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カチューシャ
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1: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/05(月) 22:05:26.65 ID:SWgrar1N0
カチューシャ「ノンナ、このC地点からの移動をどうするつもりなのよ」

ノンナ「同志カチューシャ、こちらにその行程表が」

あたしとノンナはいつもの部屋で作戦会議をしていた。あたしたちはこの会議を一年の時から欠かしたことがない。カチューシャにかかればこんなものしなくたって勝てるんだけど、ノンナが不安そうにしているから仕方なく付き合ってあげている。本当よ!嘘じゃないわ。

部屋はこじんまりとして、他の部員が誰も使わない。一時期倉庫として使われたこともあったが、それも手狭になり、荷物を全部別館の資料室に移動させてからは、空き部屋になっていた。有り難くあたしとノンナの私物として使わせてもらっている。

ノンナ「カチューシャ、そろそろいい時間帯なのですが……」

カチューシャ「あら、そうね。じゃあ今日はここまでにしときましょうか」

ノンナ「Уразуметно」

なんといったかはわからないけれど、片付け始めたのだから了承したに違いない。ロシア語はその気になればすぐにわかる。これも本当よ。でもノンナがあたしに「あなたには無理です」なんて妙にきっぱり言い切るし、意固地になって発音の練習をしてたらノンナから鼻で笑われたわ!本当、失礼しちゃう。なにかあたしがロシア語が分かるようになったら不利益になるのかしら。要検証ね。

ノンナ「同志カチューシャ、片付けが済みましたよ」

いつの間にか部屋を来た時のようにきれいにしたノンナが声をかけてきた。

カチューシャ「ありがとうノンナ、じゃあ行きましょうか」

ノンナ「………」

あたしはドアへと向かう。

ノンナ「………」

ノンナは動かない。

カチューシャ「……ノンナ」

ノンナ「カチューシャ……様」

カチューシャ「……はぁ」

あたしはため息をつく。全く、しょうがない子である。毎日毎日こんなことをしていたらこの寒々とした空気に蝕まれてしまう。まあノンナがそうなることはないとわかっているのだが。

カチューシャ「……ノンナ、伏せ」

ノンナ「わん♪」

ノンナはその場に勢いよく伏せた。そう、犬のように。

2: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/05(月) 22:12:54.59 ID:SWgrar1N0
床はきちんときれいに磨き上げられている。ここはあたしが掃除しているわ。ノンナに任せたらわざといい加減にしてしまうんだもの。副隊長が不衛生な環境のせいで病気になってちゃ話にならないわ。

カチューシャ「ノンナ、お手」

ノンナ「わん♪」

ノンナは本当に、本当にうれしそうにあたしの手の平の上に自分の手を重ねる。舌をだらしなく出し、その口端からはすでによだれが見え始めている。ノンナの息は荒くなり、呼吸することも精一杯といった感じである。

カチューシャ「よくできたわねぇ、ノンナ」

頭に手を当て、よしよしと強めに撫でる。

ノンナ「くぅーん♪はぁ……ん……」

カチューシャ「こらアンナ、犬は喘がないわ」

ノンナ「わん♪わぁん……♡」

甘えるようにあたしの手をなめ始める。

カチューシャ「んふふ、ノンナ、くすぐったいわ」

ノンナ「っはっはっはっは……」

ノンナはおいしくてたまらないといったように、あたしの手を丹念に舐め続ける。

これも一年のころから続いている、いつもの光景だ。
あたしとノンナの、ちょっといびつないつもどおり。

3: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/05(月) 22:33:19.09 ID:SWgrar1N0
カチューシャ「はい、もうおしまい」

ノンナ「くぅん……」

名残惜しいことを表現するかのように、ノンナは鳴き声を上げた。

カチューシャ「心配しなくていいわ。次はこれ、つけましょうね」

ノンナ「わん♪」

あたしはノンナの首筋に首輪をあてがう。もちろんリード付きだ。

ノンナ「っはぁ、はぁ、はぁぁん……」

ノンナは感極まったのか、軽くイッてるのかわからないような声を上げる。ノンナはあたしに首輪をつけられて散歩するのが大好きだ。なんといっても犬なのだから、仕方ない。

カチューシャ「ノンナ、お散歩、行くわよ」

ノンナ「わんっ!!」

今日一番で大きな返事だ。このまま夜中の部室棟から寮までの間を四つん這いにさせて散歩して一通りである。いままでは。

カチューシャ「ノンナ、あなたは犬よね?」

ノンナ「わん♡」

カチューシャ「犬なのに、なんだかおかしいわね」

ノンナ「……わん?」

カチューシャ「服、犬は着ないわよね?」

ノンナ「!……///わん……」

ノンナは服を脱ぎだした。上着から始まって、下着、靴まで脱ぐ。ノンナの究極ともいえる肢体の造形美が、曝け出されていく。その腕も、その足も、その胸も、なんど『躾』をしてきたかわからない。しかし傷を残さなかったのは単なるあたしが非力であるということだけじゃなく、きちんと学んできたからだ。そうこうしているうちに、本当に素っ裸になる。そして、お尻を突き出すように再び四つん這いになった。

カチューシャ「あらノンナ、服を脱いだのね」

ノンナ「!?」

カチューシャ「あたしは一度も『服を脱ぎなさい』なんて命令してないわ」

ノンナ「そ、それは……」

カチューシャ「犬!!」

ノンナ「わ、わん!」

カチューシャ「全く、勝手に服を脱ぐような変態だったなんてがっかりだわ」

ノンナ「///」ゾクゾク

カチューシャ「この、へ・ん・た・い!」

ノンナ「んはぁぁ///」

カチューシャ「犬!!」

ノンナ「わ、わぁん♡」

カチューシャ「だらしがないわね!それでもあたしの犬なのかしら!もう……それじゃ行くわよ!変態犬!」

ノンナ「わぁん♡」

あたしがグイッとリードを引くと、苦しそうにしながら……いや違うわね。もっと苦しくしてほしいと『リクエスト』があったのだから、きっとあれは苦しそうな顔を見せているにすぎないのだろう。あたしが満足するために。
こうして、あたしとノンナの一日が終わるのだ。

