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蛍「この村に来てから、もう二回目の冬が過ぎます」





1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:11:47.21 ID:XOl8NY/f0




蛍「小鞠先輩」



蛍「とても小さくて、可愛い先輩」



蛍「とてもお世話になりました」



蛍「思えば、ずっと小鞠先輩のことを考えていたからこの村の生活にもすぐに馴染めたんだと思います」



蛍「私を支えてくれた先輩の存在は、すごく大きいです」



蛍「今日は、そんな小鞠先輩の卒業式です」



蛍「正確に言うと今は小鞠先輩の卒業式の途中です」



蛍「でも私は、卒業式には行きません」



蛍「だって、卒業式に行っちゃったら、私、私……」








3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:17:40.42 ID:XOl8NY/f0




蛍「わかってます、これは逃げてるだけだって」



蛍「でも、逃げることから逃げられないんです」



蛍「先輩がいなくなる、口にするだけで胸が張り裂けそうです」



蛍「じゃあ先輩が卒業するのを見ちゃったら?」



蛍「先輩が卒業証書を受け取ったら?」



蛍「先輩が私達に卒業の挨拶なんてして、泣いちゃったら?」



蛍「私は、私には、無理です……」



蛍「先輩の卒業なんて、受け入れられませんっ!!!」








7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:23:53.85 ID:XOl8NY/f0




蛍「私には、こまぐるみを抱いて泣くことしか出来ません……」



蛍「……あ」



蛍「そうだ……そうですよ!」



蛍「フフッ、なんでこんなことに気が付かなかったんでしょう!」



蛍「こまぐるみなんて、必要無かったんです」



蛍「だって、小鞠先輩はまだ村にいるんですから」



蛍「小鞠先輩をうちに置けば、何の問題もないじゃないですか!」



蛍「そうです、そうですよね!」



蛍「それじゃあ、先輩のために色々準備しないと!」








15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:36:41.37 ID:XOl8NY/f0




蛍「こんにちは、小鞠先輩」



小鞠「あ、蛍。どうしたの、その荷物?」



蛍「今日は先輩の卒業、式でしたから、そのための買い物をしてきたんです」



小鞠「あはは、そんな買い物するくらいなら式に来てくれたほうが良かったのに」



蛍「すみません……あの、先輩」



小鞠「うん? なに?」



蛍「お祝いしたいので、今から家に来てくれませんか?」



小鞠「えー、悪いよ」



蛍「お願いします、先輩……」



小鞠「ん、わかった、それじゃあお邪魔しよっかな?」



蛍「はい! それじゃあ行きましょうか!」



小鞠「わっ、そんな急がなくて良いって! 引っ張り過ぎだよー!」



蛍「ふふふふふふふふふふふふ!!!!」








18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:46:34.81 ID:XOl8NY/f0




蛍「先輩、まずはこんなプレゼントを用意してみました!」



小鞠「……猫耳?」



蛍「はい、昔、友達が悪ふざけに変なプレゼントとかしてたので真似してみまして」



小鞠「あ、手袋もあるんだ」



蛍「他にも尻尾とかもあるんですよ、きっと先輩は好きになってくれますよ」



小鞠「えー、そっかなぁー」



蛍「ほら、大人の女性の中でも動物の格好が流行ってますし、好きですよね?」



小鞠「ま、まあ私くらい大人だとねー、ほら」



蛍「わぁぁ、すごく似合ってますよ先輩! 他にもアニマルスカートとか服も着ると完璧ですね!」



小鞠「そ、そう?」



蛍「見てください、この生地の少なさは大人じゃないと着こなせませんよ!」



小鞠「任せてよ蛍!!」



蛍「はいっ!」








22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 21:53:35.03 ID:XOl8NY/f0




蛍「先輩、ジュースがなくなりそうですね、注ぎますよ」



小鞠「ありがとー蛍ー、なんかちょっと苦かったけど、慣れたら美味しいねー」



蛍「そうですね、私なんかまだ飲めないんですけど大人な先輩はいくらでも飲めちゃいますよね」



小鞠「まぁねー、んっんっんっ……ぷはっ」



蛍「先輩凄いです! さあどうぞどうぞ!」



小鞠「んっんっんっ……もう一杯!」








27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:05:19.43 ID:XOl8NY/f0




小鞠「あれー、なんかふわふわするー」



蛍「先輩先輩」



小鞠「ふぇ、な――んぅぅ……」



蛍「んっ、ちゅっ、ちゅ……はあ」



小鞠「……ぷは、ほ、ほたる?」



蛍「大丈夫ですよー小鞠先輩、これは大人ならみんなすることなんですから」



小鞠「みんな?」



蛍「ええ、例えばこの尻尾にローションを塗って、お酒を少し付けたのを」



ググッ



小鞠「え? ほたる?」



グニュゥッ!



小鞠「ひっ! ほ、ほた……」



蛍「せんぱぁい、ここからがお祝いですよ」





蛍「先輩が私のものになる記念の、お祝いですよ」








32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:24:36.73 ID:XOl8NY/f0




蛍「はぁ、せんぱい、せんぱぁい! 小鞠先輩が、1/1スケールこまぐるみみたいに腕の中にぃ!」



小鞠「ほ、ほらる、やぁぁ……おひい、おひいのうほいへぅぅ……」



蛍「あぁぁ、舌が回らない先輩、赤ちゃんみたいで可愛い……」



蛍「先輩のお尻のはですね、リモコン付きのバイブなんですよ、だからこのリモコンを押すと」



小鞠「ひぅぅぅ! やぁっ、やぁぁぁぁ!」



蛍「もう、可愛過ぎますよ先輩!」



蛍「さあせんぱぁい……先輩は大人の猫ですから、もう一本尻尾生やしましょうか、猫又さんですね」



小鞠「うぅぅぅぅ……」



蛍「そんな怯えないで下さい、これが先輩の記念すべき初めてなんですから……ね?」








36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:38:01.09 ID:XOl8NY/f0




蛍「やっぱり先輩の初めてなんですから、ローションじゃ味気ないですよね」



蛍「んっ、私ので、濡らしますから、フフッ、私のが先輩の中で、先輩と一つになるんです」



小鞠「ほらるぅ、へんらおぉ……」



蛍「あっ、あはっ、先輩、せんぱぁい! 考えるだけで凄いですぅ! あっあっ……ふふふ」



蛍「さあせんぱぁい、一つになりましょうね、先輩の最初で最後の初めて、最高の思い出に!」



小鞠「やらっ! やらぁっ!」



ぴちゃ



小鞠「あ、あぁ……や、やら……」



ズズズ……



小鞠「やめ……」



ブチィッ!



小鞠「ッ! ああああああああああああ!!!!!!!」








40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/11/27(水) 22:52:23.88 ID:XOl8NY/f0




蛍「こうして私は今、先輩と一緒に暮らしています」



蛍「今になって考えてみると、私は先輩が好きでも、愛してはいませんでした」



蛍「でも良いんです」



蛍「今ではとても可愛い先輩が私に抱きしめられるだけでおねだりをする」



蛍「この現状が、なによりも幸せですから」



蛍「話によると、先輩の捜索願いが出されたようです」



蛍「まあそんなことはどうでもいいですね」



蛍「この村に来てからもう二回目の冬が過ぎます」



蛍「警察に見つかるまでに、先輩に愛されるように頑張ります」



おしまい