [2017年12月24日]
  • 【モバマス】虹色ドリーマーの3人でスパロボコラボ公演のお疲れ様会 [2017年12月24日]
  • モバP「次のメンバーはカレン、アーニャ、ヒナだな」 [2017年12月23日]
  • ありす「お父さんと」P「娘と」 [2017年12月22日]
  • モバP「反省文」 [2017年12月21日]
  • 荒木比奈「二人で溺れる愛の営み」 [2017年12月20日]
  • 【モバマス】志希「いち」飛鳥「……にの」紗南「さん!」モバP「結成したぞ」 [2017年12月19日]
  • 佐城雪美「てじな~にゃ」 [2017年12月19日]
  • 【モバマス】亜季「ヤマモトオプションであります」 [2017年12月19日]
  • 日野茜が増えた日 [2017年12月19日]
  • 李衣菜「あれ? 智絵里ちゃん、先に帰ってたはずじゃ……」 [2017年12月14日]
  • 北条加蓮「風邪引いた……」 [2015年02月19日]

武内P「止まらないでください……」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:31:20.66 jb6d4oUY0


独自設定があります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514226680
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:32:58.46 jb6d4oUY0


武内P「……はい。ここをこうして……ええ。そのようにお願いします。……はい。では、よろしくお願いします」

「あれ? もしかして……武さん?」





武内P「……!Pさん……お久しぶりです」

モバP(以下P)「うわ、本当に武さんじゃないですか!お久しぶりです!活躍の噂、聞いてますよ」

武内P「私も、あなたのお話をよく耳にしますよ。……すこし、話しませんか?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:34:14.97 jb6d4oUY0

P「へぇ〜。シンデレラプロジェクトも色々あったんですね」

武内P「ええ。……そちらは、順調ですか?」

P「おかげさまで。美嘉も高垣も優秀なんで、俺がすることなくってちょっと困っちゃうくらいですよ」

武内P「そう……ですか」


P「それにしても水臭いな〜武さん。偶にはこっちにも顔出してくださいよ?みんな寂しがってますよ〜?」

武内P「……善処します」

P「特に高垣の奴なんて、武さんと飲みに行けてない〜なんて、ずっとぶーたれてるんですから」

武内P「はは……」


P「それにしても……ついにここまで、って感じですね」

武内P「ええ。感慨深い、ですね」

P「武道館で一日ライブ、それも346プロのアイドル全員出演できるなんて、幸せっすよ本当に」

武内P「ええ」


P「覚えてます?美嘉が仕事で失敗しちゃって、2人でどう慰めようかって徹夜で頭抱えたの」

武内P「そんなことも……ありましたね」

P「今じゃ美嘉も高垣も、わがプロダクションを代表するエースになってくれて……それもこれも全部、武さんのおかげっすよ」

武内P「いえ、そんなことは……。Pさんと、アイドル達の努力の結果かと」

P「またまたぁ〜、やめてくださいよ。武さん、いや、武内先輩がいなかったら俺なんて今頃駄目になってましたって」

武内P「ふ……」

P「あっ、笑いましたね?俺本気で思ってるんですからね!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:36:12.03 jb6d4oUY0

P「はぁ……それにしても、デカいライブの準備だからって、テレビ出演減らしてまでここまで入念にチェックしますかね?」

武内P「……ええ。きっと、専務も色々と調整をしているのでしょう。なにしろ、プロダクションの戦力を軒並みこのライブに回しているのですから。失敗はできないと思っているのでしょう」

P「ははっ、専務も大変っすね。まっ、専務の苦労は俺らには関係ないですけどね」

武内P「……上機嫌ですね?」

P「そりゃあそうっすよ。皆張り切ってるし、高垣も頑張ってるし!俺も頑張らないと!」

武内P「……ええ」ニコ


武内P(そうだ……。私たちが積み上げてきたものは、全部無駄じゃなかった。これからも、私たちとアイドルが立ち止まらないかぎり道は続く)



キキーッ

武内P「!」



「……」パァン パァン!



武内P「……っ」ガバッ

モバP「おわっ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:37:19.96 jb6d4oUY0
パァン パァン ビスッ

武内P「……ぐっ、ぐぅぅ……」

P「……ちょ、武さん?何してんすか、武さん!」

武内P「……う、うおおおおおおお!!!」パァン



「ぐあっ!」ドサッ



武内P「……ふふ、中々、当たるものですね……。銃の研修を受けていて正解でした」ダラダラ

P「た……武さん。あっ……ああ……」

武内P「なんて声……出してるんですか。Pさん……」

P「だって、だってぇ……」

武内P「私は……シンデレラプロジェクトプロデューサー……です。これくらい、なんとも……ありません」

P「そんな……俺なんかのために……」


武内P「……後輩を守るのは、先輩の役目、です」

P「でも!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:38:09.55 jb6d4oUY0

武内P「……行きましょう。アイドルの皆さんが……待っています。それに……」



美嘉「あんたプロデューサーでしょ、ちゃんと見ててよ!」




武内P(城ヶ崎さん……。やっとわかりました……)


武内P(私たちにはたどりつく場所なんて……いらない。ただ進み続けるだけでいい。止まらない限り、道は続く)

武内P「私は止まりません。アイドルの皆さんが止まらない限り、その先に私はいます!」

ドサッ

武内P「……だから、止まらないでください」

















美嘉「………………プロデューサー?」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 03:39:03.03 jb6d4oUY0
―――――――――――
―――――――
――――


比奈「……という感じで、これをライブの特典映像にしましょう。アタシがフリージア歌いますんで」

武内P「…………善処します」

P「アホか」


佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」

1 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:08 zri
アイドルマスターシンデレラガールズです。

千川ちひろ「一日だけのシンデレラの魔法」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1511794804/l50
これと世界観同じですが、読んでなくて問題ないです。
心さんとちひろさんがお友達です。
2 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:25 zri
24日 事務所

千佳「ねぇねぇ、はぁとちゃん! これで良い?」

心「んー。どれどれ……☆ ん☆ おっけおっけ♪」

千佳「えへへっ! これでラブリーチカに変身かんりょーだねっ!」

心「可愛いぞ〜☆」

千佳「じゃあ、Pくん迎えに行ってくるね!」

心「あ〜い☆ 気を付けてね♪」

心「さて……じゃあはぁとも準備しに帰ろうかなっと……」

ちひろ「何を言ってるんですか?」

心「え? ……帰ろうかなって」

ちひろ「心さんの衣装は用意してあるって言ったじゃないですか♪」

心「その手に持ってる奴?」

ちひろ「はい♪」
3 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:50 zri
心「いや、あのさ」

ちひろ「なんですか?」

心「ミニスカサンタはキツくない……?」

ちひろ「大丈夫ですよ♪ コスプレはどんな時でもみんなを幸せにしてくれますから!」

心「じゃあせめて! せめてタイツ履かせて!」

ちひろ「舐めた事言わないでください。生足に決まってるでしょ」

ちひろ「心さんの美脚なら問題ないですよね♪」

心「確かにはぁとは美脚だけど……」

心「でも、今日は寒いっすよ?」

ちひろ「おしゃれは我慢です」

心「コスプレっておしゃれなの?」

ちひろ「心さん」

心「は、はい!」
4 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:09 zri
ちひろ「おしゃれって自分を綺麗にとか、可愛くなりたくてするんですよね」

心「うん☆ やっぱ女の子はかわい〜く、綺麗になりたいもんね☆」

ちひろ「コスプレも同じです」

心「はぇ?」

ちひろ「コスプレも、自分を可愛く綺麗に見せたい、あわよくばそのものになりたいからするんです」

ちひろ「おしゃれと何も変わりません」

心「いや、違くね?」

ちひろ「同じです!」

ちひろ「と言うわけで観念して着てください」

心「もうちひろちゃんが着てるんだからいーじゃん!」

ちひろ「バカですか? 一人で着たら思いのほか恥ずかしかったから巻き込みたいに決まってるでしょ!」

心「おいコラ☆ お前がバカなんじゃねーのか☆」
5 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:29 zri
ちひろ「うーるーさーいーでーす!」

ちひろ「せっかく年に一度の合法的にミニスカサンタコスが許される日なんですから! つべこべ言わずに着てください!」

心「えぇ……」

ちひろ「チッ! めんどくさいな」

心「え、ちょっ、なに!? なにすん、ちょっ、やめっ!」

ちひろ「無理矢理にでもひん剥いて着せてあげます。逃がしませんよ」

心「キャーっ! 襲われる! 助けて! 助けてー! 誰かー!」

モバP(以下P)「心さーん? 大声出してどう……し……。く、黒……!」

千佳「はぁとちゃん! 大丈夫!?」

ちひろ「あ」

心「プロ……!? み、見んな! バカ!」

P「す、すみません!」

千佳「はぁとちゃん。お着替えするなら更衣室行った方がいいよ?」

心「……うん」

ちひろ「す、すみません……。まさかプロデューサーさんがこんなにも早く来るとは思わなくて……」

心「うん……。大丈夫。下着くらいはへーきだから……」

心「……後で覚えてろよ」

ちひろ「あい……」


6 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:55 zri


心「じゃ〜ん☆ せくすぃースウィーティーサンタなはぁとだぞっ☆」

P「おぉー!」

ちひろ「やけに時間かかってるなーと思ったら。衣装にハート縫い付けてたんですね」

千佳「はぁとちゃんかわいー!」

心「ありがと☆」

心「いやぁ、ちひろちゃんからもらったコスじゃちょーっとスウィーティーさが足りなかったからね☆」

心「思いっきり足してみました☆」

ちひろ「でもこれじゃあサンタじゃないですよね」

心「はっ。サンタコスしてても中身がサタンなちひろちゃんと並べば良い感じに見えるでしょ?」

ちひろ「あ?」

心「あぁん!?」
7 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:04:17 zri
千佳「ねぇねぇ、Pくん! はぁとちゃんもちひろさんも可愛いね!」

P「だなぁ。お二人ともとっても可愛いですよ」

心「そ、そう? えへ……♪」

ちひろ「年に一度だけのサンタさんですよ♪」

P「あはは。まさか俺にもサンタが来てくれとは思いませんでしたよ」

千佳「ねぇねぇ! あたしはー?」

P「千佳も魔法少女でとっても可愛いぞー!」

千佳「でしょでしょ!? これ、はぁとちゃんが作ってくれたんだー!」

P「心さんが。通りでしっかりしてると思いましたよ」

心「衣装作るのははぁとにとって朝飯前ってやつよ☆」

ちひろ「確かにしっかり作られてますよね。私がド○キで買ってきたこのコスプレと比べると雲泥の差が……」

心「こういうのは生地が安っぽいからね☆ 使い捨ての想定だろうし仕方ない☆」

P「でも、みんなこういうの着こなせるのさすがだと思いますよ」
8 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:04:52 zri
ちひろ「コスプレに興味が!? どうですか!? 一緒に!」

P「いやいやいや! 無理です! 無理ですって!」

千佳「Pくんもサンタさんやるの!? みたーい!」

心「いやいや☆ せっかくこんなに可愛いサンタが二人も居るんだからプロデューサーにはトナカイをだな☆」

P「それ全身タイツじゃないですか! 嫌ですよ!」

ちひろ「今から○ンキに走れば間に合うか……」

P「ちょい待って!」

心「お? セクシーギルティ?」

P「違う!」

千佳「Pくんのサンタさん見たかったなー……」

P「うぐ……」

心「ほらほら〜、千佳ちゃんもこう言ってるし。ね?」

P「……ら、来年なら」

心「ちひろちゃん」

ちひろ「『……ら、来年なら』、録音バッチリです」

P「何してんですか!」
9 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:05:14 zri
心「まぁまぁ☆ はぁとに任せとけって☆」

P「不安しかないんですけど」

心「プロデューサーに似合う、究極のスウィーティーミニスカサンタを作ってやるぞ☆」

P「それ見たことか!」

ちひろ「大丈夫です。最初は抵抗感あってもちゃんとクセになりますから」

P「それやばい奴へのお誘いですよね、絶対」

千佳「あ! Pくん! 時間!」

P「お、ほんとだ」

P「んじゃ俺達はそろそろ年少組迎えに行って、パーティ会場行きますね」

心、ちひろ「「はーい」」

P「てか、千佳はそのまま行くの?」

千佳「うんっ! クリスマスの魔法で今日は一日中ラブリーチカのままなんだよ!」
10 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:05:40 zri
ちひろ「さて。じゃあ私達も衣装の手直し終わったら行きましょうか」

心「だね☆」

心「どっか直すとこある?」

ちひろ「……お腹周りがちょっとだけ」

心「なんだなんだ〜☆ 太ったのぉ〜? ちひろちゃ〜ん☆」

ちひろ「ふんっ!」

心「いてぇ! なにすんだコラ☆」

ちひろ「心さんがうざいからですー! 私は悪くありませーん!」

心「子供か☆」

ちひろ「クリスマスくらい子供になったっていいんですー!」

ちひろ「あー! サンタさん来ないかなー!」

心「サンタさん来たとして何お願いすんだ☆」

ちひろ「え?」

ちひろ「……金?」

心「夢ないな、おい☆」


11 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:06:18 zri


24日 夜 ウサミン星

菜々「どうしてナナの家なんですか」

心「まぁまぁ☆」

麻理菜「心がどうしても菜々さんとこってうるさかったのよ」

心「おい☆ うるさいってなんだ☆」

ちひろ「事実ですよ」

菜々「まぁ、クリスマスを一人で過ごさなくていいんで良かったんですけど……」

麻理菜「ここに居るのみんな同じようなものよ」

心「マリナルと一緒にすんなー!」

ちひろ「すんなー!」

麻理菜「もう酔ってるの?」

菜々「はぁとちゃんもちひろさんもパーティ中はしゃぎっぱなしでしたから、きっとまだてテンションが落ち着いてないんですね」

麻理菜「確かにあのはしゃぎっぷりったら……ねぇ」
12 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:06:43 zri
心「マリナルも菜々先輩も淡泊過ぎなの! せっかくのスウィーティーな日なんだから楽しまなくちゃ☆」

ちひろ「そうですよ! なんでお二人ともコスプレしてくれなかったんですか!」

心「え、そっち?」

麻理菜「この歳でコスプレはちょっと……」

菜々「ナナは興味ありましたけどねぇ。お仕事が詰まってて準備が……」

ちひろ「じゃあ麻理菜さんはチャレンジしましょう! 菜々さんはようこそこちら側へ!」

心「バックアップは任せろ☆」

麻理菜「うわぁ、めんどくさい二人が手を組んだわね」

菜々「あはは……。あ、お鍋そろそろ良い感じですね」

心「んじゃさっく食べましょっか☆ はぁとお腹ペコペコ☆」

ちひろ「私もです。わぁ……美味しそう……」

麻理菜「パーティで食べなかったの?」

菜々「はい、どうぞっ」

心「ありがとうございます☆」
13 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:07:04 zri
ちひろ「ちょこっとはつまみましたけど、あんまり食べるとお腹出ちゃうんですよ」

麻理菜「なるほどねぇ」

菜々「確かにあの薄着じゃ目立っちゃいますよね」

心「ん〜……☆ 良い匂い〜……たまらない……」

麻理菜「ブリって美味しいわよね」

ちひろ「菜々さんの家でやる鍋は絶品ですからねぇ」

菜々「えへへ……。たくさんありますからどんどん食べてくださいね!」

菜々「あ、お米食べますか?」

心「んー☆ とりあえずは大丈夫です☆」

麻理菜「私もシメで良いかな」

ちひろ「私は少しだけ頂いてもいいですか?」

菜々「はいはい〜♪」
14 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:07:31 zri
麻理菜「じゃ、とりあえず乾杯しましょうか」

心「おう☆」

四人「「「「かんぱ〜い」」」」

心「はふっ、はふっ……うっめぇ……」

ちひろ「ブリの出汁が白菜に染みて……美味しい……」

麻理菜「あ、この日本酒美味しい」

菜々「楓ちゃんがくれたんですよ〜」

麻理菜「そういえば楓ちゃん達は?」

ちひろ「楓さん達は明日お休みなので居酒屋でクリスマス会兼ねての忘年会ですよ」

菜々「ナナ達は明日はお仕事ですからねぇ……」

心「まぁ、どっちか休めただけありがたく思わないと☆」

ちひろ「私は両日出勤ですよ」

麻理菜「ど、ドンマイ……」

ちひろ「なのでお酒はほどほどに……」
15 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:08:24 zri
菜々「泊まっていきます?」

ちひろ「良いんですか?」

菜々「はい! うちで良ければ! お開きにしてから帰ると結構遅くなっちゃいますよね」

ちひろ「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな……」

心「えー! ずーるーいー! はぁととマリナルも泊まる〜☆」

麻理菜「ちょっと、心!」

菜々「あはは、良いですよ。麻理菜ちゃんもどうですか?」

麻理菜「……ご迷惑じゃなければ」

菜々「大丈夫です!」

菜々「その代わりですけど、この二人が酔っぱらったら手伝ってください」

麻理菜「あ、そういう事ね。わかったわ」

心「はぁと達酔っぱらわないもん!」

ちひろ「もん!」

麻理菜「もう酔ってるじゃない」

菜々「すきっ腹に日本酒が良くなかったですねぇ……」


16 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:09:17 zri


しばらくのち

麻理菜「ところで心はクリスマスだってのにここに居ていいの?」

心「んー?」

菜々「あ、そうですよ。せっかくクリスマスなのにプロデューサーさんと一緒じゃなくてよかったんですか?」

心「く、クリスマスは家族と過ごすものだから……」

ちひろ「私達は家族じゃないですけどねー」

心「う、うるさい!」

麻理菜「あぁ、わかったわ」

菜々「ナナにもわかりました」

ちひろ「そうなんですよ。このヘタレ、プロデューサーさん誘えてないんですよ。ヘタレなので」

心「あー! もー! 余計なこと言わないで!」
17 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:10:12 zri
麻理菜「あんまりぼやぼやしてるとプロデューサー君取られちゃうわよ」

菜々「そうですよ。せっかく良い感じなのに」

心「だってぇ……」

ちひろ「無理無理。だってこの人、一緒のベッドで寝ても何も出来ないんですもん」

心「ちょっ! ちひろちゃん!?」

麻理菜「え、なにそれ。聞いてないわよ。菜々さんは?」

菜々「ナナも初耳ですね」

ちひろ「言ってなかったんですか?」

心「言えるわけないだろ、バカ!」

麻理菜「心〜♪」

心「嫌です」

菜々「はぁとちゃん♪」

心「嫌です」

ちひろ「私が気を利かせてだいぶ前のイベントの時にホテルをダブルルームにしてあげたんですよ」

心「おい、千川ァ!」
18 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:10:43 zri
麻理菜「え、それで進展一切なし?」

菜々「それは……。プロデューサーさんもあれですけど、はぁとちゃんも……」

心「はぁともプロデューサーも疲れてたの! だからすぐ寝ちゃったの!」

心「はいはい! この話はやめやめ!」

ちひろ「だから駄目なんですよ、このヘタレは」

麻理菜「ホントにヘタレね」

菜々「ヘタレですね!」

心「うるさいうるさいうるさーい!」

心「ふんっ!」

菜々「あ! はぁとちゃんそんな一気に飲んだら!」

心「これが飲まずに居られますか!」

心「ほら! みんなも飲んで!」

麻理菜「えぇ……明日仕事よ? 大丈夫?」

心「知りません! 飲んで☆ 飲め☆」

ちひろ「まったく心さんは……」

菜々「ナナは遠慮したいんですけど……」

心「はぁとの酒が飲めないのかー!」

菜々「わかりました、わかりましたよ!」

菜々「はぁ……明日は二日酔いしそうだなぁ……」


19 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:11:29 zri


25日 朝

心「うぐっ……。あ、頭……いてぇ……」

菜々「……台所に……お味噌汁が……」

麻理菜「取ってくるわ……」

ちひろ「お願いします……」

心「今日のお仕事やばくない……?」

菜々「やばいですよ……確実に……」

ちひろ「私は人前に出ないからまだいいですけど、みなさんは本当に頑張ってください……」

麻理菜「はい、お味噌汁」

菜々「ありがと〜……」

心「さんきゅー……☆」

ちひろ「ありがとうございます」
20 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:11:49 zri
麻理菜「はぁ……。とりあえず落ちついたら準備して行きましょうか」

心「だね……☆ はぁと達は夢を与えるアイドルだから……」

菜々「こんな無様な姿は見せられません……」

ちひろ「さすがアイドルの皆さんです。カッコいいです」

麻理菜「だって、ね?」

菜々「はいっ!」

心「アイドルは強くてカッコよくて、綺麗で可愛い、女の子みんなの憧れだからね☆」

End
21 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:15:44 zri
以上です。

メリークリスマス! 皆さまいかがお過ごしでしょうか!
私は何年かぶりに仕事のないクリスマスなので家で楽しくデレステとミリシタとステラステージやってます!地球の防衛もしてます!
やる事が多すぎて忙しないので働いてるのと何も変わらない気もします。

ミリシタのイベントの「Princess Be Ambitious!!」がめっちゃ楽しいですよ!シンデレラも良いですけど、ミリオンも765ASもよろしくお願いします!

では、お読み頂ければ幸いです。

佐藤心「クリスマス」千川ちひろ「残念会」

1 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:08 zri
アイドルマスターシンデレラガールズです。

千川ちひろ「一日だけのシンデレラの魔法」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1511794804/l50
これと世界観同じですが、読んでなくて問題ないです。
心さんとちひろさんがお友達です。
2 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:25 zri
24日 事務所

千佳「ねぇねぇ、はぁとちゃん! これで良い?」

心「んー。どれどれ……☆ ん☆ おっけおっけ♪」

千佳「えへへっ! これでラブリーチカに変身かんりょーだねっ!」

心「可愛いぞ〜☆」

千佳「じゃあ、Pくん迎えに行ってくるね!」

心「あ〜い☆ 気を付けてね♪」

心「さて……じゃあはぁとも準備しに帰ろうかなっと……」

ちひろ「何を言ってるんですか?」

心「え? ……帰ろうかなって」

ちひろ「心さんの衣装は用意してあるって言ったじゃないですか♪」

心「その手に持ってる奴?」

ちひろ「はい♪」
3 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:02:50 zri
心「いや、あのさ」

ちひろ「なんですか?」

心「ミニスカサンタはキツくない……?」

ちひろ「大丈夫ですよ♪ コスプレはどんな時でもみんなを幸せにしてくれますから!」

心「じゃあせめて! せめてタイツ履かせて!」

ちひろ「舐めた事言わないでください。生足に決まってるでしょ」

ちひろ「心さんの美脚なら問題ないですよね♪」

心「確かにはぁとは美脚だけど……」

心「でも、今日は寒いっすよ?」

ちひろ「おしゃれは我慢です」

心「コスプレっておしゃれなの?」

ちひろ「心さん」

心「は、はい!」
4 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:09 zri
ちひろ「おしゃれって自分を綺麗にとか、可愛くなりたくてするんですよね」

心「うん☆ やっぱ女の子はかわい〜く、綺麗になりたいもんね☆」

ちひろ「コスプレも同じです」

心「はぇ?」

ちひろ「コスプレも、自分を可愛く綺麗に見せたい、あわよくばそのものになりたいからするんです」

ちひろ「おしゃれと何も変わりません」

心「いや、違くね?」

ちひろ「同じです!」

ちひろ「と言うわけで観念して着てください」

心「もうちひろちゃんが着てるんだからいーじゃん!」

ちひろ「バカですか? 一人で着たら思いのほか恥ずかしかったから巻き込みたいに決まってるでしょ!」

心「おいコラ☆ お前がバカなんじゃねーのか☆」
5 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:29 zri
ちひろ「うーるーさーいーでーす!」

ちひろ「せっかく年に一度の合法的にミニスカサンタコスが許される日なんですから! つべこべ言わずに着てください!」

心「えぇ……」

ちひろ「チッ! めんどくさいな」

心「え、ちょっ、なに!? なにすん、ちょっ、やめっ!」

ちひろ「無理矢理にでもひん剥いて着せてあげます。逃がしませんよ」

心「キャーっ! 襲われる! 助けて! 助けてー! 誰かー!」

モバP(以下P)「心さーん? 大声出してどう……し……。く、黒……!」

千佳「はぁとちゃん! 大丈夫!?」

ちひろ「あ」

心「プロ……!? み、見んな! バカ!」

P「す、すみません!」

千佳「はぁとちゃん。お着替えするなら更衣室行った方がいいよ?」

心「……うん」

ちひろ「す、すみません……。まさかプロデューサーさんがこんなにも早く来るとは思わなくて……」

心「うん……。大丈夫。下着くらいはへーきだから……」

心「……後で覚えてろよ」

ちひろ「あい……」


6 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:03:55 zri


心「じゃ〜ん☆ せくすぃースウィーティーサンタなはぁとだぞっ☆」

P「おぉー!」

ちひろ「やけに時間かかってるなーと思ったら。衣装にハート縫い付けてたんですね」

千佳「はぁとちゃんかわいー!」

心「ありがと☆」

心「いやぁ、ちひろちゃんからもらったコスじゃちょーっとスウィーティーさが足りなかったからね☆」

心「思いっきり足してみました☆」

ちひろ「でもこれじゃあサンタじゃないですよね」

心「はっ。サンタコスしてても中身がサタンなちひろちゃんと並べば良い感じに見えるでしょ?」

ちひろ「あ?」

心「あぁん!?」
7 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:04:17 zri
千佳「ねぇねぇ、Pくん! はぁとちゃんもちひろさんも可愛いね!」

P「だなぁ。お二人ともとっても可愛いですよ」

心「そ、そう? えへ……♪」

ちひろ「年に一度だけのサンタさんですよ♪」

P「あはは。まさか俺にもサンタが来てくれとは思いませんでしたよ」

千佳「ねぇねぇ! あたしはー?」

P「千佳も魔法少女でとっても可愛いぞー!」

千佳「でしょでしょ!? これ、はぁとちゃんが作ってくれたんだー!」

P「心さんが。通りでしっかりしてると思いましたよ」

心「衣装作るのははぁとにとって朝飯前ってやつよ☆」

ちひろ「確かにしっかり作られてますよね。私がド○キで買ってきたこのコスプレと比べると雲泥の差が……」

心「こういうのは生地が安っぽいからね☆ 使い捨ての想定だろうし仕方ない☆」

P「でも、みんなこういうの着こなせるのさすがだと思いますよ」
8 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:04:52 zri
ちひろ「コスプレに興味が!? どうですか!? 一緒に!」

P「いやいやいや! 無理です! 無理ですって!」

千佳「Pくんもサンタさんやるの!? みたーい!」

心「いやいや☆ せっかくこんなに可愛いサンタが二人も居るんだからプロデューサーにはトナカイをだな☆」

P「それ全身タイツじゃないですか! 嫌ですよ!」

ちひろ「今から○ンキに走れば間に合うか……」

P「ちょい待って!」

心「お? セクシーギルティ?」

P「違う!」

千佳「Pくんのサンタさん見たかったなー……」

P「うぐ……」

心「ほらほら〜、千佳ちゃんもこう言ってるし。ね?」

P「……ら、来年なら」

心「ちひろちゃん」

ちひろ「『……ら、来年なら』、録音バッチリです」

P「何してんですか!」
9 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:05:14 zri
心「まぁまぁ☆ はぁとに任せとけって☆」

P「不安しかないんですけど」

心「プロデューサーに似合う、究極のスウィーティーミニスカサンタを作ってやるぞ☆」

P「それ見たことか!」

ちひろ「大丈夫です。最初は抵抗感あってもちゃんとクセになりますから」

P「それやばい奴へのお誘いですよね、絶対」

千佳「あ! Pくん! 時間!」

P「お、ほんとだ」

P「んじゃ俺達はそろそろ年少組迎えに行って、パーティ会場行きますね」

心、ちひろ「「はーい」」

P「てか、千佳はそのまま行くの?」

千佳「うんっ! クリスマスの魔法で今日は一日中ラブリーチカのままなんだよ!」
10 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:05:40 zri
ちひろ「さて。じゃあ私達も衣装の手直し終わったら行きましょうか」

心「だね☆」

心「どっか直すとこある?」

ちひろ「……お腹周りがちょっとだけ」

心「なんだなんだ〜☆ 太ったのぉ〜? ちひろちゃ〜ん☆」

ちひろ「ふんっ!」

心「いてぇ! なにすんだコラ☆」

ちひろ「心さんがうざいからですー! 私は悪くありませーん!」

心「子供か☆」

ちひろ「クリスマスくらい子供になったっていいんですー!」

ちひろ「あー! サンタさん来ないかなー!」

心「サンタさん来たとして何お願いすんだ☆」

ちひろ「え?」

ちひろ「……金?」

心「夢ないな、おい☆」


11 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:06:18 zri


24日 夜 ウサミン星

菜々「どうしてナナの家なんですか」

心「まぁまぁ☆」

麻理菜「心がどうしても菜々さんとこってうるさかったのよ」

心「おい☆ うるさいってなんだ☆」

ちひろ「事実ですよ」

菜々「まぁ、クリスマスを一人で過ごさなくていいんで良かったんですけど……」

麻理菜「ここに居るのみんな同じようなものよ」

心「マリナルと一緒にすんなー!」

ちひろ「すんなー!」

麻理菜「もう酔ってるの?」

菜々「はぁとちゃんもちひろさんもパーティ中はしゃぎっぱなしでしたから、きっとまだてテンションが落ち着いてないんですね」

麻理菜「確かにあのはしゃぎっぷりったら……ねぇ」
12 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:06:43 zri
心「マリナルも菜々先輩も淡泊過ぎなの! せっかくのスウィーティーな日なんだから楽しまなくちゃ☆」

ちひろ「そうですよ! なんでお二人ともコスプレしてくれなかったんですか!」

心「え、そっち?」

麻理菜「この歳でコスプレはちょっと……」

菜々「ナナは興味ありましたけどねぇ。お仕事が詰まってて準備が……」

ちひろ「じゃあ麻理菜さんはチャレンジしましょう! 菜々さんはようこそこちら側へ!」

心「バックアップは任せろ☆」

麻理菜「うわぁ、めんどくさい二人が手を組んだわね」

菜々「あはは……。あ、お鍋そろそろ良い感じですね」

心「んじゃさっく食べましょっか☆ はぁとお腹ペコペコ☆」

ちひろ「私もです。わぁ……美味しそう……」

麻理菜「パーティで食べなかったの?」

菜々「はい、どうぞっ」

心「ありがとうございます☆」
13 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:07:04 zri
ちひろ「ちょこっとはつまみましたけど、あんまり食べるとお腹出ちゃうんですよ」

麻理菜「なるほどねぇ」

菜々「確かにあの薄着じゃ目立っちゃいますよね」

心「ん〜……☆ 良い匂い〜……たまらない……」

麻理菜「ブリって美味しいわよね」

ちひろ「菜々さんの家でやる鍋は絶品ですからねぇ」

菜々「えへへ……。たくさんありますからどんどん食べてくださいね!」

菜々「あ、お米食べますか?」

心「んー☆ とりあえずは大丈夫です☆」

麻理菜「私もシメで良いかな」

ちひろ「私は少しだけ頂いてもいいですか?」

菜々「はいはい〜♪」
14 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:07:31 zri
麻理菜「じゃ、とりあえず乾杯しましょうか」

心「おう☆」

四人「「「「かんぱ〜い」」」」

心「はふっ、はふっ……うっめぇ……」

ちひろ「ブリの出汁が白菜に染みて……美味しい……」

麻理菜「あ、この日本酒美味しい」

菜々「楓ちゃんがくれたんですよ〜」

麻理菜「そういえば楓ちゃん達は?」

ちひろ「楓さん達は明日お休みなので居酒屋でクリスマス会兼ねての忘年会ですよ」

菜々「ナナ達は明日はお仕事ですからねぇ……」

心「まぁ、どっちか休めただけありがたく思わないと☆」

ちひろ「私は両日出勤ですよ」

麻理菜「ど、ドンマイ……」

ちひろ「なのでお酒はほどほどに……」
15 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:08:24 zri
菜々「泊まっていきます?」

ちひろ「良いんですか?」

菜々「はい! うちで良ければ! お開きにしてから帰ると結構遅くなっちゃいますよね」

ちひろ「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな……」

心「えー! ずーるーいー! はぁととマリナルも泊まる〜☆」

麻理菜「ちょっと、心!」

菜々「あはは、良いですよ。麻理菜ちゃんもどうですか?」

麻理菜「……ご迷惑じゃなければ」

菜々「大丈夫です!」

菜々「その代わりですけど、この二人が酔っぱらったら手伝ってください」

麻理菜「あ、そういう事ね。わかったわ」

心「はぁと達酔っぱらわないもん!」

ちひろ「もん!」

麻理菜「もう酔ってるじゃない」

菜々「すきっ腹に日本酒が良くなかったですねぇ……」


16 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:09:17 zri


しばらくのち

麻理菜「ところで心はクリスマスだってのにここに居ていいの?」

心「んー?」

菜々「あ、そうですよ。せっかくクリスマスなのにプロデューサーさんと一緒じゃなくてよかったんですか?」

心「く、クリスマスは家族と過ごすものだから……」

ちひろ「私達は家族じゃないですけどねー」

心「う、うるさい!」

麻理菜「あぁ、わかったわ」

菜々「ナナにもわかりました」

ちひろ「そうなんですよ。このヘタレ、プロデューサーさん誘えてないんですよ。ヘタレなので」

心「あー! もー! 余計なこと言わないで!」
17 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:10:12 zri
麻理菜「あんまりぼやぼやしてるとプロデューサー君取られちゃうわよ」

菜々「そうですよ。せっかく良い感じなのに」

心「だってぇ……」

ちひろ「無理無理。だってこの人、一緒のベッドで寝ても何も出来ないんですもん」

心「ちょっ! ちひろちゃん!?」

麻理菜「え、なにそれ。聞いてないわよ。菜々さんは?」

菜々「ナナも初耳ですね」

ちひろ「言ってなかったんですか?」

心「言えるわけないだろ、バカ!」

麻理菜「心〜♪」

心「嫌です」

菜々「はぁとちゃん♪」

心「嫌です」

ちひろ「私が気を利かせてだいぶ前のイベントの時にホテルをダブルルームにしてあげたんですよ」

心「おい、千川ァ!」
18 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:10:43 zri
麻理菜「え、それで進展一切なし?」

菜々「それは……。プロデューサーさんもあれですけど、はぁとちゃんも……」

心「はぁともプロデューサーも疲れてたの! だからすぐ寝ちゃったの!」

心「はいはい! この話はやめやめ!」

ちひろ「だから駄目なんですよ、このヘタレは」

麻理菜「ホントにヘタレね」

菜々「ヘタレですね!」

心「うるさいうるさいうるさーい!」

心「ふんっ!」

菜々「あ! はぁとちゃんそんな一気に飲んだら!」

心「これが飲まずに居られますか!」

心「ほら! みんなも飲んで!」

麻理菜「えぇ……明日仕事よ? 大丈夫?」

心「知りません! 飲んで☆ 飲め☆」

ちひろ「まったく心さんは……」

菜々「ナナは遠慮したいんですけど……」

心「はぁとの酒が飲めないのかー!」

菜々「わかりました、わかりましたよ!」

菜々「はぁ……明日は二日酔いしそうだなぁ……」


19 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:11:29 zri


25日 朝

心「うぐっ……。あ、頭……いてぇ……」

菜々「……台所に……お味噌汁が……」

麻理菜「取ってくるわ……」

ちひろ「お願いします……」

心「今日のお仕事やばくない……?」

菜々「やばいですよ……確実に……」

ちひろ「私は人前に出ないからまだいいですけど、みなさんは本当に頑張ってください……」

麻理菜「はい、お味噌汁」

菜々「ありがと〜……」

心「さんきゅー……☆」

ちひろ「ありがとうございます」
20 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:11:49 zri
麻理菜「はぁ……。とりあえず落ちついたら準備して行きましょうか」

心「だね……☆ はぁと達は夢を与えるアイドルだから……」

菜々「こんな無様な姿は見せられません……」

ちひろ「さすがアイドルの皆さんです。カッコいいです」

麻理菜「だって、ね?」

菜々「はいっ!」

心「アイドルは強くてカッコよくて、綺麗で可愛い、女の子みんなの憧れだからね☆」

End
21 :名無しさん@おーぷん 2017/12/24(日)15:15:44 zri
以上です。

メリークリスマス! 皆さまいかがお過ごしでしょうか!
私は何年かぶりに仕事のないクリスマスなので家で楽しくデレステとミリシタとステラステージやってます!地球の防衛もしてます!
やる事が多すぎて忙しないので働いてるのと何も変わらない気もします。

ミリシタのイベントの「Princess Be Ambitious!!」がめっちゃ楽しいですよ!シンデレラも良いですけど、ミリオンも765ASもよろしくお願いします!

では、お読み頂ければ幸いです。

ありす「お父さんと」P「クリスマス」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:44:19.95 9FsnBPLg0
続きの話ですが、ありすとPが親子、というのが分かってもらえれば大丈夫です。

前回:ありす「お父さんと」P「娘と」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513752995/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514195059
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:46:06.50 9FsnBPLg0
ありす「お父さん、新聞なんか読んでないで、朝ごはん食べるのに集中してください」

P「許してくれー。これも仕事のうちなんだー」

ありす「まったく。食器洗いがいつまでたっても終わりません」

P「自分の分は後でやっとくから、適当に終わらしていいぞー」

ありす「結構です。お父さんに任せると洗いムラがひどくて、結局やり直しになりますから」

P「返す言葉もない」

ありす「まったくもう…」フフフ-フ- フフフ-フ-♪

P「…………」

ありす「まだか〜な プレーシャス〜♪」ンーンー

P「なんだありす、ご機嫌だな」

ありす「そうですか?」

P「歌いながら家事やるなんて珍しいじゃないか」

ありす「そんなこと…。そうですね、もうすぐクリスマスですから」

P「ああそうか、もうクリスマスなのか」

ありす「まさか、忘れてたとか言いませんよね」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:47:22.68 9FsnBPLg0
P「これだけ街中がクリスマスで溢れてるのに忘れはしないさ」

P「……仕事が忙しくて、今日が何日か忘れてたのは事実だが」

ありす「やっぱり。まあ、お父さんが忘れてたとして、何も問題はありませんけど」

P「辛辣だな」

ありす「だって、今年はお父さんが忙しくて、うちでクリスマスのイベントは何もやりませんから」

P「確かに」

ありす「ツリーもないし、お部屋の飾り付けもないし」

P「悪いとは思ってるよ」

ありす「平気です。その代わり、クリスマスイブは事務所の皆さんとパーティーをしますので」

P「そうだな、事務所のパーティーは賑やかで豪華だから、うちでやるよりずっと楽しいと思うぞ」

ありす「あと、プレゼントもサンタさんが持ってきてくれましたし」

P「そうそう、プレゼントはサンタが持ってくるし……。プレゼント!?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:05:25.38 9FsnBPLg0
―――――――
――――
――

ぴんぽんぱんぽーん

『迷子のお知らせをいたします〜。和歌山県よりお越しの楓ちゃんのご関係者様〜』

『地下1階、お酒売り場にてお預かりしていますので、至急お越しください〜』


P(とうとう、クリスマス当日。結局、昨日までにありすの手袋は買えなかった…)

P(今日は休みだからありすと一緒にデパートにきて、さっきこっそり大人っぽい革の手袋(ファーのモコモコつき)を買ったが)

P(今日の朝、枕元に置けなきゃ意味ないし)

P(ありす、サンタからのプレゼントがなくて、がっかりしてるだろうなあ…)

ありす「〜♪」

P(…でもその割には、ご機嫌なんだよな)

ありす「どうしたんですか、お父さん。さっきから一言もしゃべっていませんけど」

P「ん? ちょっと考え事をな」

ありす「せっかくのお休みなんですから、そんな難しい顔しないでください」

P「いや、ありすは今年、クリスマスプレゼントもらえなかっただろ。だから落ち込んでるんじゃないかと思ってさ」

ありす「……はい?」

P「はい?」

ありす「なに言ってるんですか。プレゼントは、もうもらいましたよ」

P「……、え?」

ありす「おとといの朝も言ったじゃないですか。サンタさんからプレゼントはもらったって」

P「え? そうだっけ?」

ありす「そうですよ。人の話はちゃんと聞いてください」

P「言ってたっけなあ…」.。oO( >>3 )
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:49:21.29 9FsnBPLg0
ありす「どうしたんですか、突然」

P「いや…、なんでもない」

ありす「変なお父さん」ジャー カチャカチャ

P「……ところで、毎年ありすから預かってるサンタへの手紙はどうした?」

ありす「今年はお父さんが本当に忙しそうでしたから、信頼できる大人の方にサンタさんへ届けてもらえるようお願いしました」

P「お、おう…。ちなみに、誰に渡したんだ?」

ありす「なぜ、お父さんに言わなければならないのですか」

P「いや、手間かけたお礼を言っておかないと…」

ありす「大丈夫です。お礼はいらないと、快く引き受けてもらえましたので」

P「そ、そうか…。ちなみに、クリスマスっていつだっけ?」

ありす「そこまで忘れているんですか? 明日はイブ。クリスマスはあさってです」

P「お、おう…。ありがとうな……」

ありす「それよりお父さん、そろそろ仕事に行く時間ですよ」

P「そ、そうだな、そろそろ行くか」

ありす「私は仕事も学校もお休みなので、うちで部屋の掃除や冬休みの宿題をやっています」

P「わかった。今日も遅くなるから、先に寝ててくれ」

ありす「夕ご飯も事務所で食べますよね。体こわさないように気をつけてください」

P「了解。行ってきます」

バタン





P(やっべーー!! すっかり忘れてたーーー!!!)