7: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/06(火) 10:21:46.06 ID:tzdu/r370
カチューシャ「ノンナ!一時退却よ!こっちはおそらく履帯に損傷があるわ!以後ノンナが統制していきなさい!」

ノンナ「しかしカチューシャ、あなたがいなくては話になりません。ここは私の車両が囮になるべきかと。」

カチューシャ「馬鹿言ってんじゃないわよ!何のために作戦をあなたと組んでると思ってるの!」

ノンナ「しかしカチューシャ……」

カチューシャ「殲滅戦なのよ!無傷の戦車が残った方がいいに……きゃあ!!」

ノンナ「!!カチューシャ!っぐ!?」

蝶野「プラウダ高校全車両撃破、聖グロリアーナ女学院の勝利!」

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ダージリン「勝負は時の運、てところかしらね?」

カチューシャ「厭味ったらしいわね、その言い方」

ダージリン「あら、お気に召さなかったかしら」

カチューシャ「ふん!」

あたしはダージリンと握手をする。試合が終われば誰だって同士だ。

ダージリン「そうそう、こんな格言を知ってる?」

カチューシャ「いらないわ……と言っても言うんでしょうけどね」

ダージリン「ふふ……『友情は通常、不変だが、恋愛沙汰となると別である。』」

カチューシャ「……どういう意味よ」

ダージリン「あまり他人に答えを求めすぎない者よ」

カチューシャ「ふん!やっぱりあなたは嫌味ったらしくてかなわないわ。ノンナ!帰るわよ」

ノンナ「はい、カチューシャ」

カチューシャ「あとで全員粛清を兼ねた反省会よ!全く!!」

ノンナ「あまり無理はなさらないでくださいね」

カチューシャ「わかってるわよ!」

クラーラ「………」

ニーナ「……?クラーラさんどうしたんだべか?ずっと隊長たちのほうばっかみて」

クラーラ「……なんでもないです」

ニーナ「??」

クラーラ「……завидующий」

ニーナ「лгун」

クラーラ「!?」

ニーナ「そんなうらやましいなら、混ざって来ればええんでないですか?」

クラーラ「……いいえ、あたしはよいのです」

ニーナ「そっかぁ……」

カチューシャ「ニーナ!クラーラ!置いてくわよ!」

ニーナ「わわっ、待ってくだせぇ!!」

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8: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/06(火) 10:43:42.19 ID:tzdu/r370
カチューシャ「全員今日の動きはダメダメよ!事前通達した作戦だけ動いてたってなんの意味もないんだから!柔軟な発想と機転がなければ勝利なんて百回冬が来たって無理だわ!」

ニーナ「んでもカチューシャ隊長、いっつも命令違反は雪かきの刑だって……」

カチューシャ「命令違反で罰をつくるのはあなたみたいなノ―タリンが無鉄砲に突っ込まないために決まってるでしょ!言われるがままに従うなんてただの木偶の坊だわ!わかったら雪かきと校庭三十週の刑よ!!」

ニーナ「外、ふぶいてでぇ、とても雪かきなんてできないだぁ……」

カチューシャ「だらしがないのね!全く……」

ノンナ「同志カチューシャ、そろそろお許しになられては。私も至らぬ点がありましたし」

カチューシャ「……ノンナに免じて今日は解散よ!それぞれ自分が何が出来て何が出来なかったかを逐一書き起こしなさい!」

「「「「「はーい」」」」」

あたしは毎試合ごとにする反省会を部室で行っていた。各車の車長を集め、反省会及び粛清をするのだ。ちなみに雪かきの刑はあたしが考案した。人の役にも立って反省の機会も与えられる。まさに一石二鳥よね。ちゃんとさぼろうとしないかこのカチューシャが直々に見張ってあげてるんだから、感謝してほしいわ。

ノンナ「カチューシャ、雪かきの刑はしばらくお休みにされた方がよろしいかと」

カチューシャ「どうして?あんなに優秀な粛清、他にないわ」

ノンナ「『部下に粛清が下るのは隊長の責任だ』などと言って誰かが粛清を受けるごとに自らも雪かきに参加されるのはどなたですか?」

カチューシャ「そ、そんなの関係ないわ!」

ノンナ「そのせいで人よりも多く外にいた結果、風邪をひいてしまわれたのはどなたでしょうね」

カチューシャ「うぐっ……わかったわよ」

ノンナ「はい、そのほうが賢明かと」

ニーナ「カチューシャ隊長も副隊長には形無しだぁ」

カチューシャ「ニ・イ・ナ!あなた、そんなに粛清されたかったのかしら?」

ニーナ「か、勘弁してくだせぇ!!」

ニーナが勢いよく外へと飛び出した。ニーナは基本的に優秀になりつつあるのに、どこか抜けているから困ったものである。

カチューシャ「あ、ノンナ」

ノンナ「はい、カチューシャ」

カチューシャ「あとで作戦会議室よ」

ノンナ「………はい」

9: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/06(火) 11:08:45.97 ID:tzdu/r370
いつもの部屋にあたしとノンナは来ていた。もう夜もすっかりふけ、部屋は冷え切っている。ノンナが来て早々、暖炉に火をつける。

カチューシャ「ノンナ、椅子に座りなさい」

ノンナ「……はい」

カチューシャ「椅子から動いちゃだめよ」

ノンナ「……はい?」

そういいつけると、あたしは防寒具を脱ぎ始める。何枚も重ね着をしていたせいで、少し着替えるのが面倒だ。

ノンナ「カチューシャ、何を……」

カチューシャ「ノンナ、今日の自分の反省点を述べなさい」

ノンナ「……はい、同志カチューシャ。まず初めのB地点からの偵察命令なのですが……」

ノンナにしゃべらせながら、あたしは普段『あの行為』の中でも身に着けない恰好へと着替え続ける。趣味が悪いからだ。てかてかとしたエナメル素材に、下品で煽情的なデザイン。でも、ノンナに反省を促すなら十分である。

ノンナ「特に、その、DからBへと直線的移動に際してですが……」

あたしが着替えている服装に気付いたのか、ノンナは意識散漫だ。あたしを見てノンナが興奮している。……悪い気分じゃない。
きちんと靴もヒールに履き替えて、準備完了だ。次は道具を選ぶ。

