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八幡
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 00:43:00.58 ID:h2o3Cu+R0
八幡(いつものような無言の読書の時間)

八幡(ちなみに今由比ヶ浜はいない。今日アイツは早退した)

八幡(だから静かだ。静かすぎて眠いまである)

八幡(と、いつもの俺なら思うところだが、今日はわけが違う)

八幡(実は最近SMに目覚めていて、今は彼女をMにする10の秘訣という本を読んでいるからだ)

八幡(俺がなぜSMに目覚めてしまったのか)

八幡(だいたいわかっている。おそらく長い間虐げられてきたことに対する反動が原因だ)

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 00:44:06.19 ID:h2o3Cu+R0
八幡(俺は殴られるために生まれたサンドバックやミットとは違う)

八幡(罵声を浴びせられればキツイし、枕を濡らすことだってある)

八幡(そして、心のなかでは常日頃からやり返したいという復讐心が渦巻いているのだ)

八幡(そんな俺がうっかり落とす動画を間違えてSMのAVを見てしまったら…)

八幡(後は説明する必要もないだろう…)

雪ノ下「……」ペラッ

雪ノ下「……」ペラッ

八幡(ふん。いつもそうやっていれば美人なんだがなぁ…)

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 00:45:05.36 ID:h2o3Cu+R0
雪ノ下「なにかしら?その粘りつくような視線をやめてほしいのだけれど気持ち悪い」

八幡「確かに俺の目が濁っているのは認めるが別にお前を見ていたわけじゃない。勘違いするな」ヒラヒラ

八幡(本当は勘違いじゃないんだけどね?)

八幡(とまぁ、コイツは口が悪い上に的確に相手の急所をついてくるからたちが悪い)

八幡(今でこそ冗談だと笑って済ますことはできるが、実を言うと最初の頃は傷ついていた)

八幡(だってコイツ、不意に俺のトラウマほじくり返してくるんだもん)

八幡(こほん。まあそういうわけで、俺は雪ノ下が嫌いなのだ)

八幡(だが、嫌いな女でも可愛ければ抱ける、というのが悲しい男のサガである)

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 00:46:20.99 ID:h2o3Cu+R0
八幡(いや、むしろ嫌いだからこそめちゃくちゃにしてやりたいまである)

八幡(俺は最近、雪ノ下をハードな責めで奴隷に調教する、という妄想で抜いているくらいだし…)

八幡(コイツをどうにか雌犬に調教できないものだろうか…)

八幡(と、考え始めたのが一月ほど前)

八幡(とうとう今日から、俺の高校生活を賭けた奴隷調教が始まる)

八幡(高校生活を賭ける、というのは、拒絶されればもちろん俺に居場所はないからだ)

八幡(地味キャラって怒らせたら何するかわかんねーな)

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 00:54:34.56 ID:h2o3Cu+R0
ところで、本で得た知識なのだが、雪ノ下雪乃という女は比較的調教が楽だと思う。

なぜなら、雪ノ下には由比ヶ浜と、まぁグレーゾーンで俺くらいしか親しい友人がいないからだ。

交友関係の広さは、それすなわちソイツ個人の世界の広さに直結する。

雪ノ下には、なにかあったときに相談できる知り合いがごく少ない。

両親との仲が良好だという話は聞かないし、(まぁ仲が良くても普通親には相談しにくい)姉妹仲も悪い。

たとえば相談が出来る相手と言ったら、俺か由比ヶ浜くらいのものなのだ。

もちろんそうだと決め付けるのは早計だが、だいたい間違ってはいないだろう。

なんといっても、雪ノ下は障害を一人で乗り越えられる力があるのだから。

だが、人間の思考能力は簡単に奪い取ることができる。と、本にはあった。

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 01:40:38.56 ID:h2o3Cu+R0
例えば。

街を歩いている時に、みるからに怪しげな奴が声をかけてきたとする。

―――ちょっとお話いいですか?

当然、断るだろう。無視するまである。

そいつは本当に危ないやつだったかもしれないし、本当は悪いやつじゃなかったかもしれない。

にも関わらずすぐに無視すると判断したのは、思考能力が正常に働いているからだ。

言葉と本音が一致するわけじゃないと無意識にわかっているからである。

しかし、場面が外国に変わったとしよう。

周りの人間は当然のように外国語を話していて、さっぱり意味がわからない。

こっちを見て英語でヒソヒソ話されても、何を言っているのかわからない。

ひょっとしたら文化の違いで、なにか自分がマズイことをしているのかもしれないと想像してしまう。

そんなときに。同じ日本人が現れて、

―――ちょっとお話いいですか?