P(ありすが今年なに欲しいのか全くわかんねー!)

P(どうする? どうするおれ!?)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:51:00.57 9FsnBPLg0
―――――――
――――
――

さあ、みんなでかんがえよう!

とある事務所のプロデューサーが、クリスマスと年末年始のイベント準備で大変忙しく、
娘のクリスマスプレゼントを用意するのを忘れていました。

娘はサンタを信じており、プレゼントに何が欲しいか直接聞くことはできません。

いつもはサンタへの手紙を預かることで事なきを得ていましたが、
今年は他の信頼できる大人へ渡してしまったようです。

問題は、娘の欲しいプレゼントがわからないことと、
その欲しいものが書いてある手紙の行方がわからないこと。

P「さて、どうする?」


梨沙「それで」

桃華「集められたのが」

仁奈「仁奈たちでごぜーますか」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:53:03.42 9FsnBPLg0
P「頼む! 君たちは橘さんと仲が良いし、何かヒントでもいいから教えてくれ!」

桃華「と、言われましても」

仁奈「仁奈、何にも知らねーですよ」

P「そ、そうか……」

梨沙「ていうか、クリスマス関連で大人っていえば、あの人しかいなくない?」

桃華「イヴさん、ですわね」

P「もちろん、その可能性は真っ先に考えたさ」

P「でも、イヴは家業の手伝いとかで一週間前から休みとって事務所にいないし、携帯にかけても」

『はい、イヴです〜』

『ただ今、私はとっても忙しいのでお電話に出られません〜』

『ご用の方は、わけあって居残りのブリッツェンまでご伝言をお願いします〜』

P「って、メッセージも受け付けなくて」

梨沙「あー、だからあのトナカイだけ、ここで一人ぼっちなのね」

桃華「心なしか、寂しい目をされていましたわ」

仁奈「置いてけぼりの気持ちになるですよ…」

P「後でケーキでも差し入れしてやろう」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:55:04.68 9FsnBPLg0
P「って、ブリッツェンは置いといてだな、とにかく今は何か情報を。ありすが信頼してる大人は誰かわからないか」

桃華「うーん。信頼されてない人を探す方が難しい気がしますけれど」

梨沙「アッパラパーなのもいるけど、周りに気を使ってたり思いやりがあったり、なんだかんだ信頼できるものね」

仁奈「事務所のおねーさんたち、みんな大好きでごぜーますよ!」

P「だよなあ…」

梨沙「だいたい、信頼できる大人に手紙を渡したって言うのなら、その大人たちに聞くのが普通じゃない?」

梨沙「なのに、アタシたち子どもしか呼ばないって…。アンタ、やっぱりロリコン…」

P「違う違う! クリスマスと年末のイベントや番組はどうしても深夜になるものが多いから、大人組は忙しくて呼べなかったんだ」

桃華「それで、わたくしたち予定が空いているヒマ〜な子を集めてみた、と」

P「なんか、言い方にトゲがあるな」

梨沙「悪かったわねっ! 人気が無いせいで仕事が少なくて!」

仁奈「仁奈たち、人気がねーでやがりますか?」

P「君らむしろ人気あるだろ! そうじゃなくて、桃華と梨沙は橘さんとユニット組んでるし、仁奈は互いのソロ曲でありすと一緒にライブをしたから、それでだな」

桃華「ふふっ、わかってますよ、Pちゃま」

梨沙「ちょっとからかっただけなのに慌てちゃって、情けないわねえ」

P「おお?」

仁奈「おお?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:56:41.39 9FsnBPLg0
仁奈「桃華ちゃんと梨沙ちゃんは、Pのことをからかってやがったんですね」

桃華「ええ、からかったと言うより、ちょっとした意趣返し、でしょうか」

仁奈「いしゅ?」

桃華「つまり、ありすさんのプレゼントを買い忘れたPちゃまにお仕置きを――」

P「とりあえず! 言葉の解説は後にしてだな、何かありすの欲しいものに手がかりはないか? マジでどうすりゃいいかわからないんだ…」

桃華「あら、本当に困ってらっしゃるんですのね」

梨沙「普段も落ち着きないけど、こんなに泡食ってる姿は初めて見るわ」

仁奈「ありすちゃんの呼び方が、いつのまにか苗字じゃなくなってやがりますし」

P「え? あっ! やべ!」

梨沙「別にいいじゃない、今ありすはここにいないんだから、名前で呼んだって」

桃華「そうですわ。むしろ、Pちゃまがありすさんだけ苗字で呼ぶのは、ちょっと違和感がありますもの」

P「いや、少しでもクセつけとかないと、すぐに名前で呼んでありすに怒られるから」

梨沙「そうね、いつものことよね」

桃華「すっかり、この事務所の風物詩ですわ」

仁奈「Pとありすちゃんは、いつも仲が良くてうらやましーなー!」

P「まあな! 世界で一番可愛い娘だからな! うっかり名前で呼ぶのも愛の証だ!」

梨沙「あーやだやだ。アタシがパパから言われるなら良いけど、友達の親が言ってるのを聞くのはむず痒くなるわ」

桃華「わたくしたちのほうが照れてしまいますわね」

仁奈「今度仁奈も、パパとママに仁奈のことが好きか聞いてみるです!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 18:58:50.43 9FsnBPLg0
梨沙「で、すっかり本題から外れたような気がするけど、アンタどうするの?」

P「ああそうだ! プレゼントどうすればいいんだよ……」

桃華「そういえば…」

P「そういえば!?」

梨沙「がっつきすぎ」

桃華「この前ありすさんに、大人っぽい手袋とはどのようなものか聞かれましたわね」

P「手袋?」

梨沙「ああ、そういえばアタシも、パパがどんな手袋つけてるか聞かれたわ」

仁奈「仁奈も、パパにどんな手袋をあげたいか、ありすちゃんに聞かれたですよ」

P「そうか、手袋か! ちなみに、ありすにはどんなふうに答えたんだ?」

梨沙「茶色の革手袋」

桃華「革の手袋、ですわ」

仁奈「もこもこのポンポンがついたフワフワの手袋!」

P「わかった、大人っぽいフワフワの革手袋だな。大人っぽいはありすが好きな言葉だし、間違いないだろう」

P「みんなありがとうな、助かったぞ!」

桃華「お役に立ててなによりです」

P「よーし! これでなんとかなりそうだ。ヒャッホウ!」

ダダダダダ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:00:04.14 9FsnBPLg0
梨沙「はー…。相変わらず、せわしないヤツ」

桃華「ありすさんのご苦労が偲ばれますわね」

仁奈「ありすちゃんは大変だなー」

梨沙「ところで、ありすのあの質問、自分が欲しいというより、むしろアイツにプレゼントしたいんじゃ…」

桃華「それを言うのは、野暮ってものですわよ」

仁奈「やぼ?」

桃華「つまり、ありすさんはPちゃまのことが――」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:01:19.84 9FsnBPLg0
―――――――
――――
――

P「よしよし、手袋だな。これならすぐに用意できるぞ」

P「あとは、いつどうやって買いに行くかだが……」

ちひろ「あ、プロデューサーさん探しましたよ。どこにいたんですか?」

P「おっ」

ちひろ「年末進行で予定が詰まっているんですから、居場所はきちんと伝えてください」

ちひろ「それで、この後の会議について連絡事項が――」

P「ちひろさん!」

ちひろ「はいっ!」ビックリ

P「この後の会議、欠席しますから」

ちひろ「はい!?」

P「いやあ、私事で外せない用事が出来ましてですね」

P「すいませんが、後よろしくおねがい「ダメに決まってます!」バシッ

P「いてっ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:02:42.20 9FsnBPLg0
ちひろ「なにバカなこと言ってるんですか、ただでさえ忙しいのに」プンスカ

P「ですから、どうしても行かなければいけない用事がですね」

ちひろ「どうせ、ありすちゃん絡みでしょう? 安心してください、明日は私たちがしっかりとお預かりしますから」

P「いやそうだけどそうじゃなくてですね、なんとか2時間、いえ30分だけでも!」

ちひろ「ダメです! 今日明日とイベントの最終打ち合わせが山ほどあるんですから。ほら行きますよ」ガシッ

P「後生ですから! なにとぞ、なにとぞ!」

ちひろ「あさってはプロデューサーさんお休みにしましたでしょう。その時に用事をすませればいいじゃないですか」

P「あさってじゃ遅いんです! なんとか今日中、もしくは明日中に!」

ちひろ「お休み作るためにプロデューサーさんのスケジュール調整するの、大変だったんですよ」

ちひろ「そんな私を労うためにも、今はお仕事を頑張りましょうね」ズリズリ

P「うわー! だれかー! プリーズギブミーァタイーム!!」

ちひろ「はいはい、キリキリ歩いてテキパキ働きましょう♪」

P「おにー! あくまー! ちひ」ゴチン!!

P「…………」ガクッ

ズルズルズルズル
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:07:23.49 9FsnBPLg0
ありす「ところで、その手に持っているものは何ですか?」

P「いやっ、これはっ」アタフタ

ありす「このブランドは……。もしかして、私が買ったところと一緒?」ボソッ

P「そのなんというかありすがいつも頑張っているからその労いというかご褒美というか別にクリスマスとか関係なく仕事も家のこともありがとうという感謝をだな」

ありす「なに言っているのか早口でよく聞き取れませんが、でも……」ゴソゴソ

P「ん? ありす?」

ありす「本当は家で渡そうと思っていましたけど、お父さんも買ってるのなら……」

ありす「はい」つ田

P「これは……」

ありす「お父さん、いつも外を走り回っていて、いつも寒そうで」

ありす「でも、手袋持っていなくて、忙しくて買いに行く暇もなさそうで」

ありす「だけど、お父さんは大人で、サンタさんからプレゼントはもらえなくて」

ありす「だから……」

P「…………」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:08:44.35 9FsnBPLg0



ありす「私からお父さんへ、クリスマスプレゼント、です」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:10:28.83 9FsnBPLg0
P「お、おおおぉっぉぉおおおおぉ」

ありす「ちょっ! ここは家でも事務所でもないんですから、変な行動はしないでくださいよ」

P「わ、わかってる、わかってるさ」グスッ

ありす「なら、いいですけど……」

P「ん……、ありす、今日は鼻まで真っ赤だぞ」ズビッ

ありす「お父さんこそ、涙目で鼻水まで出て、カッコ悪いです」

P「うるせえやい、赤っ鼻のトナカイ」

ありす「最近、ちょっと太ったんじゃないですか? 大きいお腹のサンタさん」

P「……ぷっ」

ありす「ふふっ」

アハハハハ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:12:00.55 9FsnBPLg0
P「まあ、とにかく。父さんからもクリスマスプレゼントだ、はい」

ありす「ありがとうございます」ニコッ

ありす「……、今、開けても良いですか?」

P「もちろん。ありすのも開けるな」ペリペリ

ありす「わあっ、かわいい……」

P「おお、シックな鹿革の手袋だな。少し真面目な印象もあるか」

ありす「お父さんは、いつもアワアワしてますからね。せめて手袋だけでも落ち着いた雰囲気が出るよう選びました」

P「余計なお世話だ」

ありす「お父さんがくれた手袋も、革ですか?」

P「ああ。女性向けの一番小さいサイズだが、大人用だから少し大きいかもしれないな」

ありす「そっか。でも、革の手袋で、お父さんとおそろいですね」

P「そうだな。色も、図らずも一緒か」

ありす「これから、外に行くときは毎日つけていきます」

P「夏の間もか?」

ありす「もう、そうやってすぐあげ足を取るの、悪いクセですよ」

P「へいへい、気をつけまーす」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:13:54.59 9FsnBPLg0
ぴんぽんぱんぽーん

『ご来場のお客様にご案内いたします〜』

『ただいまより、館内特別企画、ホワイトクリスマスショーを開催いたします〜』

『不思議なパワーで特別な雪が降りますので、どうぞお楽しみください〜』


P「お、なんだ? クリスマスショー?」

ありす「……、あっ、お父さん見てください。雪が――」

    シンシン
        フワフワ
 ハラハラ

P「おお……。すげーな、本物の雪みたいだ」

ありす「手や床に当たると、ちゃんと溶けますよ。すごい……」

P「はあ……。思わず、見入っちゃうな」

ありす「そうですね……。これで、もう一つのクリスマスプレゼントも叶いました」

P「もう一つ?」

ありす「できたらホワイトクリスマスがいいなって、思っていたので」

P「なるほど。サンタクロースが聞き届けてくれたんだな」

ありす「はい」


    シンシン
        コンコン
 チラチラ


P「ところで、ありすがサンタに頼んだプレゼントって、一体何だったんだ?」

ありす「クリスマスプレゼントですか? それはですね――」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:14:40.19 9FsnBPLg0


 サンタさんへ

お父さんと一緒にクリスマスをすごしたいです

                ありす

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:16:00.61 9FsnBPLg0
―――――――
――――
――

ちひろ「まったく。誰が“おにあくま”ですか」

ちひろ「こんなに優しくて腕の良いアシスタントは他にいませんのに」

ちひろ「ひどいと思いませんか? ねえ、ブリッツェン」

ブリッツェン「…………」ピスピス

ちひろ「ふふっ、ありがとうございます。一緒にケーキでも食べましょうか」

ブリッツェン「…………」ピスピスピスピス

---おわり---
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 19:16:39.32 9FsnBPLg0
世のお父さん全てに幸せが訪れますように。
メリークリスマス。

【モバマス】カラフルほたる

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:31:14.74 XrGOWADO
・赤菊ほたるは火に強い

藍子「ああっ、茜ちゃんがイチノセドラッグのオーバードーズで自然発火しちゃった……! 女子寮が真っ赤に燃えてます!」

未央「火事だー! 唐突に洒落にならない事態になっている!」

藍子「このままだと、中に取り残された幸子ちゃんが危ないです……」

未央「誰か助けに行かないと……!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514050274
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:32:08.64 XrGOWADO
夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

藍子「夕美ちゃん! その植木鉢は……?」

夕美「これは色ピクほたるっていう植物でねっ」

未央「なんて?」

夕美「いろんな色があって、植物なのに動いて働いて凄いんだよっ」

未央「植物なの?それ」

夕美「マンドラゴラの親戚みたいなものかな?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:32:41.12 XrGOWADO
藍子「なるほど……その色ピクほたるはともかく、火事なんです! 幸子ちゃんがまだ女子寮に……!」

夕美「うんうん、そんなときはこの赤菊ほたるの出番だねっ」スポーン

未央「おもむろに植物を引っこ抜いた! その葉っぱの下には……」

ほたる「出番ですか……? 頑張ります」

未央「髪が赤くて葉っぱが頭から生えてるほたるんだ! いやなんで?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:33:17.96 XrGOWADO
夕美「赤菊ほたるは火に強いんだよっ! そーれっ」ポーイ

未央「投げたーっ! ほたるんをおもいっきり大火事の女子寮に放り投げたー!」

夕美「よろしくね赤菊ほたるちゃーん!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:33:47.91 XrGOWADO
ゴゴゴゴゴ

藍子「? 何の音でしょうか……」

未央「女子寮が崩れる! 危ない!」

ガラガラガラドジャーン

藍子「ああっ……幸子ちゃーん!」

未央「ま、間に合わなかった……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:34:39.46 XrGOWADO
夕美「大丈夫! 赤菊ほたるは攻撃力が高いから壁を破壊して幸子ちゃんのいる場所への最短ルートを突き進めるの! ほら見て、間に合った!」

ガラガラガラ

未央「あっ、瓦礫が盛り上がって……」

ほたる「ええいっ!」バーン

幸子「けほっけほっ……ほたるさんが間一髪覆い被さってくれて助かりました!フフーン!」

藍子「凄い! 赤菊ほたる凄い! 幸子ちゃんが助かってよかった……」

夕美「偉いぞ赤菊ほたるちゃんっ。あとでお守りいっぱい買ってあげる!」

ほたる「えへへ……頑張りました」

未央「……私はどこから突っ込めばいいんだろうか」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:35:18.93 XrGOWADO
・青菊ほたるは溺れない

小梅「大変……! 海でグラビアのお仕事してたら……幸子ちゃんが海中の幽霊に引きずり込まれちゃった……」

輝子「と、唐突だな……大丈夫かな幸子ちゃん……」

ガボゴボガボゴボ

輝子「あぶくが凄い……た、助けないと」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:35:50.74 XrGOWADO
夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

輝子「夕美さん……植木鉢を抱えて突然現れて……どうした……」

夕美「海難救助は、この青菊ほたるにバッチ来い!」スポーン

小梅「わぁ……引っこ抜いた葉っぱの根っこが……髪が青いほたるちゃんになってる……!」

ほたる「お仕事ですか? なんでもやります……やらせてください」

輝子「い、意味がわからない……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:36:19.51 XrGOWADO
夕美「青菊ほたるは溺れないんだよっ! そーれっ」ポーイボチャーン

輝子「な、投げた……景気よく、幸子ちゃんが溺れてる辺りに向けて……!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:36:55.26 XrGOWADO
ザバァァァァ

小梅「あ……サメがいっぱい寄ってきた……これはマズイ……映画だととってもマズイ……」

輝子「さ、幸子ちゃん……どうか無事で……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:37:48.47 XrGOWADO
ザバーン

小梅「あっ……海中から何かが飛び出してきた……こっちに来る……」

夕美「青菊ほたるは溺れる仲間を岸に投げて助けるんだよっ」

どさっ

幸子「フフーン! 三途の川が見えましたけどボクですからね! 助かりました!」

小梅「わあ……青菊ほたる、凄い……!」

輝子「でもサメに囲まれてるぞ……青菊ほたるはどうやって逃げるんだ……?」

夕美「そこはライオンが頭に噛みついても流血で済むくらい丈夫な色ピクほたるだからね! うまくやってくれるよ!」

バシャバシャバシャ

輝子「うおお……サメが、サメが群がってる……ほ、本当に大丈夫なのか……」

小梅「あ……サムズアップしてる……」

夕美「ねっ大丈夫でしょ? ありがとー青菊ほたるちゃーん!」

輝子「手振ってる……物凄く理不尽な状況なハズ……なんだけど……まあいっか……」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:38:16.74 XrGOWADO
・黄菊ほたるは高く飛ぶ

裕美「大変! 幸子ちゃんがスカイダイビングしたんだけどパラシュートが開かないんだって! どうしよう……」

乃々「どうしようもこうしようもないと思うんですけど……助ける方法は……」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:38:58.17 XrGOWADO
夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

裕美「夕美さん……! その小脇に抱えた植木鉢はいったい……」

夕美「パラシュートの事故なら黄菊ほたるが適任だねっ!」スポーン

ほたる「やれることがあるって、幸せなことだと思います……任せてください……!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:39:25.55 XrGOWADO
乃々「葉っぱの下には髪が黄色いほたるさんがぶら下がってる……えっどういうことなんですかこれ……意味わかんないんですけど……」

裕美「その黄菊ほたるを、どうするんですか?」

夕美「黄菊ほたるは高く飛ぶし、しかも爆弾を扱えるくらい手先が器用でその上電気に強いんだよっ! そーれっ」ポーイ

乃々「天高く投げたんですけど……気持ちいいくらいにひゅーんと飛んでったんですけど……これ夕美さんの肩も凄いんじゃ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:40:10.12 XrGOWADO
ゴロゴロゴロ

裕美「あっ、空が曇ってきた……」

ざーーーーーーーーー

裕美「雨が、どしゃ降りの雨が……!」

乃々「なんなんですかこの急展開……」

夕美「色ピクほたるが傘を持たずに出掛けると高確率で雨が降るんだよっ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:40:44.73 XrGOWADO
ピカッ!ゴロゴロゴロ

乃々「ひっ、雷です……雷ですけど……近いですね……」

裕美「大変……! 雷は高い所に落ちるから……幸子ちゃんが危ない!」

夕美「大丈夫っ! 黄菊ほたるは雷に強いから!」

乃々「いやあの、幸子さんの心配……」

ピカッ!ドカーン

乃々「あっ……今の幸子さん直撃したっぽいんですけど……これ無事なんでしょうか……」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:41:28.85 XrGOWADO
パカッ

裕美「あっ、パラシュートが開いた……!」

夕美「黄菊ほたるは手先が器用! パラシュートの故障くらい簡単に直せるよっ」

乃々「雷ぶち当たったのは心配しないんですね……」

夕美「ありがとー黄菊ほたるちゃーん! 気を付けて降りてきてねー!」

フフーン

裕美「返事が帰って来た! よかった……」

乃々「この事務所ヤバい丈夫な奴しかいないんですか……人体の神秘ぃー……」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:42:16.58 XrGOWADO
・紫菊ほたるは力持ち

友紀「マズイよマズイよ! コントロールを失って暴走する新幹線に幸子ちゃんが取り残されてる!」

紗枝「唐突やなぁ」

友紀「このままだと猛スピードで終点に突っ込むぞー! ヤバいよどうしよう!」

紗枝「落ち着きなはれ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:42:55.89 XrGOWADO
夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

紗枝「誰かと思えば夕美はん。その指でくるくる回しとる植木鉢はなんどす?」

夕美「重いものを受け止める……紫菊ほたる、キミにキメたっ!」スポーン

ほたる「もう出番……!? だ、大丈夫です、やれます……!」

紗枝「うわぁ葉っぱから髪が紫のほたるはん生えとる。ちょっと生理的にキツイわぁ」

友紀「紫菊ほたる……その指命、ズバリ心は?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:43:28.09 XrGOWADO
夕美「紫菊ほたるは力持ちっ! あととっても重たいんだよっ! そーれっ」ポーイ

友紀「おおう、見事な遠投! 中継無しで凄い距離を飛んでいく!」

紗枝「さっき重たい言うてはりましたけど、夕美はん肩えらく丈夫やなぁ」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:44:18.05 XrGOWADO
ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"

紗枝「なんやこのアイドルらしからぬ雄叫び、放送禁止ちゃいます?」

友紀「おおっ! 新幹線が急に減速したー! きっと紫菊ほたるががっぷり四つで新幹線を受け止めて、ずざざざざーといい感じに線路抉ってるんだ!」

夕美「そう、紫菊ほたるならねっ」

ぷしゅー

紗枝「完全に止まった……なんなんこれ……ついてけん……」

フフーン!バンバンバン

友紀「窓ガラスを叩く音が聞こえるよ! きっと幸子ちゃんだ! おーい無事かぁー!」

紗枝「適応力高いなぁ」

夕美「ありがとー紫菊ほたるちゃーん! 今迎えに行くからねー!」

紗枝「…………まあ無事ならええか……思考停止思考停止」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:45:13.18 XrGOWADO
・羽菊ほたると岩菊ほたる

幸子「フフーン! 何故か天井がなくて左右の壁が迫ってくる部屋に閉じ込められました! このままでは押し潰されますね! 誰か助けてください!」

夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

幸子「夕美さん! 植木鉢を頭に乗せてどうしたんですか!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:45:43.21 XrGOWADO
夕美「まずは岩菊ほたるだねっ!」スポーン

ほたる「やるだけやったって免罪符が欲しいだけなのかも……それでも、最後まで……」

幸子「植木鉢の葉っぱを引き抜いたら、やたらゴツゴツしたほたるさんが出てきました!」

夕美「岩菊ほたるはとーっても硬いんだっ! そーれっ」ポーイ

幸子「投げました!」

ガツッ

幸子「壁と床の間に挟まって、壁の動きを止めました!」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:46:12.77 XrGOWADO
夕美「今のうちに羽菊ほたるっ!」スポーン

ほたる「アイドル……やりたいです……!」

幸子「続いて引き抜いたのは羽が生えたほたるさん! 天使みたいですね! ボクもですけど! フフーン!」

夕美「飛ぶよ、掴まって!」

幸子「天井がないから空から逃げるんですね! ありがとうございます夕美さんほたるさん!」

ほたる「えへへ……」

夕美「頑張ってね羽菊ほたるちゃん! 幸子ちゃんを安全な場所に!」

ほたる「はい、頑張ります……ぱたぱたぱた」

幸子「夕美さんありがとうございました! フフーン!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:46:58.30 XrGOWADO
・白菊ほたるには毒がある

今年の冬はあまり雪が降らない。
それでも寒さは確実にあって、事務所に入るまでマフラーも手袋も外せなかった。事務所は暖房、効いてるといいな。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:48:03.69 XrGOWADO
ガチャリと扉を開ける。

「おはようございますっ。……あれ、ほたるちゃんひとり?」

入ってすぐ、私の視界に飛び込んで来たのは、ドラセナに水をあげる白菊ほたるちゃんの姿だった。

「あ、おはようございます。夕美さんが来る少し前に、ちひろさんがちょっと出掛けました」

「そっか、入れ違いかぁ」

言いつつ、私はほたるちゃんの水やりを覗きこむ。
丁寧に、慈しむように水を与える、その仕草を、なんとなく眺める。

「大きくなってきたねっ」

「はい……枯れずに育ってくれて、嬉しいです」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:48:34.09 XrGOWADO
まだほたるちゃんが、プロダクションに来て間もない頃の話。
不安そうで、全てに恐怖していて、おどおどびくびくした女の子が、新人だと自己紹介してきた。
申し訳なさそうに、すみませんすみませんと繰り返しながら。
所属事務所が三回倒産したと、私はとても不幸なんだと、いきなり言い出してきた。
だから、私には出来るだけ近づかないで欲しい、と。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:49:09.19 XrGOWADO
……なんというか、また強烈な子が増えたなぁ、と思った。
聞けば13歳、そのくらいの年齢なら世界も狭いし、突拍子のない言動も微笑ましいものだ。
そう、思っていたのだけれど。
本当に彼女は不幸だった。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:49:37.00 XrGOWADO
ふと姿を見かければ、大抵何かを謝っている。被害を与えている。
一緒にレッスンすれば、トレーナーさんが遅れる、ラジカセが壊れる。
バックダンサーをさせれば、機材は不調、照明は落ちてスピーカーは故障、衣装は届かず出演者は急病でバタバタ倒れる。
正直侮ってたけど、ここまで来ると本物だった。
どれも私たちのプロダクションは乗りきってきた道だから対処は出来たけど、ほたるちゃんの泣きそうな顔は晴れなかった。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:50:15.73 XrGOWADO
生憎放っておける夕美ちゃんではないのだ。

「幸福の木……?」

事務所に来てしばらくして、私はほたるちゃんにひとつの観葉植物の植木鉢を渡した。
私に出来るコミュニケーション、その最効率はやっぱり、植物だ。

「そっ! 置ききれなくちゃって。ほたるちゃん、育ててみない?」

植木鉢を押し付けながら、ちょっと嘘をつく。置ききれないくらいはない。スペースを考えるのもガーデニングだよ。
それと、少しほたるちゃんを観察してわかったんだけど、きっとこの子はこのくらい強引でないと、逃げる。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:51:06.05 XrGOWADO
「その……私が育てたら……枯れるんじゃないかと……」

案の定、ほたるちゃんは唐突な無理難題に目を白黒させて、ついでにキョロキョロさせて、逃げ道を探していた。

「大丈夫大丈夫、ほたるちゃんに毒があるわけじゃあないでしょ?」

「……毒は……あります」

おっと。
意外だった。冗談も言えたんだ。
そう一瞬思ったけど、ところがどっこいほたるちゃんの眼差しは真面目一辺倒。

「毒があるんです。私には、不幸っていう……」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:51:46.99 XrGOWADO
言ってることは詩的だけど本人は真剣。
こりゃ重症だ。この先この子はどうアイドルしていくんだろう、
と、考えて。
ふと、疑問に感じた。

「……ほたるちゃんってさ、どうしてアイドルやろうと思ったの?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:52:35.12 XrGOWADO
毒があるなんて自己申告しといて。
近づかないでと願っておいて。
アイドルって、中心で輝く存在じゃないの?
何故、自分から振り撒く立場を目指すんだろう?
嫌味な感じの質問だけれど、私自身のために断っておくと、別にほたるちゃんを虐めようという魂胆は全くない。ゼロだ。不憫な子に笑ってほしくて近づいた。その点、私はアイドルだ。

「どうして……ですか……どうして……」

ほたるちゃんは、何かを必死に言語化しようと、指をいじいじしながら、口をパクパクさせている。
頑張れ、頑張って。
思わず心の中で応援してしまった。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:53:11.96 XrGOWADO
「…………憧れ、なので……」

迷った挙げ句、出た言葉はたったひとつ。何の説明も出来てない、単語ひとつきり。
それだけで全てを説明しきれると、その目は語っていた。
逸らしっぱなしだった目を、はじめてしっかり合わせて、言ったのだ。
それで十分だと言わんばかりの、確かな誇りと、それから……数え切れないたくさんの感情を、真正面からぶつけてきた。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:54:02.10 XrGOWADO
「そっか」

夕美ちゃんはものわかりがいいのです。

「そっかそっか。じゃあさ、やっぱり」

「……わわっ、と……」

私はドラセナを押し付けて、くるりと踵を返した。

「それ、育てると幸せになれるんだっ。お世話、お願いね!」

「へ……? えっと、あの─────」

「それ、きっとほたるちゃんに必要なものだから!」

この子は、このくらい強引じゃないと逃げてしまうだろうから。
すたこらさっさと、夕美ちゃんは退散したのであった。まるっ。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:54:43.81 XrGOWADO
白菊ほたるには毒がある。
13年、茨の道を歩いてきて、そうして醸成された毒だ。
それは確実に、白菊ほたるに触れた人々を虜にして放さない。
白菊ほたる自身も、その毒が歩みを止めさせない。
確実に、彼女は花開いていた。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:55:09.49 XrGOWADO
でも毒は毒だ。
やっぱり、私としては、健康が一番だと思うわけです。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:55:57.14 XrGOWADO
「ところでほたるちゃん、今日のお仕事は?」

「今日ですか……えっと、GBNSのみんなとファッションモデル、そのあとでバラエティー収録です」

水やりを終えたほたるちゃんに聞くと、そんな答えが返ってきた。
スケジュールを話すほたるちゃんは心から楽しそうで、そこに毒はない。
白菊ほたるは、あの日私が必要だと思ったものを手にいれていた。
その助けになれたのかな、ドラセナも。そうだと嬉しいな。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:56:27.57 XrGOWADO
「そっかそっか。楽しんできてねっ」

「はい……えへへ」

白菊ほたるには毒がある。
まだまだそれは残っているけど、今まさにデトックスの真っ最中。
ほたるちゃんの未来は明るい。明るくしたい。明るくしなくっちゃ。
だって、アイドル相葉夕美なんですから、私!
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:57:18.62 XrGOWADO
・個性がいろいろほたるんズ

P「大変だ大変だ大変だー! 幸子のライブがテロリストにジャックされてしまったー! どうしようどうしよう!!」

夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

P「相葉ちゃん!! そしてその植木鉢と、植えてある植物は……」

夕美「色ピクほたるなら、テロリストくらいお茶の子サイサイだよっ! 幸子ちゃんを助けてくるねっ」

P「ありがとうレスキュー夕美ちゃん! 頼む、幸子を救ってくれーっ!」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:58:12.75 XrGOWADO
テロリスト「動くな! サインください!」

幸子「フフーン! ちょっとばかりピンチが過ぎますね! カワイイって罪!」

テロリスト「おっと、警備員は全てスタンガンで眠らせたぜ。ここからは俺たちのステージだぁ!」

ヒュウウウウウウウウ

テロリスト「ん……? 何かが降ってくる……! 全員撃てーっ!」

テロリスト集団「うおおおーっ!」パンパンパンパン

カキンカキンカキン課金カキンカキン

テロリスト「跳ね返しただと!?」

しゅたっ

夕美「お困りかなっ? 困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ!」

テロリスト「相葉ちゃんだ! サインください!」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:58:58.53 XrGOWADO
夕美「羽菊ほたるで上空まで飛んできて、岩菊ほたるで身を固めながらの落下! さぁ、lilac timeをはじめよっか!」

テロリスト「撃てーっ!」パンパンパンパンパンパン

夕美「効かないよっ」カキンカキンカキン

テロリスト「くそう! 兄貴、頼みます!」

テロリスト筋肉「おれ おまえ くう」

夕美「わぁ、すっごい筋肉! でも紫菊ほたるなら!」スポーン

ほたる「あの……が、頑張ります……!」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 02:59:32.69 XrGOWADO
がしっがしっ

テロリスト「バカな! 兄貴と組み合えるような剛力がいるはずねぇ!」

テロリスト筋肉「おまえ つよい ほれそう」

ほたる「つ、強いだなんて……そんな……えへへ」てれてれ

夕美「今だっ赤菊ほたる!」ポーイ

ぺしっ

テロリスト「あっ兄貴の顔面に新しいほたるちゃんが張り付いた!」

ほたる「ええーい、植木鉢をたくさん受け止めてきた頭での頭突きーっ……!」がつーん
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 03:00:19.32 XrGOWADO
テロリスト筋肉「つよい まけた おれ おまえ みつぐ」

テロリスト「兄貴ー! くそう、だがこっちには人質の幸子ちゃんが……いない!どこにいった!?」

夕美「幸子ちゃんなら、ステージ下に準備されてた熱湯風呂に隠したよっ。青菊ほたるだから出来たことだねっ」

テロリスト「うわあああ畜生ーっ」バチバチ

夕美「スタンガン? 仕方ないなぁ……黄菊ほたるちゃんに任せちゃおっと」ポーイ

ほたる「…………」とことことこ

テロリスト「ノコノコ愛らしく歩いてきやがってぇーっこれでもくらいやがれぇーっ!」バチバチバチ

ほたる「効きません……すみません……」ぺちん

テロリスト「ぐはっ」

夕美「テロリスト鎮圧成功!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 03:01:20.11 XrGOWADO
P「ありがとうレスキュー夕美ちゃん!」

藍子「ありがとうございますレスキュー夕美ちゃん!」

未央「レスキュー夕美ちゃん!最高!」

茜「ボンバー夕美ちゃんエクセレント!」

小梅「かっこいい……レスキュー夕美ちゃん……」

輝子「ヒャッハーレスキュー夕美ちゃんサイッコーだゼェェェェェ!!!」

サメ「いえーいレスキュー夕美ちゃん抱き締めてーっ!」

裕美「レスキュー夕美ちゃん!感動をありがとう!」

乃々「レスキュー夕美ちゃんこそ地球の希望なんですけど……」

雷「レスキュー夕美ちゃん!握手して!」

友紀「かっとばせーレスキュー夕美ちゃん!」

紗枝「ほんにレスキュー夕美ちゃんかいらしなぁ」

ヘレン「ダンサブル!レスキュー夕美ちゃん!」

幸子「ガボゴボガボゴボ」

ほたる「レスキュー夕美ちゃん……!」

夕美「困ってるなら、レスキュー夕美ちゃんにお任せだよっ! いつでも呼んでね!」

おしまい
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 03:01:52.06 XrGOWADO
クリスマスパーティー13'sをよろしくお願いします
依頼出して来ます

【デレマス】書を読んで。それから……【鷺沢文香】

1 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 00:59:12.22 is+dvmup0
こんばんは。


こちら、アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作SSになります。

「聖夜の燈火」が実装されてから急いで書いたのですが……クリスマスに間に合いませんでした。

それでもよろしければ、どうぞお付き合いください。


注:尾崎紅葉著『金色夜叉』についてのネタバレがやや含まれております。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514217552
2 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 00:59:40.42 is+dvmup0
 ……あ、プロデューサーさん。遅くまでのお仕事、お疲れ様でした。

 ……いいえ。書も読んでいたことですし、私にとって、待つことは決して苦ではありませんから……。プロデューサーさんの方こそ、お疲れでしょうに、呼びたててしまって、すみません。
3 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:00:22.64 is+dvmup0
 はい……ありがとうございます。

 この本……ですか?尾崎紅葉の『金色夜叉』ですね……ご存知でしょうか?
4 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:01:29.56 is+dvmup0
 そうですね……この物語の名シーンの一つが銅像になっていまして、観光名所としても有名ですから。恐らくその関係で、お名前だけ聞いたことがあったのではないでしょうか。
5 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:02:18.12 is+dvmup0
 どんな話か……ですか?そうですね……辛くて、苦しくて、とても悲しいお話です。何分口下手ですから。詳しい感想をお伝えしようとしますと、どうしても長くなってしまいます……。ですが、それが今日、この書茶房に貴方をお呼びした理由の一つでもあります。私の話を……聞いていただけますか?
6 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:03:12.10 is+dvmup0
 ありがとうございます。それでは……まず、『金色夜叉』という物語の内容について、お話しましょうか。

