_SL160_

黒猫「よくぞここまで辿り着いたものね」親父「ここは私の家だ」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:12:59.75 ID:HjaiVQUg0
黒猫「よくぞここまでたどり着いたものね……って、え?」

親父「ここは私の家だ。君は誰かね?」

黒猫「お、お父様でいらっしゃいましたか!すみません、私先輩と同じ学校の者で」

親父「京介の知り合いか、どういう関係だ。なぜここにいる?」

黒猫「先輩とは、その、同じ部活でして」

黒猫(ど、どうしよう、彼女って言っちゃっていいのかしら……)




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:20:30.37 ID:HjaiVQUg0
親父「……京介の彼女かね?」

黒猫「ふぇ!?な、何を急に!」

親父「あぁ、いやすまない、最近あいつに彼女ができたと聞いたものでな、違うのならすまなかった」

黒猫「い、いえ、あの……そのとおりです///」

親父「ほぉ君が、よく来てくれた。改めて京介の父の大介だ」

黒猫「あ、いえこちらこそ失礼いたしました、五更瑠璃と申します」

親父「瑠璃くんか、京介のことよろしく頼むよ」

黒猫「そ、そんな!こちらこそよろしくお願いします!」

親父「ふむ、それじゃ私は部屋に戻る、奴が来るまで待っていてくれ」
ガチャ
黒猫(ま、まさかお父様とこんな形で話すことなになるなんて……)

黒猫「…………絶対第一印象最悪じゃない」ガックリ




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:04:10.91 ID:nCCri5220
京介「ただいまー」

大介「京介、瑠璃くんがいらっしゃってるぞ」

京介「あれ、親父今日は早かったんだな。……今なんつった?」

大介「全く、彼女を自宅に呼んでおいて待たせるとはいい身分だな」

京介「ちょ、ちょっと待てよ、なんで親父が黒猫の本名を」

大介「黒猫?まぁいい、さっさといってやれ」

京介「お、おう」




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:08:22.50 ID:nCCri5220
京介「おーす、わりぃ待たせたな」

黒猫「あ、あら先輩、よよ、よくぞここまでたど、辿り着いたものね?」

京介「どうしたんだよお前、動揺しすぎだぞ」

黒猫「じ、実はさっき……」

京介「もしかして親父になんか言われたのか?」

黒猫「言われたというか……むしろ私がちょっとね」

京介「……まさかとは思うがお前」

黒猫「!」

京介「親父に乱暴されたんじゃねえだろうな!?」

黒猫「へ?」




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:18:29.54 ID:nCCri5220
京介「いや、前に御鏡が桐乃の彼氏としてきた時も大変だったからさ」

黒猫「そ、そんなことじゃないわよ……」ブルブル

京介(まさか恐怖で言えないとか?あのクソ親父どんだけひでぇ事やらかしやがった!)

黒猫(言えない、彼氏の父親に初対面であんな事言ってしまったなんて言えるわけがないわ)

京介「……よくわかったぜ黒猫」

黒猫「え、わ、わかっちゃった!?」

京介「そんなこわがっちまって、大変だったな……」

黒猫「い、いや、これは自業自得だから」

京介「あのクソ親父、実の息子の彼女寝取ろうとはいい度胸じゃねえか!」

黒猫「」




46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:30:18.14 ID:nCCri5220
京介「黒猫、お前ちょっと此処で待ってろ」

黒猫「せ、先輩?なにかすごい勘違いをしているようなのだけれど……」

京介「無理に言おうとすんなよ、言うのが辛いくらいのことをされたってことだよな」

黒猫「まぁ確かに記憶から消したいレベルには」

京介「それほどに!?畜生、絶対許さねえ!俺だって……」

黒猫「あの、本当に気にしなくていいから!むしろ詮索しないでくれたほうが」

京介「俺だってまだ黒猫となんもしてないっていうのによおおおおおおおおおおお!!!!!」
ガチャ
大介「うるさいぞ京介!彼女の前でくらい冷静でいられないのか!」




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:35:36.08 ID:nCCri5220
京介「そっちからきやがったなクソ親父、手間が省けたぜ」

大介「なんだと、親に向かってその口の聞き方はなんだ」

京介「へっ、息子の彼女に手ぇ出すような奴に親だなんて名乗ってほしくねえもんだな!」

大介「……何を言っている?」

京介「しらばっくれんじゃねえぞ!黒猫が怯えて記憶から消したいような事やってくれたみてぇじゃねえか」

大介「瑠璃くん、このバカ息子は一体どうしたのかね?」

黒猫「いや、あの…………」

京介「名前で呼んでんじゃねえよ!俺だってまだ名前で呼び合ってねえんだぞ!?」

大介「お前は彼女の名前もちゃんと言ってやれないのか!」
ガチャ
桐乃「ただいまー」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:41:44.59 ID:nCCri5220
桐乃「……な、何よ、どういう状況なわけ、コレ?」

黒猫「実は……いや、その」

黒猫(この娘には先輩以上に知られたくないわ……)