ほっとして、話を聞いてしまうのではなかろうか。

男は同じなのに、状況が変わるだけで難なく受け入れてしまえるのだ。

これは、状況に思考力が奪われたということに他ならない。

28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:30:33.72 ID:h2o3Cu+R0

そして、この奉仕部の部室、空き教室だ。

ここには俺と雪ノ下しかいない、いってみれば二人だけの世界である。

想像してみてみてほしい。

もし、俺の隣いるのが雪ノ下ではなく、恰幅のいい強そうな男だとしたら。

その男の決定は、すなわち世界の決定になるのではないだろうか。

だって、例えば俺にはその男に抗う方法がない。

世界に二人しかいなければ、強い方が決めたルールに従うしかないのだ。

29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:31:40.79 ID:h2o3Cu+R0
俺にできることはといえば、黙って唇を噛むことくらいで、誰かにその男の理不尽を相談することもできない。

もしそれができれば、誰かと意見を確かめ合うことで自分の正しさを確認できたかもしれない。

しかしそれすらできない状況。

そんなことになれば、次第に己が正しいという自信さえも失われるに違いない。

思考力が停止し、その男の言葉に疑いを持たなくなるのは時間の問題だといえる。

とまぁ、長く語ってしまったが、雪ノ下は危なげもなくそんな状況に常日頃から身を置いている少女なのだ。

もし、彼女が俺へ抗う術(スベ)を失ってしまったら、いや、奪ってしまったら。

他へ意見を持ち込ませる機会をまるごと奪い、完全に雪ノ下雪乃の世界を遮断――閉鎖することができたなら。

俺の考え(というか本の教え)は成功するのである。

30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:32:35.43 ID:h2o3Cu+R0


ところで、俺は気が弱い。

実はまだなにもしていないのに、心臓がバクバクいっちゃってる。つまり怖気ついている。

今日由比ヶ浜さえいてくれたなら計画を先延ばしに出来たのに!とまで思ってしまう始末だ。はぁ。

八幡「………」

我ながら自分の弱さが腹立たしい。

だが、今日実行できなければきっといつまでたってもできないということはなんとなく予想できた。

これは夏休みの宿題みたいなもので、(いや全然レベルは違うんだけど。)初日に取り掛かれなかったら二日目も出来やしないのだ。

そして慌てて後半に焦り始める。

焦ってももう遅いから達成できずに夏休みを終える。

31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/05(金) 16:33:10.93 ID:h2o3Cu+R0
しかし、これを俺の計画に当てはめてしまうと非常にまずい。

焦って慌てたら必ずどこかで失敗して、最悪俺の人生そのものが終わってしまうからだ。

落ち着け、よく考えてみろ、俺……。

由比ヶ浜はどう見ても雪ノ下LOVEのクソビッチだ。今日を逃せばきっと毎日部室に来る。

今日しかないんだ。


八幡「………ふぅ」


俺はなけなしの勇気を振り絞りように小さな息をついた。ここからはじめる。

雪ノ下マゾ奴隷化への第一歩。

名づけて――不安を与える作戦、だ。

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:33:49.62 ID:h2o3Cu+R0
これもあらゆる資料を元に調べた成果なのだが、調教の一歩として有効な作戦だと思う。

雪ノ下がなぜ俺に毎日のように罵声を浴びせてくるのか。

俺の自惚れじゃなければ、雪ノ下は俺のことを大切な人間だと思っているはずだ。頼むからそうだと言って。

そんな人間に、なぜあんな態度をとるのか。

距離感がつかめない不器用な性格だから、というのももちろんあるだろう。

仮面を被って深くまで立ち入れさせないというのももちろんある。

だが一番の理由は、それらの奥底の基盤となる部分に、安心があるからだ。

どんな言葉を投げかけても、俺はちゃんと受け流してくれる。嫌わないでくれる。

そんな打算が、無意識のうちに彼女の頭で働いているのだ。

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:34:53.87 ID:h2o3Cu+R0
だから、俺の取るべき行動は、その安心を揺るがすこと。

俺がいつまでもお前の隣にいるわけじゃないんだぞ、と教えてやることなのだ。

具体的には、怒るか無視するか位の軽いものでいい。

これが成功すれば(つまり、雪ノ下が俺のことを本当に大切な存在だと認識していたのなら)、雪ノ下は俺という人間の大切さを再確認し、明確に意識する。

大事なんだと、自分でわからせる。

雪ノ下の世界で徐々にでも一番大きな存在となることができれば、後は順風満帆に進むはずだ。

前述したように、彼女の思考力を奪い、俺がルールとなることによって。

さらに、本作戦にはちょっとした効果がある。

人間というのは、不安状態にあると、それを解消してくれた人間に深い安心感を覚える。

つまり、無視することによって苦しめたのが俺であれ、結果仲直りすれば俺を安心させてくれた人間だと認識してしまうのだ。

この効果を応用したものが、度々女性が好きだといわれる、女性を壁にドンと押し付ける行為である。

びっくりさせた、怖い思いをさせたのに、次に優しくされると安心してしまう、巧みな心理トリック。

そういうわけで、俺はまず、以上の不安を与える作戦を実行しようと思う。

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:37:48.69 ID:h2o3Cu+R0
ごめんなさいここまでしかないです。
あとハードなプレイとソフトめなプレイはどっちが需要あるだろうか

ハードなら一番最高で尻ダーツくらいを考えてる。

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/05(金) 16:40:10.68 ID:sTnDteaSo
>尻ダーツ
その発想はなかった

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 16:43:07.94 ID:h2o3Cu+R0
>>35さすがにやり過ぎだと思うから最後までは書かないつもり

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/05(金) 21:21:14.24 ID:h2o3Cu+R0
OKです。過程が大事という変態が多くて安心した。
プレイは最初っから非道いわけじゃないので大丈夫ですよ。
過程を意識して書きたいと思います。