 主人公は学生の青年です。青年には許嫁の女性がおりましたが……結婚の直前になって、有名な資産家の方と結婚してしまいます。無理やり奪われたのであればまだ救いようもあったのかも知れませんが……悩みぬいた末とはいえ、それは彼女自らの意思、彼女が彼女の思う幸せを掴もうとして選んだものでした。彼女は、青年の確かな愛よりも、富と……それに付随する立場、栄誉を選んだのです。
7 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:04:58.66 is+dvmup0
 唐突に裏切られた青年は、女性を強い言葉で問い質し、考え直すよう求めます。女性もそんな行動に至った自分の考えを説明しようとはしますが、青年にはその言葉が言い訳にしか聞こえず……二人の言葉と心はまるで噛み合いません。先ほどお話した銅像はこの直後……女性の心が変わらないと理解した青年が、縋る女性を滂沱と共に蹴り飛ばすシーンのものです。
8 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:05:58.95 is+dvmup0
 そして青年は、復讐のため高利貸に身を落とします。そうですね……現代で言うところの闇金のような存在と思ってもらえればよろしいかと思います。そんな、心中で己を夜叉とするほどになってしまった青年ですが……恨みの感情で身を焼き切る事ができず、残ってしまった女性への愛情と復讐心の間で板挟みにあってしまいます。そのうえ、高利貸とは人ならざる道です。多方面から恨みを買い、怒りと苦悶に満ち満ちた日々に陥ってしまいます。
9 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:06:27.98 is+dvmup0
 もう一方、資産家に嫁いだ女性の方も、望んだモノは手にしましたが……結婚生活は上手くいきません。産んだ子供も、すぐに亡くなってしまいます。彼女は自ら諦めたはずの青年との愛を思い出し、悔恨の毎日をすごします。剰え、青年に許しを乞い、もう一度その愛を取り戻すことはできないものかとすら考え始めます。今の立場を投げ捨てる覚悟もないままに。
10 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:07:35.06 is+dvmup0
 その後、二人は青年の学生時代の友人の尽力により、久方ぶりの再会を果たすのですが……涙ながらに自らの行いを詫びる女性を見ても、青年は到底その程度で許す気にはなりません。その晩、彼は女性が自害する夢を見ます。彼は夢の中で……許すと叫びながら、自らも女性の後を追って死のうとします。
11 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:08:33.19 is+dvmup0
 すみません……やはり、冗長になってしまいました……。この後もこの物語は続くのですが……実は、作者の死により、最後には未完のまま連載が終了してしまっています。作中の登場人物たち……その誰一人として幸せになることのないままに。若くしての急逝でもありましたが……新聞に連載されていた当時のこの物語には、それは大勢のファンがついていました。読者たちから届く様々な要望、そして連載を続けることで発行部数を伸ばし続けたい新聞社からの意向により……恐らく、作者は当初の予定より完結を引き伸ばさざるを得なかったのでしょう。
12 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:10:45.96 is+dvmup0
 さて……数日前、初めてここにプロデューサーさんをお呼びした際にも、お伝えしましたが……最近、物語を読みながら、空想に身を委ねるだけでなく、そこに書かれている描写に共感する、という楽しみを覚えました。そのようなことが可能になったのも……やはり、私がアイドルとして様々な経験を積んできたから、ということになるのでしょう。
13 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:11:43.55 is+dvmup0
 書の世界に沈み、その外へは目を向けることすらなかった私が、プロデューサーさんに引き上げられ……当時からは考えられないほど、素晴らしい体験を数多くさせていただいて、大切な人たちが一気に増えて。私が日々生きている、この現実という世界も、書の世界に勝るとも劣らない、輝きに満ち溢れた世界なのだと知りました。
14 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:13:07.90 is+dvmup0
 そして、物語の登場人物たちのように、何かを欲すること、そのためにこの身自らが行動し、努力することも学びました。書との出会いは人生を変える、という名言がありますが……人との出会いも、同じように人生を変える、大変尊いものであったのだなと、折に触れて実感します。
15 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:14:09.99 is+dvmup0
 この『金色夜叉』ですが……有名な作品ですが、お恥ずかしながら……私は、つい先日まで読んだことがありませんでした。恋物語というものを、あまり積極的に選ぶことがなかったものですから。ですが、プロデューサーさんにお勧めされた書を読み終わった後……自分でも、選んでみようと思ったのです。そうして手に取ったのが……これでした。
16 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:14:47.91 is+dvmup0
 『金色夜叉』を読んで……私は、様々な想いに共感しました。共感……してしまいました。ヒロインの女性は、手にした愛と手の届きそうな栄誉を天秤にかけ、後者を選びました。しかし……その後も自ら手放したはずの愛を忘れられず、過去の選択を悔やみ続けました。そして、物語を産んだ作者自身も、望んだ形で作品を完成させることができないまま、自身の生涯を終えてしまっています。物語を永遠に未完のままとしなければならないなど……その悔しさは、悔やんでも悔やみきれないほどでしょう。
17 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:15:24.75 is+dvmup0
 それらの想いに共感したからこそ……私は、同じ思いをしたくはありません。
18 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:15:57.85 is+dvmup0
 あくまでも私個人の考えですが……栄光と愛との間で揺れ続けた彼女が、不幸の渦に自身を投じてしまったのは、『どちらかを選ばなければならないと思ってしまったから』……ではないでしょうか。例え、青年との愛を選んだとしても……彼女の決して満ち足りたものとはならなかったことでしょう。
19 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:17:32.14 is+dvmup0
 ですから私は……彼女の想いに触れた私は、その生を汲み取り、自らの糧としましょう。それこそが、書を読むということであると、今は思います。
20 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:18:36.37 is+dvmup0
 アイドルとしての栄誉だろうと、女性としての愛だろうと、そして、鷺沢文香という作品を最高の形で完結させることすらも……私は全てを望みます。他ならぬ、自分自身の幸せのために。
21 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:19:40.28 is+dvmup0
 随分な我儘を言っている自覚はありますが……折しも、今日は聖夜です。分不相応なプレゼントだとしても……ねだってみるのには、丁度良い日よりなのかもしれません。
22 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:20:26.96 is+dvmup0
 プロデューサーさん。ここまで、私の長い長い前置きに……身体と魂のそこかしこから勇気を集めるために必要だった助走に、付き合ってくださり本当にありがとうございます。大変お待たせしましたが……本題を。
23 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:21:07.62 is+dvmup0
 プロデューサー……いえ、Pさん。
24 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:22:01.49 is+dvmup0
 私の、鷺沢文香という一人の女性としての、心からの愛情を……貴方に差し上げます。
25 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:22:54.23 is+dvmup0
 受け取って……いただけますか?
26 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:23:46.93 is+dvmup0
 そして、貴方の愛情も……私に、受け取らせていただけますか?
27 :◆wg.SkFcIaE 2017/12/26(火) 01:25:13.46 is+dvmup0
以上になります。

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。

ご感想ご質問ご指摘等々ありましたらどんどんくださいな。

【モバマス】クリスマスパーティー13's 2017X'masLive

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:45:40.86 bwh0KPIDO
巴「今日集まってもろぉたなぁ他でもない」

由愛「……」

ほたる「……」

巴「今年のクリスマスはウチらのライブじゃな」

ほたる「うん……頑張ろうね」

由愛「成功させようね……」

巴「心意気やよし。で、そのクリスマスライブじゃが、物販の話をせにゃあいけん」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514209540
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:46:30.75 bwh0KPIDO
由愛「物販?」

巴「うむ。いっつも通りの定番商品に加えて、出演アイドルのアイデアを形にしたもんも売ろうとゆうわけじゃ。まあ気楽に考えろとPは言ぅとったな」

ほたる「私たちのアイデア……」

巴「そがぁなわけで会議じゃ。なんか案ないか?」

由愛「……はい」

巴「手を上げたなマスコット。言ぅてみろ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:47:00.60 bwh0KPIDO
由愛「蝶ネクタイとか……どうかな……」

ほたる「あー……先達にケンカを売ってみるわけだね」

巴「初っぱなから危険球を投げるな。却下」

由愛「ええー……原色バリバリの」

巴「却下言うた。ほたる、なんかないか」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:47:43.18 bwh0KPIDO
ほたる「んー……植木鉢?」

巴「かさ張るのぉ」

ほたる「原価ゼロだよ。私が散歩するだけでザクザク降ってくるから……」

巴「生産ルートの心配をするな。却下」

由愛「あ、はい」

巴「言うてみろマスコット、リベンジかませ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:48:14.69 bwh0KPIDO
由愛「絵の具なんて……どう?」

巴「うーん」

ほたる「ファンの皆さんが使うかな……」

由愛「あんまり使わない色、余ってるから……」

巴「物販はフリマと違うわ」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:49:06.89 bwh0KPIDO
ほたる「はい」

巴「セクシー担当、なんじゃ」

ほたる「お守り」

巴「ふうむ」

由愛「こういうのは信じる心が大事って言うし……いいんじゃないかな」

巴「ちなみに効果は」

ほたる「植木鉢退散、トラック退散、ライブ間際の台風退散……」

巴「えらくピンポイントな上にそれ自分が欲しいご利益言うただけじゃな」

ほたる「中には鉄板入れてね」

巴「ファンを何から守ろうとしとるんじゃ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:49:49.54 bwh0KPIDO
由愛「巴さんは……何かアイデア、ないの?」

巴「そうじゃのー……やっぱおはじきは定番じゃな」

ほたる「あー、おはじき……いいね……こう、綺麗で……遊べて」

由愛「……どっちのおはじき……?」

巴「無論、光ってるほうじゃ」

由愛「やめよう、おはじきはやめよう……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:50:35.13 bwh0KPIDO
巴「むう……じゃあ粉ならどうじゃ」

ほたる「粉」

巴「そういや親父が余しとったな。ああいや、フリマじゃない言うたのはウチじゃ、忘れてくれ」

由愛「いやいやいや忘れられない……えっ、巴さんのおうちって、そういうのはネタだよね……?」

巴「他にアイデアかぁ」

由愛「答えてください……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:51:15.95 bwh0KPIDO
ほたる「……クリスマスだし、七面鳥とか……ケーキとか……」

巴「食べ物はダメじゃ言うとった」

由愛「そっかぁ……ううーん、思い付かないね……」

ほたる「……食べ物がダメなら……生きた七面鳥とか」

由愛「お腹空いてるの?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:52:02.90 bwh0KPIDO
由愛「……普段使いできるものがいいよね……」

巴「ウチらのユニット名入れたシャツとか……もう売る予定じゃが」

ほたる「私たちのユニット名入れたヘルメットとかね……これも売る予定なんだっけ」

由愛「えっヘルメット……物販で売るの……?」

ほたる「安全第一だからね……」

巴「ヘルメットは必要じゃろ」

由愛「……あんまり聞かないような……」

ほたる「前回はけっこう売れたって……」

由愛「私たちのファン層って一体……」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:52:32.47 bwh0KPIDO
由愛「……キーホルダーも売るんだっけ」

ほたる「私たちのイラストが書かれたものが……ちょっと恥ずかしいね、えへへ」

巴「前回のライブでは、ウチの若い衆が買い占めとったなぁ」

ほたる「私も……由愛ちゃんと巴ちゃんのキーホルダー、並んでお小遣いで買っちゃった」

由愛「そうなの? えへへ……嬉しいような、恥ずかしいような……」

ほたる「ふふ、大事にお仏壇に供えてあるよ……」

由愛「待って、普通に使って欲しい……」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:53:06.64 bwh0KPIDO
ほたる「……リボンとか……」

巴「おっと女子力あるチョイスじゃな。しかしウチらのファン層って女子主体じゃったかのぅ」

ほたる「男の人がリボンつけても、おかしくないと思うよ……」

巴「お、おう、そうじゃな、マイノリティは尊重せんといかんな。しかし物販じゃからな、売れるもんを考えんと」

由愛「あ、じゃあカチューシャとか……」

ほたる「ブレスレットもいいなぁ……」

由愛「変装眼鏡とか……帽子とか……」

巴「今何も考えず今欲しいもん言うとるじゃろお前ら」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:53:38.49 bwh0KPIDO
巴「らちがあかん……どうじゃ、他のユニットの仲間はどういうの売っとるんじゃ」

ほたる「他の……? そういえば、雪美ちゃんは猫の首輪を売ったって……」

由愛「むつみちゃんがコンパス売ったって……」

巴「参考にならん……」

ほたる「乃々さんが机売ったって……」

由愛「千佳ちゃんが魔法少女コスチューム売ったって……」

巴「いよいよ参考に出来んのぅ……」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:54:30.82 bwh0KPIDO
ほたる「……サンタクロースなりきりセット……!」

巴「なんか革新的な発想みたいに言うとるが、具体的な中身は」

ほたる「つけ髭と帽子……」

巴「詐欺か」

ほたる「他に何つければいいかわかんなくって……」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:55:10.05 bwh0KPIDO
巴「詰まった……アイデアが出ない……」

ほたる「困ったね……」

由愛「……オーディエンス!」

巴「なんじゃマスコット、藪から棒に」

由愛「第四者の意見だよ……!」

巴「日本語がおかしい」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:56:02.45 bwh0KPIDO
ヴーッヴーッ

加奈「スマホが鳴いてる……巴ちゃんから?」

ピッ

加奈「はいもしもし」

巴『加奈、助けてくれ』

加奈「……! お姉ちゃん頼られてる! 任せて! どうしたの?」

巴『ウチ、由愛、ほたる。連想されるものはなんじゃ』

加奈「ええ、連想されるもの? うーん……ちょっと待って考えるから……」

巴『おう』
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:56:46.99 bwh0KPIDO
加奈「えーとえーとえーと……あっ髪が短い!」

巴『……』

加奈「あとは……あとはCuCoPaバランスがいい!」

巴『…………』

加奈「それからーえーとそれからー……可愛い! みんな可愛いよ!」

巴『………………』

加奈「………………あの、お役に立てましたか……?」

巴『…………まあ、うん……聞き方悪かったかのぅとは思った……』
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:57:43.36 bwh0KPIDO
加奈「物販?」

巴『なんかアイデアないか』

加奈「うぅーん…………蝶ネクタイとか」

巴『なんでそうあのラジオにケンカ売りたいんじゃみんなして』

加奈「ダメ? それじゃあー……クリスマスツリーとか」

巴『かさ張るのぉ……』

加奈「うむむむむ……ぬいぐるみ!」

巴『おぅ? あんまり期待しとらんかったが良さげなのが出たの』

加奈「ホント!? 由愛ぐるみとかきっと売れるよ!」

巴『じゃがすまん、それもう予定に入っとる』

加奈「うえぇ」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:58:13.42 bwh0KPIDO
ほたる「……どう?」

巴「そばつゆとか、トナカイの着ぐるみとか、どうにも芳しくなかった」

ほたる「そっかぁ……」

由愛「…………あ」

巴「どうした由愛ぐるみ」

由愛「加奈さんと言えば……」

ほたる「言えば?」

由愛「メモ帳」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:58:55.02 bwh0KPIDO
巴「…………」

ほたる「…………」

由愛「ほら、余白に私たちの歌の歌詞とか入れたり……形もクリスマスツリーとかにして……どう、かな……」

巴「…………確か予定には……」

ほたる「リストには……ないです」

巴「それだ!!」

ほたる「由愛ちゃん流石……!」

由愛「わわわ……私じゃあなくって、加奈さんのおかげだよ」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 22:59:47.14 bwh0KPIDO
巴「でかした由愛に加奈。それじゃ、それでいこう! いい感じに普段使い出来るし、かさ張らないし、それしかないじゃろ!」

ほたる「由愛ぐるみ凄い! 可愛いだけじゃあないんだね……!」

由愛「ほ、ほたぐるみに言われたくない……」

ほたる「むっ……私より由愛ちゃんのが可愛いよ、ほら……この双葉とか……」ふぁさふぁさ

由愛「あぅん……ま、待って力抜けちゃう……」へなへなへな

巴「いちゃついとるのぅ。ま、ええ。このアイデア持ってくか。他に良さげなもの出せそうにないし」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 23:00:29.82 bwh0KPIDO
こうしてクリパメモ帳はそこそこの売り上げを記録し、以降の三人のライブの定番商品となった
今井加奈は三人に感謝され、お姉さんできたことに満足そうにしていた
めでたしめでたし
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 23:07:03.87 bwh0KPIDO
おまけ

由愛「いい加減で巴さんを下ろして投降なさい……そうすれば悪いようにはしません」

ほたる「嘘をつかないで……! 悪いようにしないなんて、ずっと言ってきたじゃないですか……だけどいつもいつも裏切ってきたのがママンだ!」

由愛「そんなことありません……!」

ほたる「8歳と9歳と10歳のときと、12歳と13歳のときも私は、ずっと……待ってた……!」

由愛「な、何を……?」

ほたる「クリスマスプレゼントでしょう!」

由愛「ああっ……!?」

ほたる「カードもだよ……! ママンのクリスマス休暇だって待ってた……! 由愛ちゃんは回復しますのスタンプの替わりに、そのオーバーロードを私にくれるの!」

由愛「そんなに忘れてる……!?」

巴「いいから降ろしてくれんかのぅ」

おしまい
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 23:07:39.43 bwh0KPIDO
依頼出してきます

棟方愛海「クリスマスイブとプロデューサー」

2 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:47:15.61 eHK0YeMA0

12月23日 夜の事務所

愛海「明日はクリスマスイブだねー、プロデューサー」
P「イブだなぁ」

愛海「ということは今年もあと1週間くらいで終わっちゃうね」

P「終わっちゃうなぁ」

愛海「思えばこの1年いろいろあったけど、あっという間だったね〜」

P「ほんとになぁ。師走を肌で感じるよ」

愛海「プロデューサー。あたしね、この1年お仕事とか練習とかライブとかよく頑張ったと思うの」

P「確かによく頑張ったな」

愛海「でしょでしょ?」

愛海「それでねプロデューサー、ここからが本題なんだけど」

P「断る」

愛海「お願いがありまして……」

P「ダメだ」

愛海「まだ何も言ってないんだけど!?」
3 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:48:41.79 eHK0YeMA0

P「なんかそんな気がしてたよ! それに言わんでもだいたい分かるわ!」

愛海「えー!?」

P「どうせ『事務所のアイドルのお山に登る許可をください!』とかそんなとこだろ!」

愛海「……もしかして、プロデューサーってテレパシー使える? エスパー? サイキック?」

P「んなわけあるか」

愛海「いや、一言一句言おうとしたことと同じだったからもしかしてと……」

P「仮にテレパシー使えたとしても、この場面は使うまでもないわ」

愛海「まあ、わかってるなら話が早いね! お願いします!」

P「だからダメだと言ってるだろ!」

愛海「そこを何とか!」

P「ダメだ」

愛海「お願いだよ〜! 許可をくれるだけでいいんだよ!?」

P「それだと俺も痛い目見ることになるだろ」

愛海「そこはさ……ねっ?」

P「ね? ってなんだよ……ダメったらダメだ」

愛海「あぁん……いけずー……」
4 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:49:51.42 eHK0YeMA0

愛海「……美少女からのお願いだよ? なんとかならない?」

P「なりません」

愛海「きゃるる〜ん」

P「上目使いしても無理なものは無理だ」

愛海「むー。つれないなー」

P「そもそも俺の一存で決めれることじゃないだろう。諦めなさい」

愛海「そんなぁ……」


愛海「あぁ……あたしのお山ちゃんが……」

P「間違えてもお前のじゃないからな」

愛海「これじゃ仕事に支障が出ちゃうよ〜……はぁ〜……」
5 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:50:43.57 eHK0YeMA0

P「まったく……わかったわかった」

愛海「え、もしかしてほんとに許可をくれるの!?」

P「いや、それだけはない」

愛海「なんだー……」

P「その代わり、お山に登る以外のお願いならひとつだけ聞こうじゃないか」

愛海「……というのは?」

P「さっき愛海も言ったけど、愛海はこの1年ほんとによく頑張ったと思ってる」

P「明日は24日。良い子…………にはプレゼントをあげる日だろう?」

愛海「なんか間がなかった?」

P「気のせいだ。まあ、簡単に言うと俺からのクリスマスプレゼントだ」

愛海「ひとつだけ?」

P「ああ、ひとつだけだ」

愛海「ひとつだけ……ひとつだけ……」

P「あ、もちろん俺ができる範囲でお願いな」
6 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:51:35.62 eHK0YeMA0

愛海「……よしっ」

P「お、決まったか……ってずいぶん早いな。じっくり考えなくていいのか?」

愛海「いいのいいの」

P「そうか、ならいいんだが」

P「じゃあ、お願いの内容は?」

愛海「プロデューサー」

P「おう」


愛海「明日1日、あたしに付き合ってよ」
7 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:52:21.18 eHK0YeMA0

翌日 朝


愛海『明日の朝9時に駅前で集合だからね!』


P「というわけで、駅前にきております」

P「肝心の愛海はまだいないけど……」

P「それにしても、愛海のお願いが俺と買い物って……ほんとによかったのだろうか」

P「俺はてっきり、こう、法の抜け穴をかいくぐるみたいにお山についてのお願いをされるもんだとばかり思っていたが……」

P「まあ、面倒ごとに巻き込まれないのは良いことだな!」
8 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:53:39.79 eHK0YeMA0

P「……約束の9時になったか。愛海はまだいないようだし、のんびり待つとするかー」

???「あたしなら後ろだよ〜♪」

P「うおっ!」

???「おはよっ、プロデューサー!朝からいいリアクションだねっ!」

P「まったく……いきなり後ろから声かけられたら誰でもびっくりするっての……」クルッ

愛海「うひひ♪」

P「……」

愛海「?」

P「……」

愛海「ん、急に無言になってどしたの? あたしの顔になんかついてる?」

P「……どなたですか?」

愛海「あたしだよ!?」

P「愛海……だよな?」

愛海「女の子のやわらか〜いところが大好きな美少女アイドルの愛海ちゃんだよ?」

P「あ、うん、やっぱり愛海だ」

愛海「その納得の仕方はどうなの?」
9 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:54:25.57 eHK0YeMA0

P「いや〜、すまんすまん。いつもと印象が違い過ぎて違和感がな」

愛海「違和感?」

P「その赤いメガネ、どうしたんだ?あ、もちろんいい意味での違和感だぞ?」

愛海「ああ、そういうことね。このメガネは『愛海ちゃんにぜひとも!』ってことで春菜さんからもらったんだよ」

P「ほー」

愛海「それで、最近はお出かけするときによくかけてるんだ〜。変装も兼ねてね」

P「なるほどなぁ」

愛海「どう?」

P「ああ、すごく似合ってるよ」

愛海「うひひ♪」
10 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:55:09.89 eHK0YeMA0

P「というか、メガネばっかりに気をとられてたけど、全体的に印象が違うな」

愛海「といいますと?」

P「ロングスカート。愛海っていつも長くてもヒザくらいの丈のスカートだからとても新鮮だよ」

愛海「さっすが〜、よく見てるねっ!」

P「まあな」

愛海「それで、感想は?」

P「ベージュのコートにブラウンのスカート、あとマフラーと手袋。冬って感じでとても似合ってると思うぞ」

愛海「うっひっひ……まあ、近所でかわいいと評判の愛海ちゃんですもの!このくらい着こなしますよ!」

P「今度の撮影は大人の可愛さ路線で……ありだな……」

愛海「おっ、いいね! やろやろ!」

P「……乗り気だな」

愛海「だって、そしたら女性ファンの目に留まるじゃない? 握手会とかで近づいてきたところを合法的に……じゅるっ……」

P「……しゃべらなければなぁ」

愛海「うぇへへ♪」
11 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:55:58.99 eHK0YeMA0

P「ところで、言われた通り駅前に来たけど、これからどうするんだ?」

愛海「そうだねー。ときにプロデューサー」

P「おう?」

愛海「最近ちゃんと休んでる?」

P「へ?休んで…………るよ?」

愛海「明らかに間があったね……それに、最後疑問形だったし」

P「……言われてみれば、ちゃんと休めてないかも」

愛海「でしょ? プロデューサーっていっつも仕事してるもん」

P「でもまあ、仕事は好きでやってるしなぁ」

愛海「好きなことでも適度に休まなきゃダメでしょ?」

P「うっ……おっしゃる通りです……」

愛海「最近体のどこかが痛いとかない?」

P「……最近は肩こりが気になります。あと背中とか腰とか足とか……」

愛海「それってつまり全部じゃん!」

P「はい……」

愛海「じゃあ、最初に行くとこは決まったね」

P「え?」

愛海「ついてきて!」グイッ

P「あ、おい引っ張るなって」
12 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:56:54.71 eHK0YeMA0

愛海「着いたよ! まずはこのお店!」

P「この建物は、えーと……マッサージ店?」

愛海「そう! マッサージ店!」

P「へぇ〜、近場にこんな立派なマッサージ店があったんだな」

愛海「そだよ。あたしここ結構通ってるんだよね」

P「ほー、それは初耳だな。教えてくれればいいのに」

愛海「それは……プライベートですから♪」

P「なんだそりゃ」

愛海「まあまあ、それより早く入ろうよ」

P「それもそうだな、入るか」

愛海「それじゃあ、レッツゴー!」
13 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:57:54.38 eHK0YeMA0

愛海「じゃあ、あたしが受付してくるからプロデューサーはそこで待ってて」

P「なんか任せっきりで悪いな」

愛海「いーのいーの」


「すいませーん。棟方ですけどー」
「はい、お待ちしておりました」
「……じゃあ、ふたりともこのコースでお願いします!」
「かしこまりました。では、準備をいたしますので少々お待ちください」


愛海「受付終わったよ〜」

P「おう、ありがとな。いや〜、マッサージ店って初めてだから緊張するな〜」

愛海「大丈夫大丈夫、基本は寝てるだけだし」
P「まあそれもそうか」

愛海「ここのマッサージほんと気持ちいいから、しっかり堪能してね!」

P「おっ、ちょっと楽しみになってきたぞ」


「棟方様とお連れ様。準備ができましたのでご案内いたします」


愛海「はーい!」

愛海「じゃあ、あたしはあっちだから一旦お別れだね。またあとでね!」

P「おう、じゃあまた終わったらな」
14 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:58:50.70 eHK0YeMA0

P「あぁ〜〜〜〜気持ちいい〜〜〜〜」

「お兄さん、相当凝ってますね〜」

P「そうですか?」

「肩と腰なんてコンクリートをさわってるのかってくらいカチカチですよ?」

P「そんなにですか」

「ちゃんと休んでます?」

P「お恥ずかしながら、ほとんど……」

「たまには休まないとダメですよ?」

P「ははは、気を付けます……って今日はそう言って連れてこられたんだっけな」

「それって愛海ちゃんにですか?」

P「ええ、そうなんですよ」

「お兄さんって愛海ちゃんのお兄さんなんですか?」

P「えーっと……そんなところですかね」

「やっぱりですか!なんか似てるな〜って思ってたんですよ〜」

P「そうですか?」

「はい、顔とかじゃないんですけど、なんというか、雰囲気とか……」

P「そ、そうですか。ははは」
15 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 19:59:50.48 eHK0YeMA0

「それにしても、愛海ちゃんってかわいいですね〜」

P「見た目はいいですよね」

「私もあんな妹が欲しかったですよ〜」

P「結構手がかかりますよ?」

「ふふっ、なおさらかわいらしいじゃないですか」

P「そんなもんなんですかね」

「そんなもんですよ」

P「愛海ってこのお店ではどんな感じなんですか?」

「そうですね〜……ちょっとした人気者、ですかね?」

P「人気者、ですか」

「ええ、愛海ちゃんがマッサージを受けに来たとき、誰が愛海ちゃんを担当するのか、とか軽い争いが起こるんですよ?」

P「おー、それはなかなか……愛海が迷惑かけたりとかはないです?」

「全然ないですよ! むしろありがたいくらいです。ロビーで待っているお客さんと楽しそうに話してくれたり……」

P「それはよかった」

「あ、でも」

P「なんか思い当たる節がありました?」

「い、いえ。たいしたことじゃないんですけど……」

P「遠慮なく言ってください、俺の方から注意しときますんで」

「なんというか、獲物を狙う獣のような目?をするときが……」

P「あー……うん。確かにお姉さん……立派なモノをお持ちで……」

「立派な?」タユンッ

P「あ、いえ。何でもないです。気にしないでください」

「は、はあ……」
16 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:00:42.24 eHK0YeMA0


ピピピピッ


「あ、30分経ちましたね」

P「……なにかあるんです?」

「交代の時間です」

P「交代? 1人がずっとってわけじゃないんですね」

「普段はそうなんですけどね、今日は特別メニューになっているので」

P「特別メニュー?」

「ふふっ、すぐにわかりますよ」

P「は、はあ……」

「では、向こうを向いて、うつ伏せになって少し待っててください」

P「わかりました」
17 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:01:46.40 eHK0YeMA0

ガラッ


???「失礼します。あ、向こうを向いたままで結構ですよ」

P「あ、はい。わかりました」

???「では、背中の方からやっていきますね〜」

P「はい。お願いします」

???「では、失礼します」

P「あ、その前に一ついいですか?」

???「はい? なんでしょう?」

P「……なんでお前がマッサージする側にいるんだ?」

愛海「あ、バレちゃった?」
18 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:02:48.92 eHK0YeMA0

P「そりゃな。声でバレバレだ」

愛海「ふふふ! バレてしまってはしょうがないね!」

愛海「そう! あたしが、いま巷で噂のわきわき整体師、棟方愛海だよっ!」

P「初耳だよ。というか、わきわき整体師ってなんだ」

愛海「細かいことは気にしない気にしない♪」

P「まあいいが……というかしっかり整体師の制服着て準備満タンだなぁ」

愛海「まずは形からっていうじゃない?」

P「カメラとかないよな?」

愛海「あ、それは安心して。今日は完全なオフだから」

P「ならいいんだが」

愛海「それじゃあそろそろ始めるとしますかっ!」

P「おう、よろしくな」

愛海「じゃあ、まずは背中から……愛海ハンドの力を受けるがいい!」

P「……俺はいったいなにをされるんだ」

愛海「んっふっふ〜♪」

P「あ、なんか嫌な予感が」

愛海「そ・れ・は……こういうことだよ! こちょこちょ〜!」

P「あ、バカやめろ! くすぐったはははははっ!」

愛海「なに〜? 聞こえない〜」

P「や、ははっ! やめろってははははっ!」

愛海「そ〜れ! ワキワキリフレッシュ〜!」

P「おまっ……後で覚えとけよははははははっ!」

愛海「うっひっひ♪」
19 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:04:10.35 eHK0YeMA0

―――――――――
―――――
――

P「はぁ〜〜〜〜〜〜」

愛海「生き返る〜〜〜〜〜〜」

P「足湯まであるって最高だな〜」

愛海「ここ、いい所でしょ?」

P「ああ、ほんといい所だ」


P・愛海「「はぁ〜〜〜〜〜〜」」


P「愛海が通うのも納得だな〜」

愛海「お、プロデューサーも通っちゃう?」

P「それもいいかもな〜」

愛海「一緒に通おうよ〜」

P「そうだな〜、まあ通うかは分からないけど、また来たいな〜」

愛海「その時はあたしを呼んでね〜」

P「おう、もちろん」


P・愛海「「はぁ〜〜〜〜〜〜」」
20 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:04:55.97 eHK0YeMA0

P「それにしても、愛海のマッサージもなかなか気持ちよかったぞ」

愛海「ほんとっ?」

P「ああ、センスあるんじゃないか?」

愛海「えへへっ。実は、基礎とか基本のことは教えてもらってたんだよね」

P「へー、えらく気合入ってるな」

愛海「通ってるうちに、自分もできるようになったら便利かな〜って思ってね」

P「そういう向上心は大事だな。えらいぞ」

愛海「あと、応用としてお山登りにも使えそうだし」

P「……そっちが本心だろ」

愛海「……うひっ♪」

P「ほどほどにしろよ? 最初にマッサージしてくれたお姉さんも、たまに怖い目してくるって言ってたぞ」

愛海「……まじ?」

P「まじまじ」

愛海「プロデューサーが愛梨さんとか雫さんとかを見るときにする目ってこと?」

P「ブフッ!!!」

愛海「うわっ!」
21 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:05:33.78 eHK0YeMA0

P「ゲホッ!ゲホッ!」

愛海「ビックリしたぁ。だ、大丈夫?」

P「おう、ちょっとむせただけだけだから問題ない……」

愛海「それならいいけど」

P「それより……まじ?」

愛海「まじまじ」

P「俺いつもそういう目してる?」

愛海「いつもってわけじゃないけどね」

P「まじかー……」

愛海「女の子ってそういうの結構わかるもんなんだよ?」

P「お互い気を付けような……」

愛海「そうだねー……」
22 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:06:02.82 eHK0YeMA0

P「あ〜スッキリした〜」

愛海「あたしも〜」

P「体が軽い!」

愛海「あたしも指の調子が絶好調だよ!」

P「やっぱたまには休まないとだな!」

愛海「そーだよ。疲れは蓄積するものなんだから、どこかでその溜まった疲れを取り除かないとね」

P「まったくもってその通り。よくわかったよ」

愛海「あ、肩もみくらいならいつでもしてあげるよ?」

P「お、じゃあまた今度お願いしようかな」

愛海「うひひっ、わきわき整体師の棟方愛海におまかせあれ♪」

P「わきわき整体師……あっ! そうだ! さっきはよくも動けないのをいいことにくすぐってくれたな!」

愛海「あ、覚えてた?」

P「さっき思い出した」

愛海「そのまま忘れててよかったのに」

P「さて、どうしてくれようか……」

愛海「きゃー! プロデューサーに襲われるー!」

P「あ、おい! 外で襲われるとか叫ぶな!」

愛海「逃げろー!」ダッ

P「あ、こらまて! 逃げるな!」ダッ
23 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:06:40.63 eHK0YeMA0

P「……捕まえた」

愛海「捕まっちゃった〜」プラーン

P「まったく、街中でいきなり走り出すなよ。危ないだろ」

愛海「えへへ、ごめんなさい」

P「まあいい、それよりこれからどうするんだ?」

愛海「これから?」

P「次はどこへ行くとかあるのか?」

愛海「あ、そういうこと。そうだねー、プロデューサーおなかすいてこない?」

P「実は結構」

愛海「というわけで、まずはお昼にしよう!」

P「賛成〜。場所とかは決めてるのか?」

愛海「この通りを抜けたところにショッピングモールあるじゃん? あそこの喫茶店にしようと思うの」

P「ああ、あの大きいショッピングモールか?」

愛海「そうそう、あそこの喫茶店のシフォンケーキがふわふわでおいしいらしいんだよね〜♪」

P「よし、じゃあ行くか!」

愛海「いこいこ!」
24 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:07:42.23 eHK0YeMA0

―――――――――
―――――
――

店員「……お待たせしました。こちら、シフォンケーキのセットとカツバーガーのセットです。ご注文の品は以上でよろしかったでしょうか?」

P「はい、大丈夫です」

店員「ごゆっくりどうぞ〜」

愛海「お姉さん、ありがとー」

店員「はい♪ では失礼します」


P「よし、それじゃ頂くとするか」

愛海「食べよ食べよ! もうお腹ペコペコだよぉ」

P「それじゃ」

P・愛海「「いただきまーす!」」
25 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:08:41.74 eHK0YeMA0

P「うん、うまい!」

愛海「おいし〜♪ それにこの感触! ふわっふわ〜♪」プニプニ

P「あっこら、食べ物をわきわきするのはやめなさい」

愛海「え〜、こんなにやわらかいものを指で堪能しない方が失礼ってもんだよ?」プニプニ

P「そんなわけあるか。はい、お行儀悪いからやめたやめた」

愛海「ちぇ〜。じゃあお口の中でわきわきするよ」

P「そうしなさい」


愛海「でも、ほんとふわふわだよ? プロデューサー食べてみる?」

P「うーん、じゃあ一口もらおうかな」

愛海「はい、あーん」

P「あーん……うわっ柔らかい」

愛海「でしょ〜?」

P「これは、触りたくなる気持ちも分かるな……」

愛海「じゃあ、わきわきしても?」

P「それとこれとは別、ダメったらダメだ」

愛海「あぁん……プロデューサーのけちー……」
26 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:09:36.02 eHK0YeMA0

P「それにしてもおいしいな、このカツバーガー」

愛海「確かに、おいしそうに食べてるね」

P「食べてみるか?」

愛海「わーい!」

P「ほい」

愛海「ハムッ……ん! や、やわらかい! パンももちろんだけど、カツも噛んだ瞬間口の中でとろける〜♪」

愛海「カツバーガー……見た目では想像できないほどのやわらかさを持った食べ物だね……恐るべし」

P「気に入ったみたいだな。なんなら欲しい分だけあげるぞ?」

愛海「いや、いいよ。それだとプロデューサーの分が少なくなるでしょ?」

P「俺は大丈夫だぞ?」

愛海「それはあたしがダメなの。プロデューサーには幸せ太りして欲しいって思ってるからね」

P「幸せ太り……幸せ太りねぇ……そういえば、最近お腹周りが出てきたなぁ……」

愛海「お、いい兆候だね! そのままでいいよ!」

P「いやだー! だらしないー!」

愛海「はい、プロデューサー。あーん♪」

P「この流れでシフォンケーキを口に運んでくるな!」

愛海「うっひっひ♪」
27 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:10:56.18 eHK0YeMA0


愛海・P「「ごちそうさまでした!」」



P「ふぅ、食った食った」

愛海「あたしも〜♪」

P「食後のコーヒーまで完璧だったな……非の打ち所がない喫茶店だった」

愛海「どうかーん。はぁ〜、満足満足♪」

P「ご機嫌だな」

愛海「うん! やわらか成分をしっかり補充できたからね〜♪」

P「基準はそこなんだな」

愛海「もっちろん!」

P「まあ、愛海が満足してるならいいか」

愛海「うひひ♪」
28 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:11:52.87 eHK0YeMA0

P「よし、じゃあそろそろ動くか」

愛海「そうだね〜」

P「……の前に、次はどうするんだ?」

愛海「次はこのショッピングモールを回ろうかな〜って」

P「そうか。具体的には?」

愛海「そこは考えてないよ〜。プロデューサーは何か買いたいものとかある?」

P「なんかあったかなぁ」

愛海「ココ広いし、だいたいのものはあると思うよ」

P「うーん……なにかあったかなぁ」

愛海「じゃあ、先にあたしの行きたいところ行っていい?」

P「もちろん。むしろ今日はその為に来たんだろ?」

愛海「……そうだね! じゃあ、その間にプロデューサーはどこか行きたいとこ考えといてね!」

P「わかった」

愛海「それじゃあ、レッツゴー!」
29 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:13:05.67 eHK0YeMA0

愛海「まずはここ! 雑貨コーナー!」

P「ピンクで女子力の高そうなお店だな。何買うんだ?」

愛海「明日はクリスマス! そこで愛海サンタのお仕事ですよ!」

P「なるほど。アクセサリーとかをちびっこに配るんだな」

愛海「そう! そして、借りを作ってのちのちの交渉材料に……うぇへへ♪」

P「邪なサンタだなぁ」
30 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:15:17.09 eHK0YeMA0

愛海「次は本屋!」

P「おー、うちの雑誌がしっかり並んでる」

愛海「あっ! あたしの雑誌もある!」

P「こういうのはいつ見てもうれしいもんだなぁ」

愛海「そうだねぇ」

P「で、愛海の目当ての本は何なんだ?」

愛海「今日発売の新刊だよ〜」

P「ちなみに何の本なんだ?」

愛海「登山のための情報収集、あと目の保養……かな」

P「だいたいわかった」
31 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:16:26.26 eHK0YeMA0

愛海「お次はゲームセンター!」

P「ゲーセンなんて久々に来たよ。今ってこんな風になってるんだな」

愛海「それは好都合! さあ、思う存分遊ぼう!」

P「おう!」


【クレーンゲーム】

愛海「あぁん! 全然取れない!」

P「今のアームってこんなに弱いんだなぁ」

愛海「ここは、こんなにやわらかタッチじゃなくていいよぉ〜……」


【プリクラ】

愛海「はじまるよ〜」

P「あっ、まだ準備出来てな……」

カシャッ

愛海「あははっ! プロデューサー変な顔〜!」

P「笑うなって、プリクラなんてほとんどしたことないんだから」

愛海「ごめんごめん……ぷっ」

P「あー! また笑った!」

愛海「あははは!」


【音ゲー】

愛海「ほっ! ほっ!」タンッタンッ

800コンボ!
900コンボ!
1000コンボ!