ノンナ「あ、あの、カチューシャ……様」

カチューシャ「まだよ、ノンナ。まだだめよ。反省を続けなさい」

ノンナ「……はい、カチューシャ……最後の総攻撃をかけられたときの話なのですが……」

カチューシャ「ええ、なに?」

今日はそうね、一本鞭にしようかしら。バラじゃお仕置きにならないでしょうし。

ノンナ「その、私がカチューシャ様…カチューシャの命令に従わなかったのは理由がありまして」

カチューシャ「ふぅん……どんな理由なのかしら?」

そういいながら、あたしは机の上に座る。当然、ノンナはあたしの身体に釘づけだ。

ノンナ「それは……はぁ、はぁ……」

カチューシャ「ノンナ、まだだめよ。我慢しなくちゃ。戦車道の話をしているのよ?どうして興奮しているの?」

ノンナ「カチューシャ……カチューシャ様……その、私が残っても、相手車両は二両残っていましたし」

カチューシャ「それで?」

あたしはノンナの顔をエナメルでつくられた手袋の上からなぞる。もううっとりとした表情だけど、一生懸命耐えている。ああ、たまらないわ……

ノンナ「わ、私が残っても、カチューシャ様ほど指揮能力はありませんし……」

カチューシャ「ふぅん……ねぇノンナ」

ノンナ「は、はい」

カチューシャ「あなたがこの会議室で毎日やってることはなにかしら?」

ノンナ「そ、それは……」

カチューシャ「あたしが隊長であるのは確かだけど、隊長が撃破されても問題ないようにしなきゃならないのよ。わかるわよね」

ノンナ「……はい」

カチューシャ「そのために毎晩あなたと戦術を練り上げてるんだけど……無意味だったかしら?」

ノンナ「いえカチューシャ!そんなことは!」

カチューシャ「おすわり」

ノンナ「わん!!」

ノンナは勢いよく椅子から飛び降りると、いつものようにあたしに頭を垂れた。



10: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/06(火) 11:43:55.60 ID:tzdu/r370
カチューシャ「あーあ、ノンナったら。まじめな顔して反省したふりしてて、その頭の中には犬になりさがることしか考えてなかったわけ?」

ノンナ「わん♡」

カチューシャ「まったく、しょうがない駄犬ね。ほら、反省しなさい、反省を」

そういいながら、あたしはノンナの頭を踏みつける。もちろんヒールは履きっぱなしだ。

ノンナ「くぅん♡」

カチューシャ「あら、この犬は踏まれて喜んじゃうんだったわ。これじゃご褒美ね。ノンナ、靴をなめなさい」

ノンナ「わん♪」

ノンナは頭だけ上げ、あたしの靴を丹念に舐めまわし始める。上目遣いでこちらをうかがいながら懸命に舐める姿は犬そのもので、あたしの動悸も激しくなる。

カチューシャ「いい子ね……ほら、踏まれながらお靴舐めるの幸せでしょ?」

ノンナ「わぁん♡」

左足の靴を舐めさせながら、右足の靴でかかと落としのようにノンナを踏む。ノンナの顔と頭をあたしの足が挟み込んでいる。踏む足に力を入れると、ノンナの喘ぎ声が少し大きくなるのがなんとも心地いい。

カチューシャ「ノンナ、服を脱ぎなさい」

ノンナ「わん♡」

ノンナがいそいそと服を脱いでいる間、ローションを洗面器に注ぎ込む。

ノンナ「わん!」

カチューシャ「準備出来たかしら?それじゃ、お尻をこっちに向けて」

ノンナ「わん♡」

あいかわらずの美しい肢体が、あたしの足元でうずくまっている。こんな美しいものを支配しているという実感が、あたしを興奮させた。

カチューシャ「それじゃ、今日は反省として、ノンナがあんまり好きじゃないことしましょうか」

11: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/09/06(火) 11:44:38.85 ID:tzdu/r370

そういうと、あたしは洗面器からローションを掬いだし、ノンナのお尻に塗りたくる。

ノンナ「はぁん!//」

カチューシャ「こら!犬でしょ!」

ノンナ「わん♡わぁはぁん///」

若干喘ぎ声と混ざりながらノンナが鳴き声を上げ続ける。ちなみにノンナがこれを嫌いなのは、気持ちよすぎて耐えきれなくなってしまうそうだ。

カチューシャ「それじゃ、行くわよ。力抜いててね」

ノンナ「わん♡」

カチューシャ「それ」

ノンナ「きゃん♡」

まずは指を一本。慣らしていかないとケガをしてしまう。そのまま前後左右に動かす。気持ちよさに悶えながらお尻を振るノンナが可愛くて仕方がない。

続いて二本。まだまだ余裕で入るけど、じっくりとならすのは大切だ。戦車だっていきなりフルスロットルとはいかないもの。

三本目。ここまでくると、ノンナは喘ぎというより叫びに近くなる。脳が快楽を受け止めきれなくなりつつあるのだ。でもお尻はつきだしたまま、左右に振ってあたしに媚びを売る。もっともっと欲しいって意思表示だ。

カチューシャ「じゃあノンナ、思いっきりいれちゃうけど、大丈夫かしら?」

ノンナ「わぁん♡ああん、わんわん!」

なんどもなんども狂ったように鳴く。よっぽどほしいらしい。

カチューシャ「それじゃ、行くわよ。気をしっかりもちなさいよ」

そして思いっきりあたしはノンナのお尻に握りこぶしを突き立てた。

ノンナ「あがっあぁぁぁあああああぁぁぁあああああああああああ!!」

ノンナはやっぱり、大きく声を上げながら白目を向いて潮を吹いている。でもそれだけで終わるほどあたしは甘くない。

カチューシャ「ほら、出し入れするわよ」

ノンナ「んぎぃ!はああぁ!ああああ!あああああああああ!!!」

ノンナは壊れた蓄音機のように切れ切れに叫ぶ。

カチューシャ「そしてこれも追加!!」

右手で出し入れしながら、左手に持った一本鞭で思いっきり尻を引っ叩いた。

ノンナ「きゃうん♡ああん!ああああ!きゃうん♡」

叩かれるたびに条件反射で犬の鳴き声になるが、すぐにまたお尻の快楽で叫ぶしかなくなる。

カチューシャ「ほら!イっちゃえ!叩かれながら!フィストファックされながら思いっきりまき散らしなさい!」

ノンナ「ああああああああああああああああぁぁぁあぁあああああああああああぁぁぁぁぁ……」

ノンナは事切れたぜんまい仕掛けのおもちゃのように、その場に伏せて動かなくなった。どうやら気を失ったらしい。

カチューシャ「これで反省してくれるといいんだけど」

そう一人呟きながら、あたしはノンナから腕を引っこ抜いた

15: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/10/16(日) 00:49:39.37 ID:Zm+yEuFZ0
カチューシャ「これ、やってるときは楽しいけど後片付けが面倒なのよねえ」

