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八幡 留美
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 12:33:05.52 ID:yeykJVeB0
八幡「またこんなとこで飯食ってんの?」

留美「…うるさい」

八幡「お前もそろそろ友だち作れよ?そんなんじゃつまんねぇだろ毎日」

留美「その言葉、そっくりそのままお返ししますけど」



留美「先生」

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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 12:49:01.99 ID:bmMLiwrx0
八幡「俺別に友達いないわけじゃないぞ?」

留美「へぇ…。じゃあどうしてこんなところでお昼ご飯食べてるんですか?」

八幡「それは……その……」

留美「つまらない見栄ははらない方がいいですよ」

八幡「違う!アレだ。ここは結構思い出の場所だから…」

留美「そういうことにしておきます」

八幡「………」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 12:52:53.35 ID:bmMLiwrx0

スパーン スパーン モットアツクナレーーー


八幡「…テニス部、活気あるな」

留美「それはまぁ、一応強豪校ですし」

八幡「鶴見は何か部活やってんのか?」

留美「いいえ」

八幡「そっか。何かやる気とかないの?」

留美「あったとして、それを先生にいう義理はないです」

八幡「だよなぁ」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 12:57:55.62 ID:bmMLiwrx0
留美「………」

八幡「…………」

留美「…こっち見ないでくれませんか?」

八幡「いや、その弁当って親に作ってもらってんの?」

留美「自分で作ってますけど」

八幡「へーそうなんだ。すげぇな」

留美「別に凄くないです」

八幡「俺の分も作ってくれない?」

留美「殴りますよ?」

八幡「……すまん」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:00:35.95 ID:bmMLiwrx0
八幡「ふー、食った食った」

留美「…………」(本を取り出す)

八幡「……太宰?」

留美「…………」ペラペラ

八幡「……じゃ、また明日な」

留美「…………」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:07:42.52 ID:bmMLiwrx0
【教室】


「でさー」

「それマジ?」


留美「そこ、私の机」


「…えっ、あ、ごめん」

「今どくわ….」


留美「………」スッ



「で、やっぱりあれがさー!」

「ホントすげぇな」


留美「………いい加減黙れよ」ボソリ

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:13:34.40 ID:bmMLiwrx0
「人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが、各人の性情だという」


留美(……眠い)


「…こら、鶴見!寝るな!」


留美「!?は、はい…」


……クスクス クスクス ドンマイー


留美「…………うるさいって言ってるでしょ…」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:17:14.88 ID:bmMLiwrx0
「起立、礼」

「さようならー」


留美(……やっと帰れる)


「帰りサーティワン寄ってく?」

「それいい!いこいこ!」

「待って、今日ミスド100円っぽいよ!?」

「それマジ!?なぁなぁ俺も行っていい?」

「失せろ変態」



留美「……浪費お疲れ様」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:44:02.61 ID:bmMLiwrx0
【昼休み】


留美「………」

八幡「おっ、いたいた。隣座るぞ」

留美「はぁ」

八幡「そんな露骨に嫌そうな顔すんなって…」

留美「だったら毎日毎日声かけてこないでください」

八幡「そんなに嫌なんだったら食う場所変えればいいのに…」

留美「………」

留美「…なんで、私が先生なんかのせいで場所を変えなきゃいけないんですか」

八幡「ははは、そりゃそうだ」

留美「……………ちっ」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 13:47:50.27 ID:bmMLiwrx0

八幡「…なぁ、鶴見」

留美「……なんです?」

八幡「お前、どうして1人になろうとするんだ?」

留美「…は?」

八幡「いや、お前顔は可愛いだろ?」

留美「セクハラで訴えますよ」

八幡「褒めたのに!?」

留美「気持ち悪いんですよ」

八幡「ひでぇ……いやほら、お前くらいのレベルだったら、普通にしてたら友達くらい出来るだろ」


八幡「俺から見たら、無理やり一人になろうとしてるようにしか見えないんだわ」

留美「……」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 14:06:51.73 ID:QKk2Yd+f0
留美「……面倒くさいから」

八幡「面倒くさい?」

留美「嫌われないように、飽きられないように、ずっと『友だち』の顔色を伺い続けなきゃいけない。他人と協調するために、自分を殺さなきゃならない。そこまでしても、友だちといて、そんなに楽しいわけじゃない」

八幡「……まぁ、わかんなくもないけどな…」

留美「それに……」



留美「壊れるときは、一瞬」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 14:11:12.09 ID:QKk2Yd+f0
八幡「……昔、なんかあったのか」

留美「……別に。何もないですよ」

八幡「……………」

留美「何があったわけでもない。きっかけがあったわけじゃない。人付き合いなんてデメリットしか生まれないって、ふとそう思っただけ」

八幡「……本当に、そうか?」

留美「本当の本性。嘘はついてない」

八幡「………そっか。わかった」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 14:13:54.02 ID:QKk2Yd+f0
八幡「……よし」

留美「……?」

八幡「鶴見、お前部活やってないんだよな?」

留美「はい」

八幡「じゃ、決まりだな」

留美「なに、何かすごく嫌な予感が……」



八幡「鶴見留美、お前は今日から、奉仕部の部長だ」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/16(日) 14:14:46.58 ID:QKk2Yd+f0
本日は終わりになります
るみるみが好きで建てただけのスレです