P「なにしてるかさっぱり分からんが、すごいってことは分かる!」
33 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:17:40.08 eHK0YeMA0

家具屋

愛海「おー! 丸いのから四角まで、やわらかそうなものがいろいろあるー!」

P「クッション選びなんかで悪いな。ちょうど数日前に壊れたんだよ」

愛海「とんでもない! クッション選びにあたしほどの適役はいないよ!」

P「ほう?」

愛海「普段からやわらかーいものを探求しているあたしは、もはや、やわらかいものマイスターだよ!」

P「やわらかいものマイスター」

愛海「任せておいて! 絶対プロデューサーの好みに合ったクッションを選んでみせるから!」

P「そりゃ頼もしい」

愛海「誰くらいの感触がいい?」

P「誰くらい?」

愛海「アタシのおすすめは菜帆さんかなぁ〜」

P「そういう事かよ! 知らねぇよ!」

愛海「菜帆さんってすごいんだよ。すべてを包み込んでくれるかのような錯覚に陥るんだよ」

P「あーちくしょう! 俺も味わってみたいなその錯覚!」
34 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:18:28.91 eHK0YeMA0

愛海「……」ムニムニ

愛海「これどう?」

P「お、なかなか良い感じ」ムニムニ

愛海「これは早苗さんね」

P「……」



愛海「……」フニフニ

愛海「こっちはどう?」

P「おお、これもなかなか」フニフニ

愛海「これは真奈美さんね」

P「……」



愛海「……」モミモミ

愛海「じゃあ次はこれ」

P「これもいいな〜」モミモミ

愛海「これは菜々さんだね」



P「全部ほしくなるからクッションをアイドルで例えるのやめて」
35 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:19:08.31 eHK0YeMA0
愛海「それにしても、あれだね〜」

P「あれ?」

愛海「いやさ、家具屋に一緒に来るって家族みたいだなーって思って」

P「家族、か……そういえば、さっきマッサージしてくれた店員さんが、俺達が兄弟に見えるって言ってたっけな」

愛海「それって、あたしがお姉ちゃんでプロデューサーが弟ってこと?」

P「んなわけあるかい。逆だ逆」

愛海「うひひっ。そっかー、プロデューサーがお兄ちゃんかー」

P「お、今のお兄ちゃんっていいな」

愛海「お兄ちゃん?」

P「あ、もう一回言って」

愛海「えへへっ、おにーちゃん♪」

P「うおっ……これはなかなかの破壊力……」

愛海「あのねおにーちゃん、愛海ねー、欲しいものがあるんだー!」

P「なんだい? かわいい妹よ。お兄ちゃんが何でも買ってあげるぞ」

愛海「ほんと!? じゃあ、ここから向こうまでのクッションぜーんぶ買って欲しいな〜!」

P「ぜ、全部!? それはちょっと厳しいかなー……」

愛海「……だめ?」

P「ああ、お安い御用だ!」

愛海「やったー! おにーちゃんだーいすき!」

P「はっはっは、かわいい妹のためならこれくらい当たり前だろう?」

愛海「じゃあ、向こうに立ってる店員さんのお山も欲しいなー!」

P「まかせ……ってそれは流石にダメだ」ペシッ

愛海「あうっ」
36 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:19:56.35 eHK0YeMA0

「ありがとうございましたー!」


P「ふぅ、無事に買えたな」

愛海「そうだね〜」

P「手伝ってくれてありがとな」

愛海「どういたしまして〜。それより、あたしもクッション買ってもらったけどよかったの?」

P「ああ、手伝ってくれたお礼ってことで。さすがに全部は無理だったから1つだけど」

愛海「十分だよ、ありがたく使わせてもらうね。うひひ♪」

P「おう、大事にな」

愛海「うん、大事にするね! この菜々さん!」

P「ブフッ!!!」

愛海「そっか〜。プロデューサー好みのやわらかさは菜々さんくらいだったか〜」

P「その言い方はやめろ!」

愛海「えへへ〜、やわらか〜い」モミモミ

P「わざとらしく揉むな!」

愛海「はっ! プロデューサーも同じものだから、右と左で菜々さんを分け合って……」

P「やめろって! 次言ったら怒るぞ!」

愛海「は〜い♪」

P「まったく……」

愛海「お揃い……えへへ♪」モミモミ
37 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:20:27.25 eHK0YeMA0

愛海「……は〜♪ 遊んだ遊んだ」

P「つ、疲れた〜……」

愛海「大丈夫?」

P「ああ、なんとか……最初にマッサージ受けてなかったら危なかった……」

愛海「最初に受けといて正解だったねっ」

P「ほんとにな。今は……19時、すっかり日が沈んだな」

愛海「夜だねぇ」

P「そろそろ帰るか」

愛海「そうだね〜」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 20:20:58.38 eHK0YeMA0

帰り道


P「お、イルミネーションだ」

愛海「ほんとだ〜。きれいだねぇ」

P「こういうのを見るとクリスマス本番って感じがするな」

愛海「そうだね〜」

愛海「……ねえプロデューサー、ちょっとそこのベンチに座らない?」

P「おう、いいぞ」

愛海「うひひっ」
39 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:21:28.40 eHK0YeMA0

P「よっこいしょっと」

P「やっぱこの時間の外は寒いな……もっと厚着してくればよかった」

愛海「大丈夫? カイロいる?」

P「いいのか? 愛海の分は?」

愛海「ふっふっふ、登山家っていうのは手が命だからね! カイロの予備くらいいっぱいありますとも!」

P「じゃあ、お言葉に甘えてひとつもらおうかな」

愛海「うっひっひ。はい、どーぞ」

P「ありがとな……あぁ、あったかい……」

愛海「いーのいーの。困ったときはお互い様だよ」
40 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:22:58.62 eHK0YeMA0

愛海「それにしても、クッションってすごいよね〜。ふんわり包み込んでくれるの」

P「唐突だな」

愛海「今日買ってもらったクッションを見て、ふとね」

P「そうだな〜。俺も仕事で辛いことがあった時とかは、顔をうずめたりしてるよ」

愛海「癒されるよね〜」

P「ああ、暗い気持ちも軽くなる」

愛海「ほんとこのやわらかさには尊敬するよ」

P「じゃあ、クッションアイドルになるか?」

愛海「それもいいかもね〜」

P「いいのか……」

愛海「冗談だった?」

P「おう。そのつもりだったが」

愛海「あたしは結構本気だよ?」

P「え?」
41 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:24:01.52 eHK0YeMA0

愛海「クッションそのもの……ってわけじゃないけど、クッションみたいなアイドルになれたらいいなって思ってるよ」

P「というのは?」

愛海「クッション……やわらかいものって、強くしすぎると潰れちゃうじゃない?」

P「そうだな。適度な力で扱わないと破れちゃったりするもんな」

愛海「そう!だから、優しいタッチが大事なんだよ。それがお互い一番気持ち良くて、最高のコミュニケーションなんだよ」

P「ほう」

愛海「あたしね。アイドルをしてきて、人の心もやわらかいんじゃないかなぁって思ったんだ」

P「人の心……」

愛海「だって、触れてると気持ちがいいし、幸せになれるもんっ!」

P「……」

愛海「女の子といっぱいお友達になれるって理由でアイドル始めたあたしだけど、今は老若男女問わず1人でも多くの人に喜んでもらいたいって思ってる
の!」

愛海「女の子のお山もいいけど、それと同じくらい、ファンのみんなの心もやさしくわし掴みにしたいんだ!」

愛海「そう思うようになったきっかけを作ってくれたプロデューサーには感謝してるんだよ?」

P「……」

愛海「ってことなんだけど、プロデューサー?」

P「愛海……」

愛海「は、はい」

P「立派になって……ウウッ……」

愛海「泣いてる!?」

P「ウウッ……すまん……でもうれしくて……グスッ……」

愛海「ほら! ここ外だから! 人が見てるから!」
42 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:25:15.75 eHK0YeMA0

愛海「落ち着いた?」

P「ああ、おかげさまで」

愛海「いきなり泣き出すからびっくりしたよぉ」

P「ホント申し訳ない。歳をとると涙もろくなってダメだな」

愛海「まあちょっとうれしかったけどね」

愛海「じゃあ、言いたいことも言ったし、帰るとしますか!」

P「そうだな」

愛海「プロデューサー、今日は1日付き合ってくれてありがとっ!」

P「おう、こちらこそ楽しかったぞ。ありがとな」

愛海「また明日からもよろしくねっ♪」

P「おう、来年はこれまで以上に仕事入れるから忙しくなるぞ」

愛海「うへー」

P「さっきまでの意気込みはどうした」

愛海「もちろんありますとも! ファンが喜ぶ姿を想像しただけできつ〜い仕事や練習なんてなんのその! なんだって乗り越えれますよ!」

P「よし! その意気だ!」

愛海「うおー! なんだかやる気出てきたー! プロデューサー! 早く仕事持ってきて!」

P「おう! とっておきの仕事を持ってくるから待ってろよ!」

愛海「あたしたちの活躍はこれからだ!」

P「……なんかそれだと打ち切られそうだな」

愛海「うひひっ! じゃあ、打ち切られないように頑張ろうね、プロデューサー♪」


〜終〜
43 :◆Si5ECPaBLY 2017/12/24(日) 20:26:22.64 eHK0YeMA0

以上です!
ありがとうございました!

双葉杏「美由紀とクリスマス」

1 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:35:11.56 GqZoZs7EO
杏と美由紀のクリスマス前のお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514090111
2 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:37:29.50 GqZoZs7EO
美由紀「〜♪〜♪」

杏「ご機嫌だね」

美由紀「だって、もうすぐクリスマスだよ?」

杏「そっか、もうそんな時期だっけか」

杏「今までのクリスマスってさ、家族と過ごしてたの?」

美由紀「うん! お父さんたちと一緒にパーティーしてたんだ」

杏「やっぱりそういう感じだよね」

美由紀「でも、今年はお父さんやお母さんと一緒に過ごせないんだよね」ションボリ

杏「あー……ここから北海道までは遠いもんね」

美由紀「うん……」

美由紀「でもね、寂しいくないんだよ?」

杏「どうして?」

美由紀「だって、事務所のみんなと一緒に過ごせるからだよ!」

美由紀「それだけで寂しいとは思わなくなったんだ」
3 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:38:18.96 GqZoZs7EO
杏「でもさ、集まるかな?」

美由紀「大丈夫だよ、Pさんができる限りみんなを集めるって言ってたし!」

杏「……そうだね、プロデューサーなら何とかしそうだね」

美由紀「あとお父さんたちにね、事務所のみんなと過ごしたことを手紙に書こうと思うんだ」

美由紀「みゆきは楽しいよって」

杏「……」ナデナデ

美由紀「なんで無言で撫でるのー!?」

杏「ごめんごめん、ついね……」




4 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:39:19.45 GqZoZs7EO
杏「そういえば美由紀ってさ、サンタに何頼んだの?」

美由紀「何も頼んでないよ?」

杏「えっ……そうなんだ、意外だね」

美由紀「意外ってなんでなの!」

杏「いやだってさ、サンタに手紙書いてそうじゃん」

美由紀「むー……」

美由紀「そんなこと言ってるけど、みゆきはサンタさんの正体知ってるんだよ!」

杏「へぇ〜サンタって誰なの?」

美由紀「お父さんやお母さんでしょ?」

杏「本当に知ってるんだね」

美由紀「えっへん」ドヤァ

杏「てっきりサンタを信じてるタイプだと思ってたよ」
5 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:39:50.40 GqZoZs7EO
美由紀「あーっ、またみゆきを子ども扱いしてるー!」プンスカ

杏「杏からしてみればまだまだ子供だよ」

美由紀「むぅー……」プクー

杏「ほら、そうやってすぐに頬を膨らますところが子供なんだよ」

美由紀「……今日の杏ちゃんの晩御飯抜きにしよ」

杏「待って待って、それはやめて」

美由紀「……」ツーン

杏「ごめんって」

美由紀「知らない」ツーン
6 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:40:30.30 GqZoZs7EO
杏「飴あげるから機嫌直してよ」

杏「ほら、ミルキーあげるから」

美由紀「……」ツーン

杏「イチゴ味だぞー」

美由紀「……」ピクッ

杏(もう一押しかな)

杏「今ならなんと! もう一個おまけにつけちゃおかっな」

美由紀「えっ、ホント!?」

杏(釣れた)
7 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:42:03.81 GqZoZs7EO
杏「ホントだよ、ほら」

美由紀「わーい……でもこれだけじゃダメかなー」

杏「なっ……まだなにか要求するのか!」

美由紀「ダメ……? じゃあ晩御飯は……」

杏「わかった、要求を聞こうじゃないか」

美由紀「クリスマスプレゼント欲しいなー」

杏「……なにが欲しいの?」

美由紀「えっとね、まだ秘密♪」

杏「それだったらなにをあげたらいいかわかんないじゃん」

美由紀「えへへー、だからね一緒に買いに行こ!」

杏「そうきたかー……」
8 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:43:14.16 GqZoZs7EO
美由紀「そこで欲しいもの言うし、杏ちゃんの欲しいものみゆきが買ってあげる!」

杏「なるほどね、杏の欲しいものはそう簡単に買えないよ?」

美由紀「なにが欲しいの?」

杏「休み」

美由紀「えー! そんなの無理じゃん!」

杏「冗談だよ、杏の欲しいものも買い物に行ってから教えるよ」

美由紀「絶対だよ?」

杏「絶対教えるから大丈夫」
9 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:50:28.97 GqZoZs7EO
美由紀「あっ、そうだ!」

杏「どうしたの?」

美由紀「今度のパーティー用のプレゼント買ってない!」

杏「ならそれもついでに買っちゃうか。杏も買ってないし」

美由紀「そうだね!」

杏「それじゃあ支度しようか」

美由紀「うん!」



-おわり-
10 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/24(日) 13:51:47.14 GqZoZs7EO
以上で終わりになります。


前作
柳瀬美由紀「お兄ちゃんとお姉ちゃんたち」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513692599/

【モバマスSS】聖「カラオケに」雪美「行って…みたい……」

1 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:13:23.26 nZhdvXTr0
ひじりんと雪美ちゃんが初めてカラオケに行って、そこでカラオケバトルする話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514038402
2 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:16:54.48 nZhdvXTr0
モバP「えっ?カラオケ……?」

聖「そう…だめですか?」

雪美「だめ……………?」

モバP「いいけど、俺なんかとより友達と行ったほうがいいんじゃないのか?」

雪美「ううん…………モバP……一緒が…良い…………」

聖「私も……モバPさんと一緒が良いです……」

ちひろ「行ってきてあげてください」

モバP「ちひろさん!?」

ちひろ「聖ちゃんと雪美ちゃんのオフ、かぶってますし」

ちひろ「モバPさんも有給を使っちゃいましょう♪」

モバP「い、いいんですか!?」

ちひろ「もちろんです」

モバP「ありがとうございます!神!女神!ちひろ!」

ちひろ「褒めても何もでませんよ。それに、たまにはアイドルサービスも大切ですからね♪」
3 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:20:14.85 nZhdvXTr0
――――――――――

モバP「ここがカラオケルームか、綺麗な部屋だな」

聖「モバPさんも初めて……?」

モバP「ううん、でも最後に来たのはだいぶ前だしそのときはもっと小汚い部屋だったよ」

雪美「だいぶ前……、江戸時代………?」

モバP「そうそう、昔は扉じゃなくて障子だから音漏れが……って何年前だよ!」

聖「すごい……のりつっこみ……」

モバP「そういえば二人はどうしてカラオケに来ようと思ったの?」

聖「思いっきり好きなだけ歌えるって聞いて……」

モバP「なるほど、聖ちゃんらしい理由だな。雪美ちゃんは?」

雪美「飲み物………混ぜ放題…………」

モバP「それサ◯ゼリアでもいいじゃん……」

雪美「冗談…だよ……。私も……歌いたい………」

モバP「よかった」
4 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:23:09.98 nZhdvXTr0
聖「早速歌う?」

モバP「そうだね」

雪美「………………」ピッピッ

モバP(流石現代っ子だな、もう機械の使い方をマスターしてる)

モバP「ところでさ」

聖「なんですか…?」

モバP「なんで二人共わざわざ俺の隣に座るの?」

モバP「向こうの席のほうが広くない?」

雪美「モバP…隣………落ち着く…………」

聖「私もです……」

モバP「そう」

雪美「モバP………歌って…………」

モバP「いや、俺はいいよ」

聖「私も……モバPさんの歌声…聞いてみたいな……」

モバP「い、一曲だけだよ」

雪美・聖「「じゃぁ……私の曲を………」」

モバP「えっ」

雪美「聖………曲………難しい………」
5 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:25:12.40 nZhdvXTr0
聖「雪美ちゃんのも難しいと思うけど?」

モバP「どっちも難しいよ!もっと簡単なやつで!」

雪美「戦うしか……ない…………」ゴゴゴゴゴゴゴ

聖「そうだよね」ゴゴゴゴゴゴゴ

雪美「先攻………もらうよ………」ピッピッ

聖「うん、いいよ」

雪美「私の…ターン……『Secret Serenade』を…セット……」

聖「いきなり持ち歌を選曲……雪美ちゃん、本気なんだね…」

雪美「うん…………」ピピピピピピッ

モバP(すげぇ、前奏の間にものすごい早さで音量とかキーとかいじってる!)

モバP(やっぱ現代っ子ってすごいなぁ……)

モバP(って、カラオケ初めてにしては慣れすぎてない!?!?)

聖(これが歌の力です……)

モバP(脳内に直接語りかけないで……)
6 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:26:49.17 nZhdvXTr0
雪美「〜♪」

モバP(やっぱ雪美ちゃん歌上手いなぁ)

雪美「………………どうだった?」

モバP「良かったよ」

ガチャッ

千秋「100点満点中5000兆点ね」

モバP「なんでいるの!?」

千秋「失礼するわ」

ガチャッ

モバP「なんなのなの」
7 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:29:28.60 nZhdvXTr0
聖「次は私の番……」

雪美「うん………」

モバP「二人とも気にしてないのか……?」

聖「雪美ちゃんがその気なら……私も……」ピピピピピピッ

モバP「相変わらずカラオケ初めてと思えないデンモク裁きだ」

聖「聞いてください……『silence is golden』……」

モバP(すごいなカラオケ店でアイドルが持ち歌歌ってる……)

モバP(そういえばさっきの千秋さんは何だったんだ……)

聖「……どうでしたか?」

モバP「うん、すごくよかったよ」

ガチャッ

モバP「千秋か!?」

イヴ「100点満点中五千兆点ですぅ〜」

モバP「なんでだよ!?」

イヴ「失礼しました〜」

ガチャッ

モバP「なんなのなの」
8 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:30:58.94 nZhdvXTr0
聖「同点だね……」

雪美「うん…………」

モバP「もしかしてあれ審査員だったの!?」

雪美「次……私………」

モバP「たぶんあの二人が審査員やっている間は一生決着つかないと思うぞ」

聖「決着が付くまで……やろう……」

雪美「うん……やろう…………」

モバP「フリータイムにしててよかった……」
9 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:31:43.97 nZhdvXTr0
――――――

雪美「私の番…………『黒猫のタンゴ』………」

千秋「無限点!!!」

モバP「小学生かよ!!!」

聖「私は……『ジングルベル』だよ……」

イヴ「無限点ですぅ〜」

モバP「わざと同点にして歌聞こうとしてない?」
10 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:33:58.64 nZhdvXTr0
―――――――

千秋「ふぅ、いちいちドアを開け閉めすると他のお客さんに失礼だからここに居るわね」

イヴ「あっ、私飲み物取ってきますぅ〜。何か要りますか?」

雪美「私も……行く…………。モバP……何…飲む……?入れて…来る………」

モバP「ありがとう、お茶でいいよ」

千秋「この部屋、5人で居るには少し狭いわね」

モバP「自分たちの部屋に戻りなよ」

千秋「部屋は取ってないわよ」

モバP「もう営業妨害だからね?」

聖「なるほど……これがカラオケの楽しみ方……」

モバP「絶対ちがうからね?真似しちゃだめだよ?」

イヴ「戻りました〜」

雪美「モバP………はい……お茶……」

モバP「お茶ってこんな茶色くないよね?」

雪美「……私……信じて……大丈夫…」

モバP「大丈夫じゃないやつだこれ」

千秋「モバPさん、それはお茶よ」

モバP「もう帰っていいですよ千秋さん」

イヴ「聖ちゃん、何みてるの?」

聖「履歴です……みんながどんな歌を歌っているのか知りたくて」

イヴ「こうやってみるとどんな人がここに来たか想像できますね」

モバP「そこ、イチャイチャしない」
11 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:36:54.94 nZhdvXTr0
雪美「そう……。まだ……決着……ついて…ない……」

モバP「まだやるの!?」

聖「決着がつくまでやります……!」

モバP「もうさ、カラオケの採点機能で決着付けたほうがよくない?」

千秋「ちょっとあなた、機械ごときに佐城さんや望月さんの歌の良さがわかるって言ってるの!?」

イヴ「ひどいですよモバPさん、見損ないました」

モバP「あんた達が採点しないからでしょ!!」

イヴ「ちゃんと審査してますよぉ〜」

千秋「そうよ、私達は厳正に審査してるわよ」

モバP「もう勝手にやってくれ……」

イブ「それじゃぁまだまだ行きましょ〜」

聖・雪美「おー……」
12 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:38:21.36 nZhdvXTr0
――――――――――

モバP(結局あの日は二人の同点に次ぐ同点で引き分けに終わった)

モバP(あと千秋とイヴの分もなぜか俺が払うことになってしまった)

モバP(まぁでも二人共楽しんでたしよかったよかった)

聖「雪美ちゃん、次は負けないよ」

雪美「今度こそ……勝つ……」

モバP(すっかりカラオケにハマったみたいだな)

モバP(でも聖も雪美も浮世離れした雰囲気があるからカラオケにハマるってちょっと意外だな)

聖「次は音葉さん行きつけの森でどっちがたくさん歌で小鳥さんを呼べるか勝負だよ」

雪美「わかった………」

モバP「若者の浮世離れ!!!」

終わり
13 :◆yz988L0kIg 2017/12/23(土) 23:40:54.58 nZhdvXTr0
以上です。
読んで頂き、ありがとうございました。

前作です。
翠「もう想像に任せてられません」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513515179/

夕美・美波「「Pさんに悪戯するよ!」」カッ! 文香「…協力します」

1 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:04:01.55 rk5Vr14b0
(事務所)

夕美「プロデューサーさんに悪戯するよ! 美波ちゃん!!」カッ!!

美波「プロデューサーさんに悪戯しようね! 夕美ちゃん!!」カッ!!

2人「「やるよっ!!」」ガシッ!!

ニュッ

文香「三人寄れば文殊の知恵…私もお手伝いいたします」

夕美「やったぁ! 生き字引きの文香さんだ!」

美波「うんっ! 頼りになる文香さんだね!」

文香「ええ…お任せあれ、です」キラ-ン

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514120641
2 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:05:01.70 rk5Vr14b0
パラララララ

夕美「す、すごい! 分厚い広辞苑のページを超高速で『パララララー』ってしてるよ!!」

美波「さすが文香さん!! でも、それはどんな意味があるのかな?」

文香「…カッコいいでしょう?」キラ-ン

2人「「かぁっこいいー!!」」

キャッキャ♪
3 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:06:00.96 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美波「ふぅ…つい。はしゃいじゃったね」

夕美「そうだね」

文香「普段…お姉さんとしての役割を求められている私たちですから…時には脳を空っぽにしてはしゃぐことも必要なのではないかと…」

夕美「プロデューサーさんは私たちに歳下の子の面倒を任せすぎだよね!」

美波「小さい子たちは可愛いし頼られるのは嫌じゃないけど…私たちだってはしゃぎたいときはあるのよ!」
4 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:11:04.39 rk5Vr14b0
文香「ええ…特に意味もなく2本のポッキーを口に咥えて『牙です』のような抱腹絶倒のシュールギャグをお披露目したい時が私にもあります…」

夕美「そ、そうなんだ」

文香「そうなのです。しかし…ありすちゃんたちに幻滅されたくないという気持ちもあり…自分の中で抑えておくしかないのが現状です…」クッ

美波「文香さん…」
5 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:12:31.39 rk5Vr14b0
https://imgur.com/a/fdNwc
【参考画像】抱腹絶倒のシュールギャグ
6 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:13:08.68 rk5Vr14b0
文香「というわけでお2人共…プロデューサーさんにささやかな復讐として悪戯をしましょう」キラ-ン

夕美「うん! やろう!」カッ!!

美波「やっちゃおうね!」カッ!!

2人「「えいっ! えいっ! おー!!」」グッ!!

文香「…おぉー」グッ
7 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:13:59.55 rk5Vr14b0
(その後)

美波「では、いつものように作戦会議から始めるよ! 今回のテーマはずばり『悪戯』! プロデューサーさんに何を仕掛けるか決めていきましょう!」

夕美「議長! よろしいでしょうか!」ピシ-

美波「発言を許可します。相葉一等兵」

夕美「はっ! 今回の作戦にあたり、我々のゴールはどこにあるのかを決めるべきではないかと思います!」

美波「というと?」
8 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:14:29.11 rk5Vr14b0
夕美「例えば、『ブーブークッションを仕掛ける悪戯』を仕掛けて成功したとしましょう!」

夕美「しかし、そんな小さな悪戯が成功したとして果たして我々は満足するのでしょうか? 否! 次の悪戯を考えるでしょう! ただし、悪戯をし続けることはできません! 悪戯を繰り返せば効果は薄れていきます! ゆえに我々は『これくらいまで悪戯しよう』というゴールを定めるべきなのではないかと考えます!」

美波「そうね。大事なことよね。貴重な意見をありがとう。相葉一等兵」

夕美「はっ! 光栄であります!」ピシ-
9 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:14:58.22 rk5Vr14b0
文香「議長…私からもよろしいでしょうか?」

美波「どうぞ。鷺沢軍曹」

文香「はっ…今回の悪戯は『1つ大きなことをする』ことにしてみませんか? 先ほど相葉一等兵が例に挙げた『ブーブークッション』のような小さい悪戯を積み重ねる形式はインパクトに欠けます…」

文香「ヒットアンドアウェイでプロデューサーさんを何度も驚かせるのではなく…大きな爆弾を1発投下して驚かせる…それが私の好みです」

美波「…では、多数決を取りましょう。鷺沢軍曹に賛成の者は挙手を」

ピッ
ピッ
ピッ

美波「全会一致。文香軍曹の提案を可決します♪」パチパチパチ

夕美「わー♪」パチパチパチ

文香「ふふ…♪」パチパチパチ
11 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:17:24.39 rk5Vr14b0
(しばらくして)

夕美「じゃあ、次は悪戯の内容だね。何をしようか」

美波「落とし穴とかどうかな?」

夕美「都会という名のコンクリートジャングルには穴を掘るような場所はないよ」

美波「…だね」

文香「しかし…発想は100点です。可愛いらしいですよ美波さん」グッ

夕美「そうだね! 可愛いよ美波ちゃん!」カッ!!

美波「え、ええ…急にそんなこと言われても…///」
12 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:19:11.17 rk5Vr14b0
文香「落とし穴というチョイスがアイドルとして完璧なのです…『くすぐり』ほどあざといわけでもなく、きちんと突っ込みどころもある…さすが美波さんです…」キラ-ン

美波「文香さんはアイドル評論家なの?」

夕美「事務所に穴を掘れるような子がいればいいんだけどね」

美波「ふふ。うちの事務所は個性豊かだけど、さすがにそんな子はいないよ」

文香「…ですね。そんな子いたら変ですよね」
13 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:19:49.12 rk5Vr14b0
文香「落とし穴というチョイスがアイドルとして完璧なのです…『くすぐり』ほどあざといわけでもなく、きちんと突っ込みどころもある…さすが美波さんです…」キラ-ン

美波「文香さんはアイドル評論家なの?」

夕美「事務所に穴を掘れるような子がいればいいんだけどね」

美波「ふふ。うちの事務所は個性豊かだけど、さすがにそんな子はいないよ」

文香「…ですね。そんな子いたら変ですよね」
14 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:22:36.38 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美波「じゃあ、どんどんアイデアを出していこうか!」カッ!

夕美「はーい♪」

文香「…はい」

夕美「プロデューサーさんの机にびっくり箱を置いておく!」カッ!

美波「インパクトが足りないね! 次!」カッ!

文香「…プロデューサーさんの車に溢れんばかりの本を積んでおくというのはどうでしょう…」キラ-ン

夕美「びっくりするだろうけど後片付けが大変だよ! 次っ!」カッ!
15 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:23:04.43 rk5Vr14b0
美波「夜。暗い中でプロデューサーさんの後ろから抱きついて目隠しをして『だーれだ♪』って耳元でささやくのはどうかな?」

文香「それは…アウトです…!」カッ!!

夕美「悪戯じゃなくて誘惑になってるよ! 美波ちゃん!」

美波「そ、そうなの?」

夕美「自覚がないのが怖いよ!」カッ!
16 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:23:58.69 rk5Vr14b0
文香「…」

文香「…私たちがイメージチェンジをしたらプロデューサーさんは驚くでしょうか?」

夕美「イメージチェンジ?」

文香「はい。例えば、美波さんがポニーテールにするだけでも印象は変わってきます…そこであえて大胆に…美嘉ちゃんのようなギャル風のメイク、輝子ちゃんのようなメタルファッション、拓海さんのようなワイルドなスタイルなどを真似してみるのです…」

美波「それは面白そうだね♪」

夕美「うん。でも…悪戯って言えるのかな?」

美波「イメチェンした後、言葉遣いとか態度も変えたら悪戯になるんじゃないかな。プロデューサーさん。きっと驚くよ♪」

夕美「…そうだね。それじゃあ、その作戦で行こうか♪」

文香「…頑張りましょう」グッ

2人「「おーっ♪」」グッ!
17 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:24:29.16 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美嘉「え? ギャル風のメイク?」

夕美「お願いできるかな?」

美嘉「ふっふっふ…当然っしょ♪ このカリスマギャルに任せておいてね♪」キラ-ン

夕美「お、お手柔らかに…」

美嘉「夕美ちゃんは素材がいいから腕が鳴るね。へへっ★」

夕美「あ、ちょ! そんな派手なメイクは…!」

美嘉「はいはい。観念してー★」

イャァァァァン///
18 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:25:02.32 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美嘉「え? ギャル風のメイク?」

夕美「お願いできるかな?」

美嘉「ふっふっふ…当然っしょ♪ このカリスマギャルに任せておいてね♪」キラ-ン

夕美「お、お手柔らかに…」

美嘉「夕美ちゃんは素材がいいから腕が鳴るね。へへっ★」

夕美「あ、ちょ! そのメイクは…!」

美嘉「はいはい。観念してー★」

イャァァァァン///
19 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:25:59.48 rk5Vr14b0
(別の場所)

拓海「はぁ? 特攻服を着たいだぁ?」

文香「はい…実はカクカクジカジカでして…」

拓海「ふぅん。なるほどな」

文香「悪戯目的では…やはりその装いはさせてもらえないものなのでしょうか…」

拓海「んなことねぇよ。だが、演技するからには本気でやってもらうぜ! 半端は嫌いなんだ」

文香「…全力で身に付けてみましょう」キラ-ン

拓海「へっ…それならいいんだよ! あたしの全てを叩き込んでやるから全力で付いてきな!」

文香「押忍…! 姉御…!」ピシ-

拓海「姉御はやめてくれ」

文香「たくみん…」

拓海「おい」
20 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:26:37.52 rk5Vr14b0
(別の場所)

美波「(うーん…今日は輝子ちゃんはオフだったんだ…どうしよう。プロデューサーさんをびっくりさせられるようなイメチェンは…)」

テクテクテク...

菜々「おや? 美波ちゃん、おはようございます♪」

美波「あ、菜々さん。おはようございます」

菜々「何やら悩んでいるようですが…アイドルは笑顔が大事! よかったら一緒にやりましょう! ウーサミン♪ キャハ☆」ピシ-

美波「あ、あはは…」

菜々「ノゥ! 引かないでくださいっ!」

美波「…」

美波「!」ピ-ン

美波「菜々さん! お願いがあります!」ガシッ

菜々「へ?」
21 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:29:51.25 rk5Vr14b0
(後日)

美波「…」ドン!!

夕美「…///」ドン!!

文香「…」ドン!!

美波「じゃあ…夕美ちゃんから自己紹介をどうぞ!」カッ!

夕美「ち、ちゃーっす…/// ゆみだよぉー///」ギャル-ン

美波「わー、可愛いよ。夕美ちゃん♪」パチパチ

夕美「うぅ…スカートすごく短いし…なんか露出度高いし…恥ずかしい…///」
22 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:31:07.17 rk5Vr14b0
文香「いや悪くありま…ねぇよ…堂々としてればカッコいいのさ…」デデ-ン!!

夕美「ふ、文香さんは随分変わったね…」

文香「変わってねぇさ…ただ私は自分を貫く強さを身に付けただけなんで…だよ…」フッ

美波「(かぁっこいい…!)」

夕美「(漢だよ…!)」
23 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:31:39.37 rk5Vr14b0
夕美「…」

夕美「ところで美波ちゃん」

美波「はい?」

文香「…美波さんはメタルファッションではなかったのですか?」

美波「輝子ちゃんがオフだったから菜々さんに教わったんだ」

夕美「それでメイド服なんだ」

美波「うん。どうでしょうか。ご主人様♪」ヒラヒラ-
24 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:33:07.92 rk5Vr14b0
夕美「ぐっ!」ズキュ-ン

文香「くはっ!」ズキュ-ン

夕美「これはずるいよ…!」

文香「…あざといですね!」

美波「え? びっくりしない…かな?」
25 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:34:17.90 rk5Vr14b0
夕美「びっくりするだろうけど!」カッ!

文香「それ以上に…欲情を煽る危険性があります」カッ!

美波「そ、そうなの?」

夕美「しかもポニーテールって何なの!」カッ!

美波「動きやすいように」

文香「メイドとしてはパーフェクトです…」グッ
26 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:34:51.23 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美波「じゃあ…行こうか!」フリフリ

夕美「やっちゃおうか★」ギャル-ン

文香「仏恥義理だぜ…ベイビー…」キラ-ン

3人「「「やるぞー♪」」」オ-ッ!
27 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:37:12.17 rk5Vr14b0
(事務所)

カタカタカタカタ...
カキカキ...スッ

P「ふぅ…やっと書類作成終わった」

P「…」

P「疲れた…何か癒しがほしい…」

?「ふっふっふっ…そんなプロデューサーさんにスーパーカリスマギャルが癒しをお届けするよ★」

P「ん? 美嘉…?」

夕美「ゆみちゃんだよー★」ギャル-ン
28 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:38:16.86 rk5Vr14b0
P「…」

夕美「あ、あの。えっと…プロデューサーさん…何か反応は…///」

P「似合ってる。唯を参考にしたんだな」

夕美「う、うん。ありがとう…///」

P「で、どうしたの? その格好は?」

夕美「エ-ト..ソノ...イタズラヲ...///」

P「ん?」

夕美「(こ、この空気で『悪戯しに来ました』なんて言えないよぉー…///)」カァァァァ
29 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:38:57.85 rk5Vr14b0
夕美「ぷ、プロデューサーさんが疲れてると思って癒しにきたんだよ!」ババ-ン

P「サンキュー」

夕美「えへへ♪ 癒されたかな♪」

P「ちょっと癒されたよ。ありがとう」

夕美「ちょっとかぁ」

P「…」

夕美「…」エ-ト
30 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:39:38.87 rk5Vr14b0
P「夕美」

夕美「は、はいっ!?」ビクッ

P「暇ならご飯でも行こうか。ただ、万が一記者に撮影されると『プライベートでは非清純派』なんて書かれちゃうから着替えてきなよ」

夕美「…」

夕美「はーい♪」

夕美「(プロデューサーさんとご飯…♪)」ニコニコ
31 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:41:14.09 rk5Vr14b0
(次の日)

夕美「し、失敗しちゃった…えへへ♪」

美波「プロデューサーさんと2人きりで楽しそうだったね。夕美ちゃんは」プイ-

文香「ゆうべはお楽しみでしたね…」プイ-

夕美「ご、誤解だよっ!」

美波「2人で急に外にでかけちゃって…メイド服と特攻服だったから私たちもとっさには追いかけられなかったし…」シュ-ン

文香「…ずるいですね」シュ-ン
32 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:42:14.36 rk5Vr14b0
夕美「…」

夕美「すいませんでしたっ! プロデューサーさんとのご飯、楽しかったです!」カッ

美波「潔ければ許されると思っちゃ駄目だよ?」ジト-

文香「後ほど…それ相応の覚悟をしていただきます…」ジト-

夕美「ひ、ヒィィィィィ!!」ガクガク
33 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:44:28.94 rk5Vr14b0
美波「夕美ちゃんについては後で話し合うとして…次はどっちから行こうか。文香さん」

文香「では…次は私に特攻させていただいても夜露死威(よろしい)でしょうか?」クォラァ!

美波「迫力満点だね! これならプロデューサーさんもきっとびっくりするよ!」カッ!

夕美「そうだね! これなら私みたいに舐められないね!」カッ!

文香「ふふふ…行くぜベイベー…!」クワ-
34 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:46:55.31 rk5Vr14b0
(事務所)

文香「プロデューサーさん…クォラァ…!」クワ-

P「えぇ…何があったんだよ。文香」

文香「お菓子をくれなきゃ悪戯しま…するぞクォラァ…!」クワ-

P「丁寧語が抜けきってないし。ワルになりきれてないし。なんか時期外れだし」

文香「トリックオアトリートだぜ…!」クワ-
35 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:47:26.74 rk5Vr14b0
P「…お菓子かー。そういやグミがあったな。はい」

ヒョイ

文香「…」

パク...モムモム...

文香「…美味しいです」

P「で、その格好は何なの?」

文香「諸事情がありまして…」

P「…ふーん」
36 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:48:08.71 rk5Vr14b0
文香「プロデューサーさん」

P「うん?」

文香「びっくりしましたか?」

P「まあ」

文香「…」グッ!!

P「『勝利のガッツポーズ』をしているようだけど意味がわからないからな?」

文香「それよりプロデューサーさん…お腹が空きました…」グ-

P「ご飯行くか。着替えてきなよ」

文香「…はい♪」
37 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:49:13.82 rk5Vr14b0
(次の日)

文香「ふふっ…プロデューサーさんをびっくりさせることに成功しました…」キラ-ン

美波「文香さん。ドヤ顔しているところ申し訳ないけれど、あれは悪戯とは言えないような気がするよ」

夕美「私が言えた立場じゃないけど同意見だよ。プロデューサー困惑してただけだよね?」

文香「…なん…ですと」ガーン

美波「もー、しかもプロデューサーさんと一緒にご飯行ってるし…」プンプン

文香「それに関しては弁明の余地もありません…すみませんでした…」シュ-ン

美波「ずるいよ!」カッ!

文香「つい…誘われてウキウキしてしまい…」
38 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:49:49.54 rk5Vr14b0

夕美「最後は美波ちゃんだけど…自信はあるの?」

美波「ええ、こうなったら私がだけでも悪戯を決めてみせるわ!」ゴゴゴゴ

文香「頼もしいです…応援してます…!」グッ

夕美「頑張って! 美波ちゃん!」カッ!

美波「任せて! みなみ。頑張ります!」キラ-ン!
39 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:52:15.48 rk5Vr14b0
(事務所)

P「…」

P「(眠い…)」

美波「…」スッ

ピトッ

P「!?」

美波「だーれだ♪」

P「…」

P「美波だろ」

パッ

美波「正解です♪」

P「まったく…声でわかるに決まってるだ…」

P「ろ?」
40 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:52:56.70 rk5Vr14b0
美波「♪」

【メイド服ポニーテール姿】デデ-ン!

P「ぐふぅ」ズキュゥゥゥン!