あたしは一人ごちながら、床にまき散らされた愛液とローションを拭きとっていく。毎度毎度、ビニールを下に引こうと考えてはいるのだが、そんなことをしたら雰囲気ぶち壊しだし、難しいものである。

そんなことをグチグチ頭の中で考えながら掃除をしていると、ドアにノックがあった。

カチューシャ「ッ!少し待ちなさい」

クラーラ「Всё понятно」

どうやら外にいるのはクラーラのようだ。少なくとも教師陣でないことに胸をなでおろしたあたしは、上着を着た後に気絶したままのノンナをドアから見にくい角にまで引っ張り、彼女を出迎えることにした。

カチューシャ「いいわよ」

クラーラ「Добрый вечер」

カチューシャ「ええ、こんばんわ。それとロシア語禁止よ」

クラーラ「はい、わかりました」

クラーラはドアを開けてから、その場を微動だにせず部屋の中を見渡す。

クラーラ「空気、わるいですね」

カチューシャ「そうかしら。でも閉めっぱなしにしてたし、もしかしたら空気が籠ってたかもね」

クラーラ「……ノンナは、どちらに」

カチューシャ「ノンナはトイレよ」

クラーラ「……ここでいったい何を」

カチューシャ「見ればわかるでしょ、作戦会議よ」

あたしはこれみよがしに机の上に出していただけの地図を指さした。

16: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/10/16(日) 01:00:18.22 ID:Zm+yEuFZ0
クラーラ「……あまり書き込まれていないようですが」

カチューシャ「ああ、話が盛り上がっちゃって、ついかきこみわすれたわ」

クラーラ「……毎日、されているのですか」

カチューシャ「ええ、毎日よ。それで、クラーラは何をしにきたのかしら」

クラーラ「いえ、カチューシャとノンナが見当たらなかったので」

カチューシャ「それなら心配はいらないわ。だいたいここにいるし、そもそもノンナといればどんな悪漢だって負けはしないわ」

クラーラ「……そうですね、それでは失礼します」

カチューシャ「ええ、おやすみ」

クラーラ「……あの袋は?」

カチューシャ「ん?ああ、あれはただの食料入れよ。やっぱり頭を使うとお腹がすいちゃうの」

クラーラ「あまり、太られると戦車に入りませんよ」

カチューシャ「んな!クラーラのくせになんて口の利き方!?しゅくせーされたいわけ!」

クラーラ「それは嫌です。隊長に嫌な思いをしてほしくありませんから」」

カチューシャ「……そういうこといってんじゃないわよ」

クラーラ「ええ、粛清が下る前に失礼します」

カチューシャ「ええ、また明日」

クラーラ「Спокойной ночи」

クラーラはそういうと、ゆっくりとこちらを見ながら扉を閉めた。……なんだったのだろうか。

カチューシャ「嫌な思い、ねえ」

どことなく引っかかるものの、言葉にできないからただもやもやするだけである。とりあえず、帰るとしよう。

カチューシャ「ノンナ!起きて!帰るわよ」

ノンナ「はぁぁん!」

ノンナのお尻を跡が付くほど平手打ちをして、その日は二人で帰路に就いた。

17: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/10/16(日) 01:19:22.40 ID:Zm+yEuFZ0
※ここから『』はロシア語という設定でいきます

カチューシャ「相手に囮だってことを気取られちゃ意味がないの!?あんたたち何年やってるわけ!!もういっかいやりなおーし!」

ニイナ「そだら言っても、いつもかぁべぇに乗ってるからこっちじゃ勝手がわがんなくてぇ」

カチューシャ「泣き言禁止!互いの戦車の役割とポジショニングを理解することがどれだけ重要かの説明はこの前したわ!理解できなかった馬鹿はあたしに盲目的に従えばいいのよ!」

ニイナ「ひーん!!」

カチューシャがニイナたちをしごいている。彼女は周りにも自分にも妥協という言葉を許すことはなさそうだ。だからこそ、彼女についていく人が多いのだろう。

ノンナ『クラーラ』

クラーラ『どうしましたか、ノンナ』

休憩中のノンナ私に話しかけてきた。完璧なロシア語を話し、あらゆることを完璧に近い形で隊長をサポートする彼女を、私は尊敬している。と同時に全く理解が出来ないのだが。

ノンナ『昨日はフィストファックしてもらったわ』

クラーラ『……』

私は辟易した。またいつものが始まってしまった。

ノンナ『あの時わざと逆らって本当によかったわ……いや、まじめに勝利について考えてはいたんだけど、やっぱり逆らったあとのお仕置きは格別だわ』

クラーラ『……』

ノンナ『身体中震えて、頭がおかしくなって、死んじゃうかと思ったもの。麻薬なんて目じゃあないわ。カチューシャの手が私の体を貫くの。最高だわ』

クラーラ『……いい加減、私に報告するのをやめてもらえませんか』

ノンナ『どうして?初めにあそこで何をしているか聞いてきたのはあなたじゃない』

クラーラ『……あんなこと、間違ってます』

ノンナ『あら、私と隊長を否定すると?』

クラーラ『そうは言ってません!あなたたちの行為が逸脱しているのです!……っは!?』

つい声を荒げてしまい、皆が一斉にこちらを向く。

カチューシャ「どうしたの、クラーラ、ノンナ」

ノンナ「何もありませんよ、カチューシャ。ねえクラーラ」

クラーラ『……いつかしっぺ返しが来るわ』

ノンナ『そんなものが来る前に、決着がつくわよ』

クラーラ『……?』

ノンナ『だってあなた、濡れてるじゃない』

クラーラ『ッ!!』

私は雪をつかんで思いっきり投げつける。

ノンナ『ふふ、図星ね』

そういいながら、ノンナはご機嫌な様子でカチューシャのもとへ歩いて行った。周囲はノンナが上機嫌(っぽそう)なのを不思議そうに見ている。

クラーラ『痴女め!』

私はその背中に思いっきり罵倒した。

22: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/10/26(水) 00:10:51.80 ID:Datm8PPa0
もうすぐだ……もうすぐで私の計画が達成される。
溢れんばかりの興奮に、つい舌なめずりをする。

