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ダイヤ 千歌
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1: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:17:55.85 ID:GvJVVI26.net
千歌「よーし! 部室まで競争だ!」

曜「あ、ちょっと千歌ちゃん!」

梨子「廊下を走ったら危ないよ!」

千歌「うわぁっ!」ドンッ

ルビィ「ぴぎゃっ!?」ドサッ

梨子「言ってるそばから……」

ダイヤ「……千歌さん?」ワナワナ

ダイヤ「廊下を走るとは何事ですか!」

ダイヤ「そんなことではサンタさんは来てくれませんわよ!?」

千歌「……へ?」

3: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:21:29.98 ID:GvJVVI26.net
ダイヤ「サンタさんはいい子のところにしか来ないのですよ?」

ダイヤ「廊下を走るような人のところには来ないかもしれませんね」

千歌「やだなーダイヤさん。いくら千歌でもサンタさんが――」

ルビィ「わー! ちょっと千歌ちゃん!」アセアセ

千歌「もごもご」

ダイヤ「……サンタさんが、なんですの?」

ルビィ「え、えっと……。千歌ちゃんはいくらなんでもサンタさんは来てくれるって言いたかったんだと思うよ!」

ダイヤ「そういう慢心がいけないんです! いくらサンタさんが聖人だからといって愛想つかされますわよ?」

ダイヤ「まったく千歌さんは……」スタスタ

5: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:24:40.90 ID:GvJVVI26.net
千歌「もごもご」

ルビィ「ふぅ……」パッ

千歌「はー苦しかったー……」

ルビィ「あ、ごめんなさい、千歌ちゃん……」

曜「あ、あの、えっと……」

梨子「もしかしてダイヤさんって……」

ルビィ「……。うん」

梨子「かわいい」(へぇ、なんだか意外だなー)

7: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:29:07.30 ID:GvJVVI26.net
鞠莉「ねー、ダイヤもかわいいとこあるよね」スッ

梨子「うわっ!? ってなんだ鞠莉さんか」

曜「鞠莉ちゃんは知ってたの? ダイヤさんがサンタさんを信じてるって」

鞠莉「まあ幼馴染だしね、2年前も信じてたからもしかしたらとは思ってたけど」

梨子「ルビィちゃんは気付いてるのになんでダイヤさんは信じてるの?」

ルビィ「え、えっと……。ルビィはその、サンタさんを見たくて寝た振りしてて――」

千歌「それで知っちゃったんだ……」

ルビィ「うん……。お姉ちゃんは『そんな悪いことをしてはサンタさんはプレゼントをくれませんわよ?』って」

曜「ダイヤさん純粋だなぁ……」

9: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:32:42.27 ID:GvJVVI26.net
善子「……廊下で集まって何してるのよ」

花丸「部室にいかないの?」

千歌「善子ちゃんに花丸ちゃん」

曜「ちょっと色々あって話し込んじゃってたんだ」

善子「サンタさんがどうとか聞こえたけど」

梨子「あぁ、ダイヤさんがね――」ハッ

花丸「ダイヤちゃんがどうしたずら?」

梨子「ねえルビィちゃん、2人は?」コソコソ

ルビィ「2人とも大丈夫」コソコソ

鞠莉「まあ高校生にもなって信じてる方がレアだよね」コソコソ

27: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:14:27.99 ID:4yxJrS7f.net
ホワイトクリスマスにこだわるダイヤちゃん見てたらサンタさん信じてそうだなーって思った
けど>>10も素晴らしい。
まあつまり何が言いたいかというとダイヤちゃんかわいい

11: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:35:57.81 ID:GvJVVI26.net
善子「ダイヤがどうしたのよ」ジトッ

曜「ダイヤさんってまだサンタさんを信じてるらしくて」

善子「はあ?」

花丸「意外ずら」

善子「高校3年生にもなってそれってどうなのよ」

梨子「ダイヤさんもよっちゃんにだけは言われたくないと思うな」

善子「どういう意味よ!」

果南「まあ、普段は家でも学校でもお堅いわけだし、それくらいいいんじゃない?」

千歌「果南ちゃん、いつの間に……」

ルビィ「お母さんも高校生の間くらいは、って」

12: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:40:15.19 ID:GvJVVI26.net
鞠莉「まあ、あんなにうきうきしてるダイヤを見るとね」

曜「そういえば最近すごく張り切ってたような……」

千歌「そういう理由だったんだね」

果南「そういうわけだからダイヤの前ではサンタさんを否定しないでね」

6人「はーい」

ルビィ「みんな、ありがとう……!」

鞠莉「そういえば、みんなはなんでサンタさんを信じなくなったの?」

鞠莉「あ、ルビィはさっき聞いたけど!」

13: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:44:00.70 ID:GvJVVI26.net
梨子「どうしてって、何も面白いことはないけど……」

梨子「普通に友達と話してて気付いたっていう」

鞠莉「地味ね」

善子「凡人」

梨子「……鞠莉さん、よっちゃん?」ワナワナ

善子「ぴゅーぴゅー♪」

鞠莉「アメリカンジョークよ、アメリカンジョーク」

梨子「そういうよっちゃんはどうなの?」

善子「……」ズーン

曜「な、なんだかまずそうな……」

15: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:47:33.14 ID:GvJVVI26.net
善子「クリスマスの夜に物音で起きたらサンタの衣装を着た両親が乱れてるのを見たわ」