美波「ふふっ、びっくりしましたか? プロデューサーさん♪」

P「み、美波。なんだその格好は…」

美波「悪戯をしにきたんです♪」

P「悪戯!? その格好で悪戯!?」
41 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:53:23.70 rk5Vr14b0
美波「ええ、遅くまで頑張ってるプロデューサーさんにねぎらいをかねて♪」スッ

P「…ま、待て、美波。アイドルなんだからそういうのはよしなさい!」

美波「はい?」

P「悪戯はやめろぉぉぉっ!!」

美波「…」
42 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:54:41.77 rk5Vr14b0
美波「(よくわからないけど…プロデューサーさんが怯んでるわ。いまがチャンスかも♪)」

美波「ふふふ…やめませんよ…覚悟して私の悪戯を受けてください。プロデューサーさん♪」ジリジリ

P「ちょ、ま。顔近っ」

美波「ふふっ…♪」ズイッ

P「」
43 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:56:35.62 rk5Vr14b0
(しばらくして)

美波「というわけで、突然プロデューサーさんが気絶しちゃったのよ」

文香「…」

夕美「…」

美波「ちょっとくすぐろうとしただけなのにこんなに怖がるなんて…案外、プロデューサーさんも怖がりだったんだね」

夕美「ソウダネ」

文香「ソウデスネ…」
44 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:57:15.91 rk5Vr14b0
文香「(同情します…プロデューサーさん)」

夕美「(普通は『悪戯(すけべ)』って考えちゃうよね…プロデューサーさん)」

美波「どうしたの?」

2人「「いえ。何も」」
45 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:57:44.06 rk5Vr14b0
美波「…うーん。私のも悪戯として不成立だとすると…結局、何ひとつ悪戯出来てないことになるね?」

夕美「そうだね。私たちコスプレしただけだよね」

文香「…ええ」

P「」

美波「…」

美波「でも、いまはチャンスじゃない?」

夕美「?」
46 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:59:13.33 rk5Vr14b0
美波「プロデューサーさんは気絶してるわけだから…何してもOKだよね♪」

文香「それは人として間違って…」

美波「やっぱり駄目…かな?」

文香「ません…! 据え膳食わぬはなんとやら。やりましょう」グッ

美波「乗り気なんだ!? ゆ、夕美ちゃんは?」

夕美「わ、私もちょっとだけ興味あるかな〜、なんて…///」

3人「「「…」」」コクリ

プロデュ-サ-サンノ マンション ニ イキマショウ!
カギハ カクホ シマシタ
タクシ-ヨンダヨ!
レッツゴ-!
オ-!!
47 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 22:59:58.82 rk5Vr14b0
(次の日の朝)

チュンチュン...

P「…」パチッ

P「(あれ…いつの間に家に戻ってきたんだっけ…)」

P「(ま。いいや…眠いし2度寝するか…)」

P「(にしても、なんか身体が重いな…)」

P「(腕が上がらない…って、ん!?)」
48 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 23:00:38.14 rk5Vr14b0
美波「zzz…」ギュ-

夕美「zzz…」ギュ-

文香「zzz…」ギュ-

P「」
49 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 23:01:16.95 rk5Vr14b0
P「(...え、これ。俺、何かしちゃったわけ!?)」

P「お、おい! 3人とも起きろ!!!」ユサユサ

美波「うぅ…ん」コシコシ

夕美「朝…?」

文香「…」ボ-ッ

P「この状況はなんだ。説明してくれ!」
50 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 23:02:08.67 rk5Vr14b0
美波「…」

夕美「…」

文香「…」

美波「(…せーの、で言うよ?)」コソコソ

夕美「(うん)」コソコソ

文香「(はい…)」コソコソ

美波「(せーの…!)」

3人「「「プロデューサーさん。ゆうべはお楽しみでしたね♪」」」ニッコリ

P「」
51 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 23:03:15.82 rk5Vr14b0
美波「やってしまったものは仕方ありません♪」ギュ-

夕美「ちゃんと責任は取ろうね♪」ギュッ

文香「…さあ…観念してください…♪」ガシ-

P「」

イャァァァァァァ!!!

【3人がなんか思ってた悪戯と違ったと気付いたのは1週間くらいしてからのことでした】

終わり
52 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/24(日) 23:06:07.58 rk5Vr14b0
以上です
お読みいただきありがとうございました

この3人を動かすのが最近のマイブームです

【モバマス】「ウサミンロボのクリスマス」

2 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:12:05.95 gIJ0VeNo0

 つけっぱなしのテレビからジングルベルの唄が聞こえます。
 事務所では、ちひろさんとモバPが書類仕事をこなしていました。

「世間はすっかりクリスマス一色ですね」

 ちひろさんの言葉に、モバPは当たり前のように返します。

「そりゃあ、12月24日ですからね」

「今年はサンタさん、行けそうですか?」

 モバPは、ちひろさんの問いに懐かしげに首を振ります。

「あー、去年は頑張って、小学生アイドルに配ろうとしましたよね」
3 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:12:45.61 gIJ0VeNo0

「途中でイヴちゃんに怒られましたけどね」

「本気で怒っていたわけじゃないですけれど、来年からはプロに任せろって言ってましたよね」

「サンタのプロなんですよね、彼女……」

「彼女というか彼女の一族というか……」

「とりあえず、イヴのリクエストで、屋上には煙突作ってありますから」

「あー、女子寮の突貫工事って……」

「はい。空調ダクトを煙突もどきに改造しました」
4 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:13:12.09 gIJ0VeNo0

 その時、盛大な音が響きました。
 どんがらがっしゃんと事務所の外壁を何かが転がっていく音です。

 まるで、何者かが煙突から入ろうとして失敗して転げ落ちていくような音です。

 うさーーーーーー!

 上から下へ、流れるような悲鳴も聞こえます。
 そして地面との激突音も。

「ちひろさん、今のって」

「うさっ、て叫んでましたね」

 モバPは、窓を開けて外を見、そして、下に顔を向けます。
5 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:14:26.91 gIJ0VeNo0

 サンタ服を着たウサミンロボが、めり込んでいた地面から起き上がって駆け出していくところでした。

「ウサミンロボでした」

 コーヒーを入れるために立ち上がっていたちひろさんに言います。

「ロボちゃん何やってんでしょうね。あ、コーヒーどうします?」

「ミルク無しで砂糖多め、お願いします」

「はーい」

 そのとき、机の上の電話が鳴ります。
 ポットを片手に持ったまま、ちひろさんが受話器を取りました。

「はい、もしもし」
6 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:14:55.64 gIJ0VeNo0

 ポットを置くちひろさん。

「はい、はい、え、はい、わかりました」

 受話器を置くと、再びポットを手にとってちひろさんはモバPのカップを準備します。

「電話、何だったんですか?」

「女子寮からです」

「何かありました?」

「どんがらがっしゃんと寮の外壁を何かが転がっていく音がしたそうです」
「まるで、何者かが煙突から入ろうとして失敗して転げ落ちていくような音だったそうですよ」
7 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:15:25.97 gIJ0VeNo0

「あ、もしかして」

「あいさんが外を覗いたところ、走って行くウサミンロボの後ろ姿が見えたそうです」

「サンタ服は」

「着てたそうです」

 ちひろさんはコーヒーを煎れ、モバPは無言で受け取りました。
 そして一口。

 ♪〜素直に追いかけて
 ♪〜勇気で追いかけて

 モバPのスマホの歌詞付き着メロです。
8 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:15:59.68 gIJ0VeNo0

 モバPはちひろさんから投げかけられる殺気にも似た鋭い視線を浴びながらメールをチェックしました。

 メールを読み終わると、コーヒーをさらに一口飲みます。

「未央からのメールでした」

「内容を聞いてもいいですか?」

「今夜はオフで、自宅で家族と過ごしているはずなんですけどね」

「まさか」

「どんがらがっしゃんとマンションの外壁を何かが転がっていく音がしたそうです」
「まるで、何者かが煙突から入ろうとして失敗して転げ落ちていくような音だったそうですよ」
9 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:16:28.68 gIJ0VeNo0

「……あの、未央ちゃんの家に煙突はないと思うんですが」

「やっぱり、空調ダクトではないかと」

「はあ、あの、もしかして」

「お兄さんが外を見たところ、サンタ服を着たウサミンロボが逃げ出していったそうです」

「ああ……」

「やっぱり、もう少し考えるべきだったんでしょうか……」

 モバPはコーヒーを飲みきりました。
10 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:17:05.35 gIJ0VeNo0

「しかし、スポンサーからのたっての要望だったんです」

 ちひろさんは首を振ります。

「プロデューサーだけのせいじゃありませんよ」

「いや、これは俺のミスです。こんな日に、イヴに生放送の仕事を入れるなんて……」

「つまりイヴちゃんは、サンタのお仕事の一部ををウサミンロボ部隊に委託したんですね?」

「はい」

「失敗してるみたいですけれど」
11 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:17:37.46 gIJ0VeNo0

「サンタ服を着慣れていないせいで、ことごとく失敗しているようですね」

「あの、さっきの未央ちゃんで」

「事務所と女子寮を含めて十軒目です」

「あ……」

「桃華の家と巴の家ではそれぞれボディガードと若い衆総出で追われたようです」

「反撃は、してないですよね」

「アイドル関係者ですから、それはありません。しかし、無事逃げ切ったことでボディガードや若い衆の方々が自信を失ったそうで……」
12 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:18:05.02 gIJ0VeNo0

「仕方ありませんよ、相手はウサミン科学の粋を尽くしたスーパーロボットです」

「これ以上騒ぎが大きくなる前に何とかしましょう」

 どんがらがっしゃん

 再びの落下音にちひろさんが窓の外を見ると、ウサミンロボの後ろ姿が見えます。

「再チャレンジしているようですね」

「ロボちゃんは真面目だから、成功するまでやり続けますよ、これ」

「すぐに晶葉と菜々に連絡しましょう」
13 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:18:47.50 gIJ0VeNo0

「やめさせるんですか? それはそれでイヴちゃんが困るのでは?」

「いえ、方法を変えさせます」

 モバPはすぐに晶葉と菜々さんに連絡を取りました。

「すまんが、ウサミンロボ達に伝えてくれ。玄関から堂々入れ、と」

 そして数分後。


14 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:19:37.34 gIJ0VeNo0

 未央の家のチャイムが鳴りました。
 事務所正面玄関のインターホンが鳴りました。
 女子寮の受付にウサミンロボがフリーパスで入りました。

 うさっ!

 うさの元気なご挨拶と共に、ウサミンロボ達が次々と寮の部屋、事務所、そしてアイドル達の自宅にお邪魔してプレゼントを配っていきます。

 家によっては突然の珍客に大喜びです。

 こうしてウサミンロボは無事、イヴのお仕事のお手伝いが出来たのでした。






   終われ

15 :◆NOC.S1z/i2 2017/12/24(日) 23:20:58.19 gIJ0VeNo0

ちょっと(かなり)短いけど、夜になってからなんとか間に合わせた。
後悔はしていない。




 
 冬コミ出ます。

 前にこちらで投下した
「超攻速ウサミンロボ」
「ウサミンロボと海を行く」
「空飛ぶウサミンロボ」
 の三本を、台本形式から書き換えて繋げて加筆再編集しました。

「ウサミン星から海陸空へ」
 三日目て-07bで頒布します。
 他サークル様のついででもあれば、よろしく

ほたる「私がサンタですか……」

1 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:17:47.29 TPh/9wS60
こちらの作品はモバマスssです。
また、キャラ崩壊などを含みますのでご注意ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513941466
2 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:23:31.27 TPh/9wS60
モバP(以下P)「ま、流石に一人は危ないし保護者もつけるよ」

ほたる「それってあそこで構えてるお二人ですか……?」

茄子「まだ、出番じゃないですよ〜」

芳乃「」ワクワク

P「ま、そうなるな。いけそうか?」

ほたる「不安しかないです……」

ほたる「そもそも、この事務所にはイブさんがいるじゃないですか……?」

P「あいつは本当のサンタとしての仕事があるから……」

ほたる「……」

P「と言うことで、ほたるにはこのプロジェクトの子供達にプレゼントを配って貰います」

P「ちなみにプレゼントはこっちで準備したからそれを配ってくれればいいから」っリスト

P「それじゃ後はあの二人と頑張ってくれ!」

茄子「それじゃ頑張りましょう〜♪」

芳乃「おーでしてー」

3 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:25:16.26 TPh/9wS60
茄子「それでまずは誰の場所に行きますか〜?」

ほたる「ここから1番近いのは仁奈ちゃんですね……」

芳乃「でわ〜」パチン

茄子「と言うわけで仁奈ちゃんの現場に到着です〜♪」

ほたる「さも当たり前にワープしないでください……」

ほたる「誰かにみられたらしいどうすんですか!」

芳乃「茄子さんがいますし問題ないかとー」

茄子「使えるものは使う主義ですから〜♪」

ほたる「そもそも、不法侵入ですからこれ……」

芳乃「ばれなきゃ問題ないのでしてー」

茄子「そうですよ〜」

茄子「と言うわけで早くプレゼント渡しましょう〜♪」

ほたる「はぁ〜……」
4 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:27:17.70 TPh/9wS60
ほたる「えっと、仁奈ちゃんのプレゼントの要望は……」

動物の着ぐるみが欲しいでごぜーます!

茄子「仁奈ちゃんらしいですね〜♪」

ほたる「はい、ぜひこの純粋さを見習ってください……」

芳乃「茄子さん言われてるのでしてー」

茄子「芳乃ちゃん言われてますよ〜♪」

ほたる「二人ともです!」


仁奈「うん?、誰か居やがりますかー?」

茄子「あ、ほたるちゃんの声で仁奈ちゃんにばれちゃいました〜♪」

芳乃「渡すプレゼントはこちらでしてー」

ほたる「仁奈ちゃん……今大丈夫?」ガチャ

仁奈「ほたるおねーちゃんでごぜーます!」

ほたる「えっと……」

ほたる「メリークリスマス仁奈ちゃん……」

ほたる「ほたるサンタから仁奈ちゃんにプレゼントです……//」
5 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:29:32.85 TPh/9wS60
仁奈「仁奈にプレゼントでごぜーますか!」ピョンピョン

茄子「はい〜♪」

茄子「いつも良い子の仁奈ちゃんに私たちからプレゼントです〜♪」

仁奈「さっそく開けてーですよ!」

芳乃「どうぞでしてー」

仁奈「あ!新しいキグルミでごぜーます!」

ほたる「よかったですね仁奈ちゃん……」

茄子「ちなみにですねここを触ると〜♪」

仁奈「クマさんからライオンさんにかわりやがりました!」

茄子「さらに〜♪」

仁奈「今度はキグルミが人形になりやがりましたよ!」

ほたる「え?……」

芳乃「でわ、わたくしからはこちらをプレゼントでしてー」

仁奈「すげーでごぜーます!」

仁奈「ライオンさんが動いてるでごぜーます!」スリスリ

茄子「よかったですね仁奈ちゃん〜♪」

仁奈「ほたるおねーちゃんありがとうー!」

ほたる「……うん、仁奈ちゃんが喜んでくれてうれしいよ……」

ほたる「それじゃ私たちはまだプレゼント渡さないとだから行くね……」ガチャ

6 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:32:14.97 TPh/9wS60



仁奈「……また一人でごぜーます……」

仁奈(一人はやっぱりさみしいですよ……)

羊キグルミ「」スリスリ モフモフ

仁奈「モフモフでごぜーます!」ニコニコ






ほたる「それでお二人とも何か言い分はありますか……?」

茄子「いや、私たちもプレゼントがあんなに高度なものとは思って無かったんですよ〜♪」

ほたる「それにしてはスラスラと説明してましたね……」

芳乃「まさか動き出すとは思ってなかったのでしてー」

ほたる「いや、明らかに何かしましたよね芳乃ちゃん……」

茄子「でも、仁奈ちゃん喜んでましたし結果オーライですね!」

芳乃「でしてー」

ほたる「まさか他のプレゼントも同じじゃないですよね……?」

茄子「それは問題ないですよ〜♪」

ほたる「……そうですよね、流石にあんなオーバーテクノロジーはないですよね……」

ほたる「では、次は……」

ほたる「雪美ちゃんの現場が近いですね……」

茄子「でわ」

芳乃「わーぷでしてー」

7 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:34:08.82 TPh/9wS60
ほたる「それでこれどうするんですか……」

ステージの上

ザワザワ 突然人が現れたぞ

雪美「……?」

みく「え…え?」

のあ「……驚いたかしら」

のあ「今日は特別ゲストを呼でいたの」

ホントだ茄子ちゃんだ! ほたるちゃんもいるぞ!

みく「え!みくそんなの聞いてないよ!」

のあ「教えたら、サプライズゲストにならないじゃない」

みく「みくへのサプライズじゃなくてファンの皆へのサプライズするにゃ!」

雪美「……みんなで……楽しむ……?」

ほたる(流石のあさん、緊急事態にもきちんと対応でき大人って感じがする……憧れるなー)

のあ(……どうしようかしら?)

茄子(あ、あの顔は何も考えてないですね〜♪)

茄子「はい、今日はサプライズで来ちゃいました〜♪」

茄子「そして、実はのあさんにも教えてないサプライズがあるんですよ〜♪」

茄子「ね、ほたるちゃん!」

ほたる「え、あっはい!」

ほたる「えっと、雪美ちゃんにプレゼントを持ってきてるんです……」

ほたる「えっと、これですね」

ほたる「メリークリスマス雪美ちゃん」

ほたる「ほたるサンタからプレゼントです……」//
8 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:36:23.58 TPh/9wS60
雪美「私に……プレゼント……?」

雪美「中身は……ブレスレットと……カチューシャ……?」

雪美「着けてみて……いい?」

茄子「うん、やっぱりかわいいです〜♪」

雪美「そう……?」ネコ耳カチューシャ(黒)

みく「!」

みく「なら今日は雪にゃんとのあにゃんとみくでにゃん・にゃん・にゃんにゃ!」

のあ「早口言葉かしら……?」

雪美「……うれしい……♪」

ペロ「ニャー」

雪美「ペロも……ありがとう……」

ほたる「それでは……私はまだ行かなければならないところが有りますから……」

茄子「えー、もうちょっとだけ〜!」

ほたる「行きますよ……」

茄子「あー、後1枚だけ取らせてください〜」
9 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:38:32.82 TPh/9wS60
……

みく「それにしても雪にゃんはペロと本当にお話ししてるみたいだにゃ」

雪美「うん……今日は特に……よく聞こえる……にゃ」

みく「?」

ペロ「二人のプレゼントのお陰にゃ!」

みく「!?」

……


芳乃「お、戻ってきたのでしてー」

ほたる「芳乃さん……一体何処に行ってたんですか……?」

芳乃「時間と空間の間で落としたときはどうしようかと思ったのでしてー」

ほたる「生死どころか存在すら消え去りそうないことをしないでください……」

茄子「ほたるちゃん、ほたるちゃん!」

ほたる「茄子さんからも何か言ってください……」

茄子「これってきっと、無事に済んだのって私のお陰ですよね〜!」

ほたる「……?」

茄子「なら、私にはほたるちゃんを抱きしめる権利があると思います〜♪」

ほたる「もっと他にないんですか……」

……

ほたる「それで今回のプレゼントは普通だったんですよね……」

茄子「はい、今回のはオーバーテクノロジーではなくきちんと過去からある魔術と……」

ほたる「オーバーテクノロジーではなくてオーパーツじゃないですか……」

ほたる「はぁ……」

ほたる「とりあえず次のこずえちゃんでプロジェクトメンバーの子供は最後ですね……」

ほたる「早く渡してしまいましょ……」
10 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:41:03.05 TPh/9wS60
茄子「えっとこずえちゃんは今日は子供服のモデルですね〜♪」

ほたる「今回は歩いて行きましょ……芳乃さん」

芳乃「え……!?」

ほたる「茄子おねーちゃんとお散歩したいな……」

茄子「芳乃さん歩きましょー」

芳乃「あ、茄子さんだけずるいのでしてー」

芳乃「私もおねーちゃんと呼んで欲しいのでしてー!」

ほたる「ほら……行きますよ……」

……

ほたる「そういえば……」

茄子「どうかしたんですか〜♪」

ほたる「プレゼントのリクエストの中で1番多かったのって何だったんですか……?」

芳乃「プロデューサーさんでしてー」

ほたる「……え?」

茄子「はじめは事務所の人たち皆に配る予定だったんですけどあまりにもプロデューサーさんって回答が多かったんですよ〜♪」

芳乃「ですので、各プロジェクトごとに頑張ることになったのでしてー」

ほたる「私たちの事務所大丈夫なんですか……」

茄子「すごく今更ですよ〜」

芳乃「そんなこと話してたら現場に到着でしてー」
11 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:44:05.24 TPh/9wS60
こずえ「おしごと……おわり?」

クラリス「はい、こずえさんが上手にできましたから早く終わりましたよ」

こずえ「ごずえ、えらい?……」

クラリス「はい、とてもよい子です」

クラリス「そんなこずえさんを、サンタクロース様も見てくれてますよ」チラ

こずえ「やったー」

こずえ「こずえね、さんたさんに……」

茄子「ほら、ほたるちゃん期待されてますよ〜♪」

芳乃「良い子のこずえちゃんに早くプレゼントを渡すのでしてー」

ほたる「はい……えっと、こずえちゃんへのプレゼントは……」

かわいいおにんぎょう

ほたる「とりあえず芳乃さんは離れててください」

芳乃「酷いのでしてー」

ほたる「それとこれって本当に普通の人形ですよね……?」

茄子「私は何も聞いてませんよ〜♪」

ほたる「なら……良いんですが……」
12 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:45:22.91 TPh/9wS60
ほたる「こずえちゃん♪」

こずえ「あ、ほたる……さんた?」

ほたる「はい、ほたるサンタです……」

ほたる「こずえちゃんは良い子にしてましたか……」

クラリス「はい、本日もこずえさんはとてもよい子でした」

こずえ「うん……こずえいいこだから、おしごともはやくおわったのー」

ほたる「それはすごいですね……」

ほたる「そして、そんな良い子の……こずえちゃんにはほたるサンタからプレゼントです……」

こずえ「ほんとー……」

ほたる「はい、こずえちゃんにはこちらをプレゼントです……」

人形

こずえ「かわいい……」ニコニコ

クラリス「よかったですね」

こずえ「ほたるさんたさん……ありがとー」

ほたる「喜んでくれてよかったです……」

こずえ「おれい……する」

ほたる「え……」

こずえ「こずえのせかい……くる?……こいー」
13 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:47:51.53 TPh/9wS60
……

ほ……ん、…ちゃん、ほたるちゃん!

ほたる「あれ?……ここは?」膝枕

茄子「やっと起きてくれました〜♪」ナデナデ

芳乃「ほたるちゃん大丈夫でしてー?」

芳乃「やっぱり連続のテレポートで精神を削った後の運動はほたるさんにはきびしかったのでしてー?」

ほたる「えっと……」

茄子「ほたるちゃんはこずえちゃんにプレゼントを渡して事務所に戻ってきたら突然寝てしまったんですよ〜♪」

ほたる「そうだったんですか……」

ほたる(あの、花が咲き乱れ人形とあそぶこずえちゃんは夢……?)

茄子「意識がしっかりするまで横になってて良いですよ〜♪」ナテナデ

ほたる(あ……そういえば膝枕……)

ほたる(恥ずかしいけど、頭撫でられると確かに安心できま……す……)

茄子「あ、また寝ちゃいました〜♪」ナデナデ

芳乃「では、今のうちにぷれぜんとを準備してくるのでしてー」

茄子「すいませんが今私は動けないのでよろしくお願いします芳乃ちゃん♪」

芳乃「はいでしてー」

芳乃「喜んでくれるとうれしいのでしてー」

Merry Christmas

茄子「と言うことでノーカットでお送りしました初めてのサンタさん」

芳乃「はい、流石にプレゼントを渡しにいったのが15日でしたのでばれるかと思ったのでしてー」

芳乃「では最後にほたるさんに感想をお聞きするのでしてー」

14 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:56:49.60 TPh/9wS60
ほたる「せめて編集をしてください……恥ずかしいです……」

茄子「やはり、初めてのことは驚きの連続でしたか〜?」

ほたる「サンタでも驚くことだらけだったかと……」

芳乃「でも、一夜にしてプレゼントを配るには瞬間移動を多用するしかないかとー」

ほたる「いや……サンタと言えば赤鼻のトナカイに、ソリですよね……」

茄子「流石に貸してもらえませんでしたー」

ほたる「むしろ貸してもらえそうな当てがあるのがおかしい……」

ほたる「それと、あのプレゼントは何だったんですか……」

茄子「事務所の全勢力を持ってすれば簡単ですよ〜♪」

ほたる「ほんとこの事務所って……」

茄子「あ、もうこんな時間です〜♪」

芳乃「ほたるちゃんも挨拶するのでしてー」

ほたる「今度はきちんとブレーキとなれるよう頑張ります……」

では、皆さんにもよきクリスマスを〜♪

15 :◆74/46nW9/o 2017/12/22(金) 20:59:23.89 TPh/9wS60
以上になります

モバP「AI怖い」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/23(土) 23:40:47.99 6bBQ4wQq0
25世紀




モバP「未来ってなんか怖いですよね」

千川ちひろ「? どうしてですか?」

P「だって仕事はAIに奪われるって言うしどうやって生きて行けばいいのか…」

ちひろ「AIではできない事…いっぱいありませんか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514040047
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/23(土) 23:42:12.79 6bBQ4wQq0
P「ん〜思いつかないですね…はぁ未来怖い…」

ちひろ「自信持って下さいよ。ほら、プロデューサー! アイドルのプロデューサーだったらAIでできないでしょ? ね?」

P「……」

P「そうですよね! 俺たち人間が機械なんかに負ける訳ないですよね! おし! 力湧いてきた!」

ちひろ「その意気ですよ! はい今日はドリンク20です!」ウィーン

P「ありがとう、ちひろさん! 外回り行ってくる!」

ちひろ「人間元気が一番ですね」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/23(土) 23:43:57.96 6bBQ4wQq0
千川工業よりプロデューサーを元気づけるアシスタント型AI 346C型1122モデル今冬 発売

短いけどおしまい。

まとめで書きたいことを書いて逃げるのが正解ってコメント見てエネルギー湧いてきました。
ちっひが一番^^
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/24(日) 00:11:33.73 RPRYlUsBo
蒸したらこわれそう

藍子「弊社の主力商品は『ゆるふわ』となっております」キリッ

1 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 10:58:30.39 fz4C+XWp0
藍子「いかがでしょう。御社にとっても決して悪い取引ではないと思うですが」

藍子「…ふむ」

藍子「『ゆるふわが何かわからない』ですか」

藍子「ごもっともですが…困りました。弊社の扱っている『ゆるふわ』は形のない商品なのでお見せすることはできないのです」

藍子「…」

藍子「そんな気難しい表情をなさらないでください。少し話題を変えましょうか♪」

藍子「ついこの前うちの前の塀に2匹の猫ちゃんがお昼寝していてですね…」ウキウキ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513907910
2 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 10:58:51.21 fz4C+XWp0
(5時間後)

藍子「は! し、失礼致しました。こんなにお時間をとらせてしまって…」

藍子「…え!? 契約ですか! ありがとうございます♪」

藍子「えへへ、またお話ししましょうね♪」
3 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 10:59:17.86 fz4C+XWp0
(別の日)

藍子「(今日は961プロダクションへの営業ですね…社長は頑固者という話なので筋道立った論理的な説明を求められそうです…)」

藍子「…頑張ります」キリッ
4 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 10:59:44.01 fz4C+XWp0
(しばらくして)

藍子「それで猫ちゃんが膝の上に乗ってきてしまったので、公園で2時間くらい過ごすことになってしまったんですよ♪ でも、公園にいるときに…♪」ホワホワ

藍子「…はっ!! も、申し訳ありません! 『ゆるふわ』の商品説明をするつもりが3時間も話してしまって…」

藍子「え!? 契約してくださるんですか!? ありがとうございますっ♪」

藍子「…」

藍子「え? うちでアイドルをやらないか、ですか?」

藍子「…申し訳ありません。私は1人でも多くの人に『ゆるふわ』を届けなければいけないのでお断りさせていただきます」

藍子「お誘いはとても嬉しかったです♪ よければまたお話ししてくださいね♪」
5 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:00:24.62 fz4C+XWp0
(別の日)

藍子「(今日は346プロダクション…アイドルをたくさん売り込んでいる新気鋭の事務所です)」

藍子「(きっと活気に溢れているんでしょうね…雰囲気に呑み込まれないためにも気を引き締めてかからねばなりません)」キリッ
6 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:00:56.91 fz4C+XWp0
(しばらくして)

藍子「せっかくのケーキバイキングだったのに結局ひとつ目のケーキを食べてる途中で終わっちゃったんですよ。せめてケーキの上のイチゴは食べたかったなぁ〜、なんて思ったんですけど…♪」ポワポワ

藍子「…あ、もうこんな時間ですね。すみません。今日はもう帰りますね♪」

藍子「え? 商品を売りにきたんじゃないかって…あ! そ、そうでした!! すみません!」ペコリ

藍子「えへへ…うっかりミスをよくしちゃうんですよね。恥ずかしいなぁ///」

藍子「それでゆるふわというものはですね…♪」ウキウキ
7 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:01:24.94 fz4C+XWp0
(8時間後)

藍子「ふぁぁ…はっ! す、すみません! うっかり寝ちゃったみたいで!!」

藍子「き、気にしてないですか…でも…」シュ-ン

藍子「…」

藍子「…落ち込んでる姿は似合わない? そ、そんなこと言われてると…その…ありがとうございます…///」

藍子「…でも、そうですよね♪ 落ち込んでる暇はありません♪」

藍子「それで…ゆるふわはいかがですか?」

藍子「検討しておくですか。ありがとうございます♪」

藍子「…名刺? 事務所のものはすでにいただいたと思うのですが」

藍子「『俺個人のものだ』ですか…って、そ、そういうのはいけませんよ!?」オロオロ

藍子「あぅ…そ、それでは…一応受け取っておきますけど…受け取るだけですから…///」
8 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:01:57.01 fz4C+XWp0
(別の日)

藍子「(さて…今日の営業先は765プロダクション…超一流の企業と聞きました…超一流というからにはさぞかし超一流なのでしょうね…)」

藍子「(しかし、いつもとやることは変わりません。毅然とした態度で論理的に『ゆるふわ』のよさを理解していただくだけです)」

藍子「…頑張ります」キリッ
9 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:02:24.38 fz4C+XWp0
(5時間後)

藍子「ふふふ。そうなんですか♪ プロデューサーさんもアイドルの子に毎日振り回されて…大変なんですね♪」

藍子「でも、すごく楽しそうです。プロデューサーさん。アイドルたちのことを話している時、すごくイキイキしてますから♪」

藍子「いいなぁ…私もちょっと憧れちゃうな♪」
10 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:02:51.64 fz4C+XWp0
藍子「…」

藍子「え? アイドルをやってみないかって?」

藍子「そ、そ、そんなの無理ですよっ! ほら、私はキビキビするの苦手ですし、その、アイドルの子みたいにスタイルもあんまり…」

藍子「…もっとシュッとした子もいる? もぅっ! そういう話じゃないんです!」

藍子「…お話はありがとうございます♪ でも、いまはこうして働いているのが楽しいんです。色々な人と話せますしね♪」

藍子「それじゃあ、お話ありがとうございました♪ また今度お話ししましょうね♪」

藍子「…あ、まだゆるふわの説明もしてませんでした!」

藍子「うっかりです♪」エヘヘ
11 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:03:40.44 fz4C+XWp0
(しばらくして)

藍子「(ふぅ…まさか会社が倒産しちゃうなんて…悲しいなぁ)」シュ-ン

藍子「(次のアルバイトは何しようかな…)」

トゥルルル...トゥルルル...

藍子「電話? これは…346プロダクションの人の番号かな?」
12 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:04:09.80 fz4C+XWp0
(しばらくして)

藍子「というわけで今日からお世話になります。高森藍子です♪」

藍子「…もぉ。ゆるふわのセールスマンはもう終わりです。プロデューサーさん。私はアイドルなんですよ♪」

藍子「それより…セールスマンの私をナンパしようとしたことっ。忘れてませんからっ!」

藍子「まったく…いつもああなんですか?」
13 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:04:52.25 fz4C+XWp0
藍子「違う? え? あれはアイドルの誘いだった? 個人の名刺というのは『プロデューサー』としての名刺だった?」

藍子「…」

藍子「…す、すみません…勘違いをしてしまったようです…///」

藍子「…と、とにかく! 二人三脚で頑張っていきましょう! アイドルになったからには苦手なキビキビもやりますよ!」

藍子「あ、それはそうとですね。今日の朝、信号で待ってた時にトイプードルの子が…♪」ポワポワ

終わり
14 :◆hAKnaa5i0. 2017/12/22(金) 11:05:20.98 fz4C+XWp0
以上です
お読みいただきありがとうございました
エリートセールスマン藍子ちゃんが書きたかっただけなんです。「なんで高校生のバイトが営業してんだ」とか「結局、ゆるふわってなんなんだ」とか細かい部分のツッコミはお許しください

【モバマス】虹色ドリーマーの3人でスパロボコラボ公演のお疲れ様会

1 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:01:31.83 uM+soSdx0
※本作品には「モバマス」要素と「スーパーロボット大戦」の要素が含まれます。

注意事項として以下の要素を含みます
・アイドル達がスーパーロボット大戦シリーズをプレイすることができる世界観
・スーパーロボット大戦シリーズ、及び同シリーズ参戦作品のメタネタ及びネタバレ
・モバマスイベント「LIVEツアーカーニバル スーパーロボット大戦CG 奏鳴の銀河へ」のネタバレ
・上記イベントの楽屋裏ネタ

以上の要素が苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。
なお、「スーパーロボット大戦」シリーズを知らない方にもなるべくわかるように
書いていますが、知っているとより楽しめると思います。

また、文章の簡略化のためにスーパーロボット大戦シリーズ各作品等の表記を省略しています。
(例:「第3次スーパーロボット大戦α」→「第3次α」、「スーパーロボット大戦」→「スパロボ」)

初投稿なので何かと至らないところがあると思いますがどうぞよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513688491
2 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:03:13.50 uM+soSdx0
〜夜、荒木比奈の自宅にて〜

奈緒「菜々さんお疲れ!あたし達は参加できなかったけど、見ててすっごく楽しかった!」

比奈「スパロボOGとのコラボ公演ってことで、いつも以上に盛り上がっていたっスよ!」

菜々「2人ともありがとうございます!ナナはスパロボ経験者なので、いつも以上に気合入れて挑みました!」

比奈「スパロボって25年以上、まだアタシ達が生まれる前から続いてるシリーズなんでスもんね」

菜々「えっ……ああ、はい、本当に長く続いてますよね……」

奈緒「あたしと比奈さんはスパロボやったことないけど、やっぱりやってたら更に楽しめたのか?」

菜々「あ、はい!コラボなだけあってスパロボのネタがいろいろ散りばめられてて調べると楽しいですよ」
3 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:04:07.63 uM+soSdx0
比奈「いろいろそれっぽいのはあったけど、例えばどんなのがスパロボネタなんスか?」

菜々「そうですね、例えば今回の衣装はコラボした機体のパイロットがモチーフになっています」

奈緒「ああ、あれはすごかったな。元ネタの人達とよく似た衣装作ってもらってて」

菜々「特に紗南ちゃんなんかもう大はしゃぎで。『これであたしもアクセルだ!』って喜んでました」

奈緒「調べてみたら、他のみんなもいろいろアレンジされてて面白かったなー」

比奈「メンバーの中でも紗枝ちゃんは結構アレンジ加えてるっぽいっスね。やっぱりアレは…」

菜々「…あの格好を完全に再現しちゃったらいろいろな人に怒られると思います」
4 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:04:59.94 uM+soSdx0
菜々「あとは…メイン以外で登場してきたみなさんの機体もいろいろつながりがあって面白かったです」

比奈「あーそれそれ!元々乗っていたパイロットの性格とか特殊能力とかが反映されたらしいっスね」

奈緒「他にも機体の特性とか、合体攻撃っていうのが使える機体をユニットで組ませたりとかもやってたらしいな」

菜々「最初はなぜこの機体なのかみんな疑問に思っていたんですけど、紗南ちゃんとナナの説明で納得してました」

比奈「なるほどー。楽しそうに説明している2人の様子が目に浮かぶっス」

菜々「中でも1番喜んでいたのは光ちゃんでした。『ほんのちょっとだけどアタシが本当にヒーローになれた』って」

奈緒「光が乗っていたのは『Gコンパチブルカイザー』だったな。…あの機体に何かヒーロー要素ってあるのか?」

菜々「はい!あれの合体前形態って特撮作品も関わってるゲームが元ネタなんですよ。そのことを知ったら本当に嬉しそうで」
5 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:05:58.74 uM+soSdx0
比奈「あと今回の公演で気になったのは…やっぱりあの2人でスね」

奈緒「ああ、ルアフ・ガンエデンとケイサル・エフェスだったっけ?あの2人っていったい何者なんだ?」

菜々「彼らは第3次αに出てきた敵キャラですね。…でも実は彼らまだOGに出てなくて」

奈緒「えっ」

比奈「えっ」

奈緒「…いや、OGとコラボなのにOGに出てないってどういうことだよ!なんで先にこっちで出しちゃったんだよ!!」

菜々「歌繋がりで第3次αっぽい展開にしたかったんでしょうけど…本当になんでこっちに出ちゃったんでしょう……」
6 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:06:59.69 uM+soSdx0
奈緒「でもあの人達、元ネタとすごくよく似てるらしくて、いろんなところで大騒ぎだったなあ」

比奈「そうそう、『完全に一致』とか言われてて。どこからあの役者さん連れてきたんスか?」

菜々「ナナもスタッフさんに聞いてみたんですけど、たまたま似た人が見つかって撮影に協力してもらったそうですよ」

奈緒「へー、そっくりさんだったのか。あんまり似てるから特殊メイクでなんとかしたのかなって思ってたよ」

比奈「さすがにあの変身後は合成か何かだと思うけど、あれもバッチリ再現してたらしいっスねえ」
7 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:08:01.63 uM+soSdx0
菜々「ただ、打ち上げ前にあの2人と急に連絡が取れなくなったらしいです。何かあったのか心配ですね」

比奈「…菜々ちゃん、スパロボって平行世界が普通に存在して、移動もできるんスよね。……まさかアレ本人なんじゃ」

菜々「へ…?………あ、あはは、まっさかー」

奈緒「い、いやいや比奈さん、いくらなんでもそんなことあるわけないじゃないか」

比奈「そ、そうでスよね。ついあらぬ方向にアタシの妄想を膨らませてしまったっスよ、へへ……」



三人(((まさか……ないよね………???)))
8 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:09:00.37 uM+soSdx0
奈緒「…そ、そうだ菜々さん、撮影のとき何か面白いエピソードとかあった?あったら聞いてみたいな」

比奈「う、うん、アタシも何か裏話とかあったらこっそり教えてほしいっス」

菜々「あ、え、えーと……ああ、1つありました、今回の公演らしいここだけの話!」

奈緒「なになに?今回の公演らしい話って。あたし達に教えてくれよ」

菜々「了解です!…ほら、いつも撮影する前に円陣を組んで掛け声やるじゃないですか」

比奈「撮影開始前にみんなでやってるアレっスね。あれが気合入って盛り上がるんでスよ」

菜々「今回はコラボ公演なのでせっかくだし掛け声をスパロボっぽくしたい、って紗南ちゃんが提案しまして……」
9 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:10:05.05 uM+soSdx0
〜撮影開始前〜


紗南「あたし、企画もらってから考えてたんだけど、いい掛け声を思いついたんだ!」

みちる「紗南ちゃん、何かいいアイディアがあるんですか?」

紗南「うん!声出し役が『遥かなる戦い』って言って、みんなで『開幕(オン・ステージ)』って合わせたらいいかなって」

菜々「!!なるほど、今回の公演にピッタリですねそれ!」

紗南「でしょ!?やっぱり菜々さんもわかる?」

あやめ「2人とも…それはどういった意味でしょうか」

紗南「スパロボで流れる曲のタイトル!すごくカッコイイ曲だし、それに撮影前の掛け声にもちょうどいいし!」
10 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:11:01.38 uM+soSdx0
紗枝「なんや、響きもかっこよくてええなあ。うちはこれに賛成どす」

藍子「他のみんなは?……いいみたいですね。それじゃあ、これに決定しましょう」

紗南「やったぁーっ!それじゃ珠美さん、これで掛け声お願い!」

珠美「えっ、でも考えたのは紗南殿じゃないんですか?だったら…」

紗南「大丈夫、あたしは掛け声考えたかっただけだから。やっぱりここは主役の珠美さんが」

珠美「で、でも珠美は…」

時子「珠美、貴方がやりなさい」

珠美「!!」
11 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:12:04.68 uM+soSdx0
時子「この公演の主役は貴方よ。いつまでも甘えていて主役の座を誰かさんに奪われたら…貴方はどうするつもり?」

あやめ「今日まで頑張ってきた珠美殿の努力の結晶、わたくしがそれを泥棒するわけにはいかないでしょう?」

みちる「その役目はあたしに任せてもらおう、ってわけにもいきませんし!」

紗枝「珠美はん…心が揺れるのはわかりますけど、うちらでは…珠美はんの答えには鳴り得まへんよ?」

藍子「珠美ちゃん、私達の活路を切り開くためにお願いします。…これは『艦長命令』ですよ♪」

菜々「ナナも、みんなの絆を深めるような激励の声出し、期待しています!キャハ☆」

紗南「あたし達の心を直撃する魂の一閃、気迫を込めて必中でお願いなんだな、これが!」

珠美「……わかりました。珠美、推して参ります!…『遥かなる戦い』!!」

みんな「「「「「「「『開幕(オン・ステージ)』!!!」」」」」」」
12 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:13:00.50 uM+soSdx0




奈緒「へー…撮影前にそんなことがあったなんて…」

菜々「珠美ちゃん、迷っていたらしいです。『自分よりも紗南殿のほうが主役にふさわしいんじゃないか』って」

比奈「でも劇中では珠美ちゃん、そんな風には見えなかったっスよ?」

菜々「みんなの説得で振っ切れたみたいで。ラストシーンの珠美ちゃん、まさに『悪を断つ剣』でしたね」

奈緒「あのクライマックスまでの流れ、すごく良かった!手に汗握る展開だったな!」

比奈「そしてトドメの『竜巻斬艦刀・逸騎刀閃』!まさしく王道の展開だったっス」

菜々「…あ、1つ忘れてました。『遥かなる戦い、開幕』がどんな曲か気になったらググってみるといいですよ!」

奈緒「菜々さん急にどうしたんだ?いきなりあたし達とは違うほうを向いて何を唐突に」

菜々「……いえ、ナナのウサミンレーダーがピピッと何かを受信した気がしましたので」

比奈「…菜々ちゃん、まだ役が抜けきってないみたいっスね」
13 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:14:17.78 uM+soSdx0
奈緒「役といえば、菜々さんは劇中異星人役でいきなり地球人と協力してたけど、なんか裏設定とかあったのか?」

比奈「それ、アタシも気になってたっス!菜々ちゃん、企画書や台本にそういう設定はなかったんスか?」

菜々「設定は特になかったんですけど…でも地球人との初対面のときはこんな感じかなあってナナは考えてました」

比奈「どんな感じ?菜々ちゃんが良かったらちょっとやってみてほしいっス」

菜々「それでは…ゴホン、『ウサミン星から来ました…私の名前はナナ、地球は狙われています!(デデデン!)』」

奈緒「あはは!なるほど、菜々さんはそんな感じでやってたのかー!」

比奈「ロボットアニメの『蒼き流星SPTレイズナー』をモチーフにするとは、さすが菜々ちゃんっスね!」

菜々「スパロボで協力する理由ならもうこれで十分説明できますよ。レイズナー自体もスパロボに参戦してますし」
14 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:14:59.45 uM+soSdx0
比奈「うーん…3人でこういう話してると、やっぱりアレがやりたくなるっスね…」

奈緒「アレがやりたいって…いったい何を?」

菜々「ナナも気になります。ぜひ聞かせてください!」

比奈「前々から考えていたんだけど…ズバリ!『虹色ドリーマーでアニメの主題歌を歌うこと』っス!」

二人「「!!!」」
15 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:16:01.67 uM+soSdx0
奈緒「わかる!それすっごくよくわかる!!」

菜々「ナナも『アニソンっぽい曲』なら歌ったことありますけど、『アニソン』は歌ったことないですしね!」

奈緒「もし3人で歌うならどんな曲がいいかな…『いかにも』な感じでいくか、それとも『かっこよく』やるか…」

比奈「悩みまスね…この3人に合う曲…合いそうな曲…」

菜々「ま、まあ曲の方向性はともかく、ナナ達で曲を歌えたら絶対楽しいですよ!」

二人「「そうだな(っスね)!!」」
16 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:17:00.27 uM+soSdx0
奈緒「いいこと思いついた!もし実現したらついでにあたし達もちょい役で5秒くらいアニメ本編に出演してみたい!」

菜々「ああーいいですね!!プロの声優さんともアフレコができるし、それに5秒くらいという絶妙な時間!」

比奈「アタシ達があんまり出過ぎて作品の完成度下げちゃったらその作品のファンにも申し訳ないっスもんね!」

奈緒「だろ?よし、みんなで意見をまとめて3人でプロデューサーに提案してみよう!!」

二人「「おーっ(ス)!!!」」

かくして虹色ドリーマーの夜は更けていく…


終わり
17 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:18:01.79 uM+soSdx0
以上です。ありがとうございました。

今回、モバマスとスパロボのコラボと聞いて思わず1本書き上げてしまいました。
拙い出来かと思いますが楽しんでいただけたら幸いです。
余談ですが珠美をみんなで説得する場面、ほぼ全員がスパロボの元ネタとなるキャラのセリフを改変して使っています。


これからも「シンデレラガールズ」と「スーパーロボット大戦」をよろしく!