カチューシャ「どうしたの、ノンナ」

ノンナ「いいえ、何も」

カチューシャ「?そう」

怪訝な表情のまま、カチューシャ様はニーナに指示を出すべく振り返った。

私がカチューシャ様を初めて見たとき、私はこの方に全てを捧げるのだと悟った。そのために私は何でもしてきた。カチューシャ様の障壁になりうるものは逐一排除してきたし、もちろんカチューシャ様が私を支配するよう常に気を使った。身振り一つ、目くばせ一つで人間というものは変わってしまうものだ。もちろん、並の人間にはできない。きちんと習得しなければならないのだ。この技術はもともとスパイや暗殺者に用いられるのだが……私は私利私欲のために使っている。おかげでカチューシャ様の犬になるのにそこまで時間はかからなかった。

はじめクラーラが来たときは本国からの視察員かと、少し焦った。しかし、どうやら本当にただの留学生であるとわかると私は彼女に興味を抱いた。我ながら何とも欲が深い。というのも。本国からのつながりがあるかどうかの確認のために七十二時間ほど監視していたとき、見てしまったのだ。彼女の被虐的嗜好品を。
私自身、そこそこの欲深さと変態さを自負していたのだが、クラーラはまた一つ違った嗜好だった。乳首にピアスを開けていたのだ。それも、学校に付けてくるほどの重症具合である。そして寮の部屋に帰ると一人自慰にふけっているのだ。

このことを知った時は自分でも驚くほど興奮したのを覚えている。あとでカチューシャ様にしてもらおうとか、一切考えてなかったわけではないが、クラーラのその、自らの物を思いっきり引っ張っておきながら、苦悶の中にある愉悦的表情に、私は目が離せなかった。なんと、私はただの変態というだけでなく、どうやら嗜虐もあるという、ド変態のようだった。

そして、私の欲深さが彼女を欲してたまらなかった。しかし、私にはカチューシャ様がいる。カチューシャ様の犬である以上、裏切るというのは私のプライドが許さなかった。

そしてはたと気づいたのである。

何も私の物でなくてもよいのだ。

23: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/10/26(水) 00:21:49.09 ID:Datm8PPa0
それからはトントン拍子にことを運ぶことに成功した。そう、クラーラをカチューシャ様の犬に仕立て上げることにしたのだ。私は別に彼女のその、苦痛と快楽に歪んだ顔を見ることが出来ればそれでいいのだ。自分の手で出来ないのなら、ご主人様に代わりにしてもらうしかない。もともとクラーラはそういったことを求めている。まさしくwin-winだ。

クラーラは今日の反応からして、限界が近そうだ。先日の『会議』にも訪れたし、あと少しだ。あと少しでクラーラも私のものになるのだ。そう思うと興奮が冷めることはなかった。

カチューシャ「はーい!今日の練習はお終い!各自戦車の整備しなさい!あと今日の訓練で気づいたことを明日までに書いてきて!書いてこなかったりいい加減なこと書いてたら粛清よ!」

「「「「「はーい」」」」」

カチューシャ「あとノンナ、『会議』よ」

ノンナ「……はい」

私はにやけるのを我慢しながら、返事をした。

カチューシャ「……プレゼントもあるしね」

ノンナ「……?」

プレゼントとは何だろうか。もしかしたら新しい道具かもしれない。
期待に胸を膨らませながら、私はその場を後にした。

29: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/21(水) 18:15:40.48 ID:aNUoZy1m0
その日の夜。私はいつものようにカチューシャ様と共に『会議室』へと足を運んだ。当然周りに人影はなく、校舎も学生寮も静寂に包まれている。

カチューシャ「今日はまた一段と冷えるわね……ノンナ、今日はやめておこうかしら0」

ノンナ「いえ、同志カチューシャ。一瞬でも手を抜けば今迄積み上げていたものが崩壊してしまいます。ちょうど大洗戦のように」

カチューシャ「……あなたこの時間になる前は必ずあたしを煽るわね、まったく」

ノンナ「いえ、私は事実を述べたまでですので」

カチューシャ「そんなみえみえのしらばっくれ方して……よっぽどキツいのが欲しいようね」

ああ!カチューシャ様が私を言葉攻めしてくださっている!この事実だけでも私は足がすくむほどの恐怖と快感が訪れる。

カチューシャ「……まあいいわ。今日はもともと特別なやつをしてあげるつもりだったから……と、ついたわね」

『会議室』のカギを開けようとすると、カチューシャ様が制止した。

カチューシャ「今日は先に来て、暖炉を起こしていたの。こんなに寒かったんじゃ、事を及び始める前までに部屋があったまらないわ」

そういってカチューシャ様が扉を開けると、たしかに暖炉に火がくべてあった。

カチューシャ「それじゃ、今日の反省会……と行きたいところなんだけど、どうやら飼い犬が最近生意気なのよねぇ」

ノンナ「ッ」

そういうと、カチューシャ様は私に流し目を送った。これはいつもの合図。この目だ。この目をみるだけで私はカチューシャ様の犬になりさがる。そしてそのことを心底喜んでいる自分がいるのだ。やはり私は生まれもっての犬なのだと実感できる。この時だけ、カチューシャ様の犬でいればいいのだ。