黒猫「何でもないわ、さっさと自分の部屋に行ったらどう?」

桐乃「はぁ?ここ私の家なんですけど、なんであんたに指図されなきゃなんないわけ?」

京介「うるせえぞ桐乃、こっちは真剣な話してんだよ!」

桐乃「な、何よ、てかなんなのこれ、どうして修羅場ってるわけ!?」

大介「どうも彼女の前でいい格好したいようだな、餓鬼かお前は!」

京介「うっせぇ!もうあんたとはぜってぇ口きかねえからな、見損なったぜクソ親父!」

桐乃「無視すんなバカ兄貴!」




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:42:23.20 ID:Es9jv2100
カオスだなあ
いいぞもっとやれ




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:54:14.07 ID:nCCri5220
黒猫(結局不穏な空気のままお父様は部屋に戻られてしまったわ)

京介「ったく、悪かったな黒猫」

黒猫「いや、あの、なんというか今更なのだけどね」

黒猫(もうちゃんと言ってしまったほうが良さそうね……)

桐乃「で、なんなのよ、あんたと親父が喧嘩なんて珍しくない?」

京介「……それがさ、親父がどうも黒猫に手を出したらしくてよぉ」

桐乃「う、うそっ、マジで!?」

黒猫(い、言い出せない!)




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:02:31.21 ID:nCCri5220
桐乃「まぁ御鏡さん連れてきた時もあの様子だったしね……」

京介「だろ?あのおっさんいいトシこいてマジガキみたいなところあるからな」

黒猫(でも私のせいで先輩の家族関係をギクシャクさせるわけには……)

黒猫「……私ちょっとお父様と話してくるわ」

京介「何言ってんだよ黒猫!わざわざあいつのところ行く必要ねえだろ?」

桐乃「あたしもそう思うよ……?」

黒猫「いいから、これは私自身の問題なの。凡人である貴方達には関係の無いことだわ」
ガチャ
京介「……ま、まさか既に黒猫は親父のものに!?そんな、嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

桐乃「ちょ、キモイ!泣きついてくんなって///」




52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:06:47.01 ID:nCCri5220
黒猫(とりあえずお父様の部屋の前に来たけど)

黒猫「……なんて言えばいいのかしら」

黒猫「でも、お父様に事の次第を説明して先輩のことを許してもらうことが今できる最善の策……」
ガチャ
黒猫「あ、あの……」

大介「よくぞここまで辿り着いたものだな、褒めてやろう」

黒猫「!」




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:43:53.40 ID:nCCri5220
大介「なんてな、ふはははは」

黒猫「ふ、ふふふふ」

大介「すまない、からかってしまったな」

黒猫「いえ、おかげで緊張がほぐれました」

大介「それにさっきはみっともない姿を見せてしまったな」

黒猫「あ、あの、そのことなんですが……」

大介「あぁ、言わなくてもわかっている、君たちの話は聞いていたからな」

黒猫「じゃ、じゃあなぜ」

大介「本当のことを言ったら瑠璃くんの立つ瀬がなかったんじゃないかね?」

黒猫「分かっていらしたんですか……」

大介「困ったカップルだな、安心してみてられんぞ」




56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:50:05.10 ID:nCCri5220
黒猫「あの、先輩と仲直りしてくださいませんか?」

大介「心配せんでもいい、まぁあの様子だとあの馬鹿息子も随分と君を大切に思っているようだ」

黒猫「そ、そうですか///」

大介「君がどのような人間かはまだわからんが私達親子のことも気遣ってくれる辺りよく出来ている」

黒猫「いえ、そんな……ありがとうございます」

大介「まぁアレのことは君に任せる、うまくやっておいてくれ」

黒猫「は、はい、お父様!それでは失礼いたします」ペコリ

大介「ふん、あいつにはもったいないくらいのいい子だな」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:53:46.50 ID:nCCri5220
京介「ひぐっ……お、よぉ黒猫、何もされなかっったか?」

桐乃「いい加減泣き止んでよ、あんたいくつ!?」

黒猫「……いったいどうして先輩はなぜ泣いているのかしら?」

桐乃「まぁあんたが心配でしょうがなかったみたいよ、ふんっ!」

黒猫「そう……ちょっとあなた部屋に戻ってくれない?」

桐乃「……はいはい、わかったわよ」

黒猫「悪いわね、すぐ済むから」

京介「……で、あのクソ親父となにしてきたんだよ?」




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:57:36.85 ID:nCCri5220
黒猫「色々とお話ししてきたわ、楽しかったわよ?」

京介「な……」

黒猫「いいお父様ね、私すっかり気に入ってしまったわ」

京介「…………そうか、俺は親父に負けたのか。ちょっと吊ってくる」

黒猫「待って、さ、さっきの話なんだけれど…………実は」
カクカクシカジカ
黒猫「……ということだったの///」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:03:32.34 ID:nCCri5220
京介「……マジで?」

黒猫「え、えぇ、ごめんなさい、言うのが恥ずかしくてつい……」

京介「よ、よかった、ホントよかった…………」

黒猫「とにかくお父様にそのことも話してきたからもう喧嘩しないでもらえるかしら?」

京介「あぁ……やべぇな、親父絶対怒ってんじゃん」

黒猫「ふふっ、そんなことはないと思うけれど?あなた意外とお父様のこと知らないんじゃないの?」

京介「あー?知ってるよ、やたら厳格でその割にガキみたいにわがままで頑固でさぁ」

黒猫「……そうね、ガキみたいに茶目っ気のある優しい方じゃない、ふふふっ」

終わり




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:12:47.45 ID:s/a4oHi80
おもしろかったぞ