(参考)遥かなる戦い、開幕
https://www.youtube.com/watch?v=-JcqrgdVqwE
18 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:18:59.93 uM+soSdx0
それでは依頼を出してきます。

【モバマス】虹色ドリーマーの3人でスパロボコラボ公演のお疲れ様会

1 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:01:31.83 uM+soSdx0
※本作品には「モバマス」要素と「スーパーロボット大戦」の要素が含まれます。

注意事項として以下の要素を含みます
・アイドル達がスーパーロボット大戦シリーズをプレイすることができる世界観
・スーパーロボット大戦シリーズ、及び同シリーズ参戦作品のメタネタ及びネタバレ
・モバマスイベント「LIVEツアーカーニバル スーパーロボット大戦CG 奏鳴の銀河へ」のネタバレ
・上記イベントの楽屋裏ネタ

以上の要素が苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。
なお、「スーパーロボット大戦」シリーズを知らない方にもなるべくわかるように
書いていますが、知っているとより楽しめると思います。

また、文章の簡略化のためにスーパーロボット大戦シリーズ各作品等の表記を省略しています。
(例:「第3次スーパーロボット大戦α」→「第3次α」、「スーパーロボット大戦」→「スパロボ」)

初投稿なので何かと至らないところがあると思いますがどうぞよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513688491
2 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:03:13.50 uM+soSdx0
〜夜、荒木比奈の自宅にて〜

奈緒「菜々さんお疲れ!あたし達は参加できなかったけど、見ててすっごく楽しかった!」

比奈「スパロボOGとのコラボ公演ってことで、いつも以上に盛り上がっていたっスよ!」

菜々「2人ともありがとうございます!ナナはスパロボ経験者なので、いつも以上に気合入れて挑みました!」

比奈「スパロボって25年以上、まだアタシ達が生まれる前から続いてるシリーズなんでスもんね」

菜々「えっ……ああ、はい、本当に長く続いてますよね……」

奈緒「あたしと比奈さんはスパロボやったことないけど、やっぱりやってたら更に楽しめたのか?」

菜々「あ、はい!コラボなだけあってスパロボのネタがいろいろ散りばめられてて調べると楽しいですよ」
3 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:04:07.63 uM+soSdx0
比奈「いろいろそれっぽいのはあったけど、例えばどんなのがスパロボネタなんスか?」

菜々「そうですね、例えば今回の衣装はコラボした機体のパイロットがモチーフになっています」

奈緒「ああ、あれはすごかったな。元ネタの人達とよく似た衣装作ってもらってて」

菜々「特に紗南ちゃんなんかもう大はしゃぎで。『これであたしもアクセルだ!』って喜んでました」

奈緒「調べてみたら、他のみんなもいろいろアレンジされてて面白かったなー」

比奈「メンバーの中でも紗枝ちゃんは結構アレンジ加えてるっぽいっスね。やっぱりアレは…」

菜々「…あの格好を完全に再現しちゃったらいろいろな人に怒られると思います」
4 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:04:59.94 uM+soSdx0
菜々「あとは…メイン以外で登場してきたみなさんの機体もいろいろつながりがあって面白かったです」

比奈「あーそれそれ!元々乗っていたパイロットの性格とか特殊能力とかが反映されたらしいっスね」

奈緒「他にも機体の特性とか、合体攻撃っていうのが使える機体をユニットで組ませたりとかもやってたらしいな」

菜々「最初はなぜこの機体なのかみんな疑問に思っていたんですけど、紗南ちゃんとナナの説明で納得してました」

比奈「なるほどー。楽しそうに説明している2人の様子が目に浮かぶっス」

菜々「中でも1番喜んでいたのは光ちゃんでした。『ほんのちょっとだけどアタシが本当にヒーローになれた』って」

奈緒「光が乗っていたのは『Gコンパチブルカイザー』だったな。…あの機体に何かヒーロー要素ってあるのか?」

菜々「はい!あれの合体前形態って特撮作品も関わってるゲームが元ネタなんですよ。そのことを知ったら本当に嬉しそうで」
5 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:05:58.74 uM+soSdx0
比奈「あと今回の公演で気になったのは…やっぱりあの2人でスね」

奈緒「ああ、ルアフ・ガンエデンとケイサル・エフェスだったっけ?あの2人っていったい何者なんだ?」

菜々「彼らは第3次αに出てきた敵キャラですね。…でも実は彼らまだOGに出てなくて」

奈緒「えっ」

比奈「えっ」

奈緒「…いや、OGとコラボなのにOGに出てないってどういうことだよ!なんで先にこっちで出しちゃったんだよ!!」

菜々「歌繋がりで第3次αっぽい展開にしたかったんでしょうけど…本当になんでこっちに出ちゃったんでしょう……」
6 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:06:59.69 uM+soSdx0
奈緒「でもあの人達、元ネタとすごくよく似てるらしくて、いろんなところで大騒ぎだったなあ」

比奈「そうそう、『完全に一致』とか言われてて。どこからあの役者さん連れてきたんスか?」

菜々「ナナもスタッフさんに聞いてみたんですけど、たまたま似た人が見つかって撮影に協力してもらったそうですよ」

奈緒「へー、そっくりさんだったのか。あんまり似てるから特殊メイクでなんとかしたのかなって思ってたよ」

比奈「さすがにあの変身後は合成か何かだと思うけど、あれもバッチリ再現してたらしいっスねえ」
7 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:08:01.63 uM+soSdx0
菜々「ただ、打ち上げ前にあの2人と急に連絡が取れなくなったらしいです。何かあったのか心配ですね」

比奈「…菜々ちゃん、スパロボって平行世界が普通に存在して、移動もできるんスよね。……まさかアレ本人なんじゃ」

菜々「へ…?………あ、あはは、まっさかー」

奈緒「い、いやいや比奈さん、いくらなんでもそんなことあるわけないじゃないか」

比奈「そ、そうでスよね。ついあらぬ方向にアタシの妄想を膨らませてしまったっスよ、へへ……」



三人(((まさか……ないよね………???)))
8 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:09:00.37 uM+soSdx0
奈緒「…そ、そうだ菜々さん、撮影のとき何か面白いエピソードとかあった?あったら聞いてみたいな」

比奈「う、うん、アタシも何か裏話とかあったらこっそり教えてほしいっス」

菜々「あ、え、えーと……ああ、1つありました、今回の公演らしいここだけの話!」

奈緒「なになに?今回の公演らしい話って。あたし達に教えてくれよ」

菜々「了解です!…ほら、いつも撮影する前に円陣を組んで掛け声やるじゃないですか」

比奈「撮影開始前にみんなでやってるアレっスね。あれが気合入って盛り上がるんでスよ」

菜々「今回はコラボ公演なのでせっかくだし掛け声をスパロボっぽくしたい、って紗南ちゃんが提案しまして……」
9 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:10:05.05 uM+soSdx0
〜撮影開始前〜


紗南「あたし、企画もらってから考えてたんだけど、いい掛け声を思いついたんだ!」

みちる「紗南ちゃん、何かいいアイディアがあるんですか?」

紗南「うん!声出し役が『遥かなる戦い』って言って、みんなで『開幕(オン・ステージ)』って合わせたらいいかなって」

菜々「!!なるほど、今回の公演にピッタリですねそれ!」

紗南「でしょ!?やっぱり菜々さんもわかる?」

あやめ「2人とも…それはどういった意味でしょうか」

紗南「スパロボで流れる曲のタイトル!すごくカッコイイ曲だし、それに撮影前の掛け声にもちょうどいいし!」
10 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:11:01.38 uM+soSdx0
紗枝「なんや、響きもかっこよくてええなあ。うちはこれに賛成どす」

藍子「他のみんなは?……いいみたいですね。それじゃあ、これに決定しましょう」

紗南「やったぁーっ!それじゃ珠美さん、これで掛け声お願い!」

珠美「えっ、でも考えたのは紗南殿じゃないんですか?だったら…」

紗南「大丈夫、あたしは掛け声考えたかっただけだから。やっぱりここは主役の珠美さんが」

珠美「で、でも珠美は…」

時子「珠美、貴方がやりなさい」

珠美「!!」
11 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:12:04.68 uM+soSdx0
時子「この公演の主役は貴方よ。いつまでも甘えていて主役の座を誰かさんに奪われたら…貴方はどうするつもり?」

あやめ「今日まで頑張ってきた珠美殿の努力の結晶、わたくしがそれを泥棒するわけにはいかないでしょう?」

みちる「その役目はあたしに任せてもらおう、ってわけにもいきませんし!」

紗枝「珠美はん…心が揺れるのはわかりますけど、うちらでは…珠美はんの答えには鳴り得まへんよ?」

藍子「珠美ちゃん、私達の活路を切り開くためにお願いします。…これは『艦長命令』ですよ♪」

菜々「ナナも、みんなの絆を深めるような激励の声出し、期待しています!キャハ☆」

紗南「あたし達の心を直撃する魂の一閃、気迫を込めて必中でお願いなんだな、これが!」

珠美「……わかりました。珠美、推して参ります!…『遥かなる戦い』!!」

みんな「「「「「「「『開幕(オン・ステージ)』!!!」」」」」」」
12 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:13:00.50 uM+soSdx0




奈緒「へー…撮影前にそんなことがあったなんて…」

菜々「珠美ちゃん、迷っていたらしいです。『自分よりも紗南殿のほうが主役にふさわしいんじゃないか』って」

比奈「でも劇中では珠美ちゃん、そんな風には見えなかったっスよ?」

菜々「みんなの説得で振っ切れたみたいで。ラストシーンの珠美ちゃん、まさに『悪を断つ剣』でしたね」

奈緒「あのクライマックスまでの流れ、すごく良かった!手に汗握る展開だったな!」

比奈「そしてトドメの『竜巻斬艦刀・逸騎刀閃』!まさしく王道の展開だったっス」

菜々「…あ、1つ忘れてました。『遥かなる戦い、開幕』がどんな曲か気になったらググってみるといいですよ!」

奈緒「菜々さん急にどうしたんだ?いきなりあたし達とは違うほうを向いて何を唐突に」

菜々「……いえ、ナナのウサミンレーダーがピピッと何かを受信した気がしましたので」

比奈「…菜々ちゃん、まだ役が抜けきってないみたいっスね」
13 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:14:17.78 uM+soSdx0
奈緒「役といえば、菜々さんは劇中異星人役でいきなり地球人と協力してたけど、なんか裏設定とかあったのか?」

比奈「それ、アタシも気になってたっス!菜々ちゃん、企画書や台本にそういう設定はなかったんスか?」

菜々「設定は特になかったんですけど…でも地球人との初対面のときはこんな感じかなあってナナは考えてました」

比奈「どんな感じ?菜々ちゃんが良かったらちょっとやってみてほしいっス」

菜々「それでは…ゴホン、『ウサミン星から来ました…私の名前はナナ、地球は狙われています!(デデデン!)』」

奈緒「あはは!なるほど、菜々さんはそんな感じでやってたのかー!」

比奈「ロボットアニメの『蒼き流星SPTレイズナー』をモチーフにするとは、さすが菜々ちゃんっスね!」

菜々「スパロボで協力する理由ならもうこれで十分説明できますよ。レイズナー自体もスパロボに参戦してますし」
14 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:14:59.45 uM+soSdx0
比奈「うーん…3人でこういう話してると、やっぱりアレがやりたくなるっスね…」

奈緒「アレがやりたいって…いったい何を?」

菜々「ナナも気になります。ぜひ聞かせてください!」

比奈「前々から考えていたんだけど…ズバリ!『虹色ドリーマーでアニメの主題歌を歌うこと』っス!」

二人「「!!!」」
15 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:16:01.67 uM+soSdx0
奈緒「わかる!それすっごくよくわかる!!」

菜々「ナナも『アニソンっぽい曲』なら歌ったことありますけど、『アニソン』は歌ったことないですしね!」

奈緒「もし3人で歌うならどんな曲がいいかな…『いかにも』な感じでいくか、それとも『かっこよく』やるか…」

比奈「悩みまスね…この3人に合う曲…合いそうな曲…」

菜々「ま、まあ曲の方向性はともかく、ナナ達で曲を歌えたら絶対楽しいですよ!」

二人「「そうだな(っスね)!!」」
16 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:17:00.27 uM+soSdx0
奈緒「いいこと思いついた!もし実現したらついでにあたし達もちょい役で5秒くらいアニメ本編に出演してみたい!」

菜々「ああーいいですね!!プロの声優さんともアフレコができるし、それに5秒くらいという絶妙な時間!」

比奈「アタシ達があんまり出過ぎて作品の完成度下げちゃったらその作品のファンにも申し訳ないっスもんね!」

奈緒「だろ?よし、みんなで意見をまとめて3人でプロデューサーに提案してみよう!!」

二人「「おーっ(ス)!!!」」

かくして虹色ドリーマーの夜は更けていく…


終わり
17 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:18:01.79 uM+soSdx0
以上です。ありがとうございました。

今回、モバマスとスパロボのコラボと聞いて思わず1本書き上げてしまいました。
拙い出来かと思いますが楽しんでいただけたら幸いです。
余談ですが珠美をみんなで説得する場面、ほぼ全員がスパロボの元ネタとなるキャラのセリフを改変して使っています。


これからも「シンデレラガールズ」と「スーパーロボット大戦」をよろしく!

(参考)遥かなる戦い、開幕
https://www.youtube.com/watch?v=-JcqrgdVqwE
18 :◆Nan90IIwW2 2017/12/19(火) 22:18:59.93 uM+soSdx0
それでは依頼を出してきます。

モバP「次のメンバーはカレン、アーニャ、ヒナだな」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:24:40.70 GvPfnb6v0
モバP(以下P)「おのれ千川ァ!もう許さんぞ!」

奈緒「ど、どうしたんだよPさん。事務所に来るなりいきなり叫びだして」

P「おお、奈緒。聞いてくれ。ついにあの黄緑守銭奴が本性を現しやがった」

P「昨日、いきなりとんでもない金額を請求されたんだよ。あの貯蓄の海賊船クイーン・エメラルダス号め!」

奈緒「いや、請求されたって事はなにか買ったんだろ?」

奈緒「それとクイーン・エメラルダス号はエメラルドっぽい名前だけど、別に緑色じゃないからな」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509881080
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:28:34.80 GvPfnb6v0
P「奴の作戦は本当に巧妙だった。奴がやったのはまずツケを可能にしたことだ」

奈緒「ツケ?」

P「毎日のように買うものだとすると、後でまとめて払ったほうが楽だからな」

P「だが、目に見えてお金が減る訳じゃないからついつい買い過ぎたりもするんだ」

奈緒「あ〜。カードで買い物すると買い過ぎて破産する人がいるとかそんな感じか?」

P「大体そんな感じ。もっとも回収漏れのリスクもあるが、あの金の亡者に関しては絶対にないだろう」

奈緒「でも、それって結局Pさんが買ったんだろ?あんまりちひろさんが悪いとは思えないんだけど」

P「あの汚いグリーンランタンの狙いはそこだけじゃないんだ。あえてツケの支払いを引き伸ばすことで俺が払えない金額になるのを待ってたんだ」

奈緒「引き伸ばすってどのぐらい?」

P「なんと2年以上もだ。チリも積もればお山になる。まさにそんな感じだ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:30:02.96 AG/DHiIDO
緑のカネゴンの事か
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:32:21.52 GvPfnb6v0
奈緒「でさ、結局ちひろさんからなにをそんなに買ったんだ?」

P「そうだな。まずは千川弁当だな」

奈緒「千川弁当?」

P「実は以前まで、基本昼食はコンビニ弁当だったんだがコンビニに買いに行くのも面倒でな・・・」

奈緒「ちひろさんが持ってきた弁当を食べてたと?」

P「ああ。ただ、あのグリーンデビルが恐ろしいのはそんな事じゃないんだ」

P「あの緑鬼は少しでも材料費を浮かせるため、全部手作りの弁当なんだ」

奈緒「・・・ん?」

P「惣菜や冷凍食品よりは手作りの方が安上がりになるからな」

P「しかも少しでもリピート率を上げるために俺好みの味付けや好物を良く入れてくるんだ」

奈緒「んん?」

P「奴の戦略に嵌り、今では週六で千川弁当を買ってるんだ」

奈緒「それって・・・」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:36:02.82 6GDhUoGSO
なんだ夫婦か
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:36:39.81 GvPfnb6v0
P「千川弁当以外でよく買ってるのは千川膝枕だな」

奈緒「もう、嫌な予感しかしないんだけど」

P「午後の少し過ぎたあたりで、こう事務所で二人っきりだとつい眠くなってな」

P「そんなときに『どうですか?』って太ももをポンポンしながら客引きされるんだよ」

奈緒「客引きって」

P「一回30分くらいだからつい買ってしまうんだ」

P「オプションの耳かきはサービスだと言ってるが、もともと元手は0!いや、俺から耳垢を搾り取っているんだから実質マイナスじゃないか!」

奈緒「いや、Pさんの耳垢でなにをしろと」

P「そんな奴の策略に負けて週6で千川膝枕を買ってしまっているんだ・・・」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:44:25.55 GvPfnb6v0
P「会社に居るときだけでは飽き足らず、奴は休日にも金を貪りに来るんだ」

奈緒「オフの日に何を買うんだよ」

P「千川映画鑑賞とかだな」

奈緒「どうせPさんの見たい映画を一緒に観に行くとかだろ」

P「・・・よくわかったな。もしかして守銭奴の素質があるんじゃないか?」

奈緒「いやないからな。それに映画鑑賞って事はちひろさんの映画チケット代くらいだろ?」

P「なにいってるんだ?チケットはそれぞれ購入に決まってるだろ。俺が買ってるのは千川映画鑑賞なんだから」

奈緒「え?ちひろさんが自分のお金でチケットを買うのか?」

P「当然だろ。ちなみに一緒に食べたポップコーンは俺のおごりだ」

P「で、そのあとは千川ランチを購入して一緒に昼ごはんを食って、千川散歩を購入して一緒に散歩だな」

奈緒「・・・頭痛くなってきた」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:50:04.87 GvPfnb6v0
奈緒「他には変なものは買ってないのか?なんかこう、高そうなものとか」

P「・・・・・・・・・」

奈緒「まさか」

P「・・・実は他にも買ってるものが」

奈緒「もう、大抵のものでは驚かない」

P「・・・・・・千川おセッ○スを少々」

奈緒「はいアウトォォォッ!」

P「千川晩御飯から千川お風呂、その後千川まったりを購入していい感じになったところでつい買ってしまうんだよ!」

奈緒「『つい』じゃないだろ『つい』じゃ!」

P「仕方ないだろ!オプションのコスプレは無料だって言うんだから!」

奈緒「仕方なくないだろ!」

P「黄緑色の事務服を着てもらってヤルと、あのグリーンインフェルノを手篭めにしているみたいで興奮するんだよ!」

奈緒「それちひろさん本人だから!あと某シューティングのボスみたいな言い方するな」

P「結局、やつの謀略に嵌って週7で購入しているんだよ」

奈緒「毎日じゃねーか。しかも千川弁当よりも多いし」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/05(日) 20:54:10.71 GvPfnb6v0
P「他にも千川添い寝や千川なでなで、千川夜明けのモーニングコーヒー、千川メイド服でご奉仕とかを買わされてな」

奈緒「で、結局ちひろさんはいくら要求しているんだ?」

P「ああ、それなんだけどな、現金を要求されてはいないんだ」

奈緒「現金じゃない?」

P「千川事後まったりを購入してた時に『そろそろPさんから給料3ヶ月分の何かが欲しいかな〜なんちゃって』って言われてな」

奈緒「おい」

P「まさか給料3ヶ月分も請求されるとはな。しかも足が付かないように物品でとは恐れ入ったぜ」

P「だが、ここで素直に奴に渡したら一生搾取されてしまう。どうしたらいいと思う?」

奈緒「もう指輪でも渡してやったらいいんじゃないかな」

P「・・・指輪?そうか!流石奈緒だな。これであの悪魔に逆襲が出来る!」

奈緒「え?逆襲?」

P「ひゃっはーーー!待ってろ千川ぁ!」

奈緒「・・・行っちゃったよ」

ありす「お父さんと」P「娘と」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 15:56:36.13 z2iSFJMY0
ありす「ほらお父さん起きてください。仕事に遅れますよ」

P「うぅーーん……」

ありす「いつまでも寝ぼけてないで、早く朝ごはん食べてください」

P「おぅ、おはよう、ありす……」

ありす「おはようございます。はい、目が覚めたらさっさとベッドから降りて」

P「ふぁああぁぁ」

ありす「あくびしている暇があったら、掛け布団たたんで、枕カバーとシーツはがして」

P「んーー、やっとくやっとく」

ありす「それから、顔洗って口ゆすいで、トイレも忘れずに行くんですよ」

P「わかってるよ。口うるさい娘だなあ」

ありす「口うるさくて悪かったですね。そんなふうに育ったのは、だらしがないお父さんのせいです」

P「はいはい、すいませんでした。ほら、部屋着に着替えるからちょっと外でてろ」

ありす「二度寝しないでくださいね。5分経っても来なかったら、また来ますからね」

P「はいはい、さっさと行け」

ありす「洗濯物はベッドに置いとかないで、ちゃんと洗濯カゴに入れてください」

P「はいはいはい」

ありす「あと、“はい”は一回だけです」

P「はいはいはいはいはいはい!」

ありす「まったくもうっ! ご飯冷めないうちに早く来てくださいねっ」


バタンッ!!


P「……はあ。まったく、誰に似たんだか」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513752995
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 15:57:54.82 z2iSFJMY0
P「ありす、来たぞー」

ありす「遅いですよお父さん。ちゃんと顔洗いましたか?」

P「洗ったよ。口もゆすいだ。トイレも行きましたー」

ありす「ご飯とお味噌汁はよそっておきましたから、納豆は自分で用意してください」

P「んー」

ありす「おかずが冷たかったら、レンジで温めてくださいね。あと、食べ終わったら食器は水につけておいてください」

P「ありすはもう食べたのか?」

ありす「今日は学校の日直ですから。私はもうすぐ出ます」

P「私立の学校は、家から遠いのがアレだなあ。もう少し近くに引越そうか」

ありす「お金がもったいないですよ。家から遠くても、早起きは得意ですから大丈夫です、誰かさんと違って」

P「稼ぎの少ない父親ですいませんねー」

ありす「お給料はどうか知りませんけど、普段もう少し早く起きてくれると助かりますね」

P「それは無理かな」

ありす「安心してください、期待していません」

P「だったら、もう少し優しく起こしてくれるとパパ嬉しいなあ」

ありす「はいはい。それじゃあ、ちゃんと火の元の確認や家の戸締り、お願いします」

P「“はい”は一回じゃなかったんですか?」

ありす「あげ足とる暇があったら、栄養しっかりとって、お仕事がんばってください」

P「ありすのためにがんばりまーす」

ありす「事務所へは学校から直接行きます。今日はインタビューが入ってましたよね」

P「夕方からだから、あまり急がなくていいぞ」

ありす「わかりました。それじゃあ行って来ます、お父さん。事務所で会いましょう、プロデューサーさん」

P「おう、行ってらっしゃい、ありす。インタービューよろしくな、橘さん」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 15:58:46.60 z2iSFJMY0
―――――――
――――
――

ちひろ「プロデューサーさん、この書類の確認、お願いします」

P「分かりました。そこおいといてください」

ちひろ「よろしくお願いしますね」


がちゃ


ありす「お疲れ様です」

ちひろ「あら、ありすちゃん。お疲れ様です」

P「おう、橘さん、お疲れー」

ありす「はい、お疲れ様です」

P「そうだ。橘さん、今日のインタビュー少し遅れるって連絡があったから、しばらく休んでていいぞ」

ありす「分かりました。宿題でもしながら待ってます」

P「記者の人が来たら呼びに行くな。それと、後でインタビューについて打ち合わせするから、よろしくな」

ありす「はい。よろしくお願いします、プロデューサーさん」

スタスタ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:00:47.51 z2iSFJMY0
ちひろ「ふふっ」

P「ん? なんですか、その含み笑いは」

ちひろ「いえ、親子なのに、プロデューサーさん、橘さんって呼び合うのがおかしくて」

P「自分でも違和感はありますけどね。なにしろ、俺も苗字は“橘”ですから」

ちひろ「でもそのおかげで、アイドルの皆さんとの距離が近くなりましたでしょう?」

P「そうですかね、あまり実感はないですよ」

ちひろ「近くなりましたよ。ありすちゃんと呼び分けるために、皆さんプロデューサーさんのことを名前で呼ぶようになったんですから」

P「ああ……。確かに、“Pさん”って呼ぶ子が増えた気はしますね」

ちひろ「実際どうですか? 色んな子たちから親しみを込めて名前で呼ばれるのは、悪い気がしないんじゃないですか?」

P「独身ならいざ知らず、娘までいる身では、照れより戸惑いの方が大きいですね」

ちひろ「あら、随分お堅いお答えですこと」

P「まあ、こういう職業ですから。親御さんから預かっている未成年の子も多いですし」

ちひろ「そういったところが信頼されてのお立場ですからね。いいと思いますよ」

P「肝に命じます」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:03:13.24 z2iSFJMY0
ちひろ「それにしても、ありすちゃんはしっかりしていますね」

P「親の欲目かもしれませんが、あの歳にしては、だいぶ分別がついていると思います」

ちひろ「私もそう思います。なにしろ、公私の区別はつけるため、名前で呼ばないでくださいって言い出すくらいですし」

P「今でも思い出しますよ。この事務所にありすが初めて来た時に――」

ありす『名前で呼ばないでください。橘と呼んでください』

P「って言われた時は、ついに反抗期がやって来たかって、夜に枕を濡らしました」

ちひろ「でも、その後きちんと話し合って、誤解は解けたんですよね」

P「はい。失意で落ち込む俺を見かねたありすが――」

ありす『別にお父さんのことが嫌いになったわけではありません』

ありす『甘えてしまわないよう、仕事場ではあくまで他人として接してほしいだけです』

P「と言ってくれまして。これを聞いて、ああ、天使はここにいたんだ、と感激しました」

ちひろ「親バカですね」

P「否定しません」

ちひろ「それにしても、中年オヤジが枕を濡らすって、想像するとキモいフレーズですね」

P「ちひろさん、癒えかけた古傷をえぐるの、やめません?」

ちひろ「加齢臭が染み付いた枕カバーに、涙か汗か分からない黄ばんだシミが点々と」

P「えぐった傷に塩すり込むのも、やめません?」

ちひろ「キモいフレーズ、略してキモフレ」

P「怒られますよ、各所から色々と」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:04:55.09 z2iSFJMY0
―――――――
――――
――

ありす「…………」カキカキ

P「おーい橘さーん、記者さん、もうすぐ着くって連絡あったぞー」

ありす「あ、はーい。今いきます」

テクテク

ありす「お待たせしました、プロデューサーさん」

P「ん。じゃあインタビューの事前打ち合わせな」

ありす「想定される質問内容と、それに対する答えの確認、ですよね」

P「うん。今回は、今年の振り返りと来年への抱負がテーマだから、橘さんが思ったことを素直に答えればいいだろう」

ありす「その素直が、結構難しいんですが」

P「まあ、思ったことをそのまま伝えればいいんだよ」

ありす「思ったこと……」

P「あまり深く考えず、質問されて心に浮かんだ言葉をとりあえず言ってみる、でいいんじゃないかな」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:06:02.90 z2iSFJMY0
ありす「うーん。他に、何かアドバイスとかありませんか」

P「そうだなあ。心に浮かんだ一言だけだと伝わりづらいから、その言葉に関連した時系列を説明したり、その時に感じた気持ちも言ったり、とかかな」

ありす「前後の出来事と、その時思った感情……」

P「ただ、あまりこういったテクニック的な答え方は勧めないけどな。型にはまった答えだと記者の人もつまらないだろうし」

ありす「つまり、先方は私に子どもらしい自然な回答を望んでいるから、変にしっかりした答えは逆に趣旨に反してしまう、と」

P「その通りだけど、あまりそれを意識しすぎてもダメだぞ」

ありす「あれもダメ、これもダメ。プロデューサーさんはダメダメですね」

P「悪かったな、あまり参考にならないアドバイスで」

ありす「安心してください、元から期待していません」

P「悪かったな、あまり頼りにならないプロデューサーで」グスッ

ありす「もう…、すぐに落ち込むんですから……」キョロキョロ

P「ん? どうした橘さん、誰か他に頼りになる人を探しているのか?」イジイジ

ありす「いえ、そうではなく、周りに誰もいないか確認を」

P「え?」

ありす「うん、よし」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:07:02.18 z2iSFJMY0
ありす「……いいですか、お父さん」

P「ちょ、橘さん?」

ありす「静かに。他の人に聞かれると恥ずかしいですから」

P「……」

ありす「確かにお父さんは、いつもだらしがなくて頼りないですけど」

P「うぅ…」

ありす「それ以上に、アイドルの皆さんのためにお仕事をがんばっていて」

ありす「たくさんの偉い人に頭を下げて一生懸命働いていて、そして……」

P「そして?」

ありす「私を、アイドルにしてくれました。だから……」

P「…………」

ありす「お父さんには、感謝しています」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:07:52.91 z2iSFJMY0

いつも ありがとうございます お父さん
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:09:13.03 z2iSFJMY0
P「……………………」

ありす「あの、何か言ってください。無言でいられると、その…、少しいたたまれないので」

P「い」

ありす「い?」

P「いやっほーーーーーううううう!」

ありす「は!?」

P「よーし! パパお仕事がんばっちゃうぞー!」

ありす「ちょっ! 恥ずかしいからやめてください!」

P「行くぞありす! インタビューの記者さんが待ってるからなあ!!」ワハハハ

ありす「だから仕事場では橘と呼んでくださいと、ちょっとプロデューサーさん? あの、ちょっと!?」




ちひろ「まったく、本当に仲のいい親子なんですから」クスッ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:10:44.20 z2iSFJMY0
―――――――
――――
――

P「ただいまー」

ありす「ただいま戻りました」

P「いやー疲れた。なかなか盛り上がったインタビューだったな」

ありす「インタビューは良かったですけど、その前のアレはもうやめてください」

P「へいへいすいませんでしたー、っと」ポイポイ

ありす「また! そうやって靴を脱ぎ散らかさないでと何度言えばいいんですか!」

P「わかってますよっと。ほいほい」

ありす「足で靴を寄せるのも行儀悪いですよ。ちゃんと靴の棚に入れてください」

P「べつにいいだろ。口うるさい女はモテないぞ」

ありす「口うるさいのは誰のせいだと……。私が行き遅れたら、お父さんは反省するべきです」

P「ありすが結婚なあ。うーん……」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:11:51.62 z2iSFJMY0
ありす「なんですか。いつまでも結婚できない女になるとでも思ってるんですか」

P「いや、可愛い娘を嫁に出すのは、まだ考えたくないなあと」

ありす「かわいい……。まあ、そういうことなら別にいいですけど」

P「なんだどうした? 耳が真っ赤だぞおいこのお」

ありす「うぅうるさい! わかっててもそういうことを言わないのが大人でしょうが!」

P「大人だけどダメな大人ってありすに言われるしー。照れる娘をいじるのも楽しいしー」

ありす「ああ言えばこう言う、そういうところがダメなんです!」

P「そういえば、インタビュー前のあの時も耳真っ赤だったな」

ありす「ああもう! なんでそうデリカシーがないんですか! だいたいお父さんはですね――」

P「はいはい。ほら、旨い飯作ってやるから、早く行くぞ」

ありす「まだ話は終わってませんよ、お父さん!」

P「はいはいはい、後でじっくり聞いてやるから、まずは飯だ、めし」

ありす「“はい”は一回!」

P「はいはいはいはいはいはい!」

ありす「もうっ!」

P「っとそうだ、言い忘れてた」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:12:30.96 z2iSFJMY0
P「今日もお疲れ様、橘さん。おかえり、ありす」

ありす「お疲れ様です、プロデューサーさん。おかえりなさい、お父さん」

---おわり---
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/20(水) 16:13:06.75 z2iSFJMY0
娘になったありすがどうしても見たかったので、地産地消しました。
アンケートで娘にしたいアイドルがあったら、1位になったはずです。
どうか今後とも、ありすをよろしくお願いします。

モバP「反省文」

1 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:24:17.17 wOuefSrw0
モバマスSS
反省文
結構どうしようもないタイプのわいだん事務所

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513697056
2 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:25:04.38 wOuefSrw0
この度は事務所で自慰行為に耽ってしまい誠に申し訳ありませんでした。
私が事務所で自慰行為をしたきっかけは市原さんの新しい衣装に欲情したためです。
我慢ができませんでした。あのひらひらからチラチラと覗く、意外と健康的な、それでいて白い柔肌が私の劣情をどうしようもなく煽り立てました。
だってずるいんですよ、仁奈さん。普段はあんなに天真爛漫で無邪気な子なのに、衣装一つであんなにどうしようもなく女になってしまうんですもの。
ずるいですよ。ずるい。
そういうわけで私は自慰に及びました。人目の確認を怠ったのは私のミスでしょう。それは反省しています。
人の自慰などは一般的に見ていて気持ちのいいものではないでしょうからね。申し訳ありませんでした。
ちなみに私は人の自慰を見るのがたまらなく好きです。一人で耽る女の姿は美しい。ちひろさんもそう思いませんか。

結論を申し上げると、反省はしていませんし後悔もしていません。見られていると知って逆に興奮しました。
今晩は寝られなさそうです。この反省文を書いてる今も興奮が冷めません。

橘ありす
3 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:25:56.30 wOuefSrw0
今日は早苗おねーさんのパンツをぬすんでしまってごめんなさい。いいにおいだったからもって帰りたいと思いました。
ロッカーをいっしょに使っているので、着がえの時に見えて、かいでみたらいいにおいでした。
あせのにおいと、なんかすっぱいにおいがして、くらくらしました。
くらくらするのと、なんかおまたのおくがきゅってなって、たまらなくなりました。
これをそのままにするのはなんだかもったいなくて、早苗おねーさんにナイショでもって帰っちまったですよ。
家で何回も気もちよくなったですよ。

あれ、ってことは、早苗おねーさん何もはかねーで帰ったですか……?
それは本当にごめんなさいですよ……

市原仁奈
4 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:26:31.92 wOuefSrw0
先日はノーパンで事務所から帰宅してしまい、申し訳ありませんでした。
事務所の年長でありながらこのような醜態を晒し、ともすれば私のみならぬ事務所の全員に歪んだ印象を全国のファンに植え付けてしまいかねない愚行であったと認識しています。
ロッカーで自分の下着がなくなっていることに気づき、電車の時間が迫っていたためそのまま外へ飛び出しました。
ここで替えの下着を用意し、着用して帰宅するのが当然なのですが、時間が惜しいがあまりにこのように自分勝手な行動へと帰着してしまいました。
自分を優先したために起きた事故であると認識し、同時に今後このようなことが起きないように下着の管理を徹底していく所存です。

重ねて申し訳ありませんでした。また、道中で一緒になった高垣楓さんにも謝罪の意を表明したいと思います。申し訳ありません。

片桐早苗
5 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:27:10.55 wOuefSrw0
先は私の吐瀉物で事務所のトイレを詰まらせ、女子トイレを封鎖する事態を招いてしまい大変申し訳アロマセラピー。
まさか詰まるとは思っておらず、さらには封鎖までされていたなど誠にZonjiage notでした。
多分、ワインちゃんと日本酒ちゃんの飲み合わせが良くなかったんだと思います。どちらも醸造酒ですからね。じょーぞーはええぞー。うーん、ひらめきませんね。
ですので、ワインちゃんと日本酒ちゃんに「めっ☆」しておきますね。
あっ、でも、この子たちは悪くないんです。きっと反省しています。だから怒らないであげてください。

あと杏ちゃん、飴をかっぱらってごめんなさい。これは本当にごめんなさい。

高垣楓
6 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:28:58.10 wOuefSrw0
何書けばいいのこれ。さぼってごめんなさい。もうおもいつかない。あめなめたい。もうかえりたい。みずきさんとりんちゃんあとはよろしく。

双葉杏
7 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:29:25.25 wOuefSrw0
わかるわ

川島瑞樹
9 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:30:49.05 wOuefSrw0
どうしよう、何から謝ったらいいのか見当がつかない。
その……あれにしよう。奈緒の秘蔵のお守りの匂いを嗅いでヘラヘラしました。ごめんなさい。
アレの中身は言えないけど、とにかく女の子ならみんなワクワクするものが詰まってるんだ。それの匂い……嗅がないわけにはいかないじゃん。

千佳、よろしく。

渋谷凛
10 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:32:39.82 wOuefSrw0
しんやにはだかで出歩いてごめんなさい。
まほう少女がへんしんのとちゅうで てきにおそわれてへんしんできなくなっちゃった、という設定で遊んでいたら、ワクワクが止まらなくなりました。
はだかでいると、いつもと全然ちがって、すごい!ぞくぞくして、ワクワクして、なんでもできそうな気分になっちゃうんだ!
最初はすごく寒かったけど、だんだん体がカッカしてきて、服を着てなくてもぽっかぽかだったよ!ちひろさんもどう?