カチューシャ「ノンナ、おすわり」

ノンナ「わんっ♡」

カチューシャ「あら、もう犬になってしまったのね。でも今日はちょっと特別と言ったでしょう。ノンナ、椅子に座りなさい」

ノンナ「わんっ」

カチューシャ「そのまま両手両足を縛るわ。そうね、ついでに目も縛ろうかしら」

カチューシャ様が次々と私に布を巻き付けていく。その光景はさながら子どもが奉公をしているようだ。実際には私を縛り、私を苦しめ、私を悦ばせる準備なのだが。

カチューシャ様の手がついに私の顔に伸び、身体の自由どころか、視界さえ奪われてしまった。どこにカチューシャ様がいるのかは感覚でわかるのだが、カチューシャ様の姿が見えないというのが残念だ。

カチューシャ「……ノンナ」

ノンナ「はぁん……」

カチューシャ様の吐息が耳元にかかる。

カチューシャ「あら、急に耳元でしゃべられてびっくりしたかしら……ふふ、しばらくこのままでしゃべるわね」

ノンナ「ふぁい……」

私はカチューシャ様を耳元と後頭部に感じた。


31: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/21(水) 21:13:37.00 ID:aNUoZy1m0
カチューシャ「ねえあなた、最近すこし生意気じゃないかしら?」

耳元で吐息が目いっぱいかかるように、ゆっくりとカチューシャ様がささやく。

ノンナ「わぁん……」

カチューシャ「いいわ、今は犬じゃなくても。ちゃんと答えなさい」

ノンナ「そ、そのようなことは……」

カチューシャ「……ふーん、嘘をつくわけね、このカチューシャに」

どことなく侮蔑を含んだ物言いに、私は急に恐ろしくなった。手足も視界も奪われたのだ。縄抜けも出来るが、手先さえも念入りに固定されている。完全に動くことなど不可能だ。

もしこの状態で……期待が膨らむ。

カチューシャ「あら、息が荒くなっちゃって、はやいわよ?」

ノンナ「はぁ、はぁ……」

カチューシャ「そうそう、今日は特別なものを用意しているの」

ノンナ「用意……?」

カチューシャ「ええそうよ。入ってらっしゃい、クラーラ」

ノンナ「!?そんな!」

一瞬自分の耳が信じられなかった。

クラーラ「は、はい、カチューシャ……様」

カチューシャ「そうえらいわねクラーラ。きちんとコートの下は裸で来たのね」

私を置いて、二人が話し出す。

ノンナ「か、カチューシャ様、これはいったい……」

カチューシャ「ノンナ、しばらく黙りなさい。さあクラーラ、今迄何があったのかあたしとあそこにいる犬に説明して頂戴」

クラーラ「……はい」

どうしてだ、なぜだ。どこで間違えた!クラーラがカチューシャ様の奴隷になるのはもっと後になるはずだ。それに、私は拘束されてしまっている。何の抵抗も出来ない。もしクラーラがすべて話してカチューシャ様から愛想が尽かされてしまったら……

こんな絶望的状況にも関わらず、私はこれまでのどの行為よりも興奮していた。

32: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/23(金) 00:39:02.99 ID:1IaOhMLQ0
クラーラ「半年ほど前からでしょうか……ノンナは、私に向かって毎日のように、その……前日の『事』を細かに私に伝えてきました」

カチューシャ「へぇ……それで」

クラーラ「例えば、鞭で打たれただとか、縄で縛られたとか……とにかく、たくさんです」

カチューシャ「それで、あなたはどう思ったわけ?完全にセクハラだけど」

クラーラ「まず沸き上がったのは、怒りと困惑でした。公衆の面前で、ロシア語だから誰にも知られないことをいいことに、どこでも構わずそういったことを言う彼女を軽蔑しました。しかし、少しずつその思いは……怒りから、その……」

カチューシャ「いいわ、ゆっくりでいいから。あなたの話が聞きたいの」

カチューシャ様はクラーラをあやすように言った。視界の封じられた私からは見れないが、まさしく聖母がごとき情景であっただろう。クラーラが裸でなく、カチューシャ様がエナメル質の煽情的な服装でなければの話ではあるが。

クラーラ「はい、カチューシャ様……その、だんだん自分の心が嫉妬心で覆われていくのを感じていました。私だってかなうことならカチューシャ様のおそばに居たい、この身を捧げたい……なのになぜあの女だけがカチューシャ様を独り占めできるのかという不満が頭から離れなくなりました」

カチューシャ「あら、うれしい限りだわ」

カチューシャ様は言われなれてるように軽く言うと、ゆっくりと私が拘束されている椅子に近づいてきた。

カチューシャ「さて、ノンナ。これはどういうことなのかしら?あなたは口が固いと思ってたんだけど」

先ほどのように耳元で囁くカチューシャ様の声が、明らかに侮蔑し、さげすんでいる冷たいものに変わっている。私はそれだけでもイってしまいそうになるが、質問に答える。

ノンナ「……誰にもばれないと思うと、つい口が緩んでしまいました」

カチューシャ「……嘘ね」

はっきりと、一音一音確かめるようにカチューシャ様はそういった。

ノンナ「そんな!嘘などついて」

カチューシャ「黙りなさい」

ノンナ「……」

カチューシャ「あなたの日記、拝読させてもらったわ」

ノンナ「そんな!?あれは誰にも見せないように……」

カチューシャ「ええ、あなたなかなか隙を見せないから苦労したわ。流石ロシアのスパイだわ」

ノンナ「なっ!?」

私がスパイなことは日記どころか、どこにも証拠はないはずだ。そんなへまをするはずがない。どこでカチューシャ様にばれてしまったのだ……

カチューシャ「正確には元、スパイね。あんまりカチューシャ様の力を舐めないことね。あたしに忠誠を誓ったから排除しなかったようなものの、本来ならうちの高校に来た時点で殺されてるところよ」

ノンナ「……」

カチューシャ「さて、この日記にはなんて書いてあるから、クラーラ」

クラーラ「はい……どこから読めばよろしいですか?日記のほとんどがカチューシャ様賛美なのですが……」

カチューシャ「そこはいいから、クラーラ、あなたのことが載ってるところを読みなさい」

クラーラ「はい……『クラーラというロシアからの留学生が来た。何の関係もないだろうが、用心に越したことはないので少し様子を見ることとする……ある日の午後10時過ぎ、自室にて……』……あっ」