善子「傍らに私へのプレゼントを置いてね」

梨子「うわあ……」

鞠莉「え、えっと、Sorry?」

善子「いいのよ、この時期になると必ず思い出すから……」

ルビィ「みだれる……?」キョトン

花丸「善子ちゃんの両親は何してたずら……?」キョトン

千歌「うーん?」キョトン

果南「あっ、気にしないで!」

16: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:51:12.91 ID:GvJVVI26.net
ルビィ「マルちゃんは?」

花丸「マルは元々クリスマスをお祝いすることが少ないから」

ルビィ「あ、そっか……。お寺だもんね」

花丸「だからちっちゃい頃はサンタさんはなんでマルのところに来てくれないのかなって……」シュン

鞠莉「っ! マリーがマルのサンタさんになってあげる!」

花丸「ううん、今年みんなでクリスマスをお祝いできるのがうれしいから」ニコッ

千歌「花丸ちゃん……」ウルウル

梨子「なんて健気な子……」ウルウル

18: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:54:57.22 ID:GvJVVI26.net
花丸「千歌ちゃんは?」

千歌「あ、チカは――」

千歌「っていうか、曜ちゃんと果南ちゃんも巻き込んじゃったんだけど」

曜「あー、そういえば……」

果南「そうだったね」フフ

鞠莉「? 曜と果南も?」

千歌「うん、みとねぇがね『サンタさんなんていないよ』って」

曜「私たちが3人でほしいもの話し合ってる時にね」

梨子「あー……。なんとなく想像できるかも……」

19: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:58:03.11 ID:GvJVVI26.net
果南「で、鞠莉は?」

鞠莉「私は、中学に入る時かな? ママに教えてもらったわ」

曜「まあそれが一番理想的なのかな?」

千歌「みとねぇに意地悪されるよりはずっとね」

善子「親が交わってるところ見るよりはずっと……」ズーン

梨子「よっちゃんが重すぎるだけだと思うけど……」

ルビィ「みんな色々知っちゃった理由があるんだね……」

果南「とにかく、ダイヤには内緒ね!」

7人「はーい」

20: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/24(土) 23:59:37.40 ID:GvJVVI26.net
――

翌日部室

ダイヤ「……ねえルビィ」

ルビィ「うゆ? どうしたのお姉ちゃん?」

ダイヤ「わたくし、ふと思ったんですけれど」

ルビィ「?」

ダイヤ「サンタさんっていませんの?」

7人「!?」

ルビィ「っ! ど、どうして!?」

ダイヤ「その、聞いてしまいましたの、お母様とお父様がわたくしのプレゼントについて話しているのを……」

21: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:03:19.56 ID:4yxJrS7f.net
ルビィ「え、えっとそれは――」

鞠莉「それは、サンタさんに伝えるためじゃない?」

ルビィ(鞠莉ちゃん……!)

ダイヤ「そう、ですの……?」

ダイヤ「け、けどクラスの皆さんも――」

梨子「信じてない悪い子にはサンタさんは来ませんから!」

曜「そ、そうだよ! だから嫉妬して!」

ダイヤ「でも――」

善子「ジィィィィィィザスクラァァァァァァイスト」

ダイヤ「っ!」ビクッ

22: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:05:23.01 ID:4yxJrS7f.net
善子「ダイヤはサンタさんはいると思ってるんでしょ!?」

ダイヤ「え、えぇ……」

善子「なら周りに何を言われようと貫きなさいよ!」

善子「デーモンもエンジェルもないっての!」

ダイヤ「デーモン? エンジェル?」

千歌「……あぁ! でもとデーモンをかけたの?」

善子「か、解説しないで」カアアアアアアアアアア

花丸「ギャグを解説するなんて千歌ちゃん鬼畜ずら……」

23: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:09:11.64 ID:4yxJrS7f.net
ダイヤ「……善子さんの言う通りですわね」

ダイヤ「サンタさんはいる。それは事実ですわ」

ダイヤ「ならわたくしが信じない道理はありませんわ!」

ルビィ「お姉ちゃん……。うん!」

ダイヤ「善子さん、ありがとうございます!」

善子「……うじうじしてるのが見るに見かねただけよ」

ダイヤ「サンタさんはいますわ!」パアアアアアアアアアア

24: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:11:25.38 ID:4yxJrS7f.net
ダイヤ「はぁ、クリスマスが楽しみですわ」ワクワク

果南「そういえば、ダイヤは今年何がほしいの?」

ダイヤ「秘密、ですわ!」

鞠莉「えーケチー。教えてくれたっていいじゃない」

ダイヤ「ケチで結構ですわ」ヒラヒラ

ルビィ「……えへへ」ニコッ

ダイヤ「な、なんですの、ルビィ……?」

ルビィ「ううん、なんでもないよ」

ルビィ(実はお姉ちゃんのサンタさんへの手紙、見ちゃったんだ)

26: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2016/12/25(日) 00:13:35.03 ID:4yxJrS7f.net
『サンタさんへ
Aqoursの皆さんは普段は少しやんちゃかもしれませんが、みんないい子です
わたくしはいりませんのでかわりに皆さんにいいものをさしあげてください』

ルビィ(みんながお姉ちゃんを想ってくれるように、お姉ちゃんもみんなのこと想ってるんだね)

ルビィ(ただ、お父さんとお母さんはすごく困ってたけど)アハハ...

おわり