とちゅうで晴ちゃんとすれ違ったけど、バレてないかなぁ?
バレてたらバレてたで、こうふんするから、いいんだけど!

横山千佳
11 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:33:38.55 wOuefSrw0
今回はプロデューサーの金玉を蹴り上げてごめんなさい。あんなに痛がるとは思っていなかった。
なんでこうなったかと言うと、話の流れだった。
プロデューサーが「俺のボールは蹴らないでくれよー」とか言ってたから、フリだと思って軽く足で突っついてやろうかって思ったんだ。そしたら意外に勢いが乗っちゃって……
スコーンと入ったって訳。悪気はなかった。本当に申し訳ないと思ってる。マジで痛いんだな、アレ。ほんとごめん。

PS なあ、金玉って骨ないんだよな?蹴った時、なんだか硬かった気がしたんだけど……ガンとかじゃないよな?

結城晴
12 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:34:26.47 wOuefSrw0
ちひろ「……」

ちひろ「お前ら全員ヘルトレだこの野郎」

ちひろ「早苗さんは許します」

早苗「ほっ」

モバP「異論無い」

ちひろ「お前もだよ玉蹴りあげるぞ小学生相手に勃起しやがってこの野郎」

P「誤解だよちーちゃん、あれは疲れマラなんだ。僕はちーちゃんでないと勃起しないよ」

ちひろ「もう、Pくんったら♡」

晴「早苗さん、シメちゃっていいと思うっすよこれ」

早苗「オウケイ」




13 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:35:20.79 wOuefSrw0
自分が悪いことをしたかのような責め苦を感じ、何くそと思って書いたらこうなってしまった。
反省していません。反省文提出しません。感想文お待ちしています。
そして夜は自己嫌悪で忙しいそうです。反省文提出しません。
ネタでした。はい。雑。
かおるちゃん陰毛話が捗りません。つらい。
陰毛ってどうやったらはえてきましたか?
14 :◆t6XRmXGL7/QM 2017/12/20(水) 00:35:50.56 wOuefSrw0
参考楽曲

夜な夜な夜な/倉橋ヨエコ
http://youtu.be/FFFmTRdMItU

荒木比奈「二人で溺れる愛の営み」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 14:55:56.91 mf6XmjOkO
 毎日を過ごしている自分の家の部屋の中。ベッドに腰掛けるプロデューサーから優しく頭を撫でられながら、その足の付け根の辺りへ私は顔を沈めていた。

 お互いに下着姿でいる私とプロデューサー。その下着も捲り上げてずり下げて、二人揃って脱ぎかけのだらしない半裸姿。隠すべきところを隠せていない、本来の用途を無視して……むしろ劣情を煽る装飾品として使っているような状態。

 ベッド下の床へ胡座の形で座らせた身体を前へ大きく傾けて、プロデューサーの身体へ倒れ込むようにする。片方の腕はプロデューサーの太ももへ添わせて、逆側の腕は自分の股の辺りへ差し込んだ形。

 まだ乱れてまではいないけれど、少しずつ大きく荒くなり始めたプロデューサーの吐息。吸うのも吐くのも普段よりいくらか深く速い。興奮を隠さず伝えてくれるそんな吐息を頭の上に感じながら、私もだんだんと鼻息を荒くしてしまう。
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 14:57:30.84 mf6XmjOkO
「……プロデューサー。ちゃんと気持ちよくなってくれてまスか……?」


 ねと、と。少し粘ついた唾液の糸を作りながら、それまで沈めていた顔を後ろへ下げる。

 そしてプロデューサーへそう問うと、肯定の言葉と共に頬をそっと撫でられる。優しくて温かい大好きないつもの瞳、それをいつもとは違う熱に焼けた状態で向けられて。きっと必死に抑えてくれているのだろう興奮が、けれど隠しきれずに手の震えとして現れているのを感じて。昂ったプロデューサーの様子に自分も引っ張られ昂ってしまう。

 昂って、だからすぐに再開。間に架かった糸を舌で手繰って絡め取るようにしながら顔を前へ突き出して、一旦放していたそれをもう一度咥え込む。プロデューサーの性器。私を女にしてくれた、私にとって唯一の男性の象徴。

 ずる、ぢゅるる、と音を立て吸い上げながら深く深く受け入れる。喉奥まで届いた先端からはさらさらとした少し薄味の先走り。潤滑油としての役割を担ったそれは、けれどその役割を超えて私を刺激してくれる。空気に触れていないそのままの状態だからか濃厚に感じる匂い。直接身体へ流し込まれるそれのいかにも雄といった官能的な匂いが鼻を抜けて、お腹の奥が震えて疼く。

 まだほんの数分しか経っていない。行為を始めてからまだほんのそれだけ。でも、それでも私の口の中のそれはこれ以上ないくらいに膨れて張っていた。今にも煮えた精を吐き出してしまいそうな、達してしまいそうなほど。……そして、それを咥えた私も同じように達してしまいそうなほど濡れていた。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 14:59:34.62 mf6XmjOkO
 きっと理由も同じなんだと思う。二人して仕事のない今日という休みの日。朝に招き入れてから今この夕暮れ時までずっと一緒に過ごしてきた。仕事の話や趣味の話をして、漫画を読んだりゲームをしたり。そうしてずっと過ごしてきた。……過ごしながら、ずっと身体を昂らせていた。

 会話がふと途切れた瞬間。会話をしている途中にさえ。漫画もゲームも半ば意識の外へ放り出して。そうしてずっと。部屋の中へ二人になってからずっと思っていた。したい。早くしたい。セックスしたい。まるで盛った動物のようにずっとただそのことを。

 ずっと思っていて、でも私もプロデューサーもなかなかそれを切り出せなくて。きっと相手も同じ気持ちだってそれは分かっているのに、なのにお互い言い出せず、きっかけを探り続けながらすっかり時間を尽くしてしまった。

 でもそのおかげで今はこう。プロデューサーも私も、二人して今にも達してしまいそうなほど出来上がっている。ずっとずっと何時間もかけて前戯を繰り返していたようなもの、始まる前からもう蕩け溺れていた。


「比奈……」


 溢れてくる先走りを喉奥へ染み込ませるようにぐりぐり、と深く飲み込み押し付きながらいると頭の上から声。吐息混じりの、余裕のない声が降ってくる。

 頭を撫でてくれる手からも余裕が失せて限界が近いのが伝わってくる。口に含んだのはそのままで上を見ると目が合った。さっきまでよりも更に焼けた、潤む、そんな瞳。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:00:34.71 mf6XmjOkO
 言葉はなくても分かる。射精したい。そう目が言っていた。私の目もそう。射精してほしい。そう言っているのがきっとプロデューサーにも伝わってくれたはず。

 重なった視線を外して動きを激しく。それまでしていたような、ねっとりと舌を這わせて溶かすようにするのとは違う。唇をぎゅっと締めて、下品な音をうるさいくらいに響かせながら思いきり頬をへこませて吸い上げる激しい口淫。

 ずんずんと強く何度も喉奥を突かれて苦しくなる。口の中を余さずすべて占領されて息も辛い。激しく突き入れられるプロデューサーのそれに押し退けられて舌も唇をはみ出してしまう。

 荒い鼻息。垂れ流されるまま唇の端から溢れ出していく、どろっと泡立った大量の唾液。涙に潤みながらどうしようもなく熱に浮かされた瞳。そんなだらしない……プロデューサーにしか見せられない爛れた姿を晒しながら、射精を求めて奉仕する。

 苦しいのに気持ちいい。辛いのに満たされる。初めにした時はゲホゲホと咳き込みながら「漫画みたいにはいかないもんなんでスね……」なんて言って、もうすることは二度とないとさえ思っていたこれに今はもう幸せすら感じてしまう。

 きっと元々の素質もあったんだとは思う。それをプロデューサーに開花させられて、今ではこんなにえっちな女になってしまった。こんな行為で幸せを感じてしまうような、そんなふうにさせられた。

 それを思うと嬉しくなる。プロデューサーに染められた今の自分を思うと、プロデューサーのものになれた気がしてたまらなく。

 嬉しくなって、だから強く早く深くする。もう頭の上の手は動いてさえいない。喉奥から立ち昇って鼻を抜ける饐えた匂いも濃くなって、伝わる味も舌を痺れさせるくらいに強くなる。きっともう出てしまうんだろう。それを感じ取ってラストスパート。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:01:40.32 mf6XmjOkO
 プロデューサーの太ももへ添わせた手は固く握って。胡座をかいた足の間へ差し込んだ手は、もうすっかりびしょびしょになって濡れきったパンツの上へ。絶え間なく愛液を溢れさせてしまう自分のそこを、パンツ越しに擦って弄る。

 達したい。一緒に気持ちよくなりたい。プロデューサーの精液を受け止めながら私もイキたい。幸せと息苦しさにぼんやり霞む意識の中でそう願いながら、絶頂へ向けて駆け昇る。

 出して。射精して。飲ませてください。そんなふうに頭の中で叫びながら顔を振る。ぢゅぞぞぞ、と卑猥な音を響かせながら何度も何度も。


「……っ、ひな……!」


 切羽詰まったような声、と同時に衝撃。

 びゅく、びゅるる、と。まるで叩き付けるみたいな勢いの射精。

 多分無意識なんだろう、射精の瞬間プロデューサーが腰を突き上げる。奥へ奥へと差し込まれたそれを、けれど私はむしろ前に出て迎え入れた。

 う、おう”っ、と変な声を上げてしまいながら絶頂する。ぼんやりとしていた意識を手放してしまいそうになりながら、なのにはっきりしっかりとこれ以上ないくらい鮮明に快感を感じて。びく、びく、と震えながら達してしまう。

 喉奥を叩かれる。それさえ越えて、もう直接身体の中へと吐き出されるような深い射精。なんだか淫靡で背徳的で、身体のすべてをプロデューサーに汚され作り替えられているようで……頭の中にチカチカと火花が散るような、そんな感覚に落とされる。

 頭の上からプロデューサーの押し殺したような溜め息。まるで過呼吸にでもなってしまったみたいに鼻息を荒げながらそれを聞いて、満足してもらえたんだな、と満たされる。
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:02:26.06 mf6XmjOkO
「ん、ふっ……ふう……んふ、う……っ」


 ずるるる、と。大きな波を四度か五度繰り返したそれが抜けていく。

 ゆっくりとゆっくりと、深く突き刺さっていたそれが少しずつ抜けていくのを感じる。荒いまま整わない吐息。涙に滲む視界。ぼやけた意識。そんな状態で、でもその感覚はしっかりと鮮明に喉や口内のすべてで感じて受け取れる。

 私の中から抜けていくそれを吐き出してはしまわない。唇を一瞬緩めては締め付けて、そうして搾り取るようにしながら送り出す。

 身体の中へ深く濃く染み付いた匂いに胸が跳ねる。口の中を満たす独特の味に全身が痺れる。精液の、プロデューサーの匂いと味。……べつに良い匂いだとは思わない。味も美味しいとは思わない。なのに何故だか嫌いになれない。どころか愛おしさまで感じてしまうようなこれ。もっと欲しい。もっと欲しい。と何度も繰り返し求めてしまいそうになるような、そんなこれに染まってしまう。

 やがて離れる。最後にぐぽ、と音を立てながら、私の唾液とプロデューサーの精液に塗れてぬらぬら光るそれが私の元から離れていく。離れていってしまう。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:03:25.36 mf6XmjOkO
「……!」


 意識は朦朧としていて、だから考えてしたことじゃなかった。したくてしたこと。本能のまま、欲望のまま、自分が心の底から本当にしたいと願ったからしたこと。

 プロデューサーを押し倒した。


「……プロ、デューサー……私、もう駄目っス……」


 射精した直後のプロデューサーを押し倒すのは難しくない。男の人が全員そうなのかは分からないけれど、少なくともプロデューサーはそう。力の弱い私でも、簡単に押し倒して組み敷ける。

 口の中の粘つく精液と荒い吐息のせいでたどたどしい言葉遣いになりながら、立ち上がるのと同時に吸い切れない愛液をぽたぽた落としているパンツを脱いで、呆けた様子のプロデューサーをベッドの上へ押し倒す。

 仰向けになったプロデューサーの上へ膝立ちで跨がった。身体の下へ手を伸ばしてみれば、ついさっき射精したばかりなのに固いまま。大きく勃ち上がったそれに満足感を覚えつつゆっくりと腰を下ろして、まだ唾液と精液に塗れて汚れたままのそこへ濡れて熟れきった割れ目を宛がう。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:04:10.77 mf6XmjOkO
 するとプロデューサーの手が上に。唇が小さく「ひな」と動いて震える。

 それに一度停止。何を言いたいのか、何を考えているのかは分かる。きっとゴムのことなんだろう。避妊具。それを着けていない、ってそのことなんだろうとは。

 でも駄目。ぼんやりした意識のせいで上手く理性が働かない。今の私はしたいことに素直な状態。プロデューサーと繋がりたい。プロデューサーと気持ち良くなりたい。……プロデューサーの赤ちゃんが欲しい。そんな想いを止められない。


「ごめんなさい。……大好きでス」


 伸ばされた手を取って、それをプロデューサーの頭の上へ。ベッドへと押し付けて動かないように拘束する。

 そしてそのまま。心の躊躇もない。身体の抵抗もない。プロデューサーへの想いに出来上がっていた私はそのまま一気に腰を落とした。心と同じくプロデューサーに出来上がっていた身体は狭い膣を勢い良く入ってくるそれを少しの抵抗さえなく飲み込んで、奥の奥……一番大切な場所、さっきから疼いて疼いて仕方なかった赤ちゃんの部屋の入り口まで受け入れた。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:04:53.21 mf6XmjOkO
「……あ、っ……はっ……」


 膝立ちの体勢。だけど膝に体重はほとんどかけていない。自分の身体を支えているのはプロデューサーを押さえ付ける手が少し、それと残りはすべて繋がったその場所で。

 ばちゅん、ばちゅん。生々しい音が何度も響く。そしてその度、一つ突き上げられる度、重たい衝撃が子宮を襲う。

 自分の体重のほとんどが乗った衝撃。一切の躊躇なく何度も何度も繰り返し襲ってくるそれに意識が揺れる。

 奥へ奥へと挿入される度に全身の毛が立ち上がるほどゾクゾクとした快感が広がって、一番大事な一番良いところを突き上げられる度に意識を飛ばされそうになって、引き抜かれる度に膣内をカリ首で執拗に擦られ飛びそうになった意識を引き戻されて。それを何度も繰り返す。

 気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。

 涙も汗も、涎も愛液も何もかもが溢れていく。溢れていくまま止められない。身体を動かす度に汗が跳ねる。腰を打ち付ける度に水の音が増していく。溢れた涙と涎が垂れ落ちて、ぽたぽたプロデューサーの頬を汚す。

 そんな私をプロデューサーは受け入れてくれる。元々ほとんどなかった抵抗はまるでない。蕩けた瞳と表情で、むしろ私を求めてくれる。うわ言のように口から漏らす私の「好き」にプロデューサーも「好き」を返してくれる。私が腰を落とす度、プロデューサーは腰を突き上げてきてくれる。
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:05:47.92 mf6XmjOkO
「すき……すきっ……だい、すきぃ……!」


 子宮が下へ降りてきた。くぱ、とだらしなく口を開いた子宮の入り口が亀頭に吸い付いて精液を飲みたいとねだっているような、そんな感覚。

 漫画の中の世界とは違う。だからきっとそんなことにはなってない。それでもそんなふうに感じられてしまうような心地。漫画の中の世界ではないけれど、まるで漫画の中の登場人物が振る舞うように快感に喘ぎながら何度も何度も絶頂を繰り返す。


「比奈……比奈……!」


 プロデューサーの声。どろどろに蕩けた呂律の怪しい声が私の名前を呼ぶ。

 何度も重ねて迎えた絶頂の快感に溺れながら、それでもその声は受け取れた。はっきりと聞こえた。達しようとしているプロデューサーの声。もう出る。出したい。出すぞ。そんな声。

 それを聞いて腰の動きを速くする。一突きごとに壊れてしまいそうな快感で恍惚となりながら、感じすぎておかしくなってしまいそうになりながら、だけど構わず速くする。

 欲しい。射精してほしい。一番奥へ証を刻んで、私をプロデューサーのものにしてほしい。

 恥も外聞も何もない。全部全部、何もかもをそのまま晒す。思いきり締め付けて、夢中になって腰を振って、そうして淫らに射精をおねだりする。大好きな人へ、大好きな貴方との子供がほしいと想いを叫ぶ。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:06:39.64 mf6XmjOkO
「きて……! プロデューサーのっ、精液、ほしい……っ! あかちゃんっ、プロっ、デューサーの……ください……!」


 プロデューサーの身体がびくん、と固まる。これまでの中で一番深く、まるで全身を貫かれてしまったみたいに錯覚するほど思いきり突き上げられて、そしてそのまま子宮の中を犯される。

 お”、おう”っ、と獣のような声が漏れる。「比奈」と私の名前を呼ぶ声と共に吐き出されたプロデューサーの精液が、子宮の中へまで注がれる。

 身体の一番奥の奥。自分自身でも触れることのできない大切な女の場所を汚される。支配される。プロデューサーのものになる。

 快楽に溺れ恍惚となりすぎて、身体がどうしようもなく敏感になってしまう。呼吸の度、鼓動の度、そんなもの一つ一つの度に絶頂に昇ってしまう。

 どくんどくん、と熱く煮えた精液を注がれて頭の中が真っ白になる。元からぼやけていた思考や意識が、もう完全にプロデューサーとの快楽に塗り潰される。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:07:55.14 mf6XmjOkO
「ぷろでゅ、さー……」


 何度か脈打つのを繰り返して、子宮どころか膣内にさえ収まらないほど大量に吐き出して。私の中を満たし尽くしてからようやく止まる。

 精液は出し終えた。私の膣内で、だんだんと小さく萎えていく。絶頂を迎え射精を果たして、そうして私の中から出ていこうとするそれを……プロデューサーを、けれどもう一度捕まえる。

 放さない。放したくない。ずっとずっと、もっともっと、プロデューサーと繋がっていたい。

 力を込める感覚もふわふわとぼやけているけれど、それでも叶う限りの力を込める。小さくなっていくのを締め付けて放さずに、ぐちゅぐちゅと音を鳴らしながら擦り上げて続きをねだる。


「だぁ、め……おちんちん……もっと、欲しい……でスからぁ……」


 自分ではもう止められない。きっとまだ数時間……今日の夜までずっとずっと……もしかしたら明日の朝になるまで止まらないのかもしれない。

 気持ちいいのが終わらない。絶頂の震えが収まらない。プロデューサーへの愛しさが溢れてきて止まらない。

 好き。好き。好き。

 どうしようもなくどうにもならないほど、プロデューサーとの快楽に溺れてしまう。理性も倫理も何もかもが消えて失せて、愛欲に突き動かされるまま求めてしまう。


「す、きっ……プロデューサー……私、だいすきっ、でスからぁ……いっぱぁい、愛してまスから、ね……っ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2017/12/18(月) 15:09:58.14 mf6XmjOkO
以上になります。

速水奏「裸で重なる一時」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505306030/

以前に書いたものなど。よろしければどうぞ。

【モバマス】志希「いち」飛鳥「……にの」紗南「さん!」モバP「結成したぞ」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:48:57.47 Un5eghiF0
※このSSは公式アンケート、オリジナルユニットの項目にあった「いちにのさん(志希・飛鳥・紗南)」のSSとなっております。
  ゴロがいいし担当がいるので書いていきます。


飛鳥「…………」

紗南「…………あー」


志希「………………………早く、次」(TV画面だけを見ながら

P(どうしてこうなった……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513601337
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:49:52.49 Un5eghiF0
――ちょっと戻って

飛鳥「よろしく、歓迎するよ。紗南」

紗南「飛鳥ちゃん! なーんか二人のユニットに追加装備みたいな感じだったけど、よろしくね!」

志希「よーろしくー。紗南ちゃんとは……初めてだっけ?」

紗南「んー……たぶんそうかも!宜しくね志希さん!」

飛鳥「しかし安直というかわかりやすいというか……」

志希「いち!」

飛鳥「………にの」

紗南「さん!ってカンジ! わかりやすくていいよね! まぁアタシの枠って美優さんとかかなこちゃんとかいたけど」

志希「しきちゃん的には覚えやすいから異論なーし。属性もちょうどいいし」

飛鳥「前のユニット名もよかったから、てっきり受け継ぐものだと思っていたよ……」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:50:46.08 Un5eghiF0
紗南「Dimension-3だっけ? カッコいいよね! シューティングゲームでありそう!」

飛鳥「三次元、つまり現実を内包しファンを沸かせるアイドルユニット……というわけさ」

志希「そんな考えしてるかわからないけどねー」

紗南「でも二人でDimension-3だったんだよね? 多分1+2で」

飛鳥「そうだね。そうなると……紗南の3が足されて……第六次元か」

志希「六次元っていうと……エリア分けの世界だね。時間も何も全部ばらばらー」

紗南「なにそれ気になる! エリア分け? ってことは……属性分けみたいな!」

志希「ちょーっと違うかにゃー。紗南ちゃん的にいうなら……村人Aと村人B、……村人Z!って全人類を振り分けるカンジ?」

飛鳥「それぞれの個を分けている次元ということかな? ボクらもまた『個』がハッキリしていると言えるね」

志希「もうちょっと難しいんだけどにゃー。まぁしきちゃんも専門じゃないからしーらない!」

紗南「個、かぁ……確かにアタシ達個性バラバラかも?」

※正しいかは不明
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:51:32.49 Un5eghiF0
モバP(以下P)「まぁユニット名は「いちにのさん」だけどな?」

飛鳥「……そうだった」

紗南「アタシはこっちの方好きだけどね。シンプルで!」

志希「しきちゃんもさんせーい! で? どうしたのプロデューサー?」

P「ん? いや、ユニット結成ってことで集めたけど。当たり前だけどまだ仕事ねぇからよ。暇かなぁと」

志希「いい臭い……お菓子?」

P「まぁ、な。顔合わせってことで今日は適当に駄弁っててくれ」

飛鳥「そんなことでいいのかい? せっかく揃っているんだ。レッスンの一つでもやれそうなものだけど」

P「元々二人はユニット組んでたろうし、紗南は……周りに合わせるの慣れてるしなぁ」

紗南「あはは……」

飛鳥「ん? どういうことだい?」

紗南「アタシほら、固定のユニットとかないからねー。仲いい子はいるけど?」

志希「紗南ちゃんは流離う自由人というワケだ! 一緒にどっかいく?」

モバP「今日は別にいいぞ、失踪しても」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:52:53.30 Un5eghiF0
志希「ホントー? ならどっかいっちゃおーかなー?」

飛鳥「いや、止めてくれよ? 明日のレッスンまでに戻ってこないだろう、キミは」

紗南「志希さんの失踪かぁ……重大な秘密を知っちゃったの?」

志希「それはねー? スタドリの成」

P「おいこらやめろ! 洒落にならん!」

飛鳥「事務所の深淵に触るのはマズい……志希、忘れるんだ。早く!」

志希「でもなー、志希ちゃんギフテッドだし? 忘れられなーい!」

紗南「セーブデータの削除かー……いやいや、ここは上書きで!」

飛鳥「何か手はあるのかい?」

紗南「んーとね、ほら私のステージで申し訳ないけど、ゲーム! やろうよ!」

志希「ゲームかー、しきちゃんあんまりやったことないにゃー」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:55:41.44 Un5eghiF0
紗南「ならちょうどいいよ! 飛鳥ちゃんって結構ゲームできる口だよね?」

飛鳥「まぁ一般的なレベルでね。ゲームの世界はボクのセカイを広めるものも多いし」

志希「確かにこの辺のパッケージは飛鳥ちゃん好きそうカモー」

飛鳥「うっ……確かにそれはだいぶやりこんだシリーズだね……」

紗南「ホント!? これって結構難しいやつなのに! ……じゃーこれは?」

飛鳥「それは……あぁできる。さすがに大会ではすぐ負けてしまったけどね」

紗南「まさかの大会勢! 勝負しよう! アタシこれ結構いけるんだよね!」

志希「えー、志希ちゃんおいてけぼりー? さーびーしーいー」

紗南「う。つ、つい対戦相手見つけてヒートアップしちゃった。ごめんね、志希さん」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 21:56:29.28 Un5eghiF0
飛鳥「まぁゲームをするという選択肢は悪くない。事務所でやるゲーム、なんて中々に非日常だ」

紗南「え? アタシいつもやってるよ? 事務所のテレビにゲーム機つないだりしてるし!」

志希「紗南ちゃんも割と自由人だよねー。事務所のテレビはダメじゃない?」

P「別にいいんじゃねーかな。俺もやるし」

飛鳥「仕事……しないのかい?」

P「たまにちひろさんも普通に混じってるからセーフ」

飛鳥「この事務所大丈夫なんだろうか……」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:03:12.30 Un5eghiF0
志希「んー、あれだっけ? パーティゲーム? やってみたいカモ?」

紗南「そっか、そういえばLiPPSのみんなに貸したことあったっけ!」

飛鳥「紗南、キミはゲームをどれだけ持ち歩いてるんだい?」

紗南「え? 事務所にある程度のジャンルは網羅してるよ? ほら、みんなでやりたいし!」

志希「この前、美嘉ちゃんが借りてきたーって持ってきてさー。……ゲーム機」

飛鳥「ゲーム機ごと貸したのかい?」

紗南「もちろん! パーティゲームって据置機が多いし?」

P「ちひろさんパワーで事務所である程度管理してるしなぁ」

志希「にゃははー、地味ーに感染させてるんだねーゲーム病!」

飛鳥「まぁゲームにハマるという意味では病気に相違ないとは思うけどね……」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:04:05.22 Un5eghiF0
志希「デリシャス〜」モグモグ

飛鳥「志希。両手に持ってお菓子を食べるのは行儀が悪くないかい?」

志希「えー、これって一緒に食べると美味しいんだよー? ほーら、試してみなー?」

飛鳥「食べ合わせ、というやつかな? 持ってるのを突き付けないでくれないか。自分で自分の分は取るから」

紗南「志希さんの場合、化学反応とかって浮かんじゃうなぁ。 ほら、おいしさのー」(ゲームの配線中

志希「宝石箱やー!」

飛鳥「……そこは化学反応じゃないのかい? あ、ホントだ。美味しい」

志希「でしょー? 志希ちゃんオリジナル! メーカー違うから自分で買わないとできないんだよねー」

P「だから買ってきた。 ほれ、崇めろ志希」(ドヤァ

志希「さっすがプロデューサー! いえーい、ハグー! ハスハスー!」

紗南「おぉ、大胆。イベントCGっぽい!……って」

飛鳥「……志希、離れるんだ。 位置がまずい」

志希「一(之瀬)が悪いー?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:04:56.85 Un5eghiF0
飛鳥「ほ、ほら、Pは立っているから……座っている志希が抱きつくとその……」

志希「えー? 志希ちゃんわかんなーい」(ニヤニヤ

飛鳥「腰というか……その……」

紗南「エロゲーの」

P「おいこら14歳。お前やってねぇよな? エロゲーやってねぇよな!?」

紗南「し、してないよ! さすがにしてないよ! 比奈さんとかに怒られるし!」

志希「で? 飛鳥ちゃんはその『エロゲー』みたいのが浮かんだのかにゃー?」

飛鳥「……あぁ、あぁ浮かんだとも! そ、それが何が悪いというんだい?」

志希「別にー? 飛鳥ちゃん思春期だし? リビドー抑えるのは無理だし? ハスハスー」

紗南「で、でもそこでハスハスはやっぱよくないんじゃないかな? ほら、Pさんクビになりそう」

志希「えっ、むー。プロデューサーがいなくなるのは嫌だなー不便だし」

P「物かよ俺は。まぁ、いい加減離れとけよ。俺そろそろ仕事に戻るから」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:05:58.42 Un5eghiF0
紗南「えー!? Pさんいなくなるの!? パーティゲームっていえば4人対戦でしょ?」

P「しゃーねーだろ。ちひろさんのオーラが漏れてきてるんだよ。圧力すごいわ」

飛鳥「言い知れぬ圧力、か、さすがはちひろさんだ」

P「いやあれは自分が混ざりたいって感じのオーラだ」

紗南「オーラつながって?」

志希「まるでにーじーのネックレス〜」

3人「「「まばゆいきずーなー!」」」

P「ノリいいなぁお前ら」

紗南「へへっ……つい?」

飛鳥「……何故だろうね、合わせた方がいい気がしたのさ」

志希「ユニットの結束確認できちゃったかにゃー?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:07:20.53 Un5eghiF0
志希「むぅ……行っちゃったかー」

紗南「残念だけど……3人でやろっかー」

飛鳥「何、あの二人のことだ、さっさと終わらせてこっちにくるんじゃないか? それまで楽しんでればいいさ」

志希「そうだねー。よっし紗南ちゃん。ゲームスタートだー!」

紗南「まっかせてー! ゲームスタート!」

飛鳥「ふふっ、久しぶりの実戦だ……腕が鳴るね」






飛鳥「というわけなのさ」

P「全くわかんねぇけど!?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:22:39.67 Un5eghiF0
志希「いいから、次。負けないから」

P「ガチトーンじゃん。マジじゃん。スゲージャン」

紗南「なんだかんだで負けず嫌いなのかな……?」

P「いや、お前ら手加減してやれよ……」

紗南「飛鳥ちゃんが予想以上に強いから白熱しちゃって……」

飛鳥「紗南がここまでやるとは思わなくてね……力を解放してしまったのさ」

志希「二人は悪くないよー。次は勝てるから」

紗南「いやー、ここまで本気でハマってくれると嬉しいよね!」

飛鳥「現実逃避はよくないと思うよ紗南」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:24:00.22 Un5eghiF0
P「安心しろ志希。次からは俺も参戦する」

志希「…………え? プロデューサーが? 上手いの?」

紗南「そりゃ上手いよ。アタシ、Pさんに負けたからスカウトされたんだし!」※デレステ基準

飛鳥「そうなのかい? ふふっこれは白熱しそうだ」

紗南「4人になれば協力プレイも熱いからね! 2vs2とかもできるよ!」

P「ま、せっかくだし、最初は……じゃんけんか?」

志希「いやー。それならプロデューサーと組みたいにゃー? ほら、二人は同い年だし?」

飛鳥「……確かに。まぁ紗南と組むのは初めてだし。ユニットの予行演習にいいだろうね」

紗南「了解! 中二パワー、見せつけよう! 飛鳥ちゃん!」

飛鳥「いや、それは語感的にちょっと……遠慮したいかな」

志希「と、いうことでよろしくね? プロデューサー?」

P「よろしくな。二人であのゲーマーっぽい二人で倒すぞ」

飛鳥「ボクは別にゲーマーじゃ……」

P「紗南とまともに勝負できてる時点でゲーマーもゲーマーだってーの」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:25:19.28 Un5eghiF0
志希「んじゃあードーン!」

P「あぁ膝に乗るな志希。お前は隣。紗南、飛鳥。お前らも適当に座っとけ」

志希「やだー! ノリ悪いー!」

紗南「…………あれ?」

飛鳥「…………(あちゃーという顔」

P「ん? どうした紗南? 飛鳥も、なんだよその顔」

紗南「なんか距離近いんだなーって。親愛度じゃなくて好感度?」

志希「気にしない気にしない! ほら、続き。今度は負けないからねー」

飛鳥「紗南、気にしないことだ。ほら、彼女はCuだからね」

紗南「そっか、Cuだったね志希ちゃん」

P「その納得の仕方はあんまりじゃないか?」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:29:04.20 Un5eghiF0
ということでゲームは続き。

紗南「うっわ! 志希ちゃん上手い!?」

志希「にゃははー! このゲーム、覚えたよ! これをこうすれば有利になれるわけねー?」

飛鳥「さすがの理解力だね……だけどそれはまだ『入口』に到達したに過ぎないのさ……」

P「いいぞー志希。そのままぶっとばせー。俺はポイントを稼ぐ」

志希「ふふふー、自由に動いていいならしきにゃんの独壇場なのだー!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:30:43.40 Un5eghiF0
志希「ここもしかして……こう?」

紗南「ちょっ!? 何さらっと壁抜けやってんの!?」

志希「なんかできそうだなーって」

P「あー、確かにできそうだわこれ。ナイスだ志希」ナデナデ

志希「ふふふー、天才志希ちゃんに不可能はないからねー?」

飛鳥「これは……まずいね。紗南、リミッターを外そう」

紗南「そうだね、個人プレーじゃ勝てないかも! 超協力プレーで倒しにいくよ!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:31:19.50 Un5eghiF0
紗南「よっし勝利! あっぶなかったー!」

飛鳥「まさか辛勝とはね……つい熱くなってしまったよ」

P「お前ら協力プレーというかガチで俺を囲みに来てんじゃねーよ! もはやリンチだろ!」

志希「しきちゃんちょっとさびしかったかなー」

紗南「大丈夫だよ! 次はアタシと組もう志希さん! 協力プレーだよ!」

志希「えー? 紗南ちゃんに志希ちゃんを捕まえられるかにゃー?」

P「紗南は森久保捕まえるくらいのことはできるぞー?」

飛鳥「なるほど……手馴れているんだね。……ありがたいな(ボソッ」

志希「飛鳥ちゃーん? なんかホッとしてない?」

紗南「ま、志希ちゃんが失踪しようとしてもゲームの世界なら逃がさないよ!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:32:18.84 Un5eghiF0
飛鳥「ちひろさん……強いんだね?」

ちひろ「ボードゲームは得意なんですよ」

紗南「うあー! ちひろさん独走じゃん! 出ろ―! 銀二でろー!」

飛鳥「紗南、運命というものは自分の手で切り開くものだろ?」

志希「ロボット工場なんてあったかにゃー? ……あった気がする」

飛鳥「あったのかい!? 志希それはどの辺に」

志希「話してもいいけどー、飛鳥ちゃん色んなインボーに巻き込まれちゃうよ?」

紗南「ロボティクスだったりゲートだったり?」

飛鳥「ふふ、それは望むところだね……手が届くところに非日常があるのなら、ボクは手を伸ばすさ」

ちひろ「アイドル業に影響出そうなので却下でーす。 行きたいなら私に勝ってくださいね?」

飛鳥「なるほど、これが先へ進む試練だというのなら……乗ってやろうじゃないか。……銀二出ろ」

紗南「そこ自分の手で切り開くんじゃないんだ……」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:33:57.23 Un5eghiF0
志希「ゲームも悪くないねー。ま、せっかくのユニットだし? またやろっか?」

紗南「うん、うん! やっぱゲームは楽しいよね!今度はもっといいやつ持ってくるからさ!」

飛鳥「対戦ゲームも悪くないけれど、せっかくのユニットだ。今度はレッスンになりそうかな」

志希「真面目な意見はノー! 飛鳥ちゃん、ここは次の遊びを考えないと空気読めないちゃんだよー?」

飛鳥「うっ……。ならもう少し親交を深めるべきかもしれないね。互いを共感できるように」

志希「ならー。今度しきちゃんのラボに遊びに来る? ケミカルな体験、させてあ、げ、る!」

紗南「ホント!? 志希さんのラボ、気になってたんだよね! ほら、錬金術師みたいな!」

飛鳥「体に悪い薬とかないだろうね?」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:34:56.80 Un5eghiF0
志希「悪い薬なんてないない! ほら、志希ちゃん、こんな健康ボディーだし?」(バイーン

飛鳥「……確かにそうだね」(チミーン

紗南「あはは、アタシはあんまり気にしてないけど」(ペターン

志希「何ー? 成長促進剤とかほしい? アポトキ的な?」

紗南「それって縮む方じゃない?」

志希「にゃははーしきちゃんなら逆も作れるかもよ?」

飛鳥「……作れるのかい?」

紗南「ガチトーンやめよ? ほら、飛鳥ちゃんの見た目にも需要ってあるし!」

志希「そーそー。急に変わったらアイドルできないでしょ?」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:39:57.23 Un5eghiF0
飛鳥「まぁ、せっかくユニットを組んだんだ。暫くはこの姿のままでいるとするかな」

紗南「飛鳥ちゃん変身主人公みたいなこと言ってる……」

志希「そうなると私は変身アイテム作る博士かにゃー?」

飛鳥「なら紗南は……なんだろう? 今度光に相談してみようか」

紗南「えー! そこは二人でカスタマイズしてよ! せっかく纏まりそうだったのに!」

志希「んーそっかー。じゃあ保留、かな? ほら、ユニットとして活動したら見えてくるかもだし?」

飛鳥「確かに、ここで適当に決めた役割よりは、いい回答が出そうだ」

紗南「そっか、なら楽しみにしてるよ! じゃ、明日からも頑張っていこう!」



P「まぁ何の仕事も持ってきてねぇけどな?」

飛鳥「そこは仕事を持ってくると意気込んでほしかったかな……」

おわり。
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 22:43:46.83 Un5eghiF0
というわけで公式アンケートからのネタでした。
飛鳥くんがゲームが上手いってのは完全に中の人補正です。
組み合わせとしては面白いはずなんですが、飛鳥くんも志希ちゃんも口調も話しそうなことも難しい……
紗南ちゃんもゲームパロ使おうとすると難しいんですけどね。使ってないけども。

スパロボコラボ、最高でした。ソウルゲインのプラモ買おうかと思ったくらいでした。
依頼出してきます。

佐城雪美「てじな~にゃ」

1 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:22:31.55 7xLXEHGNO
菜々「ナナはどうしてここに連れてこられたのでしょうか?」