カチューシャ「どうかしたのクラーラ。続きを読みなさい」

クラーラ「は、はい……『自室にて、自慰行為を行うクラーラを目撃。自慰内容は……乳首ピアスを自ら引っ張り、痛みによる倒錯的な快感を得ていた。』と書かれてあります」

カチューシャ「へえ……あなた、そういう趣味があるの、ね!」

クラーラ「はぁん!!か、カチューシャ様、強いです……」

目が見えないが、おそらくカチューシャ様がクラーラの乳房を揉んだかつねったか……ああ!なぜ見れないのだろうか!クラーラのあの、苦悶に満ちたなかにある陶酔感に浸った時の表情が見たい、カチューシャ様が私以外にいったいどんな責め苦を与えるのかつぶさに観察したい、そして自分にもしてほしい……

どうにかして視界を確保しようと頭を振ったが、きっちりまかれた目隠しはとれるどころかズレもしなかった。

35: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/23(金) 21:46:59.09 ID:1IaOhMLQ0
カチューシャ「あら、どうしたのかしらノンナ」

ノンナ「カチューシャ様!どうかこの目隠しをとってくださいませんか」

カチューシャ「何を言っているのよあなた。最初に言ったでしょう、『プレゼント』ってね」

そういうと、カチューシャ様はゆっくりと暖炉の方へ足を運ぶ。クラーラは身じろぎもせずにずっとその場で立っているようだった。

カチューシャ「犬のしつけは飼い主の責任。これはロシアでも常識でしょう?」

ノンナ「……はい、カチューシャ様」

カチューシャ「それであたし気づいちゃったの。そういえばまだ『首輪』、用意してないってこと」

首輪……首輪ならこれまでの散歩でも使われたし、なんなら一日中つけっぱなしでいろと命令されたこともある。みんなに見られたときはバレてしまうのではないかと肝を冷やしながら感じていたものだ。

カチューシャ「あんなちゃちなものじゃないわ」

合点がいかない私にカチューシャ様が答える。

カチューシャ「もっと一目であたしのものだってわかるものじゃなきゃダメだったのよ。そうじゃないとノンナみたいな子は自覚がなくなっちゃうみたいだし」

ノンナ「カチューシャ様!私はこれまでカチューシャ様の犬であることを片時も忘れたことはありません」

カチューシャ「いいえ、あなたはまだあたしの犬にふさわしくないわ。まだあなたは私利私欲に憑りつかれているわ……ちょうどいい機会だし、反省させてあげる。クラーラ、こっちに来なさい」

クラーラ「はい、カチューシャ様」

クラーラが部屋に入ってきた時から居た場所を離れ、暖炉の側へと向かう。

カチューシャ「クラーラ、あなたはどうするの?今日初めてここまで来たけど、不安はないかしら?」

クラーラ「私は……カチューシャ様の奴隷になると、犬になると決めてここまで来ました」

カチューシャ「ふふ、なかなかいい決意ね。それじゃ、いくわよ」

そういうと、暖炉から大きな音がした。どうやらまきが勢いよく崩れたようだ。しかし、それだけではない。

カチューシャ「クラーラ、これはなんだとおもう?」

クラーラ「これは……焼き印ですね」

カチューシャ「ええ、それも結構な大きさでしょう?あたしなんかがこの大きさのものを押し付けられると入院しなきゃならなくなるわね」

そういうと、カチューシャ様は私の顔元に焼き印を近づけた。

ノンナ「ッ!」

カチューシャ「ふふふ……紅く照らされてきれいよ、ノンナ。ノンナみたいなドMの変態でも、流石に目が見えない中でこういうことやられると顔が引きつるのね」

ノンナ「か、カチューシャ様、熱いです」

カチューシャ「大丈夫よ、顔にはつけないわ」

スッと熱が遠ざかり、暖炉へ焼き印が再び突っ込まれる音がする。一体どれほどの大きさでどんなことが書かれていて、そしてどこに焼き付けられるのか……私の恐怖心はいつの間にか鳴りを潜め、異常に肥大しきった嗜虐心に考えを埋め尽くされる。

36: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/24(土) 23:52:43.18 ID:+qNhMHTd0
カチューシャ「さてと、今日のメインイベントはさっきのやつなんだけど……困ったことがあるのよねぇ」

含みのあるような物言いをしながら、カチューシャ様はため息をつく。

カチューシャ「今までのようにノンナ一人ならそれでよかったんだけど……クラーラまであたしの犬になっちゃっているでしょう?どっちから先につけてあげようかしら」

ノンナ「カチューシャ様、私から先にお願いします!」

真っ先に私は名乗り出た。出来るならひざまずいてその忠誠心を示したいところだがそれはかなわない。

カチューシャ「へぇ……そうねぇ、この焼き印はノンナに向けて作ったようなものだし、先にノンナでいいかしら。クラーラはどう?」

クラーラ「私は別に……どちらでも」

カチューシャ「あらそう……それじゃあ決まりね」

カチューシャ様が再び暖炉から焼き印を引き抜く音がする。すると、途端に熱源が近くにまで迫ってくる。

ノンナ「あつっ!」

カチューシャ「ふふ……これを押し付けたらどうなっちゃうのかしら。きっとものすごく熱いはずよ。熱くて苦しくて、気絶なんかしてしまうかもしれないわね」

私はカチューシャ様の煽情的なその言葉に期待感が高まる。きっとカチューシャ様の言う通りそれは苦しいのだろう。熱いのだろう。しかもそれがカチューシャ様からの贈り物なのだ。こんなに幸せなこともないだろう。

カチューシャ「それじゃ、行くわ……よ!!」

その瞬間、部屋中に絶叫が響いた。しかし、私にその苦痛は訪れなかった。

クラーラ「あああああ!!熱い!!!あっ、ああああああああああ!!!!」

カチューシャ「あっははははは!もっと叫びなさい!」

皮膚の灼けた匂いと、クラーラの悲痛な叫び声が部屋を彩る。目さえ見えれば、その光景はもっと強烈なものなのだろう。だがそんなことはどうでもよかった。私は混乱した。先ほどまで焼き印は私の元に伸びてきていたはずだ。それにさっきまで私が先だったはずだ。なぜ。どうして!私よりもどうしてクラーラが先なのか。
私の中で混乱は徐々にクラーラに対する嫉妬へと変わっていった。

クラーラ「あああ、あ……」

カチューシャ「もういいころ合いね……うん、きれいに出来てるわ」

クラーラがその場に倒れたのか、床に大きなものが落ちた音がした。

カチューシャ「よく耐えたわねクラーラ、あとはゆっくりお休み」

クラーラ「……は、はい、カチューシャ様……」

息も絶え絶えといった感じで、クラーラは返事をした。

カチューシャ「……さて、と。ノンナ、気分はどうかしら?」

まるでカチューシャ様はこれが目的だったとでもいうように、私に改めて聞いてきたのだった。

38: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/26(月) 22:44:34.80 ID:QVD1NfM70
ノンナ「……最悪な気分です」

カチューシャ「あら?放置プレイは気に食わなかったかしら?」

ノンナ「そうではありません」

私は自分が企てていた計画のすべてが水泡に帰したことを悟っていた。そして、それは目の前に立っているであろう女がやったことも。

カチューシャ「……あなたが怒っているのもたいてい想像がつくわ。いままで積み上げてきた企みが、あたしの手によって何もかも台無しになっちゃったんだから。でも一番腹立たしいのはなにかしらね?」

カチューシャ様は私に問いかける。先ほどまでの詰問するような言い方ではない。諭すような物言いだった。

カチューシャ「……あなたは誰が一番大切なの?誰に忠誠を誓って誰のために生きて誰のために死ぬの?」

ゆっくりと私の周りを歩く音がする。脳髄の奥深くまで染み込んでくるようだ。

ノンナ「……カチューシャ様、です」

カチューシャ「そう、あなたはこのカチューシャ様に全てを捧げると言ったはずよ。だからこんなことに付き合ってあげてるのに……余所見なんてしちゃうなんて、駄犬ね」

ノンナ「余所見などしていません!ただ私は」

カチューシャ「言い訳は結構よ。そのための制裁も加えることにしたから」

ノンナ「……」

カチューシャ「いまからあたしがあなたに付ける焼き印の言葉を教えてあげましょうか」

カチューシャ様は足を止めない。いまどこにカチューシャ様がいるのかがわからない。長い間拘束され続けたことと、あらゆる精神的疲労が私の感覚を鈍くさせていた。

カチューシャ「それはね、こう書かれてるの。『私はカチューシャ様の二番目の犬です』ってね」

ノンナ「……二番目?まさか!!」

カチューシャ「カチューシャ様以外の人間に余所見しちゃうような犬は二番手ね。これからはクラーラをあたしの一番の犬に仕立て上げるわ。もちろん、クラーラにはこう付けたわよ。『私はカチューシャ様の一番目の犬です』って」

ノンナ「そんな!……それはあんまりではありませんか!私は!私はあなたがいなければ!」

カチューシャ「いいえノンナ。あたしはあなたを捨てたりしないわ。ただ一番目じゃなくなるってだけよ」

ノンナ「そんな……こんなことって……」

私は絶望感から涙が目隠しを濡らした。どんな責め苦でもよろこんで耐えられたが、こんなひどいことなどあっていいはずがない。

カチューシャ「あら、泣いちゃったのね。どうしてそこまであなたはショックを受けているのかしら?」

ノンナ「……わかりません」

カチューシャ様が足を止める。そしていつの間にか、私の耳元に顔を近づけていた。そして、囁く。

カチューシャ「それはね、あなたの中にいる蛇がそうさせるの。決してあなたが悪いわけじゃないわ」

ノンナ「……蛇?」

カチューシャ「そうよ。あなたの体の中には悪いわるーい蛇がいるの。だからあたしが退治してあげるわ」

ノンナ「お願い、しますカチューシャ様。その蛇を、私の中の蛇をどうか……どうか!」

カチューシャ「ええわかってるわ……ただ、ちゃんと耐えて、ねっ!!」

ノンナ「ああああぁぁあああああぁぁぁ!!!」


私はヒューズがとぶように、気を失った。

39: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/26(月) 23:03:38.08 ID:QVD1NfM70
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全く、これじゃいつもの二倍大変ねぇ。
そう一人ごちながら、後始末を始める。足元にはクラーラ、椅子にはしばりつけられたノンナがそれぞれ気絶していた。
準備はクラーラが手伝ってくれたが、こうなるともうどうしようもない。せめて早くおわるのを祈るのみだ。
それぞれのお腹には『один』と『два』の焼き印が付けられていた。痛々しいその傷跡は、二人の宝物になるのだろうか。
それは今後のあたし次第ね、とまた呟きながら自然、ノンナの頭を撫でていた。ひどい恰好だが、愛らしいのに変わりはない。

カチューシャ「馬鹿ねぇ、あたしが捨てるはずないじゃない」

ノンナのお腹には『один』とあった。もちろん、ロシア語で1だ。
そもそも今日は少しお灸を据る程度だったのだ。しかし、相談を持ち掛けてきたクラーラがまさかあそこまでとは思わなかった。
このカチューシャ様を引かせるとはなかなかやるじゃないと思いながら、これぐらいしないとノンナには効かないかと思い直した。

ノンナがスパイだというのを教えたのもクラーラだし、自身もスパイであると言っていた。ただクラーラの場合ロシア側のノンナとは別の勢力のスパイだというのだからおかしな話だ。一体この高校には何人スパイがもぐりこんでいるのやら。

カチューシャ「……ま、全部あたしの犬にすれば済むことね。……なーんて」

そういいながら、あたしはまた後片付けを始めた。
ノンナもクラーラもいい顔で寝ているから起こすこともできないのは、少し優しすぎかしらね、なんて思いながら。











???「ノンナ副隊長もクラーラさんも情けねえべやな。あとで報告さ行くべ」

???「んだんだ、だども、だぶるすぱいっていうのも楽じゃねえべ」

???「なにいってんだ、三重すぱいだべ」

???「そいづもそうか」

???・???「「はっはっは!」」

To be continue…?

40: ◆2QfXBkV1Yr70 2016/12/26(月) 23:05:46.92 ID:QVD1NfM70
一応これで終わりです。
なんか続きそうにして終わってますが何も考えてませんしそもそも見切り発車で書きだしたので大した内容でも文量でもないのに四か月もかけてしましました。なんにせよ今年中に終われてよかったです。
ありがとうございました。