モバP「ん? たまたまそこにいたからかな」

菜々「雑すぎません!?」

モバP「冗談冗談」

モバP「本当はスケジュールに空きがあったのが菜々だったから連れてきたわけだよ」

菜々「ナナが連れてこられた理由はわかりました」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513516951
2 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:23:54.05 7xLXEHGNO
菜々「ですが、何のために連れてこられたがわからないんですけど」

モバP「そういえば言ってなかったな」

モバP「今から雪美のかくし芸を見てもらおうと思ってな」

菜々「雪美ちゃんのかくし芸ですか?」

モバP「あぁ、新年会で披露するやつなんだけど、その前に一度見てもらいたいらしいんだよ」

モバP「その内容も手品らしいし、それだったら俺一人より誰かいた方がいいだろ?」
3 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:24:46.59 7xLXEHGNO
菜々「そういうことだったんですね」

菜々「で、雪美ちゃんはどこにいるんですか? 姿が見えないんですけど」

モバP「ちょっと準備してるらしい」

モバP「まぁ準備ができたら教えてくれるらしいし、気長に待とうか」

…………

……
4 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:25:43.43 7xLXEHGNO
雪美「P……準備できた……」ヒョコ

雪美「あれ……? 菜々もいるの……」

菜々「プロデューサーさんに連れてこられちゃいました」

モバP「一人に見てもらうより練習になると思ったんだけど、ダメだったか?」

雪美「ううん……大丈夫……」

菜々「ありがとうございます」
5 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:26:43.04 7xLXEHGNO
モバP「さっそく始めてもらってもいいか?」

雪美「うん……じゃあ……はじめる……」

菜々「どんな手品が始まるんでしょうか」ドキドキ

雪美「ここに4枚の7のトランプがあります……」

雪美「菜々に1枚選んでもらって……そのカードを私が当てる……」

菜々「雪美ちゃん、そんなことができるんですか!?」
6 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:28:02.12 7xLXEHGNO
雪美「うん……。じゃあ……菜々……この4枚のトランプをシャッフルして……」スッ

菜々「わかりました」シャッシャッシャ

菜々「これで大丈夫ですか?」

雪美「ありがとう……次はこの4枚のトランプ中から……1枚引いて見て……」

菜々「じゃあ……このカードにしますね」(ハートの7)

雪美「そのトランプ……Pと一緒に見て……」
7 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:28:35.68 7xLXEHGNO
菜々「(プロデューサーさん、このカードですよ)」

モバP「(ふむ……)」

菜々「プロデューサーさん、覚えました?」

モバP「あぁ」

雪美「じゃあ……この束に戻して……」

菜々「ここに入れますね」
8 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:29:24.00 7xLXEHGNO
雪美「また……シャッフルして……」

菜々「次はプロデューサーさんがシャッフルしてください」

モバP「オッケー」シャシャシャシャ

菜々「すごい早いですね」

モバP「よくレナさんとトランプで遊んでるからなー」シャシャシャシャ

モバP「これぐらいでいいか?」
9 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:30:10.21 7xLXEHGNO
雪美「うん……」

雪美「じゃあ……全部表にする……」

雪美「菜々の選んだカードは……このハートの7……」

菜々「!!」

雪美「当たってる……?」

菜々「雪美ちゃん、すごいですね! 大当たりです!」
10 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:31:01.71 7xLXEHGNO
雪美「P……すごい……?」

モバP「あぁ、すごいぞ!」ワシャワシャ

雪美「ふふふ……あっ……」

菜々「どうしたんですか?」

雪美「あれ……やり忘れてた……」

2人「あれ?」
11 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:31:44.92 7xLXEHGNO
雪美「てじな〜にゃ」

菜々「あ〜懐かしいですね!」

雪美「菜々……知ってるの……?」

菜々「はい、もちろんです! 菜々も昔よくやりましたよ〜」

雪美「そうなんだ……」

菜々「山上兄弟も今じゃ大きくなって……」シミジミ
12 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:32:22.40 7xLXEHGNO
モバP「そうだよなぁ……昔は雪美ぐらいだったもんな」

菜々「そうなんですよね……可愛かったなぁ」

モバP「10年以上経つと見た目も変わるもんなぁ……だよな、菜々」

菜々「」

菜々「ナ、ナナはお父さんが録画してた番組を観たから知ってるんです!」

モバP「そっかそっか」
13 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:32:53.40 7xLXEHGNO
菜々「ホントですよ! ホントなんです!」

雪美「……?」

菜々「そ、それよりも雪美ちゃん、他の手品はありますか?」

雪美「できるのは……まだこれだけ……」

菜々「そうなんですか……」

菜々「じゃあ、菜々と一緒に他の手品練習しましょう!」
14 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:33:51.88 7xLXEHGNO
雪美「うん……わかった……」

菜々「雪美ちゃんはしたい手品ありますか?」

雪美「じゃあ……菜々と一緒に……やってみたい……」

菜々「ナナと一緒にですか?」

雪美「うん……」

菜々「じゃあ一緒にできそうな手品を探しましょうか」
15 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:34:53.75 7xLXEHGNO
菜々「プロデューサーさん、今日の雪美ちゃんのスケジュールどうなってますか?」

菜々「今から雪美ちゃんと新しい手品探したり、練習したいんですけど」

モバP「雪美のスケジュールなら…………空いてるぞ」

菜々「そうなんですか? 後は場所なんですけど……」

モバP「場所ならこの部屋使ってもいいぞ」

菜々「ありがとうございます!」

菜々「雪美ちゃん、一緒に練習しましょうか♪」

雪美「おー……」

-おわり-
17 :◆NtxTVv4ssokL 2017/12/17(日) 22:39:11.33 7xLXEHGNO
以上で終わりになります。
菜々さんと雪美ちゃんの手品はまたの機会に

【モバマス】亜季「ヤマモトオプションであります」

1 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:49:16.31 CQ5eqabDO
ガチャ

亜季「1250、大和亜季、ただいま任務より帰還しました」

ちひろ「お帰りなさい、亜季ちゃん。あ、プロデューサーさんが隣の多目的ルームで待ってますよ」

亜季「了解であります。ではっ」ワクワク

バタン

ちひろ「亜季ちゃんも女の子ですからね。やっぱり誕生日は嬉しいのかしら……ふふっ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513482556
2 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:51:04.82 CQ5eqabDO
一日遅れの大和亜季誕生日SSです

美穂?育?……おめーとー



やまなしいみなしおちなし、かつ短いです

こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
3 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:52:27.86 CQ5eqabDO
ガチャ

亜季「大和亜季ただいま帰k」

バパーン

モバP(以下P。今回は亜季P)「誕生日おめでとう!」クラッカーカタテ

亜季「あ、ありがとうございます!」

P「本当は昨日無理してでも駆け付けてやればよかったんだが……」

亜季「いえいえ、プロデューサーは指揮に専念していただかないと、我々アイドルは動けませんので」

P「すまんな。あと、今日は日曜日なんで、今はみんな営業中で俺一人だけだ。まぁ、ケーキと料理だけは豪華だから期待してもいいぞ」

亜季「ははっ、では○○みたいなMREと迷彩ドーランのイカツイ野郎を希望します」

P「アイドルは命令とあれば地獄でも行く。そう言ってたのは亜季だったな」

亜季「はいっ、そして教えてあげます。ここが地獄であります」

P「BOO!!!」

P、亜季「はっはっはっはっ!」

P「元気があってよろしい。だが、チッヒの前ではやるなよ。あれは課金しか興味がない銭ゲバだからな」

(ネタがわからん人ごめんなさい。わかった人はアシスタントさんにBB弾を撃ちこもう)
4 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:53:11.04 CQ5eqabDO
隣の部屋

ちひろ「くしゅん、くしゅん!」

「風邪かしら?急に寒くなったし……それとも智絵里ちゃんが噂しているのかな?」

智絵里(違うよー)

ちひろ「じゃあ、誰なんでしょう?」
5 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:54:26.26 CQ5eqabDO
P「それはさておき、俺からのプレゼントだ」

亜季「おや、こないだの月一の合同誕生会でも貰ったのに、また貰えるのでありますか?申し訳ありません」

P「あの時は『護衛艦「くらま」アユマリン707R Mission:02仕様』のプラモだったからな。まぁ、よかったら」

ドサッ

亜季「おおっ、フランスの戦闘糧食ラシオンでありますな」ヨダレタラー

P「それと……これを」
6 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 12:55:43.26 CQ5eqabDO
つ【小さな小箱】

亜季「……これは……もしや、給料三ヶ月というやつですか?」ドキドキ

P「あくまで、今お前が受け取ってくれるなら、明日にも役所に行ってくる。だが、トップアイドルになるまで受け付けないなら」

「……海にでも投げてくれ」



亜季「……そんな……卑怯であります……人質作戦だなんて」グスッ

P「すまん。だが、改めて言わせてもらおう」
7 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 13:21:38.24 CQ5eqabDO


「俺と結婚してください」



















「……はいっ」
8 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 13:51:49.36 CQ5eqabDO
…………
……
十何年後



唯「で、そのあとP季ちゃんのご両親は結婚したんですか」

P季「んまぁ……あとは聞いても二人でラブラブだからなぁ」

唯「幸せそうでよかったね」

P季「おかけでこっちはグレる寸前さぁ……拓海姐さんや巴姐さんには感謝してもしきれない」

唯「ふふっ」

P季「お前さんだって、千枝姐さんに智絵里姐さんや唯姐さんからいろいろしてもらったくせに!」

唯「えへへー」

ガチャ

ありす「ほらっ、二人ともレッスンの時間よ」

二人「はーい」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー
9 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 13:52:46.88 CQ5eqabDO
以上であります

いつのまに恋仲になっていたのかは、愚問というやつですよ
10 :◆Vysj.4B9aySt 2017/12/17(日) 13:55:00.24 CQ5eqabDO
ちなみにタイトルのヤマモトオプションとは、1943年4月18日の海軍甲事件みたいに、敵の大将の首を狙いうちして戦況を有利にするという戦術です

日野茜が増えた日

1 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:54:59.79 ys9CptwL0

姫川友紀「…行くよ、茜ちゃん」


日野茜「いつでも来て下さい、友紀さん!」


若林智香「……ッ」ゴクリ


友紀「これが!あたしの生み出した、最強の魔球!」グワッ

茜「っ!…来るっ!!」

智香「すごい…!友紀さんの振りかぶった右腕が、光って…っ!」



※アイドルの腕は光りません



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500990899
2 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:55:56.05 ys9CptwL0

友紀「大・アイドルボール、32号!っっっだーーーッ!!」ギュルルル


茜「…なんのっ!打ち返して、みせます!!」グオオオ


智香「くぅっ…!?茜ちゃんのバットからも、火が…!」



※バットは火を噴きません



友紀「うおおおおおぉ」ゴゴゴゴ


3 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:56:49.39 ys9CptwL0


友紀「おりゃっ」スポーン



茜「あっ」

智香「…あ」

友紀「あー…」



ヒュルルル…




ボチャン


4 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:57:20.56 ys9CptwL0

友紀「やっちゃった…」

智香「…見事な池ポチャ」

茜「ホールイン・ワン!ですね…」



――


5 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:57:49.65 ys9CptwL0

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493458457/

これの続き  じゃないです

6 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:58:52.77 ys9CptwL0
【公園】


友紀「…いやぁ、追い込んだと思ったんだけどなー…」

智香「ものすごいすっぽ抜け方しましたね」

友紀「おっかしいなぁ…昨日は上手くいったのに」

茜「なんと!昨日完成した魔球だったんですかっ!!?」

友紀「そりゃーもう、できたてエボレボ滑り込みセーフだよっ」

智香「ジェネレーションはどこへ…?」


友紀「本当なら、ぎゅらりゅるぅぅ!…って曲がる、スーパー変化球だったんだけど」

茜「じゅらるー…ですか!?」

友紀「違う違う!ぎゅらりゅるぅぅぅ!って」

智香「ぎゅらりゅる?」

7 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:59:22.39 ys9CptwL0

友紀「良いところだったのに、ごめんね茜ちゃん」

茜「いえいえっ!熱い勝負でした!!」

智香「茜ちゃん、20球ぐらい粘ってたもんね」

友紀「うん、そのぐらい。あんなに粘られるとは、思ってなかったよ…」

茜「勝負はお預けですね!今度は、仕留めてみせます!!」

友紀「負けないからねっ!」
8 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 22:59:55.59 ys9CptwL0

友紀「智香ちゃんも、キャッチングの上に実況までこなすなんて…超ファインプレーだったよ!」

智香「本当ですか?ありがとうございますっ♪」

茜「すぐ後ろから聞こえる、臨場感に溢れた実況…素晴らしかったですっ!」

智香「こういう時、解説役がいないと締まりませんからねっ!」

友紀「うんうん、良い仕事してたな〜」

茜「友紀さんの右腕、本当に光ってるみたいでした!!」



※光りません


9 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:01:04.33 ys9CptwL0
友紀「でも…キャッチャーマスク付けっぱなしで、大変じゃなかった?」

智香「大丈夫ですよ?平気です!」


智香「それに、『例え遊びでも、安全の為に付けなきゃ駄目だ』って、プロデューサーさんに言われたので☆」

友紀「ほへー、マジメ…」

智香「『ファウルチップが目にでも当たってみろ、超痛いんだぞ』って」

茜「なるほど!」

智香「『俺は眼鏡が割れてちょっと腫れた程度で済んだけど…女の子なんだから、気を付けるに越したことはない』って言われました!」

茜「実感が伴っていますねっ!」

友紀「痛そー」



※実話です 外で遊ぶ時は気を付けましょう


10 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:01:37.30 ys9CptwL0

友紀「…さて。こうやって話してる間にも」

智香「噴水に落ちたボール、ですね」

友紀「さっきからこうして、バットで引き寄せてみてる訳だけど…」バシャバシャ

茜「けっこう大きい沼ですからね…」

智香「…噴水だよ?茜ちゃん」

友紀「ふんっ!……ふんぬーっ!」


友紀「…うー」

茜「取れませんね…」

智香「あとちょっとなんですけど…」

11 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:02:07.21 ys9CptwL0
友紀「こんなところで、あのボールを失う訳にはいかないんだ…!」

茜「いっそ、ダムの中に入った方が早いのでは…?」

友紀「茜ちゃん、ダムじゃないから。噴水だからこれ」


智香「…アタシにやらせてもらえませんか?」

友紀「と、智香ちゃん?気を付けてね?」

12 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:02:33.36 ys9CptwL0

智香「こう、バットの頭の方を握って…」ススス

智香「優しーく、撫でるようにして…」コツン

友紀「…撫でる?水面をだよね?」

茜「おぉっ!玉に触れました!」

友紀「玉って」

智香「後はゆっくり…手を引いて…」スルリ

茜「あぁっ惜しい!ズルッとズレてしまったーっ!」

智香「もう一回…ふっ……んしょっ……!」

茜「ファイトです!智香ちゃん!」
13 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:03:00.70 ys9CptwL0

友紀「…ねぇ。さっきからその実況、大丈夫なの?」

茜「はて?何がでしょうか」

友紀「何っていうか…ナニっていうか…」

茜「あぁ、それなら大丈夫です!普段の友紀さんの方が、よっぽど無自覚に振り撒いてますからっ!」

友紀「無自覚ってどういうこと!?何を振り撒いてるって!?」

智香「もう、少し……!」
14 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:03:39.36 ys9CptwL0


ツルッ


智香「きゃ…」

友紀「えっ」

茜「わっ」



ドボーン!



茜「うわーーっ!落ちたー!?」

友紀「あっちゃー…」

茜「智香ちゃんまで池ポチャです!」

友紀「智香ちゃーん、大丈夫?」

15 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:04:06.48 ys9CptwL0


ポコポコ…



茜「…」

友紀「…」


茜「むむ?」

友紀「…あれ?と、智香ちゃん…?」




シーン……

16 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:04:41.32 ys9CptwL0

友紀「ちょっ…」

茜「大変です!智香ちゃんが!」

友紀「上がってこない…!嘘でしょ!?」



茜「もしやこの川…深いっ!?」

友紀「いや、川じゃないから」

茜「ならば、海でしょうか!?ぎゅらりゅるぅだけに!」

友紀「さっきから何言ってんの茜ちゃん!?これ噴水だから!」
17 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:05:08.86 ys9CptwL0

友紀「そんなこと言ってる場合じゃないよコレ!」

茜「ハッ!そうでした!智香ちゃん!」

友紀「智香ちゃーーん!!」

茜「今、助けに…!」



ピカーッ


友紀「…えっ?」

茜「池の水が、光った……?!」

友紀「だから池じゃなくて…って、そんなこと今は……!」

18 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:05:34.92 ys9CptwL0


ザバーーーーーー



茜「うわーー!」

友紀「何か出てきたーーっ?!」
19 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:06:04.02 ys9CptwL0


「ふぅ、やっと出てこれた」


茜「…へ?」

友紀「……んん?」

「こんな噴水に物を落とす人なんて、なかなかいなくってさ」

茜「…」

友紀「…えーっと」

「さて。出てきて早速だけど、私の役目を…」

20 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:06:52.52 ys9CptwL0
友紀「泉ちゃん?」

「?」

茜「大石泉ちゃん…ですよね?ニューウェーブの!」

「いや、違うけど」

友紀「いやいや、どう見ても泉ちゃんでしょ」

「どこが、どう似てるっていうの?」

友紀「どこが…って。見た目がもうそっくり、というか…」

「そんな不明瞭な記述で、私の外見を表現されても困るよ。これは文章なんだから」


茜「親切なまとめサイトさんなら、この辺に画像を貼ってくれてるハズですので!」

「随分人任せなんだね」

茜「面目ないっ!」

21 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:07:22.54 ys9CptwL0

友紀「でも、それくらいそっくりだよ?」

「他人の空似じゃないかな」

茜「なんと!そっくりメンバーですかっ!」

「それ多分ドッペルゲンガー…って、これもうやったでしょ?ネタの引出し少ないってバレちゃうよ」

茜「…そうですね!すみません!」

「いや、謝られても」

友紀「…泉ちゃんじゃないなら、君は…?」


「私は、この噴水の女神だよ」


22 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:08:04.47 ys9CptwL0
茜「メガミ?」

女神「そう。女神」


友紀「…勝利の?」

女神「勝利は司ってないけど」

茜「私、ファンの方々からよく頂いています!」

女神「それは手紙」


友紀「…夏だ!」

茜「マジ来い!」

茜・友紀「「ドンバッシャーン!!」」

女神「それは毛ガニ…じゃない、サマカニか」

23 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:08:35.28 ys9CptwL0
女神「そうだな…木こりの泉って、聞いたことない?」

茜「ありませんっ!」

女神「…即答。随分直球だね」

友紀「おっ野球知ってるの?どこの球団のファン?」

女神「いや、今のは言葉の綾っていうか…」

茜「金の斧のお話なら知っていますよ!!」

女神「あぁうん、それで合ってるよ。…なんだ、知ってるんじゃない」

友紀「好きな選手は?ポジションでも良いよ!?」

女神「ぐ、グイグイ来るね、この人…すごいな…」
24 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:09:03.46 ys9CptwL0

女神「えぇと…とにかく。私はその、泉の女神なの」

友紀「泉って言ったよ、今」

茜「やっぱり泉ちゃんなのでは…?」

女神「…口が滑っただけだから。噴水、噴水の女神だよ」


友紀「なんか語呂悪くない?」

茜「噴水の女神だと、何かしら噴き出してるみたいですねっ!」

友紀「女の子として、それはどうなのかなぁ」


女神「…あぁもう!分かった、分かったよ!泉で良いから!」

25 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:09:29.32 ys9CptwL0
泉「さて、ようやく本題に…、」

泉「…あ、名前のところまで変わっちゃうんだ」

泉「…ま、いいや」


泉「ようやく、私の役目を果たせるね」

友紀「役割?」

泉「そう。私の、この噴水での役割」

26 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:10:09.96 ys9CptwL0
茜「先程、木こりの泉ちゃんと言っていたことですか?」

泉「うん、そう」


泉「…いや、ちょっと待って?確かに泉で良いとは言ったけど、さっき言った木こりの泉と私の泉はまた別のカウントっていうか」

友紀「…んん?」

茜「なんと!では泉ちゃんは、木こりの泉ちゃんではなかったということでしょうかっ!?」

泉「待って待って。合ってる、合ってるんだけど…誤解のないようにしてほしくって」

泉「そもそも木こりの泉っていうのは、某秘密道具的なアレの名称を指してるんだ。こう言えば伝わるかなって思って言っただけで…つまりさっき言ったのはあくまで私の立場を明確に


友紀「話が進まないよぉ!!」

泉「私のせいにしないでほしいなっ!」


27 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:10:40.59 ys9CptwL0
泉「…えーっと、そう。つまりね、落し物を届けてあげるの」

茜「落し物?」

泉「そう。さっき、この噴水に落とした物があるでしょう?」

泉「それをあなた達に届けるのが、私の使命」

友紀「落とした……ハッ!」

泉「…やれやれ。やっと本筋に入れるよ」


泉「あなたが落としたのは、この…」

友紀「落としたって、もしかして…」

28 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:11:08.48 ys9CptwL0

泉「金の若林智香さん?」

金の智香「ふぇ?」ザバー

泉「それとも、銀の

友紀「あたしのボールのこと!!?」



泉「…え?」

友紀「ん?」

金の智香「ちょ」

茜「ほぁっ!?」

銀の智香「…」ブクブク

29 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:12:01.94 ys9CptwL0
泉「……えーっと」

友紀「…あ、あは。あっはは!嘘うそ、冗談!」

泉「…だよね、ビックリした」

金の智香「…あの、泉ちゃん。銀色の私が」

泉「あっヤバい、水に浸かりっぱなしだ」

銀の智香「……」ガボゴボ

茜「…??、???」

30 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:12:27.16 ys9CptwL0


泉「では改めて」


泉「あなたが落としたのは、金の若林智香さん?それとも、銀の若林智香さん?」

金の智香「ど、どうも〜?」

銀の智香「…呼吸って素晴らしいですね☆」

友紀「…」

茜「…????」
31 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:12:59.97 ys9CptwL0
友紀「増えてるぅ!!?」

茜「智香ちゃんも2人いたんですかっ!?」

友紀「…"も"って何?茜ちゃん」

金の智香「あ、あはは…相変わらず、ちょっとだけズレてるっていうか…」

泉「どっち?金or銀」

銀の智香「アタシ、空気の美味しさに気付けましたっ!」

泉「…それは良かったね」

32 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:13:27.55 ys9CptwL0
友紀「……タイム!」

泉「タイムなし」

友紀「ひどいっ!?」

泉「だって、どっちか答えるだけでしょう?」

友紀「そりゃそうかもしれないけど…頭の整理が…!」

茜「…はいっ!」シュバッ

泉「はい茜さん早かった。どうぞ」

友紀「ちょ、ちょっと茜ちゃん?」
33 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:13:56.59 ys9CptwL0

茜「…大丈夫です、友紀さん。どう答えるのが正解か…私、知っています!」

友紀「…っ!本当?」

茜「はい!答えは…」



銀の智香「ねえ。水の中、どうだった?」

金の智香「アタシ、すぐ出てきちゃったから…」

銀の智香「小学校のプールの授業思い出したよ、アタシっ♪」
34 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:14:25.15 ys9CptwL0

茜「どちらでもありません!」

泉「…」

茜「私達が落とした…」

茜「というよりっ!落ちてしまった智香ちゃんは!」

茜「友紀さんのバットを抱えた、普通の智香ちゃんですっ!!」

友紀「…」ゴクリ



金の智香「普通って何だろうね?」

銀の智香「うーん…?」

35 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:14:56.05 ys9CptwL0
泉「…うん、正解」

友紀「おぉっ」

泉「あなた達は、とっても正直なんだね」ニコ

友紀「やったね茜ちゃん!」

茜「…やりましたっ!」

泉「ふふっ。正直な人、私は好きだよ」

友紀「ということは…っ!」

泉「そうだね、正直者には…」

36 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:15:37.33 ys9CptwL0
泉「普通の若林智香さんと、金色の若林智香さんと、銀色の若林智香さん。全部あげちゃう」


友紀「えっ」

茜「あっ」

智香「…ぷはっ」バシャ

金の智香「あ、普通のアタシだ」

銀の智香「光っていませんねっ」
37 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:16:13.83 ys9CptwL0
泉「じゃあね」


スー


友紀「や、ちょっ、ちょっと待って…」

茜「智香ちゃんが、一気に3人に…!?」

智香「……えっ?これは?」

金の智香「どうも〜…」

銀の智香「増えちゃったね」


友紀「えぇ…ナニコレ…」
38 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:17:47.65 ys9CptwL0
――


友紀「…状況を、整理しよっか」

茜「はいっ」

友紀「あたしの目が間違ってなければ…智香ちゃんが、」


智香「ちょっと溺れてる間に、何が…」

銀の智香「うーん…一言では説明できないかな」

金の智香「だよね。どうしたものかなぁ…」



友紀「…3人」

茜「3人ですね!」
39 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:18:53.80 ys9CptwL0
友紀「智香ちゃんは…智香ちゃんだね」

茜「バットはもう持っていません!普通の智香ちゃんですっ!」

友紀「普通って何だっけ」


友紀「金の智香ちゃんは…何というか」

茜「縁取りが、ほんのり金色です!」

友紀「SRの枠みたいだね」

茜「対する銀の智香ちゃんは、これまた縁取りが銀色にキラキラしています!」

友紀「Rの枠みたいだ」

茜「こうして金とか銀とか言っていると、チョコボールを思い出しますねっ!」

友紀「あ、懐かしい。あたし、いちごのヤツ好きだったなー!」

40 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:19:45.22 ys9CptwL0

友紀「……いや意味分かんないよっ!!」

茜「友紀さん!?」

友紀「泉ちゃんの泉だってそもそもよく分かってないのに!どういうこと!?」


銀の智香「泉ちゃんがね、噴水の精霊で…」

金の智香「いや、女神って言ってなかった?」

銀の智香「あれ?そうだったっけ」

智香「それでそれで?」



友紀「向こうは向こうでなんか仲良くなってきてるし!」
41 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:21:08.50 ys9CptwL0
茜「お、落ち着いてください友紀さんっ!」

友紀「落ち着いてなんかいられないよ!頭パンクしそうだもん!」

友紀「金とか銀とか何なんだよぅ!なんでほんのり光ってるの!?キラキラ棒じゃないんだからさぁ!!」

茜「友紀さん!それはサイリウムです!」

友紀「ゴメン茜ちゃん!それは今どうでも良いんだ!」


金の智香「かくかくしかじか」

銀の智香「チアチアボンボン!」

智香「…なるほどっ」

金の智香「さっすがアタシ!」

智香「えへへっ」

銀の智香「ユニットパワーですねっ☆」



友紀「チアボン関係ないじゃん!今あそこだけ智香ちゃん3人のユニットじゃんっ!!」

42 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:21:42.39 ys9CptwL0
金の智香「え、そんな…」

智香「アタシがユニットに必要ないってことですか……?」

友紀「あっ…いや、ちがっ」

銀の智香「ちょっと、ひどいです…」

茜「…友紀さんっ」

43 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:22:46.70 ys9CptwL0

友紀「…そういうつもりじゃなくって、あたしは……っ」

茜「3人になっても、智香ちゃんは智香ちゃんなんですよ…っ?」

友紀「…っ!…そう、だよね」


友紀「ゴメンね、智香ちゃん…!」

智香・金の智香・銀の智香「「「友紀さん…!!」」」


友紀「シンクロしないで!!これじゃステレオどころかサラウンド智香ちゃんだよ!!!」

44 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:23:20.19 ys9CptwL0
友紀「…っていうかさ!智香ちゃんが増えてるってのに、なんでみんな自然に適応できてるのさっ!?」

金の智香「…それ、友紀さんが言いますか?」

友紀「へぁ!?ど、どういうこと?」

銀の智香「前に友紀さんが増えた時も、アタシたち大変だったんですよ?」

友紀「はぁ?前って……」


友紀「…あっ!あたしが寝てる間に、みんなして増えてたとか何とか言ってた、アレ!?」

茜「それです!」

智香「まぁ、あの時も茜ちゃんが一番順応が早かったんだけどね…」
45 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:24:10.32 ys9CptwL0
友紀「嘘…。あれ、てっきり冗談か何かだと思ってたのに…」

金の智香「嘘なんか付きませんよっ!」

友紀「いや、だって…」

銀の智香「だってじゃないですっ!あの時のこと、やっぱり信じてくれてなかったんですね?…」



茜「智香ちゃんも、自分が増えてることに対して違和感ないんですねっ!」

智香「…アタシは、まだちょっとだけ怖いけどね。あっちの2人は、そうでもないみたいで」

茜「ほほう!考え方も、ちょっとずつ違うんですかっ」

智香「うん。でも、実際目の前にしても、鏡を見てるみたいで割と平気っていうか。あ、こんな感じか〜…って」


友紀「(なんでピカピカ光ってる智香ちゃんに挟まれてお説教食らってるんだろ、あたし…)」
46 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:24:36.73 ys9CptwL0
友紀「……うん、分かったよ」

茜「友紀さん?」

友紀「とりあえず、ありのまま目の前の光景を受け入れる」


友紀「今はあたしも、自分の目で見たものしか信じない!」

銀の智香「…!」

友紀「あたしだけ出遅れてるようじゃ、ダメだよね?最年長なんだし、ここはあたしがしっかりしなきゃ…!」

智香「…じゃあ!」

友紀「うん!」
47 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:25:03.17 ys9CptwL0

友紀「智香ちゃんを、元に戻して…、」

友紀「…戻すって言い方で、合ってるのか分かんないけど」


友紀「とにかく!今日は3人で、事務所に帰ろう!」

友紀「あたしたち、3人揃ってチアフルボンバーズでしょ!?」

茜「おぉーっ!」

金の智香・銀の智香「「友紀さん!!」」


友紀「あっごめん。同時に話しかけるのは、まだちょっと勘弁してくれないかな…」

茜「…台無しですっ」

智香「まぁ、らしいと言えば…」

48 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:25:31.35 ys9CptwL0



ペカーー


茜「…ややっ!また井戸が光って!」

金の智香「井戸じゃなくて噴水だよ、茜ちゃん…」



ザバー


泉「どうも。また会ったね」

友紀「あっ!泉ちゃん!」

49 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:26:01.74 ys9CptwL0
金の智香「どうしたんですか?」

銀の智香「アタシたち、何も落としてないよ?」

智香「忘れ物?」



泉「…うん。同じ顔で喋ってるの、ちょっと不気味だね」

友紀「誰のせいだと思ってんの!」

泉「おまけにほんのり光ってるときたものだ」

友紀「だからー!」

50 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:26:35.40 ys9CptwL0
泉「…もう、うるさいな。そんなに騒がしいと、返してあげないよ?」

智香「返す?」

茜「やっぱり、忘れ物だったんですかっ?」

泉「うん。さっきボールが何とかって言ってたの、思い出してさ。探してみたんだ」

友紀「…えっ?もしかして…」


泉「あの辺に1つ転がってたから。これかなって」

友紀「あー!それ、あたしのボールだよ!やったー!!」

金の智香「良かったですね、友紀さんっ!」

泉「…という訳で」

51 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:27:21.67 ys9CptwL0
泉「あなたが落としたのは、どっち?」

友紀「…えっ」


泉「キャッツで大活躍、サカモト選手のサインボールと、」

友紀「ふあっ!?」

泉「この"カトーリョーゾー"って書かれたよく分からないサインボール」


智香「…いやいや!それサインボールじゃありませんからっ!」

茜「なぜそんなボールが水溜まりに…っ?」

智香「…茜ちゃん、水溜まり呼ばわりは流石に…」

52 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:28:02.15 ys9CptwL0
友紀「はい!はいっ!」

泉「友紀さん、どうぞ?」

友紀「サカモト!あたし、サカモトのサイン超欲しい!!」ピョンピョン

茜「あっ」

智香「えっ」


泉「…本当に?」

友紀「うん!」

智香「ダメだ…完全に、目が野球モードになってる」

茜「一足遅かった…!」
53 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:28:32.79 ys9CptwL0

泉「…」ハァ

泉「…うそつき」


スー…



友紀「えっ、あれっ」
54 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:29:13.61 ys9CptwL0

茜「友紀さん…」

友紀「わー!タンマ、今のなし!ボール返して!泉ちゃーん!」

智香「こればっかりは…」

茜「…ドンマイ!」



友紀「あ た し の ボ ー ル ー ッ ! ! 」

55 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:30:22.34 ys9CptwL0

――


友紀「ボール……」ズーン

茜「何と声をかけたら良いか…」

智香「…友紀さん。そんなところに体育座りしてたら、汚れちゃいますよ…?」

友紀「…放っといてよぉ」


友紀「どうせあたしは…欲にまみれた、汚い女だもん…」メソメソ

金の智香「…これは」

銀の智香「重症ですね…」

56 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:31:03.13 ys9CptwL0
智香「…友紀さんは、汚い女なんかじゃありませんよ?」

友紀「…」

智香「さっきは、ちょっと素直すぎただけです。サインボール、欲しかったんですよね」

友紀「……」

智香「なら仕方ないですって!ボールなら、また別のを用意すれば良いじゃないですかっ☆」

友紀「……ボール、」

智香「えっ?」

57 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:31:32.14 ys9CptwL0
友紀「あのボール…プロデューサーから貰ったやつなんだ」

智香「っ!そ、それは…」

友紀「…こないだ、お仕事成功したご褒美にって。…あたしが我儘言って、帰りに1個だけ買ってもらったやつ…」


友紀「使う度に、毎回磨いて…冷蔵庫にもしまって…」

智香「(冷蔵庫は関係ないんじゃ…)」

友紀「大事にしてた、つもりだったんだけどなぁ…」

智香「うーん…」

58 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:31:58.50 ys9CptwL0

智香「…どうしよう、茜ちゃん。友紀さん、けっこう参ってるみたいだよ…」

茜「…っ!」キッ

智香「?茜ちゃ…」


茜「智香ちゃん!!」

智香「ひゃ、ひゃいっ!?」

茜「あ、すみません!智香ちゃんというのは、あなたではなく!」

智香「…へ?」
59 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:32:53.79 ys9CptwL0

茜「そちらのっ!金と銀の智香ちゃんの方です!」

金の智香「…」

銀の智香「…」

智香「え?…えっ?アタシじゃないって…そっち?」
60 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:33:35.66 ys9CptwL0
茜「先程の、ボールの件を見ていて、思ったことがあります!」

智香「はぁ…?」

茜「智香ちゃん。金の斧のお話の、続きを知っていますか」

智香「続き…?えっと…確か、もう1人の木こりが泉にやってきて…」

茜「そう。欲に目が眩んだ別の木こりは…嘘をついた結果、自分の斧も取り上げられる!」

友紀「うぐっ」

智香「ちょっ、ちょっと茜ちゃん…」

茜「分かっています!…すみません、友紀さんを叱咤するつもりではありません!」
61 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:34:06.31 ys9CptwL0

茜「友紀さんだって、決して欲望に囚われたワケではありません!」

茜「私の知ってる友紀さんは、そんな心が汚れた人間じゃないからっ」

友紀「…」

茜「ちょっと…ほんのちょっとだけ、盲目になってしまっただけです!」

友紀「茜ちゃん…」
62 :◆uMEAzbBMSc 2017/07/25(火) 23:34:36.74 ys9CptwL0

茜「…でもっ!結果として、嘘をついてしまった…ので!ボールも返って来なかった!童話の通りですっ!」

智香「そう、だね…」

茜「残念ながら…ボールは、もう戻って来ないでしょう!でも、やってしまったことをいつまでもクヨクヨしていられません!」


茜「私はっ!私にできることをやらなくては!!」

智香「う、うん」

茜「そこで、金の智香ちゃんと銀の智香ちゃんに用事があるのですっ!」

李衣菜「あれ? 智絵里ちゃん、先に帰ってたはずじゃ……」


続きを読む

北条加蓮「風邪引いた……」

mobamasu


北条加蓮「風邪引いた……」続きを読む
お知らせ
当サイトについて
TOP絵紹介!
スカイプもやっておりますので、
お気軽にコンタクト追加よろしくです!
skype ID sssokuhou.com New
Twitter

ブログの更新通知 Twitter
フォローお願いします。
アクセス

    カテゴリ!
    月別アーカイブ
    逆アクセスランキング
    相互リンク
    ■あんてな
    ヌルポあんてな
    SS速報VIP
    2chアンテナ
    2ちゃんてな
    ねらーアンテナ
    SS大好き!SSまとめアンテナ
    だめぽアンテナ
    にゅーおた
    にゅーもふ
    にゅーぷる
    SSωまとめアンテナだー
    あんてなガッ(・∀・)!!
    アンテナ速報
    【速報】アンテナ(*・ω・)ノ゙
    【速報】2chSSまとめ
    アンテなう!
    アンテナシェア
    ガッてな
    ぶろにゅー
    ワロタちゃんねる
    2chまとめちゃんねる
    まとめりー
    テラホシスアンテナ
    The 3rd
    ラブライブ!まとめあんてな
    ラブライブあんてな
    ラブライブ!まとめ主義
    ラブライブ!まとめスタイル
    アルパカアンテナ
    アニメアンテナ
    アニゲーアンテナ
    オワタあんてな\(^o^)/
    のーアンテナ(゚A゚* )
    SS特化アンテナ
    matomeja
    しぃアンテナ(*゚ー゚)
    ワニアンテナ
    暇つぶしアンテナ
    勝つるあんてな!
    ショボンあんてな
    まとめサイト速報+
    まとめサイトアンテナ『まとめあ』
    ニュース星3つ!まとめアンテナ
    2ちゃんねるまとめサイトのまとめ
    ギコあんてな
    咲-Saki-まとめアンテナ
    2chnavi
    あるみら!
    まとめちゃんねる
    SSまとめアンテナ
    アナグロあんてな
    でんぶん2ちゃんねるSSまとめ
    SSまとめ倉庫
    SSアンテナ
    SSまとめアンテナ
    SSまとめアンテナなんです
    ss速報アンテナ
    SSのまとめ(- -;*)
    おまとめ

    ■SS/アニメまとめ
    アニポ | 無料アニメ動画まとめ
    プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
    ラブライブ!ログ
    ぷん太のにゅーす。
    エレファント速報WLVS
    闇速
    SSちゃんねる
    SSまとめ大集合
    みんなの暇つぶし

    ■2ch
    アルファルファモザイク
    すくいぬ
    働くモノニュース
    ニコニコVIP2ch
    ぶる速-VIP
    ゲーム板見るよ!
    カナ速
    ハムスター速報
    暇人\(^o^)/速報
    ワラノート
    VIPワイドガイド
    VIPPERな俺
    ベア速
    V速ニュップ
    スチーム速報 VIP
    ゆめみがちサロン
    やる夫.jp
    みんくちゃんねる
    ニュース速報BIP
    ほんわか2ちゃんねる
    2chコピペ保存道場
    無題のドキュメント
    ムズ痒いブログ
    なんでもちゃんねる
    常識的に考えた
    デジタルニューススレッド
    あじゃじゃしたー
    2chエクサワロス
    VIPPER速報
    カゼタカ2ブログch
    妹はVIPPER

    ■ニュース
    NEWS PICK UP
    デジログ!
    everything is gone
    情報屋さん
    はぅわ!
    New discovery
    にゅーす特報。
    News人
    情報屋さん
    ニュースまとみる。
    日本視覚文化研究会
    特設ニュースちゃんねる
    おもしろメディアBOX

    ■ゲーム
    DS PSP初心者用講座
    はちま起稿
    オレ的ゲーム速報@刃

    ■動画
    アニポ
    1000mg

    ■その他
    アニポ
    激安特価板ブログ(blog)
    エログちゃんねる
    ■アダルト
    - zipでやるお
    アクセスランキング ブログパーツ